セーラ「白糸台高校に入学したで」(137)

ID:2rYspQWd0の代行……のはず

この前の続き?
支援

コークスクリュー支援

ちょー支援だよー

代行感謝

セーラ「白糸台他から推薦の話が来たで」

これの続きです
セーラがいろんな推薦の中から白糸台を選んで
入学したって設定やで~

出会った所からやったか?
期待

入学式の次の日、麻雀部、部室


監督「今日からうちに入部する江口セーラさんです」

セーラ「あ、ど、どうも…大阪からきましたよろしくお願いします」ぺっこりん

部長「私が部長です、よろしくね」

セーラ「ども…(うぅ、さすがにこの人数の前での挨拶は緊張するな…)」


挨拶を終えて隅っこに3人


菫「お前でも緊張するんだな」

照「セーラ、赤くなってたよ」

セーラ「うぅ、一体何人おるねん…」

菫「一年生の新入部員はまだ私たち3人だけだから二、三年生合わせて50人くらいか」

まってた 
しえん

セーラ「で、3軍まで分かれてるんやっけ?」

照「ううん、だいたい5軍くらいまで」

セーラ「ひょえ~」

照「でも、セーラは菫より強いんでしょ?なら大丈夫」

セーラ「そ、そうなん?(何が大丈夫なんや?)」

菫「いや、今は私のほうが…って聞けよ照」

照「人数は多いけど、趣味程度って人が半分以上なの」コソコソ

セーラ「な、なるほどなぁ」

シエンスルデー

部長「江口さ~ん、さっそくで悪いけど卓に入ってもらえる?」

セーラ「はい!おぉ、ついにやな!」

部長「じゃあ、私と1年生3人に入ってもらおうかな」

照「…はい」

菫「はい、わかりました」

セーラ「で、あの部長さんて強いん?」コソコソ

照「部長さん、部内ランキング2位だよ」コソコソ

セーラ「ほんま?ほなごっつ強いんやなぁ、あ、じゃあ1位は誰なん?」コソコソ

照「それは…」コソコソ

菫「ほら、行くぞ。先輩を待たせるな」

照「待ってよ菫~」

セーラ「す、すまんなー!」

卓につく

セーラ「ほな、よろしくです」

部長「よろしくね、江口さん」

菫「江口とやるのは久しぶりだな」

照「セーラ、期待してる」

セーラ「あんまハードル上げんといてや~」

おうあの続き来たか

東一局、親・セーラ


12巡目

タン

セーラ「ツモ、18000やで~。ふふん、調子ええわ~」

菫「くっ」

部長「早いね」

照「……」

セーラ「(ん?照の様子が変なような…っ!!!)」

セーラ「(え、なんやこれ?なんか後ろに…?)」振り返り

セーラ「(や、な、なにもない…今の感じ、一体なんや?)」

菫「…始まるか」

部長「そうだね、始まるね」

セーラ「え、な、なにが?」アセッ

菫「すぐにわかるよ、なぁ?照?」

照「…さぁね」

セーラ「???」

東二局、親・部長


5巡目

セーラ「(おおぉ、ええ感じの配牌やしこれはいけるで~)」

タン

照「ロン」

セーラ「お、おぉ」

菫「……」

セーラ「(おぉ、早いなぁ。でも、これが小鍛治プロの再来?
     いやいや、そんな風には見えんで?)」

しえ

東三局、親・菫


8順目

セーラ「(照…なんか全然喋らへんし、さっきまでと様子が全然ちゃう…)」

セーラ「(しかし前局は早いけど低い点数やったし…なんか違和感が・・・)」

タン

照「ツモ」

菫「…ほら」

部長「はい、どーぞ」

セーラ「…はい(連続和了…なんやこの不気味な感じは…)」

照「どーも…」

東四局、親・照


14順目

菫「…じゃあこれで」

タン

照「ロン」

菫「…はぁ」

セーラ「3連続とかすごいなぁ、照」

照「…ありがと」

部長「でもね、江口さん…いや、自分で体験した方がいいね」

菫「そのほうが、きっと江口のためになります」

セーラ「ん?なんやねん、わからんってー」

セーラ「(待てよ…照は3連続和了…点数が…ちょっとずつ上がってる?)」

東四局、4本場


8巡目

照「ツモ…」

菫「私はトビだ」

部長「私も飛んじゃった」

セーラ「…俺も、1000点しかないわ」

菫「照の勝ちだな」

セーラ「…すごいな、照。東場で二人飛ばして終わらすとか」

照「ありがと」

セーラ「いやぁ~こんな完敗久しぶりやで~」

待ってた!

セーラ「(小鍛治プロの再来かどうかはともかく…
     誰の追随も許さへんあの早さに連続和了…)」

セーラ「(しかも…和了するごとに点数が上がってた…狙ってやっとるんか?)」

セーラ「(同学年で負けたことがあるのは愛宕のアホだけやったのに
     こう完敗すると悔しいっちゅーよりも清々しいわ)」

セーラ「(…けどこの宮永照に勝ちたい…うぅ、ワクワクするのに
     なんでやろ…ちょっと怖いって思ってる…何が怖いんやろ…?)」

支援

セーラ「…照、俺は期待はずれか?」

照「ううん…そんなことない。確かに菫より強い」

菫「お、お前そうハッキリと言わなくても」

部長「江口さん、さすがに大阪から来てくれただけはあるわ」

セーラ「いやこんな負け方したのに褒められても…」

照「でも私はセーラを飛ばせなかった」

部長「初対決で宮永さんが飛ばせなかったのは今まであなただけよ」

セーラ「は!?おいおいウソやろ?」

菫「残念ながら事実だ」

照すげぇ

照「セーラの待ちをちょっと読みきれないとこもあったから難しかった」

セーラ「東場で二人も同時に飛ばしといてお前何を…」

菫「照は一局目様子を見る、そしてあとはご覧の通りだ」

部長「どう?江口さん」

セーラ「…ん~とりあえず、もう一回やろか」

照「うん、やろう」


ガラガラガラガラ

それはすばらだな

半荘2回目


セーラ「あかん!今度は俺もトビや!」

菫「私もまただ…」

部長「ぎ、ぎりぎり300点…けどあんまり意味ないね」

照「おつかれさまです」

セーラ「お前…すごいな、照」

照「…そんなことないよ」

セーラ「と、とりあえずもう1回な」

照「うん」

しえん

半荘3回目


菫「私のトビ終了だな」

セーラ「あ、危ないわぁ…ぎりぎり残ったけども」

部長「宮永さん、今日はいつもにも増して調子がいいみたいね」

照「…セーラとは初めて打つから、楽しいです」

部長「そう、ごめんね、私たちが不甲斐ないせいで」

照「……それは、別に…」

セーラ「(…?どういう意味やろ…?)」

モブ「部長ちょっときてくださ~い!」

部長「あ、ちょっと席外すね、ごめん」

チーム戦なら流すの第一にだけど、こら難しいね

持ち点も団体戦より少ないしな

卓に3人


セーラ「…連続で和了って、しかも打点が上昇していく…?
    っちゅうことでええんかな、半荘3回見た感じやと」

照「うん、だいたいそんな感じ」

セーラ「(対局が終わったら昨日みたいな照に戻ったな…)」

セーラ「(どういうことなんや…宮永照…)」

菫「私も初めて対局したときに飛ばされたよ」

セーラ「いや弘世、今日も飛んでるやん」

菫「うるさい、お前の様子見してただけだ」

セーラ「いやいや弘世は半荘3回で3回飛んだやん」

菫「お、お前だって飛ばされただろ」

セーラ「1回と3回やぞ?全然ちゃうと思います~」

菫「くっ、お前、その関西弁が腹立つ!」

照「なんで、セーラの関西弁は可愛いよ」

セーラ「か、可愛いとかそんなん言うなアホ!//」

照「えぇっ!?」


セーラ「なぁ、照…」

照「なに」

セーラ「実はな、俺は監督さんから小鍛治プロの再来やって聞いててん、お前のこと」

照「…まさか、あんなに化け物じみてない」

菫「いや、すでに化け物だよお前」

照「菫ひどい」

セーラ「たった半荘3回やっただけやのに…お前のすごさがめっちゃ伝わってきたで」

照「…そう、私は化け物じみてた?」

セーラ「それはわからんけど、なんかこう、得体の知れん怖さみたいなんは感じたわ」

照「…そっか」

セーラ「あぁ、これが『強い』っていうことなんやなって思えたし。
    特待生にしてもらったっちゅーのに…なんか情けないわ」

セーラ「こんな強いやつがおったなんてなぁ…ちょい自信喪失やで」

セーラ「まあ、でもここまで完敗やと逆に清々しいけどな~
    なぁ、照、お前ともっと打って強くなりたいわ!」

照「…ほんと?」

セーラ「当たり前やん!強くなりたい!ってここまで思うん久しぶりやで!」

照「…私と対局したら血の気の引いた顔をして去っていく人も多いから…」

セーラ「そんな弱気な連中と俺を一緒にすんなよ?」

照「セーラ…」

菫「……」

セーラ「俺はな、最高の環境で麻雀やって、全国制覇するためにここへ来たんや!
    そのために強くなりたいし、もっと上手くなりたいんや」

セーラ「今は無理やけど、いつか絶対照にも勝ったるで?」ニヤリ

照「ふふ、望むところだよ」

支援

ふんふむ

セーラ△

セーラ「それにな、今ふと思ってんけど、こんな強いやつが仲間やねんで?」

照「…そう、だね」

セーラ「ほな百人力やん!他力本願っちゅーのは好かんけど
    けど心強い!照と一緒にレギュラーになれたら嬉しいで~」

照「…セーラは強いね、菫なんか」

菫「わ、ちょ!照それは言うな!」

セーラ「え、なになに?照教えてーや」

菫「い、言うなよ!お、お前も聞くな!」

携帯に移動ってことはサルかな?

いや、ずっと携帯なんだけどなんかID変わっちゃった

セーラ「教えろや~…ってそれはまあええけど、俺は諦めるのが嫌いやねん」

照「私も、嫌い」


菫「……」

セーラ「諦めるのも妥協すんのも嫌や。それだけや、別に強いわけちゃうで」

セーラ「んで、逆境が嫌いとちゃうから
    追い込まれたらやったるでー!とか思ってしまうねんなぁ」

照「ううん、そう思えるのが強さだよ」

菫「…はぁ、なんだか耳が痛い」

セーラ「お、なんや教えてくれるん?」

菫「い、言わないって言ってるだろ!」

セーラ「あ、そういえばあの部長さんて部内ランキング2位なんやろ?」

菫「最新だとそうだな」

セーラ「その割には…まあ照は別格やけど、正直2位っていう感じはせんで?」コソコソ

照「…部長さん、今日は様子見してたよ」

菫「あぁ、いつもならもうちょっと善戦しているからな」

セーラ「…善戦?どういうことや?」

菫「…江口知ってるか?この麻雀部の部内ランキング1位が誰か」

セーラ「え?いや、さっき話が途中で…」

菫「ランキング1位は照だ」

セーラ「えっ!?ほんま?だって照はまだ入学して2日やん!」

照「秋からここに通ってたし…そのときから誰にも負けていない」

セーラ「…お前、ほんまもんの…あれやな」

照「あれ?」

セーラ「天才、っちゅうやつ」

菫「まあ、そうなるだろうな。異論なしだ」

照「そ、そんなんじゃないよ//」

セーラ「お、照が照れてるでー照だけになぁ~」ニヤニヤ

照「…関西人の割りに面白くないね」

菫「あぁ、同感だ」

セーラ「か、関西人みんながおもろいっていうのは幻想やからな!」アセアセ

支援

照「ともかく、セーラが…その、」

菫「……私みたいに、心が折れて辞めると言い出さなくてよかった、だろ?」

照「あ、うん…」

セーラ「そういうことか…俺はさっきも言うたけど、こういうことになると
    余計やる気が出てくるねん、そんな心配いらんで」

照「よかった…菫は、泣き出して大変だったし」

菫「ば、バカ!お前そこは言わなくていいだろ!」

セーラ「弘世泣いたんかいな~可愛いなぁ」

菫「う、うるさい…バカどもが」



セーラ「(…怜、竜華…俺は初日からちょっと痛い目に合わされたけど
     でも、それもまた楽しいって思えるんや…)」

セーラ「(アホみたいに強いやつが同級生でな、正直むっちゃ燃えてるで!)」

しえん

初夏、白糸台高校、麻雀部部室、夕方


インハイ予選前、レギュラー発表後、居残り3人


セーラ「まさか俺がレギュラーに選ばれるとは予想外やで」

菫「江口は入学してからずっと1軍でランキング3位なんだから
  当たり前だろ、むしろ選ばれない方が不自然」

照「菫も選ばれたんだかそんな堅苦しいこと言わないで」

セーラ「俺ら全員がレギュラーに選ばれるとかすごいなぁ」

照「私は嬉しい、セーラも菫もかなり強くなったよ」

菫「私も嬉しいが責任重大だな…」

支援

俺の記憶が確かなら、たしか1年生から3年生になるまでをダラダラと続けるんだよな

セーラ「相変わらず弘世はメンタル弱いなぁ」

菫「うるさい…だって試合に出れない2年や3年もいっぱいいるのに…」

照「実力主義なんだからそこは割り切らないと」

セーラ「せやで、弘世。そんなん言うてるようでは勝てへん。
    せっかく3人選ばれたんやから、力合わせて頑張ろうや」

照「菫は1年生でランキング5位、立派な成績だよ。自信持って」

菫「…そうだな、弱気なことを言ってすまなかった。
  白糸台の全国制覇のために、私も頑張るよ」

セーラ「その意気やで~」

照「でも私なんかが大将でいいのかな」

セーラ「お前以外に大将できるやつおらんやろ」

菫「先鋒の江口で稼いで私が守りつつ加点、
  中堅副将は固めて大将の照が試合を決める、理想的だな」

照「そうかなぁ、私は先鋒がよかったな」

セーラ「先鋒でどこか飛ばして試合終わらせるためにか?」

照「さ、さすがにそんなことできないって!」

菫「いや、照ならやりかねない」

セーラ「せや、ありえへんとも言い切れへんのが怖いわ~」

マジで!?
そうだったっけ?

照「そ、そうじゃなくて…待ってる間緊張しそうだから…その、
  早く終わる先鋒がいいなぁって…」

セーラ「なんやその可愛らしい理由は」

照「うぅ…まあ、我慢する…」

菫「すぐに慣れるだろ、我慢だ我慢」

セーラ「楽しみやなぁ、公式戦」

照「うん、私は初めてだし…」

菫「そうか、お前ミドルは出てないんだったな」

照「学校単位で麻雀っていうのがどうもよくわからなくて」

セーラ「ほな誰とやってたん?」

照「…家族」

sssp://img.2ch.net/ico/kossorisan.gif

菫「ほぉ、ご両親とサンマか?」

照「…いや、いも……うん、サンマしてた」

セーラ「(ん?今なんか言いかけへんかったか?いも…妹?)」

セーラ「サンマばっかりやっててその強さってどんだけや~」

照「家族でやってると自分が強いなんて思えなかったけど
  ここへ連れて来られて打ったら誰にも負けなかったからびっくりした」

菫「…それはそれは、すごい家族だな」

セーラ「なるほど、それで照はいつもちょっと自信なさそうなんやな」

照「え、そう見えるかな…?」

セーラ「ちょっとな、ちょっとだけやけど」

菫「私にはそう思えないが」

セーラ「ま、俺の印象やから気にすんなよ~」

照「あ、うん…」

セーラ「(…あれ、なんか地雷踏んだか?)」

セーラ「とにかく、絶対予選突破して全国制覇や!」

照「あぁ、頑張ろう」

菫「うん、私たちなら出来る」

セーラ・照・菫「「「おー!!」」」

支援

追いついた
しえん

戒能プロも出てくるのかなあ

咲さんの恐怖がこんなところにまで

シエンスルデー

ガラッ

部長「あ、ごめん、江口さんちょっといい?」

セーラ「はい?」

部長「あのね…言いにくいんだけど」

セーラ「なんですか?」

部長「監督がね、…試合のときはスカートの夏服着用でって」

菫「…プッ」

セーラ「え、え、え、ど、どういうことで?」アセアセ

部長「学校側からのお達しがあったみたいなの
   申し訳ないけど、これ、あなたの…置いとくね」

セーラ「…い、いや!スカートはかんでええからっていう条件やったのに!」

部長「ごめんね、そういうことだから…弘世さん、あとお願い。じゃあ、また明日」

菫「任せてください、是が非でも着せます」

ガラッ


照「ははっ、セーラの夏服は可愛いだろうなぁ」

セーラ「な、なんでや…!何で俺がこんなひらひらを!」

菫「これ着ないと試合に出してもらえないぞ?」ニヤニヤ

セーラ「くそう…こんなん詐欺や!」

照「詐欺って…」クスクス

菫「あ、今着てみるか?」

セーラ「き、着るわけないやろ!…くそ、くそぉ」

照「試合の間だけだよ、我慢して、セーラ」

セーラ「うぅ」

菫「安心しろ江口、私がたくさん写真撮影してやるから」ニヤニヤ



セーラ「お前タチ悪いんじゃあー!」


同じ頃、千里山女子、麻雀部、部室


ガラッ

怜「お、竜華お疲れ様~」

竜華「ごめんな、待たせてしもて」

怜「ええよ、気にせんといて…で、どうやった?」

竜華「レギュラーは逃したけど、1軍に入れることになったわ」

怜「おぉ、竜華やったやん!」

竜華「やっぱり千里山女子のレベル高いわぁ」

怜「せやな、私は3軍確定やしな」

竜華「そんなん、たった2ヶ月のこと気にしたらあかんで?」

怜「ん、でも私は自分がっていうより竜華に頑張って欲しいわ」

竜華「ありがとう、怜」

怜「ううん、竜華頑張ってな」

セーラちゃんきゃわわ

しえ

藤白七実たそ~

ときたそ~

竜華「…セーラはどうなったやろ?」

怜「あぁ、この間の電話ではもうすぐレギュラー発表やって言うてたけどな」

竜華「部内ランキング3位って言うてたっけ?」

怜「うん、確かそうやで」

竜華「ほな、ほぼ間違いなくレギュラーやろうし…差がついてしもたな」

怜「アホ、千里山は関西最強で全国ランキング3位なんやで?
  去年インハイにも出れんかった白糸台とはレベルがちゃう」

怜「せやから竜華、そんな風に考えたらあかんって。
  それよりも、強豪校で1年やのに1軍に入れたことを喜んだらええやん?」

竜華「…うん、怜、そうやな。うちは1軍に選ばれたんやー!」

怜「はは、竜華、おめでと」

竜華「ありがとう怜ぃ~」ダキッ

怜「も、もう恥ずかしいなぁ//」

竜華「…怜、寂しくない?」

怜「きゅ、急になんなん?」

竜華「…セーラがおらんくて」

怜「竜華がいてくれるから、寂しくないで」ダキッ

竜華「そ、そうか、えへへ…//」



怜「(セーラ…うちらも頑張ってるで?セーラも頑張ってるんやろ?)」

怜「(…いつか、全国の舞台で…って3軍の私には無理やな…)」

怜「(でも、絶対竜華が全国に連れて行ってくれる……その時は負けへんで?)」

この時の千里山って魔物クラスのが一人いたよな確か

ちょい休憩させてーな

最高やで

>>74
藤白七実だなR2629という化け物がいた

予選を勝ち抜き…


インターハイ、抽選会、会場


セーラ「うぅ、さすがに緊張するで~」

照「…私も」

菫「実は私も」

部長「ふふ、あなたたちもこういうときは1年生ね」クスクス

中堅「普段はもっとふてぶてしいのに」クスクス

セーラ「そ、そんなことないですって」

菫「ふてぶてしいのは江口だけです」

セーラ「なんやとこら弘世」

照「ケンカしないの」

菫「ケンカなどしてない」

支援

照「ふふ、菫はセーラ相手だとすぐにむきになるんだから」

セーラ「俺のこと意識しすぎちゃうか~菫ちゃ~ん」

菫「なっ!お前なぁ!」

部長「ほら、始まるから静かに」

菫「う、すいません…」

セーラ「ププッ」

菫「くそ、覚えてろよ江口…」ブツブツ

照「もう仲良しなんだから…」


菫「は?」

セーラ「は?」

挨拶とかいろいろのち、組み合わせ抽選会


部長「それじゃあ行ってくるね」

セーラ「部長!頑張ってください」

菫「何を頑張るんだよ」

セーラ「うっさい、こういうのは気持ちなんや」

照「そうだね、部長、頑張ってください」

中堅「頑張って~」

菫「…が、頑張ってください」

部長「うん、任された」

結婚すればいいのに

ポンコツ化すればいいのに

2連覇してるんだから部長とかもそれなりなんだろうね

トーナメント表


セーラ「…千里山は当然シードか」

照「友達がいるんだっけ?」

セーラ「せや」

菫「レギュラーなのか?」

セーラ「いや…1人は1軍やけどベンチ、1人は3軍やわ」

照「1軍の子は、セーラくらい強いの?」

セーラ「俺のが強いと思ってるけど、この数ヶ月でどうなってるかわからんわ」

菫「ふむ…まぁ、千里山女子は名門中の名門だからな
  レギュラー競争は相当激しいだろうな」

セーラ「ん、…あそこはほんまに強い」

照「…そう。対戦してみたいね」

セーラ「おう、全国制覇するんやったら当然倒すべき相手やで」

照「うん、そうだね」

中堅「(頼もしい1年生たちだなぁ…まあ宮永さんがいればそれも夢じゃないかも…)」

菫「向こうも東京へ来てるんだろ?会わないのか?」

セーラ「いや…大会が終わるまでは会わんって約束してん」

照「どうして?」

セーラ「敵なわけやしな、それにあいつら…俺に気をつかってるんや」

菫「お前がレギュラーだから?」

セーラ「そうやろ、多分やけど…」

しえん

セーラ「ほんで、逆のブロックは姫松かい」

照「姫松?」

菫「千里山に継ぐ大阪の強豪だ」

セーラ「そうや、愛宕洋榎がおる。確か、あいつも1年からレギュラーや」

菫「愛宕洋榎か、懐かしいな」

照「どんな子?」

菫「セーラより強い、と言っておこうか」

セーラ「あ、アホ!俺のが強いわ!」

菫「ミドルでは同学年で唯一、セーラを上回ったやつだ」

セーラ「俺のライバルっちゅーとこやな」

照「へぇ…そんな人がいるんだ」

せやろーさすがやろー

菫「一度、江口と愛宕と同卓したが…うるさくてかなわん」

照「うるさいんだ?」

セーラ「あいつがトラッシュトークしてきよるからな
    負けてられへんやんっ!」

菫「うるさいんだよ、それが。まったくもう」

照「…それもまた、楽しみだね」

セーラ「あぁ…せやな」

菫「…あぁ」

愛宕ネキの登場に期待

アナ「続いて、西東京代表の白糸台高校」

セーラ「お、部長や」

クジビキ ガサゴソ

スッ

セーラ「おっ!!」

菫「ほう、これはこれは…」

照「ん…」

セーラ「千里山と同ブロックか…」

菫「さっきまで話していたところか」

照「いいね、楽しみになってきたよ」

セーラ「せやな…これはめぐり合わせやで」

菫「一回戦突破したら千里山と戦えるわけだな」

照「セーラ、菫、絶対勝とう」

セーラ「当たり前やで~」

菫「あぁ…私も楽しみだよ」ワクワク

>>91
出す予定なかったけどちょっと書いてみる
ので、ちょい間あけます

ふぅ~む

なるほど

ロン(支援)

アカン 4時に起きなあかんねん がんばってやー

一回戦突破後、会場、廊下


セーラ「飲み物飲み物~っと」

菫「照なに買う?」

照「ん、オレンジジュースがいい」

セーラ「照はそれ好きやなぁ~」

照「い、いいでしょ別に//」

セーラ「照が照れて」

菫「それはもういい」

セーラ「最後まで言わせてーや」

洋榎「ハッ!お前相変わらずおもろないなぁ!」

セーラ「あ、愛宕!!」

菫「おぉ、愛宕洋榎だ」

照「ほーこの人が?」

洋榎「お、弘世菫やん!久しぶりやなぁ!また背ぇ伸びた?
   このアホの男女と一緒で大変やなぁ!」

菫「多分、お前ほどじゃないな」

洋榎「えぇ、そんなわけないやん!うちはこんなにおしとやかで
   とっても可愛らしいっちゅーのに!」

照「ふふ、面白い人」クスクス

セーラ「…あかんあかん、無視して行こ」

洋榎「おいこら待てやセーラ!」

セーラ「ん?なんやねん」

洋榎「セーラ、なんで千里山に行かへんかったんや」

セーラ「そんなんお前に関係ないやろ、ほっとけ」

洋榎「東京なんかに行きよって…なにを考えてるんや」

セーラ「…俺は白糸台で全国制覇するって決めたんや、ただそれだけ」

洋榎「ふーん、まあええけど…ブロックが逆やから
   決勝までは当たれへんけど…負けんなよ?」

セーラ「当たり前や!」

洋榎「…ほな、決勝でな」

セーラ「おう、またな」

支援

照「あはは、ほんとにライバルって感じだね」

菫「関西弁同士の言い合いはちょっと怖いな」

セーラ「ま、あれが普通やけどな」

照「あの子のあの自信…すごいね」

菫「ああいうやつなんだよ、愛宕洋榎」

セーラ「むかつくけど…あいつの実力は本物や。
    絶対負けたくない!」

照「セーラはほんと、煽られるといい顔するね」クスクス

菫「単純なんだよ、江口は」

セーラ「単純で結構や!勝ったるでー!」メラメラ

しえ

セーラと洋榎いいなー

インターハイ、団体戦、決勝前、控え室


セーラ「……」ポチポチ

菫「何してるんだ?」

セーラ「ん…いや、メールがな」

照「メール?」

セーラ「昨日、千里山におる友達がメールをくれてん」

菫「あぁ…千里山か」

セーラ「(…怜、竜華…お前らほんま最高の友達やで)」


『セーラへ
 白糸台、セーラの活躍は驚きつつも友達として誇らしいです。
 ちょっと悔しい気持ちもあるけど、やっぱり嬉しい。
 ほんまはあかんけど、明日はセーラを応援するな。
 ほな、また大阪で会おうな。   怜』

『セーラへ
 白糸台の快進撃、すっごいなぁ。
 もうずいぶん差がついたような気がしてちょい寂しいで。
 でも、明日は絶対千里山が勝つ!負けへん!
 …とは言いつつ、先鋒戦、セーラを応援してしまうと思うわ
 じゃあ、…大阪に帰ってくるのを待ってるで。 竜華』

セーラ「友達ってええよなぁ」

菫「…そうだな」

照「私は、2人と友達になれて嬉しいよ」

セーラ「そう真顔で照れること言うなって//」

菫「全く持ってその通りだ//」

照「じゃ、セーラ…火力バツグンで頼むね」

セーラ「おう、俺に任せとけ!」

菫「千里山、姫松、??(適当にどこか)…どこも強敵だが」

照「私たちは負けない」

セーラ「おう、あぁぁー!早く打ちたいでー!」

怜・竜華・セーラの三人組はほんまに仲良しでええね

菫「よし、じゃあとりあえず着替えようか江口」

セーラ「そこは誤魔化されようや~」

菫「だめだ」

部長「江口さん急いで着替えてね」

照「セーラ、ほら」

セーラ「あぁ、もう!」

菫「いい加減慣れろよ、何回目だこのやりとりは」

セーラ「だって嫌なもんは嫌なんやもん」

照「半荘2回でおしまいだから、我慢だよ」

セーラ「…はいはい、着替えるがなもう」

名門校はやっぱ制服が正装って感じで揃えるんやろな

いいね

ガサガサゴソゴソ

菫「見慣れたつもりでいたが、やはり…お似合いだよ江口」

照「可愛いよ、セーラ」

部長「似合ってるからあんまり気にしないの」

セーラ「く、くぅ~!い、行ってきます!!!」

ガチャ

タッタッタッタ

菫「はぁ、あいつ、これからの2年半どれだけ公式戦あると思ってるんだか」

照「きっと毎度のやり取りになるよ」

菫「さっさと慣れてしまえばいいものを」

照「いいじゃん、面白いから」クスクス

菫「ま、それもそうだな…」

乙女モードのセーラ可愛い

このやりとりで皆がリラックスできるなw

大将戦終了


アナ「白糸台高校、初の全国制覇!!!大将の1年生宮永照、やりました!」


セーラ「よっしゃぁぁぁぁ!!!」ガッツポーズ

菫「優勝だ、優勝だ!!!」

部長「…うぅ、グス」ウルウル

中堅「やったね!!」

セーラ「照のところ行こ!」

部長「うん、行ってあげましょう!」

おー続き来てたのか
支援

タッタッタッタ

バンッ

セーラ「照!やったなぁ!!」ダキッ

照「う、うん!やったよ!」ダキッ

菫「照、お前…すごかったよ」ナデナデ

照「ありがと//」

部長「宮永さん、ありがとう…グス」

照「部長、…」ウルウル

セーラ「うわぁ、こんな嬉しいことはないで!」

菫「あぁ、あぁ…」

照「…私、幸せだよ」

セーラ「照のおかげや!…照の、照のっ!」

ええな~

洋榎「…セーラ、おめでとう」

セーラ「愛宕…おおきにっ!」ニコッ

洋榎「うわぁ、めっちゃむかつくわぁ」

セーラ「せやろ~?」ドヤァ

洋榎「くっ!次は絶対姫松が勝つんやからな!」

セーラ「王者として、しゃーなし、しゃーなしで待っといたるわ!」

洋榎「あぁ腹立つわぁぁ!!」

恭子「洋榎、はよ行かんと先輩ら待ってますよ」

洋榎「あ、うん、恭子すぐ行くって!」

セーラ「…次は、直接戦えたらええな」

洋榎「せやな、来年うちは姫松のエースや…ていうことはわかってるやろ?」ニヤリ

セーラ「真ん中っちゅうことやろ?」ニヤリ

洋榎「…じゃ、元気でな」

セーラ「お前もな」








インハイ終了後、怜の家、怜の部屋


竜華「はぁ、終わったなぁ…インハイ」

怜「そやなぁ」

竜華「…白糸台、強かったなぁ」

怜「ちゅうか…あの宮永さんの一人舞台やで」

竜華「…セーラには悪いけど、実際そうやな」

怜「大将戦までは接戦やっただけにあの尋常ない強さが際立ってたわ」

竜華「同い年…なんやな」

怜「確かセーラが言うてなかった?小鍛治プロになれる逸材とか」

竜華「あぁ、うん。言うてたわ」

怜「それもちょっと納得してまうかも」

竜華「うちの部長(大将)はあれだけ強いのに、
   もう牌はしばらく見たくないって言うてた…」

怜「…戦った相手の心を折る、ってまんま小鍛治プロやな」

竜華「セーラはあのえげつないのと毎日一緒に打ってるんか…」

怜「そら強くなるわ…」

竜華「はぁ…いろんな意味で複雑やわ」

怜「…そやな」

竜華「でもな、私は絶対セーラに負けたくないって思ってる」

怜「竜華…」

竜華「まだ直接戦ったわけちゃうんやし、私かって強くなってる自信はある!」

怜「…せや、竜華…私も出来るだけ頑張るから…」

竜華「セーラとの約束、絶対果たすやろ?」

怜「うん、全国の舞台で戦う…戦いたい!」

竜華「よっしゃ、落ち込んでてもしゃーない!」

怜「竜華、ええ顔してる」

竜華「せやろ?でも、ちょっと恥ずかしいな//」

怜「…私らで全国に」

竜華「うん、…全国に!!」

ふう、疲れた

このあとは2年後まですっ飛ばすつもりです
途中までしか書けてないんだけどそれを投下しちゃうか
書きためてからか、どっちがいいかな

好きな方でいいと思うのよー

すばらやな!

好きな方で!
でも書きためてから投下だと追えて嬉しい
そろそろ寝ちゃうし

ふんむ、じゃあ書きためたから投下しまっす

みなさん支援どーもでした、スレは落としちゃってください
次で終わらせるように書きためときます

ではおやすみなさい

照は咲さんと会うのか
楽しみだ

オツヤデー

乙ー
if物の中でもかなり良い設定だと思う

すばらでした

おつおつ
この三人の組み合わせ良いな

乙乙ー

乙乙
めっちゃ面白いから続きも期待してます!

おつ

乙どす

おつすばらー!

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