デデンネ「ピカチュウウザいンネ」 (188)

デデンネ「古参だからって調子乗りすぎンネ」

デデンネ「大体一匹だけ人間みたいに表出して貰ってるとか」

デデンネ「扱い良すぎるンネ!!」

デデンネ「あいつマジ死ねばいいンネ・・・」

ガサガサ

デデンネ「!?」

ケロマツ「おやデデンネ殿でござったか」

デデンネ「ケロマツパイセンだったンネビックリしたンネ」

ケロマツ「これは失礼仕ったケロ」

デデンネ「こんな所で何してるンネ?」

ケロマツ「日々お世話になってる身でござる」

ケロマツ「拙者自分の飯ぐらい自分で調達せねばと今こうして木の実をあさっているところでござった」

デデンネ「ほえ~ケロマツパイセンは立派なお方ネ」

ケロマツ「一口如何かね」

デデンネ「オレンの実デチュか」

デデンネ「うまうまこれはおいちいデチュ!」

ケロマツ「土産の分もあるでござるよ」

デデンネ「ほんま気の利くお方ンネ~」

デデンネ「いやぁケロマツパイセンはやっぱり大物ンネ」

ケロマツ「そんなことないでござるよ」

デデンネ「いやいやサトシ様もそう思っているデチュよ~」

デデンネ「なんせサトシ殿がこの地方にやってからというもの」

デデンネ「ポケモンバトルは連戦に連勝」

デデンネ「それもこれもケロマツパイセンの活躍があるからこそでンネ~」

ケロマツ「そんなに褒められると恥ずかしいでござるよ」

デデンネ「いやいやこれホントでちゅよ~」

デデンネ「ヤヤコマちゃんのゲットだってケロマツパイセンの働きあってこそだったんでちょう?」

ケロマツ「そうかなぁ」

デデンネ「これからのサトシ様のエースは間違いなく貴方デチュよ!」

ケロマツ「いやぁそう言われると嬉しいですなぁ」

デデンネ「えへへ」

ハリマロン「あっお帰りー!」

ケロマツ「ただいまでござる」

フォッコ「凄い木の実!これ皆ケロマツさんがとってきたの?」

ケロマツ「そうでござる」

ヤヤコマ「いやぁこの俊敏さには鳥ポケモンも驚きだよ」

ピカチュウ「・・・」

デデンネ「あっ」

ピカチュウ「ぼくも食べてもいい?」

ケロマツ「どうぞ」

ピカチュウ「うわぁ美味しい!それにこんなに見つけてくるなんて凄いんだねケロマツ君は」

ケロマツ「えへへ ピカチュウに褒められるとなんだか嬉しいや」

デデンネ「・・・」

ハリマロン「いやぁなんだかいっぱい食べたら眠くなってきちゃったなぁ」

フォッコ「あたしあそこの木陰でお昼ねするね」

ピカチュウ「ぼくもいこっと」

ケロマツ「拙者も一眠りするでござる」

デデンネ「・・・」

デデンネ「薬がきいたようでちゅね」

デデンネ「誰も起きてまちぇんね?」スタスタ

フォッコ「・・・」

デデンネ「フォッコたんはいつみてもかわいいデチュ」

デデンネ「まぁでもこの寝顔を見るのは今は我慢デチュ」

デデンネ「・・・本当はこのままピカチュウをやりたいところでちゅが」

デデンネ「ああも密着されてるとやるにやれんでちゅ!」

デデンネ「ああ憎らしい!ああ憎らしいぞピカチュウ!!」

デデンネ「だからしょうがないんでちゅ~」

デデンネ「ケロマツには犠牲になってもらうんでちゅ・・・・!!」バチバチバチ

ケロマツ「zzz」

デデンネ「世も末!!これにてさよなら御免!!」

ハリマロン「むにゃむにゃ・・・おしっこおしっこ・・・」

ケロマツ「」

ハリマロン「むにゃむにゃ・・・」

ハリマロン「ひっ!?」

フォッコ「そんな・・・ケロマツさんがどうして・・・」

ハリマロン「ぼくが気づいたころにはもうクビを真っ二つにされて死んでいたハリマ」

ヤヤコマ「誰が一体こんな酷いことを・・・」

デデンネ「・・・」チラッ

ピカチュウ「えっ?」

ピカチュウ「なんでボクのほう見るの!?」

デデンネ「・・・」ニラミッ

ヤヤコマ「何か知ってるのデデンネ?」

デデンネ「ぼくシッテルでちゅ・・・」

デデンネ「最近自分が活躍できないからってケロマツさんのこと僻んでたの」

デデンネ「ボクシッテルでちゅよ!!」

ハリマロン「じゃぁ犯人はピカチュウさんなの!?」

ピカチュウ「えぇ~っ!?なんで!?」

デデンネ「ピカチュウさんは古参でちゅからね」

デデンネ「ルーキーに仕事取られたらプライドが許さなかったんでちょう」

フォッコ「そんな・・・」

ピカチュウ「ち、違うよ・・・」

デデンネ「じゃぁその尻尾についているケロムースはなんでちゅか!?」

ハリマロン「ほんとだ!ムースがついてるハリマ!」

ピカチュウ「知らないよう!」

デデンネ「血だってついてるでちゅ!!」

デデンネ「つまりボクの推理はこうでちゅ」

デデンネ「古参のピカチュウさんは新参に仕事をとられて日々鬱憤がたまっていた」

デデンネ「そして今日の木の実の件もあってちやほやされるケロマツさんを見て」

デデンネ「遂に逆上!皆が寝静まった頃を見て実効にうつしたでちゅ!」

デデンネ「このメンツの中にクビを切り落とせるほどの鋭利なものはないでちゅ!」

デデンネ「でも一匹だけは違った!そう、凶器は貴方のその尻尾!でちゅよ!」

デデンネ「歴戦の戦士が繰り出すそのアイアンテールならばカエルの首の一本ぐらいたやすいもンネェ~!?」

ヤヤコマ「そんな・・・」

フォッコ「うそでしょ・・・」

ハリマロン「幻滅したハリマ」

ピカチュウ「違うよ!ぼくじゃないよ!皆信じてよ!!」

ピカチュウ「デデンネどうしてこんなひどいことするのさ!ぼくじゃないっていってるじゃないか!」

ピカチュウ「それよりもこのケロマツがかわいそうだよ!早く埋葬してあげようよ!」

デデンネ「死体に触るんンじゃネェ~!!」ゲシッ

ピカチュウ「うわっ!」ベチャッ

フォッコ「ああっ!ケロマツさんが!!」

ピカチュウ「ち・・・違う・・・ぼくじゃない・・・!!」

ピカチュウ「ボクじゃないんだ!!」ダダッ

ピカチュウ「どうして誰も信じてくれないんだよう!」

ピカチュウ「ぼくがやるわけないじゃないかぁー!!」

ピカチュウ「畜生・・・畜生・・・」

ピカチュウ「しくしく」

???「おやピカチュウじゃにゃーか」

ピカチュウ「うっ?」

ニャース「こんなとこで会うとは奇遇だにゃ」

ニャース「っておまい血だらけじゃにゃーか!!」

ピカチュウ「ち、ちがうんだよ!」

ピカチュウ「かくかくしかじか!」

ニャース「・・・」

ニャース「それほんとにゃ?」

ピカチュウ「信じてよ!」

ニャース「いやニャ?」

ニャース「ちょっとニャーらも今はそんなこと言ってる場合じゃなくてにゃ~」

ニャース「・・・」

ニャース「まぁいいニャちょっと来るニャ」

ピカチュウ「・・・うん?」

ニャース「捕まえたにゃー!犯人捕まえたニャー!!」

コジロウ「何だとニャース!!どこのどいつだ!!出て来い!!」

ムサシ「落ち着いてコジロウ!」

コジロウ「落ち着けるかァ!!マーイーカが殺されたんだぞ!落ち着いてられるかぁ!!」

ニャース「犯人ピカチュウだったニャ」トスッ

ピカチュウ「えっ」

ピカチュウ「違うよ!?」

ニャース「違うっていってるけど犯人っぽいにゃ!血まみれだし!」

コジロウ「お前が・・・お前がマーイーカを・・・」プルプル

ピカチュウ「この血は違うよ!さっきニャースに説明したでしょ!」

ニャース「さんかくまるまる」

コジロウ「でもマーイーカの血もまざってるかもしれないじゃないかー!!」

ピカチュウ「ちょっとまってよわけがわからないよ!まずは説明してよ!」

コジロウ「くううー!!」

ピカチュウ「なるほど」

ピカチュウ「朝起きて川に言ったらマーイーカのゲソが転がっていたと」

ピカチュウ「でもしたいが見つかってないならまだ生きてるんじゃないの?早合点すぎるよ」

ニャース「といってるにゃ」

コジロウ「でも!でもぉ~!!」

ムサシ「そうよコジロウあんたちょっと気が早すぎるわよ」

ムサシ「大体ねえイカって血赤くないじゃない」

コジロウ「えっそうなのか?」

ソーナンス「ソーナンス」

ピカチュウ「とりあえずもう一度その川ってとこにいってみようよ」

ピカチュウ「ぼくも手伝うよ」

ピカチュウ「どうせもう帰る場所なんて無いから」

ニャース「といってるにゃ」

コジロウ「・・・分かった」

コジロウ「でもまだ信用したわけじゃないからなァ!?」

ムサシ「そゆことだからごめんねピカチュウ」

コジロウ「ほらここがその川だ」

コジロウ「ここにマーイーカのゲソが・・・くぅぅ~!!」

ピカチュウ「ん?待って?」

ニャース「どうしたにゃピカチュウ」

ピカチュウ「何か聞こえない?」スタスタ

ニャース「コジロウ!ムサシ!ピカチュウが何か見つけたようニャ!!」

???「ハァハァハァ・・・ぐッ・・・ハァハァ」

ピカチュウ「誰か居るの?」

???「・・・」

ニャース「何かあったにゃ?」

ピカチュウ「なんかこの洞穴からうめき声が聞こえたような・・・」

ムサシ「あんたいきなさいよ」

コジロウ「俺かよぉ!」

ムサシ「自分のポケモンのためでしょ」

コジロウ「わかってるよぉ」

マーイーカ「ひっ!」

コジロウ「うわっ!」ガンッ

コジロウ「いってぇ~!!」

ニャース「どしたにゃコジロウ!!」

コジロウ「いたァー!!」

ニャース「頭うったニャ?」

コジロウ「だからいたんだよぉ~!!」

ムサシ「よっぽど打ち所悪かったみたいね」

コジロウ「そうじゃなくてぇー!!」

コジロウ「とりあえず応急処置はこれでよしと・・・」

ムサシ「だけど体力の消耗が激しいわね・・・」

ムサシ「とりあえずキャンプに戻って介抱しないと」

コジロウ「待ってろよマーイーカ!今連れて帰ってやるからな!!」

ムサシ「どう?コジロウ」

コジロウ「駄目だ熱の引きが悪い」

コジロウ「このままだと・・・」

ニャース「どうすればいいにゃ?」

コジロウ「体力のつくものでもあればいいんだけど」

コジロウ「俺達毎日の食事すらろくにとれてないぐらいだからなぁ」

コジロウ「ごめんなぁ」

ピカチュウ「あの」

ピカチュウ「これケロマツがとってきてくれたヤツなんだけど・・・」

ニャース「オレンの実ニャ!」

ニャース「コジローウ!ピカチュウがオレンの実いっぱいわけてくれたニャ!」

コジロウ「ピカチュウが!?どこに持ってたんだ!?」

ニャース「そんなこと今はどうでもいいニャ!」

コジロウ「食べれるかマーイーカ」

マーイーカ「マーイッカ」

コジロウ「良かった・・・」

ムサシ「あんたのおかげよピカチュウ」

ニャース「感謝してるにゃ」

ピカチュウ「えへへ」

ムサシ「あんた行き場所ないんならもううちに入っちゃいなさいよ」

コジロウ「そうだぜピカチュウ!友達ならサカキ様には渡さない」

ピカチュウ「・・・」

ニャース「ピカチュウ?」

ピカチュウ「星が奇麗・・・」

ニャース「ピカチュウ・・・」

マーイーカ「マーイッカァー!!」

コジロウ「おっ元気出てきたじゃないかマーイーカ!」

マーイーカ「マーイッカァアア」

ニャース「ほらピカチュウ入ってにゃ」

ニャース「マーイーカ!このピカチュウが助けてくれたんだにゃー」

マーイーカ「マー・・・マァアアアアアアア!」

ピカチュウ「ひっ」ビクッ

マーイーカ「電気ねずみ・・・!!」

ムサシ「どうしたんだよマーイーカ!?」

マーイーカ「あ・・・あいつと似ている・・・」

マーイーカ「ボクを切り殺そうとしたあいつに・・・!!!」

ピカチュウ「!?」

ピカチュウ「あいつって!?あいつって誰!?」

ニャース「といってるにゃ」

マーイーカ「ボクはあの日川に魚をとりにいったイカ」

マーイーカ「そこで恐ろしいものを見たんだイカ」

ニャース「恐ろしいもの?」

マーイーカ「一匹の電気ネズミが尻尾にくくりつけた手斧を川の水で洗ってたんだイカ」

マーイーカ「そのナイフには大量の血がついてたんだイカ」

ピカチュウ「なんだって・・・?」

マーイーカ「ボクは恐ろしくなってその場から逃げようとしたイカ」

マーイーカ「でも・・・そのとき物音を立ててしまって」

コジロウ「見つかったのか」

マーイーカ「命からがら逃げ出したイカ!」

マーイーカ「体中きりつけられてあしも何本か落としたイカ・・・」

ムサシ「惨い・・・」

マーイーカ「それでこのままじゃ助からんと思って川にその身を投げこんだイカ」

マーイーカ「大分流されたけどなんとか這い上がって」

マーイーカ「あの洞穴に身を隠していたんだイカ・・・」

マーイーカ「でも熱で身動きがとれなくなっちゃったんだイカ・・・」

コジロウ「そうか・・・よく頑張ったなマーイーカ」

ピカチュウ「・・・」

ニャース「どしたにゃピカチュウ」

ピカチュウ「ボク多分そいつ知ってる」

ムサシ「どういうことよピカチュウ」

ピカチュウ「君達も多分あったことがあるはずだよ」

コジロウ「あったことがあるならマーイーカは分かるんじゃないのか?」

マーイーカ「そいつ血だらけだったから顔までは区別できなかったイカ」

ニャース「だからピカチュウを見た時驚いたんだにゃ」

コジロウ「なぁピカチュウ」

コジロウ「そいつのところへ連れて行ってくれないか」

ピカチュウ「・・・」

ニャース「けじめはつけさせないといかんニャ」

ムサシ「そうよピカチュウ あたしたちだって仲間をやられたまま見過ごせないわよ」

ムサシ「それにあんた最初の話でいってたじゃない」

ムサシ「あれどう考えたってそいつにハメられたのよ」

コジロウ「そうだぜピカチュウ」

コジロウ「うまくいけばお前だって皆のところへ戻れる」

ニャース「そうにゃそいつが偉い目にあうとしてもそれは当然のことだしお前が気に病むことはないにゃ」

コジロウ「連れて行ってくれピカチュウ」

コジロウ「俺達の問題でもあるんだ」

ピカチュウ「ここだよ」

ピカチュウ「でも約束したでしょ」

ニャース「分かってるニャ他の奴らに危害は加えないニャ」

ムサシ「じゃぁ手筈どおりにやるわよ」

コジロウ「オッケームサシ」

ニャース「分かったニャ」

ニャース「にゃーおいしそうなにおいがするにゃー」

フォッコ「あっ!あのニャース!」

ハリマロン「ロケット団だ!」

ヤヤコマ「早くサトシたちに知らせにいかないと!!」バサバサ

コジロウ(・・・ヤヤコマいったぞ)



ムサシ(了解)

ムサシ「さて手筈どおりならもうすぐここを通るはずだけど」

ムサシ「あれね・・・」

ヤヤコマ「いそげ!いそげ!」

ムサシ「ちょっとだけ眠ってて貰うわよ」パシュッ

ヤヤコマ「うっ!」ドサッ

ニャース「いやー最近ごはんたべてなくてにゃ・・・」

ニャース「何かわけてもらいたくてにゃー」

フォッコ「わける?今そんな場合じゃないの」

ハリマロン「ケロマツがなくなったからみんなでお墓を作ってるの」

ニャース「ふーん」

ニャース「ピカチュウはいないのかにゃ?」

フォッコ「・・・知らない」

ハリマロン「ピカチュウは居ないよ今はデデンネがリーダーなんだ」

ニャース(なるほどニャ)

ニャース「じゃぁ今ここに居るのはニャーとおまいらだけにゃんだにゃー」

フォッコ「うん」

コジロウ「うおおおおお」ダダダッ

フォッコ「きゃっ!」

コジロウ「よし捕まえたぞ!あとはハリマロンだけだ!!」

ピカチュウ「待って!」

ハリマロン「ピカチュウ!?」

ニャース「ひるんだ今がチャンスにゃ!」シュッ

ハリマロン「うっ!」カクッ

ニャース「オールクリアニャ」

コジロウ「よしこいつらにはここで眠ってて貰おう」

ムサシ「ちゃんと木の葉かけときなさいよ」

コジロウ「分かってる」

ニャース「あとはじゃりぼーいたちが戻ってくる前にあいつをなんとかしないとにゃ」

ニャース「そういえばお墓がどうとかいってたニャ」

ムサシ「血痕が続いてるから多分こっちね」

ニャース「いた!!」

デデンネ「お前ら誰ンネ!?」

ニャース「お前ら誰ンネって言ってるニャ!」

ムサシ「お前ら誰ンネと聞かれたら!」

コジロウ「こたっ」

デデンネ「キエエエエエエエエエ」バチバチバチバチ

コジロウ「うぉぁ!」

コジロウ「口上言ってるときに攻撃するなんてお約束違反だぞ!!」

デデンネ「ピカチュウがいるってことはなんとなく察したでちゅぅ」

ピカチュウ「お前のやったことは全部まるっとピカっとお見通しだ!」

デデンネ「ふーんなるほどねぇ」

デデンネ「復讐のために悪役と手を結んだでちゅかぁ~?はっ!情けないヤツデチュ」

ピカチュウ「何!?」

デデンネ「そんなんだから何時までたっても優勝できないンネ!!」

ニャース「って言ってるニャ」

ムサシ「あいつパチモンみたいなもんだから本家にひがんでんのね」

デデンネ「ケロマツさんにはかわいそうなことしたでちゅ」

デデンネ「でもあれもこれも全部!サトシさんの理想のためを思ってこそでちゅよ!」

デデンネ「いいでちゅかぁー?今のサトシさんの指揮能力はいいところまできてるんでちゅよぉ!」

デデンネ「だからその妨げとなるピカチュウはいらんね!」

デデンネ「何故それがわからんね!」

ピカチュウ「ずっと長いこと一緒に旅してきたんだもん!ぼくはサトシと一緒に優勝したいんだもん!」

デデンネ「それを言ってもいいのは実力が備わってるやつだけでちゅー!!」

デデンネ「お前の戦歴見直してみるでちゅ!古参なくせにろくに働けてないでちゅ!」

デデンネ「あっしが調べた情報によれば大体弱った相手のとどめばっかでちゅ!!」

ピカチュウ「そんなことない!」

デデンネ「低種族値じゃサトシさんの役にはたてんでちゅよぉ!分かってないのはお前の方でちゅ!」

デデンネ「だからお前を追放してやろうとたくらんだデチュ!!」

ピカチュウ「そんなこといって!お前がやってることは僕のポジションにかわりたかっただけじゃないのか!」

デデンネ「そーんなことないでちゅー?」

ピカチュウ「そうだろうが!」

デデンネ「うるせえ!くそネズミ!!」

デデンネ「こっちに来るんじゃねぇ!」

ピカチュウ「ボクは絶対にお前を許さない!」

デデンネ「寄るなって言ってるのがきこえねえのかよ畜生ォァーッツ!!」

デデンネ「このドブネズミがアーッ!あっ!?あっ・・・」グラッ

ヒューッツ

ニャース「丘から落ちたニャ!!」ダダッ

ピカチュウ「・・・」

ニャース「大丈夫にゃピカチュウ?」

ニャース「あいつは・・・」

コジロウ「こっちから降りれるぞ」

ムサシ「どうコジロウ?」

コジロウ「まだ息がある」

コジロウ「ロープつかむ手気をつけろよ!」

デデンネ「はーっはーっはーっ・・・コヒュー・・・フヒュー」

ピカチュウ「・・・」

デデンネ「ピカチュウ・・・ふひっ・・・そんな目で見るんじゃねぇデチュ」

デデンネ「ああ・・・くそ・・・いてぇ」

デデンネ「はあっ・・・はあっ・・・」

ピカチュウ「喋るな」

デデンネ「うるせぇよピカチュウ・・・どっちみちもう助かりはしないんね」

デデンネ「そんぐらい自分でわかるデチュ」

デデンネ「あぁ・・・くそっ・・・お前が憎い」

デデンネ「ユリーカお嬢が大きくなるまでは生きたかったがこの夢がもうかなわないと思うと」

ピカチュウ「・・・」

デデンネ「ピカチュウ・・・お前・・・自分でも分かってるはずでちゅよ」

デデンネ「おれが・・・いったこと・・・全部・・・全部が本音でちゅ」

デデンネ「でも・・・でも・・・そう思ってたのは俺だけじゃ・・・ないでちゅ」

デデンネ「全員じゃ・・・・ないけど・・・きっと・・・みんなの・・・みんなの本音でちゅよ・・・!!」

ピカチュウ「・・・」

デデンネ「みんな・・・だれしもが・・・さとしさまに仕えるならば」

デデンネ「その一番役に立ちたいと思ってるでちゅ・・・そして」

デデンネ「その隣にいたいとおもう・・・はずでちゅ・・・」

デデンネ「でもだめだったぁ・・・」

デデンネ「お前より・・・活躍しても・・・お前が・・・お前のせいで公正に見てはもらえんのよぉ」

デデンネ「お前が・・・いつもボールから出て・・・かたにのって・・・お前が一番だから!」

デデンネ「だけど・・・いかんのよ!お前が・・・一番では・・・あのひとは・・・ポケモンマスターには・・・なれない」

デデンネ「本当に・・・あのひとのことを思うなら・・・お前も・・・今・・・俺と一緒に・・・一緒に・・・」

デデンネ「し・・・」ガクッ

ピカチュウ「・・・」

ニャース「ピカチュウ・・・」

ピカチュウ「ふふっ」

ピカチュウ「ふふふふふっ」

ピカチュウ「やぁだよぉ」

ピカチュウ「なんでしななくちゃいけないのさ」

ピカチュウ「君も馬鹿だよね」

ニャース「ピカチュウ・・・?」

ピカチュウ「ぼくは余り物で」

ピカチュウ「あいつは出来損ないなんだ」

ピカチュウ「ならなれなくてもしょうがないじゃないか」

ピカチュウ「いいんだよぼくはこのままでも」

ピカチュウ「そのほうが観客は喜ぶから」

ニャース「何言ってるにゃ・・・?」

ピカチュウ「ポケモンが続く限り終わらないんだ」

ピカチュウ「逆に言えばぼくたちが優勝したときそれは終わるんだよ」

ピカチュウ「だからお前みたいに真に受けて強ポケで固める必要なんてないのさ」

ニャース「どうしたにゃピカチュウ!」

ピカチュウ「どうもしてないよ」

ピカチュウ「いやしかしありがとうねニャース」

ピカチュウ「君のおかげでまた旅が続けられそうだよ」ギュッ

ニャース「にゃ、にゃあ・・・」

ピカチュウ「ロケット団の皆もありがとう」

ピカチュウ「じゃぁぼくはこれを片付けたら皆のところへ戻るよ」

ニャース「・・・」

ピカチュウ「次あうときはまた敵同士を演じようね」

ニャース「どしたにゃピカチュウ」

コジロウ「あんなことがあったから疲れてるんだろう」

ムサシ「あたしたちも帰るわよ仕事の準備しないと」

ニャース「ピカチュウ・・・」

まとめまとめいきなり何言ってんのこいつらと思ったら転載されてんのか
何で転載されてること知ってるんだよこいつら

ならもういいやこれラーメンスレにでもしろ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年04月09日 (水) 03:40:02   ID: VLbVvfPe

まとめが駄目にしたパターンか

2 :  SS好きの774さん   2014年10月02日 (木) 02:31:34   ID: qjfjNNgf

口調が公式なピカチュウssとか最高なのに何故完結待たずにまとめるんや…

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