ライナー「希望ヶ峰学園?」~絶望からの招待状~(14)

ベルトルト「うん!ライナーにって!」

ライナー「これ本物か?偽者じゃないだろうな?第一俺ってこれと言った才能何てあったか?」

アニ「柔道で全国大会に出場したじゃん!」

ライナー「でも3回戦敗退だぞ?」

ベルトルト「まぁどっちみち電話してみれば分かるんじゃない?」

今にして思えばこの時疑うべきだったのかもしれない………

PROLOGUE 絶望からの招待状

~その夜~

ライナー「えっと……0120-××△×-×○○△と」

プルルルル プルルルル ガチャ

????「はいこちら希望ヶ峰学園です」

ライナー「あっ……あのぉ~招待状が来たんですが……」

?ノ??「あぁ~良く来るんですよ!そういう電話、「自分にはこれと言った才能がないのに……」とか言って来る人が」

ライナー「でもこの招待状の内容を見ると……」

モ???「?」

ライナー「「ライナー・ブラウン様、あなたは「超高校級のゴリラ」として我が校に招き入れる事になりました」と書いてあるんですが……」

???マ「うぷぷぷぷぷぷ」

ライナー「?」

??ク?「全く最近の子供はアメリカンジョークも通じないの?」

ライナー「……と言うと?」

????「君はね「超高校級の柔道家」としてこの希望ヶ峰学園に招かれる事になったんだよ!」

ライナー「………そうですか」

????「そうですか?君今そうですかって言った!?希望ヶ峰学園だよ!あの超有名な希望ヶ峰学園!この学園に入れば必ず成功する希望ヶ峰学園!!学園長として寂しいよ」ショボーン

ライナー(学園長だったんだ……)

ライナー「必ず成功すると言うよりは既に成功が約束されている人が入る学校なのでは?」

学園長「だから君は成功が約束されている人何だよ!」

ライナー「僕が?柔道で?三回戦敗退の僕が?」

学園長「でも三回戦目の相手は全国大会優勝校だったでしょ?実質あれが決勝戦でもおかしくないよ!」

ライナー「だったら何でその優勝校の選手を誘わなかったんですか?」

学園長「僕は弱い者の味方だよ!ブラウン君をほっとけなかったんだよ!」

ライナー(だったら全国に行けなかった奴とかにすればよかったのに……)

ライナー「とにかくこんな招待状だけじゃ信用出来ませんよ!」

学園長「だったら近々学園のサイトに選ばれた人を発表するからさ!それで確認してよ!じゃあね」ガチャン

ライナー「あっ!ちょっと!……切れてるし………」

数日後、学園サイトには俺の名前が載っていた

その事はツイッターや2ちゃん等で拡散され瞬く間に俺の中学にも広まった

校長や教頭は内の中学から2人も入ったと大喜び、まだ入ると決まった訳じゃないのに……

~入学式~

ライナー&苗木「はぁ~……」

ライナー&苗木「?」

ライナー「えっと、もしかして今日からこの学校に」

苗木「はい苗木誠と言います……」

ライナー(ナエギマコト?学園サイトにはそんな名前は……もしかして発表されてない奴かな?)

ライナー「俺はライナー・ブラウンだ!3年間よろしくな」

苗木「よ、よろしく」

ライナー(こんなパッとしない奴でも何か才能があるんだなぁ……)

苗木(よく見るとゴリラに似てるな「超高校級のゴリラ」だったりして)

天草シノ「貴様等そこで何をしている?」

ライナー&苗木「え?」

シノ「何をしていると言っているんだ!」

ライナー「えっと……」

シノ「まぁいい早く行かないと遅刻するぞ!」

苗木「は、はい」

クリスタ「ライナー!おはよう!」

苗木(神様)

シノ「女神……」

ライナー(結婚したい)

クリスタ「女神って呼ぶの止めて下さい……」

~3ヶ月程前~

クリスタ「ライナーは希望ヶ峰学園に入学するの?」

ライナー「俺は断ろうと思ってる」

クリスタ「そうなんだ」ショボーン

ライナー「まぁその肩書きなら行きたくないだろうなぁ」

クリスタの才能?は「超高校級の女神」正直意味が分からない

いやクリスタは確かに女神だが……本人は行きたがってないらしいが成績は2か3

授業は積極的ではなく、提出物は提出するがほとんどのテストは平均点以下

そんなクリスタがまともな学校に行ける訳もなく……

そんな中、希望ヶ峰学園から招待状が届いた時は自分の好きな吹奏楽が希望ヶ峰学園に認められたと思ったらしい……

しかし現実は残酷である

とは言え俺もそこまで頭が良い訳ではないのと女神も悲しんでたのでしぶしぶ入学する事になった

クリスタ「あなたは確か「超高校級の生徒会長」の天草シノさん?」

シノ「失礼ですが処女ですか?」ズイッ

クリスタ「え?」

シノ「処女ならば処女同士仲良くしましょう!」ズイッ

クリスタ「ええええ??」

苗木「遅刻するしそろそろ行こうか」

ライナー「そうだな」

苗木「それにしても希望ヶ峰学園ってそんなに大きくないんだね」

ライナー「まぁ色んな施設が設備されてるらしいけど入学者数が少ないからなぁ……」

苗木「何かこの門を潜ったら後には戻れない気がするよ」

ライナー「ハハハ……てかもう本当に急がないとヤバイぞ!」ダッ

苗木「ちょ待ってよ!」―――

―――ライナー「………どこだここ?……教室か?」

~教室~

ライナー「あれ?さっきまで苗木と一緒にいたはずじゃ……てか誰もいないのは不気味だなぁ………ん?」

監視カメラ

ライナー「監視カメラ何てあるんだな………?……窓が鉄板で閉ざされてる」

ライナー「何か嫌な予感がする……取り合えずみんなを探すか」

~廊下~

ライナー(何か薄気味悪いなぁ……)

????「おい!」

ライナー「うわぁっ!ビックリしたぁ………」

????「すまんすまん驚かせちまったか?」

ライナー「気を付けてくれよ………お前もしかして「超高校級の探偵」の」

工藤新一「工藤新一だ!」

工藤「そっちは?」

ライナー「今日から入学したライナー・ブラウンだ」

工藤「ライナーかよろしくな!」

ライナー(行き成り下の名前で呼ぶとは……コミュ力高いなぁ……)

工藤「それより他のみんなは見たか?」

ライナー「いやこの学校に入ってからはお前以外見てない」

工藤「となると他のみんなはどこか一箇所に集まっている可能性が高いな」

ライナー「それより何か不自然じゃないか?この学校に入ってからの記憶がないし窓は鉄板で押さえられていた!」

工藤「………取り合えずみんなを探そう!かれこれ5分ぐらい探しているが君以外の人を見ていない」

頭の中で自問自答していた

俺何かが希望ヶ峰学園に選ばれた事、窓が鉄板で押さえられていた事、工藤以外の人を見ていない事

「おい!おい!」

ライナー「はっ!」

工藤「……大丈夫か?」

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