明久「彼女ほしい!!」 (149)

Fクラス

明久「なめられてばっかはもう嫌なんだよ!!」

雄二「なめられってお前・・・そうか。お前と久保の関係はそこまで深まったのか」

康太「・・・・・・明久もついに吹っ切れたか」

明久「ねぇ秀吉?この二人は何を言ってるの?」

秀吉「深く考えないことじゃ」

明久「とにかく!みんな僕のことなめすぎだと思うんだよ!」

秀吉「馬鹿にされてるということじゃな?」

明久「そう!」

雄二「それは失礼な話だな」

明久「でしょー?」

秀吉「うむ。明久はちゃんと一人で用をたせるしのう」

康太「・・・・・・最近は右と左の区別も出来てる」

雄二「二足歩行もマスターしたしな。今日もあんよが上手だぞ」

明久「なめんのかコラ」

雄二「馬鹿にされてることに気づいただと!?」ガーン

康太「・・・・・・まさかここまで成長しているとは・・・!」ガタッ

明久「くそぅ!人生棒に振ってもいいから・・・こいつら殺したい!!」

秀吉「これこれ二人とも、そろそろからかうのをやめるのじゃ。明久も鋭利なものを探すのをやめるのじゃ」

雄二「しょうがねぇから真面目に聞いてやるか。つまり、なんだ?周りから甘く見られてるのが不満なのか?」

明久「当たり前だよ!皆口を開けば僕のことをバカだのアホだの不細工だのホモだの女子の服着ろだの女性用下着履けだの写真をブログに上げたいだのアイドルのオーディションに応募しようだのetc...」

秀吉「後半の畳みかけがもの凄いの。並の神経なら不登校になるぞい」

康太(・・・女装の件はこっちに利がある以上やめさせない)

明久「そろそろ僕のメンタル面も限界だよ!」

雄二「でもよぉ明久。お前が馬鹿にされんのはしょうがないだろ。日々馬鹿伝説作りまくりなんだから」

明久「うぅ」チク

康太「・・・それに観察処分者」

明久「くっ」グサリ

秀吉「彼女もおらんしの」

秀吉(姫路と島田の気持ちに気づけばすぐ出来るのじゃがな)

明久「ぐはぁっ!!!」バタッ!!

雄二「秀吉、お前のせいで明久が向こうの壁まで吹っ飛んだぞ」

康太「・・・血反吐吐いてる」

明久「僕はどうしたらいいんだよー!!」

秀吉「とりあえず自分の欠点をなくしていけば馬鹿にされることは無くなるじゃろ」

明久「じゃあ勉強して頭良くなればいいの?」

雄二「観察処分者の肩書きがある以上、ちょっと成績上がったところでお前の評判は変わりゃしねぇよ」

康太「・・・・・・女装キャラを辞めるのも不可能」

明久「玉野さんや姫路さんの猛攻を止めるのは日本人の腕力じゃまず無理だもんね」

秀吉「あとは異性関係じゃな。彼女でも出来れば、皆のお主を見る目が変わるかもしれぬぞ」

雄二「彼女?無理無理。無理に決まってんだろ。この高校の女子は明久のこと完全に馬鹿にしてるからな」

明久「確かに毎日毎日、美波にサンドバックにされたり姫路さんに着せ替え人形にされたり、その他大勢の女子から馬鹿だの変態だの言われてるしなぁ」

雄二「Aクラスの工藤なんてお前をオモチャ扱いだからな」

秀吉「ワシの姉上は明久を犬猫の類だと思ってるぞい」

明久「なにそれ悲しい!そして悔しい!」

康太「・・・・・・明久、全てを受け入れろ」

明久「嫌だよ!許容出来ないよ!くそぅ!こうなったら本気出すよ!」

秀吉「何の本気じゃ」

明久「男のだよ!」

明久宅

明久「皆をギャフンと言わせてやる!絶対彼女作る!!思えば1年生の頃から妙に高校生活が辛いのは恋人がいないからだよ!!彼女さえいればもう他に何もいらないと言っても過言じゃないよ!」

明久「さて、まずは誰を彼女にするか考えよう。選り好みする立場じゃないけど」

明久「姫路さんは・・・可愛いしおっぱい大きいけど、料理というか、猛毒を食べさせようとするし、実は暴力的なんだよね。何回殺されかけたことか。それに姫路さん好きな人いるらしいしね。やめておこう」

明久「美波は・・・人間はNGなんだっけ。秀吉は秀吉だから駄目か。霧島さんは雄二一筋だし、玉野さんはヤバイの一言だし、うーん、僕の知り合いの美少女はあと木下さんと工藤さんか」

明久「あぁでも、木下さん可愛いけど怖いしなぁ。しょっちゅう秀吉の関節逆に曲げてるんだよね」

明久「工藤さんは胸は小さいけど可愛いくてちょっとエッチでノリ良くて社交的で常識人で暴力振るわなくて・・・あれ?最高じゃないあの人?欠点らしい欠点まるでないよ?長所の塊じゃんか!」

明久「ふふふふふ。僕は気づいてしまったよ。天使の存在に!」

明久「駄目でもともと、当って砕けるなら工藤さんだな!!」

明久「僕なら出来る僕ならやれる僕ならいける僕は天才鬼才奇才」ブツブツ

明久「ぃよぉぉぉおおし!!!かましちゃうぞ!!」

明久「さーて電話電話」

プルルルル!! プルルルルル!!

明久「・・・・・・」ドキドキ

ガチャ!!

愛子『ハロハロ~☆』

明久「こっ、こんばんは工藤さん!」

愛子『こんばんはっ。吉井君から電話だなんて珍しいね~』

明久「いやー、まぁその・・・たまにはね?」オロオロ

明久(えぇい!弱気になるな!攻めろ攻めろ攻めろ!)

愛子『アレアレー?もしかしてボクの声が聞きたかったとかそういう理由なのカナー?』ニシシ

明久「うん!」キリッ

愛子『エッ!?』パチクリ

明久「夜になると寂しくてね。工藤さんの優しい声が聞きたくなるんだ」

愛子『またまた御冗談をー、アハ、アハハ』アワアワ

明久「冗談じゃないよ!全身から勇気捻り出して電話かけてるんだよ?」

愛子『へ、へぇー///』

明久「工藤さんの可愛い声聞けて嬉しいな」

愛子『アハハ///』パタパタ

明久「なんか工藤さん、らしくないね。いつもはもっと饒舌なのに。あ!もしかして本当は照れ屋さんなの?」

愛子『ぜ、ぜんっぜんいつも通りだよ!?何言ってるの!?///』アタフタ

明久「動揺してるじゃん。でもそういう工藤さんも可愛い」

愛子『吉井君のバカ。バァカ////』ムスー

明久「あれ?怒っちゃった??」

愛子『べっつにー。欠片も怒ってないですよーだ』ブスー

明久「ごめんごめん。機嫌直してよー」

愛子『怒ってないって言ってるでしょ!』ムキー

明久「いや怒ってるよ!?怒んないでよー。工藤さんに嫌われたら僕死んじゃうよ」

愛子『やっぱり今日の吉井君なんかおかしいよ。普段はボクになんて興味持ってないじゃんか///』

明久「今までは素直になれなかったんだよ。工藤さん、たまに僕のことからかってくるでしょ?スカートの中見せてあげようか?とか」

愛子『それはまぁ・・・ノリで・・・ネッ?////』アハハ

明久「工藤さんはギャグでやってるのかもしれないけど、毎回本当に、本当に、本っ当にドキドキしてるんだからね?」

愛子『そうだったんだ・・・///』

明久「そりゃそうでしょ!可愛い子があんなことしてくれるんだもん!工藤さん無自覚なの?もう少し美少女としての自覚を持つべきだよ。可愛すぎるよ」

愛子『~~~ッ!!!/////////』カァァ

明久「エッチなノリもいいけどあんまり不特定多数の男子にああいうことしちゃ駄目だよ?勘違いする馬鹿が出てきちゃうよ?」

愛子『・・・・・・うん////』

明久「でもでも、自由奔放な所が工藤さんの魅力だからね。ああいうジョークをやめろなんて言わないよ。だから、その、えっと・・・お色気攻撃は僕ら、いや、僕だけにしてね?」

明久(流石にコレは無理だろうな・・・)

愛子『じゃあ、そうする・・・////』

明久「なーんて――え?えぇぇぇ!?」

愛子『吉井君はおバカで可哀想で哀れでどうしようもなくおバカだもんね。誰かが優しくしてあげないと駄目だよね、ウン!////』

明久「うぅッ」グスグス

愛子『吉井君!?どうして泣きだすの!?』

明久「こんな僕に優しくしてくれる人がいるんだって思ったらつい涙が」アハハ

愛子『吉井君いつも痛めつけられてるもんね』

明久「おかげで最近自然治癒のスピードが早くなってきてるよ。デカイたんこぶが二秒後には無くなってるよ」

愛子『なにそれ。漫画みたい』クスクス

明久「笑いごとじゃないよー」

愛子『ゴメンゴメン』アハハ

明久「でもまぁ工藤さんが笑ってくれるなら何でもいいや。笑顔の工藤さんが一番可愛いもん。電話だから表情見えなくて悔しい」

愛子『エヘヘ///』デレー

愛子(男の子にこんなに可愛い可愛い言われるの初めてだからにやけちゃうよ~)

明久「ねぇ工藤さん?あのね」

愛子『なぁにー?』ウヘヘ

明久「もし良かったらだけど、明日学校終わったら一緒に帰らない?」

愛子『それはもしかしてー、もしかしてもしかして、もしかしなくてもぉ~?デートのお誘いカナ??』

明久「うん。まぁそんなとこかな」

愛子『そういう曖昧な言い方はダメー』ニシシ

明久「デート!デートです!デートして下さい!!」

愛子『うんうん。そんなにボクとデートしたいのかぁ~///」アハハ

明久(調子こいてる工藤さん萌えるなぁ)

明久「したいよ!常にしたいよ!だって工藤さん優しいし楽しいし可愛いしセクシーだし非の打ち所がない美少女だもん!」

愛子『もう一声!』

明久「えっ?えーっと、スポーティ?あとは、えーっと、んーっと、もう僕ボキャブラリー少ないから出てこないよー!」

愛子(困ってる吉井君可愛いなぁ)

明久「と!に!か!く!言葉に出来ないくらい可愛いと思います!!」

愛子「そんなことないないないないないない、あるけども~。ご褒美に明日『大変よくできました』の判子押してあげるねー。』ニシシ

明久「意味不明だけどやったね!」

愛子『んじゃ明日は部活休みだから授業終わったら即合流ね!即ね!即座にね!』

明久「はーい。HR終わったらメールするね」

愛子『受信するね~♪』

明久「なんじゃそりゃ。じゃあ今日はこの辺で」

愛子『えぇ切っちゃうの!?もう少し話そうよー』

明久「僕もそうしたいんだけどね」

愛子『じゃああと5時間だけ!』

明久「長いよ!『だけ』の範疇じゃないよそれ!」

愛子『じゃあ五時間弱』

明久「全然妥協してない!?」

愛子『なにさー!吉井君はボクと長電話したくないってのー!?こちとら寝不足上等だってのにー!』プンスカ

明久「僕も死ぬほど長電話したいけどなんと言いますか・・・通話代が」

愛子『なるほど』ナットク

明久「貧乏でごめんなさい」

愛子『じゃあ今日は早く寝て、お肌のコンディションばっちりにしとこうカナ!』

明久「明日その美貌を楽しみにしてるね」

愛子『してなさい!じゃあオヤスミ~☆』

明久「おやすみー」

愛子『・・・・・・』

明久「・・・・・・」

愛子『吉井君が切りなよ~』アハハ

明久「なんか切りにくくって」アハハ

愛子『じゃあせーので同時に切ろう』

明久「分かった。せーのね!」

愛子『いっせーのーっせ!ハイ!で切るんだよ?』

明久「『ハイ』って言った瞬間切るの?『ハイ』って言い終わったら切るの?」

愛子『んー、じゃあリハやろうリハ!』

明久「リハ!?」

ミス

愛子『じゃあ今日は早く寝て、お肌のコンディションばっちりにしとこうカナ!』

明久「明日その美貌を楽しみにしてるね」

愛子『してなさい!じゃあオヤスミ~☆』

明久「おやすみー」

愛子『・・・・・・』

明久「・・・・・・」

愛子『吉井君が切りなよ~』アハハ

明久「なんか切りにくくって」アハハ

愛子『じゃあせーので同時に切ろう』

明久「分かった。せーのね!」

愛子『いっせーのーせっ!ハイ!で切るんだよ?』

明久「『ハイ』って言った瞬間切るの?『ハイ』って言い終わったら切るの?」

愛子『んー、じゃあリハやろうリハ!』

明久「リハ!?」

30分後

愛子・明久『「せーの!オヤスミ~」』ガチャ

プー、プー、プー

明久「ふぅー。こんな幸せ体験は人生で初めてだよー」

明久「あっひゃー。イチャイチャしちゃったー!!」

明久「僕、工藤さんのこと好きになっちゃった・・・/////」

明久「恥ずかしい!恥ずかしいけど嬉しい楽しい大好き!!////」ゴロンゴロン

明久「明日が楽しみだなー。とりあえず明日は6:00に起きよう。シャワー浴びよう。何が起こるか分からない世の中だからね」

ピロリロリン

明久「あ、メールだ」


From:工藤愛子
To:吉井明久
――――――――――――――――――――――――――――――――
明日楽しみにしてるね!
ボクのことで頭いっぱいになっちゃって寝つけないかもしれないけど
モゾモゾ変なコトしてないで今日は早めに寝るんだぞ~(*`ω´*)

明久「初めてメールの保存機能使っちゃった」ポチポチ

明久「さて、二回位変なことしてから寝るか」

翌日

明久「ふわぁーぁ。朝かぁ。まだ6時前だけど全然眠くないや」

明久「知らなかったなぁ。デートの予定があるとこんなに朝から気力がみなぎってくるのかぁ」ニマニマ

明久「まずは朝ご飯だ。一汁一菜しっかり食べて」ムシャムシャ

明久「歯磨いてーシャワー浴びてー」サー

明久「着換えてー眉毛整えてー」ソソクサ

明久「香水うっすら付けてー髪セットしてー」キメキメ

明久「最後にイメトレしてー」ウンウン

明久「これでよし!放課後が楽しみだなー」ルンルン

明久「そろそろ行こうかな。あぁもう!放課後が楽しみ!待ち切れないなぁ!」ガチャ

愛子「おはよっ!吉井君っ」ヒョコッ

明久「工藤さんっ!?」

愛子「正解~っ。工藤さんだよー」ナハハ

明久「ど、どうしてここに!?」

愛子「サプライズだよっ!お迎えに上がったのっ。一緒にガッコ行こ??」

明久「一緒に登校!?あの伝説の!?」

愛子「伝説??」キョトン

明久「女の子と一緒に登校、それは全男子の夢!」

愛子「そうだったんだー。夢叶っちゃったねー」アハハ

明久「うん!」

愛子「嬉しそうだねー」

明久「美少女と登校だよ?死ぬほど嬉しいよ!」

愛子「むふふ。そっかそっか~///」ニマニマ

明久「幸せすぎて地に足つかないよ。ドラえもん状態だよ」

愛子「ホバリングしちゃってるんだ。吉井君浮かれちゃって危なっかしいからこうしてあげるね」ギュッ

明久「/////////////////」プシュー

愛子「ありゃりゃ。手握ったら茹でダコになっちゃったよ」アハハ

明久「いきなり手を握るのは反則だよ!ズルだよ!////」

愛子「でもこうされると嬉しいんでしょー?」ジトー

明久「/////」コクリ

愛子「じゃあ手繋いだまま行こっ。ボクだってこうしてたいし///」

明久「工藤さんも僕と手繋ぐと嬉しいの?」

愛子「言わないと分からないの~?///」ギュッ

明久「なにこれ幸せ!////」

愛子「あっ、そろそろ行かないとまずい時間だよ。出発~」テクテク

明久「工藤さんの手温かいね」

愛子「ボクの人柄同様、ぬくもりに溢れてるよー」アハハ

明久「あと、失礼かもしれないけど、工藤さん手小さいね」

愛子「ミニマムで可愛いでしょー?吉井君の手は意外と大きいね。でも綺麗な指だね」ニギニギ

明久「工藤さんの手も綺麗だよ。飛魚のような手だよ!」

愛子「ボクの手ロケットパンチみたいに飛んでっちゃうの!?白魚って言いたかったのカナ?」アハハ

明久「馬鹿でごめんなさい」ショボン

愛子「しょげないの。褒めてくれたんだからボクちゃんと嬉しいよ」

明久「ほんと?」

愛子「ホントにホント」ニコッ

明久「工藤さんの笑顔が眩しくて目が潰れそう。工藤さんって天使なの?」

愛子「そうかもね~。なんちゃって。あれっ?吉井君?この信号左でよかったっけ?」アハハ

明久「そうだよー」

愛子「ここ曲がると駅前の大通りだもんね」テクテク

明久「そうそう――ってちょっとストーップ!!」

明久(この時間帯、駅前は文月学園の生徒で溢れかえってるはず。ってことは人の幸せを喰らう悪魔(FFF団)がいる可能性も非常に高い!!工藤さんと手を恋人繋ぎしながら歩いているこの状況を見られたら・・・バラバラにされるっ!)

愛子「どうしたの??コンビニでも寄りたいの??」

明久「そういうわけじゃないんだけど」

愛子「どういうわけなの?」キョトン

明久「こっちじゃなくてあっちの道から行かない?なんとなく今日はいつもと違う道を通りたいんだ!」

愛子「かまわないけど、かなり遠回りになっちゃうよ?」

明久「運動がてら遠回りも・・・駄目?」

愛子「OKだよ!ボクあっちの方あんまり行ったことないから探検みたいで楽しそう。それに遠回りした方が長くボクと手繋いでられるもんねー?」

明久「そう!それ狙いだったんだよ!」

愛子「吉井君は欲張りだなぁ///」

明久(とりあえず命の危機は去った)ホッ

明久「せっかく工藤さんといられるんだもん。欲張っちゃうよ」アハハ

愛子「デレデレしちゃってー///」ニシシ

明久「工藤さんだって表情ユルユルだよ?」アハハ

愛子「なにをー?うりうりっ!」グリグリ

明久「ほっぺグリグリしないでよー。くすぐったいよっ」

――――――

愛子「ふう。やっと高校見えてきたね」テクテク

明久「野良猫撫でたり、グリコやったり、80円の自販機でジュース買ってまったりしてたら大幅に遅刻しちゃったね」

愛子「まもなく一時間目終わる頃だね。あちゃー、大遅刻だっ」

明久「僕はしょっちゅう遅刻してるから、今更もうどうってこともないけどね」

愛子「ボクは人生初の遅刻だよー」

明久「マジで!?」

愛子「マジだよー。無遅刻無欠席の健康優良児だよー」

明久「ゴメン!僕が遠回りさせちゃったから、工藤さんの内申点が下がっちゃうっ」アワワ

愛子「吉井君のせいじゃないよ。気にしないでってば」

明久「でもっ」

愛子「いいの!だって楽しかったもん!」ズイッ

明久「//////////」

明久(工藤さん顔近いっ!!!)

愛子「ボクAクラス所属だけど別にド真面目ちゃんってわけじゃないんだよ?」ムー

明久「/////////////」プシュー

愛子「あっ!ゴメンゴメン、顔近づけすぎちゃったね///」テレテレ

明久「心の臓が爆発して死ぬとこだったよー////」ハフゥー

愛子「ホント吉井君は可愛いなー////」

明久「こっちの台詞だよー//////」

明久・愛子「//////////」

キーンコーンカーンコーーン!!

愛子「さぁて!二時間目からは授業出ないとね!///」アタフタ

明久「うんうん!///」

明久(工藤さんと一緒にいるの楽しいなぁ~っ!!!)

Fクラス
一時間目終了後の10分休み

明久「おはよー」ガラガラ

雄二「うーす。まーた寝坊か」

康太「・・・・・・相変わらず朝に弱い」

明久「そんなとこー」ニコニコ

秀吉「重役出勤じゃのう。む?」

明久「どったの?」ニマァ

秀吉「なにやらいつもと様子が違うのう」

雄二「言われてみるとそうだな。髪にワックス付けてるなんて珍しい。いつもは寝癖頭なのによ」

明久「たまにはお洒落したい気分になるんだよ」フーンフーン

雄二「なんで寝坊かましといて髪セットすんだよ」

秀吉「髪型だけじゃないぞい。表情も違うのじゃ。やけに満たされた顔をしておる」

雄二「いつもの明久は『あーあぁ。今日も勉強かぁチクショー』って顔をしてるはずだ」

秀吉「午前中なのに放課後の顔をしておるのう」

明久「僕だってたまには上機嫌になるよー」アハハ

美波「どうしたのアキ?ニヤニヤして気持ち悪い」

明久「どうもしてないよー」ニコニコ

美波「どこかに頭を強打したのかしら?」

秀吉「それはいつもじゃろ。明久は何度お主らにお仕置きされたか、もう数えきれんぞい」

雄二「今まで島田や姫路が殴りまくったからな。蓄積されたダメージが脳を侵し始めたのかもな」

康太「・・・・・・無理もない」

美波「そうだったの!?」

瑞希「明久君ごめんなさい!」

明久「ちょっと二人とも深々と頭下げないでよ!僕の脳は正常だよ!」

美波「そんなの信じられないわ!元から愉快なアキの頭を、何度となく痛めつけてきたんだから!」

瑞希「明久君、私が責任を持って腕のいいお医者さんを見つけます!もし治らなかったら責任を取って一生面倒みてあげます!」

美波「何言いだしてんのよ瑞希!そういうのはアレよ!ジャンケンよ!」

久保「ジャンケン・・・っ!くっ、運頼みか・・・!」

雄二「お前は自分のクラスに帰れ」

明久「僕は正常だって!!どこも僕はどこも悪くないよ!」

美波「アキったら自分の馬鹿さも分からなくなっちゃったの??」

瑞希「もう末期症状かもしれませんね」

明久「あぁもう!なんなのこれ!!まったく、皆して僕を馬鹿にしてー。あっはっはっはっは」ニヤニヤ

秀吉「怒りながらもニヤニヤしておるのじゃ」

雄二「こりゃマジで重症かもな。島田と姫路は看病してやれよ」ニヤ

秀吉(雄二のやつ面白がってるのう)

明久「全然平気だよ。二人の看病なんていらないいらない」

美波・瑞希「いらない?」カチン

美波「アキ?今日は優しくしてあげるからね」ゴゴゴゴゴ

瑞希「私たちに絶対甘えて下さいね?」ゴゴゴゴゴゴゴ

キーンコーンカーンコーン

鉄人「二時間目始めるぞー」


二時間目終了

ピロリロリン

明久「メールだ!」


From:工藤愛子
To:吉井明久
――――――――――――――――――――――――
お久しぶり~(=゚ω゚)ノ

聞いて聞いて!あのねっ、遅刻したからみんなに凄く心配されちゃったの!(´・ω・`)
体調悪いのー?って!
目覚まし時計のセッティングに失敗したって言い訳したらみんな納得してくれたけどねー笑

明久「これも保存しよ。えーっとなんて返信しようかな?『僕も(頭の)心配されちゃったよー』っと」ポチポチ

Aクラス

愛子「あはは。吉井君は面白いなぁ~」

優子「何携帯見てニヤニヤしてるのよ。次体育だから更衣室いくわよ」

愛子「はいはーい。次は体育~。やったー・・・あっ!」

優子「どうしたの?」

愛子「あっちゃー、体育着忘れちゃった」ナハハ

優子「遅刻に忘れ物だなんて今日は珍しいわね。早く誰かに借りに行きなさいよ

愛子「だね。待たせちゃうのも悪いから優子先行っててー」

優子「分かったわ。遅れないようにねー」

愛子「ボクも舞い上がってるのカナ?普段忘れ物なんて滅多にしないのに」

愛子「うーん、誰に借りようカナ?水泳部の誰かに・・・いや!ここは思い切って・・・」ピカーン!!

愛子「閃いちゃった。ナイスアイディアだよボク」

支援

>>48
サル怖いから多めに支援貰えると嬉しい

Fクラス

雄二「ニヤつきながら誰とメールしてんだ?」

明久「どわぁっ!?勝手に携帯覗きこまないでよ!訴えるよ!?」クワッ

雄二「なんだぁ?その過剰反応は。いいじゃねぇかこんくらい」

秀吉「雄二よ、明久にもプライベートがあるのじゃ」

雄二「へぇー。明久には他人に見せられないようなメールをし合う大事な相手がいるのかぁ」(大声)

瑞希「坂本君?明久君がどうしたんですか?」ゴゴゴゴゴゴゴ

美波「ア~キ~ッ?」メラメラメラメラ

秀吉「雄二も鬼じゃな」

雄二「あいつの笑顔をみるとついメチャクチャにしてやりたくなるんだ」

康太「・・・同意」

明久「姫路さん!?美波!?体から妖気が立ち昇ってるよ!?」

美波「アキ?話し合いをしましょ?」ゴゴゴゴゴ

瑞希「三者面談しましょうね?」

明久「言葉じゃなくて拳が交わされる予感っ」ガタガタ

ガラガラ!!

愛子「ヤッホー☆」

明久「工藤さん!助けにきてくれたんだね!」パァァ

愛子「いやそうじゃないけど」

明久「そうじゃないの!?」ガーン

美波「さぁアキ!観念しなさい!」

愛子「美波ちゃんも瑞希ちゃんもゴメンネー。一旦ストーップ!」ビシィ!!

瑞希「なんで止めるんですか?」キョトン

愛子「鈍器持ったままそんなキョトン顔されても・・・」アハハ

秀吉「何か明久に用かの?」

愛子「そそ。ねね吉井君?今体育着持ってる?」

明久「持ってるけど、なんで?」

愛子「貸してもらえないカナ?」

明久「僕のを?」

愛子「だめぇ?」

明久「駄目な理由がないよー。体育着はロッカーの中だよ」ニマニマ

愛子「吉井君のロッカーはどれ?」

明久「ここだよー」

明久(はっ!そうだ!)

愛子「ジャージも借りちゃうねー」ニコニコ

明久「ちょっと工藤さん」

愛子「なぁに?」

明久「耳貸して。しばらく僕の携帯預かってもらえないかな」ボソボソ

愛子「ふわぁッ!くすぐったいよぉ/////」ゾクゾク

明久「ご、ごめん!」アタフタ

愛子「うぅ、変な声出ちゃったよぅ。どうしたの?///」ウルウル

明久「僕の携帯放課後まで預かってて。お願いっ」ゴニョゴニョ

愛子「携帯?なんで?」ゴニョゴニョ

明久「いいからお願いっ。体育着入れの中に入れとくからね!」ゴニョゴニョ

愛子「んぁっ、耳に息がぁっ////」ビクッ

明久「任せたよ」ボソボソ

愛子「/////////」コクリ

明久「ありがと」

愛子「じゃ、じゃあボクはもう行くねっ/////」トテトテトテ

明久「僕ら今日体育ないから返すの放課後でいいよー!」

ガラガラ

明久(よし!これで皆に携帯をチェックされる心配はない!これで一安心)

瑞希「明久君?ナンデアイコチャントイチャイチャシテルンデスカ?」ドドドドドド

美波「ガルルルルルルルルルルッッッ!!」フシャー

明久「じゃなかった」

キーンコーンカーンコーン

布施先生「三時間目始めますよー」

瑞希・美波「チッ」

明久「ゴングに救われた」フゥ

秀吉「チャイムじゃろ」

更衣室

愛子(もう!さっきは吉井君に恥かかされたよ~)

愛子(皆の前であんな声出しちゃうなんて)

愛子(顔も真っ赤になってただろうし~っ!)

愛子「これは仕返しをしないといけないね」ムムム

愛子「吉井君の携帯はーっと、これか」

愛子「自撮りモードにしてー、ちょっと胸元はだけさせて」パシャリ

愛子「我ながらエロ可愛いっ!これを待ち受けにしてー」

愛子「吉井君のリアクションがみものだね」ナハハ

愛子「ドキドキしてくれるカナ?///」

愛子「さてさて、そろそろ着替えますかね」ヌギヌギ

愛子「吉井君のジャージ・・・///」エヘヘ

愛子「ぶかぶかだけどあったかいい////」

愛子「吉井君の匂い落ち着くなぁ//////」クンクン

愛子「・・・・・・////」ボー

優子「愛子―?もう授業始まるわよー」ガチャ

愛子「ハイハイハーイッ!!!/////」ビクッ

優子「何してんの?」ハァ

三時間目終了
10分休み

Fクラス

明久「全身が満遍なく痛いよぉ」グスグス

雄二「授業終了と同時に逃亡を図ったが2秒で捕まってたな」

秀吉「爪先から頭のてっぺんまで拷問されてたのう」

康太「・・・・・・常人ならお陀仏」

明久「僕保健室行ってくる」トボトボ

秀吉「まだ歩けるのが凄いのじゃ」

更衣室

優子「運動神経抜群のあんたが足もつれさせてこけるなんてどうしちゃったのよ」

翔子「・・・・・・大丈夫?」

愛子「平気平気!軽く捻っただけだよー」ナハハー

優子「考え事でもしてたの?」

翔子「・・・・・・悩みがあるなら聞く」

愛子「そんなんじゃないよっ」アタフタ

愛子(吉井君のことで頭いっぱいになってたなんて言えないよ・・・)

優子「そう?」

愛子「そそっ」アハハ

翔子「・・・今日の愛子・・・らしくない」ジー

愛子「べ、べつにいつも通りだよー」アセアセ

優子「とにかく戻りましょ。愛子、歩ける?」

愛子「ゆっくりなら大丈夫だよー」

翔子「・・・・・・一応保健室行ったら?」

愛子「そうだね。湿布だけもらいに行っとこうかな。二人は先教室戻ってていいよ」

保健室

明久「体を動かす度に全身に稲妻が走るような痛みがぁっ」ガラガラ

明久「すいませーん・・・すいませーん!あれ、保健室の先生いないのかな」キョロキョロ

明久「誰もいないのか。無断でベッドで寝てても怒られないよね?」

明久「もういいや、肉体は限界にきてるしもう寝ちゃおう」ドサッ

明久「今日の放課後は工藤さんとどこへ行こうかなぁ。工藤さんとならどこだって楽しいだろうなぁ」

明久「工藤さんのこと考えるとドキドキするし、ワクワクするなぁ」

明久「なのにちょっと胸が苦しい・・・なんでだろう?」ズキッ

明久「・・・・・・はぁー。工藤さんの顔見たいなぁ」ゴロゴロ

ガラガラ

明久「っ!?」ビクッ

愛子「すいませーん!湿布欲しいんですけどー」

明久「工藤さん!?」

愛子「吉井君!?」

明久「どうしたの??」

愛子「ちょっとドジちゃってさ、右足捻っちゃったの。吉井君はどうしたの?」

明久「僕も似たようなもん。ちょっと拷問されて」

愛子「似てないよ!?大丈夫!?」

明久「寝てれば治るよ。工藤さん方こそ平気?」

愛子「大したことないよ~」

明久「本当に?」

愛子「ホントに。えへへ、心配してくれてアリガト」ニコ

明久「ならよかった」ホッ

愛子「湿布どこだろー?おっ、みーっけ」ガサゴソ

明久「でも運動神経の良い工藤さんが怪我なんて珍しいね」

愛子「一生の不覚だよー」アハハ

愛子(ほとんどキミのせいだよっ)

愛子「吉井君、湿布貼りたいからちょっとベッド座らせてね」ヒョイ(寝ている明久の頭の横に座る)

明久「ッッ!?!?!?///////」

愛子「あっ。吉井君今ボクのスカートの中見たな~?」ニマニマ

明久「み、見てないよ!////」

愛子「ボクは見られても怒らないよ~」ニヒヒ

明久「あはははは////」

明久(足首に湿布を貼るために右膝立ててるから、太ももがかなり際どいっ!) 

愛子「さっきの体育終わった後スパッツ脱いだんだけどな~☆」

明久「正面から見たい!」

愛子「心の声出ちゃってるよ?」アハハ

明久「つい興奮しちゃって」アハハ

愛子「あ、そうだ。吉井君に携帯返すよ」

明久「いや、放課後まで預かっててほしいんだけど」

愛子「いいからほら!」ギュッ

明久「??」

愛子「待ち受け見て!」ニマニマ

明久「待ち受け?」パカッ

愛子「きゃ~。はずかし~いっ」ニシシ

明久「・・・・・・・・・」

愛子「あ、アレ?吉井君?」

明久「////////////」ボーン

愛子「喋らなくなっちゃった。おーい、吉井くーん?おーい」

明久「はっ!?やっと脳の処理が追いついた!ちょっと!どうしたのこの写真!/////」アワワ

愛子「乙女のイタズラ心だよ~。大成功☆」エヘヘ

明久「可愛すぎて脳が処理落ちしちゃったじゃんか!////」プンスカ

愛子「ゴメンってば」

明久「健康体だったら鼻血噴き出してベッド弁償させられるとこだったよ」

愛子「拷問で血が足りてないんだ」アハハ

明久「今日の拷問は一段ときつかったよー」

愛子(可愛いなぁ)

愛子「ねぇねぇ吉井君。痛いとこ撫でてあげよっか?」

明久「ナデナデ!?」

愛子「そうナデナデ!ほらっ。ボクの隣座って」

明久「痛いとこかぁ~。多すぎて何処言えばいいか分かんない」ヒョコ

愛子「どこでもいいよ~」

明久「どこでも・・・・・・」ニマァー

愛子「と、とんでもなくエッチなこと考えてない?///」タラー

明久「か、考えてないよ!?摩ってもらいたいけどココは特に痛めてないしなー、なんて考えてないよ!?」

愛子「吉井君はエッチだな~////」ナハハ

明久「ごめんなさい」

愛子「まったくも~。ちゃんと痛いところを言いなさいっ」アハハ

明久(工藤さんの笑顔、ずっと見ていたい。一人占めしたい・・・)

明久「痛いところ・・・ここかな」

愛子「・・・胸?」

明久「うん。ここを撫でてもらいたいな」

愛子「こ、こう・・・?////」ナデナデ

明久「ありがとう」

愛子「・・・////」ナデナデ

愛子(吉井君の体、あったかいなぁ)

明久「しばらくこのままで、話を聞いてもらえるかな?」

愛子「うん・・・///////」

明久「僕ね、工藤さんのことを考えると楽しい気持ちが胸いっぱいに広がるんだ。工藤さんとああしたいこうしたいって想像するとね?馬鹿みたいに心が華やぐんだ。でもね、同時に刺すような痛みが走るんだよ」ギュッ

明久(工藤さんの肩、小さいなぁ・・・)

愛子「ッ!?/////」

明久「工藤さんは僕をどう思ってるんだろう?僕以外の誰かを想ってるとしたら?そんなことを考えだすと、楽しい気持ちに暗い影が落ちてくるんだ」

明久「工藤さん」

愛子「・・・・・・/////」

明久「好きです。もう、どうしようもないくらい」

>愛子「拷問で血が足りてないんだ」アハハ

明久「今日の拷問は一段ときつかったよー」

愛子(可愛いなぁ)




なんか怖い

愛子「ボッ、ボクはねっ/////」

愛子「吉井君の・・・苦しむ顔は見たくないんだよっ///////」チュッ

明久「ッ!!」

愛子「これで、胸の痛みは消えるよね?//////」ウルウル

愛子「ボクも吉井君のことが好き。大好きだよ/////////」

愛子「ボクを彼女にして下さい///////」ニコッ

明久「はい。絶対幸せにするよ」

愛子「彼氏彼女だね////」

明久「工藤さんと付き合えるなんて幸せだよ」ニコッ

愛子「幸せにしてねー////」ギュー

明久「うわぁっ!」バターン

愛子「勢い余って押し倒しちゃった/////」アハハ

明久「押し倒されちゃった/////」

明久・愛子「・・・・・・//////////」

愛子「もう一回チュウしよっか?/////」ドキドキ

明久「いいの?///」

愛子「ボクのこと好き?///」

明久「大好き////」

愛子「よくできました/////」チュッ

明久「愛してるよ/////」

愛子「大変よくできました~っ//////」チュ

愛子「保健体育の実技・・・したい?////」ニマニマ

明久「え?えぇぇぇッ!?そ、そりぇはまじゃ早いにょ!/////////」

愛子「冗談だよ~☆」アハハ

明久「ビックリしたー」フゥー

愛子「実はボクも未経験だからね。色んなことをゆっくりと、一歩一歩吉井君と深めて行きたいな」

明久「じゃあ今日はお互い、キスで我慢だね///」アハハ

愛子「我慢できるカナ~?///」ナハハ

Fクラス前廊下

秀吉「もう四時間目も終わって昼時じゃというのにまだ保健室にいるのかのう?」

雄二「ダメージ回復のためにベッドで眠りこけてんだろ」

秀吉「放置しておくのは可哀想じゃからのう。迎えに行こうかの」テクテク

美波「アキはしょうがないわね。面倒だけど看病してあげようじゃないの」フンッ

瑞希「そうですね。添い寝くらいなら」フフフ

保健室前廊下

美波「木下さん?」

瑞希「保健室に用ですか?」

優子「島田さんに姫路さん。実は3時間目の後に愛子が保健室に行って、そこから戻らないのよ」

翔子「・・・・・・心配だから様子を見に来た。雄二達は?」

雄二「そっちと同じだ。明久が保健室から戻らなくてな」

秀吉「そうなのじゃ」ガラガラ!!

保健室

優子「保健室では静かにねー」

翔子「・・・・・・失礼します」

美波「先生はいないようね」キョロキョロ

瑞希「明久君はベッドでしょうか?」

雄二「だろうな」

秀吉「開けてみるのじゃ」カシャー

愛子「えへへ、大好き~/////」チュッチュッ

明久「僕も~っ///」ギュー

愛子「もっと強く抱きしめて~////」

明久「工藤さんの体、凄く柔らかい////」ペタペタ

雄二・秀吉・美波・瑞希・優子・翔子「!?!?!?!?!?!?」

愛子「もう!触り方エッチだな~」////

明久「だってしょうがないじゃん!可愛いんだもん!///」

雄二・秀吉・美波・瑞希・優子・翔子「オイ」

明久・愛子「・・・・・・」

明久「逃げるよ!」

愛子「うんっ!」コク

明久「僕は彼女を抱き抱え、愛の逃避行を決行した」ササササ!!

終わり

これは誰か死ぬな

くぅ疲


工藤さんと明久が付き合ってからの話もぼんやり考えてるけど書きためてないからまた今度書きたい

あとちょっと前に書いた優子物も楽しかったからまた書きたい

工藤さんと優子は原作でもっと目立ってほしかったなー
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誰かバカテスのエロ画像おーくれ

工藤さんの需要があって良かったわ

>>129-144
支援ありがとう

続きはよ
割とマジで

>>148
また今度

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