奉太郎「もう卒業……か…」(128)

える「そうですね。この3年間あっという間でした」
まやか「もうセンターまで1ヶ月しかないもんね」

まやか「それが終わったら自主登校でその一ヶ月後には卒業式だもんね」

里志「ところでさあ皆はどこの大学受けるの?」

まやか「私は漫画の専門学校」

奉太郎「オレは神山大学かな。近いし」

里志「ははっ奉太郎らしいや」

里志「千反田さんは?」

える「東京大学です」

奉太郎「!」

里志「とっ東京大学!? 東京大学ってあの東京大学!?」

える「はい、私はそこで農業について勉強したいと考えています」

まやか「さすがちーちゃん! ちーちゃんなら絶対受かるよ! 頑張って!」

える「ありがとうございます。がんばります」

奉太郎「…」

まやか「ところで、福ちゃんはどうするの?」

里志「僕は就職することにしたよ。大学でこれといってやりたいこともないしね」

まやか「あっ、もうこんな時間、そろそろ帰らないと」
える「私はもう少し図書室で勉強してから帰ります」。折木さんは?

奉太郎「そうだな。オレも少しやってから帰るか」

まやか「そう。じゃあちーちゃんまた明日ね……あとついでに折木も」

える「はい、また明日です。まやかさん」

……………

………



郡山「閉館の時間です」

奉太郎「じゃあそろそろ帰るか」

える「はい」

奉太郎「(まさか千反田が東大を受けるとはな……。思えば千反田と一緒に帰ることができるのも……)」
える「折木さん……?」

奉太郎「ん? ああなんか言ったか?」

える「いえ、ただ折木さんが、なにか思い詰めたような表情をしてましたから」
奉太郎「いっいや、なんでもない」

える「そうですか」

奉太郎「…」

える「…」

……………

………

見てくれてる人いる?

パンツ履いてます

>>6-8
ありがとう

奉太郎姉「お帰り~」

奉太郎「ただいま。今日は勉強するから静かにしといてくれ」

奉太郎姉「あら~奉太郎からそんな言葉が聞けるなんて明日は雨かしら?」

奉太郎「ほっといてくれ」
…………

………



プルルル

奉太郎「こんな時間に誰だ?」

奉太郎「里志…?」

プッ

奉太郎「もしもし」

里志「奉太郎、今、なにしてた?」

奉太郎「勉強してたが…」
里志「試験前でもないのに奉太郎がこんな時間まで勉強するなんて、今まで例がないね」

奉太郎「オレはやらなくていいことはやらない。やらなくてはいけないことは手短に、だ。浪人は省エネに反するからな」

里志「ははっ違いないや」
奉太郎「それで、用件はなんだ?」

里志「ああ、もちろん千反田さんのことだよ」

奉太郎「千反田のこと…?」

里志「奉太郎、去年のバレンタインに奉太郎が僕に言ったこと覚えてるかい?」
奉太郎「ああ、覚えてる」
里志「あのときの奉太郎の言葉のおかげで僕は答えをだすことができた」

奉太郎「人を恋のキューピッドみたいにいうのはやめろ」

里志「いや実際感謝してるよ」

奉太郎「…」

里志「奉太郎、今度は奉太郎の番だよ」

奉太郎「どういうことだ?」

里志「分かってるはずだよ。今の奉太郎の状況は2年前の僕と同じ……いや、それ以上に切迫しているね」
奉太郎「状況が同じ?」

里志「千反田さんは奉太郎のことが好きだよ」

奉太郎「…」

里志「2年前の僕も摩耶花の好意にはもちろん気付いてた。だけど怖かった結論をだすのが……」

奉太郎「…」

里志「奉太郎も怖いんじゃいの? 千反田さんとの関係に結論を出したら今までの自分の行いを否定することになりそうでさ」

奉太郎「千反田がオレのことを好きなんて保障は…」
里志「あるね」

奉太郎「…」

里志「千反田さんは奉太郎を見るときだけ目の色が変わる。それは奉太郎が一番分かってることだよね?」
奉太郎「しっ、しかし仮に千反田がオレのことを好きだとして何故結論を出さなければならない?」

里志「千反田さんが東京に行くからだよ」

奉太郎「…」

里志「東京は遠い。それに東大の理系ともなれば研究も忙しくて帰省する暇はあまりないはずだよ」

奉太郎「…」

里志「奉太郎、奉太郎は千反田さんのことをどう思ってるんだい?」

奉太郎「(オレは……千反田を……)」

里志「奉太郎?」

奉太郎「(確かに千反田といるのは楽しい。だがしかしそれは『千反田だから』楽しいと思っていたのか?)」

奉太郎「(オレはただ千反田ではなく無意識に薔薇色に憧れ、その中にいたから楽しいと感じたのではないだろうか?)」

奉太郎「(本当に千反田でなければならなかったのか?)」

里志「奉太郎!」

奉太郎「あっ、すまん。少し考えてた」

里志「……それで答えは出たのかい?」

奉太郎「分からない……」

里志「奉太郎、千反田さんが告白されても断り続けているのしってるかい?」

奉太郎「いや、初耳だ」

里志「千反田さんはこの3年間で47人に告白されそれを全部断ってるそうだよ『私、他に気になる人がいますから』ってね」

奉太郎「それがオレだというのか?」

里志「そうさ、奉太郎以外に有り得ない」

奉太郎「…」

里志「まあまだ卒業までは二ヶ月ある。それまでに答えを出せばいいよ」

奉太郎「…」

里志「じゃあ、おやすみ奉太郎」

奉太郎「ああ」

プップープープー

……………

………



奉太郎(千反田……)

……………

………



える「折木さん、今日は少しはやめに帰りませんか?」

奉太郎「別にいいが……」
える「今日は少しお話があります」

……………

………



奉太郎「なあ千反田、話っていうのは…」

える「折木さん、久しぶりに川辺を少しお散歩しませんか?」

える「そういえば2年前もこうしてお散歩したことがありましたよね」

奉太郎「確か映画制作のときだったか?」

える「そうです」

奉太郎「…」

える「…」

奉太郎「千反田、話っていうのは?」

える「…」

奉太郎「千反田?」

える「折木さんはその……気になる方などはいらっしゃるのですか?」

奉太郎「気になるっていうのは?」

える「その……つまりですね、好意を抱いていると意味です」

奉太郎「そうか、じゃあオレが答える前に千反田、お前はどうなんだ?」

える「私、ですか?」

奉太郎「ああ」

える「私は……とても気になる方が一人います」

奉太郎「そうか……」

える「あの……折木さんは?」

奉太郎「オレは……」

える「折木さんは?」

奉太郎「色恋沙汰には全く興味がない」

奉太郎「したがって気になる異性というのは断じて存在しない」

える「……そう……ですか」

ホロリ

える「ではそろそろ私帰りますね」

奉太郎「ああ、また明日な」

える「はい」

……………

………



里志「あれ? あそこにいるのは奉太郎と……千反田さん!?」

外野が煩い

……………

………



プルルル

奉太郎「里志?」

プッ

奉太郎「もしもし」

里志「奉太郎、今日、千反田さんと川辺でなにをしていたんだい?」

奉太郎「わざわざ言う必要性がない。切るぞ」

里志「僕に聞かれちゃ困るようなことだったのかい?」

奉太郎「……ただの世間話だ」

里志「ただの世間話ならどうして千反田さんが泣いていたんだい?」

奉太郎「…」

奉太郎「千反田が泣いてた? それは気付かなかったなあ。なにかの間違いじゃないのか? 目にゴミが入った……」

里志「奉太郎!」

奉太郎「…」

里志「いったい千反田さんになにを言ったんだい?」
奉太郎「色恋沙汰には興味ないと言った。それだけだ」

里志「そんな! どういう話からそうなったのかは知らないけど、それはつまり奉太郎が千反田さんを振ったってことじゃないか!?」
奉太郎「はじめからそれを意図して言った」

里志「?」

奉太郎「里志、お前は正しかった」

奉太郎「自分で言うのもなんだが今日確信した。千反田はオレに対して好意を抱いてくれている」

里志「だったら!」

奉太郎「だからこそオレはそれを切り捨てた。仮にオレがここでなにかにおわすようなことを言ってみろ」
奉太郎「それが受験に響くかもしれない。特に千反田は今は追い込みの時期だ。ストレスも溜まってるだろう。これ以上余計な心配事を増やさせたくない」

里志「そんなの間違ってる!」

奉太郎「間違えてる?」

里志「そうさ、奉太郎は千反田さんの気持ちにこたえてないじゃないか!」

奉太郎「データベースは結論を出せないんじゃなかったのか?」

里志「そ、それは…」

奉太郎「反論ならもっと論理的に示してくれ。いつものお前らしくないぞ」

里志「…」

奉太郎「今日は千反田にとって辛かったかもしれない。でも今日の辛さは時の流れの中で時効になる」

里志「時効?」

奉太郎「そう、時効だ。大体、頭脳明晰、眉目秀麗の豪農のお嬢様とオレじゃ住む世界が違う」

奉太郎「じゃあもう切るぞ」

里志「待って! 奉太郎!」

奉太郎「なんだ?」

里志「最後に聞かせてよ。奉太郎は千反田さんのことをどう思ってるの!?」

奉太郎「なんとも思ってない。ただのかつての部員の一人だ」

里志「でっ、でもそれは……!」

ツーツーツー

奉太郎「これで良かったんだよ……」

……………

………



摩耶花「いよいよ明日だね」

里志「とうとう僕達も卒業か~長いようで短い三年間だったよ~」

える「摩耶花さん! 福部さん! お久しぶりです」
摩耶花「うわあ! ちーちゃん久しぶり~! そういえば自由登校になってから全然会えてなかったよね~」

える「そうです! 思い出しました! 明日、卒業式の後、古典部員で集まって最後のお別れ会をしようと思っていたんです!」

摩耶花「そんな~お別れだなんて。高校が終わっても私達は友達でしょう?」

える「ふふふ、そうですね。でもあくまで形式的なものとして、です」

摩耶花「あれ? ところで折木は?」

里志「奉太郎なら今日は来てないみたいだよ」

摩耶花「折木、今日が登校日ってこと忘れてんじゃないの?」

里志「そうかもしれないね」

える「でもどうしましょう。折木さんにも連絡しておかないと……」

里志「まあさすがに卒業式には来るでしょ。でもまあ僕がいちおう連絡しておくよ」

える「ありがとうございます」

……………

………



プルルル

奉太郎「里志か……」

プッ

奉太郎「もしもし」

里志「奉太郎かい? 今日はなんで来てなかったの?」

奉太郎「今日は登校日っていってももう受験は終わってるしな。省エネだ」

里志「奉太郎らしいね。まあいいや、ところで明日のことなんだけど卒業式の後、古典部でお別れ会をすることになったんだ」

里志「だから卒業式の後、部室に集合だってさ」

奉太郎「そうか。オレは卒業式には行くがそのお別れ会には参加しない。千反田達にはそう言っておいてくれ」

里志「奉太郎! どうしてそんな……」

奉太郎「オレはやらなくていいことはやらない」

里志「この期に及んでなに言ってんだよ! 千反田さんと会うのはこれで最後かもしれないんだよ!」

奉太郎「オレには関係ない!」

里志「!」

里志「とっ、とにかく奉太郎! 僕は奉太郎を引っ張ってでも……!」

奉太郎「うるさい!!」

ツーツーツー

………



プルルル プルルル

プッ

奉太郎「うるさいと何度言えば分かる!」

える「あっあの、折木さん?」

奉太郎「千反田?」

える「急に声を荒げてどうしたんですか? 私、びっくりしました」

奉太郎「あ、いや、なんでもない」

える「ふふふ、でもラッキーでした」

奉太郎「ラッキー?」

える「はい、怒った折木さんなんてはじめてでしたから」

奉太郎「オレだって怒るときは怒る」

える「そうですね。ふふふ」

奉太郎「それで、いったい何の用だ?」

える「はい、なぜ折木さんが怒っていたのかも気になりますが……」

奉太郎「ならん」

える「そうですよね。時間も遅いですし、それは後日にしましょう」

奉太郎(後日……か……)

える「実は福部さんにも連絡して下さるようにお願いしていたのですが、私も部長としていちおう連絡しておいた方が良いと思いまして」

奉太郎「古典部のお別れ会のことか?」

える「もう福部さんから聞いていましたか?」

奉太郎「ああ、卒業式の後に部室で、だろ?」

える「はい、そうです」

奉太郎「……」

える「折木さん」

奉太郎「なんだ?」

える「絶対、来て下さいね!」

……………

………

尾道「卒業生、退場」

パチパチパチパチ

……………

………



里志「いや~感動的な卒業式だったね~」

摩耶花「私も少しちーちゃんから貰い泣きしちゃった」

える「えっ、すみません。摩耶花さん……」

摩耶花「いや、別にそんなせめてるわけじゃないから」

摩耶花「あれ? そういえば折木はまだ来てないの? 卒業式のときはいたけど」

里志「……奉太郎なら来ないよ」

摩耶花「えっ? なんで福ちゃん連絡したんでしょ?」

える「折木さんは来ますよ」

里志「?」

える「絶対に来てくれます」

里志「千反田さん、どうしてそう言い切れるの?」

える「私、折木さんと約束したんです」

里志「(僕には行かないって行ってたのに……やっぱり奉太郎は……)」

摩耶花「まあ確かに折木は約束は絶対守るからね」

里志「……」

える「気長に待ちましょう。いただき物のお菓子を持って来ました。好きにつまんで下さい」

摩耶花「うわ~おいしそう~」

……………

………

……………

………



摩耶花「遅い! 折木の奴なにしてんのよ!」

里志「さすがにちょっと遅すぎるよね」

える「折木さん……」

里志「やっぱり来ないみたいだね」

摩耶花「最後の最後でなんなのよあいつは!」

里志「もう下校時間も近いし、そろそろ学校を出た方がよさそうだね」

摩耶花「仕方ない。今日はこれでお開きね」

える「あの~摩耶花さん、福部さん」

里志「なんだい千反田さん?」

える「せっかくですしこのまま解散というのもちょっと寂しいです。どうでしょう私の家で本格的にお別れ会をしませんか?」

摩耶花「いいね~! じゃあお言葉に甘えて」

里志「駄目だ!」

摩耶花「え?」

里志「千反田さんはまだ後期の試験もあるんだ。僕らが遊びに行ったりしたら迷惑だよ」

える「いっ、いえそんな」
摩耶花「でもほら、ちーちゃんもこう言ってくれてるんだし……」

里志「駄目だと言ったら駄目だ!」

摩耶花「……福ちゃんが怒った」

摩耶花「福ちゃんがそこまで言うなら……」

える「そうですね。残念ですが……」

里志「ごめん、ちょっと言い過ぎたよ。じゃあそろそろ帰ろうか」

……………

………



摩耶花「福ちゃん? さっきなんであんなにむきになってたの?」

里志「ちょっと色々事情があってね」

摩耶花「……なんか今日の福ちゃん、うれしそう」

里志「ははは、そうかな」

える(なぜ折木さんは今日来てくださらなかったのでしょうか?)

える(やはり二ヶ月のあれが原因なのでしょうか……)

える(このような形で折木さんとお別れになるなんて……)

える(それとも今のこの思いもかつて折木さんがいうように『時効』になっていくのでしょうか?)



える「!」















奉太郎「よう、千反田」

                r、
               i |
               iハ

               ノ ヽ、
             r―'! .  i
           _/ _,―!   }
.         / ,,/i ̄ ヾ  i
         i  ヘ {   |  〉
        ハ   ソ     |
          i         i
           i!       ,'
          ヾ      /    よう、千反田

           i      i
           /      ハ
           |       i!
          /         |
           /    t,     !
          i!   ハ   i!
          |    i  i   |
          /   /  ヘ  k,
          /  /    }    i
          ,ィ'  〈     〉  ハ
         i'    !     i     i
         }  _ノ      ヘ__  /
         i  |         i  {
       r'  .i          i  ヽ,
      (____|          |    !
                   ヽ --'

>>93
すみません

× 二ヶ月のあれ
○ 二ヶ月前のあれ

える「折木さん!? どうしてこんなところに?!」
奉太郎「いや~やっぱもう3月とはいえ寒いな~」

える「折木さん、私の質問に答えて下さい」

奉太郎「ああ」

える「……」

奉太郎「けじめをつけるためだ」

える「けじめ……ですか……?」

今日の任侠スレ

奉太郎「このままだと里志にも示しがつかんからな」
える「福部さんにも……」
奉太郎「千反田、試験のできはどうだった?」

える「……ベストを尽くすことができました」

奉太郎「そうか」

奉太郎「千反田」

える「はい」

奉太郎「オレはお前のことが好きだ」

える「!」

奉太郎「……」

える「私は……」

奉太郎「……」

える「私は、折木さんのことが大嫌いです」

ミミ:::;,!      u       `゙"~´   ヾ彡::l/VvVw、 ,yvヾNヽ  ゞヾ  ,. ,. ,. 、、ヾゝヽr=ヾ
ミ::::;/   ゙̄`ー-.、     u  ;,,;   j   ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\   ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 |
ミ/    J   ゙`ー、   " ;, ;;; ,;; ゙  u ヾi    ,,./ , ,、ヾヾ   | '-- 、..,,ヽ  j  ! | Nヾ|
'"       _,,.. -─ゝ.、   ;, " ;;   _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ  | 、  .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i
  j    /   ,.- 、  ヾヽ、 ;; ;; _,-<  //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─--  エィ' (. 7 /
      :    ' ・丿   ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、  i     u  ヾ``ー' イ
       \_    _,,......::   ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... '  u ゙l´.i・j.冫,イ゙l  / ``-、..- ノ :u l
   u      ̄ ̄  彡"   、ヾ ̄``ミ::.l  u   j  i、`ー' .i / /、._    `'y   /
              u      `ヽ  ゙:l   ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_   ̄ ー/ u /
           _,,..,,_    ,.ィ、  /   |  /__   ``- 、_    l l  ``ーt、_ /  /
  ゙   u  ,./´ "  ``- 、_J r'´  u 丿 .l,... `ー一''/   ノ  ト 、,,_____ ゙/ /
        ./__        ー7    /、 l   '゙ ヽ/  ,. '"  \`ー--- ",.::く、
       /;;;''"  ̄ ̄ ───/  ゙  ,::'  \ヾニ==='"/ `- 、   ゙ー┬ '´ / \..,,__
、      .i:⌒`─-、_,....    l   /     `ー┬一'      ヽ    :l  /  , ' `ソヽ
ヾヽ     l      `  `ヽ、 l  ./  ヽ      l         )  ,; /   ,'    '^i

奉太郎「えっ」

える「約束をすっぽかして帰ってしまうような折木さんは嫌いです!」

奉太郎「すっ、すまん、しかしあいつらが居ては……」
える「ふふふ、冗談です」
奉太郎「へ?」

える「冗談です」

える「恋は盲目という言葉がありますよね。好きな人の欠点すらもよく見えてしまうという意味です」

奉太郎「それは……つまり……」

える「はい」

奉太郎「……」

える「私、折木さんのことが大好きです!」

えんだぁぁぁあああああああーーーーーーー!!!!!

奉太郎「千反田……」

える「折木さん、私が2年前の雛行列のときに言ったことを覚えていますか?」
奉太郎「『私の終着点はここ』っていう話のことか?」

える「そうです。ふふふ、改めて聞いてみるとなんだか恥ずかしいですね」

奉太郎「……」

える「ところで折木さんの試験の結果はどうでしたか?」

奉太郎「結果はまだ分からんが、多分合格はしてると思う」

える「そうですか」

える「折木さんが受けたのは神山大学ですよね?」

奉太郎「ああ」

える「つまり折木さんはここに残るんですね……」

奉太郎「そうだな……」

える「折木さん、私、2年前に言ったことと全く気持ちは変わっていません」

奉太郎「……」

える「大学卒業で4年後、大学院に行けば6年後……」

奉太郎「……」

える「私は神山に必ず帰って来ます!」

える「だから……」

奉太郎「だから?」

える「私を待ってていただけますか?」

奉太郎「……」ギュッ



~Fin~

尻すぼみだけど

   /.   ノ、i.|i     、、         ヽ
  i    | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ        |
  |   i 、ヽ_ヽ、_i  , / `__,;―'彡-i     |
  i  ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' /    .|

   iイ | |' ;'((   ,;/ '~ ゛   ̄`;)" c ミ     i.
   .i i.| ' ,||  i| ._ _-i    ||:i   | r-、  ヽ、   /    /   /  | _|_ ― // ̄7l l _|_
   丿 `| ((  _゛_i__`'    (( ;   ノ// i |ヽi. _/|  _/|    /   |  |  ― / \/    |  ―――
  /    i ||  i` - -、` i    ノノ  'i /ヽ | ヽ     |    |  /    |   丿 _/  /     丿
  'ノ  .. i ))  '--、_`7   ((   , 'i ノノ  ヽ
 ノ     Y  `--  "    ))  ノ ""i    ヽ
      ノヽ、       ノノ  _/   i     \
     /ヽ ヽヽ、___,;//--'";;"  ,/ヽ、    ヾヽ

後日談はよ

読んで下さった方々ありがとうございました

4年ないし6年後はよっっ

>>116>>118
すみません、後日談は考えていませんでした……

そっか・・・残念だ
これは・・これはハッピーエンドってことでよろしいんだよな???

>>122
最初からハッピーエンドの予定でした

考えてないなら即興

もしもしからよく頑張ったんだからもう許したれやwwwww             チラッ

>>124>>125
少し時間を下さい

やはり今日中は厳しいです
かくとしたらまた明日以降スレ立てます

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