宥「あったか耳かき屋さんです」(145)

代行 ID:aHjSipRI0

はよ

あり・・・?

代行ありがとうございます

皆さんこんにちは、松実宥です

・・・えっーと・・・

・・・玄ちゃんいつも、なんて言ってたっけ・・・

・・・えっと・・・、松実家の長女をしています

・・・あれ?

こういうのでいいのかな?

・・・どうしよう、わかんないや・・・

玄ちゃん、助けてー・・・ ガタガタ

まさか宥姉まで鬼畜道に……

おおこれは・・・

あっ、あのぅ・・・ ガタガタ

・・・耳かき屋さん始めたので

よろしかったら、いらっしゃってください ペッコリン

・・・お店開けますね・・・

・・・

・・



(私一人でも、ちゃんとできたやぁー)パァア

宥「あったか耳かき屋さんです」

宥「玄ちゃんのマネしちゃった」テヘッ

宥「一人でこういうお店するのは、少し不安だけど」

宥「少しでも多くの人に、あったかくなって欲しいな」ポワワァ~ン

宥「・・・」

宥(お客様、来てくれるかな?)ガクガク

宥「・・・考えても仕方ないよね」

宥「・・・頑張ろ」

お客様安価>>10

すえはら

菫ちゃん

池田

期待

最近安定の菫宥

ガラガラ

宥「!?」

宥(おっ、お客様だ・・・)ドキドキ

菫(・・・なんだここ、随分と暑いな)ムワッ

宥「いらっしゃいませ・・・!?」

宥「あなたは・・・」

菫「お前は!?たしか・・・」

宥 菫「・・・」

宥「・・・いつぞやは、大変・・・」ペッコリン

菫「・・・もうあの事はいい」

いきなりメインディッシュに

宥「あっ、ありがとうございます・・・」

菫「・・・で、ここはなんなんだ?」

宥「・・・えっ?耳かき屋さんですけど・・・?」

菫「耳かき屋・・・?」

宥「あの、表の看板・・・」

菫「いや、すまない」

菫「何か強烈に惹かれるものを感じて、寄ってみたんだが・・・」

菫(・・・雰囲気は、完全に風俗店だな)タラッ

宥「?」

一応繋がってるのかな

このシリーズの「なんでこんな店に入ったん?」って疑問が
エロマッサージ系のAVといっしょなんだよなww

宥「・・・あの、耳かきやられていかれませんか?」

宥「あなたなら、お代のほうはいらないので・・・」

宥「せめて少しでもなにか・・・」

菫「いや、私は・・・」

宥「・・・」ウルウル

菫「!?」

宥「・・・そうですよね、・・・私に耳かきなんてやって欲しくないですよね」(涙目)

菫「いや、ちょっと待て!」

菫「そういうことじゃなくて・・・」アセアセ

宥「・・・」ウリュウリュ

寝る前④
朝のうちに起きれば残ってるよね・・・

菫「・・・耳かき、してもらってもいいか?」

宥「・・・!はい!」パァア

菫(あんな顔見せられたら、断れないだろ・・・)

宥「それじゃあ、こちらにどうぞ~」トントン

菫「ひっ、膝枕か・・・」

宥「嫌ですか・・・?」ウルウル

菫「いや、違う!」

菫「少し驚いただけだ!!」

うん、この姉は妹みたいな暴走がなさそうで安心

寧ろムラムラした客に押し倒されそうで心配

宥「かゆい所がございましたら、お気軽におっしゃってくださいね~」

菫「・・・あっ、あぁ」膝枕状態

菫(なんでこんなことになってるんだ?)

宥「それじゃあ始めますね~」

カキカキ

菫「ひゃうっ!?」

宥「!?」ビクッ

宥「とっ突然動いたら、あっ危ないですよ?」ドキドキ

菫「・・・」はぁはぁ

菫「・・・すまない」はぁはぁ

菫(・・・なんだ今のは・・・)はぁはぁ

支援

菫(体に電流が走ったみたいな・・・)ドキドキ

宥「・・・次は、急に動いたりしないでくださいね?」

菫「・・・あぁ、すまない」はぁはぁ

宥「それじゃあ、もう一度・・・」

カキカキ

菫「くっ・・・」ギュウゥッ

コチョコチョ

菫「くきゅぅっ・・・」グウゥッ~

カリカリ

菫「はぁうぁ!」ヴィクッ!

宥「おかゆい所は、ございませんか~?」

菫「・・・へっ?」はぁはぁ

カキカキ

菫「ふぁっ・・・ふぁっ・・・」ゾクゾク

コリコリ

菫「あっ・・・あっ・・・」ビクビク

スリスリ

菫「あぁっ~~~っ・・・そこっ・・・」ゾクッ

菫(なんだこれ・・・)はぁはぁ

菫(これ本当に、ただの耳かきなのか・・・)はぁはぁ

宥「・・・」

やだ…菫さんが篭絡されちゃう…

宥「・・・あの、もしよかったらもっとあったか~いことしませんか?」

菫「・・・ふぁっ?」

シュルシュルスルスル

菫「!?」

菫「おっおい!どうして服を脱いでるんだ!」カァアッー

宥「・・・ここの部屋私に合わせて、すっごく暖かくしてるんです」

宥「じゃないと私、こんな格好できないから・・・」

菫「・・・おっおい、早く服を・・・」

宥「あなたも脱ぎませんか?」

菫「!!」

宥「汗でびっしょりですよ?」

!?

なんだと・・・

攻め宥キター

レズマッサージ店のAVか何か?

ほほう

イイネ

菫(あれ?なんだろ?)ボッー

菫(暑さのせいか?なんだか、ボッーとしてきた・・・)フラフラ

宥「・・・大丈夫ですか?」

菫「・・・大丈夫だ」チラッ

菫(こいつ・・・エロい体してるよな・・・)ゴクッ

菫(なんだかこいつ見てたら・・・)ドキドキ

ジワッ・・・

菫「!?」

菫(私、今・・・!!)カァアッー

宥「・・・もっとあったかいこと、しますか?」

菫「・・・・・・・・・する」コクン

思ってたのと違った

従順なスミーレ……

いいぞこれ

きたか

ちゅぱっ・・・じゅるっ・・・

菫「ひやっ!・・・ふぅぁっ!・・・」ビクッ

宥「お綺麗な体ですね・・・」

ぺろっ・・・もみっ・・・

菫「いっ、いちいちそんなこと言うな!・・・」はぁはぁ

もぎゅっ

菫「ひやぁん!!」ビクン

宥「・・・こっちはどうですか?」

サワサワ

菫「!?」ビクッ!

菫「おっ、お前・・・そこはぁ・・・」クネッ

ナデナデ

玄よりももっと直接的だった
さすが姉・・

あんなカラダで責められたら落ちる気しかしない

クロチャーのほうがマシにみえるレベル

暴れんなよ、暴れんな…

宥「なんだか湿ってますね、汗ですか?」サワサワ

菫「おっ、お前・・・わかってるくせに・・・」はぁはぁ

菫「なかなかにいい性格してるじゃないか・・・」はぁはぁ

宥「えへへっ・・・」サワサワ

クチュッ・・・

菫「ふぁっ・・・」ゾクッ

クチュクチュ・・・

菫「あっ・・・あん!・・・ふぅあっん!!」クネックネッ

宥「・・・気持ちいいですか?」

菫「ふにゃっ!・・・・ふぅぁ!」コクコク

もう松実館でやればいいんじゃないかな

宥は強キャラだと以前から思っていた
麻雀だけじゃなくて性的にも

宥「いっぱい、あったか気持ちよくなってください」ニコッ

クチュクチュ

菫「いにゃっ!・・・あっ・・・わたしぃ・・・」ピクッピクッ

ペチャペチャ

菫「ふぅぁっ!・・・きもちいい!」ビクン

宥「そろそろ、おわりですね・・・」

グチュグチュッ!

菫菫「ふああああ~~ん!!」ビクンビクン

はてっ・・・

はてっ・・・

一時間後

菫「あの・・・こういう時、なんて言ったらいいのか・・・」

菫「あの・・・ありがとう・・・」カァアッー

宥「こちらこそ、こんなことしかできなくて」

宥「ありがとうございました、菫さん」ニコッ

菫「えっ、あぁっ・・・」ドキッ

菫(下の名前で呼ばれた・・・)ドキドキ

宥「またよかったら、いらしてくださいね」ニコッ

菫「・・・うん、ありがとう」

菫「・・・宥」ボソッ

果てた様子を示す擬態語として大変優れた表現と言える

はて……?

妹がアレだから姉も何かしらアレだよねって船Qが言ってた

畜生宥姉とはあたらしい

宥(とりあえず、初めてのお客様は終わったね)

宥(・・・あったか~くなってもらえたかな?)

宥(・・・でも、一番最初のお客様があの人で良かった・・・)フフッ

宥(少し自信もついてきたや)グッ

宥(よしっ!次も頑張ろう!)ニコッ

お客様安価>>60

ksk

姫子

戒能良子

しず

これはまた・・・

なかなかのなかなか

ガラガラ

良子「はろー、耳かきやってもらえる?」

宥「はい、どうぞ」

良子「せんきゅー」

ぽてっ

宥(この人随分、慣れた雰囲気みたい・・・)

良子「いつも行く耳かき屋さんが、今日はおやすみでね」

良子「そしたらここに、ちょうどいい感じのお店があったからね」

宥「そうなんですか・・・」

良子「耳かきだけは、昔から誰かにやってもらわないと落ち着かなくてね」

良子「耳かき屋なんてものがあるなんて、ナイスな時代になったよねー」

宥(こっこれは、私の腕が試されている・・・?)

良子「じゃあお願いね」

宥「はっ、はい」

コチョコチョ

良子「・・・」

支援

カキカキ

良子「・・・」

宥(あれっ?もしかして私の耳かきじゃ、駄目なのかな?)涙目

宥「あっあの、おかゆい所はございませんか?」

良子「・・・ん、ノープロブレム」

宥「そっ、そうですか・・・」シュン

カリカリ

良子「・・・」

良子(何この耳かき!)ゾワゾワッ

良子(こりゃ、本当に耳かきなの?)

良子(耳を掻かれる度に、エクスタシーなんだけど!)ゾクゾク

良子(・・・やっ、やばい)

良子(耳かきしにきたのに、これって・・・)

ジワッ・・・

良子「・・・あっ」もぞもぞ

宥「!?」

宥(良かった~、気持ちよくなってくれてるみたい)ぱぁあ

良子(この店・・・)はぁはぁ

すばら

寝るタイミングを失ったしえん

良子「・・・あの」はぁはぁ

宥「・・・えっ?」

良子「ここって、マジで耳かき屋さん?」はぁはぁ

良子「よく見たら、雰囲気すごくエロティックなんだけど・・・」

良子「・・・ただの耳かき屋さんじゃないよね?」

良子(元傭兵のカンがそういってる・・・)はぁはぁ

宥「・・・」

宥「・・・もっとあったかいことします?」

良子「ホットなこと・・・?」はぁはぁ

宥「多分お客様が今、もっともして欲しいサービス提供できると思います」

良子「サービス・・・」ゴクリッ

ジワッ・・・

良子(・・・たまにはこういうのも、オッケーだよね?)

良子「・・・・・・・お願いしようかな」

宥「はい」ニコッ

チュッ

良子「!?」ドキッ

良子(いきなりキス!?)ドキドキ

レロレロチュルチュル

良子(しかも、かなりエロい!!)ふぅわっ

キマシ!!!

宥「ぷはぁっ・・・どうですか?」

良子「・・・うん、ベリーベリーグッドだね・・・」はぁはぁ

宥「お洋服、脱がさせてもらいますね・・・」

ヌギヌギ

良子(いいね・・・こういうの・・・)ドキドキ

宥「・・・モデルさんみたいなお身体ですね」

宥「・・・キレイ」

サワッ

良子「んっ・・・」ビクッ

宥「・・・どうしましょうか?」

良子「・・・おまかせするよ」はぁはぁ

宥「・・・はい」

もにゅっもにゅっ

良子「んんっ!」ピクッ

ぺろっぺろっ

良子「あんっ・・・そこっ・・・」

なでっなでっ

良子「んっ・・・はぁっ・・・」

ジュチュッジュチュッ

良子「はぁうっ!・・・はぁっ・・・んくっ・・・」

宥「おかゆい所はございませんか?」

クチュックチュッ

良子「んあっ!・・・そっ・・・そこぉっ・・・」フニュウッ・・・

グチュッグチュッ

良子「ひぃん!・・・んなぁっ!・・・んあっ!」クネックネッ

すばらしえん

耳かきからこの展開に持ってくのって実は凄いことな気がする

宥「少し失礼します・・・」

クチャアッ・・・

良子「ふんぁっ・・・そんなひろ・・・」

ペロッ

良子「ふんぁっ!あっ!・・・あん!」ゾクッゾクッ

宥「あったか気持ちよくなってくださいね」ニコッ

ベロンベロンチュパッチュパッ

良子「あぁ~~・・・んんんっ~~~・・・」ビクビク

レロレロレロレロ

良子「んはっ!・・・はっl・・・はやい・・・」はぁはぁ

ええぞ!

宥「あったかいですか?」

クチャックチャッ

良子「いぇやっ・・・いえ・・・いえす・・・っ」ふぅぁふぅぁ

宥「それは良かったです」ニコッ

ジュッルルルルウ・・・

良子「んああぁぁぁっ・・・・・」ううぅっ

ジュウウッ~~~

良子「ひぃんんんんん・・・」グゥッ

良子「・・・もっ、もう・・・」はぁはぁ

宥「・・・そうですね」

宥「そろそろ終わりましょうか」ニコッ

自分の欲望に忠実なだけのクロチャーと違って宥姉は純粋に良かれと思ってやってそうなのが逆に怖い

良子「おっ、おわり・・・」はぁはぁ

ちゅぅっ~~~ぽん!

良子「んんんんっ!!」ピクッピクッ

宥「フィニッシュです」ニコッ

クチュクチュクチュゥッ!!

良子「んあああああっーーーー・・・」ビクンビクン

はてっ・・・

一時間後

良子「せんきゅ~」

良子「ベリーナイスでベリーグッドなお店だったよ」

宥「ありがとうございます」ペコリ

宥「またぜひ、いらしてください」ニコッ

良子「んー、気が向いたらね」

良子「それじゃあ、バーイ」

宥「ありがとうございました」

しえ

宥(ふぅ・・・)

宥(二人目のお客様も終わった・・・)

宥(初めはすごく不安だったけど、少しずつ慣れてきたかな・・・)

宥(さっきのお客様、喜んでもらえたみたい・・・)

宥(・・・良かった)ホッ

宥(次も頑張ろっ!)

お客様安価>>90

ksk

くろちゃー

穏乃

血は争えない典型を見た

ガラガラ

宥「いらっしゃいませ」

穏乃「!?」

穏乃「宥さん!?」

宥「あらっ、穏乃ちゃん」

穏乃「何してるんですか、こんな所で!?」

宥「えっ、あのっ、耳かき屋さんだけど・・・」

穏乃「・・・」

宥「表の看板見なかった?」

穏乃「そうだったーー!!」

宥(フフッ、穏乃ちゃんかわいい)クスクス

穏乃は誰かの毒牙にかかるのが最高に似合ってるんだよなぁ

しえん

穏乃「・・・ということは、ここは宥さんのお店?」

宥「うんそうだよ、穏乃ちゃんはどうしてここに?」

穏乃「いや~見たこと無いお店があったから、ちょっとした興味本位で」エヘヘ

穏乃「でもまさか、宥さんのお店だったとは・・・」

宥「穏乃ちゃんも耳かきしていく?」

穏乃「宥さんがしてくれるんですか?」

宥「うん、そうだよ」

穏乃(・・・宥さんの耳かき・・・)ゴクッ

穏乃(きっと気持ちいいだろうな~)ポワワ~ン

宥「穏乃ちゃん、おいで?」

宥「膝枕もしてあげるよ?」ポンポン

穏乃(・・・宥さんの膝枕・・・)ゴクッ

穏乃(きっと柔らかいだろうな~)ポヤヤ~ン

宥「どうする?」

穏乃(でも・・・)

穏乃(少し恥ずかしいかも・・・)カァアー

宥「・・・穏乃ちゃん?」

宥「もしかして、私に耳かきされるの・・・嫌?」涙目

穏乃「ちっ、違いますよ宥さん!」

穏乃「・・・あのっ、・・・そのっ」

宥「?」

穏乃「高校生にもなって、膝枕で耳かきって」

穏乃「少し恥ずかしいかなって・・・」カァアー

宥「・・・」クスッ

穏乃「・・・宥さん?」

ぎゅううっ

穏乃「ひぃやっ!ゆっ、宥さん!?」

穏乃(いきなり抱きつかれた!?)ドキドキ

宥「穏乃ちゃんはまだ、高校一年生なんだよ?」ナデナデ

宥「まだまだ甘えていい年頃なんだよ?」ヨシヨシ

穏乃「・・・宥さん」

穏乃(宥さんあったかいなぁ・・・)

穏乃(いい匂いもするし・・・)ドキドキ

宥「・・・それとも、もっとあったかいことする?」

穏乃「えっ?」ドキドキ

ええぞええぞ

宥「おいで、穏乃ちゃん・・・」

穏乃「・・・宥さん、何を・・・」

チュッ

穏乃「!?」

穏乃(キスされた!?しかも唇に!?)ドキドキ

宥「大丈夫・・・私に任して」

穏乃「わっ、私は・・・」ドキドキ

宥「穏乃ちゃんの服、脱がしてあげるね」

ヌギヌギ

穏乃「!?」

脱がせるまでもないじゃないか

穏乃「まっ・・・待ってください!!」はぁはぁ

宥「・・・穏乃ちゃん?」

穏乃「どうしたんですか宥さん!!」

宥「・・・えっ?」

穏乃「こんなの宥さんらしくありませんよ!」

宥「・・・私、らしく・・・?」

穏乃「こんなの、こんなのまるで・・・」

穏乃「・・・玄さんみたい・・・」

宥「・・・玄ちゃん?」

あれ、耳かき…

本命に出くわしてつい建前を忘れるお姉ちゃんかわいい

穏乃「そうですよ!宥さん言ってたじゃないですか!」

穏乃「私はずっと、待ってるって!」

穏乃「なのに!宥さんがこんなことしちゃあ・・・」

宥「・・・」

宥「・・・穏乃ちゃん、今の私、玄ちゃんみたいかな?」

穏乃「・・・えっ?」

宥「・・・私がこんなお店始めたのは、玄ちゃんのことを知ろうとしたからなの」

穏乃「玄さんを・・・?」

支援

宥「・・・でも、私は思うの」

宥「玄ちゃんと私は違うって・・・」

穏乃「・・・どうしててですか?」

宥「玄ちゃんのお客様は、みんな嫌がりながらだった」

宥「でも、私のお客様はみんな自分から望んで、最後は笑顔になってくれた」

宥「玄ちゃんのやっていたことは、ただの自己満足・・・」

穏乃「・・・だから、今の宥さんのやってることはいいことで」

穏乃「玄さんのような、間違ったことじゃないと?」

宥「・・・そんな、かしこまったこと言いたい訳じゃないけど」

宥「でも、私のしているサービスみたいなお仕事は、実際他にもあるでしょう?」

宥「私はそうやって、いろんな人にあったか気持ちよくなって欲しいの・・・」

穏乃「・・・でもここは、耳かき屋さんですよね?」

宥「それはそうだけど・・・」

宥「・・・まぁでも、そういうのもあるってことで・・・」

穏乃(・・・それならそういうべきだよ!)

宥「・・・でもこのお仕事、大変だけどすごいと思うよ?」

穏乃「えっ?」

宥「どんな形であれ、人を幸せにするお仕事・・・」

宥「人には言いにくいお仕事だと思うけど、私はすごいと思うな」

穏乃「・・・」

宥「・・・おしゃべりはもう、このくらいでいいかな」

宥「・・・穏乃ちゃんはどうする?」

穏乃「えっ?」ドキッ

宥「私にお仕事やらしてくれる?」

支援

穏乃「・・・私は・・・」

宥「・・・もう一つ、言ってないことがあるの」

穏乃「何ですか?」

宥「私、穏乃ちゃんのことが好きなの」

穏乃「・・・えっ?」

宥「だからかな?他のお客様の応対と違うっていうか・・・」

宥「・・・やっぱり、今の私はお仕事してないのかもしれないね」

宥「玄ちゃんと一緒、結局自己満足だ・・・」

穏乃「・・・宥さん」

宥「ごめんね、穏乃ちゃん」

宥「こんなこと言って、言い訳ばかりで、ずるい女で」

宥「・・・ごめんね」グスッ

穏乃「・・・」

宥「ありがとう穏乃ちゃん、気づかせてくれて」

宥「私これからは・・・」

穏乃「待ってください!!」

宥「!?」

穏乃「さっきから聞いてたら、なんですかそれ?」

穏乃「自分から誘って、自分から理由説明して、自分で勝手に反省して・・・」

宥「・・・ごめんなさい」シュン

穏乃「私の気持ちは・・・」

穏乃「・・・ほんとに、宥さんはずるいです・・・」

穏乃「私のこの胸の高鳴りはどうしてくれるんですか!!」ドキドキ

宥「穏乃ちゃん・・・」

穏乃「・・・責任とって下さい」

宥「えっ、でも・・・いいの?」

穏乃「自分じゃどうしていいのかわかりません、宥さんがどうにかしてください」

宥「・・・でも、憧ちゃんが・・・」

穏乃「今憧のことは関係ありません!!」

宥「・・・」

穏乃(ごめん憧、今の私絶対変)

穏乃(でも、私どうしたらいいか・・・)

宥「ごめんね、穏乃ちゃん」

チュッ

穏乃「あっ・・・」トローン

宥「そして・・・ありがとう」

穏乃「宥・・・さん・・・」はぁはぁ

宥「大丈夫だよ、私にまかせて・・・」

ちゅぅううっ~~~

穏乃「ひにゃっ!んにゅぅ~~~~・・・・」ンググッ・・・

宥「あぁっ・・・穏乃ちゃん・・・かわいいよぉ・・・」はぁはぁ

穏乃「ふなぁ・・・わっ・・・あぁっ・・・」ビクッ

ぺろぺろコリコリ

穏乃「ふぁ・・・ああっ・・・」ピクッ

宥「敏感なんだね、優しくしてあげるね」はぁはぁ

コリコリ

穏乃「んああっ!」ビクン

しえん

患者さんが増えると聞いて

宥「あれ?穏乃ちゃん、毛が生えてないね」

穏乃「はぁっ・・・はぁっ・・・」

宥「かわいいね、いっぱいあったかくしてあげるね」

ぺろぺろ

穏乃「あん!・・・あっ・・・あっ・・・あん!」ビクビクッ

ずぅ~~~っ

穏乃「んあっ!・・・すっちゃっ・・・吸っちゃやだぁ・・・」ゾクゾクッ

宥「穏乃ちゃん、とってもあったかそうな色だよ」はぁはぁ

にちゃぁっ

じゅるじゅる~ぅ

穏乃「いやぁっ!・・・そんな所汚いですよぉ・・・んはぁっ!」ビクウッ

宥「穏乃ちゃんに、汚い所なんてないよ」

はむっ、はぐはぐ・・・

穏乃「んくうっ・・・」もじもじ

宥「ここはもういいのかな?」はぁはぁ

宥「それじゃあ、もう一度こっちかな・・・」はぁはぁ

チロチロ

穏乃「ひにゃぁっ!」ピクン

宥「穏乃ちゃん、気持ちいい?」はぁはぁ

ぺろぺろレロレロ

穏乃「ひゅっぅ・・・ひゅうぅぅ・・・ひゅうん」コクン

宥「私も気持ちいいよ」はぁはぁ

宥「穏乃ちゃん、大好きだよ」ボソッ

穏乃「!?・・・ひにゃっ・・・じゃぁ・・・じゃぁめぇ・・・」ひぃーひぃー

宥「穏乃ちゃん・・・!」

ぎゅうぅ~~~~っ

穏乃「あっ!あっ!・・・こっ!・・・こんな・・・のっ!」ビククゥッ

穏乃「はぁー・・・はぁー・・・あっ・・・あっ・・・」ピクピク

穏乃「こっ・・・こっ・・・これっ・・・これっ・・・」ピクピク

宥「穏乃ちゃん、もう限界そうだね・・・」はぁはぁ

宥「私も・・・」はぁはぁ

宥「はぁっ・・・ふぅぁっ・・・」はぁはぁ

ちゅうぅ~~~~~っ

穏乃「んにゃやぁぁあああーーーーーん!!」ビクンビクン

はてっ・・・

ふんふむ

一時間後

穏乃「Zzz」スヤスヤ

宥「穏乃ちゃん・・・こうして見るとちっさいね・・・」

穏乃「Zzz・・・んっ、やめてよ憧・・・」ムニャムニャ

宥「フフッ、寝言言ってる」フフッ

宥「・・・ふぅあ、私も少し眠たくなっちゃった」ゴシゴシ

宥「・・・お休み、穏乃ちゃん・・・」クスッ

穏乃「Zzz・・・んっ・・・」ぽりぽり

宥「・・・・・・・Zzz」スヤスヤ

穏乃「Zzz・・・ごめんね・・・」ムニャムニャ

穏乃「ごめんね・・・・・・憧・・・」ツゥー・・・

・・・

・・

?「・・きて・・ねぇ・・・ばっ・・・」ゆすゆす

宥「Zzz」スヤスヤ

?「起きて、ねぇ起きてってば」ゆすゆす

宥(Zzz・・・んっ・・・誰?)パチッ

?「ねぇ起きてってば、おねーちゃん!」ゆすゆす

宥「・・・・・・・玄ちゃん?」

玄「もー、こんな所で寝てちゃ風邪ひくよー!」

宥「あれっ、ここ・・・」

玄「もー、おこたで寝ちゃ駄目っていつも言ってるでしょー」もー

宥(・・・夢?)

しえん

宥(あれでも、私・・・・)

玄「折角私が帰ってきたのに、おねーちゃんったらー」プンスカ

宥(そうだ、玄ちゃんが病院から帰って来たんだった・・・)

宥「ごめんね、玄ちゃん」

宥「でっでも、玄ちゃんが帰ってきてもう1ヶ月だよ?」

玄「・・・おねーちゃんは、私がいなくなっても寂しくないの」ウルウル

宥「そっ、そういうことじゃなくて・・・」アワアワ

玄「・・・ふふっ、冗談だよ♪」ニコッ

宥「もー、玄ちゃんったらー」フフッ

玄「ふふふっ、あっ!そういえば!」

宥「どうしたの?」

玄「今日もいいの?」

宥「何が?」

玄「お店だよー、私がいない間にやってたんでしょ?おねーちゃん一人で」

玄「ええっーと・・・何屋さんだったけ・・・」ウーン

宥「・・・」

玄「・・・!そうだよ、耳かき屋さん!」

玄「あったか耳かき屋さん!」

!?

支援

玄「私が帰ってきてから、一度もお店開けてないよね?」

宥「・・・うん、私はもういいかなって・・・」

玄「どうして?」

宥「ちょっとやってみたかっただけだから・・・」

宥「・・・もう私は、満足なんだ・・・」

玄「?」

宥(私はもう・・・)

宥「・・・それに私がお店やってたら、玄ちゃんもやりたくなるでしょう?」

玄「!?」ギクッ

玄「そそそっ、そんなことないよ~」アハハッ・・・

玄「私はもうあんなのこりごりだよー」ウンウン

宥「・・・そうだよね」

玄(言えない・・・)

玄(今また新たに、おもちBarなるものを考えているだなんて・・・)ドキドキ

玄「あははは、もーおねーちゃんは心配性だなー」キョロキョロ

宥「?」

照のお仕置きタイムはないのか

私がやってたことは、多分人に話せるようなことではありません

でも、私自身はいい経験ができたと思っています

ああいったお仕事の偏見は、少なくとも私の中にはなくなったからです

だから、あったか耳かき屋さんをしたことを後悔はしていません

・・・所詮それは私の自己満足ですが

・・・私がお店を開けない理由はもうひとつあります

それは・・・穏乃ちゃんです

実は穏乃ちゃんは、あの時のことを覚えてないようなんです

彼女の記憶はどうなったのかでしょうか、それとも忘れたフリをしているのでしょうか・・・

きっと私には一生わからないことなんだと思います

・・・私の気持ちは多くの懺悔と、少しの安堵です

彼女にとって、あんなこと無かった方が良かったんでしょう

・・・自分の好きな人を裏切ることなんて・・・

だから私も、もうお店はやりません

私は別に、ああいう行為がしたくてお店を開いた訳ではありません

だって私のしたいことは・・・

・・・だれかを幸せにすること、ですから・・・

カン

おもちBarか……
胸が熱くなるな……

以上です、お疲れ様でした

宥姉があったかくなってる所を書いたらこうなりました
宥姉は畜生ではありません、みんなをあったかくする天使です
おもちシリーズスピンオフ第二弾でした

次回は玄ちゃんの出番です!・・・おそらく

おつー

乙!!

支援

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