戦士「勇者の行動がおかしい」 (162)

勇者「よし、パーティーはこんなもんだろ」

戦士「よろしく」

魔法使い「よろしくねー」

僧侶「よろしくお願いします!」

勇者「早速だがキマイラを倒しに行く」

戦士「……冗談だろ?」

勇者「無駄な質問はいらん、早く来い」スタスタ

魔法使い「えっ、ちょ、早っ!?」

僧侶「き、危険ですよ!」

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戦士「……で、気が付けばキマイラの巣、と」

勇者「雑魚は出ないようにしてあるから安心しろ」

魔法使い「…何したの?」

勇者「乱数調整」

魔法使い「何て?」

勇者「乱数調整」

魔法使い(アブない人かも)

勇者「行くぞ」スタスタ

戦士「おい!待てって!」

僧侶「あれ……ほんとにモンスターが全くいない……」

魔法使い「逆にブキミ~…」

勇者「この先にキマイラがいる。止まれ」

戦士「おいおいおい、まさかマジでキマイラに挑む気か?」

勇者「全員、今からキマイラを倒すまで一言も喋るなよ」

勇者「それと俺の命令以外の行動をするな」

戦士「……聞いちゃいねえ……」

魔法使い「ちょっとちょっと、特攻に巻き込まれるのはゴメンなんだけど」

勇者「喋るなって言ったよな?」ズオォォォォ…

戦士「お、おう……」

魔法使い「ひっ……」

勇者「良し」

勇者「………」スチャッ ブンッ ブンッ ブンッ……

戦士(いきなり素振りし始めたぞこいつ)

魔法使い(危ない人だった──!!)

勇者「……調整完了」

勇者「全員10歩だけ前進」

戦士(くそっ、ヤバくなったらすぐ逃げてやるからな……)スタスタスタ……

魔法使い(ちょっ、本気で戦うつもりィ~!?この人!)スタスタスタ……

僧侶(に、逃げちゃおうかな~……でもでも……)スタスタスタ……

勇者「10歩目。キマイラとエンカウント。」

勇者「戦士、3秒後に剣を投げろ」

戦士(いきなり何言ってんだこいつ)

勇者「3」

キマイラ「ガルッ!ガアァァアアア!!」ドスンドスンドスンッ

戦士(おいおいおい何で先頭にいる勇者じゃなくて俺に向かってくるんだよ!?)

勇者「2」

勇者「1」

勇者「投げろ」

戦士(くそっ!もう知らないからな!)ブンッ

勇者「魔法使い、俺が事前に腰のベルトに引っ掛けておいた酒の瓶をキマイラの開いた口に投げ込め」

魔法使い(……えっ、いつの間に……)

勇者「早くしろ、ターンがスキップされる」

魔法使い(ターンて何よ……もうどうにでもなれっ!)ポイッ

キマイラ「ガルッ!」バリンッ

魔法使い(あ、食った)

勇者「よっと」ズボッ

僧侶(いつの間にキマイラの近くに……って、せっかく刺さった剣を抜いた?)

キマイラ「ガ、ガルゥゥ……」ボトボトッ ドロォ…

魔法使い(ちょ、あれ胃のあたりまで刺さってたんじゃない?)

勇者「魔法使い、火炎魔法」

魔法使い(え、このタイミングで…?いや使えるけど……)

勇者「今腹から出てきた血に向かってな」

魔法使い「!!」

勇者「あ」

魔法使い(火炎魔法!)ボウッ

魔法使い(要は酒を含んだ血液に引火させようってワケね!)

ゴゥッ メラメラッ ボォォゥゥ……

戦士(うおぉっ!引火した!)

僧侶(ひゃ~、すごい……ってあれ、私の出番は……)

キマイラ「ガッ!?アガアァァァ!!」ドシンッ バタンッ

勇者「やb」ゴスッ

勇者「ぐお」バタンッ

魔法使い「あ、ちょ、大丈夫!?」

勇者「お前喋ったな」

魔法使い「いや!攻撃されてたら喋るわよ!」

勇者「今の話じゃない。魔法を使う直前」

魔法使い「………えっ?喋ったっけ…?」

勇者「エクスクラメーションだ、それも2回」

魔法使い「えく………ちょっもう一回」

勇者「エクスクラメーション」

魔法使い「何よそれ……」

勇者「これ」<!>

魔法使い「……それってびっくりした時のアレでしょ?いや、確かにやろうとしたことがわかった時はびっくりしたけど……」

勇者「テキストに表示するな、乱数が狂う」

魔法使い「言ってる意味がわかんないけど……つまりあんま大きく驚くなってことね」

勇者「そういうことだ」

勇者「……む」

勇者「いや、グッジョブだ」

魔法使い「え?」

勇者「レアドロップする乱数に移動した」

魔法使い「レアドロップ?」

戦士「あ、それは聞いた事がある。確かモンスターからごく稀に、通常では手に入らない素材とか武器とかが手に入るっていう……」

勇者「こいつのレアドロップは確か……」

キマイラ「グ、ガァ………」メラメラメラ ドサァッ

<斬首刀>を手に入れた!

戦士「うおっ!?これって…」

勇者「戦士が装備しろ」

戦士「いいのか!?こんないいものを…」

魔法使い「へえー、それってアレでしょ?どっかの本で見たけど……たまにとんでもない急所に当たるっていう」

勇者「ああ、"たまに100%"で急所に当たるぞ」

魔法使い「なんか矛盾してるけど」

勇者「そのうちわかる」

勇者「帰るぞ」

戦士「これで終わりかよ……」

魔法使い「ねえちょっと、さっきから言ってる乱数って何?」

勇者「確率操作の道具」

魔法使い「……しれっと言ってるけどそれって大丈夫なの……?」

勇者「問題ない」

魔法使い「あそう」

僧侶「は、早く帰りましょうよ……いつ残党が襲ってくるかもわかりませんし…」

勇者「それは無い」

勇者「と言いたいところだがさっきので乱数が変動した。結果的に俺の真後ろにモンスターが出現する」

戦士「えっ」

勇者「ちょっとそれ貸せ」パシッ

戦士「あっ、おい」

勇者「………」ブンッ ブンッ ブンッ

戦士「危なっ!」

魔法使い「勇者さん後ろ後ろ!」

僧侶「わああぁっ!」

残党ゴーレム「ゴー……」

勇者「ふんっ」クルッ ズバッ

ザンッ!

ゴトンッ…

勇者「良し、ゴーレムの頭入手」

戦士「おい今のおかしいだろ!?なんでゴーレムの胴体切って頭が飛ぶんだよ!」

勇者「そういう武器だ」

魔法使い「いや今のは明らかにおかしいでしょ……」

僧侶「お、同じく……」

勇者「もうモンスターは湧かん。真っ直ぐ帰るのみ」

戦士「あ、ちょ、それ返して」

勇者「あと20フレーム待て」

戦士「何その単位うおっあぶねえっ!」パシッ

勇者「早くしろ、入口に見えない壁が出現して出れなくなるぞ」

魔法使い「なにそれこわい」

僧侶「キマイラの呪いかなにかですか?」

勇者「ダンジョンの呪いだ」

僧侶「はえ~」

勇者「時間経過」

戦士「しばらく歩き」

魔法使い「隣町……」

僧侶「モンスターの遭遇数はゼロ……っておかしいと思うんですけど」

勇者「乱数調整をしながら歩いてたからな」

戦士「たまに立ち止まるのってもしかしてそれか?」

勇者「ああ」

勇者「で、この街にはカジノがある。そこでとりあえず資金を10倍にする」

手持ち:5000$

魔法使い「いや無理でしょ……と思ったら確率操作だっけね…」

戦士「ああ、うん、やりかねないな……」

僧侶「聖職者としてそういった行為をするのは、ちょっとぉ……」

勇者「何を言ってるんだ?お前らは戦闘要員だが」

戦士「は?」

勇者「あのなぁ、そんなバカ稼ぎする客がいるわけないだろう」

戦士「お前やる気じゃないか……」

勇者「おそらく3倍くらいまで膨れたところで黒服ABCが現れる。俺達を追い出しに」

魔法使い「なにその名前……」

勇者「もちろんそいつらを倒してカジノを続行する」

僧侶「ちょっ!?それって犯罪じゃ……」

勇者「カジノテーブルに座ってる客に手を出したら文句は言えない」

僧侶「む、うむむ……」

勇者「という事で入るが、絶対に[ピーーー]なよ。ぶん殴って気絶させろ。あとお前らの攻撃は全部クリティカルになるから一撃で潰せ」

戦士「なるわけないだろ…」

勇者「店員はどこだ」

店員「はいはいっ!」

勇者「5000$分のコインをよこせ」

店員「はい!只今!」

店員「よいしょっ…と」ガシャ

店員「こちらになります!お楽しみくださいませ……」

勇者「ルーレットがあるじゃないか」

勇者「予定変更、36倍に増やす」

戦士「36倍……ってまさかお前!」

魔法使い「一箇所に全財産突っ込むつもり!?」


*一般的にルーレットで一つの数字のみに賭ける場合、払い戻しは36倍

勇者「あそこだな」スタスタ

戦士「なあ、大丈夫か?あいつ……」

魔法使い「大丈夫じゃないの、多分……」

勇者「よっと」ガタッ ストン

ディーラー「よう……見ない顔だな」

勇者「この町に来たのは始めてだからな」

ディーラー「ほう……じゃあ始めようじゃないか」

勇者「0にコイン500枚」ゴンッ

ディーラー「なッ」

取り巻き「マジカヨ……アーア……アイツバカダ……」

勇者「………」ガチャガチャガチャ

ディーラー(何故ポーチを開け閉めしているんだ……)ガシッ ギュルンッ

ガアアァァァ……

ディーラー(ふん、当たるわけが無いだろう)コロンッ

勇者「良し勝った」

ディーラー「何だと?」

カラカラカラ…


[0]


ディーラー「な、何だとおォォ!?」

所持金:5000$→180000$

勇者「帰るか」スタッ

黒服A「待て」ガシッ

勇者「あ、今掴んだな?俺に危害を加えようとしたな?」

勇者「やっていいぞ戦士」

戦士「あー、うん……」ブンッ

黒服A「ふんっ!小僧のパンチなど効ぐぼぁああっ!!」バグォォオ

ガシャァアン!

黒服B「おいッ!…このガキがあぁぁ!!」

魔法使い「杖でいっか……えい」ゴンッ

黒服B「がッ……」バタン

魔法使い「あ、モロに顎入った……」

黒服C「お前ら何者だッ!!」

僧侶「ご、ごめんなさーい…」

黒服C「…ん?」

僧侶「ていっ!」コツンッ

黒服C「なんだこの小娘は……痛くもかゆくも痛ええええぇぇ!?そここの前骨にヒビ入ったところォォォォ!!」

僧侶「え、えっ!」

勇者「出るぞ」スタスタ

戦士「乱数調整ってすげえな…」

魔法使い「そうね…」

勇者「という訳でドラゴンを倒しに行く」

戦士「どういう訳で!?」

勇者「ドラゴンを倒して手なずけて魔王城の扉開放フラグを邪魔している四天王を殺しに行く」

魔法使い「もう一回わかりやすく」

勇者「魔王城の扉開かない、ドラゴン入手、四天王[ピーーー]」

魔法使い「なんで開かないってわかるのよ…」

勇者「………さあ出発だ」

魔法使い「無視された!」

勇者「ふーむ、高いな」

戦士「うわ、デカい山だな……」

勇者「面倒だからたった今出現させた大型鳥類に乗って行くか」

大型鳥類「ケ───ッ!!」バサッバサッバサッ

僧侶「きゃあっ!!」

勇者「安心しろ、最初から人に懐いているレアモンスターだ。俺が出現させた。」

戦士「しれっとありえねー事すんなよ!」

魔法使い「あーもう私慣れたわ、うん慣れたわ、早く乗りましょ」バッ ポスン

勇者「物分りが良くて助かる」

僧侶「あ、よくみると可愛いかも……」

戦士「いや便利だよ?便利だけどさ、そりゃお前やっちゃいけないだろ……」

勇者「3、2、1」

戦士「うわあぁーっ!待て待て待て!置いてくな!」バッ ポスン

勇者「ちなみに戦士、斬首刀は持ってるな?」

戦士「おう」

勇者「よし、まずドラゴンは頂上にいるからエンカウント……つまり戦闘が始まったと思ったら斬首刀でドラゴンのどっかを切れ」

戦士「お、俺が先陣を切るわけか。んで?」

勇者「……?」

戦士「いやだから、次は?」

勇者「は?」

戦士「え?」

勇者「お前が会心の一撃を急所に当てて終了だが」

戦士「お前頭おかしいんじゃないのか……当たるわけないだろ……」

勇者「たまに急所に当たるって言ってるだろ。つまり絶対に当たるってことだ。あと会心の一撃も絶対に炸裂する」

戦士「あーうん、オッケーオッケー、お前には確率の概念が無いことがよくわかった。いいよもうやってやるよ!」

勇者「良し」

勇者「ご苦労」

大型鳥類「クエェ──」

勇者「いたいた」

ドラゴン「人間?珍しいな」

戦士「うわでけえ……こんなの倒せるわけねーだろ…」

魔法使い「おぉー、こりゃやばいんじゃないのー?」

僧侶「わ、わ、わ」

勇者「ドラゴン、早速だが俺に従え」

ドラゴン「またおかしな人間が来たものだな……断る」

勇者「俺に従え」

ドラゴン「断る」

勇者「じゃあねじ伏せるまで」

ドラゴン「やってみせい!」

魔法使い「なんか会話がおかしい!」

勇者「戦闘開始」

ドラゴン「貧弱な人間風情が……思い知らせてやろう!」

戦士(くそ、頼むぜェーッ!)ダダダダダ

ドラゴン「む!」

戦士「どりゃあぁぁ!!」ズバァン

会心の一撃!!

急所に当たった!!

ドラゴンは倒れた

戦士「うわああぁぁ!!足切ったはずなのに首が飛んでるぅぅぅぅ!!」

勇者「お疲れ様」

戦士「つーかどうすんだよ!殺しちまったら従わせられないだろ!」

勇者「イベント用の重要NPCが消滅するわけないだろ、ほら」

ドラゴン「ぐぐ……人間どもに敗北するとは……儂も老いたな……」

戦士「なんで生きてんの…」

勇者「よし俺に従え」

ドラゴン「いいだろう人間……弱きが強きに従うは世の定め…・」

勇者「名前はあるか?」

ドラゴン「そんなものは無い」

勇者「ちっ、面倒臭い」

ドラゴン「貴様が名付けるがよい、人間」

勇者「あ」

ドラゴン「どうした」

勇者「いやだから、あ」

ドラゴン「………冗談はよせ」

勇者「よろしくな、あ」

戦士「諦めろ、あ。こいつはそういう奴だ」

魔法使い「いやそれにしてもひどいわね」

僧侶「い、いくらなんでも酷すぎます!私が代わりに……!!」

勇者「あ?人間だからせめて少し情けをかけてデフォルトネームにしたんだが改名をお望みか?」

僧侶「ひええっ」

戦士「人権ってもんを知らないのかお前は!」

勇者「そんなものは俺が法廷に立てば3分で廃止させられるぞ」

戦士「それって確率とかの話なのか!?」

勇者「ああ、かなり遠い乱数になるが可能だ」

魔法使い「や、やらないでね……?」

勇者「時間の無駄過ぎるから絶対にやらん」

戦士(そこじゃねぇ…)

あ「おい人間……」

勇者「なんだ?」

あ「儂は長い間生き、その間に凶悪な魔人や非道な悪魔なども見てきたが……」

あ「生物に「あ」などという名前をつけた者はいなかったぞ!貴様は悪魔以下か!」

勇者「無駄なテキストが増えるのを防いだだけだ、よって悪魔以上魔人以上」

あ「頼むぞ人間……せめて2文字でも良いからまともな名前にしてくれ……」

勇者「ああ、魔王倒したらな。改名したかったらさっさと火の四天王の所に飛んでいけ」

あ「ぐ…覚えておれよ人間」バサァッ

勇者「さて」

戦士「当たり前かのようにドラゴンの背中でくつろがないでくれよ……」

勇者「100%落ちないから安心しろ」

戦士「あ、そう…」

勇者「で、火の四天王ってのはいわゆる大ボスだな」

戦士「えーとつまりなんだ、強敵ってことか?」

勇者「要はそういうことだ」

勇者「で、そういう系統のやつらは……その斬首刀を急所にヒットさせても即死しなかったりする。大ダメージは与えられるが」

戦士「ほぉ……へぇ」

魔法使い「んじゃどうすんのよ?」

勇者「連続で会心の一撃急所を浴びせる」

勇者「説明終了。魔法使いと僧侶は相手の先制攻撃を防げ」

戦士「え、また俺あんな気持ち悪い剣使わなきゃなんねーの?」

勇者「俺が攻撃してたら誰が乱数調整するんだよ」

戦士「あー、うん、そうだな……」

勇者「ちなみに先制攻撃は20発の人間大の焼けた岩石を飛ばしてくるものだが」

魔法使い「え、当たったら死ぬじゃん」

勇者「19発はあらぬ方向へ飛ばせるが1発だけはヒット確定だから回避できん。頑張って防御魔法とか防御魔法で防げ」

魔法使い「オッケー、私らの出番はそこで終わり?」

勇者「ああ。後は一言も喋らずに棒立ちしていてくれ」

僧侶「わかりましたっ!」

戦士(あれ、なんか当たり前の作戦会議みたいになってる)

勇者「戦士は1秒間に1回斬りつけるのを14回やれ。それで相手は死ぬ」

戦士「あ、ああ、やってみる」

戦士(俺か!?俺がおかしいのか!?)

あ「到着だ………炎の大洞窟。死んだら骨くらい拾ってやろう……尤も勇者の骨は粉々に砕くが」

勇者「あ、骨粉は畑に撒けよ。あとで廃村復活の重要なフラグになる」

あ「…………」

勇者「出発」

魔法使い「おー」

戦士「……一応聞いておくけど道中にモンスターは?」

勇者「出現させない」

魔法使い「期待するだけムダでしょ」

戦士「ああ……そうだな……」

戦士「げぇーっ、ほとんど溶岩の海じゃねーか…」テクテク

勇者「暑いから耐熱性能のある服をレアドロップさせる。鎧は移動速度が落ちるからダメだ」

戦士「レアドロップってお前…さっきモンスターは出ないとかなんとか」

魔法使い「なんでもいいから早く出してよそれ~…あっつぅー」

勇者「んっんー、戦士、三歩左」

戦士「ん?」ザッザッザッ

勇者「そぉい!」バキャッ

戦士「いてえっ!いきなり何すんだ!」

勇者「溶岩ヘビ4体出現。面倒だから一人でやる。お前らはエンカウントに巻き込まれないようにしていろ」

溶岩ヘビA「シャーッ」ズルズル

戦士「今の乱数調整ってやつなのか!?せめて事前に言ってくれよ!」

勇者「全員下がれ」

勇者「そして見ておけ、これが戦いだ」


溶岩ヘビたちがあらわれた!!

勇者「よっと」ズバッ

会心の一撃!
溶岩ヘビAは倒れた!

溶岩ヘビBは防御している
溶岩ヘビCは防御している
溶岩ヘビDは防御している

戦士「何で!?」

勇者「魔法持ち物持ち物キャンセル防御キャンセル持ち物ポーションを使用しますかキャンセル弓矢ターゲットを選択してくださいキャンセル持ち物逃げる魔法」

戦士「うわああぁぁ超怖えええぇぇ!!」

僧侶「あれって新種の魔法でしょうか!?」

魔法使い「そんなわけないでしょ」

勇者「こうげき」ズバッ

会心の一撃!!
溶岩ヘビBは倒れた!

溶岩ヘビCは防御している!
溶岩ヘビDは防御している!

勇者「魔法持ち物魔法持ち物魔法持ち物魔法持ち物こうげき」ズバッ

会心の一撃!!
溶岩ヘビCは倒れた!
溶岩ヘビDは防御している!

勇者「こうげき」

会心の一撃!!
溶岩ヘビDは倒れた!

勇者は溶岩蛇の衣×4を手に入れた

勇者「まあまあのタイムだったな」

戦士「……なんで攻撃してこなかったんだ?あいつら」

勇者「攻撃させる必要が無かったから防御しててもらった」

戦士「いやそこじゃなくて……もういいや」

勇者「そうか。全員これを着ろ」バサッ

魔法使い「えぇ~!?こんな暑いのに上着着ろっての!?」

勇者「[あ]」

魔法使い「ごめん着る着るわかったから変な書類書き始めないで」

勇者「良し」

戦士「ただの薄い上着にしか見えないんだがなぁ…」バサッ

僧侶「あの、これ、さっきのヘビのどこから出てきたんでしょう?」

勇者「俺も知らん」

僧侶「えぇ~…」バサッ

戦士「……おっ?こりゃあ…」

魔法使い「へぇー、こりゃすごい」

僧侶「あれっ?全然暑くなくなりました!」

勇者「うむ」

勇者「ちなみにそれは後で捨てるぞ」

魔法使い「え、勿体無い!」

勇者「このダンジョン以降に役立つ場所のない服だ」

魔法使い「あー、そう…」

勇者「では進むぞ」

勇者「ああ一応言っておくが宝箱は全て罠だから開けるなよ」

戦士「りょ、了解…」

戦士(危ねーっ!開ける所だった……)

戦士「……10分くらい歩いて」

勇者「この扉の先に火の四天王がいる。よって突入」

戦士「なぁ魔法使い…途中にモンスターとかいたか?」

魔法使い「ぜーんぜん」

戦士「あいつマジでこえーわ」

ギュゴオォォォ……

魔法使い「あ、大きい割には自動で開く扉なのね…」

勇者「突入」

戦士「頼むぜ勇者……乱数調整っての」

勇者「任せろ」

戦士「くそっ無駄に心強い」

火四天王「……ぬぅ?」

火四天王「その気配……貴様が魔王殿の言っていた勇者か」

勇者「いかにも。死ね」

火四天王「なっ、少しは話を

火の四天王に勝負を挑んだ!

火四天王「礼儀を知らん者共だ!焼け潰れろ!」ゴゴゴゴゴ

魔法使い「うわわああ、あれが先制攻撃ってやつ!?」

勇者「ああ。溶岩の底にある岩石を超能力的なアレで飛ばしてくるが、最後の1発以外は見なくていいぞ」

魔法使い「ホントにぃ!?頼むからねッ!」

火四天王「はッ!!」ギュオンッ ギュンッ

僧侶「わわわわわあああっ!こっちに飛んでき…………ませんね、あれ?」

ドゴォ バゴォン ゴシャアッ

火四天王「な、何故当たらぬ!?」ギュオッ ゴゴゴッ

勇者「10、11…12、…13」

火四天王「ぐぐ……何か奇妙な魔法でも使っているのか……人間風情が!」ギュオンッ ゴゴッ ギュオォッ

勇者「16、17………18、19。」

勇者「次の一発は当たるぞ、頑張って防御してくれ」

勇者「まあダメージは最低の値にしてあるが」

魔法使い「そんなこともできるの!?……って、きたきたきた!」

火四天王「今度こそ命中だ!潰されるがよい!」ギュオォォォ

僧侶「魔法使いさん!魔法強化系をお願いしますねっ!」

魔法使い「任しときなさーい!」

僧侶「防御魔法!」ガキイィィン

魔法使い「ていっ!硬度強化!」

キュイィィン ピキピキピキィッ

僧侶「ありがとうございますっ!多分この一撃だけなら防げると思います!」

勇者「戦士、突撃だ」

戦士「14回だったよな!頼むぜッ!」ズダダダッ

火四天王「来るか!貴様のようなちっぽけな人間に何が出来る!」

戦士「どりゃああぁっ!!」ザンッ

会心の一撃!!
急所に当たった!!

火四天王「ぐぬおぉぉぉっ!!?」

魔法使い(知ってた…)

僧侶(えーっと何もしなければいいんですよね!戦士さん頑張ってー)

勇者「持ち物魔法こうげき逃げる持ち物剣を使用しますかいいえポーションを使用しますか選択してくださいキャンセルキャンセル逃げる魔法持ち物こうげき逃げる魔法持ち物開くポーション旅人の服剣ひのきの棒ひのきの棒を使用しますかいいえ……」ガチャガチャガチャ スッ ガチャガチャ スッスッ

魔法使い(これはさすがに気持ち悪いわ……勇者さんには悪いけど)

戦士「二回目ええええっ!!」ズバッ

会心の一撃!!
急所に当たった!!

火四天王「ぐあああぁぁっ!!き、貴様一体何を

戦士「うおぉぉおおお!!」ズバァッ

会心の一撃!!
急所に当たった!!

火四天王「ま、待て!落ち着

ザンッ

会心の一撃!!
急所に当たった!!

会心の一撃!!
急所に当たった!!

会心の一撃!!
急所に当たった!!

会心の一撃!!
急所に当たった!!





戦士「ラストォォォォオオオ!!」ズバァン……

会心の一撃!!
急所に当たった!!

火四天王「ぐおおおぉぉぉぉおおお────ッッ!!?」

火の四天王を倒した!



魔王城の扉の力が弱まった!



戦士「はぁッ!はぁッ!はぁっ、はぁっ……」

勇者「お疲れ」

戦士「あぁ、なんかすげー強くなった気分だ」

勇者「経験値たっぷりだからな、そりゃレベルも上がる」

戦士「そういうこと言うのやめよ?」

魔法使い(………)

勇者「二人とも喋っていいぞ」

魔法使い「あ、そう?早く言ってよ………で、なんかあっさり四天王っての倒しちゃったけど」

魔法使い「そもそもなんでアンタ魔王倒すの?」

勇者「は?他に誰が倒すんだよ」

魔法使い「……へぇー」

戦士「こりゃあ意外だな」

勇者「……?」

僧侶「あ、あのっ、立派なことだと思います!」

勇者「おい、何か勘違いしているようだが」

勇者「あのクソ無能コンピュータどもに任せてたらいつまで経っても魔王は死なんぞ」

魔法使い「むの……こんぴゅーた?何て!?」

勇者「お前らが王国軍とか呼ぶ連中のことだが。確か50万人だったか?」

戦士「ちょっおいおい、いくらなんでも王国軍を無能呼ばわりはひでーぞ!ちょっと感心して損した!」

勇者「あんなゴミどもは俺が歩くだけで全員蹴散らせるぞ」

戦士「ね───よ!!ねぇよ!!」

戦士「ていうかお前、知ってるか?あの王国軍の騎士団長っつったら、そりゃもう魔物も鬼と呼ぶ程の男でよー、お前なんか一瞬で真っ二つだぜ?」

勇者「王国騎士団長か。火の四天王より弱いぞ」

戦士「マジで!?」

勇者「ああ。俺なら殴って倒せる」

戦士「何で!?」

勇者「まあ、あんなやつらに期待するな。俺以外にも勇者の職に就いてるやつらは何百といるが、あいつら何もできないからな」

魔法使い「あーうん、そっちはわかる、すごいわかるよ。勇者職って引きこもりのクズか、貧弱な人ばっかりだもん」

戦士「まあそっちは実際に問題になってるしな……」

僧侶「動機こそちょっとその……アレですけど、結果的にすごいことをしてるんですから!勇者さんは立派ですよ!」

勇者「そうだな」

魔法使い「否定しないのね」

勇者「無駄話が過ぎたな。そろそろ入り口に戻るぞ」

魔法使い「ん、そーね」

戦士「お前の言う見えない壁とかいうのも怖いしな……つーか、そんなもん本当にあるのか?」

僧侶「えと、私はどういうものなのか見てみたいです」

勇者「断る。魔王倒してからにしろ」

僧侶「あう…」

魔法使い「そこで断るのはアンタくらいよ…」

戦士「お前ってたまに本気のクズに見えるぜ……」

勇者「何とでも言え」

勇者「ちなみに火の四天王があらかじめ仕掛けておいた隠しトラップが5分後に発動し、さっきの場所から大量の溶岩が流れ込んでくるが」

戦士「なっ!お前早く言えよ!」

魔法使い「え、それって大分やばいんじゃないの?」

僧侶「は、走って出れば間に合い……

勇者「いや普通に早歩きすれば余裕で間に合うぞ」

戦士「……あ、そう……」

魔法使い「ほんっと盛り上がりに欠ける旅よねぇ~……」

僧侶「いやでも、一応急いだ方が…」

勇者「走りたいなら走ればいいが。ただ乱数が狂ってモンスターが湧きまくるぞ」

僧侶「ひえっ」

魔法使い「そんなギリギリの状態なのこれ……?」

勇者「4分経過。1分後トラップ起動」

魔法使い「出口すぐそこなんだけど」

戦士「普通に歩いてきただけだったな……」

僧侶「あ、安全に帰ってこれたんですし、喜びましょうよ!」

魔法使い「んっんー、まあそうなんだけど……」

戦士「俺は今まで何のために修行してきたんだ……」

魔法使い「きっと役に立つ日、来るわよ…多分」

勇者「ん?言っとくが明日にはこのパーティーは無いぞ」

魔法使い「えっ、どゆこと」

勇者「今日中に魔王倒すからな」

戦士「じょ、冗談………」

戦士「………言わねえよなぁ、お前………」

変に止まってしまって申し訳ない


勇者「ダンジョン脱出」

戦士「あっけねえ…」

魔法使い「あっ、あ君、留守番おつかれー」

あ「その名で呼ぶでない!」

勇者「あ、さっさと乗せろ。次は水の四天王の所だ」

あ「なぜ貴様は儂が場所を把握している前提で話すのだ……いや知ってはいるが」

勇者「知ってるという事を俺は知ってる。どうでもいいから早く飛べ」

あ「何故もう乗ってるのだ貴様らァ───!!」

戦士「え、いやなんかトラップだかの溶岩流れてきてるし」

魔法使い「危ないじゃない?」

僧侶「失礼してま~す……」

あ「……扱いがひどすぎるぞ……」バサァッ

勇者「さて」

勇者「水の四天王ってのはまあ、名前から予想できるように水を操るだけの雑魚だ」

魔法使い「それザコって言わないと思う」

勇者「ちなみにダンジョンは神殿のようになっている。入って真っ直ぐ歩けば水の四天王がいて即バトルだが」

戦士「……?なんだそれ?ちょろいじゃねーか」

勇者「まあぶっちゃけ言うとそのままの状態だと勝てない」

魔法使い「えっ」

勇者「ヤツの部屋はまるで巨大な湖のようなつくりで、付近の湖・水源から水をパイプで流し込んでいる」

魔法使い「ふーん、なかなか考えたわね、そいつ」

魔法使い「んでどうすんの?」

勇者「いや、真っ直ぐ行かないで横にある部屋にいる、そのパイプを守っている中ボスを倒せばいい」

僧侶「えーとつまり、四天王の部屋に水が流れ込まないようにして、無力化する……て事ですか?」

勇者「その通り。そして今回お前らの出番は無い」

魔法使い「え、ひとりでやんの?」

戦士「おいおい、いくらなんでもお前一人じゃ危ないってもんだろ、超人じみてるとはいえな」

勇者「別に来たければついて来ればいいんじゃないか?喋らず・攻撃せず・戦闘に参加せず、を守ってくれるならな」

魔法使い「そんな自信あるならまぁー、いいんじゃない?多分だいじょーぶでしょ、任せましょ」

勇者「魔法使い、お前は有能だ。2週目やる機会があったらよろしくな」

魔法使い「……褒められてるのはなんとなくわかるけど、意味不明なワード出すのやめて?」

勇者「別に覚えんで良い」

魔法使い「そ」

勇者「戦士」

戦士「なんだ?」

勇者「その剣、四天王を倒すまで借りる」

戦士「……あー……大体想像ついた。ほれ」ガシャッ スッ

魔法使い「そのパイプ守ってる中ボス?っての、全員一撃でやってくわけね」

勇者「ああ」

僧侶「えーと、もし攻撃当たっちゃったりしたら、すぐに回復しますね」

勇者「まあありえないけどよろしく」

僧侶「はーい」

勇者「ちなみにパイプを全て破壊していくわけだが、全て破壊した時点で水の四天王は大ボスから中ボスにランクダウンする。よって一撃で倒せる」

勇者「覚えとけ」

戦士「使う場面、もう来ねえけどな…」

あ「確かこの辺りだったはずなのだが……」

勇者「ああ、丁度真下だな、下がれ」

あ「何故儂よりも把握しているのだ…」バサッ…バサッ…

ドォォン……

あ「水神の神殿……到着だ。今度こそ力尽きてくる事を祈っているぞ」

勇者「ああ。また5分後くらいに会おう」

あ「……………」

戦士「5分?……ああ、そういやすぐ戦えるような場所にいるんだっけな……」

勇者「行くぞ」ザッ

魔法使い「………」

魔法使い(喋らないようにした方がいいんじゃない?)チラッ

戦士(……何だ?………ああ、そういう事か。了解)コクッ

僧侶(喋らなければいいんですよねっ)

勇者「ダンジョン侵入。このままご丁寧に引かれたカーペットの先にあるデカい扉の前で待機してろ」

3人「」コクッ

勇者「パイプは6本」

勇者「参る」バッ

勇者「……」ズザーズザーズザーズザーズザー

戦士(うわ何かスライディングしながら移動ってか速ええぇぇぇっ!)

勇者「」ガチャッ バタンッ

魔法使い(無言で部屋の中入って行ったわね……中ボスってやつ?)

半人鮫「ぎょっ!キサマが勇者だな!」

勇者「魔法魔法魔法防御キャンセルにげるこうげき」ズザーズザーズザーズバァァッ

会心の一撃!!
急所に当たった!!
半人鮫は倒れた!!

半人鮫「ぎょッ!?…………」

勇者「パイプ1本目終了」ズバァンッ

勇者「次」ズザーズザーズザーズザーズザー



魔法使い(うわもう出てきた!……と思ったらスライディングしながら隣の部屋の入ってった……」)



勇者「2本目」

大海蛇「シャァァァアア───ッッ!!」

勇者「こうげき」ザンッ

会心の一撃!!
急所に当たった!!
大海蛇「ギシャァッ!…………」
大海蛇は倒れた!!

勇者「破壊」ザンッ

戦士(俺たち普通に歩いてるだけなのに……なんか左右から次々悲鳴が聞こえるぞ……)テクテク



海獣「バウゥッ!」

勇者「3本目」ズザーズザーズザー ザンッ

会心の一撃!!
急所に当たった!!
海獣は倒れた!!

勇者「破壊」ザンッ ズザーズザーズザー…


僧侶(なんでしょう、あの移動方法……)


人魚「ようこそ……私の水魔法で ズバァッ

会心の一撃!!
急所に当たった!!
人魚は倒れた!!

人魚「がッ………」

勇者「4本目破壊」ズザーズザーズザーズザー

勇者「もう喋らなくていいぞ」スパッ

会心の一撃!!
急所に当たった!!
オオトビウオは倒れた!!

勇者「5本目」ズバッ



水四天王「水が……減ってるだと!?」

水四天王「何が起きてやがる……!」



勇者「ラスト」ザンッ

オロチは倒れた!!

勇者「破壊」ザンッ ズザーズザーズザーズザー



勇者「まだ扉の前にすら着いてなかったのか………もう少しちゃんと歩け。俺がいるからって怠けるな」ズザーズザー

戦士(そんな移動方法の奴に言われたくない……)

魔法使い(こ、今度やってみようかな……でも無理だろうなぁー)

僧侶(本気でありえない動きしてるんですけど……)

水四天王「水が……枯れた……」

水四天王「干ばつか?いや、こんな異常な速度で干からびるわけが……」



勇者「そりゃお前、あんな場所にパイプ置いてるからだろ」ギイィィィィ……



水四天王「なっ!!」

水四天王「馬鹿な!あの番人どもは精鋭揃いだぞ!あんな速度でやられる訳が……!!」

勇者「うるせえ死ね」

水四天王「な


水の四天王に勝負を挑んだ!!

まさかこの勇者自分の発言すら乱数に組み込んでるのか?

水四天王「許さねえぞ人間ッ!!」

勇者「そうか、怨霊とかのシステムあったら良かったな」ズバァッ


会心の一撃!!

急所に当たった!!

水四天王「な、な、…………」

水四天王「……ぎっ」ドザァンッ……

水の四天王を倒した!!


勇者「出るぞ」

戦士「……あ、あぁ」

魔法使い「あっけな……」

僧侶「お、お疲れ様でしたっ!」

勇者「中ボスってのはこんな感じで一撃で殺れるからな。まったくもってちょろい」

戦士「それはお前だけだと思うわ……」

>>86
プレイヤーの独り言程度に思うのもよし
乱数調整だと思うもよし
……ごめんなさい考えるの面倒だっただけです



魔法使い「えーっと、脱出ーっ……」

魔法使い「……ここ終わり?」

勇者「ああ」

戦士「なんだこの味気ない冒険……俺はもっとこう、アツいバトルをしたかったはずなのに……」

勇者「明日好きなだけやれ」

戦士「わかったよ……」

勇者「あ。次は風の四天王の場所だ」

あ「………勇者………今度ばかりは儂が危険なんだが」

勇者「安心しろ、お前が攻撃される前にケリをつける」

あ「まあ危険になったら悪いが逃げさせてもらう……これっぽっちも悪いとは思っとらんがな」バサッバサッ

勇者「よし、全員乗れ」

戦士「なんかもう慣れたな」

魔法使い「そうね」

戦士「んで、あ が危険がどうこうって、どういうことなんだ?」

勇者「今から説明する」

僧侶「はいっ」

勇者「まず、風の四天王ってのは巨大な鳥だ。つまりザコ」

魔法使い「ザコじゃない…」

勇者「で、ダンジョンの奥にいるとかじゃなくて山に住んでるから、あ も狙われる可能性があるってことだ」

勇者「ちなみに、あ よりもそいつが強いってのもある。大きさも同じくらいだしな」

あ「……うるさいぞ勇者」

>>80
saga忘れの被害は大きい……

新一「ミギーには色々考えさせられるよな~……おれなんて、ただ年食っちまっただけで、何も変わらないってのに──」

ミギー『それも良いのではないか?きみのその性格は、少なからず周りにリラックスを与えているものだと思うぞ』

新一「えっ……そ、そォ?」

ミギー『あくまで推測だが』

新一「ふーん、へーェ、そう……へへ、なんか嬉しいもんだな」

あっ間違えた。
同時進行というか更新止まってたSSの続き書いたら投下するところミスりました。
お気にせず。

完全に死んでました。間の空き方が半端じゃなく長く申し訳ない。続けまする。


勇者「そしてその鳥に あ が殺されると非常に困るわけだ。ここまで便利な移動手段は存在しないからな」

戦士「移動手段ってお前ひでーな……」

勇者「という事で あ への攻撃が始まる前に四天王を殺す」

魔法使い「ふーん……んで、作戦は?」

勇者「今から説明する。まず今回戦闘に参加するのは俺と戦士だけだ。魔法職2人は適当に暇を潰していればいい」

戦士「ん、俺?」

勇者「そうだ。風の四天王は基本的に空を飛んでいてこちらに攻撃手段は無い。が、初回ターンに確定で水平飛行ダイヴをかましてくるので、ここで堕とす」

戦士「ちょっと待て、なんだって?突っ込んでくる巨大な鳥を堕とす?」

勇者「方法としてはダイヴを喰らう直前に左右の翼に大ダメージ、つまり会心の一撃を叩き込む事。」

戦士「聞いちゃいねえ…」

勇者「手順は簡単。2人で直立してヤツが水平飛行してくるのを待ち、俺の合図で3歩だけ外側に移動する。そして次の合図で同時にジャンプ、斬撃を喰らわせる」

戦士「……覚えた。本当にそれだけでいいんだな?死んだらマジで恨むぞ……?」

勇者「さて、そろそろ到着だな」

戦士「無視かよオイ!?」

あ「何故貴様は毎回、地上を見もせずに到着したかどうかわかるのだ……」

勇者「うるせえさっさと下降しろ」

あ「ぐぬぬ」バサッ… バサッ…

魔法使い「なんかどんどん扱い方が悪くなってるような……」

戦士「気の毒に……」

バサッ……
ドオォォ……

あ「到着だ……ヤツの巣、暴風の山……」

勇者「ご苦労。ここから数分歩けば山の頂上に着くが、戦士以外は来なくていいぞ」

魔法使い「ほーい」

僧侶「えと、頑張ってください!」

戦士「うし、行ってくる」ザッ

勇者「行くぞ」

戦士「……おい勇者、お前そんな剣でいいのか?そんな良い剣には見えないんだが」

勇者「問題無い」

戦士「そうか……」

ザッ ザッ ザッ ザッ………


戦士「………お、頂上か」

勇者「ヤツの鳴き声がしたら戦闘開始だ。俺の横にさっさと来て棒立ちしろ」

戦士「なあ、確認するけど死なないよな?」

勇者「そんな事あり得るわけ無いだろ、あとあまり喋るな」

戦士「………」

勇者「3点リーダも出すな」

戦士「どうしろっちゅうんだよ!!」


ガアアアァァァァァァ────ッッ!!


勇者「戦闘開始」

戦士「うおっ」バッ ピシッ

勇者「良し。なかなかいい棒立ちだな」

戦士(褒められてんのかよくわかんねえ………)

勇者「四天王出現。」

風の四天王が現れた!!
空を飛び回っている!

風四天王「クアアアァァァッ!!ガアアアァァッ!!」バサァァッ バサァァッ

戦士(うっわデカ……)

勇者「まだだ」

風四天王「ガアウウッ!」バサッ バサッ ギュルンッ

勇者「良し、3歩外側に動け」ザッ ザッ ザッ

戦士(3歩だな、3歩……)ザッ ザッ ザッ

風四天王「ガァァァァァアアアアア────ッ!!!」ゴオオオォォォォッ

戦士(うわうわうわ超速えーじゃねーか!いやこれマジで死ぬ………)

勇者「………」

戦士(うっわ怖えぇぇぇ!)

勇者「今だ。ジャンプ」バッ

戦士(くそっ!どうにでもなれッ!)バッ

勇者「剣を振り下ろせ」ブオンッ

戦士「うおぉッ!!」ブンッ

ザンッ       ジャキッ

会心の一撃!   急所に当たった!

風の四天王は地上に落ちた!

風四天王「クアァァッ!?」バッ……

ドゴォォォオ………

戦士「うお……」

勇者「ちょっと剣貸せ」バシッ

戦士「あ」

勇者「対空状態を解除した風の四天王はしばらくの間、地上での攻撃しか出来ない」ザッザッザッ

勇者「が、攻撃をしてくる前に数ターン、もがき苦しむ、つまり何もしてこないターンが存在する」ザッザッザッ チャキッ

風四天王「グ、ガアァァ……クアァ……」バタンッ ズルズル

風の四天王はもがき苦しんでいる!

勇者「要はその間に殺すという訳だ。覚えておけ」ヒュンヒュンッ ズバンッ

会心の一撃!!
急所に当たった!!
風の四天王はもがき苦しんでいる!

勇者「よっと」ズバァッ

会心の一撃!!
急所に当たった!!
風の四天王はもがき苦しんでいる!

風四天王「クアアアァッ!!ガア──ッ!」バダンバダンッ

勇者「アイテムポーション使用キャンセルこうげき」ズバンッ

会心の一撃!!
急所に当たった!!
風の四天王はもがき苦しんでいる!

風四天王「ガアッ!ガアァッ!!」ズルッ ズルッ

勇者「そい」ザンッ

会心の一撃!!
急所に当たった!!
風の四天王を倒した!

風四天王「ガッ!……アァ……クアァァァ…………」ズルッ ドサァッ……

会心の一撃!!
急所に当たった!!
風の四天王はもがき苦しんでいる!

勇者「よっと」ズバァッ

会心の一撃!!
急所に当たった!!
風の四天王はもがき苦しんでいる!

風四天王「クアアアァッ!!ガア──ッ!」バダンバダンッ

勇者「アイテムポーション使用キャンセルこうげき」ズバンッ

会心の一撃!!
急所に当たった!!
風の四天王はもがき苦しんでいる!

風四天王「ガアッ!ガアァッ!!」ズルッ ズルッ

勇者「そい」ザンッ

会心の一撃!!
急所に当たった!!
風の四天王を倒した!

風四天王「ガッ!……アァ……クアァァァ…………」ズルッ ドサァッ……

戦士「お前結構ムゴい事するな」

勇者「帰るぞ」ザッザッ

戦士「お、おう」ザッ

戦士「……いやしかし、今回は結構怖かったぞ……」

勇者「ふーん」

戦士「うわぁ無関心………」

勇者「………」

戦士「………」

勇者「………………」

戦士「………………同じパーティーメンバーとしてもう少しコミュニケーションを取ろうとかないのかお前……」

勇者「どうでもいい」

戦士「あっそ……」

戦士「ただいまー……」

魔法使い「あ、おかえりー」

僧侶「んむ……zzz……」

勇者「起きろ」ビシッ

僧侶「ふぉぉうっ!?……あ、戻ったんですね!お疲れ様でした!」

あ「ちぃっ……まだ生きておったか、しぶとい奴め…」


勇者「では最後の四天王を倒しに行く」

戦士「相変わらずのガン無視だな……」

勇者「まず最後の四天王、雷の四天王は
人の住んでいる都市を占拠し、その中心に自分のアジトを構えている」

魔法使い「ふーん……つまり都市の方も守らなきゃってこと?」

勇者「いや別に」

魔法使い「あ、そう……」

勇者「しかしながら、敵のアジト……雷電の塔の入口には、電撃による即死トラップが設置されている。回避は不可能」

戦士「……どうするんだ?」

勇者「住民が密かにかき集めたゴムで作られた盾で防ぐ。ので、非常に面倒だが一度町長の家へ向かわねばならない」

僧侶「ち、ちなみに、住民の方々はどういった生活を……?」

勇者「普通と変わらんが少しでも四天王に逆らえば死刑」

僧侶「強制労働とかは無いんですね……よかったぁ」

魔法使い「超いい子………」

勇者「という訳で飛んでいいぞ、あ」

あ「貴様らも喋りながらさりげなく乗るでない……」

バサァァッ……

勇者「さて、いよいよ大詰めだ」

魔法使い「ねぇ……もう夜遅いし、明日にしない?」

勇者「断る」

魔法使い「むう」

勇者「そして全員聞け。まず町でゴムの盾を購入する。ここは俺が1分以内に済ませてくるから他は塔の入口前で待ってろ」

戦士「おう……ってか、そのためにカジノでバカ稼ぎしたのか?」

勇者「そうだ」

戦士「なんでも見透かしたような奴だなお前……」

魔法使い「細かいとこにいちいち突っ込んでたら疲れるわよー」

戦士「ああ、うん、そうだったな」

勇者「で、雷の四天王戦だが、ここでは4人の戦闘参加が強制させられる」

僧侶「ええと……つまり、私も戦うんですねっ!?」

勇者「いや?」

僧侶「えぇ…」

勇者「雷の四天王は雷というか雷雲を操ることが出来、自分もその雷雲に乗って浮翌遊している」

戦士「もしかして、風の四天王みたいなことをまたやるのか…?」

勇者「いや、その必要は無い。奴は8回の落雷攻撃をした後に、一旦地面に降りる。自分の雷雲で落雷を精製してるからな」

戦士「つまり」

勇者「その瞬間に滅多斬り。戦闘終了」

戦士「だよなあー……」

戦士「ついでに落雷ってのはどう防げばいいんだ?」

勇者「別に何もしてなくても当たらないように調整するから気にしなくていいぞ」

戦士「つ、突っ込みてぇ……」

魔法使い「てことは私らはまた棒立ち?」

勇者「ああ」

魔法使い「りょーかーい、あれ暇だからヤなんだけどねー」

僧侶「ゆ、勇者さん頑張ってるんですから、そんなこと言っちゃダメですよっ!」

魔法使い「うあーんごめんねー!マジ超いい子!」

僧侶「う、うぁう~」

勇者「さて、そろそろか」

あ「いちいち癇に障る男だ……」

バサッ… バサッ…

ドォォン…

あ「ここが雷の四天王の支配下にある、電光の都だ」

戦士「……なんか思ってたよりフツーだな」

魔法使い「うん」

勇者「門番無し。入るぞ」

魔法使い「え、いいの?」

勇者「問題ない」

戦士「……あれが塔か。でかいな」

勇者「とりあえず塔の入口前集合だ。走る必要は無いが、なるべく早歩きで向かえ」

戦士「おう」

魔法使い「あーい」

僧侶「了解です!」

勇者「では町長宅へ向かってレッツスライディング」バッ ズザーズザーズザー

ズザーズザーズザーズザーズザーズザー

ナンダアレ……ヒソヒソ……


勇者「町長宅到着。邪魔するぞ」ガチャ

町長「む?なんだね君は」

勇者「四天王を討伐しに来たから隠し持ってるゴムの盾を売れ」

町長「……!! 何故それを……」

勇者「ちょっと情報屋から聞いてな」

※聞いてない

町長「成る程……しかし、実力のわからない冒険者に売れるほど、ゴムは多くはない」

町長「まずは街を出て西にある試練の洞窟へ行き、最深部に記した合言葉を…」

勇者「『英雄は 雷の如く 現れん』」

町長「……これは驚いた。すでに行った後だったか」

※行ってない

町長「では君に買う権利を与えよう。……だが生半可な値段では売れない。貴重なのでね。……100000$だ」

町長「もちろん今すぐでなくてもいい。きっとお金も不足しているだろうしね。君ほどの実力なら、東の大山にある宝玉を入手し、ほぼ100000$相当の金を入手できるだろう」

勇者「もうある。早く売れ」ジャラッ ドサァッ

町長「……恐ろしい英雄だ。もう宝玉は入手した後だったか」

※取ってない

町長「では君にこれを託す。頼む、この街を救

勇者「では」バシッ ガチャッ バタンッ ズザーズザーズザー…

町長「………」

ズザーズザーズザーズザー……

勇者「良し、全員いるな」

戦士「お前またあの移動法で来たのかよ…」

勇者「突入」スタスタ

戦士「おいちょっ、待てって」

魔法使い「せっかちねぇ、相変わらず」

スタスタスタ……

勇者「ストップ」

戦士「ん?」

勇者「ここが即死トラップの場所だ。一度起動すれば二回目は無い。なので俺が行ってくる」ザッ

戦士「あ、おい!」

ザッザッ……カチッ

バチィンッ!!

勇者「よっと」スッ バシィンッ スタスタ

戦士「………飛んできた電撃をすげえさりげなく防いでいったな……」

勇者「早く来い」

魔法使い「ひゃー、びっくりした」

戦士「ん?螺旋階段か?」

勇者「ああ。途中に幾つか扉があって中に剣やら防具やらの入ったゴミ箱が置かれてるが必要無いのでスルー」

魔法使い「あはは、ゴミ箱て」

勇者「この階段はしょっちゅう敵がエンカウントして一騎打ちみたいな事になるが、出現させないので普通に階段上る感覚でいいぞ」

僧侶「はーい」

勇者「まあ中ボスは数匹いるが……よろしく」ポン

戦士「あ、俺?」

勇者「安心しろ。前に教えた通り、中ボスは一撃で殺れるからな」

戦士「う、おう」

コツ コツ コツ コツ コツ ……

戦士「……げ」

勇者「中ボスのお出ましだ」

魔法使い「うっわぁ~、こりゃ怖いわ…」

キメラが現れた!
道が狭く 戦士 しか戦えない!

戦士「一回斬りゃあいいんだよなッ!」バッ

キメラ「グアウゥッ!!」シャキッ ブオンッ

戦士「ッ!」

勇者「当たらんから突っ込め」

戦士(!)

戦士「うおぉぉっ!!頼む!」ダダッ

ブオンッ


キメラの攻撃は外れた!

戦士の攻撃

戦士「っしゃあ!」ザンッ

会心の一撃!!
急所に当たった!!
キメラを倒した!

戦士「ふうー……」

魔法使い「ちょっとヒヤっとしたわ……」

勇者「進むぞ」

戦士「あ、さっきの掛け声はナイス、助かったぜ」

勇者「ああ」

コツ コツ コツ コツ …

コツ コツ コツ コツ コツ コツ コツ …

戦士「おっ」

勇者「扉はスルー」

戦士「な、なあ、ちょっとくらいいいだろ?ちらっと覗くだけで………いやすまん、わかったわかった、わかったからその目やめろ怖い」

勇者「物分りがよくて助かるよ」

戦士(怖……)

魔法使い「じゃー帰りに寄ろうよ」

勇者「は?」

魔法使い「……ご、ごめんなさい」

僧侶「な、仲良くしましょー、仲良く……」

コツ コツ コツ …

僧侶「あ……ヘビ?」

魔法使い「デカっていうか長っ」

戦士「さぁーやるかァ!」

魔法使い(気合入ってるなー、見せ場だもんねー)

アナコンダが現れた!
道が狭く 戦士 しか戦えない!

アナコンダ「シャァーッ!シャルルッ!」ズリズリ

戦士「………」チャキッ ジリ…ジリ…

アナコンダ「シャッッ!!」ビュンッ

戦士(来た!)

戦士「はッ!」ドッ

会心の一撃!!
急所に当たった!!
アナコンダを倒した!

アナコンダ「シャアッ……シャァァァ…!………」バタッ

戦士「うしっ」

勇者「気合入ってるな、いい事だ」

戦士「へっ、どーよ、俺の腕前は」

勇者「まだ俺が棒切れで倒せるレベルだな」

戦士「」

魔法使い「素晴らしい程に空気を読めない発言ね」

僧侶「戦士さんはすごいですよっ!ああ、落ち込まないでー!」

戦士「いや、うん、お前と比べちゃうとなぁ……」

勇者「まあ頑張れ」

戦士「ああ」

コツ コツ コツ コツ コツ ………
ゴロゴロ……

僧侶「……何の音でしょう?」

勇者「雷の音だ」

戦士「て事はもうすぐって事か」

勇者「そういうことだな」

魔法使い「あ~~、あたし雷ってちょっと苦手なのよね……」

勇者「目を瞑って耳を塞いでおけ」

魔法使い「それ逆に怖い」

戦士「……お?」

僧侶「どうしました?」

戦士「いや、あれ……光にしては不自然っていうか」

勇者「頂上の門番ってとこだな。あいつだけは俺がやる。下がってろ」

戦士「? おう」

勇者「来るか」

魔法使い「ねー、あれ何?」

勇者「大量の電気を纏うカブトムシってとこだな」

魔法使い「え、それって攻撃できなくない?なら魔法使えるあたしの方が……」

勇者「まあ見てろ」

ウィルオーウィスプが現れた!
電気を纏い、まばゆく光っている!

ウィスプ「ケケケェーッ!!こっからは通さねえーぜェー!」

勇者「ふーん」ザッ ザッ

ウィスプ「俺様に触った瞬間真っ黒焦げだァ!」

勇者「………」グオォッ

ウィスプ「あ?なんだその盾?どの道感電させてやるぜ?」

魔法使い「あれって……あぁ~……はいはい、なるほど」

勇者「せい」ブンッ

ウィスプ「ケケッ!バァーカめ?ッ?!?」バグシャ

勇者はゴムの盾でウィスプを叩いた!
ウィルオーウィスプを倒した!

ウィスプ「ぐ……ぞ……が……」

勇者「では四天王戦へレッツゴー」

戦士「一番ちょろかったな」

魔法使い「油断しまくってたしねー、なかなかシュールな画だったけど」


コツ コツ コツ コツ コツ


雷四天王「……来たな」

文字化けしてしもうた。
正しくは
ウィスプ「ケケッ!バァーカめ?ッ?!?」バグシャ

おうふ、治らないので「?」部は濁点だと思っていただきたい。

ゴオオォォォォ……

ゴロゴロ……

雷四天王「お前のような人間を待っていた。この俺を愉しませてくれる人間を……」

勇者『雷の四天王……ッ!』


魔法使い「……なんか雰囲気違くない?」

戦士「ああ……なんつーか、強制的に喋ってる感じっつーか、機械的っつーか……」


勇者『お前を倒して、街の人々を解放してやる!!』

雷四天王「ほう?人間のくせにこの俺に勝つつもりでいるのか?」

勇者『確かにお前は強い……かもしれない!でもッッ!!』

勇者『俺は勇者として……お前に勝たなきゃいけないんだ!!』


戦士「は、激しく似合わねえ……」

雷四天王「では、お前のその自信、決意……本物かどうか確かめてやろう!」ゴゴゴゴ

勇者『来い!』

雷四天王「雷雲ッ!」モクモク… ゴロッ ゴロゴロッ…


雷の四天王に勝負を挑んだ!!

勇者「ふう」

魔法使い「あ、なんか戻ったっぽい」

戦士「なあ、さっきまでの、えーと、あの……言っちゃ悪いんだけどよ、全く似合わないセリフはなんなんだ?」

勇者「強制イベントが発生した。他の3匹の四天王はこういうイベントを飛ばせるんだが、こいつだけは何故か飛ばせん。非常に面倒くさい」

戦士「………要は勝手に喋っちまうってことか?」

勇者「そういうことだな」

僧侶「き、きますっ!!」

雷四天王「仲間と喋ってられる余裕があるのか?この俺の落雷を前にしても!」バヂバヂィッ

勇者「ちなみにゴムの盾はもう必要無いから捨てる」ポイ

雷四天王「喰らえッ」バヂィンッ

雷の四天王は落雷を放った!

ドゴォォオンッ!

しかし当たらなかった!

戦士「あ、あ、危ねえ……」

魔法使い「だ、大丈夫?」

戦士「お、おう……ギリギリ当たってない」

僧侶「!! 2発目来ます!」

雷四天王「まぐれ外れで命拾いしたようだな……だが次は確実に当てる」バヂッ

雷の四天王は落雷を放った!

バゴォォンッ……

しかし当たらなかった!

魔法使い「う、わわわ……」

僧侶「ほ、本当にギリギリで当たってないみたいですけど……」

雷四天王「……ちっ、今日は不調だ……なッ!」バヂバヂッ

雷の四天王は落雷を放った!

バゴォォオオッ  バァアンッ

しかし当たらなかった!

勇者「4発……」

戦士「なんであいつは平然と指折り数えてんだよ……」

雷四天王「な、何だ、これは……!」

雷の四天王は落雷を放った!
しかし当たらなかった!

雷の四天王は落雷を放った!
しかし当たらなかった!

勇者「……6」

戦士「何もしてないのに落雷が勝手に変な方向に飛んでってるぞ……意味がわかんねぇ」

雷四天王「……落ち着け、落ち着いて狙いを定めろ……」バヂンッ

雷の四天王は落雷を放った!

ピシャアァッ!

しかし当たらなかった!

雷四天王「ぐ……くそ……」

雷の四天王は落雷を放った!
しかし当たらなかった!

雷四天王「……しまった、弾切れか」

雷雲がエネルギーを失ってゆく

雷四天王「はっ!」バッ

雷の四天王は地面に降り立った!

勇者「良し、突撃だ」ズダッ

戦士「おう!」ダッ

雷四天王「ふん、地上だからといって人間に負けを取るなどと思うな!」

勇者「問答無用」ザンッ

会心の一撃!!
急所に当たった!!

雷四天王「ぐあぁあっ!?」

戦士「俺も続くぜ!」ズバッ

会心の一撃!!
急所に当たった!!

雷四天王「ぐがあああぁぁっ!!」

勇者「そして追撃」ズシャッ

会心の一撃!!
急所に当たった!!

雷四天王「ぐおおぉぉぉっ!!」

戦士「はァっ!!」ズバァ

会心の一撃!!
急所に当たった!!

雷四天王「が……はっ……!!」ズシャァッ バタッ

雷四天王「く……何だ、お前らは……」

勇者「……………」スタスタスタ

勇者「………」チャキッ

雷四天王「ま、待て……この都市の2分の1をやろう、止めは考え直せ……」

勇者「いらん」ドスッ

会心の一撃!!
急所に当たった!!
雷の四天王を倒した!

魔法使い「……ひゃ~~、あんたも冷酷だねぇ」

勇者「帰るぞ」スタスタ

魔法使い「あ、待ってー!あの部屋寄ってかない?」

勇者「嫌だ」

魔法使い「……ケチ」

勇者「何とでも言え」





戦士「……そして当然のように残党はいなかった」

勇者「この後に町長の家へ行けば祝宴イベントを観れるが、スルー」

魔法使い「えー、勿体無い!」

僧侶「勇者さんが言うのでしたら……仕方がありません。帰りましょうか」

魔法使い「ぶー……」

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