お嬢様「私のアナルが…しゃべっている?!」 (97)

お嬢様「もう1度 おっしゃってみなさい!」

アナル「モォォォォ」

お嬢様「まぁ下品!」

アナル「ンモォォォォッ」

お嬢様「おだまり!」
ベシッ

お嬢様はいつも召使いのリムジンで学校まで行くよ

お嬢様「うふふ 道行く市民たちが私を見てる とても晴れやかな気分ですわ」

運転手「今日は何時ごろ迎えにくればよろしいですか」

お嬢様「えーっと 今日は水曜日だから早く学校が終わりますの 私の時間割くらい把握していなさい!」

運転手「申し訳ございません」

アナル「ピーヤ」

運転手「はぁ!? なにかおっしゃいましたか?お嬢様?」

お嬢様「なっ…なにも言っておりませんわっ!」

アナル「スーパーカップ…」

お嬢様(おだまり!)

-校門

お嬢様「いい?人がいる所では しゃべってはいけませんわよ」

アナル「マイフレンド…」

庶民たち「あーっ!!お嬢様だー!!お美しいーッ!!」

キャーキャー

お嬢様「ごきげんよう」

『お嬢様が私を見てワロタ』

『違うわ私を見て笑ったのよ』

お嬢様「うふふ」
ニヤニヤ

アナル「アートネーチャー…」

『?!』

お嬢様(こ…こらっ!ダメですわ!!)

『今 お嬢様のお尻から声がしなかった??』

『バカ野郎!そんなこと言ったら殺されるぞ!たしかに聞こえたけど』

-トイレ

お嬢様「『人がいる所ではしゃべってはいけない』と言ったじゃない!このウソつきアナル!」
ベシッ

アナル「メンゴ…」

お嬢様「うるさいですわ!」
ベシッ

アナル「イタイ…」

お嬢様「次 余計なこと言ったらもっと痛いことしますわよ」

アナル「メンゴ…」

『今 お嬢様の声しなかった?』

『お嬢様がトイレなんて行くはずないでしょ 幻聴よ』

お嬢様(まずいっ…静かにしなければ…)
シーッ

『でも本当にお嬢様が入っていたらおもしろくない?』

お嬢様「?」

『たしかに お嬢様なのに学校でトイレするなんて おかしいもんね』

お嬢様「!」

『出てくるまで待ってようか』

お嬢様「!?」

お嬢様(まずいですわ…どうしましょう…トイレなんかするために入ったわけじゃないのに)

アナル「イデア…」

『なにこの声!やっぱりお嬢様じゃなかった!!』

『お嬢様が学校でトイレなんかするわけないもんね』

お嬢様(助かりましたわ)

お嬢様(たまには役に立つじゃない)

アナルを優しく撫でるお嬢様

-教室

先生「よし じゃあここの問題は誰に答えてもらおうかな~」
ニヤニヤ

お嬢様(おぇぇ…むずかしそうな問題ですわ 私じゃありませんように)

先生「じゃあお嬢様に答えてもらおう」

お嬢様「えっ…あ はい…」

『お嬢様だからわかって当然だよね』

『お嬢様頭いいもんね』

お嬢様(まずい…ここで「わかりません」なんて言ったら みんな私に失望の眼差しを向けるはず…)

お嬢様(なんとかしないと)

先生「あれあれぇ?もしかしてわからないのかなぁ~??」

お嬢様「わ…わ…」

アナル「コキンワカシュウ…」

先生「お!正解だ!古近和歌集!みんなも覚えておくように」

『さすがお嬢様!すごーい!』

お嬢様(またアナルに助けられた…)

-弁当の時間

女子はみんな お嬢様のもとへ集まり弁当を食べている

『お嬢様の弁当おいしそう!』

お嬢様「黒毛和牛ですわ もう食べ飽きたから みなさんにあげますわ」

『お嬢様の食べ掛けだー!!』

『早く食べたい!』

お嬢様(うふふ…まるで死体にたかる蛆虫ですわね)
ニヤニヤ

お嬢様(でも…そんなつまらないヤツらの中で1人黙々とお弁当を貪る彼…)

お嬢様(素敵っ…)

キモ山「ハフハフッ…ブヒィッ!!」

お嬢様(とても素敵ですわ…いつか私だけのモノにしたい)

アナル「ハングリー…」

お嬢様「え?」

アナル「アイムハングリー…」

お嬢様(お腹が空いたの?!)

アナル「ハングリーハート…」

『ねェ…何か聞こえない?』

お嬢様(困りましたわ…アナルって いったい何を食べるのかしら…?)

お嬢様「すみません ちょっと校内をお散歩しますわ」

ハンバーグを持って
トイレに向かうお嬢様

-トイレ

お嬢様「ハンバーグですわよ 食べられますか?」

アナル「ハングリー…」

グイッ

ハンバーグをアナルに押し込むお嬢様

アナル「マイウ…」

お嬢様「まぁ本当?!よかった!!」

お嬢様「もっとごちそうになって!」
グイグイッ

『ねェ聞いた?お散歩だって』

『お嬢様でしょう?』

お嬢様(誰かきましたわ…私の話をしている…?)

『かわいいしお金もあるからって生意気よね』

『本当 あいつを持ち上げてやんのも疲れるっての』

『親のおかげなのに一丁前のツラしてイラつくよね』

お嬢様(えっ…)

『大嫌いよ』

『死ねって感じ』

女子たちはどこかへ行った

お嬢様(大ショックですわ…まさか私 あんな風に思われていただなんて…)
ガガーン

アナル「マイフレンド…」

お嬢様「うるさいですわ!」
バシッ

アナル「アゥ…ラァァーッ…」

お嬢様「私を励まそうとしてるの…??」

アナル「マルチタスク…」

お嬢様「余計なお世話よ!」
ベシッ

お嬢様「でも…ありがとう…」

-帰り道

『じゃあねお嬢様ー(2度と来んな)』

先生「お嬢様気をつけてね(事故って死ね)」

お嬢様「どうも」

お嬢様(これからは態度を改めないと お父様は中学時代からの大親友がたくさんいるもの 私だって大丈夫ですわ)

お嬢様(しかしどうすればいいのでしょう?家に帰って執事に聞いてみましょう)

キキッ

黒いセダンが止まった

おっさん「大変です!お嬢様!旦那様と奥様が事故にあいました!」

お嬢様「なんですって?!」

ブロロン

お嬢様「あなたは?」

おっさん「旦那様の友だちだよ」

お嬢様「お父様とお母様はどこへ?!」

おっさん「むこうの総合病院」

お嬢様「まぁ そんな所に?」

お嬢様「ですがここは」

-廃墟

お嬢様「いったいどういうことですか!?」

おっさん「バカめ おまえは誘拐されたんだよ」

お嬢様「そんなッ!!」

パンツ「ワロタ…」

おっさん「電話番号を言え」

お嬢様「な…長いから覚えていませんわ!」

おっさん「ウソをつくなっ!!」

お嬢様「い…110…」

おっさん「バカ女がッ!!」
バシッ

お嬢様「う…よくも汚らしい手で!!こんなことして ただじゃ起きませんわ!!」

お嬢様「ケダモノ!ケダモノ!」

おっさん「だったらおまえも汚し尽くしてやるよ」

お嬢様「ヒィィィィッ!!」

お嬢様(誰か助けて!)

お嬢様の服が脱がされていく

お嬢様「や…やめなさい!!嫌っ やめて…ください…」

おっさん「まだこいつ 毛も生えてねェじゃねェか!!」

お嬢様「ああ…お父様にも見られたことがない私の…」

クパァン☆

アナル「ワンワン」

おっさん「な…なんだこりゃ!」

アナル「ワンワン」

おっさん「ヒィィィィッ!!」

俺「すげえ!」

アナル「ウーッ ワンワン!!」

おっさん「この野郎!」
ブスッ

アナル「キャン…キャン…」

お嬢様「やめてーーっ!!私のアナルをいじめないで!」

バァンッ

警察「動くな!警察だ!!」

おっさん「えっ マジで!?」

お嬢様「よかった…実は私のカバンにはGPSがついていましたの」

アナル「クゥーン…」

お嬢様「アナル…あなたは私のために戦ってくれた…ありがとう…」

アナルを優しく撫でるお嬢様

-家

『ご無事でしたか?!お嬢様!』

お嬢様「はい なんとか」

お嬢様「今日は早くお風呂に入って眠りたいの」

-風呂

バシャバシャ

お嬢様「怖かったですわ」

アナル「オーパーツ…」

お嬢様「でもあなたのおかげで そんなに怖くなかったです」

お嬢様「私…あなたがいたら友だちなんていりませんわ」

アナル「アゥ…」

パンツ「ナイタ…」

-学校

女子「お嬢様無事だったんですね!(死ねばよかったのに)」

お嬢様「ええ…」

女子「おケガはありませんでしたか?」

お嬢様「指をケガしました しかし他はどこも」

女子(気取っててムカつく)

お嬢様「今日は1時間目から体育ですわね 憂うつですわ」

アナル「ダンプ…」

女子「なにか言いました?」

お嬢様「いいえ」

お嬢様は体育をせずずっと見学

お嬢様「…」


『見てよ またアイツ見学だよ』

『ムカつくわ』

『あんなことして怒られないの』

『先生も怒れないみたいよ』


お嬢様(…あそこで1人で体操をしているキモ山くん…)

お嬢様(クズ共とは群れようとしないで1人でがんばっている…)

お嬢様(なんて気高いのかしら)

-教室

お嬢様(暇ですわ…)

お嬢様(なにか日常をブチ壊すようなことでも起きないかしら)

ガッシャーン

テロリスト「ヒャッハー」

『キャーッ!!』

お嬢様(な…なんですって…)

テロリスト「お嬢様をこっちに渡してもらおうか」

『ヒィィィィッ!!』

『テロリストだァ!!』

テロリスト「おまえのせいでオレの友人は捕まった!」

お嬢様「きゃっ…まさか昨日の…」

お嬢様「誰か助けて!!」

ザワザワ

お嬢様(そうだ 私は嫌われていたんだった)

テロリスト「こいつは連れていくぞ」

アナル「チュミィィ~~ン」

お嬢様「!?どうしたのアナル?!」

『お嬢様のお尻が光っている!』

『まさか…』

お嬢様「アナル?!あなたまさか…」

アナル「チュミミン」

ブッ

お嬢様のお尻から光線が発射された

テロリスト「なにッ?!」

テロリスト「ぐあああああッ」
ドサッ

テロリストLP4000→0
ピー

お嬢様「す…すごい…よくやりましたわアナル!」

アナル「アゥ…」

『すごい!!お嬢様が私たちを助けてくれたのよ!!』

『助かったわ お嬢様!ありがとう!!』

『お嬢様!お嬢様!お嬢様!』

『お嬢様!お嬢様!お嬢様!』

ワーワー

-最終章-

その日からもう誰もお嬢様の陰口を言うヤツはいなくなった
そんなある日のことだった

お嬢様「あれっ 私のスクール水着がなくなっていますわ!?」

『?!!』

ザワザワ

『男子は一列に並べッー!!』

『荷物点検だッ!!』

お嬢様「誰ですか?こんなことをしたのは?許しませんわ」

『コイツが臭ェぞ!!』

『間違いねェ!!』

キモ山「うう…」

キモ山のバックから
お嬢様のスクール水着がでてきた

お嬢様「キモ山くん…!?」

お嬢様(なんでキモ山くんが私のスクール水着を…?!まさかキモ山くん…私のこと…)
ドキッドキッ

『リンチしちまえ!!』

『人間のクズめ!』

キモ山「ヒィッ!!許してください!1回抜いたら返そうかと思ったんです!!」

『そんなこと誰が信じるか!!』

生徒に袋叩きにされているキモ山

キモ山「許してください!許してください!」

『アハハハハ!!』

『お嬢様も やりますか?』

お嬢様「えっ…」

お嬢様(どうしよう…これは踏み絵と同じですわ…私にキモ山くんを殴れるわけが…)

お嬢様(しかし殴らなければ 私は前みたいに非難を浴びることに…)
グググッ

キモ山「ヒィィィィッ!!」

お嬢様(どうすれば…)

お嬢様(思い切り殴っても…後で謝れば…)

アナル「マイフレンド(仮)…」

お嬢様(アナル?!)

アナル「バカなキモ山を それでも愛そう」

『?!』

キモ山「お…お嬢様?!」

お嬢様(そうですわ…大切なことは許すことです)

お嬢様「たしかにスクール水着を盗んだことは いけないことですが」

お嬢様「盗んだからといって 殴っても何も解決はしません」

お嬢様「大切なのは相手の言葉に耳を傾けて許すことですわ」

『なんて気高いお方なの!』

『正真正銘のクイーン!!』

お嬢様「キモ山くん…どうしてこんなことしたの?」

キモ山「ムカつくから精液ブッかけて 恐怖に陥れようとしたんだ」

ワロタ

キモ山「金持ちでッ!!気取っていてッ!!生意気でッ!!」

キモ山「どうせオレみたいなカス 見下してたんだろ!!いや 意識したこともなかったかもな!!」

キモ山「だから精液をブッかけてやろうかと思ったんだ!!」

キモ山「なんか言ってみろよ!!もしかして濡れてんのかァ?!」

『最低ッ…』

『生きる価値なしね』

お嬢様「き…キモ山くん…」

お嬢様「そんな趣味があっただなんて…」

お嬢様「だけど そんなことを もう気にする必要はありませんわ」

お嬢様「もっと趣味が悪くなるんだからな…」

お嬢様「顔面の形の方が…」

お嬢様「オラオラオラオラオラオラオラオラ」

お嬢様「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」

キモ山「ぶげあああっ」

『お嬢様カッコイイ!!』

『美しい上に強いだなんて!』

-帰り道

お嬢様「あんなことをしてしまった…もう完全にキモ山くんに嫌われてしまいましたわ」

アナル「ミーミー」

お嬢様「そうね…明日 謝ります」

お嬢様「あなたには教えられました…罰すことよりも許すことが大切ですものね」

アナル「そこに気づいたということは あなたはもう一人前だ」

お嬢様「まだまだですわよ おだてても何もでませんわよ」

アナル「別れの時が来たようだ」

お嬢様「!?」

お嬢様「どういうことですか?!お別れの時?!」

アナル「テロリストを撃退した電撃アナル玉を撃った時すでに私の人生は終わっていた…」

アナル「しかし…神の気まぐれか こうして今日まで生きることができた」

お嬢様「そんな…!!嫌ですわ!アナル!!せっかく私たち解りあえたのに!」

アナル「あなたが解りあわなければならないのは キモ山だ…私ではない…」

お嬢様「しっかりして!アナル!!」

アナル「ハンバーグ…アリガトウ…」

シュンッ

お嬢様「アナル…アナル~~~~~ッ!!!」

アナルを優しく撫でるお嬢様
しかし2度とアナルがしゃべることはなかった

-学校

『キモ山帰れよ!!死ねや!』

キモ山「ヒィィィィッ…」
ブルブル

お嬢様「みなさん もうやめてください!キモ山くんは昨日 もう許されたはずです!」

『たしかに…お嬢様の言うとおりね…』

『お嬢様は優しいわ』

お嬢様「キモ山くん…昨日は殴ったりして すみませんでした」

キモ山「あ…ああ…」

お嬢様「昨日 キモ山くんは 私がキモ山くんを意識したことがないと言っていましたが そんなことはありませんわ」

キモ山「えっ」

お嬢様「いつも1人でいる孤高のあなたに憧れていました」

お嬢様「これを 差し上げます」

お嬢様のスクール水着をキモ山に渡す

キモ山「でもこれは…」

お嬢様「受け取ってください…私はあなたの言ったとおり みなさんを見下していたのかもしれません」

お嬢様「あなたの一言で気づかされた…それは昨日のお礼です」

キモ山「かたじけねェ…かたじけねェ…」

『お嬢様素敵!愛してる!』

『お嬢様!お嬢様!お嬢様!』

『お嬢様!お嬢様!お嬢様!』

ワーワー

お嬢様を讃えるお嬢様コールが
鳴り止むことはなかった


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