京子「明日からがんばる」(345)

京子「原稿も終わって」

京子「イベントでめでたく完売もして」

京子「はー」

京子「気が抜けた……」

京子「……」ボケー

京子「……」

京子「……!」ハッ

京子「だめだめだめ!こんなんじゃ無駄に時間が過ぎていっちゃうじゃん!」

京子「ちゃんとしないと……」

京子「……」ウト

京子「……」ウトウト

京子「……まあ明日から気合入れればいっか」

京子「明日>>5をやるぞ。おー……」

罰金体操

京子「明日罰金体操をやるぞ。おー……」

京子「メモしとか……。罰金体操罰金体操……」メモメモ

――翌朝

京子「ふぁぁ、よく寝たー」

京子「うぉ、12時間睡眠しちゃったよ」

京子「寝すぎじゃん私!」

京子「でもそのおかげで頭すっきり」

京子「……ん?なんだこのメモ、なになに」

京子「『罰金体操をやる』?」

京子「わけわからん……。でもこの字は私の字だよなぁ」

京子「罰金体操……。うーん、気になるっちゃあなるな」

京子「罰金といえば綾乃、だよな!」

京子「よし!綾乃に聞いてみよう!」

――2-5教室
京子「綾乃ー!罰金体操って知ってる?」

綾乃「>>8

死ね

綾乃「歳納京子……!?」

綾乃「そのことには……、罰金体操についてはもう触れないって」

綾乃「そうみんなで約束してくれたじゃない……」ポロ

綾乃「酷いわ!歳納京子なんてだいっ嫌い!」ポロポロ

綾乃「死んじゃえ!」ダダッ

京子「え!?」

京子「あ、綾乃ー!」

京子「……」

京子「綾乃思いっきり泣いてた……」

京子「しかも死んじゃえって言われた……」

京子「ど、どういうことなの!?」オロオロ

千歳「今のはあかんわ……、歳納さん」

結衣「そうだぞ、京子」

京子「え?わけわかんないよ!罰金体操について聞いたのがダメだったの!?」

千歳「>>18

綾乃の黒歴史

千歳「罰金体操はな?綾乃ちゃんの黒歴史なんよ……」

結衣「私と千歳、もちろん綾乃、そして京子、お前の4人しか知らない秘密」

結衣「それが罰金体操なんだ」

結衣「お前も忘れようって綾乃をなぐさめてたじゃないか」

京子「え、えっと……、ぜんぜん記憶に無いんだけど……」

結衣「ん?じゃあなんで罰金体操なんて言葉を綾乃に聞いたんだよ」

京子「いや、このメモに書いてあってさ……」ピラッ

千歳「ほんまやなぁ、たしかに書いてあるわ」

結衣「でもこれお前の字だよな?」

京子「うん……。昨日一日中ぼけーっとしててさ、その間に書いたみたい」

京子「気になったから、罰金といえば綾乃ってことで聞いてみたんだけど……」

千歳「歳納さんが知らないはずないんやけどなぁ。でも嘘をついてるようにも見えへんし……」

京子「ど、どうしよう、綾乃すっごい傷ついてたよ」

結衣「>>23

死ね

結衣「死ね」

京子「!?」

京子「……」

千歳「と、歳納さん!船見さんも言いすぎやわ……」

千歳「気にせんとき?船見さんもいらだってるようやから、きっと勢いで……」

京子「おらぁ!」ペシンッ

結衣「いてっ!」

京子「綾乃に言われたらショックだったけど、結衣に言われるとムカつく!」

京子「真面目に聞いてんのにそりゃないだろ!」

京子「結衣のばーかばーか!」ダダダッ

結衣「おいちょっと待て!」

千歳「行ってしもたね……」

――
京子「教室を出たはいいけど、綾乃どこに行ったんだろ……」

京子「あ、>>30、いいところにいた!ねえ、綾乃見なかった?」

>>30>>32

結衣「死ね」

京子「!?」

京子「……」

千歳「と、歳納さん!船見さんも言いすぎやわ……」

千歳「気にせんとき?船見さんもいらだってるようやから、きっと勢いで……」

京子「おらぁ!」ペシンッ

結衣「いてっ!」

京子「綾乃に言われたらショックだったけど、結衣に言われるとムカつく!」

京子「真面目に聞いてんのにそりゃないだろ!」

京子「結衣のばーかばーか!」ダダダッ

結衣「おいちょっと待て!」

千歳「行ってしもたね……」

――
京子「教室を出たはいいけど、綾乃どこに行ったんだろ……」

京子「あ、>>33、いいところにいた!ねえ、綾乃見なかった?」

>>33>>35

死ね

千鶴

屋上の柵の外

千鶴「歳納なんたらか……!」

千鶴「杉浦さんなら屋上の柵の外にいた!」

京子「ちょ……!それってまさか飛び降りる気じゃ……」

京子「なんでほっといてんの!?」ガシッ

千鶴「ぐっ……、校舎に戻らないと今すぐ飛び降りるって言うんだ……」

千鶴「そう言われたら従わないわけには……」

千鶴「だからせめて姉さんたちを呼ぼうと教室に向かってたんだ」

京子「そ、そうだったんだ……。ごめん」

千鶴「今はそれどころじゃない……」

千鶴「歳納……、気に入らんがお前なら杉浦さんを説得できるかもしれない!」

千鶴「頼む!杉浦さんを助けてくれ!」

京子「千鶴……!わかった、私に任せて!」

――屋上
綾乃「と、歳納京子……!来ないで!来たら飛び降りるわ!」

京子「綾乃……、>>43

大好き!

京子「綾乃……、大好き!」

綾乃「え……?」

綾乃「……っ」

綾乃「な、何を言ってるのよ!」

綾乃「そんなこと言われたからって飛び降りるのやめたりしないんだから!」

京子「だって……!」

京子「千鶴から綾乃が屋上の柵の外にいるって聞いて……」

京子「その瞬間にも綾乃が飛び降りるんじゃないかって思ったら」

京子「胸が苦しくて……」

京子「そしたら急に頭の中に、綾乃に怒られたこととか、
    プリンくれたこととか、照れ笑いしてるところとか……」

京子「いっしょに公園でちょっとしたデートしたこととか」

京子「いろんな綾乃が浮かんできて……」

京子「……」グスッ

京子「うまく言えないけど……、とにかく綾乃が死んじゃうなんて嫌なんだよ!」

綾乃「>>56

大好き

綾乃「大好き」ボソッ

京子「綾乃ぉ!プリントも忘れないから!冷蔵庫も勝手に開けないから!」

京子「何でも言うこと聞くから!だから死んじゃやだぁぁ!」ポロポロ

綾乃「……」

京子「……綾乃?」

綾乃「……せ、せっかく」プルプル

綾乃「せっかく勇気出して私も伝えたんだから聞きなさいよ!」

京子「え?……何か言ったの?ご、ごめん」アハハ…

綾乃「あなたってそういう人よね……」ハァ

綾乃「……もう一回言うから、聞いてね?」

京子「う、うん!」

綾乃「私は……」

綾乃「あなたのことが大好き!って言ったの!///」

京子「!///」

綾乃「……ふふっ、もう飛び降りるのが馬鹿らしくなっちゃったじゃない」

京子「綾乃ぉぉぉ!」ウルウル

綾乃「もう……、泣かないでよ」

京子「うんっ」グスッ

京子「き、気をつけて柵を登るんだぞ?」

綾乃「分かってるわよ。……でも怖い、かも。なんだか足が震えて……」

綾乃「あのとき私、無我夢中だったから……」

京子「私が内側から登るから、綾乃は私の手につかまって?」

綾乃「あ、危ないわよ。大丈夫、ひとりで戻れるから……」

京子「私が綾乃を引っ張りたいの!待ってて、今登るから」

綾乃「歳納京子……」

京子「んしょんしょ」

京子「ほら……、つかまって、綾乃」ニコッ

綾乃「歳納京子……。うん!」ギュッ

――
千鶴「……ふぅ、なんとかなったみたいだな」

――2-5教室
綾乃「ごめんなさい、みんなに心配かけちゃって……」

千歳「まさかそこまでショック受けたとはなぁ……」

千歳「でも終わりよければ全てよし、やで」

京子「そうそう。千歳の言うとおりだよ」

京子「それにそのおかげで私と綾乃は……」

綾乃「待って待って!それは内緒……!」

千歳「なんや!?なんか進展でもあったん!?」ガバッ

京子「相思相愛になれちゃった!///」

綾乃「も、もうっ!歳納京子ったら……!///」

千歳「……!」ブバッ

結衣「……っ。そんな……!」

京子「で、罰金体操ってなんだったの?」

千歳「まだ聞くん!?なんというか歳納さん、チャレンジャーやなぁ……」

京子「好きな人のことはちゃんと知っておきたいじゃん。えへへ」

綾乃「そ、そう言われると……/// >>133よ」

照れるわ

綾乃「そ、そう言われると……/// 照れるわよ」

結衣「ほら!デリカシー無いこと言うなよ!」

京子「照れてる綾乃かわいい!」ツン

綾乃「やん、歳納京子ったらぁ。お返しよ!」ツンツン

京子「あははっ、くすぐったいって!」

キャッキャ

結衣「……」

千歳「……もしかして船見さん。綾乃ちゃんのこと好きやったん?」

結衣「……」

結衣「……」コクン

千歳「やっぱり……。だから歳納さんに死ねなんて酷いこと言うてもうたんやな」

結衣「うぅぅ」ポロポロ

千歳「あー、よしよし」ナデナデ

キャッキャ

千歳「今日だけは堪忍したってな、船見さん」ナデナデ

京子「で、罰金体操ってなんなの?」

綾乃「まだ知りたいの?」

京子「知りたい!綾乃のことは何だって知りたい!」

綾乃「もう……、じゃあ耳かして?」

京子「はいっ」

綾乃「それはね?」

京子「うん……」ゴクリ

綾乃「な・い・しょ!」

京子「えー!」

綾乃「謎の一つ二つあったほうがミステリアスでいいでしょ?ふふっ」

綾乃「それに、せっかく歳納京子が忘れてくれてるんだから」

綾乃「このままでいてもらいたいし。 ね?」ニコッ

京子「ぐっ、……ま、いいか!かわいさに誤魔化されてやろう!」

京子「……でも、そのかわり条件がある。綾乃に出来るかなぁ」

綾乃「条件?そ、そんなに難しいの……?」

京子「それはね?」

綾乃「え、ええ……」ゴクリ

京子「私を名前で呼ぶこと!」

綾乃「え……、ええええええ!?」

京子「嫌なら教えて?」

綾乃「う、うぅぅl」

京子「さぁ、さぁさぁさぁ」ズイッ

綾乃「わ、わかったわよ……」

京子「……じゃお願い」

綾乃「……」モジモジ

綾乃「……キョウコ」

京子「聞こえないなぁ……」

綾乃「京子!大好きよ!///」

京子「うん!」

京子「私も綾乃が大好き!」ギュウッ

こうして、私と綾乃は恋人どうしになった。

もう昨日のような無気力な自分がやってきても大丈夫。

だって、私の元気を満タンにしてくれるかわいい綾乃がいてくれるから!


綾乃「京子っ」

京子「綾乃っ」

ギュウウ





……罰金体操がなんなのか

まだ気になっているのは内緒だ




おわり

適当な締めでごめんね

こう連続でからまれるとくるものがあるね

付き合ってくれた人ありがとう

おやすみ

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