P「どっちだと思います?」 あずさ「あっちじゃないです?」(116)

P「じゃあ、あっち行ってみますか」

あずさ「はい~」

P「しかしカーナビって簡単に壊れるもんなんですね」

あずさ「すいません私の飲んでいたジュースのせいで」

P「いや、俺の方こそ急ブレーキかけちゃってすいませんでした」

あずさ「でも~」

P「大丈夫ですって、それに後は帰るだけなんでそこまで急いでないですし」

あずさ「そうですか?」

P「そうですよ。ゆっくりと帰りましょう」


P(携帯使えば簡単に帰れる……がここは携帯を使わない! それが俺のジャスティス!)

P「今日の撮影はすんなり行きましたね」

あずさ「はい~」

P「さすが、あずささんの演技力はすごいですよね」

あずさ「そんな事ないですよ」

P「そんな事、ありますよ。映画の主演だって決まったじゃないですか」

あずさ「そう言ってもらえると、私も頑張ったかいがありました」

P「演技が出来て、美人だなんてプロデューサーとして鼻が高いですよ」

あずさ「び、美人だなんて全然そんなありませんよ」

P「あずささんが美人じゃなかったら、美人なんてこの世にいませんよ」

あずさ「本当ですかプロデューサーさん?」

P「えぇ、本当です」

あずさ「ありがとうございます、ふふっ♪」

P「っと、また分かれ道ですね」

あずさ「はい」

P「どっちだと思います?」

あずさ「そうですね~」

P(って聞いたけど、右は森に繋がっているような道だし左、一択だろ)

あずさ「左ですかね~」

P「あぁ、そうですよ……えっ、左!?」

あずさ「多分、そっち側だと思います」

P「えっ……はい、じゃあ左に」

あずさ「あらあら」

P(方向音痴のあずささんが左だと思うって事は、正解は右なんじゃあ……)

――――――
――――
――

P「な、なんかちょっと民家が少なくなってきたような」

あずさ「そうですね~」

P(だが、いつも迷子になるあずささんに全て任せるのも面白いかもしれないな)

あずさ「どうしたんですか?」

P「いや、なんでもないですよ」

あずさ「そうですか?」

P「また分かれ道ですね、あずささんはどっちだと思いますか?」

あずさ「右側ですかね~」

P「はいはい」

P(今度は人気がなさそうな道か……)

あずさ「事務所の方向に向かってますか?」

P「た、多分」

あずさ「あれ?」

P「どうしたんですか?」

あずさ「あそこにマラソンの服を着た人が……」

P「えっ……」

あずさ「けど、夜なのにおかしいですよね?」

P「もう7時ですからね……」

P「あっ……」

あずさ「どうたんですか?」

P「い、いますねマラソンの服を着たような人が……」

あずさ「や、やっぱり……」

P「はは、まさかお化けじゃあ……」

あずさ「うぅ……」
ギュッ

P「なな、あ、あずささん!?」

あずさ「こ、怖いですプロデューサーさん……」

P「そん風な抱きつかれると運転が出来ないですよ」
キキっ


?「!」

あずさ「ち、近づいてきますよプロデューサーさん」
ギュ―

P「あばばば」
(おっぱい♪ おっぱい♪)

あずさ「うぅ……」
ギュ―

ドンドン

ドンドン

P「うわっ!?」

あずさ「ひぃー……」

P「いきなり車を叩いてくるなんて普通じゃない」

P「やはりお化け……」

あずさ「や、止めて下さい~」


ドンドン

響「プロデューサー!! 開けてほしいぞー!!」

P「くっ……やけに響みたいなお化けだ」

あずさ「響ちゃんみたいなお化け……」

ギュ―

響「うがー、酷いぞプロデューサー自分を探しに来てくれたんじゃないのかー」
ガチャガチャ

P「見れば見るほど響にしか見えない」

あずさ「うぅ……怖いです……悪霊退散悪霊退散……」
タプタプ

P「くっ、これはヤバい」
(胸が……胸が……)

あずさ「な、何がヤバいんですか!?」
ギュ―

P「!?」

響「あずさとイチャイチャしてないで、開けろ―」

――――――――――――――――

あずさ「本物の響ちゃんだったのね~、私ってきりお化けかと思っちゃったわ」

P「で、なんで響はこんな所にいたんだ?」

響「……置いてかれたんだぞ」

P「えっ?」

響「響チャレンジの撮影のバスに置いてかれたんだぞ」

P「……」

響「自分、乗ってないのに、行っちゃったんだぞ……」

あずさ「酷いわ……」

P「さすがに酷いな……これは抗議しないと」

響「いいんだプロデューサー」

P「えっ」

響「こうやってプロデューサーとあずさが助けに来てくれただろ?」

響「それだけで自分、すごくうれしいさー」

あずさ「響ちゃん」

P「響……」
(うれシーサーwwww)

P「よし、じゃあ行くか」

響「うん」

あずさ「はい」


響「プロデューサー、ちょっと聞きたいんだけど」

P「なんだ?」

響「さっき、なんであずさと抱き合ってたんだ?」

P「あふぅ!?」

あずさ「!」

響「ねー? ねー?」

P「あれは、あずささんが響をお化けと間違えたからであって、全くもって偶然なんだ!! 全然やりたくてやった訳じゃなくて……」

響「ふーん」

あずさ「……」

響「けど、プロデューサーあずさに抱きつかれてニヤニヤしてたぞ」

P「なっ!? そ、そんな訳ないでしょーに!!」

あずさ「……」

P「俺は全然、そんな顔してないって!」

響「ふーん……」

P「そ、それより腹減らないか?」

響「すいたぞ」

あずさ「……」

P「あずささんはどうですか?」

あずさ「……」

P「あずささん?」

あずさ「あっ、はい?」

P「どうかしたんですか?」

あずさ「何でもないです~、で、なんですか?」

P「えっと、お腹すいてないですか?」

あずさ「は、はい少し」

P「じゃあ、飯食べましょう……おっ、あそこのラーメン屋でいいか」

ガラァ

イラッシャイマセー

P「俺の奢りなんでなんでも頼んで下さい」

響「じゃあ自分はチャーシューメン!!」

あずさ「それじゃあ、私は塩ラーメンで」

P「俺は天津飯かな」

P「すいませ……ん?」

ガヤガヤ

あずさ「なんだか騒がしいですね?」

響「なにかあったのかな?」


店員「どうもすいません」

P「何かあったんですか?」

店員「実はお客さんが財布を忘れたようで」

あずさ「そうなんですか~」

店員「それがえらい大食いの美人さんでして」

P「美人……大食い……」

店員「ラーメン3杯をペロりと食べちゃったんですよ」

P「……」

あずさ「あらあら」


響「なんかその人あれだなー」

響「貴音みたいな人だな―」

P「……」スッ

あずさ「プロデューサーさん?」

P「……ちょっとすいません」

店員「えっ」

P「すいません」

店長「だからお嬢さんお金がないと……な、なんだあんたは?」

P「こんな所で一人で食事か――貴音?」

貴音「あなた様!」

P「すいません、彼女の代金は俺が払うんで勘弁してもらえないですか?」

店長「あんたが? まぁ、払ってもらえるならいいが」

P「ありがとうございます」

P「一人で食事をするのにはなんら問題はないが――――」
クドクド

貴音「申し訳ありません……」

あずさ「まぁまぁプロデューサーさんも落ちつ下さい」

響「そうだぞプロデューサー貴音もこんなに謝ってるだろー」

P「うーん、けどな……」

あずさ「ほら、料理も冷めちゃいますし」

P「あずささんがそこまで言うならしょうがないですね」

あずさ「ありがとうございます」

P「よし、じゃあ食うか」

響「いっただきまーす」

あずさ「いただきます」


貴音「プロデューサー申し訳ありません」

P「もう謝らなくっていいよ、さっきの話は―――」

貴音「私も注文してもよいですか?」

P「……」

貴音「らぁめん……」

P「よっし、あずささん響、餃子も注文だ―!」

響「おー太っ腹だなプロデューサー」

あずさ「あらあら」

貴音「私には?」

P「俺も餃子だー」

貴音「私には?」

P「貴音は水だ―」

貴音「」

貴音「」

P「美味いな」

響「自分、全部食べちゃったぞー」

あずさ「そうね、美味しいわね~」

貴音「」

あずさ「……」

あずさ「でも私、お腹一杯になっちゃったわ、よかったら貴音ちゃんこの餃子食べてもらえない?」

ガバァァァァ!
貴音「よいのですか!?」

P「ちょ……」

あずさ「まぁまぁ、いいんですよプロデューサーさん」

貴音「ありがとうございます、あずさ」
パクパク

P「はぁ、しょうがない俺の餃子も一つだけだ」

貴音「あなた……プロデューサー! ありがとうございます!」


響「自分も……」

響「……」

響「自分は皆にお水入れちゃうぞー」

P「ふぅ、食った食った」

あずさ「ごちそうさまでしたプロデューサーさん」

貴音「お粗末さまでした」

響「プロデューサーごちそうさまー」

P「おう、じゃあ事務所に向かうぞ」

響「おー」

あずさ「お~」

貴音「はい」

ちょっとお風呂行ってきます!

保守サンクスです

P「さて、あずささん右と左どっちだと思います?」

響「左!」

貴音「私も左かと」

P(ちなみに俺も左の気がする)

あずさ「うーん、右ですかね~」

P「ほいさっ」

響「な、なん右方向に行くのさー」

P「あずささんが右って言ってるからな―」

響「だってあずさは方向おん……」

あずさ「?」

響「うがー、だからー」

P「まぁ落ち着け響、ほらこのお菓子食べていいから」

ポイッ


響「うわわっと」

貴音「早速開けましょう、今すぐ」

P「……あれ?」

あずさ「どうかしたんですか?」

P「いや……」

P(この道確か前来た事あるな……)

P「あっ」

あずさ「えっ?」

P「すいません何でもないです」

P(あのマンションは確か……)


貴音「」バリバリ

響「自分も食べたいぞ―貴音」

響「うぅー……」

貴音「」バリバリ


あずさ「あっ」

P「どうかしましたか、あずささん?」

あずさ「あれ、千早ちゃんじゃないかしら?」

響「ん、本当だ千早だぞ」

貴音「コンビニの帰りの様ですね」

P「おーい、千早」

千早「プロデューサー!」

あずさ「こんばんわ千早ちゃん」

響「自分もいるぞー」 貴音「私も」

千早「あずささんに四条さんに我那覇さんも」

P「コンビニの帰りか?」

千早「はい、夕飯などを買いに」

P「よーっし、送って行こう」

千早「えっ、でも悪いですし」

P「大丈夫大丈夫、皆も大丈夫だよな?」
ハーイ ハイ エェ

千早「でも……」

P「ほら、袋にも弁当とかお菓子とかいっぱい入ってて重いだろ?」

貴音「!」

千早「悪いですし」

貴音「千早……人の好意は受け取る事も大事ですよ!」

千早「じゃ、じゃあお言葉に甘えて……」

バタン
響「車いっぱいになったなー」


P「よしじゃあ行くか、あずささんどっちだと思いますか?」

千早「えっ、私の家は……」

P「千早! ここはあずささんに任せてくれ!!」

千早「えっ……えっ?」


貴音「響! これはなんでしょう?」

響「あー、これはからあげくんだぞー」

あずさ「えぇっと……あっちかしら」

P「……ゴクッ」

P「本当にあっちでいいんですか、あずささん?」

あずさ「は、はい」


P「……うっし、あずささん、響、貴音、千早、明日は何か用事はあるか?」

あずさ「いえ」

響「ないぞー」

貴音「同じく」

千早「私もないですど……えっ、なんですかこれ?」

P「よし、行くぞ」

P「……」

貴音「……」ジー

千早「た、食べますか……」

貴音「いいのですか!?」

千早「はい」

響「なら、自分もからあげくん食べたいぞ―」

千早「えぇ、勝手に食べてちょうだい」

あずさ「ふふっ、少し楽しいですね」

P「はは……」

あずさ「こんな時間に5人でドライブなんてした事ないので」

P「はは、そうですね……つか、くさっ! からあげくんくさっ!」

響「もぐもぐ」

貴音「もぐもぐ」

千早「ぱくぱく」


P「普通に食事してんじゃねーか!?」

響「旨いぞ?」

P「知っている、からあげくんが美味いなんて事は日本国民なら皆知っている」


P「なんで車で飯をくってるか聞いているんだよ」

千早「私、そもそも夕飯を買いに来ていたので」もぐもぐ

貴音「食べるものがあったので」もぐもぐ

千早「それに、今日は帰るの遅くなりそうですし……」

響「なんでだ?」

千早「だって、ここ……高速道路ですよね?」

響「えっ、事務所に向かっていたんじゃないのか?」

あずさ「あら~」

P「まぁまぁ、そこらへん気にするな」

響「うえっ!?」

P「ほらからあげくんでも食ってろって」

貴音「からあげさんは全て食べました」

P・響「……」

響「貴音ー、あれ東京タワーじゃないか?」

貴音「ほう、なにやら美味しそうな形ですね」

千早「美味しそう……?」


あずさ「あらあら~」

P「やれやれ」

こうして、京都まで5人で小旅行しました。

後にTV番組であずささん・貴音・響・千早で『三浦 あずさでどうでしょう?』という旅番組が始まり、伝説的な視聴率を叩きだしたのだった。

おわり

保守ありがとうございました。
明日仕事なんでもう寝ます。よかったら誰か京都までの道を書いてくれ。
じゃノシ

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