モバP「ご褒美ボックス?」 (338)


 ――事務所、朝

P「なんですか、それ?」

ちひろ「その名の通りですよ。アイドルの子たちにご褒美を与えるためのボックスです」

P「いやまあ……よくある抽選箱にマジックでそう書かれていたらわかりますけど。訊きたいのはそっちじゃないです」

ちひろ「一生懸命仕事をしたアイドルにご褒美も与えたくないだなんてプロデューサーさんのおに、あくまっ」キラキラ

P(立場が変わってるからって嬉しそうに……)

P「違いますよ。単にご褒美ってだけなら普通に訊いたらどうなんです。抽選箱だったら希望もくそもないんじゃ?」

ちひろ「それだと面白くな……こほん。それだと私が面白く無いからです」ニコ

P(言い直して悪化した――!?)

ちひろ「まあ、プロデューサーさんは普段からそういうのはしてますし、被るのもどうかと思いまして。一種の余興みたいなものです」

P「……それって結局損するのアイドルですよね?」

ちひろ「やだな、プロデューサーさん。アイドルの新たな一面を見つけて伸ばすのもプロデューサーの役目ですよ!」

P「よくもまあいけしゃあしゃあと……」

ちひろ「プロデューサーさんって結構辛口ですよね」

P「お互い様です」

ちひろ「相思相愛?」

P「アイドル達への思いならそうですけど。……それで、もう中身は入ってるんですか?」

ちひろ「勿論入ってますよ。アイドルの子はたくさんいるのでまだ少数ですけど」ユサユサ

P「全員分があった方が驚きですよ」


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ちひろ「それじゃ、誰か来たら中身を引かせてあげてくださいね♪」

P「……あの、その紙に書かれたご褒美が高額なプレゼントとかだった場合って」

ちひろ「……♪」ニッコリ

P(うーわー……)

ちひろ「ふふ、冗談です。一応紙を入れる時に内容を確認しましたのでそういうのは無いですよ」

P「それなら一応安心ですね。まあ形はどうであれアイドルを慰労できるならよしとしますか――」

 ガチャ…パタン

ちひろ「と、早速来たようですね。私は潜んでますので後はお願いしますっ」シュタッ!

P「おい潜むんじゃなくて仕事しろ事務員――って、もういねえ……」

 トコトコ…

P「……仕方ないか。誰だかわからないけどとりあえず頑張ろう、ビッグになろう」




亜季「おはようございます、であります。プロデューサー殿!」ビシッ

P「おはよう。今日も朝から元気だな」

亜季「上官への挨拶が貧弱とあっては重罰もの。当然であります」

P「いや俺軍に所属してないからな? 経歴も普通の大卒だからな?」

亜季「沢山の部下を従え戦場を駆け抜ける姿はまさに熟練の戦士そのものでありますよ」

P(上官なら戦場を駆け抜けはしないと思うぞ…勝手なイメージだけど)

P「まあそれはともかくとしてだ、早速だがこれを引いてくれないか?」

亜季「む? この箱はなんです?」

P「ちょっとしたお遊びみたいなもんだ。引いた内容を俺がプレゼントすることになってるんだが、亜季がトップバッターだな」

亜季「プロデューサー殿が、でありますか? 不思議ですね……了解、この大和亜季、いざ先陣を――」ガサッ

 つ[ささやかなティータイム]

P「ん? これは……雪乃の字だな」チラ

亜季「ティータイム……むむ、私には似合わぬ優雅な響きです」

P「亜季はこういうのはしないタイプか?」

亜季「どちらかといえば動き回る身ですから。プロデューサー殿も同じでは?」

P「そうでもないさ。誘われて嗜む事もあればふと腰を落ち着けたくなる時もある。大事なのは常に動くんじゃなくて、忙しい中でいかにして休むか、だ」

亜季「流石でありますな。ちなみにプロデューサー殿はいつお休みになられるのでありますか?」

P「はっきりとした休みって訳じゃないが、こうしてアイドルの皆と話したり、仕事が終わってなんとなく居酒屋に入ったりして料理を楽しんだり、な」

亜季「それは私との会話でも、でありますか?」

P「おう、勿論だ。亜季の言葉からはよく元気をもらうよ」

亜季「そう、ですか……何だか照れますな、あはは」

P「お、珍しい顔ゲット。今のは可愛いぞ」

亜季「……プロデューサー殿は良い戦術師でもあるようですな」



 ・ ・ ・

P「はい、コーヒー。砂糖は好みで入れてくれ」コト

亜季「申し訳ありません、紅茶はあまり心得がなく……プロデューサー殿を遣わせてしまうとは」

P「そういうのはナシだ。気楽に行こうな」

亜季「はっ、了解であります」

P(その返事がもう気楽じゃないような気が……)

亜季「ところで、ティータイムとはどのようにするのでありますか? 私は何分経験が無く……」

P「いや、そんな身構える必要はないぞ。ティータイムなんてただの手段でしか無いからな」

亜季「手段とは?」

P「腰を落ち着けるための名分でしかないということ。極端な話、茶を飲まなくても休めるならティータイムだということだ」

亜季「紅茶ではなくコーヒーというのも、そうでありますか?」

P「あれ、亜季はコーヒー苦手だったか?」

亜季「いえ、この苦味がよい目覚めを生んでくれるので好きであります。しかしプロデューサー殿、ティータイムといえば紅茶では?」

P「確かにその通りだし、実際雪乃とするときは紅茶を飲んでるな。大体ジャスミンティーだ」

亜季「なのに今回はプロデューサー殿もコーヒーなのですね」

P「……ほら、なんだ。ティータイムって、ゆっくりする時間を共有するだろ? だったら同じコーヒーの方がいいかと思ってな」ハハ

亜季「なるほど……ティータイムも奥が深いのであります」

P「はは、勝手な俺の考えだよ。じゃ、頂きますか」

亜季「了解、いざ出撃であります!」



 コク、コク…カチャ

P「亜季はもう事務所に慣れたか、って訊くのはもう遅いぐらいだな」

亜季「はい、もはやここは私の庭でありますよ」

P「でも早朝とか事務所に入る時たまにクリアリングするのは止めような」カチャ

亜季「……っ!」ドキッ

P「俺時々事務所で夜過ごすからさ、時々すごい慣れた動きが見れるんだけど……一応仕事の場だから、うん」コク

亜季「き、気をつけます……」カァァ

P「いやまあ誰もいない部屋に居ると色々したくなるのはわかるぞ。実は俺もよくやるから」

亜季「へ、プロデューサー殿も、でありますか?」

P「何となく事務所を歩き回ってみたくなったり鼻歌をしたくなったりな」ハハ

亜季「意外な一面です……」

P「真面目な堅物だと思ってたか?」

亜季「いつもスーツを着ておられるので、何となくそう見えてしまいます」

P「んー、じゃあ今度の夏はアロハシャツで仕事でもしてみるか」

亜季「あはは、アロハシャツでありますか!」

P「おいおい、笑うなよ」ハハ

亜季「ふふ、すみません。お優しいのは承知していましたが、こんな冗談を聞くのは初めてで驚きました」

P(割と冗談というわけでもないんだけどな。暑いし)



P「俺も普段はそんな冗談を言う事は滅多にないからな。これが特別だ」

亜季「これもティータイムの力、でありますか?」

P「そんな感じだな。亜季にはまだわからんだろうが、普段話せないことでも酒を挟めばどんどん進むことがある。ティータイムも似ている部分はあるんだろうな」

亜季「この雰囲気が、穏やかにさせてくれるのでありますな」

P「そういうこと。そう思うのは俺だけかもしれないけど」

亜季「……私もプロデューサーに賛同いたしますよ」

P「そう言ってくれると嬉しいな」

亜季「私もいつもより饒舌になっているような気がします。プロデューサー殿と一緒にコーヒーを飲む時間はこうも楽しいのでありますな」

P「これで紅茶なら堂々とティータイムを名乗れるんだけどな。そこはご愛嬌だ」

亜季「では今度は、紅茶で試してみるのであります!」

P「お、やる気だな」

亜季「見えなくとも突き進まなければ活路は見いだせません! 紅茶は飲まないのでわかりませんが、プロデューサー殿の言う事なら道は明るいでしょう!」

P「いや、そこは人の好みだから……」

亜季「ならば私の好みを見つければ良いこと。ですが明かりの無い今は難しいのであります。……よかったらプロデューサー殿のおすすめをお聞かせ願えませんか?」

P「それなら喜んで。じゃあ亜季はどんなタイプの紅茶が飲みたい?」

亜季「そうですね、私は――」




          00
 ・ ・ ・   ――:
          00


亜季「ありがとうございました。とても楽しい時間を頂いたのであります!」

P「こちらこそありがとう。レッスン前で早く来てくれたのに悪いな」

亜季「いえ、ティータイムを通じて私はもっと精神を研ぎ澄ませられそうですから、むしろ早く来てよかったのですよ」

P「いい顔だ。ああ、そうだ。ついでに亜季も希望の紙をまたあとで書いてもらえると嬉しい」

亜季「了解であります。それでは大和亜季、レッスンルームへ突撃します!」


 ガチャ…パタン


P「……ティータイムとはまた違った形だが、まあお題はクリア……ですよね、ちひろさん?」

ちひろ「はい、オーケーです」ヒョコ

P(当てずっぽうに言ったんだが本気で潜んでたのか……)

ちひろ「亜季ちゃん、すごく楽しそうな顔してましたよ。流石ですね」

P「慣れないことさせて悪い気もしますけどね。楽しんでくれたならまあ良しとしましょう」

ちひろ「その調子ですよ。じゃあ次からも頑張って下さいね!」

P「……ですよねー」

ちひろ「プロデューサーさんならできますよ! じゃあまた私は潜んでますから!」シュタッ

P「いやだから潜んでないで仕事――……もう消えたか」

P(その無駄で謎な能力を仕事に活かして欲しいんですが)

 カチャ…

P「ん、また誰か来たのか。まあ仕事まで時間あるし、次もやってみよう。……決して暇な訳じゃないからな」ボソ

ちひろ(誰に対しての言い訳ですか?)

P(こいつ……直接脳内に……!)


砲火後ティータイム?



奈緒「あーねむい……夜更かししすぎたか」トコトコ

P「おお、奈緒か。おはよう」

奈緒「うお、Pさんっ!?」ビクッ

P「会うなり驚くたぁこっちもびっくりだぞ…」ドキ

奈緒「あ、ゴ、ゴメン……ちょっとぼーっとしてた」

P「また溜まってたアニメ消化してたのか?」

奈緒「う」

P「見るのは構わんが程々にしてくれよ。目にも悪いしな」

奈緒「き、気をつけるよ」

P「ほい、それじゃあ早速これを引いてくれ」ゴソッ

奈緒「いきなり何だよPさん、箱を抱えて」

P「こいつを見てくれ、これをどう思う?」

奈緒「すごく、抽選箱です……」

P「まあ書いてるしな」




奈緒「いやというか、ホントにいきなり何だよ」

P「かくかくしかじか」

奈緒「まるまる……ってそれじゃわからねェよ!」

P「ふむ、奈緒にはまだ早かったか」

奈緒「早い遅いの問題じゃなくて!」

P「一応説明しておくと、ここに入ってる紙の内容をプレゼントするコーナーだ」

ちひろ(コーナーって言った…)コソ

奈緒「どこのテレビ番組だよ……んで、私が引いていいのか?」

P「一応他のアイドル達の欲しい物を紙に書いてもらってるから、それのどれかをもらう形になるな」

奈緒「私は書いてないぞ?」

P「……それはちひろさんに訊いてくれ」ボソ

奈緒(ああ、やっぱりちひろさんの悪巧みだったんだなァ…)

P「眠い所悪いな。ちゃっちゃと終わらせるから頼むよ」

奈緒「んまあ、貰えるなら悪い気はしないけどよ……そいっ」ガサ

 つ[膝枕]

奈緒「」

P「」





奈緒「え、ちょ、まっ……誰だよこれ書いたのぉ!」

P「そこそこ綺麗な字だが……」チラッ

 シーン

P(教えてはくれないか……)

奈緒「待ってくれよPさん、これってプレゼントってことだから、つまり――」

P「あー、うん。……俺の膝で眠れ、ってことかな」

奈緒「」ボッ

P「落ち着け奈緒、湯気が出てる」

奈緒(うわああああああああPさんの膝とかあああああああああ)プシュー

P「嫌なのは解ってるから! でもそういうコーナーだから一分だけ、な? クリーニングしたてだからスーツも汚くないし」

奈緒「なんでクリーニングしてんだよおおおおお」

P「えっ」

奈緒「……あっ」

P「……始めるか?」

奈緒「……お願いします」




 ゴソ、スス…

P「どうだ、気持ち悪くないか」

奈緒「な、何も考えられない……」

P「判断に困るな、それは」

P(今事務所のソファで俺が座って、その膝に奈緒が頭を預けている)

奈緒「ふぁ……」

P「ん、大丈夫か奈緒?」ナデ

奈緒「――!?」ビクッ

P「そういえば夜更かししてたって言ってたっけ。眠いみたいだな」

奈緒(Pさんがわ、私の頭を撫で……っ!)

P「はは、こんな固い枕で悪いが、静かにしてるから寝てみるのはどうだ?」

奈緒「え……あ、そ、そうするよ……」

P「次の予定の時間になったら起こすから心配しないでいいぞ」

奈緒(寝れるわけないだろばかああああああああん)




 ――十分後

奈緒「……すぅ」

P(……ホントに眠かったんだな)サラ

奈緒「んゅ……」

P(寝顔は穏やかだな……はは、普段はあれだけぎゃいぎゃい言ってるのに)

奈緒「……」

P(恥ずかしがってても、ちゃんと前向きに仕事を頑張ってくれる。そんな所、俺は好きだぞ、奈緒)ナデ

P(……)

P(……俺も、眠たくなってきたな)

奈緒「ぁ……」

P(少しだけ、少しだけ……寝よう)


 チッ、チッ、チッ……




          00
 ・ ・ ・   ――:
          00


ちひろ「……プロデューサーさん、奈緒ちゃん、時間ですよ」コソ

P「んえ……あ、ちひろさん……って、今何時です?」ボソ

ちひろ「プロデューサーさんが寝てから三十分ですよ」クス

P「うああ、良かった……まだ少し時間じゃないですね」

ちひろ「ふふ、よく眠ってましたよ……奈緒ちゃんもね?」

奈緒「っ!?」ビクッ

P「って、奈緒、起きてたのか?」

奈緒「ん、ま、まあ……ついさっきだよ」ムク

P「そうか。ああ、髪が少し崩れてるな」サワ

奈緒「ひゃっ……」

ちひろ「あら。じゃあ、化粧室に行って少し戻してきたらどう?」

奈緒「う、うん。そうする……っ」ボッ

 タタタタ…

P「やっぱり女性は髪型気にしますよね」

ちひろ「えっ」

P「えっ」



P「……それで、これでいいんですよね?」コホン

ちひろ「色々(プロデューサーさんが)心配ですけど、まあ大丈夫です」

P「どういう判断基準なんですか…」

ちひろ「あ、そういえば奈緒ちゃんに紙書くの言ってませんでしたね」

P「そうですね……まあ、仕事送る時にでも言いますよ」

ちひろ(……大丈夫かな、奈緒ちゃん。私が言うのもなんだけど)

P「ついでとはいえ少し眠れてスッキリしましたし、さあ仕事しましょうか、ちひろさん」

ちひろ「えー」

P「えーとか言わない!」

ちひろ「仕方ないですねえ。これぐらいで勘弁してあげます」

P(むしろ勘弁して欲しいのはアイドルの方だと思うんだけどなあ……)


 To be continued...

短いけどとりあえずつづく。
安価は指定してないけど、誰がどんな内容の物を引くかレスしてもらえると勝手に採用します。任せた。

>>8
正直そのネタやろうと思ったけどね?

Pとお酒飲みたいってのを未成年組が引いたらどうなるのかな

季節的に甘酒とか

>>43
甘酒「そん時は俺達の!!」
ノンアルビール「出番さ!!」



・ ・ ・

ちひろ「さて本日も始まりましたご褒美ボックスのコーナー」

P「始まっちゃいましたねえ……」

ちひろ「ほらほら、プレゼンターが調子低くてどうするんですか!」

P「いや調子高かったら駄目ですよね、立場的に」

ちひろ「前回初めてやってみてどうでした?」

P「んー、亜季はまあ素直かな、と。そういう意味では『広い』ですよね」

ちひろ「受け入れる気持ちがありましたからね。では奈緒ちゃんは?」

P「一言で言えば……可愛いですよね」

ちひろ「ええ、まあ、わかります。なんなんですかねあの空気」

P「仕草とか、作ってないのがよくわかって逆に好評価的な。しどろもどろ奈緒は定番ですけど」

ちひろ(定番化してる……まあその通りなんですが)

P「ああ、それと亜季と奈緒の紙も回収してきたんで入れときますね」ポイー

ちひろ「毎度空三でビールグビーですか」

P「いや意味わかんないす」

 ガチャ…

ちひろ「お、早速来ましたねー。じゃ、前回よろしく今回もおねがいします――」シュタッ

P「おおっとそうはさせない既にちひろさんの腕を掴んで――……って、丸太だと……!?」

ちひろ(れでぃのぼでぃは気軽にたっちしてはいけないのですわ)

P(誰だアンタ!?)




みく「にゃにゃーん、にゃーん、うみみゃあ♪」

P「おいバカやめろ」

みく「おっはよ、Pチャン! 今日もいい朝だにゃ!」

P「お、おう、おはよう。いつもながら元気だな」

みく「あったり前川クラッカーにゃ! みくは元気印なんだからね♪」

P(何か妙に古いな…)

みく「そーれーでー、ご褒美あるんでしょ? でしょ?」ニャン

P「ああ、みくは既に紙書いてたんだっけな。じゃあルールも知ってるか」

みく「勿論にゃ! みくのお願い、引くんだからねーっ」

P「よし、その調子だ。じゃあこの中から引いてくれ」ドサッ

みく「なんか音でかいような気もするけどみくは負けないにゃ――」ガサッ

 つ[わんこと散歩]

みく「」

P「oh...」



 ・ ・ ・

聖来「――はい、わんこ。三十分ぐらいで満足すると思うからよろしくね」

P「わかった。休みなのに悪いな」

聖来「いいのいいの。出来ればアタシが引きたかったけどね」

みく「うう、まさかわんこと散歩だなんて……みくはにゃんこなのに…ぺるそにゃだにゃ」

P「猫アイドルであってにゃんこじゃないからな?」

聖来「そうだよー。みくちゃんはわんこ嫌い?」

みく「……嫌いじゃないにゃ。可愛いし」

聖来「ふふ、よかったー。じゃ、あとはよろしくねっ」フリ

 バタム…

P「よし、じゃあ行くか、みく」

みく「う、うん。行くにゃ」



 ――公園

 トタトタ…

みく「ほらほらみくに追いついてみるがいいにゃ――って早っ!?」ニャアア

P「はは、小型犬だしな」

 ペロペロ

みく「ちょ、やめ、くすぐったいにゃー!」ステン

P「犬に舐め回される猫か……悪くないな」

 ペロペロ

みく「にゃ、にゃはは! 見てないで助けてよPチャン!」

P「はは、わかったわかった。ほぅらわんこー、ちょっと止めようなー」ダキ

 フリフリ

みく「た、助かったにゃあ……わんこも侮れない……っ」フヘェ

P「異種の仲良し画像って癒やされるよな」ウン

みく「確かに癒やされるけど、今言うことじゃないにゃあっ」

P「それもそうか。ほらハンカチ」ハイ

みく「ありがとPチャン…顔がベトベトだにゃ」

P「みくの顔がベトベトか、……アリだな」

みく「早苗さん呼んでもいい?」

P「すいません冗談です」



 チュンチュン

P「――はい、ソフトクリーム」

みく「ありがとPチャン! んー、美味しいにゃあっ」

P「わんこには聖来からもらったお菓子なー」ヒョイ

 パクッ

P「流石、いい食いっぷりだ」ナデナデ

みく「……Pチャン」ムス

P「どうした?」

みく「あーん、にゃ」スッ

P「えっ」

みく「いいから食べるにゃ! それともアタシのメシが食えねえのかっ」

P「色々崩壊してるぞおい……まあ、みくがいいなら――」

 パクッ

みく(――っ)

P「んー、やっぱりソフトクリームはハズレがないな。いつでも美味い」モキュ

みく「だ、だよねー。みくはバニラもチョコもなんでも好きにゃ!」パクッ!

P「そうそう。それに地方に行くと面白い味があったりして――って、みく、顔が少し赤いぞ、大丈夫か?」

みく「うみみゃあ!?」カアッ

P(取り憑かれたのか……?)




みく「な、何でもないにゃ! Pチャンがソフトクリーム好きとか似合わないと思っただけにゃ!」

P「こういうのって男不利だよな…」ハァ

みく「だからそんなPチャンのためにみくが一緒に付いて行ってあげるにゃ!」

P「……ああ、ソフトクリームくれたのは俺の視線を読んでたか」

みく「えっ……そ、そうだにゃ! Pチャンの事ならなんでもわかるよっ♪」ドキ

P「流石だなあ、みくも」ナデ

みく「……伊達に長い付き合いじゃないからね」

P「それもそうか」ハハ

みく「それもそうだにゃ」クス

P「……よし、ソフトクリーム食べたらもう少し散歩しようか」

みく「あいあいさー! わんこもまだ元気だしっ」

P「また舐められないように気をつけろよ」

みく「わかってるにゃ! ――ペロペロなんかに負けたりしないにゃっ♪」バッ




          00
 ・ ・ ・   ――:
          00



 ――事務所


ちひろ「……良い光景でした」

P「ええ、俺も楽しめ――って見てたんですかっ!?」ビクッ

ちひろ「そりゃあもう」

P(一体どうなってんだこの人……)

ちひろ「みくちゃんも甘々ですねー。こっちがドキドキしましたよ」

P「甘々って……いつもあんな感じですよ」

ちひろ「えっ」

P「甘えてきたり遠ざかったりで。猫ってこんな感じなんだなあって感心します」

ちひろ「……まあ、そうですね」ハァ

P「何いきなり溜息ついてるんですか」

ちひろ「いーえー、なんでもー。ま、みくちゃん元気に仕事に行ったから成功ということで」

P「偶然が起こした成功ですよね」

ちひろ「ガチャもそんなもんです」

P「えっ」

ちひろ「……」

 ガチャ…

P「つ、次の人が来ましたねー。じゃあ俺行ってきます!」スタスタ

ちひろ(……少しだけ確率上げようかな)



黒川さんで何か一つ見たい



晴「はよーっす」フアァ

P「晴か。おはよう」

晴「おはよう……ございます?」

P「なんで疑問形?」

晴「いや、スーツ着てるの見るとそういえば目上だったなーって……」

P「今更すぎるわ! というかいつもスーツだよ!」

晴「……今のままでいいか?」

P「それは構わん。というかウチの大部分がそんな感じだしな」

晴「まあ、そうだよな。悪ぃ」

P「悪いと思ったら……これを引くが良い」

晴「何、その微妙な声作り」

P「……いや、ちょっとやってみたかっただけ」

晴「アンタもわかんねえな…」

P「まあとにかくだ、そういうルールだから引いてくれ。晴はもう書いただろ?」

晴「まあな。……でも嫌な予感しかしねえんだよなあ」ガサガサ

 つ[Pのひざにすわる]

晴「――は?」ピシッ

P「ふむ、雪美か」




晴「待てって、P! それはオレの担当じゃねえだろ!」ウガー!

P「俺の膝の上担当ってなんだよ……」

晴「そりゃあ……雪美とか、ありすとか」

P「雪美はさておき、ありすはないだろ」

晴「は?」

P「は? って言われても……そういうのはありすじゃないと思うんだが」

晴(救えねー……)

P「まあそういう訳だ。少しだけでいいから、課題をクリアするんだ、晴」

晴「おい、ご褒美が課題に変わってんぞ……」




 ・ ・ ・

 チョコン

P「すわり心地はどうだー?」

晴「アンタがそれを言うとほんとにヘンタイだぞ……」

P「別にやましい気持ちはねーよ。それに座るんなら雪美はいつもだし、仁奈も乗るし、……たまに楓さんも乗ってくる」

晴「……マジで?」

P「うん。マジ」

晴(どうなってんだこの事務所)

P「……なんつーかなー。こうして膝の上に乗せるなんて、父親の特権かなーって俺は思うよ。特に晴なんかはな」

晴「オレはアンタの子になった覚えはねーぞ」

P「わかってるっての。でもこういう立場だからな。学校の先生みたいなもんだわ」

晴「……ったく、学校のセンセイ気取るんなら、もっと生徒の意見を尊重しろよ」

P「親御さんの意見を尊重してます」

晴「妙な所でセンセイ被れになるんじゃねえ!」ドン

P「でも喜んでるぞー。カワイイカワイイって」ハハ

晴「確かにそうなんだけどよ……オレはそんなタマじゃねーって」

P「勿論希望を叶えるのも役目だけど、新しい道を示すのもまた役目ってことだ」ナデ

晴「……勝手に頭撫でんなよ」ムス

P「悪い悪い。…まあ、なんだ。今は希望と違う方向が多いけどな、いずれまた変わってくるぞ」

晴「そ、そうなのか!?」

P「いや、よく考えてみろよ。晴(28)が『きゅぴぴぴーん☆はるちゃんだよー♪』とかやってたらどうよ」

晴「……うぇ」




P「人には適期ってもんがある。いずれ晴が大きくなったら、別の仕事の比率も多くなるさ」

晴「確かにそれもそうだな」

P「今の内だ、カワイイ晴をしっかりと見せるようにな」

晴「う……ま、まあ程々にやってやるよ」

P「それでいい」ナデナデ

晴「撫でるのは止めないのな……」ハア

P「嫌かー?」

晴「……後でサッカーに付き合えよ」

P「おう、付き合ってやるよ」

晴「じゃ、このままでいいや。……なんだか居心地もいいし」

P「そうか……じゃ、このままで」

晴「オレも変わっちまったなあ……全く、Pのせいだぞ」

わかるわさんに喧嘩売ってるwwwwww



          00
 ・ ・ ・   ――:
          00


P「……そろそろ時間か。おい、晴。レッスンの時間だぞ」

晴「んえ? あ、んあ……もうそんな時間か。ふぁ……」

P「静かにしてるなと思ったら寝てたのか…」

晴「仕方ねえだろ、何か落ち着くんだよ」

P(そういえば雪美もそんなこと言ってるなあ…)

晴「はあ、何かオレらしくねえな。……ああ、もう、約束破んなよ、P! それじゃ行ってくるわ!」

P「おう、頑張れよー!」

 タッタ…

P「ふー、晴も柔らかくなってきたかなあ」

ちひろ「どうでした?」ニョキ

P「うみみゃあ!?」ビク

ちひろ「伝染ってる伝染ってる」

P「いきなり出てこないでくださいよ……」ドキドキ

ちひろ「いやあ、イイ絵が撮れました。まさに親子って感じで」

P「ホントの父親に謝りなさい」

ちひろ(自分で父親って言ったくせに…)






ちひろ「それで、今回はみくちゃんと晴ちゃんでしたね」

P「なんというか、本当に純粋なんだなって思いますよ」

ちひろ「そんないたいけな少女たちに毒牙を……」

P「かけませんしかけさせません」

ちひろ「即答ですね」

P「あたりまえじゃないですか、大事なアイドルなんです」

ちひろ「ふふ、頼もしいですね」

P「それが俺の役目ですから。……ただまあ、俺も役得ではあるんですけどね」

ちひろ「柔らかかった?」

P「意味が違う! 確かに柔らかかったけど!」

ちひろ(ホントにこの先大丈夫なのでしょうか、この人は……)

 To be continued...


エラー出過ぎィ!

>>44.45
先を読まれた…だと…?

>>53
書けよ、おうあくしろよ

>>58
ちゃうねん、ミズキケーキとは方向性がちゃうねん


面白ければ勝手に採用安価継続中。
次? 美優とユッキだよ

お世話になったのはジュアだけどな! エヘ様は印象が強すぎるわ…

・仕事人間の留美さんが杏の入れた大型連休を引いて絶望する
・ユニット組んでいる面子が一斉に引くとなぜか全員「メガネ」
・「一緒にお散歩」を引いて走らせてもらえない茜
・「パン」を法子、「ドーナツ」をみちる
・ありすが「天体観測」を引いて、渋りながらも実際に行くと…
・拓海が「小さいくまさんが欲しい」を引く

茜と釣りに行くも落ち着けなくて暴走したり
響子とドーナツパーティーで胸焼け起こしてダブルKOしたり
文香のきらりんパワーでPくんをハピハピさせたり
するんやな

文香を!文香を!

ちひろさんが用意するかもしくは二人で小さなかまくらを作って、狭い中で密着しながらまったりする

文香とあそぼう



 ・ ・ ・


ちひろ「さーて来週のご褒美ボックスはー?」

P「三本立てじゃないですから。あと今日ですから」

ちひろ「あんまり一気にやると勿体無いですからねー」

P「勿体無いってどういうこと!?」

ちひろ「いやあ、ほら……じわじわ追い詰めるのが狩りというか」

P(俺は捕食対象なのか……?)

 カチャリ

ちひろ「そう言ってる間に早速来ましたねー。早朝から良い心がけです」

P「その心がけを真っ向から妨害してる俺達って……」

ちひろ「物は考えようってことです。精々お仕置きボックスにならないようにがんばって下さいね」シュバ!

P「薄々理解してるんじゃないですか……相変わらずのスピードだしもう居ないし」





美優「あ……おはようございます、Pさん。…今日も朝、早いんですね」

P「ああ、美優さん。おはようございます。美優さんこそいつも早いじゃないですか」

美優「わ、私は……その、こんなだから……せめて早く来ないと、って思うんです」

P「こんな、じゃないのに……あ、いつも掃除ありがとうございます」

美優「お世話になってる事務所ですから……ふふ」

P(こんな良い人に引かせたくないんですが)チラ

ちひろ(……)ジー

P(ちひろ様が見てる)

P「えーと、それでですね。普段頑張ってる美優さんにプレゼントがあります」ゴトッ

美優「そ、そんな……プレゼントなら……って、ご褒美ボックス、ですか……?」キョトン

P「はい。アイドルの皆がそれぞれ希望するプレゼントを書いた紙を入れて、その中からランダムで引いてプレゼントする、ということです」

美優「なるほど…そういうことですか。ふふ、面白いですね。Pさんが…考えたんですか?」

P「発案自体はちひろさんですよ。ちひろさんが言うには変なものとかは入ってないのでまあ一種の余興とでも思ってどうぞ」ハハ

美優「そうですね……せっかく作ってくださったのなら、私も――」カサッ

 つ[かたぐるま]

美優「……え?」

P「」



美優「え、えーと、その……肩車、ということは……Pさんがわ、わ、私を……ふええええっ!?」

P「この字は……多分薫だな。そういえばきらりの上に乗った杏を見てやりたいと言っていたような」

美優「そ、それを私が引いちゃって……でも私、これ……!?」

P「うーん、流石にこれは――」

 トタトタ

ちひろ「さーさー今日も仕事がんばりましょーかー(棒)」フリ

P「!?」ビク

美優「あ、ち、ちひろさん……あの、これなんですが……」

ちひろ「あ、プロデューサーさんちゃんとやってるんですねー。これを使ってアイドルを楽しませなければ減給だなんてきびしーですよねー(棒)」マア

美優「げ、げんきゅ……!?」

P(え、なにそれは)




ちひろ「たくさんいますけど、プロデューサーさんならきっとできるって信じてますから頑張って下さいねー。あ、私は少し出かけてきます。しばらく二人で留守番おねがいしますねー(棒)」

 スタスタ…

P「……えっ」

美優(減給……私のせいで、そんなことになったら……!)

 グッ

美優「あ、あの……Pさん!」

P「はいなんでしょう!?」

美優「わ、私を――肩車、して下さい!」

P「……本気です?」

美優「ほ、本気です……Pさんのために、頑張りますからぁ……!」

P(うわーお)


 ・ ・ ・

P「あ、あの……準備はいいですか?」

美優「は、はいい……だ、大丈夫です……ぐす」

P(俺は今、ワンピースの美優さんの股下から美優さんを見上げている)

P(彼女は今にも泣き出しそうな表情で、それでも固く、決意していた)

P「……すみませんね、こんなことになって」

美優「い、いいえ……Pさんのために……Pさんのためなら……うぅ」

P(勇気と羞恥が入り混じったが故の涙が、彼女の瞳を潤わせていた)

P「す、すぐに終わりますから……じゃあ、いきますよ――」


 グッ

     ススス…


P(俺は今、何をしているんだろう。美優さんのスカート越しに、柔らかく温かな触感に包まれた頭では何も考えられなかった)ムニュ

美優「た、高いぃ……」

P(……うん、美優さんごめん、最高です)ムニュ

美優「ひああ……や、あぁ……!」ビクッ

P「ご、ごめんなさい美優さん」

美優「うぅ、まさか……この年で男性に肩車されるなんて……恥ずかしいです……っ」カアア

P(彼女が羞恥に満ちれば満ちるほど、この頭に伝わる温度が劇的に上昇していく。顔は見えずとも、この温かさだけで彼女の表情がありありと浮かんでくる)



P「――でも、俺は結構うれしかったりします」

美優「う、嬉しぃ……?」ビク

P「美優さんってアイドル達の中でも気持ちも大人で、落ち着いてて……どうしても、少し壁があるような気がしてたんです」

美優「Pさん……」

P「雨の降るあの日、美優さんと近づけて……それで、今度はこんなことになってますけど、近づけて、悪い気はしてませんよ、俺」キリッ

美優「……ふふ、そうですね。災い転じて福となす、というわけじゃないですけど……私も、Pさんに近づけて……嬉しいです」

P「はは……」

美優「ふふ……」


P(……これが肩車じゃなければ様になってるんだけどなあ)ムニュ




          00
 ・ ・ ・   ――:
          00


美優「あ、あの……肩車、楽しかったです」ニコ

P「……あんまりやらないことですけどね」

美優「ですが、恥ずかしかった以上に、なんだか懐かしくて……こんな頃があったんだなあと思うと、……つい童心に帰っちゃいました」

P「子供の頃の美優さんですか……すごく可愛らしいんでしょうね」

美優「そ、そんな……とんでもないです」カアア

P「……いつも年少組のお世話をしてもらって申し訳ないです、美優さん。だから、たまには俺が美優さんにお礼させて下さいね」

美優「……ありがとうございます…あ、あの……もしよかったら次は、私の――」ドキドキ

ちひろ「只今戻りましたー」ヒョコ

美優「ぴゃあ!?」ビクッ

P(ホントにタイミングいいなオイ)

美優「わ、私ったら何を……!」ボソ

ちひろ「あれ、どうかしました?」

P「ああ、ご褒美ボックスがついさっき終わりまして、少し話してた所です」

ちひろ「あーそうなんですかー。それでどうでした、美優さん?」

美優「ふぇ!? ……お、お先に失礼しますっ!」カアア

 タッタッタ…

P「どうしたんでしょう、美優さん」

ちひろ「大人なのに肩車されて更に優しくされて、色々あるんですよ」

P「……やっぱり見てたのか」

ちひろ「あたぼォよ」キリッ





 ガチャ

友紀「ふぃー。今日も頑張れきゃっあっつー♪」

P「まずは挨拶をしようか、友紀」

友紀「うおっと、プロデューサー早いねー。おはよー♪」ニパ

P(……昨日は勝ったんだな)ボソ

ちひろ(みたいです)ボソ

P「ご機嫌すぎて、今日の予定よりも大分早くきたんだな」

友紀「昨日は乾杯してて遅くなると思ったんだけど、意外に早く起きちゃったからね!」

P「ごく当たり前のように乾杯かよ羨ましい!」

ちひろ「もう本音出まくりですね」

友紀「じゃーじゃーさー、今度ドーム行こうよ! カワイコちゃんにビールついでもらえるんだよ?」

P「いいなあ、いいなあ! よし、行くか友紀!」

友紀「やったー! 今度の土曜は好カードで――」

ちひろ「せい」スパーン

P「ひでぶっ!?」ドゴォ

友紀「なっ! 何をするだァーッ!」

ちひろ「落ち着いて下さい二人とも。まずはお仕事です」

P(……アンタが言うか)

ちひろ「何か?」

P「」




P「……コホン、友紀よ。せっかく早く来たんだから、ご褒美をあげようではないか」

友紀「え、ご褒美? どの席?」

ちひろ(チケット限定!?)

P「残念ながらランダムでな。ここから引いた物をプレゼントすることになってるんだ」

友紀「ご褒美、ボックス……なるほど、対戦してみなきゃわからないってことだね!」

P「そういうことだ。というわけで引いていいぞ」

友紀「よーし、ご褒美ドラフト一位、狙っちゃうぞー!」

 つ[一緒に恋愛映画を見たい]

友紀「……れ、恋愛映画?」

ちひろ(またミスマッチな……)




P「あー、なるほどな。…友紀、恋愛映画はよく見るか?」

友紀「に、にゃはは……全然見ないかなー」ポリポリ

P「そうかー……なら、談話室で適当に見繕うか。よし、行こう友紀」

友紀「え、いきなり!?」

P「駄目だったか?」

友紀「え、いやー…よくわかんないからどうしたらいいのか……なんて」テヘ

ちひろ(まず談話室に映画を山ほど置いている事を問題にしたいんですけど)

P「大丈夫大丈夫、そう固くなって見るもんじゃないさ。ほら」ニギ

友紀「わ、わ、ちょっとプロデューサー、手……!」

P「じゃあちょっと行ってきますね、ちひろさん」フリ

ちひろ「はーい、いってらっしゃーい」

 バタン

ちひろ「……今回は攻めてますね」




 ――談話室


友紀「もう、奇襲作戦はだめだよー……」

P「予告先発に慣れちゃだめだぞー。これもひとつの楽しみだからな」

友紀「まあそうだけどさー。それで、恋愛映画って何を見るの?」

P「俺もそこまでよく見る訳じゃないんだけどな。丁度いいからオススメしてもらった物を見ようと思う」

友紀「へー、事務所の子?」

P「そうそう。古いやつなんだけどさ」ウィーン

友紀「えーと、なになに……50回目のファーストキス? 不思議なタイトルだねー」

P「俺もそう思う。…じゃ、電気を消してーっと」

友紀「うわ、本格的にするんだ」

P「せっかくだから、ま、多少はね?」ポチー




 ――再生中

友紀「……」ボー

P(タイトル通りの内容だな……ストレートで、王道的なのがまた面白い)

友紀「……ふふ」

P(それでいて、コミカルな一面もあって、ガチガチじゃないところもいいな)

友紀「…ねえねえ、プロデューサー」

P「ん、どうした?」

友紀「あのね、あたしってこういうのとは無縁だーって思ってて、あんまり気にしなかったんだけど、もしこんな風に思ってくれる男の人がいたらな、って思っちゃった」

P「フィクションだからなあ……俺も、こういう人であれたらいいなと思うよ」

友紀「そうかな?」

P「違うか?」

友紀「うん。こんなあたしでも、曲者揃いのみんなでも……きちんとリードしてくれる男の人。多分、プロデューサーだけじゃないかな…なんて」

P「……えらく高評価だな」

友紀「贔屓しちゃってるのかな……にゃはは」ポリ

P「友紀……」




 ――再生終了

 パチッ

P「ふー、見た見た……短く感じたなあ」

友紀「あたしもー。らしくないね、あはは」

P「……んー、らしくなくてもいいんじゃないか?」

友紀「ふぇ?」

P「いやなに、意外性も立派な能力だろ? 友紀が『らしくない』事をしてても、それも可愛いかなって思ってさ」

友紀「……プロデューサー、映画に毒されちゃったの?」

P「中々キツイことを言うな…」ハハ

友紀(……でも、毒されちゃったのはあたしもかも、なんて)ドキ




 ・ ・ ・

 ガチャ

ちひろ「ああ、おかえりなさい」

P「只今戻りましたー。いやー、面白い映画でした。な、友紀」

友紀「うん、あたしでも楽しめたよ!」

ちひろ「それはよかったです。友紀ちゃんはまだ仕事まで時間があるけど予定はある?」

友紀「それがないんだよねー。何か事務所で面白い事ある?」

P「事務所はテーマパークじゃないからな?」クス

友紀「えっへへ、知ってるってばー」ニヘラ

ちひろ(……ん?)

P「あー……じゃあ、友紀、ちょっとの間待っててくれないか?」

友紀「どしたの?」

P「いや、せっかくだから、もう少し別のも見てみないかと思ってな。ちょっと仕事片付けるから、それが終わったら出かけないか?」

友紀「……にゃはは、いいね! じゃああたしはソファで昨日のハイライト見てるから、早く終わらせてよねー!」クルッ

P「おう」

 パチン
      スタスタ…

ちひろ「……プロデューサーさん?」キョトン

P「どうしました、そんな素の表情で」

ちひろ「いや……友紀ちゃん、何かさっきと態度変わってません?」

P「えー、そんなことないですよ。いつもの友紀です。…あ、それじゃちゃっちゃと仕事してきますねー。続きはまた今度で!」スタッ

ちひろ「そんなこと……って、もう行っちゃった」

ちひろ(……うーん、何か違和感が……)

 To be continued...

乙女なことさせたいアイドルNo,1はユッキに違いない。


>>81
クトゥルフか何かか?

>>86
誰がそんなこと望むんだ……

>>91
あそぶ(意味深)

誰が引くかもわからないのに「結婚」とか書いちゃう迂闊な子居そう

誰が引くかもわからないのに「結婚」とか書いちゃう迂闊な子居そう



 ――事務所

P「お年玉が欲しい」

ちひろ「……えっ」

P「お年玉が欲しいです」キリッ

ちひろ「いや、聞き取れなかったんじゃなくて……」

P「いいですよね、お年玉。不労所得ですよ。少年時代、母に預けられてお年玉は循環してるんだって気づくまでだいぶ時間がかかりましたけど」

ちひろ「ま、まあそういうご家庭もあるでしょうね」

P「しかし、俺は今、自由の身だ。金銭の管理ができる。つまりだ」クルッ

ちひろ「え、はい?」ビク

P「お年玉――もらってきます」バッ

 ドタドタドタ…

ちひろ「……やだ、格好いい」




 [case1・渋谷凛]

 ――廊下、休憩所

 スタスタ

凛「……あれ、プロデューサー。こんなところでどうしたの?」

P「ん、ああ、凛か。……いやな、ちょっと悩みがあって。俺らしくないよな」ハハ

凛「ぜ、全然そんなことないよ。いつも大変な仕事してるんだし、悩みぐらいあって当たり前じゃない?」

P「そうかな……」ハァ

凛(プロデューサー、すごく疲れてそう。そうだよね、私達のために頑張ってくれてるんだもんね)

 カチャ……ガコン

凛「はい、ジュース。ついでに私で良ければ話、聞くよ」スッ

P「……ありがとう、凛」プシュ

凛「気にしないで、私達の仲だし。……それで、どうかしたの?」

P「ああ……お年玉が欲しいんだ」

凛「……は?」

P「お年玉をもらってはしゃぐ年少組を見ているとな、昔の俺とは違ってちゃんと全額貰えるんだなあとか思えてきて寂しくなってくるんだ」

凛「……ええと、つまりプロデューサーはお年玉が欲しいの?」

P「ああ、そうだ……俺も不労所得が欲しい」

凛(えー……)

P「でも無理だよな。俺みたいな大人にはもう、かつての僅かな感動すら帰ってこないんだ」ズーン




凛「……ちょっとごめんね」スッ

 ダキッ

P「り、凛?」

凛「私はまだ子供だから、プロデューサーにお年玉はあげられないけど……温かさなら、きっと伝えられると思う」ギュ

P「凛……」

凛「いつもお仕事お疲れ様。私も出来るだけ助けるから……プロデューサーも、休んでね」

P「そう言ってくれると俺も嬉しいけど、だからって男に抱きつくのはどうかと思うぞ?」キョトン

凛「……」ジト

P「え、どうした? 何か変なこと言ったか?」

凛「はあ……なんか損した。まだ仕事あるんでしょ? 頑張ってよね。じゃ」スッ

 スタスタ……

P「……あれ?」


 →[result:抱きしめてもらえた]




 [case2:片桐早苗]

 ――収録スタジオ

P「お疲れ様です、早苗さん」

早苗「おいっす。P君もお迎えありがと」

P「大丈夫ですよ、仕事ですから」

早苗「ちょっとー、そこはもう少しイイ返事すべきだとおもうけどー?」クス

P「その方が良かったですか?」

早苗「あったりまえじゃない。P君ならね」

P「そうですか……わかりました。じゃあお年玉下さい」

早苗「そうそう、そんな感じで……って、え?」

P「正直給料が仕事の割に合わないので……貯金も全然ないですし」

早苗(ここでそんな話題ー!?)


P「……いや、すいません、関係無いですよね。じゃあ行きますか」

早苗「そうだねー。じゃ、これで」パシ

P「いきなり……って、これは」

早苗「行きつけの居酒屋の飲み放題無料券。この前もらったのよ」

P「それを俺に……ですか?」

早苗「いや、P君にあげるんじゃなくて、みんなでまた今度行きましょ、ってこと。というか今日行こう」

P「えっ」

早苗「調子わるいぞー、P君! こういう時は飲む! 遊ぶ! 忘れる! だぞっ♪」ピッ

P「…お気遣いありがとうございます。じゃあ行きますか」

早苗「そうこなくっちゃ! じゃあさっさと仕事、終わらせなきゃね! 次いってみよー!」

 [result:居酒屋の無料券をくれ…貸してもらえた]

っていう没SS供養でした。このスレとは全く関係ないです。おわり。

お年玉が欲しいならちゃまやお嬢にお願いすればいいんじゃないかな
色々失いそうだけど

>>128
元々本スレでのネタやったんや…

それで書きたくなってかいたけどお金もらうのはどうかなーって思って止めた。うむ

ちゃまはまだしもお嬢は出さんだろ
特別な理由(金に困った、資金繰りやばい)ならまだしも
年下に金よこせとかいったら男らしくないって理由で切れられそう

出しそうなのは西園寺さんあたり

>>131

わかってないなあ…「しかたないのぉ……惚れた女の弱味じゃ。その代わり、気ぃで返してくれや」とかいって
Pから金額でない何かを返してもらうお嬢がいいんじゃないか見たいですお願いします

つまり命を渡せと。握らせろと。そういうことだな(悟り)

騙しているのはあなたの方……いやなんでもない。

あとモバゲー世界ではたくみんのワードは修正されますよ。そんなこと書いてたら昆布られますよ



 ・ ・ ・

 ――事務所、昼

ちひろ「いえーいめっちゃごっほうびー」ルンッ

P「無理やり歌詞を変えなくていいですから」

ちひろ「というわけで今回もボックスの続きです。ですが今日はお昼ですね」

P「早朝だとホントに来てくれた人に申し訳なくて……」

ちひろ(だからって昼ならいいってわけでもないんですけどね)

P「じゃあ止めていいですか?」

ちひろ「でもそーんなーんじゃだーめっ」キャピ

P「……アイドル目指します?」

ちひろ「じゃあプロデュースお願いしてもいいですか?」

P(亜子と被るな、悪い意味で)

ちひろ(有給奪いますよ)

P(!?)ビクッ



 ガチャ

礼子「あら、おはよう。二人とも」

P「礼子さん。おはようございます」

ちひろ「おはようございます。今日は仕事が二件ですね」

礼子「そうなの。近場だから昼から来ちゃったわぁ」

P「不規則ですけど自由ですからね。朝は家でゆっくりしてきたんですか?」

礼子「ふふ、昨日の夜は紗理奈ちゃんと少し遊んでね。珍しく遅く起きたのよ」

P(紗理奈……礼子さんとサシで飲むとは)

ちひろ「紗理奈ちゃんは…ええと、今日も仕事ですね。帰ってましたか?」

礼子「いいえ? 私の家で幸せそうに眠ってるわ」

P「うわーお…」

ちひろ「……ちなみにどのくらい?」

礼子「さあ……私のペースについてきてくれたからね。ふふ、可愛いわ」

ちひろ(勝てる気がしない)

P「まあ紗理奈は後で迎えに行ってもらうとして……じゃあ、少し余興をしましょうか」

礼子「あらぁ? なに、Pくんったら、紗理奈ちゃんにヤキモチ?」クス

P「そんな所です。この箱の中から引いたものをプレゼントするってやつでして」

礼子「素直ねえ……そんな所も可愛いんだけど。ふふ、いいわ。付き合ってあげる」スッ

 つ[マクドナルト]

P「」

礼子「……あら?」




礼子「これは……つまり、私にマクドナルトの会社をくれるのかしら?」

P「違いますから。違いますから」ビク

礼子「ふふ、冗談よ。私とマクドナルトに行くのね?」

ちひろ「これは加蓮ちゃんかな……そういうことです。もしかして食べてきたばかりですか?」

礼子「いえ、朝はジュースだけよ。まあいいわ、縁のない世界だけど、Pくんにならついていくわ。今から?」

P「仕事までちょっと時間が取れないですね。ニ件目の仕事の合間にしましょうか」

礼子「わかったわ。……ふふ、楽しみ」クス

P(なんだこのプレッシャー……!)



 ・ ・ ・

 ――午後、マクドナルト

 オラァ、ウチハセットダッテバヨ!

P「お待たせしました。これ、礼子さんの分です」

礼子「ありがとう。…それにしても騒がしいわね。マクドナルトはいつもこういう所なのかしら?」

P「深夜帯は別ですけど、ファミリー向けの飲食店は大体こんな感じだと思いますよ」

礼子「なんだか新鮮ね。まるで群衆に紛れ込んだかのような気分だわ」

P「変装してますけど、いつバレてもおかしくないぐらいですけどね」

礼子「大丈夫よ。そうなったらPくんが守ってくれるんですもの」

P「はは、こんなへっぴり腰の男を頼ってくれてありがとうございます」ポリ

礼子「弱気ねえ……夜は、あんなに強いオトコなのに」

P「酒ですからね? 決して酒以外のことじゃないですからね?」

礼子「慌てちゃって……ふふ、可愛い。紗理奈ちゃんもそうだけど、Pくんはやっぱり、可愛いわ」

P「それ、あんまり嬉しくないですけどね……まあ、ありがとうございます」

礼子「じゃあ、頂きましょうか。時間も無いことだし」

P「そうですね」




 パク
    モグモグ


礼子「あんっ……やだ、ソースが溢れちゃうわぁ」ツツ

P(うわなにこれエロい)

礼子「最初に忠告してくれないなんて……もしかしてそれが狙いなのかしら?」クス

P「いえとんでもないですまさか礼子さんを騙すつもりなんて」

礼子「冗談よ。……本当に真っ直ぐなのね、Pくんは」

P「正直者でいないと、みんなから信頼は得られませんからね」

礼子「この業界でその立場は中々難しいんじゃないかしら?」

P「その通りですけど……疑心暗鬼になったアイドルなんて、綺麗じゃないでしょう?」

礼子「そうね。Pくんだから、あの事務所は澄んでいるの」

P「礼子さんみたいな人にまっすぐ褒められると照れますね……」

礼子「やだわ、私だってまっすぐよ。直線的で、情熱的で……まっすぐな、色香」スッ

P「っ!」ドキ

礼子「物欲しそうな目。私にはわかるのよ。……ほら、この真っ直ぐなポテト、どうぞ」

P「あ、ああ……はい、頂きます」ドキ

P(礼子さんのポテトを食べさせてもらう俺。全く子供である)パク

礼子「…ふふ、何だかPくんを飼ってるみたい。いつもとは逆ね?」

P「礼子さんを飼うなんて俺には百年早いですよ。主従が逆転してしまいます」

礼子「まだまだねえ、オンナは案外弱いのよ?」

P「……意外ですね」

礼子「強くて弱い。常に気高く、そして強き男に弱くあれ……Pくんは、強いのかしらね?」クス

P「……精進します」




          00
 ・ ・ ・   ――:
          00


 ――事務所

P「只今戻りましたー」

ちひろ「あら、おかえりなさい。……礼子さん、どうでした?」

P「ヤバかったです。色気が」

ちひろ(でしょうねー)

P「ちなみに礼子さんは直帰で送りましたので」

ちひろ「はい、お疲れ様でした。紗理奈ちゃんもこちらで起こしましたので」

P「ありがとうございます。中はどうでした?」

ちひろ「綺麗な部屋でしたよ。ベッドで紗理奈ちゃんが……アレでしたけど」

P(なんだ、アレってなんだ!?)

ちひろ「教えませんよ。まあ仕事には間に合いましたので問題無いです」

P「でも寝過ごして遅刻だなんて評価に関わるからなあ…気をつけてもらわないと」

ちひろ「続くなら考えものですけど――ああ、そういえば、まだ事務所にアイドルが残ってますけどどうします?」

P「あ、あー……ボックスですか。まあやっちゃいましょう」

ちひろ「わかりました。談話室に居ると思うのでがんばって下さいね」

P「……その前にちょっと休憩してもいいですか、念のため」

ちひろ「ええ、念のためどうぞ」





 ・ ・ ・

 ――事務所、談話室


 ガチャ

茜「あ、プロデューサーっ! お疲れ様です!!」

P「お疲れ様。今日はどうだった?」

茜「はい! テレビ収録でした!!」

P(それは知ってる)

P「まあいいか。ところで今は何してるんだ?」

茜「えーっと、テレビ見てました! それで走ってこようと思ってました!」ペカ

P「そうか……なら大丈夫か」

茜「何かあったんですか?」

P「ああ、これだよこれ」ドサ

茜「あ、私も書きましたよ! …ということは、私の番なんですね!!」

P「そういうことだ。さあ引いてくれ」スッ

茜「よし! じゃあ! いきますっ!!」

 つ[だらだらしたい]

P(oh...)




茜「だらだらですか! なるほどわかりました!」バッ

P「お、おいおい。急に立ち上がってどうしたんだ」ビク

茜「だらだらなので、だらだら走りに行きます! さあプロデューサーも一緒に!」

P「ウェイウェイ、オージンジオージンジ!」

茜「へ? あ、スーツじゃ走りにくいですよね! わかりました、待ちます!」

P「違う、そうじゃない。だらだらするってのは杏の事だ」

P(というかこの字は杏に違いない)

茜「杏ちゃん、ですか。あれを私がするんですか!」

P「そうなるな」

茜「ということは、走らないんですね!!」

P「走らないぞー。というかもうそろそろ夜近いしそうでなくとも走るなよ」



茜「ところで、だらだらするって何をすればいいんでしょうか?」

P(まあ、そうなるよな)

P「そうだな……とりあえず落ち着いて、話でもしようか」

茜「話、ですか……何の話をすればいいんでしょう? 改めて話をしても……えへへ、思いつきません!」

P「はは、俺もだ」

茜「じゃあ一緒にテレビを見ましょう!」ピッ

 ディアベルハン!?

P「茜はテレビは好きかー?」ダラー

茜「なるほど、だらだらはこう……え、何か言いました?」

P「……いや、なんでもない」ムニ

茜「ひゃっ……ほっへはふにふにしないへうあぁいおー」

P「はは、柔らかそうだったからなー」パッ

茜「むぅ…はっ、これがだらだらなのですか!」

P「ある意味そうかもしれん。杏的な意味で」

茜「そうですか! だ、だったらこうですね!!」グッ

 バッ

P「うおわっ、いきなり飛びかかってくるなよ」

茜「杏ちゃんを見てたらこんなことやってました! どうでしょ!」

P「どうって……確かに杏は俺の腕やら膝やらを枕にしてたけどなあ。茜は大丈夫なのか?」

茜「大丈夫って何がですか?」ダキ

P「いや、恥ずかしくないのかなーって」

茜「え、別には、恥ず……は、……あぁぅ!」カアァ

P(だろうな)




茜「す、すみません! 恥ずかしいです!! どうしたらいいでしょう!」ボッ

P「そうだな……このまま一緒に居たら恥ずかしくなくなるかもしれないぞ」

茜「ですよね! そうですよね! じゃあこのまま――だ、だめでしたぁ!!」バッ

P「お、おいどこに行くんだ茜!?」

茜「暑いです! 走ってきます!! お疲れ様でしたあああ!!」

 ドタドタ……
           ガチャン


P「……行っちまった」キョトン





          00
 ・ ・ ・   ――:
          00

 ――事務所

ちひろ「馬鹿ですかあなた」

P「いやぁ、面目ない」

ちひろ「すぐ帰ってきたからよかったですけど……注意してくださいよ」

ちひろ(ご褒美だったとは思いますけど)

P「じゃあこのボックス自体止めませんか?」

ちひろ「それはそれ、これはこれ」

P(ジャイアンか何かか…?)

ちひろ「ほんとプロデューサーの立場でよかったですね」

P「それはマジで思います」

ちひろ「それで、今回はどうでした?」

P「礼子さんは流石だな、と。マクドナルトでも特に変わった様子はなかったですし」

ちひろ「嫌いそうな感じでしたけどね。意外です」

P「むしろどんな場でも己を変えない姿、みくにゃんにも見習って欲しいかなと」

ちひろ「みくちゃんはあれが芸風ですから……」

P「さりげなく酷いこと言いますね」

ちひろ「それほどでも」

P(否定しなかったぞおい)




P「茜は……なんというか、今回ほどミスマッチなものはないですよね」

ちひろ「ですよね。じっとしてるのって茜ちゃん一番苦手そうですし」

P「それを無理やり押し切ったからそうなったというか……。まあ、可愛いです」

ちひろ「私にもあんな頃があったなあって思うと微笑ましいです」

P「えっ」

ちひろ「……正座」

P「えっ」

ちひろ「……」ジト

P「あ、はい」スッ

 To be continued...

茜はアレだよ。ノリで進んで、行動してから気づくタイプ。それが可愛い。
礼子さんはかくもいわんや。

異次元安価は積極採用中。こう聞くと採用人数多く聞こえるよね。でも実際はお祈りだよね。ふぁっく。


みんなの妄想、待ってるよー☆(教育テレビ風に)

あ、仁美あんたんしました(ゲス顔)

相葉ちゃんとお散歩にいきたいです

相葉ちゃんSS誰か書いてよぉ頼むよぉ

雫SRきたし何か一つ

魔法少女に変身!(千佳のお願い)をあいさんにやらせよう(ゲス顔)

温泉が地味に多くて草生える
あとポッキーゲーム。何がそこまでさせるのか


>>161
願うぐらいなら自分で書いたほうが早いだろ、常識的に考えて…

>>162
同文

>>168
次書くよ



 ・ ・ ・

 ――事務所、朝

 ガチャ

周子「ちゃおー」

P「おお? 周子?」

周子「なにその視線ー。あれ、もしかしてあたしが一番乗り?」

P「その通りだぞ。いつもは遅いのに、一体どうしたんだ?」

周子「たまたまよ、たまたまー。ちょっと早起きしちゃっただけ」

P「そういうこともあるもんだなあ…」シミジミ

周子「ちょっとー、失礼やねー」

P「はは、悪い悪い」

周子「ま、期待されるよりかはマシだけどさ。それで、今日の仕事…なんだっけ?」

P「おま……」

周子「てへ、起きた自分に感動して忘れちった」

P「……早起きに免じて許してやろう。今日は朝から撮影だ」

周子「あー、撮影ねー……まあいいか、今日はがんばろ」

P「いつもは頑張ってくれてないんだな」

周子「……そういう返し、ずるくない?」




周子「そういえばちひろさん、今日は見かけへんね」

P「ああ、何だか昼から出社するらしい。休みじゃないらしいが……」

周子「あれあれー? 同僚の女性が気になったりー?」

P「しませんっ」ポコ

周子「あいたっ……じょーだんだよ、じょーだん。かたいなあ、Pさん」

P「周りが柔らかいんだから俺は固くいなきゃ駄目だろ」

周子「……へんたいさんやね」ボソ

P「何がだよっ!」バッ

周子「あっはは! やっぱりPさんはそうでなきゃ!」

P「全く、変わらないなあ……ああそうだ。ついでにこれを引いてくれ」ゴソ

周子「なにこれ……って、前見たね、そういえば」

P「ん? ああ、ちひろさんから聞いてるみたいだな。なら説明はいらないか」

周子「そ、つごーのイイ女ってやつだね」スッ

P「違います」

 つ[ゲームセンターで遊びたい]

周子「おー、ゲーセンかー」




P「ん、割と行ってる感じか」

周子「そういう訳じゃないんだけど、ハジメテって感じでもないかな。まあ、キスするとかじゃなくてよかったなーって」

P「流石にそれはちひろさんが許さないだろう……」

周子「……あれ、ちょっと残念がってるー?」

P「残念がってないから!」

周子「でもまあ、キスするならやっぱり『じゆーいし』だもんねー」

P(何故話題がキスの流れになってるんだ)

周子「ふっふー、でもあたし、アイドルだかんね。そういうのはまたいつかでよろしくー」フリ

P「……そこは断って欲しかったんだがな」


きたか…‼︎(ガタッ)



 ・ ・ ・

 ――ゲームセンター

 ガヤガヤ

周子「うっひゃー、やっぱ音おおきいなあ」

P「慣れててもこれはうるさく感じるよな、普通」

周子「まあねー。なんでこんなにうるさいんだろ」

P「賑やかな方が人が集まりやすいからだそうだ」

周子「確かに寂れてるよりかはマシかも。でもPさんの声が聞こえにくいのは残念カナ?」

P「疑問形かい。俺は周子の声が聞きたいぞ?」

周子「……うわー」シラー

P「そこで冷めるなよ!!」




P「よし、じゃあまずは軽くレースゲームでもするか」

周子「……レースゲームって軽いの?」

P「他のに比べればな。ほら、これなら知ってるだろ」トコトコ

周子「ああ、知ってるよー。スーファミでやったし」

P「また古いのを選択したな……」

周子「実家にあったのがそれだったからねー。うわ、画面キレイやね」

P「ゲーセンだからな。ほら、やろうぜ」

周子「がってんしゅーこ!」


 ――――――――――
  Now Playing…
 ――――――――――

 Syuko Win!

周子「ふう、勝った勝った」

P「……結構自信あったんだけどなあ」

周子「若いからね、あたし!」

P「そういうもんか?」

周子「そういうもんよ。色々とねっ」




 ・ ・ ・

 ――クレーンゲームにて


P「――よし、取れた!」

周子「いえーい! さっすがー!」スッ

 パンッ

P「ハイタッチまで綺麗に決めて……と。はい、プレゼントな」

周子「わー、かわいくなーい」

P「欲しいって言ったの周子だろ…」

周子「かわいいだけが魅力じゃないのっ」

P「へえ。……それ以外に何があるんだ?」

周子「このぬいぐるみにはないかなー」

P「またよくわからないことを……」

周子「へへ、わからんのー?」

P「ちょくちょくイントネーションを変えるのは止めてくれ。可愛いから」

周子「……Pさんもやるようになったね」




          00
 ・ ・ ・   ――:
          00


 ――事務所


ちひろ「……で、ゲームセンターで遊んできたと」

P「遊んではいません。ご褒美ボックスという大事な業務です」

ちひろ「じゃあその右手に持ってるグッズはなんですか?」

P「周子へのご褒美です」

ちひろ「じゃあ左手に持ってるお菓子の袋は?」

P「事務所の子達へのお土産です」

ちひろ「……じゃあその頭につけているネコミミヘッドフォンは?」

P「……周子から俺へのプレゼントです」

ちひろ「真っ昼間にデートしてんじゃねえよ」

P「はい、すいませんでした」





P「いやでもですね? ご褒美の内容ですから仕方ないかと思うんですよ。というかこれ書いたの多分紗南ですから」

ちひろ「別に今日やる必要はなくて、休日でもいいのに……」

P「……俺に休日ありましたっけ」

ちひろ「……そういえばなかったですね」

P「鬼! 悪魔! ちひろ!」

ちひろ「あれー、でもプロデューサーさんが事務所に来たのって誰のおかげでしたっけー?」

P「女神! 天使! ちひろ様! でも休みはください!」

ちひろ「……まあそこは本気で考えておきます」

P「是非ともお願いします」




  ガチャ

あい「ふむ、少し遅れたかな……ああ、おはよう」

ちひろ「あいさん、おはようございます」

P「おはようございます。今日はちょっとゆったり目で来ましたね」

あい「ああ、そうなんだよ。いつもならもっと早く来るんだけど……たまたま、ね」

P「そういうこともありますよ。…にしても、周子といい、不思議な日です」

あい「何かあったのかい?」

P「ええ、周子が普段よりかなり早くここに来たんですよ。仕事はもっと後なのに」

あい「へえ……心を入れ替えた、って訳ではなさそうだがね」クス

P「それは重々承知してます」クス

ちひろ「あ、コーヒーにしますか?」

あい「うん? ああ、悪いね。コーヒーをお願いするよ」

ちひろ「わかりました。ちょっと待っててくださいね」

 スタスタ

P「でも何か、あいさんが時間通りに来ないなんて面白いですね」

あい「君はなにか私を勘違いしてないか…? まあそれだけ評価してもらっている、ということなのだろうが」

P「そんな感じです。それと、一応本当に遅れそうなら俺に連絡下さいね。すぐに行きますので」

あい「嬉しいが、遅れそうな時だけ許されるのかい、なんて――」

P「いや、いつでもいいですよ。あいさんなら」

あい「……君も食えない男だ」




 トコトコ

ちひろ「はい、あいさん」コト

あい「ありがとう、ちひろくん。仕事までわずかだが、ここでゆっくりしているよ」

P「ああ、そうだ。もし余裕があるなら少し遊んでいきませんか?」

あい「遊びだって? Pくんがそういうことを言うとは珍しいな」

P(本当はしたくないんですが)

P「まあ、こいつを見て下さい」ゴソ

あい「ご褒美ボックス? ……ああ、ちひろくんが言い出したんだな」

ちひろ「あ、あはは……よかったらどうぞ」

あい「ふむ、せっかく誘ってくれてるんだ。お言葉に甘えていただこうではないか――」スッ

 つ[魔法少女ごっこ]

あい「」

P(oh my goddess!)



あい「……あー、えーと、つまりだな、これは……あれか? 私が主人公になれ、ということかね?」

ちひろ「……ちょっと用事思い出したので少し出ますね」シュバッ

P(逃げるな緑色ぉぉぉぉぉぉ!)

P「そ、そうなりますね」タラー

あい「この筆跡は千佳くんか……実に夢にあふれたいい願いだと思う」

P「子供の頃は憧れますからね」

あい「かつて、私も憧れたことがあった。その時の記憶や願いをたどることができるなら――」

P「……」ゴクリ

あい「……なるよ、魔法少女。それが私の……皆の夢なのだろう?」

P(あいさんカッケェー!)




 ・ ・ ・

P「……で、着心地はどうですか?」ガチャ

あい「形容しがたい気分だよ。まるでアイドルになったみたいだ」シャラーン

P(アイドルでも方向性が違うからな)

あい「そう、アイドルとはイデア。人々の願いや憧れを実像として映し、魅了する存在……それが私なのだよ、Pくん」キリッ

P(……もしかして壊れてる? いや、壊れてる)アセ

あい「語りすぎたね。では、舞台設定はどうしようか。せっかくだからPくんが決めてくれたまえ」

P「え、俺ですか? あんまり詳しくないからなあ…」

あい「おいおい、千佳くんのプロデューサーでもあるんだから、それぐらい簡単に出さないとだめだろう?」クス

P「面目ない。……そうですね、じゃあありきたりですが登場シーンいきましょうか」

あい「ほう、登場シーンか。さしずめ悪役のPくんの前に颯爽と現れる魔法少女、というところだろうか」フリフリ

P「そんな感じで。登場シーンの台詞はあいさんにお任せします。じゃあやってみましょう」




 ――開始

P「ぐあっはっはっはー……とうとうこの世界にやってきたぜぇ……。さあ奴らの魂を吸い取って我が帝国の繁栄への糧となるのだぁぁぁぁ!!」ガーッ

 「そうはさせないわ、悪のデビリン帝国!」ガチャ

P(……デビリン帝国?)

P「こ、この声は……姿を見せよ!」

 「ある時はトモダチと笑い、またある時はコイをがんばり……いつもはそんなオンナノコ。――でも今は違う!」

 シュタッ!

あい「わたしたちの幸せをぬすむデビリン帝国と戦う、恋の戦士! その名も――」スッ

 トコトコ

早苗「くはー、昨日は疲れたー。Pくーんお茶おねが……」

P(あ)

あい「魔法少女、あい――!!」バーン!

早苗「……」キョトン

あい「」フリフリ

P「」




早苗「え、あいちゃんどうしたのその極彩色の制服」

あい「……」

P「あー、えーっと! ちょ、ちょっとした仕事というか」

早苗「いやでもさっきの台詞、あいちゃんがたまにつぶやいてるヤツだし――」

あい「……Pくん。私の願い、聞いてくれるか」ボソ

P「え? な、なんです?」

あい「……日本海に行ってくる」ダッ

P「うわああああああ待ってえええええしかも遠いでしょ日本海ぃぃぃぃ!!!」




          00
 ・ ・ ・   ――:
          00


あい「」チーン

P「あいさーん……」

早苗「なんというか、ごめん……もう少し後から来ればよかったね」

あい「いや、いいんだ……アイドルは、イデア。理想のためなら、己など必要はないのだから」

P「大丈夫ですから。そんなあいさんも好きですから!」

早苗「!?」

あい「フフ、優しいんだな、Pくんは……こんな女に良くしてくれるなんて」

P「こんな、とかじゃないです。あいさんはもう大人ですけど、魔法少女とか、戦隊ヒーローとか、子供のあこがれを素直に受け止められる人、俺は尊敬します!」

あい「Pくん……!」

P「だから、止めないで下さい。子供の願いを、ありのまま演じれるあいさんで居て下さい。プロデューサーとして……いや、一人の男として、お願いします」ペコ

あい「……そうだったね。私はアイドル。人に夢を与える仕事。時には魔法少女にもなるし、昼ドラのヒロインにもなる。決して羞恥心に負けたりはしない」

P「そうです! それが僕らのあいさん!」

あい「わかったよ。ふふ、君は扱いが上手いね。……私にそんな仕事、持ってきてくれるかい?」

P「勿論です! プロデューサーの名に誓って取ってきてみせます!」

あい「それでこそPくんだ。そんなPくんが私も好きだよ」

P「……ははは」

あい「……ふふふ」

 キャッキャ


早苗「……何これ?」


 To be continued...


本当になんだこれ。というかオチが簡単に読めるっていう。


周子は書いてて長くなるから困る。そういえばあの時の周子P、何してるんだろうね?


安価はまだまだ採用中。書きやすいネタを頼むでございますです。

あいさんは流石やった…(達成感) 乙でした

「可愛くてはぴはぴな衣装が着たいにぃ☆」という紙を引いて白ゴスでフリっフリな衣装を着る羽目になるあやめちゃんが見たいです

女子力さんあたりの「オシャレな服屋さんでショッピング」が当たるおぐやまさん
ユッキの「野球観戦」が当たる文香
雫の「農作業」が当たる桃華ちゃま
こずえの「おひるね」が当たる志乃さん
文香の「読書」が当たるフレデリカ

伊吹はまあわかるとして、奏はどうなんだろうね? 割とマジで気になる


>>196
奏と伊吹は映画鑑賞引いた場合に違いが出そう
伊吹は普通のアクションもの見るも劇中のキスシーン見てあたふたするイメージ
奏はロマンス満点の恋愛映画選んで濃厚なキスシーンにあたふたするPいじって楽しみそう

ああ、申し訳ない。
昔スレ立ててた時に周子Pが居たなあと書いてて思い出したので何となくのヒッキー独り言です。

次は麗奈と桃華ー。桃華だけでSS書きたい。

書こうと思った時にすぐ流れが思いつくネタから書いていくので、毎回全部の安価見てます。

でもドロリッチはねーわ(己の欲望にブーメラン)

沙紀に「Pに執事になってもらって御嬢様に」
比奈と「格闘技観戦」
晶葉と「散歩」

たまちゃんの「道場で稽古」を引いちゃう翠さんか押忍にゃん
博士の「一日助手」を引く荒木先生
早苗さんの「マッサージをしてもらう」を引く菜々さん

ゆりゆりの「BL本を買ってもらう(選ぶのも買うのもP)」というお願いを引き当ててしまった鷺沢さん
>>193のシチュでフリフリな衣装着て恥ずかしがる巴ちん

あると思います(真顔)

普通のPと変態Pを混ぜてはいけない(戒め)

交換日記で周子と加蓮の安価取った周子Pならここに。
文体の癖から多分同じ作者さんかなと思っております…間違ってたら赤面モノですがww

まゆの「Pさん家訪問(あわよくばお泊り)」
ダチャーンの「ドライブ」
あずきの「お祭り夜店巡り」
紗枝はんの「Pさんの和服見繕い」

をいい感じにシャッフルすればいいと思います(願望)



 ・ ・ ・

 ――事務所

P「はあ、疲れた…」

ちひろ「どうしたんですか、朝からいきなり……」

P「ちょっとしたアクシデントですよ。それだけです、それだけですとも」

ちひろ(何があったんだろう…)

P「まあ、今日も一日頑張りますか」

ちひろ「はい、そうですねっ」

 ガチャ

P「っと、早速一人来たか」




麗奈「あーっはっはっは! レイナ様が来られたわよ!」スタスタ

P「おはよう。今日は朝からレッスン入ってるけどちょっとキツくするわ」

麗奈「なんでよ!? というかひれ伏しなさいよ!」コポコポ

P「俺上司、お前部下。あんだすたん?」

麗奈「ぐっ……まあ優秀なのは認めてあげるわ」カチャ

P「そうしてくれ……うん、麗奈が淹れると美味いなあ」

麗奈「ふん、当然じゃないの!」ドヤ

ちひろ(そういいつつ何故かプロデューサーさんにお茶を淹れる麗奈ちゃんでした)




P「じゃあレッスンキツくする代わりにこれを引いてけよ」ガサ

麗奈「ああ、これね。…わかったわ、この麗奈様にかかれば他の子の豪華なやつ、頂いちゃうんだから!」スパッ

 つ[全部からし入りたこ焼きでロシアンルーレット]

麗奈「……え?」

P(ちひろさん?)チラッ

ちひろ(準備は万端ですっ)グッ

麗奈「っそでしょ……この麗奈様がまさかこんな物に引っかかるなんて――」

P「ひとつ教えてやろう。全部あたりのロシアンルーレットなんてものはない。そして場合によっちゃリアルに危ないアイドルだっている。……それをわかっていてこれを入れたんだよな?」ニヤリ

麗奈「ひとつじゃないし! や、やり直しを要求するわ! こんなのインチキに決まって――」

ちひろ「はぁい麗奈ちゃーん。ここにおわすはからし入りたこ焼き(6ヶ)でございます♪」

麗奈「」




          00
 ・ ・ ・   ――:
          00


麗奈「」チーン

P「ったく、周りの影響を考えろっての…」ハァ

ちひろ「まあ、からし風味程度なので仕事には影響しませんからね。それでも6ヶは中々ですけど」

P「悪いとは言わないんだが、もう少し加減を覚えてくれると有難いんなあ……」

ちひろ「ふふ、この子の特性ですからね。上手く伸ばしてあげてくださいよ、プロデューサーさん」

P「流石の俺も快諾しかねるタイプですよ……」

 カチャ

ちひろ「と、次の子が来ましたね。麗奈ちゃんは私が別室で看ておきますので、プロデューサーさんは相手してあげて下さい♪」シュタッ

P(麗奈を抱え、笑顔で颯爽と駆け抜けていくちひろさん。ますます謎である)




桃華「あら、Pちゃま。おはようございます、ですわ♪」ペコ

P「おー、おはよう、桃華。今日も綺麗だな」

桃華「ウフ、レディの扱いも慣れたものですわねっ」

P「扱いとか、そんなものじゃないさ。桃華と一緒に居たら誰だってそうなる」

桃華「んもう、Pちゃまったら……えへへ」テレ

P(かわいい)




桃華「Pちゃまとお話できるなら、お仕事よりずっと早く来るのも悪くはありませんわね」

P「俺も桃華が早く来てくれるなら嬉しいなあ」ナデ

桃華「だめですわ、Pちゃま。そういうのは、夜にいたしませんと♪」スッ

P「む、そうか。じゃあ仕事が終わってからだな」

桃華「そうしてくださいまし。……ところで、お仕事まではお話しても大丈夫でして?」

P「んー、それもアリだけど、今回はこれをしてもらおうかな」ゴソ

桃華「まあ、ご褒美ボックス! ということは、わたくしの番ですのね!」

P「そういうことだ。こういう時こそ変わったことをしないとな」

桃華「Pちゃまは余興までしっかりと考えなさっているのですわね。流石、わたくしの隣を歩くだけはありますわ――」

 つ[一緒に農作業]

P「うおっと。これは雫だな」

桃華「……あら?」




P「農作業か……ちょっと桃華にはキツイかな」

桃華「ふふ、このわたくしを見くびらないで頂けますこと? Pちゃまが一緒に居てくれるなら、どんなことでも御茶の子さいさい、ですわっ!」

P「はは、嬉しい事言ってくれるな。でも農作業だと今日は無理だな……どうしようか」

桃華「ふふん、心配いりませんわ。わたくしのお屋敷に招待いたしましょう♪」

P「え、桃華の?」

桃華「何を隠そう、櫻井家のお屋敷には立派な農園も備えているのですわ。趣味程度ですので大量の収穫は見込めないのですけど」

P「へえ……桃華の家はなんでもやってるな」

桃華「何でもではありませんわ。できることだけ」

P「よし、じゃあ次のオフ、桃華の家にお呼ばれしてもいいか?」

桃華「勿論ですわ! 丁重におもてなし致しますの!」




 ・ ・ ・

 ――数日後、櫻井家

 チュンチュン
         サー…

P「……でけえ」

桃華「あら、これで驚いてもらっては困りますわ。ここは来賓の方用の場所ですのよ」

P「ってことは、もしかして自社生産的な?」

桃華「そうですわっ♪」

P(櫻井家ってスゴイ、改めてそう思った)

桃華「ちょうど今頃収穫のお野菜がありますの。それをまだ収穫しないでおいたのですわ。だからそれを一緒に収穫致しましょうっ」

P「おお、わざわざ残しておいてくれたのか」

桃華「せっかくの共同作業なのですから、この方が楽しいと思いませんこと?」

P「だなー。農業って全然やったこと無いから実はちょっと楽しみなんだよ」

桃華「ウフ、子供っぽいですわね。でもそこがまたPちゃまらしくていいのですわ♪」

P「はは、子供っぽいか。でも桃華が褒めるなら、有りがたく受け取っておくよ」

桃華「そうしてくださいまし。…じゃあ準備をして、あの一角から始めてよろしくて?」

P「おっし、任せとけ!」グッ

桃華「頼りにしてますわっ」ニコ




 ――収穫後

P「……二十、と。よし、これで全部だな」

桃華「ええ、完璧ですわ。ウフ、いつもの凛々しいスーツもよろしいですけど、土に汚れたPちゃまも素敵ですわ♪」

P「あっはは、こんな姿他の子には見せたこと無いから恥ずかしいな」

桃華「そんなことはありませんわ。Pちゃまならどんな姿でも素敵なのですわ」

P「ありがとなー……っと、それでこの収穫した野菜はどうするんだ?」

桃華「心配はいりませんわ。既に連絡はしていますの――ほら、来ましたわ」

 ブロロロロ…キキ パタン

P(なんかモダンな車が来て執事みたいな人が降りてきたー!)

桃華「これ、今日の昼食に使って頂けますこと?」

 「かしこまりました。お時間はいつ頃になさいますか」

桃華「そうですわね……Pちゃま、今お腹は空いてますの?」

P「えっ? ああ、そうだな……結構動いたし、お腹もそこそこ空いてるかな」

桃華「でしたら、三十分を目処に」

 「かしこまりました」

 ガコガコ バタン!     ブロロロロ…

桃華「……ふぅ、わたくしもアイドルを始めて体力もついたと思いませんこと?」

P「あ、ああ、よく頑張ったな」

P(なんかもう世界が違いすぎて唖然とするわ)

桃華「ウフ、じゃあ汚れを落としてから食事に致しましょうか」

P「わかった。用意してくれたのに汚して悪かったな」

桃華「いえ。働く男は服を汚してこそ、ですわ♪」




          00
 ・ ・ ・   ――:
          00


 ――後日、事務所、朝

 ナデナデ

ちひろ「……で、今の状況は?」

P「ちょっとバタバタしちゃったんで、約束を今果たしてるんです」

桃華「んっ……♪」パタパタ

ちひろ(膝の上に乗せて頭を撫でるのを約束してたのかコイツ)

P「ああ、それとちひろさんの机にお土産置いときましたんで」ナデ

ちひろ「え、お土産? ……あら、おいしそう」

桃華「ええ。わたくしの所で育てた野菜のクッキーです。紅茶にも合いましてよ♪」

ちひろ「あ、あー、そうなのね。紅茶でも買いに行こうかしら」

ちひろ(普通に店の物かと思った……)

桃華「それなら心配は要りませんわ。お屋敷からわたくし自慢の紅茶を持ってきていますの。よかったら今からティータイムはいかが?」

P「おー、それいいな。ちひろさんはどうです?」ナデナデ

ちひろ「そ、そうね……じゃあそうしましょうか」

桃華「ウフ、わたくしがセキニンを持っておいしい紅茶を入れてさしあげますわ♪」ピョコッ

P「期待してるぞ」

桃華「お任せなさいっ!」ポン

ちひろ(……プロデューサーさんは果たして気づいているんでしょうか?)

 To be continued...



桃華が可愛い、それだけで世界は回っていける。そんな気がするんだ



次はこひなたんと慶ことルキトレちゃん。


>>217
いたー!
昔建てた、とかいたとはいえ、そう感じるとは……Pとか結構違うと思うんですけどねえ。
やってることはおんなじですけど。気にはすまい。

>>229
ああ、やっぱり交換日記の作者様だったんですね…良かったww
確かにモバPの性格は異なっていますが、
文章の構成方法やアイドル達の描写の仕方に特徴があるのと
レス返しの内容の傾向でもしやと思っていました。
今作の周子も可愛かったです…俺もデートしたい。
今後の投稿も引き続き楽しみにしていますね?

ひょっとして過去に周子がアイドルになる馴れ初めの長編SSを書かれていませんか?
あのSSのお陰で俺も今では立派な周子Pです。
パリンカ飲みたい。

なにこいつ・・・

愛に満ち溢れたならよくある事。うむ。

>>232-234
あいにーきづいてくだーっさっいー

>>231
残念ながら周子の長編は私じゃないです。
けど周子書くと長くなるんですよねえ。どうしたものか。

慶こって誰だろか

>>237
惜しい…区切り方が違う……!

慶、ことルキトレちゃん、です。用法あってんのかなこれ

あぁ、調べたら漫画版で出てくるルキトレちゃんの名前なんだね
知らなんだ

トレーナー青木姉妹の名前は漫画版作者が勝手につけたわけではない、って明言されてるからね

ケイコとマナブとかなんでもいいだr……あ、はいすみません


基本的にトレーナー姉妹も名前で行ってます。
賛否? 知らんよ


>>243
あれがどういう扱いなのかちょっと解釈難しいですよねえ。聖の漢字が被ってるのはアレですけど。



 ・ ・ ・

 ――事務所

P「ふわぁ」

ちひろ「どうしました? 夜の運動会で寝不足ですか」

P「朝からさり気なくネタ突っ込んでくるのやめてもらえますかね」

ちひろ「つっこむだなんて……非常識ですよ!」

P「アンタが非常識だ!」

ちひろ「過ぎてしまったことは仕方ありません。ちゃんと寝れてるんですか?」

P「仕方なくないよ……寝れてるっていうか、色々考えることがありますから大体寝るのは遅いですね」

ちひろ「そうですか……心配なので、スタドリを飲みましょうか」

P「逆に寝かせないってか」

ちひろ「睡眠は敵です!」

P「誰にとってですか、誰にとって」




 ガチャ

美穂「お、おはようございます~」ヒョコ

P「おー、おはよう、美穂。日曜日なのに出てもらって悪いな」

美穂「い、いえ! これがお仕事ですから!」

P「この世界に休みはそうそうないからなあ……」

ちひろ「休むイコール命の危機ですからね」

P「俺は魚ですか」

ちひろ「ある意味そうでは?」

P(否定出来ねぇ)




P「よし、じゃあそんな美穂のためにプレゼントをあげようじゃないか」

美穂「え、えっ? ぷ、プレゼントなんて、私……」ビク

P「はは、気にするなよ。ここから引いた物をプレゼントするってやつだ」ゴソ

美穂「あ、あー! そういえばやってましたね!」

ちひろ「何が当たるかはわからないけど、よかったら引いてみてね」ニコ

ちひろ(成功した例はかなり少ないですけど)

美穂「は、はい! 小日向美穂、引いてみます!」スッ

 つ[持ち上げて移動される権利]

美穂「……ん? なんですか?」

P「これ誰が……って、この字も杏だな。というかアイツ二個も書いたのか」

ちひろ「まあ、一人一個とは決めてませんでしたからねー」

美穂「え、ちょっとま、まってください、杏ちゃんのお願いっていうことは……」

P「んー……おんぶしてどこかに行くか?」

美穂「ふぇ!?」

P「肩車もいいが、既にやったしなあ…美穂、どこに行きたい?」

美穂「ぷ、ぷろ、ぷろじゅーさーがわ、わわわたしをだ、抱いてハネム…………ふぁ」クラッ

P「うお、美穂!?」バッ

ちひろ「……見事に気絶しましたね」

P「美穂ぉー……。まさかこれで気絶するなんて、もう少し頑張って欲しいなあ」

ちひろ(美穂ちゃんが最後に言いかけた言葉については追求しないでおきましょうか)




          00
 ・ ・ ・   ――:
          00

 ――休憩室


美穂「う、うーん……はれ、わ、私…」パチ

P「お。起きたか」

美穂「ぷろでゅーさーさん……おはようございまふ」コシコシ

P「ああ、おはよう。まだ仕事には時間があるから大丈夫だぞ」

美穂「あ、ほんとだ……えへへ、ぷろでゅーさーさんも、一緒にお昼寝しますかー?」ギュ

P(無意識かっ)

P「そうしたいのはやまやまだが、やめておくよ」

美穂「それは残念ですー………すぅ」

P「はは、悪いな……って、また寝るのか」

P(……可愛いなあおい)ムニ

美穂「ふぁ……」プニュ





 ・ ・ ・

 ――事務所


ちひろ「いやあびっくりしましたね」

P「何を他人事みたいに…」

ちひろ「他人事というか、攻めたプロデューサーさんが悪いんじゃないですか」

P「う」

ちひろ「う、じゃないですよ。それで、大丈夫だったんですか?」

P「起きて一つ二つ話したらまた寝ましたよ」

ちひろ「……気絶してからのこと、言ってないんですね」

P「言ったらどうなるかわかるでしょ……」

ちひろ「ですよねえ」

P(お姫様抱っこされた、なんて知ったら今度はどうなるか)

 ガチャ

P「お、また誰か来ましたね」

ちひろ「何だかプロデューサーさんも楽しくなって来てませんか?」

P「…否定はしません」

  スミマセーン

P「ん? 呼ばれてるな…ちょっと行ってきますね」スタスタ

ちひろ「はい、お願いします」フリ




P「はい、なんでしょ……って、慶さんじゃないですか」

慶「あ、仕事中にすみません。お疲れ様です」

P「お疲れ様です。えーと、今は……ああ、レッスンの合間ですね」

慶「はい。それでですね、少しお聞きしたいことがあったんですが……今時間は大丈夫でしょうか?」

P「ええ、大丈夫ですよ。ここじゃなんですし、向こうで話しましょう。案内します」

慶「ありがとうございますっ。……それと、私の方が年下ですよ?」

P「はは、癖というかポリシーで……」ポリ

慶「ふふ、礼儀正しいんですねっ」

P「堅苦しいだけです」



ちひろ「あら、慶ちゃん」

慶「お疲れ様です。少しだけプロデューサーさんをお借りしますね」

ちひろ「仕事中にデートはよくないんですけどねー」チラッ

P(こちらに視線がっ)

慶「で、デートなんて違いますっ! レッスンの打ち合わせですから!」

ちひろ「ふふ、可愛いなー」クス

慶「もう! ……じゃあ、少しだけ失礼します」

ちひろ「ああ、その前にこれ引いてってね」

慶「へ? これって何ですか?」

P「ちょ、ちひろさん。これはアイドルだけって話じゃ……」

ちひろ「まあまあ。慶ちゃんなら大丈夫ですって」

P(大丈夫の基準がわからん)




ちひろ「いつも頑張ってる慶ちゃんのために、アイドル達に今くじ引きでプレゼントをあげてるのよ」

慶「でも私はアイドルじゃないですよ?」

P「そうなんですけど、まあアイドルみたいに可愛いので問題無いです」

慶「か、かわ……!」

ちひろ(出たー……)

P「別に高価なものでもありませんし、どうぞどうぞ」

慶「ま、まあプロデューサーさんがそう言うなら、私も……」スッ

 つ[みがわり]

P「森久保ォ!」

ちひろ(即答!?)

慶「え、物じゃないんですか!?」

ちひろ「……慶ちゃん」トン

慶「は、はい?」

ちひろ(プロデューサーさんとの個人レッスン、楽しんできてね)ボソ

慶「――っ!?」ホンッ!

P(何を言ったんだろうか)




 ・ ・ ・

 ――レッスン場

 ガヤガヤ

麗「……慶、キミはなにをやってるんだ?」

慶「うう……」

慶(プロデューサーさんと個人レッスンじゃなかった……じゃなくて、どうしてこんなことに)

P「まあ、アイドルの気持ちになって練習した方が今後の指導技術の向上にも繋がるでしょう、ということで、特別参加です」

麗「なるほど、な。プロデューサー殿のいうことにも一理はある。よし、じゃあ頑張りたまえ」

慶「は、はいぃ」ビク

P「今後のためにも今日は俺も見学したいんですけど、大丈夫ですか?」

麗「構わんよ。むしろアイドル達のためにも見てやってくれ」

P「ありがとうございます。じゃ、慶さんがんばって下さい」

慶「が、がんばりますっ。プロデューサーさん、私の事見てて下さい!」グッ

P「はい、見てますよ」ニコ

麗(……)ムス

麗「……慶、あとで話がある」

慶「な、なんでー!?」




          00
 ・ ・ ・   ――:
          00


 ――事務所


ちひろ「……で、実際に慶ちゃんにオファーが来たと」

P「まさかうちのアイドル出演番組の特別ゲスト役で出しただけで来るとは……」

ちひろ「まあ、可愛さなら負けてませんしねえ」

P「同感です」

 ガチャ! ドタドタ…

慶「プロデューサーさあん! お願いです匿ってくださいぃ!」バタバタ

P「慶さん!?」

慶「うう、お姉ちゃんたちの視線が怖くてこわくてぇ……」グス

P「あー……。とりあえずお茶でも。用意してきます」

慶「お願いしますぅ……」

 スタスタ…

ちひろ(……これ、どう収拾をつけるんですかね)

 To be continued...



こひなたんは極限までテンパらせたい(ゲス顔)



ちひろさんとトレーナー姉妹はなんか親しい的な脳内設定。だと嬉しい、もとい楽しい。


安価はいつでも募集中。ネタが尽きちゃうよ! 頑張って!

「天体観測(アーニャのお願い)」と泰葉
「ホラー映画鑑賞(小梅のお願い)」と千枝ちゃん
「可愛いと褒め称える(幸子のお願い)」と千鶴ちゃん

みくにゃんの書いた「猫喫茶巡り」をこずえちゃんが引く
及川さんの書いた「牧場で乳搾り」をくるみちゃんが引く

マヒローの「ソーセージを食べに行く」を新田ちゃんに
新田ちゃんの「一緒に資格の勉強」をマヒローに



 
 ・ ・ ・

 ――事務所

P「寒いですねえ」

ちひろ「寒いですねー」

P「ほんと寒いですよね」

ちひろ「ええ、ほんと寒いですよねー」

P「……寒い」

ちひろ「……それしか言うことないんですか」

P「いやだってこの気温おかしいでしょ……エアコンじゃなくてストーブがほしい」

ちひろ「あー、わかります。あの直接当たる熱気がいいんですよね」

P「冬の露天風呂のような感覚です。俺達の椅子の間にも置きません?」

ちひろ「……でも、そうしたら私達、触れ合えなくなっちゃいます」ポッ

P「……」

ちひろ「……」

P「仕事しようか」

ちひろ「そこはツッコんでくださいよぉ!」





 ガチャ

楓「……おはようござ……すぅ」クラ

P「寝なーい。いきなり寝なーい!」

楓「私の眠りを邪魔するのは何人ですか……」

P「すりー、って言わせないでくださいよ」

ちひろ(なんで即刻わかるんですかね)

楓「そういえば『ぷ』ってボウリングしてる人に見えますよね」

P「余った『ぷ』に気を遣わなくていいですから」

楓「……ぷー」

P「だから無理して使わなくて……って可愛いなあもう!」

ちひろ「落ち着いて下さいプロデューサーさん」




P「ところで今日はオフでしたよね、楓さん」

楓「はい。オフだからここに来たんです」

P(ここはあなたの家じゃないんですけど…)

ちひろ「まあまあ。冷たい事務所よりはいいじゃないですか」

楓「……刑務所?」

P「私達は籠の中の鳥でってやかましいわ」

ちひろ(今日のプロデューサーさん調子いいなー……)

P「ともかく、まあ用事がなくてきたならゆっくりしていってください」

楓「はい、ありがとうございます。何をしましょう?」フワ

P(えー……)

ちひろ「あ、じゃあこれやってみませんか?」

楓「これは……何でしょう?」

P「かくかくしかじか」

楓「鹿って神の使いだそうですね」

ちひろ「あ、そこは続けないんですか」




楓「…ともかく、用意してもらったなら引いてみますね」スッ

 つ[古本屋に行きたいです]

楓「……古本屋、ですか」

P「ほー。無難……コホン、いいのが当たりましたね」

ちひろ(毒されてきてるな…)

楓「じゃあ、今から行きましょうか」

P「えっ」

ちひろ「ええ、二人とも楽しんできてください」

P「いいんですか? 仕事中ですけど」

ちひろ「いいですよ、忙しくないですし」

P「そ、そうですか。じゃあ行ってきますね」

楓「列になって行きましょー……なんて」

P「レッツゴーだなんて言いませんよ」

楓「ふふっ」

ちひろ(というか楓さんが居るとプロデューサーさん絶対に仕事しないから……)




 ・ ・ ・

 ――古本屋

 チリンチリン

P「ふう……少し遠出ですけど、ここ雰囲気が好きなんですよね」

楓「本がいっぱい……古本屋だけに、ふふ」

P「ここでも変わらないですね」

楓「アイドルですから」

P「残念ながら楓さんは変わってますよ」

楓「ふふ、変えられちゃいました。プロデューサーさん好みですか?」クス

P「……ノーコメントで」




P「楓さんは本はよく読みます?」

楓「はい、よく読むと思います。…料理本とか」

P「え、楓さん料理するんですか?」

楓「前までしませんでしたけど……やっぱり、女性として、です」ニコ

P「へえ……じゃあ宅呑みの担当もできますね」

楓「……もう」ムス

P「はは、冗談ですよ。でも手の怪我にだけは気をつけて下さいね。大事で綺麗な肌ですから」

楓「はい、…大丈夫です」

P「でも古本で料理本はちょっと扱ってないだろうな……小説とかどうです?」

楓「今はあんまり…ですけど、昔は読んでました。プロデューサーさんは?」

P「……申し訳ない」

楓「苦手なんですね、ふふっ」

P「どうも字を追うのが苦手で……」ポリ

楓「わかりました。じゃあ……私が選んであげます」

P「うえっ?」

楓「……信用してくれないんですね」プー

P「わ、違います、違いますって! ちょっと驚いたというか!」

楓「ふふ、冗談ですっ」フリ

P(……何だこの可愛い大人)

楓「では私が選んであげますね。……連れてきてくれて、ありがとうございます」ニコ

P「えっ……あ、どういたしまして」ドキ




          00
 ・ ・ ・   ――:
          00

 ――事務所


ちひろ「へー。マイナーなもの置いてるんですねー」

P「ええ。何でも海外の小説だとか」

ちひろ「あれ、プロデューサーさんが買ったんじゃないんですか?」

P「いえ、楓さんが小説苦手な俺に勧めてくれたんです」

ちひろ「楓さんが……意外ですね」

P「そう言ったら拗ねちゃいましたけどね」

ちひろ(容易に想像できるのが楓さんらしいというか)

P「本を結構買っちゃったんで、楓さんはしばらく談話室に篭もるそうです」

ちひろ「あら、一緒には読まないんですね」

P「まあお互い大人ですから。俺は俺でぼちぼち読んでいきます。で、仕事はどうです?」

ちひろ「えっ」

P「……えっ?」

 ガチャ

ちひろ「……ほ、ほら次の人来ましたよ! がんばって下さい!」シュバッ

P(俺が居ない間、この人は何をやってたんだろう……)





文香「……おはようございます」ペコ

P「うーん、文香か……」

文香「えっ……私では…駄目でしたか」

P「あっ、すまんすまん。そういう意味じゃなくてな」

文香「そう、ですか……」ホッ

P「いやー、ちょっとしたイベントがあってだな」

文香「イベント……後ろにある箱の事なら、私も知っています」

P「おおう、ちひろさんから既に聞いてたか。じゃあ、今回は文香に引いてもらおうかな」

文香「新しい、出会いを……なんて、…言い過ぎですね。……Pさんが言うのでしたら――」スッ

 つ[私を好きにして]

文香「……っ!?」サッ

P(見ようと思ったら隠された)



文香「わ、わ、……!」

P「おーい、何て書いてあるんだー? プレゼントできないぞー」サッ

文香「あ、……ぁ、…えっ……その…っ!」ギュ

P(顔を真っ赤にして紙をだきしめる様、プライスレス。…だが)

P「……文香」

文香「ぁ……」ビクッ

P「変わるんだろ。一歩、踏み出さないと」キリッ

文香「……それは、…その……っ」

P「大丈夫。俺がついてる。誰も笑わないし、俺が守るから、絶対に」ギュッ

文香「Pさ……。…わ、わかり……ました」サッ

P「ありがとう、文香。俺は文香が成長していく事を、ずっと支えていくからな」

文香「ありがとう……ございます……」モジモジ

P(……さて、これだけ恥ずかしがるということは、多分美嘉とか紗理奈とかそこらへんの攻めのプレゼントなんだろうが――)カサカサ

 つ[私を好きにして]

P「」

文香「……」カアア




P「……おーけーおーけー、一旦落ち着こう俺」サッ

文香「」ピク

P(この字は誰だっていうかこういうこと書く子が大体わかっちゃうのが辛い)

文香「あ、…あの、……だ、大丈夫です。かわ……れるなら、Pさんが……いうなら…」

P「」ブッ

文香「……? 何か、変なことでも」

P(無意識でこれかー…)

P「よし、わかった」

文香「は、はい……っ」

文香(私、Pさんに何をされるんだろう。もしかして……、胸が痛い…っ)ドキドキ

P「今からちょっと文香の服を見に行こうか」

文香「……え?」キョトン

P「ほら、文香っていつも厚着だろ? アイドルだからさ、もう少し挑戦してみてもいいと思うんだよ、俺。いい機会だし、そうしよう」

文香「……そう、ですか」

P(あれ、なんでそんなに期待はずれな顔なの!?)




          00
 ・ ・ ・   ――:
          00


 ――帰還して、事務所

ちひろ「おー、新鮮ですねー」

文香「は、はい……」モジ

P「ちょっと覆うタイプの服ばっかりだったからなー。真逆のチョイスを選んでみました」

ちひろ「グッジョブです。写真とっていいですか」

文香「え、えっ?」

ちひろ「いやいや宣材写真ですよー営業用にこういうのも行けるんだって使うんですよいいですよね撮りますねー」グヘヘ

文香「そういうこと……なら、どうぞ…」

 パシャパシャ

P(あとで写真ください)チラッ

ちひろ(もちろんです!)グッ





P「さてひと通り見てみたところで、文香はがらっと変えて見てどうだった?」

文香「……恥ずかしいです。正直に申せば」

ちひろ(ですよね)

文香「ですが……きっと、アイドルでいるなら、もっと……もっとは恥ずかしいですけど、…肌を見せるんですよね」

P「ウチは控えめな方だが、文香ならグラビアも後々考えている位だな」

文香「…だったら、その時のために……Pさんを困らせないように…慣れたいと思います。…また、一緒に……いいでしょうか」

P「勿論。今度は他のアイドルの子にも見てもらおう。そのほうが楽しいだろ」

文香「……そうですね」

P「よし、じゃあ今日はそれで仕事行くか」

文香「ええと……はい、…頑張ります」ニコ


ちひろ(その格好でその笑顔、頂きます!)パシャ


 To be continued...


チッヒのピヨ化が加速している! むしろ全速前進だ!


安価は募集中、と言いたいところですがそろそろ終わりにしようかと。


その代わり、最後はやたらと要望の多かった(同一人物かどうかはさておき)温泉もとい混浴でいこうとかなんとか。

次回の投下が終わったあたりで適当に要望して下さい。書きやすいの書きます。書けたらいいな。

あんさんぶるちっひは斬新でびっくりしたわ…守銭奴イメージしかなかっt(ry

あ、次は雪美と凛です。



 ・ ・ ・

 ――事務所、昼

P「ちひろさんって宝くじとか買います?」

ちひろ「何ですか、急に」

P「いや、午後の気怠い時間帯、何か話でもしておかないとなーと思いまして」

ちひろ「なんですかそれは……。…まあ、私は買ってませんね」

P「あー、やっぱり」

ちひろ「今すーっごく馬鹿にされた気がするんですが」

P「いやいや、現実的だなって思っただけです。決して他意は」

ちひろ「怪しいですね…。あ、さてはプロデューサーさん、結構買ったんじゃないですか?」

P「……」

ちひろ「それを別に回せばいいもの買えたのになー、とか」ニヤ

P「うっ」

ちひろ「……はぁ。もう少し現実見ましょうよ現実。目の前の仕事とか」

P「一等があたったら車が欲しかったんだ……」

ちひろ(あ、ダメだこれ)




 ガチャ、スタスタ

凛「おはよう」ギュ

雪美「P……おはよう」ギュ

P「おはよう、二人とも。はは、仲いいな」

凛「心配だからね。ほら雪美、行っていいよ」パッ

雪美「……うん…」トコトコ

 ストン

ちひろ「ふふ、すっかり指定席ですね」

P「予約制じゃないんだけどなあ……」

雪美「Pのここ……落ち着く…温かいの」ポン




P「凛も悪いな。付き添いさせて」ナデ

凛「いいよ、別に。事務所の人足りてないしね」

ちひろ「なんというかすみません……」

凛「いやっ、ちひろさんが悪いわけじゃないから。…それに、私も手伝いたいんだ」ニコ

P「りんー…ありがとなー」グス

凛「な、なんなのいきなり……プロデューサーらしくない」

P「お前がウチに来てくれてよかったあー」

ちひろ(雪美ちゃんを膝の上に座らせながら凛ちゃんをみて目を潤わせるその姿はまさに変態)




ちひろ「じゃあ、雪美ちゃんはこの後美優さんと合流して仕事場へ、凛ちゃんは雑誌の撮影ですね」

P「そうですね。二人はそれまでゆっくりしててくれ」ナデ

凛「何か手伝えることはある?」

P「うーん…今は特になにもないから大丈夫――いや、あったわ」ガサ

凛「……いや、それ手伝うってやつじゃないでしょ」

P「凛がそれを引くことで俺が癒やされる! 多分!」

ちひろ(えー……)

雪美「P……引きたい」ギュ

P「んん、雪美も引きたいのか?」

雪美「うん…楽しい……かも」

P「そうか……わかった、じゃあ引いていいぞ」

P(変なのを引かないといいが…)

雪美「……えい」サッ

 つ[あたらしいきぐるみ!]

P(グゥゥゥッド!)

雪美「仁奈の…ねがい……私……着る?」




凛「でも、仁奈ちゃんのきぐるみなんて着れるのかな。あれって特注でしょ?」

P「ああ、問題ない。雪美の方が背が高いから窮屈かもしれんが、それ以外は大丈夫だ」

ちひろ「まあ、背中開けてればサイズも大きくなりますしね」

凛(……それって、さりげなくスリーサイズ知ってるってことだよね)

雪美「P……えっち」

P「ななななにを言っているんだね雪美くぅん」ナデナデ

凛「あからさますぎだから。…それでちひろさん、仁奈のきぐるみって勝手に借りていいの?」

ちひろ「いえ、実は番組で使うようのきぐるみ、新しいのを用意してあるのよ。今回はそれを着てもらおうかしら?」

P「ああ、あの動物番組のですね。よし、ちひろさんお願いできますか?」

凛「私も手伝うよ」

ちひろ「ありがとう。じゃあ行こっか、雪美ちゃん」

雪美「きぐるみ……P……喜ぶ?」ギュ

P「勿論!」グッ

ちひろ(即答ですか)

雪美「ふふ……うん、……いく」

 スタスタ…


P「……カメラはどこだったかなっと」ガサガサ




 ・ ・ ・

 ――十数分後

 ガチャ

凛「はい、完成。どうかな、プロデューサー」

P「いい仕事だ、凛」パシャ

ちひろ「私は褒めてくれないんですかー?」

P「勿論ちひろさんのおかげでもありますよ」パシャパシャ

凛(……何だこの撮影会)ハァ

雪美「P……もっと」クイ

P「オーケー、可愛くとるからなー」チチチ

 パシャパシャ


ちひろ「――よし、私の分は終わり、と……どうかしたかしら、凛ちゃん?」

凛「いや、なんでもないよ」

ちひろ「……こっそり小道具付けてみたけどプロデューサーさんに気付かれなくて寂しい?」ニコ

凛「なっ…!?」バッ

ちひろ「使ってもいいけど後でちゃんと元に戻しておいてね?」

凛「……はい」



          00
 ・ ・ ・   ――:
          00


P「いやーいい写真が取れた。中々レアだぞこれは」フゥ

ちひろ「きぐるみと言えば仁奈ちゃんしか来ませんからね」

P「鈴帆は……少し方向性が違うからな」

凛「ふふ、運動会のお父さんみたいだね」

P「子供はいないけどなー」

ちひろ「予定はあるんですか?」

P「わかっててそういうこと訊かないでくれます?」





P「……よし、じゃあ次は凛の番だな」

凛「あ、結局私もやるんだ」

ちひろ「念のため言っておくと、強制じゃないので無理に引かなくてもいいんですよ?」

P「えっ」

ちひろ「そこまで鬼じゃないですから」

P(美優さん……!)ホロリ

凛「どうしよっかな……」

凛(もし、私が雪美ちゃんのあれを引いてたら……プロデューサーは――)

P「どうする、凛?」

凛「……うん、引くよ」

ちひろ「わかりました。じゃあこれをどうぞ」ガサ

凛「……っ」スッ

 つ[婚姻届]

P「なんだこりゃあああああ!」

ちひろ「なんだこりゃあああああ!」




P「いやいや、ちひろさん確認してるんでしょ」

ちひろ「確認しましたよ確認しーまーしーたー! でもこれは見たことないですって!」

凛(……名前が書いてる)カサ

P「あの、凛? それは多分何かの間違えだからもう一回引いて――」

 ビリッ

凛「うん、もっかい引く」ニコ

P(oh...)

ちひろ(笑顔で破り捨てた……)

凛「変なイタズラはやめてよね、もう――」スッ

 つ[たまには助手として付き添ってもらいたい]

凛「助手……?」

P「これは……晶葉の字だな」




凛「いつも実験? とか付き添ってるの?」

P「たまに、だなー。俺も休みとかないし」チラッ

ちひろ(こっちを見ないで下さいよ…)メソラシ

P「だからこうして時間を願ったんだろうな。残念ながら凛にいったけど」ハハ

ちひろ「でも、凛ちゃんの助手として何をするんですか?」

P「俺が凛の助手か……凛先生、なんの実験をしますか、なんて」

凛「私が先生で……実験、か。…わかった、じゃあプロデューサー、私の家に行こう」

P「えっ」

ちひろ「えっ」

凛「こら助手、先生の言うことには?」

P「えっ……あ、はい。いきます」アセ

ちひろ(あっさり言ったー!?)




 ・ ・ ・

 ――凛の部屋

 コト

凛「はい、どうぞ」

P「おお、悪いな。いきなり上がって」

凛「私が言い出したことだし。それに、久しぶりじゃん」

P「だなー。何年ぶりだ?」ゴク

凛「いや、そこまで言ってないから。……まあ、半年ぶりくらいかな」

P「そんだけ経ったかー。親御さんも元気で何よりだ」

凛「そう思う。時間が経っても一緒に居られるって、幸せなんだ」

P「…凛は俺と居られて幸せかー?」

凛「幸せだよ。なに当たり前のこと訊いてるの?」シレッ

P「お、おう……」

凛「ま、晶葉には悪いけどせっかくだからね。今日はいっぱい話、しよっか」ニコ

P「はは、積もり積もった、ってか? そんな遠くにいた訳じゃあるまいし」

凛「昔よりは遠いよ、ずっと。それこそ、昔は入り浸ってたじゃない、私の部屋」

P「……そうだっけ?」

凛「相談して打ち合わせしてご飯たべてー、って。ひょっとして親戚か何かなのかなって途中思わず考えちゃった」クス

P(…当時はご飯を食べる金すらなかったからな、なんて言えない。勿論相談が主だったが)

P「その甲斐あって立派なアイドルになってるんだから、いい思い出にしとけ」ナデ

凛「…うん、そうする」




凛「……そうだ、せっかくだし、ご褒美もらおうかな」

P「ご褒美ってなんだっけ、俺が助手になるんだったか?」

凛「そ。それで、実験に付き添ってもらうの」

P「…いや、それはいいけどさ、凛は機械とかの実験はできるのか?」

凛「ふふ、頭が固いよ、助手。何も実験は機械や薬だけじゃない――」スッ

 ポフッ

P「っ!?」ビクッ

凛「どういうことをすれば嬉しくなるのか、なんてことも、実験なんだよ?」ニコ

P「……俺の肩に体重を預けることが、実験か」ドキドキ

凛「うん。…実験成功、だね。じゃあ次は……」

P「いや待て凛! 誰も見てないとはいえ、俺にやるべきことじゃ――」


 ギュッ…




          00
 ・ ・ ・   ――:
          00

 ――事務所、夕方


ちひろ「……結局、凛ちゃんの家で何をしてたんです?」

P「い、いえ、ナンデモアリマセンデシタヨ」ドキドキ

ちひろ(うわ、あからさまー……)

P「でも本人的には喜んでた(っぽい)ので成功、ということでヨーソロー」

ちひろ「まあ何もないならそれでいいですけど。…今日は雪美ちゃんと凛ちゃんでしたね」

P「前回に引き続き外出でしたね。というか毎回外出しているような気が」

ちひろ「リフレッシュしたいんですよ、アイドルのみんなも。プロデューサーさん、頑張って下さいね」

P「そう言われちゃ頑張るしかないですね……。というか、一つ訊いていいですか?」

ちひろ「なんでしょう?」

P「……俺の机の上に置いてあるこの空白の書類、確か明日提出だったと思うんですが」ポン

ちひろ「……てへっ☆」

P「し、ご、と、し、ろ!」

ちひろ「あ、はい。すみません」

 To be continued...

というわけで一区切り。
混浴については一人か三人までくらいまでなら多分頑張る(やるとはいってない)。以下適当にどうぞ。

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