隊長「本日の作戦を発表する」 (11)

1月7日 PM3:30 俺の家
隊長「明日からいよいよ学校が始まる、なので今日からはまだ一つも取り組んでいない宿題を終わらせたいと思う」
一般兵A「隊長!今回の作戦内容はどのようになっていますか!?」
隊長「まずはPM4:00作戦開始だ。期限は明日AM7:00」
一般兵B「今夜は徹夜になる・・・ってことか」
一般兵C「でっでも!それならまだ15時間はあるってことですよね!楽勝ですよ!量はさほど多くないようだし!」
隊長「馬鹿野郎!俺氏の性格を忘れたか!俺氏は怠け者で有名だ!あいつは宿題の問題1つ終わったら休憩に入るような超スロースペースなんだぞ!」
一般兵B「たっ・・・たしかに。今までそれで何度長期休みの最終日に答えを丸写ししただろうか・・・!」
隊長「俺氏のデータから推測して15時間のうち宿題をする時間・・・それは役8時間だ!!!!」バァンッ
一般兵ABC「はっ8時間ーッッ!!!!????」
隊長「そうだ、つまりその8時間の間に我々は国語の作文、数学のワーク15P、英語と科学のプリントをやってしまわなければならない!」
一般兵C「しかも最近俺氏は誕生日だったらしく新しいゲームを買ってる、あいつにゲームをさせずに宿題のみをさせることなんてほぼ不可能に近いじゃないですか!!!」
隊長「そう、つまりこのミッションは難易度AAの極悪任務なんだ!!!!」
一般兵ABC「ミッション難易度AA!!!???」ババーンッ
隊長「こんなの給食中に女子から『なんかおもしろい話して』と無茶振りされたときぐらいの難しさだ・・・」
一般兵A「つ、、、つまり犠牲は覚悟しとけってことか・・・・」
隊長「『高校-ヤツら-』俺達を殺しにかかってるってことだ・・・」

隊長「文句を言っている暇はない!急いで一番早く終わる『国語の作文』にうつれ!!」
一般兵ABC「了解っ!!!」
一般兵C「隊長!!プリントの端に『丁寧な字で!』と太線で書いてあります!!!」
隊長「今はいち早く終わらせることが先だ!字の上手い下手など気にしている暇はない!」
一般兵A「作文の量は3枚分あるんだぜ!!!さっさとしないと日が暮れちまう!!!!!」
隊長「走り書きだぁ!!!!文がおかしいとかそんな小さなことは気にするな!!!とにかくマス目を埋めるんだ!!!!!!」
一般兵B「やはり俺氏のやろう!一枚終わるごとにゲームをしている!!!!」
一般兵C「こいつには危機感ってものがないのか!キチ○イが!!!」
隊長「ここはそこまで時間をかける場面ではない!いそげぇ!!!!」

-4:20 作戦終了-
隊長「くっ!かなり時間をかけてしまったな」
一般兵C「な、なんてハードなんだ・・・」
隊長「休んでいる暇は無いぞ!次は科学と英語のプリントだ!!!!」

ブーッブーッ!!!【警告!警告!問題発生!!問題発生!】
隊長「!?どぉしたっ!?」
一般兵A「たっ!!隊長!!!!!プリントが2枚とも見つかりません!!!!!!」
隊長「なっ!!!なんだとぉぉぉぉ!?!?」
一般兵B「さすがに俺氏も焦っています!俺氏の怒りボルテージがぐんぐん上昇しています!このままでは!!」
隊長「また周りのものへの八つ当たりが始まってしまうぞ!!!気をつけろ!!!!」ドゴーン!!!ドカーン!!!
俺「はぁぁぁあ!?まじふざけんなよ!!!まじでないよ!!!もらってないってプリントなんか!!!!!三学期からはマジ頑張ろうと思ったのにしょっぱなからこれとかマジふざけんなよ!!!!」
一般兵C「明日はいきなり課題テストが3教科!!!!!!あの2枚のプリント無くしては何もできない!!!」ババァー!!!!
俺「マジふざけんなよフユヤスミマエノオレマジイミワカラン!!ツーカモラッテネーンダヨハゲ!!!!!」ドゴーン!!!ドガガバキーン!!!!!
隊長「このままでは本当にヤバイ!!!!一回非難して作戦介護だ!!!!!」
一般兵ABC「了解ッッッ!!!!!!」

隊長「このままでは・・・・このままでは本ッ当にやばい!」
一般兵A「隊長!友達にコピーしてもらうというのはどうですか!?」
隊長「バカ野郎!残り1日にもなってどっちもやってませんなんてバカなヤツはいない!それにもしいたとしても俺氏の家から近い距離に同級生はいないんだ!!!!」
一般兵B[絶体絶命ってことなのかよ・・・・!!!こんなところで!!!!」
一般兵C{死にたくない!!!死にたくないよ!!!俺には故郷に最愛な人を残してるんだ!ずっと帰りを待ってるんだ!」
隊長「落ち着けぇぇぇぇぇぇぇぇい!!!!!!!!!」
一般兵ABC「ビクッ」
隊長「まだ勝負は終わった訳じゃない!」
一般兵C「でっ・・・でもどうやって!?」
隊長「俺にいい考えがある!其の名も『実家に帰省したときにそこで宿題やってたらうっかり持って帰るの忘れて結局取りにいけないままだよ作戦』!!!!!」ババーンッ
一般兵ABC「『実家に帰省したときにそこで宿題やってたらうっかり持って帰るの忘れて結局取りにいけないままだよ作戦』!?!?!?!?」
隊長「そう、その名のとおり、実家帰省中にやったままもって帰ってなかったという作戦だ!」
一般兵C「でっでもそれじゃ嘘ってばれそうな気が!!!」
隊長「だからやるんだよ!実際に!プリントを!!!」
一般兵A「でもっ!!それがないじゃないですか!!どうやっ・・・・・ッハ!!まさか!!!」
隊長「そう!友達から画像を送ってもらってそれをそっくりそのまま別の紙に写す!!!!!!」
一般兵B「そんなことしたら!枠線などとてつもない量になります!!!!!隊長!!!!危険すぎます!!!!」

隊長「俺はなぁ・・・俺氏のことが大好きだった・・・。なんだかんだでやる時はやるし、先生に媚をうってでも逃れようとする。そんな人間らしさに惹かれていったんだ」
一般兵ABC「た・・・隊長」
隊長「あいつも今回はさすがにやばいと身にしみたはずだ・・・せっかく今回やっと学習できそうなのに・・・肝心の課題が出来ませんでしたなんて可哀想すぎる・・・」
一般兵A「隊長・・・・なんて器のでかい人なんだ・・・・」
隊長「俺はこの戦いで死んでもいい!!体が張り裂けてもいい!!だがこの課題は!!!この冬休みの課題だけは!!!!!!!なんとしてでも提出させてやりたいんだ!!!!!!!!」
一般兵ABC「たっ!!たいちょー!!!!!!!!」
一般兵C「俺ら隊長についていきますよ!!!!!!最後まで戦い続けましょう!」
一般兵B「そうだそうだ!!!俺氏が手書きのプリントを持っていったら!!」
一般兵A「先生だってその根気に心打たれて許されるだろう!!!」
隊長「もし・・・・この戦いが終わってみんな生きてたら・・・・」
隊長「みんなで浴びるように酒を飲もうぜ!!!!!!」
一般兵ABC「はい!!!!!!!!!!!」
隊長「そぉら!そうと決まったら行くぞ!!!一般兵Aはラインで友達にプリントの写真を要求!!BとCは俺と一緒にすぐさまもうひとつの課題の数学のワークにとりかかるぞ!!!!」
一般兵ABC「りょっ!!!了解!!!!」
隊長「さぁ!!!!!ここが正念場だ!!!!!!」

一般兵C「隊長!!!朗報です!!!科学のことなんですが!!」
隊長「なんだ!?言ってみろ!」
一般兵C「科学は課題テストはあるもののプリントの提出はないかもということです!」
隊長「確信はあるのか!?」
一般兵C「あっあくまで予想だということです」
隊長「それを言ったのは誰だ!?」
一般兵C[俺氏の数少ない友達の一人!しげおです!」
隊長「しげおか・・・・。どうやら信じることはできそうだな」
隊長「よし!わかった!!情報は提出無しということで話を進める!!!!!狙うは英語ただひとつだ!!!!!」
一般兵ABC「了解!!!!」







ココまで実話
数学のワークやらなきゃ
見てくれた人ありがとう

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