淡「サキー今日寒いから抱きしめるねー」(139)

ID:B8aqw3UM0 代行

代行ありがとうございます

淡「サキは温かいねー」

咲「淡ちゃん少し恥ずかしいんだけど」

淡「まぁ気にしない!」

咲「淡ちゃんは恥ずかしくないの?」

淡「私だけ抱きつてるみたいで恥ずかしいなー」

淡「咲からも抱きついてくれたらなー」

咲「うぅ・・・じゃあ少しだけ」

淡「やったぁー! サキ大好きぃ!」

咲「声が大きいよー」

淡「さぁ早く! ひと思いにギュっとして」

咲「・・・うん」ダキッ

淡「・・・サキの温もりが私に伝わってくるよ!」

照「ほほぅ・・・ずいぶんとご機嫌だな淡」

咲「お、お姉ちゃん!」

淡「テルーなんでここに!」

照「ん? 私は咲の姉だから居てもおかしくはないだろ?」

咲「でも今日はプロとの試合があるって」

淡「そーだそーだ!」

咲「淡ちゃん後ろに隠れないで・・・」

淡「だってテルが怖いから・・・」

照「まぁ付き合うのは許した」ギュルギュルギュル

淡「じ、じゃあそんなに腕回転させなくていいじゃん!」

照「でも抱きつくのはまだ早いんじゃないかなー」

照「まだ付き合って一年も経ってないんだし」

照「喋るくらいで十分だと思うんだけど」

淡「このシスコンめ!」

照「そうだけど。 とりあえず咲の後ろから出てきて」

淡「出たらどうせ殴ってくるんだ!」

照「当り前。 咲もそこをどけてくれないかな」

咲「それは出来ない、かな」

照「むぅ」

照「咲を殴るわけにはいかないし」

照「しょうがないか・・・」

淡「じゃあ今日は許してくれるんだ!」

照「うん。許すから仲直りしよう?」

淡「わかったー」

咲「駄目だよ淡ちゃん」ガシッ

淡「え? なんで?」

咲「お姉ちゃんの腕をよく見たらわかるよ」

照「」

淡「ほんとだ・・・ちょっとぶれてる」

照「気づかれたか」

淡「ひどいよテル!騙そうとするなんて!」

咲「所でお姉ちゃん? 試合は大丈夫なの?」

照「あれは嘘。咲と淡がどんな感じか見るため油断させた」

淡「」

咲「」

照「とりあえず今日は試合がない」

照「だから今日はこっちでゆっくりする」

淡「サキー・・・・・・」

咲「大丈夫だよ淡ちゃん。喋ることはできるんだから」

照「そう。私は喋ることは許してる」

照「淡には感謝をされてもいいぐらい」

淡「バーカ」

照「」ピクピク

淡「なにが感謝されてもいいぐらいだ!」

淡「テルはどこの時代の人間だ!」

淡「この時代遅れのテルテル坊主め!」

咲「淡ちゃんそんなに言ったら」

照「淡、覚悟はできてるよね」ゴゴゴゴゴゴゴ

照「大丈夫。痛みは一瞬だけだから」

照「安心して逝って」

淡「あわわわわわ・・・逃げないと!」ダッ

照「逃がさない」ダッ

咲「」ポツーン

咲「あの二人ももう少し仲良くなってもらえないかなー」

咲「とりあえずお風呂と御飯の用意しとこうかな」

咲「きっと汗だくで帰ってくるだろし」

数時間後

咲「そろそろ帰ってくるかな」

淡「はぁ・・・ハァ・・・」

照「あと少しだったのに」

照「菫が邪魔するから」

菫「当たり前だ。お前を止めないと大星が怪我するだろ」

菫「まったく・・・私たちはデート中だというのに」

菫「宥さんにも付き合わせてすまない」

宥「」ガクガクガクガクガク

菫「あ、あれ? 宥さん?」

宥「」

菫「は、早く宥さんを介護しないと!」

咲「玄関の前で騒がしいよ」ガチャ

咲「って、菫さんと宥さん?」

菫「咲ちゃん! とりあえず話しは後で」

菫「早く宥さんを介護しないと!」

咲「わ、わかりました!」

咲「布団敷いるんでそこに横にしてください!」

咲「後、汗も拭いてください!」

菫「わ、私がか?」

咲「当り前ですよ! これタオルです」

菫「しかしだな、人の肌を許可なく触るのは・・・」

咲「そんなこと言ってる場合じゃないですよ!」

菫「そうだな、私がやるしかないんだな」ゴクッ

咲「じゃあ私は二人をちょっと説教してきます」

菫「さ、さて。まずは服を脱がさないといけないのか」

菫「い、いや。ちょいタンマ」

菫「別に服を脱がす必要はないな」

菫「服の下から手を入れて拭けばいいだけだからな」

菫「よ、よし、やるか」プルプル

菫「大丈夫。心を無にするんだ。」プルプル

菫「私は出来る・・・・・・私は出来る・・・・・・」プルプル

咲「」

咲「もうさっきからなにやってるんですか!」

菫「咲ちゃん!?」

咲「もう貸してください!」ガシッ

菫「」

咲「下に行ってあの二人と同じ様に正座しててください」

菫「はい」ショボーン

咲「」フキフキ

咲「さてと、一通り拭き終わったし」

咲「後は起きるのを待つだけかな」

宥「う、うーん。あ、あれ? 咲ちゃん?」

咲「目、覚めました?」

宥「うん。さ、寒い」

咲「お風呂沸いてるんで入ってきてください」

咲「服も汗だくだったんで洗っておきますね」

宥「わかったよ」

咲「着替えも用意しておきますね」

咲「それじゃあごゆっくりしてください」

淡照菫「」プルプル

咲「菫さんは後で怒りますから、今から宥さんの服を買ってきてください」

菫「ハイ」ダッ

咲「淡ちゃんとお姉ちゃんはどうして関係ない人を巻き込むのかな」

淡照「すみません」ウツムキ

咲「後でちゃんと謝るんだよ?」

淡照「はい」

咲「本当に反省してる?」

淡照「反省しております」

咲「じゃああの二人にキチンと謝ったらもういいからね」

咲「これからは淡ちゃんもお姉ちゃんも仲良くするんだよ?」

淡「わかったよサキー」

咲「お姉ちゃんは?」

照「むぅ、わかったよ咲」

咲「もう、二人のせいで御飯が冷めちゃったよ」

淡「サキーの料理ならどんなもので食べれるよ!」

照「それなら咲を食べたい。咲ペロペロ」

咲淡「」

照「あれどうしたの二人とも」

咲「なんでもないよ」

淡「うんなんでもないよテルー」

菫「宥さんの服買ってきました」

咲「ご苦労様です。宥さんに渡しに行ってください」

菫「はい」

淡「サキ料理温めとくね」

照「じゃあ私も手伝おう」

咲「うんよろしくね」

淡「さて、テルー」

照「どうした?」

淡「どうやって料理って温めればいいの?」

照「知ってるんじゃないのか?」

淡「知らないから聞いてるんだよー」

照「そうなのか、私も知らないんだ」

淡照「」

淡「どどどど、どうしよテルー!」

照「さ、咲に聞くしかないんじゃないか!」

淡「で、でもさ。もし私たちだけで出来たらさ」

淡「ほめてくれたりするんじゃないのかな!」

照「確かに。いつも喧嘩ばかりしてる私たちが二人だけで出来たら咲は間違いなくほめてくれる」

淡「ど、どうする?」

照「やろう。私たちだけで!」

照「授業とかでしたはずだ。思い出せば何とかなる」

淡「そうだね!まず材料を洗うんだっけ?」

照「いや、料理は出来てる。つまり完成している」

淡「じゃあ、次は盛り付けだね!」

照「よしじゃあ早速盛り付けるぞ」

照「」チラッ

淡「もうお皿に盛りつけてあるね・・・・・」

照「そうだな」

淡「完成」

照「してるな」

淡「でも温めてないよね」

照「そういえば材料を焼く時これをつかったな」ガスコンロ

淡「そういえばそうだね」

照「たしかこれを捻れば」カチッ カチッ

照「付かない」

淡「それ確か押しながら捻るんじゃないっけ?」

照「そうなのか?」カチッ カチッ ボッ

淡「ついた」

照「よ、よしじゃあ次は」

淡「あっためるだけだね」

照「皿を乗せればいいな」

淡「でも材料を直接当てた方があったまるの早いんじゃないかな?」

照「淡、頭いいな」

淡「それほどでも」

照「箸で掴んで近づければ」

淡「よしやるぞー」

照淡「」ドキドキ

淡照「」

淡「あってたのかなこれ」

照「黒くなってしまったな」

淡「黒くなったら良いのかな?」

照「きっとそーいう料理なんだろう」

淡「そうだね」

照「残りはまだまだあるぞ」

淡「そうだね早くしないとね」

淡照「」アタタメチュウ

淡「できたね」

照「温まってるか確かめよう」

淡「そうだね」

照淡「いただきます」ジャリ

照淡「ペッ」

淡「これ食べ物じゃないよテルー!」

照「咲が失敗したのかな?」

淡「サキもドジっ子だなー」

照「どうする?」

淡「とりあえずサキに聞いてみようよ」

照「そうだな。咲ちょっとこっちきて!」

咲「どうしたのー?」

照「温めたらこうなったんだが」

淡「食べれたもんじゃなかったよ」

咲「ちょっと待ってね? どうやって温めたの?」

照「それはだな」

淡「これで温めたよ!」ガスコンロ

咲「」

照「どうした咲?」

淡「どうしたのサキー?」

咲「ねぇ電子レンジとかは使わなかったの?」

淡「電子」

照「レンジ?」

咲「これ見たことないかな?」デンシレンジ

淡「テルー見たことある?」

照「いや初めてみるな」

咲「とりあえず怒っていいかな?」

照淡「」

淡「も、もしかして間違ってた?」

咲「うん。最初から最後まであってなかったよ」

照「」スー

咲「お姉ちゃん逃げないで」ガシッ

照「ごめん」

咲「今回は言わなかった私も悪いからあんまり言わないけど」

咲「分からない事あったら聞いてね」

咲「後、これから私が料理してるところちゃんと見といてね?」

咲「それで料理作れるようになろうね?」

淡照「はい」ショボーン

咲「でも、いつも喧嘩してる二人で協力して出来たのはすごいよ!」

咲「これからも仲良くするんだよ?」

淡「うんわかってるよサキー」

照「もう喧嘩はしないよ」

咲「うん、いい子いい子」ナデナデ

咲「というわけで、出前取ることになったんですけど」

咲「なにか食べたいものありますか?」

菫「私はなんでもいいが」

宥「私は温かいものがいいかな」

淡「ぴざ!」

照「咲でおねがいします」

咲「お姉ちゃん少し黙っとこうね?」

照「」

菫「しかし、この時間で頼んでもくるものなのか?」

淡「もしもし、宮永ですが!ぴざお願いします!」

淡「えっ? もうやってないの?」

淡「わかりました。はい」

淡「やってないみたいだね」

咲「人の家の電話勝手に使っちゃだめだよ?」

咲「どうしますか?」

菫「外は少し寒いが、外食しかないだろう」

宥「さ、寒いのはちょっと」

咲「カイロならありますよ」

宥「ありがとう、咲ちゃん」

淡「テルーどうしたの?」

照「」

咲「お姉ちゃんもう喋ってもいいよ」

照「外食ならあそこ行こう」

淡「どこー?」

照「龍門渕」

咲「そこお店じゃないよお姉ちゃん」

宥「あ、私そこしってる」

菫「そうなのか?」

宥「うん。全国行く前に練習で行ったの」

照「龍門渕の料理はおいしい」

咲「だからお店じゃないってば」

咲「それにこんな時間に行ったら迷惑だよ」

照「咲も知ってると思うけど、天江は夜の方が元気がある」

咲「それはそうだけど」

淡「おなか減ったよサキー」

咲「もう少し我慢してね」

菫「私がコンビニまで行ってなにか買ってこようか?」

咲「本当ですか? たすかります」

照「龍門渕は?」

咲「だめ」

菫「じゃあ行ってくる」

宥「行ってらっしゃい」

淡「私も行くよー」

照「私も行く」

咲「仲良くね」

宥「二人とも行ってらっしゃい」

咲「宥さん寒くないですか?」

宥「少し、寒いかな」

咲「毛布持ってきますね」

宥「ありがとうね」

咲「いえいえ。それより菫さんとはどうですか?」

宥「仲良く出来てるけど、もう少し積極的になってもらいたいかな」

咲「宥さんのことが大切だから慎重になるんでしょうね」

宥「そうなのかな?」

咲「そうですよ」

宥「だったらうれしいなぁ」

おやすみ

菫「買ってきた」

淡「サキー寒かったよー」ダキッ

照「抱きつくのは許す。だから私も抱きつく」ダキッ

宥「三人ともおかえりぃ」

咲「菫さんご苦労様です。淡ちゃんもお姉ちゃんもお疲れさま」

淡「サキはぬくいなー」

照「本当だな。温かい」

咲「動きにくいよー」

淡「もうサキはこのまま動かなくなれー」

照「眠くなってきた」

咲「お姉ちゃん起きて」ペシペシ

菫「宥さん、おでん一緒に食べよう」

宥「あったかいねぇ」

淡「そうだ私もサキと一緒に食べようと思ってたんだ」ポッキー

淡「さぁポッキーゲームしよう!」

淡「ん!サキはそっち咥えて」

照「残念もう私が食べてしまった」モグモグ

淡「え?」

淡「ほんとだ、全く気付かなかった。しかも全部食べられてる」

淡「テルーはすごいなー。じゃないよ!私一本も満足に食べれてないじゃん!」

淡「こうなったらテルのプリンを私が」

照「おいしかった」モグモグ

淡「そ、そんな」

照「残念だったね」

淡「こうなったら強行手段にでるしか」チラッ

咲「ん?」

淡「サキの唇もらい!」

咲「んん!?」

淡「んー、ぷはぁ!」

照「」ワナワナ

淡「やったぁー! サキとキスできたー」

咲「もう淡ちゃん急すぎるよ」

淡「えへへー。ついにしてしまったのだよ!」

照「淡」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

淡「あわわわわ・・・・・・・」

照「もう許さない」

淡「に、逃げるが勝ちだから!」ダッ

照「」ダッ

咲(淡ちゃんとキス出来たのは嬉しいけど、やっぱりこうなっちゃうのか)

咲(今度は誰を巻き込んで来るんだろう) 

菫「咲ちゃんも嬉しそうだな」

宥「そうだね。私たちもする?」

菫「い、いやまだ早いんじゃないかなー」

カン

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