あかり「おねえちゃん学校は?」(382)

あかね「き、今日は行かなくても良い日なのよ」

あかり『でも、お姉ちゃん、最近大学行ってないような気が・・・』

あかね「き、気のせいよ!大学は夏休み長いのよ?だから・・・ね」

あかり『・・・』

あかね「・・・」

あかり『お話し聞くよ、お姉ちゃん・・・』ガチャ

あかね「!?」ガキッ

あかり『お姉ちゃん、あかり、お姉ちゃんの事心配でっ・・・!』ガチャガチャ

あかね「ほ、ほほほんとに何でもないからっ・・・あかり、もう学校行く時間でしょう!?」

あかり『お姉ちゃんもだよ!開けて、ねぇ、お姉ちゃんっ、あかりの事嫌いになっちゃったの!?』ジワ

あかね「ち、ちが・・・!」

あかり『ねぇ、お姉ちゃん、開けてよぉ・・・』グスッ

あかね「・・・」

あかり『ぐすっ・・・ひっく・・・』


ピンポーン

アカリー

あかね「あかり・・・ほら、京子ちゃん達が来てるわ・・・行きなさい・・・」

あかり『・・・お姉ちゃんが行かないなら、あかりも行かない』

あかね「だぁめ」

あかり『やだぁ・・・』

あかね「・・・」


ガチャ


あかり「・・・お姉ちゃん」

あかね「・・・あかり、ほら、ね?お姉ちゃんも行くから・・・」ギュウ

あかり「ほんと・・・?」

あかね「うん」

あかり「・・・わかった、約束だよ?ゆびきり、しよ」

あかね「うん」

あかり「ゆーびきーりげーんまーん・・・」

ガチャ

オー,アカリオソイゾー
ゴメンネ,ミンナ
ホラ,チコクスルヨ
イコ,アカリチャンッ

あかね「・・・・・・」

あかね「ゆびきり、げんまん、か」

あかね「ふふ、針千本、だっけ。つまようじでも良いのかしら・・・」

あかね「・・・ごめんね、あかり」フラッ




ピンポーン

あかね「・・・・・・!」

ピンポーン

あかね「・・・また、なのね」

ピンポーン

あかね「うぅ・・・」

ピンポーン

あかね「もう、やめてよ・・・なんで、私が何をしたのよ・・・」

ピンポーン

あかね「ねぇ・・・なんでよ」



ともこ『あーかーねーちゃーん』



あかね「吉川さん・・・っ」ガタガタ

ともこ「・・・・・・今日も出てきてくれないのかしら」

ピンポーン

ともこ「あーかーねーちゃーん?」

ピンポーン

ともこ「あーかーねーちゃーん」

ともこ「あー」

ともこ「かー」

ともこ「ねー」

ともこ「ちゃー」

ともこ「ん」


ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン

ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン


あかね「う、あぁ・・・」

あかね「わ、わかった!わかったから・・・!だからもうやめて、吉川さん!」

ともこ『わぁ、あかねちゃん、ほんと?うふふ、嬉しいな。早く出てきてねっ』ガチャガチャ

あかね「・・・・・・」


ガチャ


あかね「・・・吉川、さん」

ギュウ

あかね「!」

ともこ「あぁ・・・あかねちゃん暖かい・・・、それに」クン

あかね「よ、吉川さん・・・!?」

ともこ「あはっ・・・あかねちゃんの匂い♪」

あかね「やめて・・・」グィ

ともこ「・・・!」

ともこ「・・・あ、えと、ごめんね。やっぱり馴れ馴れしかったかな・・・やっぱり前みたいに赤座さん、って」シュン

あかね「呼び方は別に・・・」

ともこ「ほんとっ!?じゃあ、あかねちゃんって呼ぶねっ♪」ギュウ

あかね「・・・、は、離して・・・!」

ともこ「なんで?私とあかねちゃんってお友だちでしょ?」

あかね「友達は・・・普段そんなことしないわ」

ともこ「・・・そうかな」

あかね「ええ、そう、よ・・・だから」

ともこ「・・・」

あかね「だから・・・、学校でも、学校の外でもなんでも、くっついてきたりするのは・・・やめて?」

ともこ「・・・なんで?」キョトン

あかね「変な噂が流れるからよ・・・っ!私は、そんなんじゃないのに・・・!普通の、女の子なのよ!?」

ともこ「あかねちゃんが?」

あかね「そう、よ」

ともこ「ふーん、お邪魔しまーす」ツカツカ

あかね「えっ・・・?」

ともこ「そうよね、あかねちゃんは美人で優しくて、文武両道で友達も多くて周りからも信頼されてて、将来も有望で」ツカツカ

あかね「・・・吉川さん!?そっちは!!だめっ!」

ともこ「それに妹想いの素敵な女性よね、普通とは言えないけれど異常ではないわ」

ともこ「でも」

ガチャ

キィ

ともこ「これは、なに?」




あかね「・・・・・・っ」

ともこ「あはっ♪あかりちゃんがいーっぱい。それに・・・」ヒョイ

ともこ「なに、これ?実妹大全・・・?うわぁ」ペラペラ

あかね「や、やめてよ・・・吉川、さんっ・・・!」

ともこ「ふふ、こんなので普通?笑わせないで」スッ

バシッ

あかね「・・・きゃあっ!」

ともこ「あかねちゃんも、私と同じ、だよ?」

ともこ「わたしもあかねちゃんも、社会の、生き物の法則から外れた、同姓愛者なんだよ?」

ともこ「ふふ、あかねちゃんの場合はロリータコンプレックスとシスターコンプレックスも患ってるみたいだから、私異常かな?」クスクス

あかね「や、やめて・・・やめてよっ」ポロポロ

ともこ「可哀想、自分を偽って過ごすなんて。辛くないの?」

あかね「やめてよぉっ・・・!」

ともこ「正直に生きればいいのに、私みたいに、ねぇ・・・あかねちゃん」スッ

あかね「!」

バシッ

ともこ「・・・」

あかね「私と、あなたは違うわ・・・貴方は理性を無くしてる、ケダモノよ・・・人間はね、そういう欲を抑えて生きていく生き物なのよ・・・」

ともこ「辛いのに?」

あかね「ええ」

あかね「辛くても、泣きたくても・・・胸が爆発しそうでも・・・私は、私はこの気持ちを墓まで持っていくつもりよ」

あかね「・・・貴方とは違う」

あかね「・・・帰って、吉川さん。私はあなたの顔をこれ以上見たくない・・・!」



ともこ「・・・」クルッ

ガチャ

キィ

ともこ「ねぇ、あかねちゃん?」

ともこ「・・・」

あかね「な、なに・・・」

ともこ「あかりちゃん、可愛い、よね?」クス

あかね「・・・・・・」

あかね「・・・私、結構温厚だけれど、怒るわ」

あかね「あかりに手を出して見なさい・・・私はあなたを」

あかね「殺すわ」

ともこ「・・・」

あかね「本気よ・・・、嘘だと、思う?」ユラッ

ともこ「・・・」

あかね「消し去りなさい、その考え。早くすれば私は・・・」

ともこ「あはっ♪」

あかね「・・・!」

ともこ「殺してくれるの!?あかねちゃんの手で!?あは、あははっ!」

あかね「っ」ゾッ

ともこ「いいよっ!あかねちゃんになら何されても!あはっ、その方向は考えてなかったなぁ・・・!」ゾクゾク

あかね「貴方・・・おかしいわ・・・」

ともこ「・・・えへ、えへへ」カァァ

ともこ「 そ っ か ぁ 」

あかね「や、やだ・・・こない、で」

ともこ「じゃあ、下準備、しないとね?」スッ

あかね「え、あ、やだ、あかり・・・っ」


バチバチバチィ

いちじはんまでおひるノシ

~赤座宅前・夕方~

ちなつ「じゃあね、あかりちゃん」

あかり「うん、ばいばいっちなつちゃん」

キィ

あかり「えっと・・・たしか、鍵はここの鉢の下に・・・・・・よっと」

あかり「えへへ、お姉ちゃん大学楽しんでるかなぁっ。帰り遅いだろうから夕御飯あかりが作ってあげるんだぁっ」

ガチャ

あかり「・・・あれ?」

あかり「鍵が・・・開いてた・・・?」

あかり「うーん・・・お姉ちゃん、閉め忘れたのかなぁ、えへへ、おっちょこちょいだなぁお姉ちゃんはっ」

ガチャ

キィ

あかり「ただいまぁっ・・・って誰もいないか」

ともこ「おかえり、あかりちゃん」

あかり「ひゃあっ・・・!!・・・ってちなつちゃんの・・・お姉、ちゃん?」

ともこ「吉川ともこです。お邪魔してたの、ごめんね驚かせちゃって」クス

あかり「え、あ、いえっ!いらっしゃい、です。ゆっくりしていってください」ペコリ

あかり「あ、じゃあお姉ちゃんも一緒に・・・?」

ともこ「いいえ」

ともこ「私一人よ」

あかり「・・・・・・え」

ともこ「わたし、ひとり」

あかり「で、でもどうやって・・・あ!やっぱりお姉ちゃんが・・・?」

ともこ「うん、そうなの」ニコ

ともこ「今少し出掛けてて、すぐ、帰って来るって」

あかり「・・・そ、そうなんですか。あー・・・びっくりしたぁ」

ともこ「ふふ、ごめんね」クスクス

あかり「全くもう、お姉ちゃんったらぁ・・・お客さんを待たせたら駄目なんだからっ」

ともこ「ふふ、しっかりさんなんだね」ナデ

あかり「そ、そうですか?」カァァ

ともこ「うん、あかねちゃんも毎日毎日あかりちゃんのお話をするんだから」

あかり「お姉ちゃんが・・・そんなに」カァ

ともこ「照れてる姿可愛いっ」ギュウ

あかり「~~~~///」

あかり「え、あ・・・う・・・//」

ともこ「・・・体育あったのかな?甘酸っぱいいい匂いがする」

あかり「ひぇっ!?」

ギュウ

あかり「あ、あのっえとっ」カァ


グィー


あかり「ご、ご飯食べていきませんかっ!?軽いものならすぐっ・・・!」

ともこ「そう、だね。頂いてもいいかな」

あかり「は、はいっ」

テテテ

ガチャガチャーン

あかり「あ、あわわわわっ!」



ともこ「ふふ、可愛いなぁ」

ともこ「・・・本当に可愛い」

ともこ「見れば見るほど赤座さん、そっくり、身体と髪の柔らかさも、匂いも」

ともこ「・・・楽しみだなぁ、あかりちゃん、どんな反応するのかしら」

ともこ「ね、あかねちゃん」

~台所~

あかり「えっと・・・カレーならすぐ出来るかな・・・玉葱と・・・あとニンジン・・・えっと」

ともこ「じゃがいもさん」スッ

あかり「ともこさん・・・」

ともこ「手伝うわ、あかりちゃん危なっかしいもの」

あかり「だ、大丈夫ですよ!カレー作るだけですしっ」

ともこ「カレーはすぐ出来ないよ・・・?」

あかり「え」

あかり「え!?そ、そうなんですか!?」

ともこ「こだわりにもよるけれど、一時間は少なくても、ね」

あかり「はうぅ・・・お腹空いたよぉ・・・・・・はっ」キュウ

ともこ「ふふっ」

あかり「あ、あぁぁっ!ちが、これは違くてっ!」アセアセ

ともこ「材料出しちゃったし、作っちゃおっか」クス

あかり「・・・・・・」カァ

ともこ「野菜の皮、剥ける?」

あかり「あ、ぴ、ピーラーなら・・・」

ともこ「じゃあお願いしようかな。はい、人参」

あかり「が、頑張りますっ・・・!」シャッシャッ

ともこ「・・・」ザクッ

あかり「・・・」シャッシャッ

ともこ「・・・」ザクッ

あかり「・・・」シャッシャッ

ともこ「・・・ねぇ、あかりちゃん?」

あかり「?」シャッシャッ

ともこ「お手々、ぷにぷにで可愛いね」スッ

あかり「そ、そうですか・・・?」

ともこ「うん、気持ちいい」

あかり「でも、お姉ちゃんやちなつちゃんのお姉さんみたいに、スラッとした手がいいです・・・」

あかり「なんだか、いつまでも子供だなぁって」

あかり「・・・えへへ、なーんて」

ともこ「・・・子どものままで、いいと思うけどな」

あかり「・・・どうしてですか?」

ともこ「大人なんて、なーんにも良いとこないわ。個人は殺さなきゃいけないし、他人が自分を見る目だって違う」ザクッ

あかり「よく、わからないです・・・」シャッシャッ

ともこ「その方が良いよ、ずっとそのままが、いい」ザクッ

ともこ「だって・・・大人になってら・・・」

あかり「・・・」

ともこ「好きな人に、自由に好きって言えないんだもの」

あかり「・・・・・・」

ともこ「・・・だから、子どものままがいい。後先考えずに行動できる子どものままが」ザクッ

あかり「好きな人、いるんですか?」

ともこ「うん、いるよ。大好きな人が」ザクッ

あかり「なんで・・・好きって言えないんです、か?」

ともこ「相手が、女の子だから」

あかり「・・・ふぇ」

ともこ「・・・」ザクッ

あかり「・・・」

あかり「・・・」シャッシャッ

あかり「言えば、良いと思います。だって、好きって気持ちは、絶対相手に伝わる、から」

ともこ「・・・」ザクッ

あかり「駄目でも・・・でも・・・」シャッ

ともこ「そう、だね」ザクッ

ともこ「うん、こっちは切り終わったよ。人参貸してっ」

あかり「あ、は、はいっ・・・・・・あぁっ!」

ともこ「うわ、ゴボウみたい・・・」

あかり「あ、あわわっ!ご、ごめんなさいっ!」アセアセ

ともこ「ふふ、あははっ。いいよ、それ、入れよ、面白いからっ」

あかり「うぅぅ・・・」




ともこ「うん、これで後は待つだけ」カパ

あかり「あ、あの、ありがとうございましたっ」

ともこ「ううん、いいよ。いつもやってることだから」

あかり「・・・ほんとにありがとうございます。はぁ、お姉ちゃん、遅いなぁ・・・ちなつちゃんのお姉さん、ずっと待ってるのに・・・」

ともこ「・・・」

あかり「・・・あ、そだ」テテテ

あかり「あの、あのっ、お風呂、入っていかれますか?」ヒョコ

ともこ「うん?あ、あぁ・・・そこまでしてもらわなくても」

あかり「入ってってください、お姉ちゃんいつかえってくるか分かりませんし」

ともこ「うーん、ごめんね、色々と」

あかり「えへへ、料理手伝ってもらったお礼ですっ」タタタッ

ともこ「・・・」カチッ

ともこ「もう、こんな時間。そうよね、不安よね、あかりちゃん」

ともこ「でも、大丈夫よ?お姉ちゃんはすぐ、側にいるから」

ともこ「何も寂しくないわ」

ともこ「本当、小さいあかねちゃんを見ている様、たまにドキッとすること言うんだもの、ほんと、姉妹よね」

ともこ「まだ時間はたくさん、あるよ・・・ゆっくり楽しもうね」




あかり「あと、三十分で沸きますよっ」タタタッ

ともこ「ありがとうあかりちゃん」ナデ

あかり「大したこと、して、ないです・・・」カァァ

ともこ「・・・一緒に入っちゃおっか?」

あかり「え!?」

ともこ「だめ?」

あかり「え、えとっ」カァァ

ともこ「私は、あかりちゃんと入りたいな・・・」


ギュウ

あかり「ち、ちなつちゃんのお姉さん・・・!?」カァ

ともこ「・・・ともこでいいよ?呼びにくいでしょ?」

あかり「と、ともこさんっ・・・!」ググ

ともこ「なに?」クス

あかり「は、離して・・・っ」

ともこ「どうして?」

あかり「は、恥ずかしい、からっ・・・」

ともこ「・・・そっか」パッ

あかり「あ・・・う・・・」ハァ、ハァ

あかり「は、はぁ・・・びっくり、した・・・」

ともこ「どきどきした?」クス

あかり「し、してないですっ」カァ

ともこ「残念、私はどきどきしたのに」シュン

あかり「・・・・・・え」

ともこ「あかりちゃん、可愛いし。それに凄く、心にくるっていうか・・・」クィ

あかり「・・・ともこ、さん?」

ともこ「あはっ♪その表情も可愛いなぁっ」

あかり「あの・・・」タジ

ともこ「ほっぺもぷにぷにだし・・・いいなぁ、若いっていいなぁ」

あかり「ともこさん・・・?」

ともこ「腕も華奢だし足もきれい・・・おめめも、くりくりしてて可愛い」

あかり「と、ともこさんっ!」バッ

ともこ「・・・?」

あかり「や、やめてください・・・っ!ともこさん、好きな人いるんですよね・・・?」

ともこ「うん」

あかり「じ、じゃあ、こんなこと・・・は、いけないと・・・」

ともこ「どうして?」

あかり「どうしてって・・・」

ともこ「駄目な、こと?」

あかり「だってああいうのは好きな人とするもので・・・!」

ともこ「どういうこと?」

あかり「・・・え?」

ともこ「ああいうのってどういうの?」

あかり「え・・・?」

ともこ「あかりちゃんは、好きな人とさっきみたいな事がしたいの・・・?ふふっ、女の子だね。やっぱり興味あるんだ」

あかり「うぁ・・・ぁ・・・」カァァ

ともこ「恥ずかしがることないよ?だって女の子なら誰でも夢見ることだもの」

ギュウ

あかり「や・・・っ」

ともこ「・・・」クス

クィ

ともこ「じゃあ、さ」

ともこ「こんなことも・・・当然夢見てたよね」

あかり「・・・ともこさ」


チュ


あかり「・・・・・・!」

ともこ「・・・・・・ん」

ツー

ともこ「あ、はぁ・・・っ♪」チュル

あかり「!」

ドンッ

ともこ「わわ」

ともこ「あいたた・・・」ムクッ



あかり「あ、あ・・・・・・」

あかり「あぁぁ・・・・・・っ」ジワ

あかり「な、に、するん、ですか・・・」

あかり「初めて・・・・・・、あかり、初めてだったのに・・・っ!」ボロボロ



ともこ「・・・っ!」ゾクゾクゾク

ともこ「・・・あは・・・はは、嘘、あは、私、興奮してる・・・あは」ギュウウ

ともこ「友達の妹を、好きな人の、好きな人に・・・こんな純粋な娘にいたずらして興奮してる・・・」ギュウウ

ともこ「あは、最低、最低最低最低、あははははっ・・・・・・」


あかり「う、うぅぅ・・・!」ゴシゴシ


ともこ「ねーぇ、あかりちゃん・・・?」スクッ

あかり「・・・ひっ」

ともこ「・・・お姉さんがもっと、色んな事、教えてあげるね?」

ともこ「大人のキスとか、女の子の触り方、感じ方、それに」

ともこ「イクときの高揚感、幸福感、ぜんぶ、ぜーんぶ・・・」シュル

ともこ「大人の、唯一素敵な事、教えてあげる・・・」パサッ


あかり「や、やだ・・・こないで・・・ともこさん!」


ともこ「あぁ、懐かしいな、その制服・・・私好きだよ」

ブチ

ともこ「脱がしやすくて」

あかり「きゃぁぁっ!」バッ

ともこ「もうワンピだけになっちゃった。味気無いね、そこは嫌いかも」

あかり「お、お姉ちゃん・・・っ!?お姉ちゃんっ・・・!!」ダッ

ともこ「だーめ」

ガシ

グィ!

あかり「いっや・・・っ、あ・・・っ・・・・・・!」


チュウ


あかり「―――!」

ともこ「」クス

ともこ「ん・・・」ヌル

あかり「んん・・・っ!?ぷぁっ!・・・や、やめ・・・あ、・・・れぅ・・・は・・・ふっ・・・っ!?」バタバタ

ともこ「・・・はぁ♪、あは、もっと、しよ・・・?」

あかり「はぁ・・・っ、ぁ、あむ・・・・・・ん、んんっ・・・」

ともこ「・・・・・ちゅる・・・ん」



ツー


ともこ「・・・橋、かかったね」

あかり「かはっ・・・あ、う・・・ぁ・・・っ」

あかり「・・・・・・あ、う」

ともこ「ふふ・・・、気持ちよかった?あかりちゃん・・・、最後、ちょっとだけ舌、絡ませてくれたよね」ナデ

あかり「・・・い」

ともこ「・・・?」

あかり「・・・して、ない!」キッ

ともこ「・・・・・・ほんと、お姉さんそっくり」


チュ


ともこ「どきどき、しちゃうな」

あかり「・・・・・・っ」

ともこ「・・・」

フニュ

あかり「・・・ひぅっ!」カァァ

ともこ「歳相応だね・・・可愛いなぁ、ちなつと、同じくらい、かな」

あかり「や、やだ・・・」

ともこ「こうやって、横とか下とか優しく撫でられるとぞわぞわするでしょ?」

あかり「う、あ・・・・・・んっ」

ともこ「それが、気持ちいいって事だよ」

お仕事21:30戻ノシ

一応貼っとく

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

10分は持つよね

ツー

あかり「や、だ・・・っ、こわいっ・・・!」

ともこ「そしてここが・・・ふふ、、するね?」


キュリッ


あかり「あっ・・・!!」

あかり「ひ、う、あ・・・・・・っあ、あっ・・・!!?」

ともこ「・・・ちょっと強く、捻っただけで・・・敏感なんだね、あかりちゃん」スッ


チュウ


あかり「きゃうっ・・・ぅ」ゾクゾクゾク

ともこ「ん・・・」チュウウ

あかり「あっ・・・は、あぁぁっ」

ともこ「・・・ちゅる、ふふ、美味しい」

あかり「あ、はぁ、っあ、あ」ハァ,ハァ

ともこ「気持ち良かった・・・?ぷっくりしてるよ?」ツー

あかり「・・・っ」ジワ

ともこ「・・・?」

あかり「や、やめて・・・ください・・・」ポロポロ

ともこ「・・・うん?」

ともこ「どうして?」

あかり「・・・と、ともこさんの、す、好きなひとを裏切る形になっちゃう、から・・・」ポロポロ

ともこ「・・・」

あかり「誰にも言いませんから・・・だから、こんなこと・・・っ」

ともこ「・・・」

ともこ「好きな人には、朝、フラれちゃった」

キュリッ

あかり「ひ、ぁっ・・・!?」

ともこ「もう、くっつくのはやめてって」

キュ

あかり「ひっ・・・」

ともこ「変な噂が流れるからやめてって・・・ね」

ギュウ

あかり「・・・い、た」

ともこ「まだ、告白もしてなかったのに」

ギュウウ

あかり「いた、いっ・・・」ポロポロ

ともこ「酷いよ・・・あかねちゃんは!」

あかり「え・・・」

ともこ「・・・」

あかり「おねえ、ちゃん・・・?」

ともこ「・・・」

あかり「お姉ちゃんの事が、好きだったn」


チュウ


あかり「・・・!」

ともこ「・・・何か、悪いかな」

ともこ「そうだよ・・・私はあかねちゃんの事が、好きなの」

あかり「・・・じゃあ、尚更なんで!?」

ともこ「あかりちゃんが、あかねちゃんにそっくりだから」

あかり「・・・あかり、が」

ともこ「ふふ、八つ当たりなの。あかねちゃんが振り向いてくれないのが、ぜーんぶ悪いの」

ともこ「だから、私は悪くない」

ともこ「だから、やめてなんかあげない」

あかり「・・・・・・っ」

ともこ「あかねちゃんの代わりに、あかりちゃんを犯すの」

ともこ「好きだから・・・あかねちゃんが」スッ

あかり「っ」ボロボロ

ともこ「好きって気持ちはね、絶対届くものじゃ、ないんだよ。あかりちゃん」ナデ

あかり「・・・う、う」ポロポロ

ともこ「あかりちゃんは綺麗な女の子だね、私なんかとは全然違うわ」ナデ

ともこ「ごめんね、あかりちゃん・・・私」

ともこ「今からあなたを汚すわ」


チュウ


~?~

ガン!

ガン!

ガン!

ガシャアン!

「・・・・・・う、まだ少し頭が」

「電気・・・いえ、睡眠薬、なのかしら・・・」

「・・・」フルフル

あかね「・・・吉川さん、あかりに何かしたら・・・絶対許さないから」

~赤座家・玄関~

ガチャ

あかね「・・・」

あかね「あかりの靴・・・」

あかね「・・・」

あかね「声が、しない・・・。あかり・・・!」タッ




「好きな人には、朝フラれちゃった」



あかね「・・・!」

あかね「吉川・・・さん?」

「もう、くっつくのはやめてって」

「変な噂が流れるからやめてって・・・ね」

「まだ、告白もしてなかったのに」



あかね「・・・・・・」



「ごめんね、あかりちゃん、私」

「あなたを汚すわ」



あかね「・・・っ!」



バァン!

さすが俺たちのあかねさんそこにしびれる

展開困ったので20分程ノシ

あかね「四つん這いになればあかりを返してくれるんですね」(震え声)

ともこ「おう、はやくしろよ」

~台所~

バァン!

ともこ「・・・あら、あかねちゃん?」

あかり「おねえちゃんっ!」

あかね「・・・・・・吉川さん、あかりに何かしたら許さないって、怒るって、言ったわよね」

ともこ「うん、そうだね」スッ

あかり「ひぁ・・・ぁっ・・・!?お、おね、え、ちゃ、ぁっ!」

あかね「今すぐあかりの上から退きなさい!!」

ともこ「やだ」

あかね「なら・・・力づくで・・・」

ともこ「・・・すとっぷだよ、あかねちゃん?」スッ


ピタ


あかり「ふ、え・・・・・・?」

あかね「・・・それ、は?」

ともこ「ピーラー。あかりちゃんとカレー作ってるときに使ってたの」ヒラヒラ

ともこ「それ以上近付いたら、あかりちゃん・・・うすーくなっちゃうよ?」クスクス

ともこ「もちもちしてて可愛いほっぺだよね」ペチペチ

ともこ「このままスライスしてポテトチップスみたいにしちゃおうか、それともこのスタンガンで丸焼きにしちゃおうかなぁ」スッ

あかり「ひっ・・・!」ゾク

あかね「・・・っ!」

ともこ「動いちゃうの?なら、」

ともこ「仕方無いね」




スパッ

あかね「あかりっ・・・!!!」

あかり「・・・・・・っ!!」ギュウ




あかり「・・・ん、あれ・・・、痛く、ない?」




ボタボタボタボタボタボタ



あかり「ひぃっ!!」

あかね「吉川さん、あなた・・・」

ともこ「あいたた・・・んん・・・深くし過ぎちゃった・・・」チュウ

ともこ「でも、これでどうなるか分かったよね?」

あかり「と、ともこさん・・・っ!指が・・・」

ともこ「ふふ、切れ味良いね・・・これ、ほら、こんなに綺麗にすぱっと」

あかり「・・・っ!」

あかね「あなたは何がしたいの・・・っ!」ギリッ

ともこ「・・・」

あかね「私を殺したいの・・・!?」

ともこ「んーん」フルフル

ともこ「私はね、あかねちゃん」

あかね「・・・」

ともこ「あかねちゃんが欲しいだけ、だよ」

あかね「なんですって・・・?」

ともこ「あかねちゃんが好きなの」

ともこ「あかねちゃんを愛してるの」

ともこ「あかねちゃんと、朝を向かえたいの」

ともこ「それだけ、だよ」

あかね「それだけの、ために、あかりを・・・?」

ともこ「あかねちゃんが悪いんだよ・・・?私に振り向いてくれないから。だから」

ギュウ

あかり「・・・」

ともこ「あかりちゃんに八つ当たりしたの」

あかね「・・・」ギリッ

ともこ「あかりちゃんを人質にすれば、振り向いてくれるかなって」

あかね「振り向くわけないでしょう・・・っ!!」

あかね「私だけなら我慢したわ・・・、でも、あかりは関係ないでしょうっ!!?」



ともこ「・・・」

ともこ「あかねちゃんが大好きなあかりちゃんを虐めれば、きっと私と喋ってくれるでしょ?」

ともこ「あかねちゃん、最近、話し掛けてもくれないんだもの」

ともこ「でも、良かった、私間違ってなかったよ・・・」ギュウ

ともこ「あとはあかねちゃんが私の物になってくれればそれで終わり」

ともこ「ふふ、ともこ大勝利っ」

あかね「・・・」

あかね「私が・・・あなたの言うことを聞けば、あかりは離してくれる、の?」

ともこ「・・・!」

あかね「・・・約束してくれるなら、それで、いいわ。好きにしなさい」ダラン

ともこ「・・・・・・っ」ゾクゾク

ともこ「う、嘘じゃない?」

あかね「ええ」

ともこ「ずっと、私の側に居てくれるの?」

あかね「・・・ええ」

ともこ「私がエッチしよっていったらどんなときでも」

あかね「好きにすると、いいわ・・・」

ともこ「・・・っ」

ともこ「・・・」ジワ

ともこ「・・・っ」ボロボロ

ともこ「ほんとに・・・ホントなんだよ、ね?」

あかね「・・・ええ」

ともこ「・・・あぁ、嬉しい、なぁ」グスッ

ともこ「あはは、やっと・・・やっとあかねちゃんと結ばれたんだぁ・・・私、私・・・っ」

あかね「・・・っ」ダッ

バシッ

ともこ「・・・きゃあっ!」

あかね「油断、したわね」

ガシ

ともこ「え、な、なん、で・・・」

あかね「都合が良すぎるなんて、思わなかったの?」

パァン

ともこ「ぎっ・・・あ!」

あかね「そこで、寝てなさい。目が覚めたときには既にパトカーの中だろうけれど」

あかり「・・・」

あかね「あかり・・・ほら、起きて」ペシペシ

あかり「んん・・・、あ、お、お姉ちゃんっ!?」

あかね「傷口を見て気絶しちゃったのね・・・、ほんと、可愛いんだから」ギュウ

あかり「・・・う、く、う、ふぇ、え・・・こわかっ、怖かったよお・・・!」ボロボロ

あかね「よしよし」ナデナデ



ともこ「・・・」

ともこ「ふふ・・・、あは、あはは・・・」ムクッ

キチチチチ

バチバチバチバチバチ!

あかね「・・・!?。・・・そんな、顎を確かに叩いたのに・・・っ」

ともこ「急いでて、軸が少しぶれたんじゃないのかな・・・、現に私はピンピンだよ?」ニコ

あかり「お姉ちゃん・・・っ」カタカタ

あかね「あかり・・・離れて、なさい」

ともこ「許さない・・・から」

ともこ「ほんとに、嬉しかったのに・・・胸がきゅうってなったのに・・・!」

ともこ「あかねちゃんはわたしの気持ちを利用した!」

ともこ「許さない・・・あかねちゃんがそんな人だったなんてっ!!!」ダッ

あかね「っ!」ヒョイ

バチィッ!

ともこ「・・・こ、このっ!!」ブン

あかね「・・・」

バシッ


カラン

ともこ「あっ・・・」ペタン

あかね「・・・・・」

あかね「・・・帰りなさい、吉川ともこ。素直に帰れば、警察と大学には言わないであげる、わ」

ともこ「・・・・・・」

あかね「・・・私も、あなたを大切な友人だって、思ってたんだよ」

あかね「だから・・・これ以上失望させる前に・・・消えて。私達の前から」

あかね「お願い」

ともこ「あ・・・」ポロポロ

あかね「ごめんなさい、私は、貴方の気持ちには、答えられないわ」

あかね「・・・私はあかりが大好きだから」ギュウ

あかり「お姉ちゃん・・・」

あかね「今は・・・誰とも付き合う気はないの」

あかね「だから、ごめんなさい」ペコリ


ともこ「・・・!」ボロボロ

ともこ「・・・・・・」ポロポロ



あかね「ほら、あかり・・・立てる?」

あかり「う・・・えへへ、腰が抜けて、立てないや・・・」

あかね「もう・・・あかりったら」



ともこ「・・・・・・んでやる」

あかね「・・・え?」

ともこ「し、死ぬ・・・。死んでやるんだから・・・!このまま、振り向いてくれないで終わるのならっ!!」スッ

あかり「ピーラー!?お、お姉ちゃんっ!」

ともこ「ふふ、死ねなくてもこれで私の女としての人生は、終わるわ・・・ふふ、その後は・・・ふふ、あはははははっ」スッ

あかね「もう、ばかっ!」ダッ

ともこ「みんな、みんなみんな!あかねちゃんのせいなんだからぁ!!」

あかね「くっ・・・!」バッ





ズパッ

ボタ

ボタボタボタボタボタボタ

ボタボタボタボタボタボタボタボタボタボタボタボタ



あかり「あ、あぁぁ・・・お、お、お姉ちゃん!!」

ともこ「なんで・・・なんで邪魔するの・・・っ!あかね、ちゃん、顔が・・・顔がぁっ!!」



あかね「・・・・・・」グググ

ともこ「離して、離してよぉっ!」

あかね「もう一回、今度は確実に、寝てなさい」


バシン

ともこ「あが・・・・・・ぁっ」

パタン

あかね「・・・・・・」

あかね「・・・ばか」


あかり「お姉ちゃんっ!」

あかね「・・・ねぇ、あかり」

あかり「大丈夫!?か、顔が!顔がっ・・・!」ボロボロ

あかね「大丈夫じゃ、ない・・・わ。ごめんなさい、今すぐ、救急車・・・を・・・」ペタン

あかり「お姉ちゃんっ!?お姉ちゃんっ!?」

あかね「・・・・・・」

あかり「お姉ちゃん!あぁ、ち、血が・・・血が止まらな・・・・・・おね、え、ちゃぁん!」

あかね「・・・・・・」

~after~

~七森病院~

チュン チュン

ともこ「・・・ん」パチ

ともこ「あれ・・・ここ、は?」

ともこ「知らない、壁・・・あれ・・・なんで・・・」

ともこ「私は・・・?」


あかね「都合の良いところは忘れてるのね。羨ましいわ」ペラッ


ともこ「・・・えっ!?あ、あかね、さん・・・って、その顔・・・っ」ガタッ


あかね「覚えてないの?」ペラッ


ともこ「あ、え・・・・・・あ、あぁぁぁ・・・っ!」


あかね「・・・良かった。忘れてなくて」パタン

ともこ「わたし、わたし・・・っ」

あかね「最近の医療って凄いのね、私一生抉れたままの顔で人生過ごさなきゃいけないのかなってブルーだったんだけど・・・ほら」シュル

ともこ「・・・・・・!」

あかね「ふふ、これだけですんだのよ?・・・闇医者さんみたいで少しカッコいいでしょう?」クス

ともこ「あ、あ・・・」ポロポロ

ともこ「わた、わたし・・・なんてことを・・・」ポロポロ

あかね「・・・」クルクル

ともこ「あかね、さ、・・・ご、ごめんなさ・・・」

あかね「謝らなくて、いいわ」

あかね「もう、どうでもいいの」

ともこ「え・・・」

あかね「この傷はね、私が料理中に手が滑ってついたモノ。あなたが入院しているのは、驚いて転んで頭を打っちゃったから」

あかね「そういうことになっているの」

ともこ「・・・・・・あ、の」

あかね「だから、吉川さんは悪くないわ。経歴にも傷がつかない。それで終わり」スクッ

ともこ「ま、まって・・・まってよあかねちゃんっ・・・!」

ガシッ

バシッ

あかね「・・・」

ともこ「・・・あ」

あかね「・・・これから、あかりを向かえに行かなきゃならないの。ちょっと、ショックが大きすぎて甘えん坊になっちゃってね」

あかね「だから、吉川さんとは、ばいばい」

ともこ「や、やだ・・・やだよぉ」ポロポロ

あかね「・・・ごめんね。吉川さん。私の態度が、誠実じゃなかったからこうなっちゃったのよね・・・」

あかね「ほんとに、ごめんなさい」クルッ

あかね「もう、二度と・・・口を聞くことはないでしょうね」



ともこ「や、やだ!まって、行かないで・・・っ!!」


ガシャッ!


ともこ「いつっ・・・、え、な、なに・・・なんで、足、繋がれて・・・!?」ガシャ

あかね「それね、私がお願いしたの。頭を打った衝撃で暴れださないようにって、ね」

ともこ「・・・え?」

あかね「ここ、少し顔が効くから」

ともこ「う、あ・・・やだ・・・やだぁ・・・っ!!」

ガシャガシャガシャガシャ

ともこ「やだ、あかねちゃんが!あかねちゃんが行っちゃう!」

ピッ

あかね「・・・はい、806号室の患者が暴れてしまいまして・・・はい、お願いしまし」

ともこ「あかねちゃん!あかねちゃあん!!」

ガヤガヤ

「吉川さん、落ち着いて、ね?」

「大丈夫、大丈夫だから・・・」

ともこ「だ、誰!?誰なの!?やだ、離して・・・っ!触らないでっ!」ジタバタ

「・・・君、あれを」

「・・・はい」

ともこ「離して!離せぇ!あかねちゃん!あかねちゃんっ!!」



あかね「ばいばい、吉川さん。お見舞いは・・・行かないわ」



ともこ「・・・まって!行かないd」


プス

ともこ「う、あ・・・」グラァ

ともこ(まっ・・・て・・・いかなあい、で・・・)

ともこ(ごめんな、さ、い・・・ごめ・・・)

ともこ(あぁ・・・あかね、ちゃ・・・ん・・・・・・・・・)

ともこ(せめて、あ・・・やまら・・・・・・せて・・・・・・)

ともこ(それも・・・・・・だめ、な、の・・・)



~終わり~

好きって必ずしも伝わるとは限らないよ。ピーラーって危ないよっていう事で一つ

読んでくれてありがとバイバイノシノシ

p.s.
ともこさんもこもこ

寝る前にsage進行で蛇足をば



~prologue~

~七森大学・始業・第2教室~

ともこ「・・・・・・」キョロキョロ

ガヤガヤ

ガヤガヤ

ともこ「・・・あ、あのっ。よろしかったらお隣、よろしいですかっ」

「・・・あー・・・ごめんなさい、友達の場所、取ってるから」

ともこ「そ、そう、ですか・・・」シュン



「ねぇ、君」

ともこ「え・・・」

「よかったら、こっちどうぞ。ちょっとはじっこだけどね」クス

ともこ「は、はひっ、え、えと・・・ふつつかものですが・・・」

「・・・え」ポカーン

ともこ「な、何でもないです!ご、ごめんなさ・・・」カァァ

「ふふ、あははっ、面白い人だね」

ともこ「・・・・・・う カァァ」

「ねぇ、名前」

ともこ「・・・は、はひっ?」

「名前、教えてくれないかな。私、この大学にお友だちいなくて寂しくて・・・」

ともこ「あ、えと・・・」

「・・・」

ともこ「・・・」

「あ、ごめん」パム

あかね「私、赤座あかねっていうの」

ともこ「赤座・・・あか、ね?」

あかね「うん、そう」ニコ

ともこ「えと・・・吉川・・・ともこ、です」オド

あかね「ふふ、可愛い名前だねっ」

ともこ「え?」

あかね「ほらっ!吉川さん!教授来ちゃうよ、早く早く」

ともこ「は、はいっ」

ともこ(綺麗な人だなぁ・・・、なんか女神様、・・・って感じがする)

ともこ(・・・えと、私、こんなところにいていいの、かしら)

ともこ(なんか・・・迷惑になってそう、だし・・・)チラッ

あかね「・・・」カリカリ

ともこ(・・・でも、優しい人だ。困ってるわたしを、助けてくれた)

ともこ(・・・凄い、人だ)

あかね「・・・ねぇ、吉川さん」ボソッ

ともこ「え、あ、は、はいっ」

あかね「・・・あの教授、絶対カツラよね」

ともこ「・・・え」


エーデアルカラニシテー


ともこ「・・・っ」

あかね「・・・ね?」クス

ともこ「あは・・・っ、ちょ、だめ、あは、は」

あかね「ちょ、声が大きい・・・っ」


ソコフタリー!

~夕方・校門前~

ともこ「ひぅ・・・」

あかね「んー・・・あはは、たっぷり絞られたわね」ノビー

ともこ「ご、ごめんなさ・・・」シュン

あかね「いいわよ、面白かったし」

ともこ「でも・・・」

あかね「もう、いいっていってるのに・・・」クス

ともこ「うぅ」シュン

あかね「でも、良かった。初日にこんなに、可愛くて楽しいお友だちが出来て」ナデ

ともこ「・・・ふぁ」

あかね「ねぇ、これからも・・・えと」

ともこ「・・・・・・」

あかね「仲良く、してくれない、かな」カァァ

ともこ「・・・!」

あかね「・・・」

ともこ「・・・」

ともこ「・・・うんっ!」

ギュ

あかね「はぁー・・・良かったぁ・・・!私、心配で昨日あんまり眠れなかったの!」

ともこ「・・・わ、わたしもっ」

あかね「・・・ふふ、私達、似た者同士ね」

コツン

ともこ「・・・」カァ

あかね「これからもよろしく、ね吉川さん・・・」

ともこ「う、うんっ!」

ともこ「よ、よろしくお願いしまてゅ!」ガリ

ともこ「~~~~~っ」プルプル

あかね「だ、大丈夫・・・?」

ともこ「らいひょうふれふ・・・」グス

あかね「もう、おっちょこちょいなんだから・・・」



小さな恋と、大きな事件が始まるプロローグ

~あかり「おねえちゃん学校は?」おわり~

二人はこんな出逢いだったらいいな、ともこさん可愛いねって事で一つ

ではでは、これにて
読んでくれてありがとバイバイノシノシ

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