ハルオミ「ニュクス・アルヴァ、奴は……」 (91)
ゴッドイーター2のSS
PC♂にも少し喋らせます
ネタバレ防止のため多少の矛盾あり
最近のムーブメントは腰
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ハルオミ「ニュクス・アルヴァ。聖母のような穏やかな表情を浮かべ、不可思議な衣を纏ったサリエル神族感応種。」
ハルオミ「アラガミをダウンから回復させる感応能力は脅威と言って差し支えないだろう。」
ハルオミ「さらには銃撃以外の一切の攻撃を受け付けないという特性を持っており、実質第一世代の近接式神機使いは歯が立たない。」
ハルオミ「それはいい、それは今はいい。」
ハルオミ「ニュクス・アルヴァ、奴は……」
ギル「どうしたんですハルさん。」
ハルオミ「おおギルか、いやな?」
ハルオミ「ニュクス・アルヴァはノーパンなのか、と思っちまってな。」
ギル「……は?」
ギル「一体何を言って」
例のBGMスタート
ハルオミ「考えてもみろ!ニュクス・アルヴァ、いやその原種であるサリエルですらスカートを履いている!!そしてアラガミは何でも喰う、つまり服という概念を持ったアラガミがいてもおかしくはない。」
ハルオミ「さらに、さらにだ。ニュクス・アルヴァ、奴は頭に衣を纏っている!それはつまり奴らにも【服】という概念があるということだ!!」
ギル「いや、ちょ」
ハルオミ「そしてニュクス・アルヴァには所謂股間部分が存在しない。
それはパンツを履いていない、という事実と同義!」
ハルオミ「つまり、ニュクス・アルヴァはノーパンということではないか……!」
コウタ「あれっ?ハルさん達何話してんの?」
ギル「いや……ハルさんがちょっとおかしく」
ハルオミ「コウタ!ニュクス・アルヴァって分かるか?」
コウタ「ターミナルで情報とでしか見たことはないけど……射撃しか効かないアラガミだっけ?」
ハルオミ「そこじゃない、そこじゃないんだコウタ……重要なのはそこじゃないんだ。」
ハルオミ「なぁコウタ、初めてサリエルを見た時どう思った?」
コウタ「初めて?……うーん、あのアラガミスカート履いてるな、かな?」
ハルオミ「その時に……『下から覗き込んだらパンツ見えないかな?』と僅かでも思わなかったか?」
コウタ「!?」
コウタ「ハルさんあんたまさか……!」
ハルオミ「それを踏まえて、だ。ニュクス・アルヴァはノーパンだと思わないか?」
コウタ「いや、ターミナルの情報じゃ胸から上しか見れないし。」
ハルオミ「ああもう!コウタ、ギル!今からニュクス・アルヴァ討伐に行くぞ!!」
コウタ「ええ!?」
ギル「帰りてぇ……」
ハルオミ「ハガンコンゴウに苦戦したがなんとか倒せた……コウタ、実物を見てどう思った?」
コウタ「へそが良かったですね。」
ハルオミ「そこじゃねえ!」
コウタ「分かってますよハルさん……あれはノーパンです。」
ハルオミ「やはりそう思うか!!」
コウタ「あれはどう考えてもノーパンだって!服着てるのにあそこだけ何もないなんて絶対分かってやってますよあいつ!!」
ギル「コウタさんまで毒されて……」
ジュリウス「何事だ?」
ギル「隊長!」
ハルオミ「ブラッドの隊長さんか。ニュクス・アルヴァはノーパンだよな!!」
ジュリウス「何を言っている?アラガミに服などあるわけないだろう。」
ハルオミ「」
ジュリウス「そもそも奴らには衣服という概念が無いと思うのだが?」
ジュリウス「それに貴方の言うニュクス・アルヴァの衣は衣服ではなく皮膚の一種だと推測される。
それにそもそもニュクス・アルヴァには股間部分が存在しないため下着を履くことは不可能」
ハルオミ「違う……違うんだよ隊長さん……」
ハルオミ「例えばの話をしよう。フライアの車椅子の…」
ジュリウス「ラケル先生の事で?」
ハルオミ「そうそう、そのラケルさんだが確か長い足が隠れるスカートを履いていたよな?」
ジュリウス「ええ、」
ハルオミ「あの下にパンツを穿いていなかったらどう思う?」
ジュリウス「ラケル先生はそのような破廉恥な方ではない。」
「ふふふ……ロミオ×ジュリウス、略してロミジュリの原稿は筆が進みますね……」
「ラケル!貴女また下着を脱ぎ捨てて…!貴女も大人なのだから分別をつけなさい!!」
「あらお姉様、開放感があってとても素敵ですのに……」
ハルオミ「実際はどうかじゃなく例えの話さ。」
ハルオミ「俺らはあのスカートの下を見ることはできない。」
ハルオミ「だから穿いているか否かは俺達には確かめようがない。」
ハルオミ「つまりあのスカートの中では穿いている可能性と穿いてない可能性の二つの可能性が内在しているんだ!」
ハルオミ「それと同じだ、ニュクス・アルヴァの股間部分が存在しないということは存在した場合穿いている可能性と穿いてない可能性が内在しているんだ!!」
ロミオ「あれ?隊長達集まってなんか作戦会議かなんか?」
ハルオミ「そして股間部分が存在しないということは股間が必要ない、つまりパンツを穿く必要がないということ!即ちニュクス・アルヴァはノーパンであるという事実の裏打ちなんだ!!」
ロミオ「マジで何の話してんの!?」
ギル「関わらない方が身の為だ。」
ロミオ「いや気になるじゃん!」
ジュリウス「ロミオ、アラガミは服を着ない、そうだな?」
ハルオミ「その言い方はダメだろー、ニュクス・アルヴァはノーパンだよな!」
ロミオ「ニュクス・アルヴァ?聞いたことないなぁ」
ジュリウス「サリエルの感応種だ。」
コウタ「ターミナルで見れると思うから見てきなよ。」
ロミオ「じゃあ見てきます!」
ハルオミ「ロミオの意見は後で聞くとしてやっぱりニュクス・アルヴァはノーパンだって!!」
ジュリウス「あり得ない、そもそもアラガミが衣服を着ているという考えが間違っている。」
ハルオミ「じゃあニュクス・アルヴァは素っ裸だってのか?」
こないだアマテラス書いた人?
隊長…
タツミは?
>>12
あれ面白かったよね、あの人じゃないよ
>>14
すまん、2に出てる人だけにしたいんだ……DLCでタツミさん出るの一緒に待とうな!!
ジュリウス「貴方は動物を見て裸だと思うのか?アラガミも同じだ。」
ロミオ「見てきましたよニュクス・アルヴァ!」
ハルオミ「で、どうだった!」
ロミオ「胸が凄かった!!」
ハルジュリ「「そこじゃない!!」」
ハルオミ「どこを見ているんだお前は!」
ジュリウス「ロミオ、物事の本質を見極めなければならない。今のお前にそれが出来ているのか?」
ロミオ「ご、ごめんなさい……」
ギル(ダメだ、隊長ならハルさんをなんとかしてくれると思ったがそんなことなかった。)
ソーマ「お前らはさっきから何の話をしているんだ……」
ギル「ソーマさん!!」
ギル(この人なら!)
ハルオミ「ソーマ!ニュクス・アルヴァ分かるよな!」
ソーマ「あれは俺は何もできないからもっぱらハガンコンゴウを倒しているが……」
ハルオミ「見たことあるならそれでいい!あれはノーパンだよな!な!!」
ソーマ「はぁ?くだらない……お前らだけでやっててくれ。」
ギル(これが正しい反応だが何とかして欲しかった!!)
ジュリウス「そもそも服を着るのは人間だからこそだ、アラガミに服を着る知能は無い。」
ソーマ「」ピクッ
ジュリウス「アラガミは獣と同じ、そして環境には肉体後と適応するため服を着る必要性がない、つまり服は着ないということだ。」
ソーマ「……」
「ソーマ!」
「うー…チクチクするー……」
「イタダキマス!」
ソーマ「ニュクス・アルヴァはノーパンだ。」
ギル「!?」
ジュリウス「博士!一体何を」
ソーマ「別に、兵器を喰って進化したアラガミもいるんだ、服を取り込んで着飾るアラガミがいてもおかしくはない。」
ソーマ「ヴィーナスなども美しさを求めたサリエルがああなったという説もあるしな、頭ごなしに否定するのはよくないと判断しただけだ。」
コウタ(ああ……シオのことがあるからソーマの中で何かスイッチが入ったんだな……)
ジュリウス「しかし……」
ハルオミ「いやいや、天下のソーマ博士が言うんだぜ?認めようぜ隊長さんよぉ!」
ジュリウス「なんと言われようもニュクス・アルヴァはノーパンではない!!」
キグルミ「……。」チョイチョイ
ジュリウス「……何か?」
カキカキ
ロミオ「手持ちボードに何か書いて?」
キグルミ『ニュクス・アルヴァはノーパンではないと思います。』
ジュリウス「……!君もそう思うか!」
ハルオミ「何ぃ!?」
コウタ「意外な伏兵が!」
カキカキ
キグルミ『あれはあの姿だからこそ完成形なのです、そこにパンツ云々を付け加えること自体が間違いなのです。』
ハルオミ「分かってねぇ!無い物を求めるからこそ人間は進化できる!まだ見ぬものに思いを馳せるからこそ人は前へ進めるんだよ!!」
ハルオミ「……少し話題を変えよう。」
ハルオミ「反ノーパン派の奴らも一応聞いてくれ。」
ハルオミ「ニュクス・アルヴァに似合うパンツってなんだ?」
ジュリウス「縞パンだ。」
ハルオミ「」
ジュリウス「縞パンだ。」
「ラケル、貴女この縞パン昨日も穿いてなかった?」
「ハガンコンゴウ×ジュリウス……ふふふ、その縞パンは零號縞下着で、昨日のは四號ですわお姉様。」
「貴女いくつ縞パンを持ってるのよ……」
ジュリウス「縞パン一択だ。」
ギル(もしかしてウチの隊長ハルさんより駄目な人なんじゃ……)
ロミオ「ええー?Tバックとかじゃない?」
ソーマ「ノーコメント、だ。」
コウタ「うーん、あんまり女性用下着には詳しくないからなぁ。」
カキカキ
キグルミ『白』
エリナ「シロ?……何のこと?」
男衆「!!?」
コウタ「い、いやいやいやいや、何でもないよ気にしないでエリナ!!」
エリナ「?そもそもこれなんの集まりで」
ハルオミ「男同士の会話ってやつさ女性が入るのは不粋ってもんだぜ!なぁ!!」
ギル「俺に振らないでくださいよ!!」
エリナ「?……変なの。」
ハルオミ「危ねえ…だが隊長さん、それにキグルミよぉ……あんたら今、本音を曝け出したな。」
ジュリウス「何?」
ハルオミ「『ニュクス・アルヴァに似合うパンツは何か?』この質問に答えるということがどういう意味か。」
ハルオミ「言い方を変えようか。」
ハルオミ「『ニュクス・アルヴァがパンツを穿いても良いのか』ということさ。」
ジュリウス「!?」
ジュリウス「まさか……謀ったな!!」
ハルオミ「解放した、それだけさ。」
ハルオミ「だがこれで分かったろう?あんたも心の中ではニュクス・アルヴァをノーパンだと思ってたってことさ!」
ジュリウス「そんな、馬鹿な……」
???「惑わされるんじゃねーぜブラッド隊長!」
ハルオミ「あ、あんたは!!」
リンドウ「あんたは誘導尋問にかかっただけさ。」
ハルオミ「リンドウ……あんたまさか反ノーパンなのか」
リンドウ「ハルよう……アラガミは何かを喰らい最適な形で進化してきた。」
リンドウ「そりゃつまりあれこそが最適ってことさ。」
リンドウ「ノーパンだのなんだの言ってるがそもそもアラガミはそういう次元じゃねーんだ。」
ハルオミ「そうじゃねえだろリンドウ!人間だって生まれた時はすっぽんぽんだ!そこから衣服を着ていくんだろ?アラガミだってパンツを穿いたっていいじゃねぇか!!」
リンドウ「ここまで割れたら相互理解は不可能だ。」
ハルオミ「こうなったらあいつに聞くしかねぇな。」
ハルオミ「いつも俺の探求に付き合ってくれたあいつに……!」
ハルオミ「カモン副隊長!」
副隊長「………。」
ハルオミ「お前なら分かるよな!ニュクス・アルヴァはノーパンだよな!」
リンドウ「いいや!あれこそが完成形だよな!」
ジュリウス「お前なら、分かるはずだ。」
コウタ「副隊長さん!」
副隊長「………。」
副隊長「穿かせてみればいいんじゃないかな。」
男衆「!?」
ハルオミ「た、確かに……」
リンドウ「いやしかしニュクス・アルヴァは近接攻撃が効かない……それはつまり実体を透過するんだぞ?」
リンドウ「現にこの前エミールが攻撃をスカる→ハガンコンゴウとの濃密なカラみのコンボで今も治療中だ。」
コウタ「あれは嫌な事件だった……」
ソーマ「触れることができない以上、あんたの言うことは実現不可能だ。」
ロミオ「てかなんで副隊長そんなボロボロなのさ?」
副隊長「ステルスフィールドで隠れながらヴィーナスの人型部分を撮影してたらミスってバレて半殺しにされた。」
ギル「なにやってんだあんたは……」
???「話は聞かせてもらったよ。」
ハルオミ「あんたは!!」
ペイラー「実に興味深い。」
ソーマ「おっさん」
ペイラー「ニュクス・アルヴァ、確かにあのアラガミは実体を透過する不可思議な性質を持っている。」
ペイラー「これは予測だが恐らくオラクル細胞同士の結合が非常に緩く、実際は実体をすり抜けるのではなく、一度結合を解いてもう一度結合しているのではないかと僕は考えている。」
リンドウ「おいおい、わざわざ解説しに来たのか?」
ペイラー「本題はこれからだよリンドウ君。確かに近接攻撃は透過するがオラクルによる射撃にはあのアラガミは滅法弱いのは君たちの方が知っていると思う。」
ペイラー「それは射撃されるオラクルバレットは結合を解いてもそれごと破壊するからだ。」
ペイラー「そこでだ、私は君達の話を聞いてこんなものを作ってみた。」
ハルオミ「こ、これは……!!」
ペイラー「アラガミ紡糸と超アラガミ繊維にP73偏食因子を結合させたもので作った対ニュクス・アルヴァ用の黒パンティだ、少し興に入ったのでガーターベルトとストッキング付きにしてしまったがね。」
ハルオミ「博士……あんた、最高だぜ……っ!!」
ペイラー「私も生物学的には男なものでね。浪漫という言葉には滅法弱い。」
晩くらいに来ます
一応聞くけどガールズ版見たい?
ハルオミ「早速作戦会議だ。」
ハルオミ「基本的にミッションはフォーマンセルだ、つまり役割を決めなくてはならない。」
ハルオミ「役割としてはニュクス・アルヴァを抑える役、穿かせる役、ハガンコンゴウを抑える役……そして撮影役だ。」
ハルオミ「撮影役は戦鬼を喰らう戦場カメラマンの異名を持つお前しかいないだろう。」
副隊長「ヴィーナスの方がモチベーション上がるんですけどねー」
ジュリウス「お前なら、できるはずだ。」
ハルオミ「ハガンコンゴウの抑え役は……ソーマ、頼む。」
ソーマ「はぁ……乗りかかった船だ、付き合おう。」
ハルオミ「感謝するぜ。ニュクス・アルヴァの抑え役、これにはブラッドの隊長さん、あんたに頼みたい。」
ジュリウス「俺でいいのか?」
ハルオミ「撮影役がこいつだからな、ニュクス・アルヴァは感応種、それを確実に抑えられるのはブラッドのあんたが適任だろう。」
ロミオ「どうせ俺は血の力を使えませんよー」
ジュリウス「お前にだって血の力は眠っている。いつか必ず目覚めるさ。」
ロミオ「ジュリウス……!」
「やはりロミジュリがジャスティス!!」
「ラケル……私は貴女が分からないわ……」
ハルオミ「そしてパンティを穿かせる役……これは俺が務めさせてもらおう。」
リンドウ「行けるのかハル。」
ハルオミ「おいおい、まだ俺だって現役だぜ?それにこの探求の発端は俺だ、俺がケジメをつける。」
リンドウ「ハル……分かった、俺達は現場に他のアラガミが乱入しないよう食い止める。」
リンドウ「任せたぜ。」
ペイラー「私はオペレーターを少しばかり代わってもらって通信でアシストしよう。」
ハルオミ「ミッション名【皇女の衣替え】……行くぞ!!」
男衆「応!!」
ペイラー『聞こえるかいハルオミ君。』
ハルオミ「聞こえてますよ」
ペイラー『ハガンコンゴウはF地点にいる、ニュクス・アルヴァはB地点に出現する確率が最も高い。』
ペイラー『よってソーマ君はJ地点でハガンコンゴウをおびき寄せてくれ。』
ソーマ「了解した。」
ペイラー『副隊長君はステルスフィールドを張ってニュクス・アルヴァの撮影ポイントを探してくれ。』
副隊長「了解」ヴーン
ジュリウス「消えた…!?」
ハルオミ「相変わらず惚れ惚れするような隠れっぷりだぜ、近くにいる俺達が見失う程なんだからな。」
ペイラー『予測ではあと三十秒後にニュクス・アルヴァが出現する。ジュリウス君はニュクス・アルヴァがE地点に移動したら攻撃を始めてくれ。
今回君に渡したバレットはアサルト用のオラクル回復弾だ、威力は低めに設定されているため足止めに丁度いいだろう。』
ジュリウス「了解した、与えられた役割は遂行しよう。」
ペイラー『あとはハルオミ君、君にかかっている。』
ハルオミ「分かってますよ。真壁ハルオミ、一世一代男張らせてもらいます。」
リンドウ『おうハルよう、この作戦には様々な男の願いが込められている。
俺から言えることは……穿かせることから、逃げるな。』
ハルオミ「わぁーってるって。」
ペイラー『来たよ、ニュクス・アルヴァだ。』
ハルオミ「待ってろよニュクス・アルヴァ、今日がてめーの初下着デビューの日だ!」
ガガッ
ソーマ『こちらソーマ、問題が発生した。』
ハルオミ「どうした!」
ソーマ『ハガンコンゴウが最初から二体いる。』
ペイラー『なんだって!?』
ソーマ『可能な限りおびき寄せるつもりだがもしかすると一匹そっちに行くかもしれない。』
ハルオミ「くっ……なんてこった!」
ジュリウス『どうする、一旦体勢を立て直すのか?』
ペイラー『いや、ニュクス・アルヴァがここを離れる危険性もある。』
副隊長『二体を別の場所に誘い出すだけなら可能ですが、それだとソーマさんが一度に二体を一人で相手する必要がある上、俺が一旦場所を離れなくてはなりません。』
ハルオミ「くそっ、流石にニュクス・アルヴァの相手をしながらハガンコンゴウを防ぐのは難しいぞ……」
ペイラー『待ってくれ、今プランBを考えた。全員手短に説明するから聞いてくれ。』
ハルオミ「何か策が!?」
ペイラー『まず副隊長君はステルスフィールドを維持したままP地点へ移動、そしてソーマ君はG地点にハガンコンゴウ二体を呼んでくれ、戦う必要は無いしその距離なら二体とも反応するはずだ。』
ペイラー『次にジュリウス君がニュクス・アルヴァをN地点に誘導、それと同時にハルオミ君が発煙筒で合図、それを確認したらソーマ君がハガンコンゴウをE地点に誘導するんだ。』
ハルオミ「つまり最初の作戦での展開位置をずらすのか!」
ソーマ『了解した、これよりハガンコンゴウの誘導に入る。』
ソーマ「おい顔無し猿共。」
ハガン1「ゴア?」
ハガン2「ゴァア!ゴァア!」
ソーマ「そうだ、馬鹿みたいに俺についてこい……!」
ペイラー『ソーマ君が戦闘に入った!ジュリウス君!!』
ジュリウス「こっちだニュクス・アルヴァ!!」
ダァン!!
ニュクス・アルヴァ「!」
ジュリウス「移動を開始する!」
ハルオミ「今だ!」
シュパァン!!
ソーマ「よし……こい馬鹿猿共。」
ハガンズ「「ゴウォオオオー!」」
ペイラー『ハガンコンゴウ二体の移動を確認。ジュリウス君、始めよう!』
ジュリウス「了解!」
ジュリウス「そこを動くなニュクス・アルヴァ!!」
ニュクス・アルヴァ「♪」
副隊長「………」
副隊長「自分は空気……カメラを持った空気……」
副隊長「ただ最善の一枚を……撮る。」
ペイラー『ハルオミ君、そのパンティの穿かせ方は理解できたね?』
ハルオミ「分かっているさ、ニュクス・アルヴァの物理透過を利用して装着させるんだろ?」
ペイラー『そのパンティはオラクル細胞を結合させてあるが故に透過しないが……君自身はそうではない。ストッキングから始めてベルト、そして最後にパンティをベルトの留め金に装着させれば股間部の無いニュクス・アルヴァがパンティを穿いたように見えるはずだ。』
ハルオミ「その時こそ俺達の探求の真理へと辿り着く。」
ハルオミ「……よし、まずはストッキングからだ……行くぞ!!」
ニュクス・アルヴァ「♪」
バシュバシュバシュ!!
ジュリウス「無駄だ!」
ズダァン!
ハルオミ「うおおおおおおお!!」
ニュクス・アルヴァ「!?」
ハルオミ「下から二段ジャンプを使ってストッキングをおおおお!!」
バッ!!ピシィッ!!
ハルオミ「すげえ!一瞬でニュクス・アルヴァの足?を締め付けやがった!!」
ペイラー『ニュクス・アルヴァの脚部は繋がっていない部分もあるからね。
そのストッキングはニュクス・アルヴァのオラクル細胞に反応し、一気に締め上げる特性を持たせてある。』
ハルオミ「次はベルトだ…!」
ニュクス・アルヴァ「???」
ジュリウス「お前の相手はこっちだ!!」
つづきはあした
自分で書いてあれだけどこの人達パンティの為に戦ってるんだぜ……?
すまぬ……今日は忙し過ぎて書く集中力がないんだ……申し訳ないが明日書くんで勘弁してください。
ペイラー『次のフェーズに移るよ。そのベルトは少し特殊な構造でね、ニュクス・アルヴァ専用の付け方がある。』
ハルオミ「ええと?このフックを外してベルトを開いた状態でぇ……ニュクス・アルヴァにぃ…貼り付ける!!」
ペイラー『よし!無事オラクル細胞がニュクス・アルヴァに食らいついた!』
ニュクス・アルヴァ「!」
バシュバシュバシュッ!!
ハルオミ「危ねえ!」
ジュリウス「流石に俺だけに注意が向き続けてはくれないか…!こんな時ナナがいてくれれば……!!」
「はっくしゅん!!」
「大丈夫ナナさん?」
「ううん?噂されたのかな……あ、これも入れとこー♪」
「ああ……鍋の中身が虹色に……!」
「だーいじょうぶだってムツミちゃん!」
ハルオミ「ないものねだりしても仕方ねえ!やるぜ!!」
ペイラー『貼り付けたら留め金部分を近づけるだけでいい、磁石加工されているから勝手にくっつくだろう。』
ハルオミ「うぉぉぉぉ!!」
パチィン!!
ハルオミ「片手での作業は辛いな!だがこれでベルトもつけれたぞ!!」
ジュリウス「随分と様になってきたな…!」
ハルオミ「最後、このパンティを装着させればミッションクリア、だが……」
ニュクス・アルヴァ「!!」
ジュリウス「活性化したか……!」
ハルオミ「一筋縄じゃ行きそうにない、か。」
ハルオミ「だからって諦めるわけにゃいかねぇんだけどな!!」
ペイラー『ニュクス・アルヴァは現在ストライカー(パンティを穿かせる役目)であるハルオミ君を最も警戒している。』
ペイラー『だが無闇に攻撃を加えて結合崩壊させてはミッションクリアとは言えないだろう。』
ペイラー『とにかく今は隙を伺ってくれ!』
ハルオミ「了解!!」
ニュクス・アルヴァ「!!」
ハルオミ「ち、近づけねぇ!あと少しだってのに!!」
ジュリウス「こちらには見向きもしないか……!」
ペイラー『どうしたものか……』
ニュクス・アルヴァ「♪」
ビシュ!!
ハルオミ「ぐあ!」
ハルオミ「しまった!パンティが!!」
ジュリウス「まずいぞ、ニュクス・アルヴァの真下に落ちてしまった!」
ペイラー『あの弾幕の中をくぐり抜け真下のパンティを取りに行くなど正気の沙汰ではない。』
ペイラー『かといってニュクス・アルヴァが移動するのを待っていては遅い。』
ペイラー『万事休すか……!』
ハルオミ「いいや、逆だぜ博士。」
ペイラー『なんだって?』
ハルオミ「今、ニュクス・アルヴァはパンティの『真上』に留まってるんだぜ?」
ペイラー『まさか君は……!いや、それはあまりにも危険過ぎる!!』
ペイラー『そこへ到達するまで止まることは許されない、つまりシールドを展開できないということだ。』
ハルオミ「ガード無しなら何度か経験がある。」
ペイラー『そういうことでは』
ハルオミ「博士!!」
リンドウ『あー、こちらリンドウ。話は聞かせてもらった。』
リンドウ『博士よう、ハルを行かせてやってくんねーか?』
リンドウ『こいつはこんなことに皆を引っ張り込む馬鹿だが……やるときゃやるんだ。』
リンドウ『こいつがやり遂げるっていうなら……そりゃなにがなんでもやり遂げる。』
ペイラー『………』
ペイラー『分かった。ただし命を捨てるようなことはしないように。』
ハルオミ「ははは、流石にここで命を捨てやしませんよ。」
ハルオミ「……っし、行くぜ!!」
ジュリウス「多少の結合崩壊は勘弁してくれ!!」
ダァン!ダァン!
ニュクス・アルヴァ「!?」
ハルオミ「おらおらおらおらぁぁ!!」
ジュリウス「よし、真下に入った!!」
ハルオミ「こぉぉこぉぉぉだぁぁぁぁ!!!」
ニュクス・アルヴァ「!!」
カチン(ベルトにパンティを引っ掛けた音)
ペイラー『人ならざる美貌のアラガミが人の下着を纏う………人の時代が……終わってしまうのか……』
ギル『んな大袈裟な……』
ニュクス・アルヴァ「……?」
副隊長「!」
パシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャシャ!!!
ハルオミ「シャッター音……へへ、どうやら成功したみたいだな……」
副隊長「……そうだ、いや、賭けに近いが………博士。」
ペイラー『どうした?』
副隊長「自分に作戦があります、ニュクス・アルヴァの討伐許可を。」
ペイラー『……ふむ、撮影が終わったのだから討伐することに変わりはないが……ただ討伐するわけではなさそうだね?』
副隊長「はい。」
ペイラー『分かった、君に一任しよう。』
副隊長「感謝します。」
副隊長「………」ジャキッ
↑ジャーベリン、アルバレスト、マグナマーテル
ダァーーーーン……!
ニュクス・アルヴァ「」
パシャシャシャッ!!
ズズン……ッ!!
博士の研究室
ペイラー「……諸君、今副隊長が写真の現像作業に取り掛かっている。」
ハルオミ「へへっ、一番最初に写真を見れるのはあいつってわけか。」
ギル「いや……撮影したのもあいつなんですが。」
ジュリウス「しかし遅いな……」
カシュー(扉の開く音)
副隊長「………」ハナヂドバー
ソーマ「!?」
リンドウ「!?」
ロミオ「!?」
コウタ「!?」
副隊長「新しい、世界………」
ハルオミ「お、おい!」
副隊長「……着エロの境地、博士……是非ヴィーナス用のベビードールを……!」
ハルオミ「早く見せてくれ!!」
副隊長「ネグリジェも……!ビキニ、いやスク水も……!!金ならハンニバル神速種を乱獲した時に腐る程あります……!是非……!!」
ジュリウス「副隊長をあそこまで変えてしまう写真とは……!」
ペイラー「拝見しようか。」
ニュクス・アルヴァがパンティ装着した画像下さい!極コア10個出せます!
リンドウ「これは……!」
ジュリウス「言葉で説明してしまえばニュクス・アルヴァにパンツが吊り下げられたものにしか過ぎない。だが写真から伝わってくるこれは……!」
ハルオミ「俺には、いや俺たちには見える!確かにニュクス・アルヴァのヒップが!なめらかな腿が!!」
ギル(なに言ってんだこの人達。)
ペイラー「現象的にはただの布に過ぎない。
でもパンティには……確かに力がある……「男の浪漫」を増幅して、遠隔にも伝達し、自分の限界を超える新たな力を生む……そんな力が……」
ソーマ(冷静に考えたら俺はなにをしているんだ……?)
副隊長「……これが、ベストショット。」
リンドウ「嘘だろオイ!!」
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