P「加蓮の親愛度がMAXになった」(171)

さて頼んだ

おk解散

代行やでー
>>1ちゃんありがとう

北条加蓮(16)


P(加蓮の担当プロデューサーになってもうすぐ一年)

P(加蓮は頑張り屋で、ちょっと身体が弱くて、でも最高に輝いてる)

P(今ではうちの事務所の顔として活躍してるけど)

P(最初の頃は本当に大変だったんだよな…)

―――――――

P(社長や俺がスカウトしてきた候補生は、能力と本人の反応を見るためにしばらくレッスン場通いになる)

P(加蓮と初めて会ったのは丁度加蓮のレッスン詰め最終日)

P(一目見て惚れ込んで、社長に担当させて欲しいと頼み込んだ)

P(…今思えば、「流石だねキミィ」の意味をよく考えるべきだった)

加蓮は可憐だからな

・・・

加蓮「ん?アンタがアタシをアイドルにしてくれんの?よろしく」

P「よ、よろしく。プロデューサーのPです」

加蓮「でさ、アタシ努力とか練習とか、そういうキャラじゃないんだけど。ホントになれんの?アイドルなんてさ」

P「え、え?まあ険しい道程にはなると思うけど…やるからには二人三脚で頑張ろう、な?」

加蓮「えー…言っとくけどアタシ体力ないかんね。入院してた時期もあるし。ちゃんと休ませてよ?」

P「うん、体調には気を付けないとな。そういう面も含めて一緒に頑張っていこう」

P「よろしくな、えっと、加蓮ちゃん?」

加蓮「うわ、なにそれ気持ち悪…加蓮でいいよ」

加蓮「はあ、先が思いやられるなー」

P(俺もだよ…うう、見事なまでの現代っ子…これからが心配だ…)

・・・
[同日、夕方]

ルキトレ「はい、6、2、3、4、7…ほら加蓮ちゃん頑張ってー!」

加蓮「ハッ……ハッ……あー、もう無理!休憩!」

ルキトレ「あー、もうちょっとだったのに…ダメだよ加蓮ちゃん、気合で最後までやろうよぉ」

加蓮「ハァ…ハァ…無理だってば、無理無理…ハァ…あー、喉渇いた…飲み物飲み物…」

ルキトレ「うー、加蓮ちゃぁん…」

P(本人の言ってた通り、体力が課題か…入院歴もあるんだったな)

P(でも原石としては最高の逸材だ。磨けば間違いなく輝ける)

P(それになにより、俺がこの子をプロデュースしてみたい)

P(担当を加蓮一人に絞っていいから全力でやれと社長は言ってたけど…)

P(まだ俺が加蓮のことを知らなさすぎる)

P(本人もこの程度のレッスンでかなり辛そうだし、一度ちゃんと話して心の内を聞いておかないと)

P「ほら加蓮、パス」ポイッ

加蓮「え、わ、わ、っと…あ、レモン水じゃん!プロデューサーわかってるー♪」

加蓮「んっ…」ゴクゴク

P「ルキトレさん、今日は少し早いですけどここまでで大丈夫です。少し加蓮と話したいこともあるので」

ルキトレ「あ、はい…えっと、加蓮ちゃん、気分とか、大丈夫?」

加蓮「ん、休めば大丈夫だよ。お疲れ~」

ルキトレ「うう、それじゃ次もまた頑張ろうね?お疲れ様」

P「…さて加蓮、体調は?」

加蓮「疲れたー。やっぱしんどいよこれ」

P「そっか。じゃ、そのまま座っててくれ…っと、隣、いいか?」

加蓮「へ?と、隣?い、いいけど汗かいてるよ?」

P「構わないって、それくらい。そいじゃ失礼、と」

加蓮(構わない、って…臭わないよね?)クンクン

P「今日までやってきて、どうだ?アイドル見習い生活」

加蓮「うーん…なんか事務所の子達ってホント努力努力努力ーってカンジでさー」

加蓮「なのにアタシはこんなんだし、レッスンも休み休みじゃないとこなせないし」

加蓮「どうにかなんのこれ?って感じかな。あはは」

P「確かにうちの事務所は結構凄いのいるからなあ…」

P「加蓮はなんでアイドルやってみようと思ったんだ?」

加蓮「え、唐突…んー、なんていうんだろ」

加蓮「なれるならなってみたいなー、って」

P「へ?」

加蓮「あ、別にふざけてるわけじゃないよ?ほら、日高舞っていたじゃん、もう引退しちゃったけど」

P「ああ…ってまさか日高舞に憧れて?」

加蓮「うん。アタシ小さい頃から病気がちでさ。あんまり外で遊んだりできなくて」

加蓮「いつも家で遊んでたんだけど、そんなアタシのヒーロー?ヒロイン?が日高舞」

加蓮「お母さんも、『大きくなって、元気になればあんな風になれるから』とか言っちゃっててさ。アタシ、信じちゃってたんだ」

P「…それで、シンデレラガールズに?」

加蓮「そ。高校入って、相変わらず体弱くて、全然日高舞みたいにはなれなくて」

加蓮「あーネイルの勉強でもしようかなーなんて考えてたところで、アイドルやりませんか、とか言われるもんだからさ。ちょっと夢見ちゃった」

加蓮「でもやっぱダメだね、アタシみたいなポンコツが通用する感じじゃなさそうかも。あはは」

P「ポンコツってお前……」

加蓮「実際そうだよ。ルキトレちゃんも言ってたよ、アイドルって体力ないと務まらないって」

加蓮「アタシにはそれがないんだし、さ。根性も無いし」

P(壁を感じてる、というか大分諦めかけてる、か…社長、レッスン漬けは失敗じゃないですかね…)

P「…今も、アイドルになりたいと思ってるのか?」

加蓮「えー、実際無理そうじゃない?さっきのレッスン見てたでしょ?あれで人前に立つのは…」

P「加蓮、真面目に」

加蓮「……そりゃ、ね。夢だもん。でもお陰で現実見れたし、これで諦めつけてもいいかな、って」

加蓮「プロデューサーには付いて早々で悪いけど、そろそろ潮時ってことでもう…」

P「諦めも何も、まだ何も始まってないだろ。アイドル、なりたいんだろ?」

加蓮「…だからさっきからそう言ってるじゃん。でも無理だって、もう分かったからいいんだってば」

加蓮「なんで何度も言わせるのさ、嫌がらせ?」

P「そんなわけないだろ。加蓮をアイドルにするために、俺が知っておきたかったんだよ。プロデューサーなんだからな」

加蓮「…っ、だから無理だって、もう一週間やって分かったよ」

加蓮「アタシみたいなのはアイドルなんてなれない」

加蓮「体力もないし根性もない、そんなんじゃ通用しないって十分思い知ったって」

P「そんなことないよ、これから…」

加蓮「もういいんだってば。帰る。さよなら」

P「おい、加蓮」

加蓮「もういいって言ってるでしょ!しつこい!」

P「待てよ、おい加蓮!」グッ

加蓮「離してよ、や、離してってば!」

P「話を最後まで聞けって!」

加蓮「っ、痛い、離して!」

P「…ごめん」

しえ

加蓮「…痛い。手首、跡になるよこれ。セクハラ。最低」

P「……俺は加蓮にこんなところで終わって欲しくないんだ。まだまだこれからだろ」

P「辛いのに、ちゃんと毎日レッスンも来てるし、根性あるじゃないか。続ければ必ずステージで輝く日が来るさ」

加蓮「…しつこいなあ。今日初めて会ったのになんでそこまで言えんの?」

P「一目見てティンときたんだよ。この子には他の子にはないものがあるって」

P「加蓮さえよければ、一緒に頂点を目指したいんだ」

加蓮「頂点って、話飛びすぎ。期待してもらって悪いけど、アタシ、やっぱこういうの無理だよ」

加蓮「去年の今頃は病院のベッドだったのにアイドルなんて目指させて貰えて、短い間だったけどいい夢見れたよ」

加蓮「いいじゃん、アタシの中で決着つきそうなんだから」

P「そんなもんつけさせちゃダメだ。加蓮はトップアイドルになれる娘なんだから」

加蓮「………もういいってば……ホントしつこい…諦めさせてよ……」

P「…………加蓮はさ、目が違うんだ」

加蓮「………は?目?」

P「そう、目。アイドルはたくさん見てきたけど、加蓮みたいな目をしてる娘は他にいない」

P「アイドルってのは誰もが目が輝いてるけど、加蓮の瞳は夢を映して、こう、煌めいてて」

P「何て言うんだろうな。輝き方が違うんだ」

加蓮「……何それ、意味わかんない。口説いてるつもり?」

P「…そうだな、惚れたのかも。初めて加蓮の目を見たとき、ビビッときたんだ」

P「うん、一目惚れ、かもしれない」

加蓮「……………へ?」

P「な、加蓮」グッ

加蓮「え、あ、手…」

P「お前の夢、叶えさせてくれ。俺が魔法使いになるから、加蓮がシンデレラになってくれ」グイ

加蓮「な、ちょっと…」

P「ちゃんと輝くステージに、ドレスと花を持たせて連れていくから」

P「だからさ、一緒にやろう、アイドル。二人なら出来る、約束する」

加蓮「だから、アタシはもう…」

P「今日まで一週間、辛かっただろ?でも今日からは俺と、二人でやっていこう」

加蓮「………もう、いいのに………」

P「まだ、これからだろ。スタートラインなのに、諦めるなんて悲しいこと言うなよ」

P「確かに今はまだまだ遠いかもしれないけど、だからこそのシンデレラストーリーじゃないか」

加蓮「でも、無理だよ………あたしじゃ………」

P「………できるよ。見たいんだ。加蓮の、シンデレラ。一緒にやろう」

P「舞踏会まで、俺が連れていく」

加蓮「……………本当に……?」

P「本当に。最高のアイドルにして、最高のステージまで連れていくよ」

P「俺、これでもこの仕事では、結構評価してもらえてるんだぞ?」

加蓮「……私、すぐ疲れるよ?レッスンも活動も、迷惑かけちゃうかも」

P「それでも絶対、だ。約束する」

加蓮「二人三脚になんてならないかもしれないよ。道端でへたりこんじゃうかも」

P「そのときは肩車でもおんぶでもなんでもするさ。カボチャの馬車にだって変身してやる」

加蓮「…ぷっ、なにそれ、バカみたい」

サクセスストーリは中々見られない。
支援支援

完全に口説きにかかってますね

P「お、やっと笑ったな。よしよし、アイドルの初歩だ」

加蓮「……ねえ、ホントに、アイドル、なれるのかな」

P「なれるよ。約束する」

P「やるって言うなら、今日この場から俺が北条加蓮のファン1号で、頂点までのパートナーだ」

加蓮「……わかった。ちょっとだけ、信じてみる」

加蓮「約束、だからね」

加蓮「ちゃんと、私の夢、叶えてね」

P「……加蓮!」ギュッ

このP良い匂いするな

なんだプロポーズか

いいよいいよ

加蓮「ぇ!?あ、プロデューサー、あの… 」

P「うん。絶対に、絶対にお前の夢、叶えるから。明日からまた仕切り直して二人で頑張ろう」

P「…ってどうしたんだ?加蓮?」

加蓮「…あの、抱きつかれると…あたし…」

P「…あ、ははは、熱くなっちまって、つい……悪い…」

加蓮「…セクハラ」

P「う、ごめん…家まで送るから着替え終わったら呼んでくれ、外で待ってるから」
バタン

加蓮「あ……」

加蓮「………」

加蓮「……ぷっ、あは、あはっ」

加蓮「あはっ、だっさ、俺が魔法使い、だって、あ、あはははっ」

加蓮「しかもとんだセクハラプロデューサーだし、あはっ、ホント最悪、あは、は、は」

加蓮「自分も顔真っ赤なくせに、あは、は、カッコ、つけて、あはっ」

加蓮「しつこいし、ぷふっ、もうホント最低、っ」

加蓮「シンデレラに、グスン、するって、キザすぎ、あ、あははっ」

加蓮「ヒッ、は、もういいって言ってんのに、あは、グスッ……ヒッ……」

加蓮「諦められると、思ったのに……ぅ、グスン、ぅぅ……」

加蓮「………ヒグッ……グスッ……」

加蓮「…グスン………私……なれるのかな………」

加蓮「…………アイドル、アイドルかあ……ひぐっ、う、うぇぇ」

加蓮「グスッ、う、う、ぅぅぅぅぅ」

加蓮「…ぁ、あ……あ……あ、あああ、」

―――――――

P(あの日、加蓮がレッスン場から出てくるまで一時間待たされた)

P(ようやく出てきてから家に送り届けるまで、何度も「こっち絶対に見ないでよ」と言われたけど)

P(別れ際の「また明日ね」の声は、今でも耳に残っている)

P(これが俺と加蓮の、最初の一歩)

自分、眠くなってきたぞ

>>39
おいぃぃ

自分、寝なきゃいけない時間なんだぞ

仕切りなおすか?

>>39
このペースで投降してるとサルくるで
書き溜めないなら仕切り直しがええんちゃう?

―――――
――――
―――

加蓮「あ、プロデューサー!今日もお迎えありがと」

P「おう、とりあえず乗った乗った、早く出よう」

加蓮「ん、何か急ぐの?今日はレッスンだけでしょ?」

P「いや、結構注目浴びてるっていうかさ…」

P「あんまり噂されたりすると、加蓮も学校でやりづらいだろ?」

加蓮「へ?うわ、ホントだガン見されてる…行こ行こ」

バタン
ブロロロロ

モバPならモバつけろや

>>42
ちょっと間開けながら投下しますわ
Androidから書き溜めtxtで投げて調整しながら投下してる

P「学校はどうだった?」

加蓮「普通かな。あ、今日から体育も頑張って出てるよ。先生びっくりしてた」

P「お、偉い偉い。ご飯はちゃんと食べたか?」

加蓮「朝はなんとか食べたけど…昼はちょっとしか食べられなかった。体育の後だったし」

P「それだとレッスン中に力出ないだろ。ほら、そこの紙袋のやつ食べとけ」

加蓮「はーい。今日のおやつは…フルーツサンドかー。こっちの惣菜パンは?」

P「ああ、それは俺の。ちょっと小腹が空いちゃってな」

加蓮「エビフライやきそばパン…?ね、私こっちがいい」

P「え、ええ?別にいいけど」

加蓮「やりぃ♪ふふーん、実は私も午後はずっとお腹空いてたんだ。それにこういうの好きだし」

P「そういや言ってたな。今度からその路線の方がいいか?」

加蓮「んー、でも流石にお腹空いてないと無理だし」

P「なら欲しいときは連絡してくれ。おやつくらいならいくらでも出すから」

加蓮「はーい……んぐんぐ…ん、今日もレッスン頑張ろっと」

P「疲れとかは大丈夫か?」

加蓮「そりゃあれだけいろいろやれば疲れるけど、ね」

加蓮「ちゃんと言われたとおりに食べて、寝て、身体動かしてるから、すっごく調子はいいよ」

P「ならいいんだけどな」


加蓮「あ、それにプロデューサー、ちゃんと身体使うのと使わないのとでバランス取ってにレッスン組んでくれてるでしょ」

加蓮「ふふっ、助かってるよ」

P「その辺は任せとけ。でも頑張り過ぎは禁物だぞ?オフの日はしっかり休んで、遊ぶように」

加蓮「でも今はレッスンも楽しいし、まだまだやれるよ?」

P「他にもやりたいことあったりするだろ。押さえつけると、気がつかないうちにストレスになってくるんだ」

P「休みもちゃんと希望出して、発散すること。いいな?」

加蓮「はーい……うーん、やりたいことやりたいこと……あ」

さるよけ

加蓮「…ね、プロデューサー、やりたいことっていうか、憧れてること?あるんだけど」

P「ん?なんだ?」

加蓮「その、放課後デート」

P「…は!?加蓮、お前アイドルなんだから恋愛は…」

加蓮「うん、わかってる。そもそもそんな相手いないし」

加蓮「でも、Pさんならプロデューサーだからさ、その…」

加蓮「えっと、うわ、恥ずかし、何て言うか、その」

P「……」

加蓮「えっと、とにかく私ちゃんと休みとるからさ、Pさんも同じ日に、だって二人で頑張るって決めたんだから」

加蓮「二人で一緒に休んで、その…」

P「はぁ…」

支援

追いつき④
いいかんじ

P(年頃の女の子なんだし、こういうのに付き合うのも大切か)

P(加蓮の放課後なら仕事は早上がりさせてもらえば事足りるし…)

加蓮「……」

P「加蓮」

加蓮「ぅぅ…ご、ごめ」

P「来週の金曜な」

加蓮「!」パァァァ

P(純情、だなぁ…)

純情加蓮やでぇ

・・・
P(この頃の俺の担当アイドルは加蓮一人に絞られていた)

P(だから加蓮の育成に全力を注ぎ込むことができた)

P(送迎もレッスンも営業も、全部俺の担当で)

P(たまにオフを取っても、何らかの形で加蓮と一緒にいた)

P(忙しい日が続いても、加蓮は弱音一つ上げなかった)

P(仕事も順調、アイドルランクは一度上がり始めたら勢いが止まらず)

P(お互い、パートナーとして成長していった)

―――――
――――
―――

P「…」カタカタカタ

加蓮「…」ジー

P「…うーん……」カタカタカタ

加蓮「…ふふっ」

P「…」カタカタカタ

みく「…」ジトー

P「…」カタカタ

加蓮「ねえプロデューサー。そろそろいい時間だよ」

P「え?うわ、もうこんな時間か。ごめん、待ってたのか?」

加蓮「うん、プロデューサーがお仕事するの見てた」

P「そっか。よし、それじゃ今日はここで切り上げるかな。飯行こうか」

加蓮「ん。えっとね、今日は…」

みく「…Pチャン?」ジトー

P「お、みくもいたのか。お疲れ様」

みく「うん、お疲れ様…Pチャン、加蓮がずっと見てたっていうのにノーコメントなの?」

P「いつものことだし」

みく「に、にゃ…きょ、今日は加蓮とご飯の約束してたり?」

P「いや、別に」

みく「…じゃあなんで自然と一緒に食べに行く流れなの」

P「まあ、いつもの流れだし」

みく「…これもいつも!?いつも一緒にご飯食べてるの!?Pチャンみくの担当してた頃はいつも『早く帰って寝なさい』だったにゃ!?」

P「あの頃は忙しくてだな…」

純情可憐

加蓮「えっと、みくも一緒にご飯行く?」

みく「行く!Pチャン、みくはお肉を要求するにゃあ!」

P「回転寿司ならまだ開いてるかな?いいか?」

みく「Pチャン!?ひどくない!?」

加蓮「プロデューサー、私はどこでもいいよ」

みく「にゃ!ならそこのファミレスがいいにゃ!お肉お肉~♪」

みく(Pチャンと加蓮、仲良すぎにゃあ…ふふん、たまにはみくも構ってもらうにゃ!)

みくにゃんはかわいいなぁ!

・・・

ゴチュウモンウカガイマース
みく「ガーリックステーキのデラックスセット!あと食後にストロベリーバナナパフェ!」

P「みくはこっちの焼き魚定食の方が…」

みく「はぁぁ?お断りにゃ!Pチャンの奢りだし、みくは贅沢するにゃ!加蓮はー?」

加蓮「んーっと、えっと…このアンガスバーガーのバッファローウイングセットで」

P「ん、じゃあ俺は野菜スープとシーザーサラダで」

みく「か、加蓮すごいの頼むね…」

加蓮「あはは…色々反動でね、ジャンクフード好きなんだ。こういうところ来ると、つい、ね」

みく「それに比べてPチャンはダイエット中かにゃ~?むふふ、みくを蔑ろにした罰としてお肉見せびらかしの刑にゃ~♪」

P「はいはい、食べ終わったらちゃんと歯磨いてブレスケアしろよ。明日ニンニク臭くなるぞ」

みく「え…ひどくない…?」

・・・

みく「ん~~やっぱりお肉は美味しいにゃ~~♪」ハグハグモグモグ

加蓮「ん……Pさん」

P「もういいのか」

加蓮「うん、意外と重くって」

P「そっか。じゃ、ほい」

みく「…!?」

みく(示し合わせたように頼んだもの交換…え、まさかお互い最初からそのつもりで頼んだの!?)

みく(というかそのハンバーガー、加蓮直接かじってたにゃ!?)

加蓮「あ、Pさんフォークとスプーンも」

みく(え、普通新しく頼まない?あと呼び方Pさんに変わった?)

P「お、これ結構いけるなあ。アンガスはハズレの印象しか無かったよ」

加蓮「この間のカフェのとか酷かったもんね。あ、そのバッファローも割とよくない?」

P「うーん、ちょっと甘い気が…」アーダコーダ

みく(な、何コレ…)

ストロベリーバナナパフェノオキャクサマー
みく「あ、はい…」

P「加蓮はデザートいらないのか?」

加蓮「うん、今はいいよ」

P「そっか」

加蓮「ん、ありがと」

みく(アカンなんやこの空気アカンアカン)

加蓮は髪おろした方がかわいあ
ていうか特訓前がださい

みく「パ、パフェおいしいにゃあ」

P「みくはよく食べるなあ。ほら、加蓮もこれくらい普段から食べればもっと…」

加蓮「最近は頑張ってるよ。ほら、この間だってさ」

みく「に、にゃー!PチャンPチャン!!並んでる人いるし、食べ終わったらさっさと出よ!…んっんっんっ…ごちそうさま!ささ、早く出るにゃ!」

P「え?お、おう、それじゃ会計してくるか。みく、3000円な」

みく「に゛ゃ!?」

P「ぷっ、相変わらずいい顔するな。冗談だよ、車乗って待ってな」

俺も特訓前はいまいちピンとこなかった
SRの特訓前はヤバかったけど

みくにゃん





太るよ?

・・・

加蓮「みく、Pさんと仲いいよね」

みく「え、加蓮がそれ言う?加蓮こそ入り込めないくらいPチャンと仲いいにゃ」

加蓮「ふふ、そうかな…でもPさんもさっきから酷いことばっかり言って」

みく「前からあんな感じだよ?みくもあれくらいでじゃれるのが丁度いいにゃ~♪」

加蓮「そっか。……みくはさ、Pさんが担当外れたとき、どうだった?」

みく「うーん、いろいろ思うことはあったにゃあ。でも最後はにゃんていうか、よかったー、って感じが一番強かったかにゃ」

加蓮「え?みく、Pさんのこと嫌いだったの?」

みく「そんなわけにゃいでしょー」

みく「……でもあの頃のPチャン、いつも死にそうな顔してたし」

かわいい

みく「アイドル何人も掛け持ちして、朝から外走り回って、真夜中まで事務所に籠って」

みく「みくたちのためにやりすぎなくらい頑張ってたにゃ。いつもボロボロで、ちひろが救急車呼ぼうとしたこともあったにゃ」

みく「だからみくたちのLIVEが上手くいって、やっとの思いで出したCDが成功して」

みく「ちひろが新しいプロデューサーが雇えるって教えてくれたときは、寂しいっていうよりも、安心したかも」

みく「結果的にPチャンはみくの担当からも外れちゃって、仕事終わりくらいにしか会わなくなっちやったけど」

みく「もうボロボロのPチャンを見なくていいなら、みくはそれで嬉しいよ」

みく「……ふふーん、みくはいいオンナだにゃ?」



これに関しては3人娘の二人は出番なしかな
どうやって知り合ったか妄想膨らむな

加蓮「…うん、見直しちゃった。そんな風に言ってもらえるPさんも。流石魔法使いだよね」

みく「魔法使い?」

加蓮「うん、みくも最初に言われたでしょ?俺が魔法使いでお前がシンデレラ~ってやつ」

みく「へ?何の話?」

加蓮「え、ちょっと待って、みんなに言ってたんじゃないの…?」

みく「…加蓮?もしかしてこれはのろけ話かにゃ?」

加蓮「あ、ウソ、ウソ、なんでもない、なんでもないよ。あ、ほらみく、Pさん来たよ」

みく「む!Pチャン!!Pチャンは魔もごごごご」

加蓮「わー!!わー!!」

P「お前ら仲いいなあ。あ、みくには歯磨きガムとミント買ってきたぞ」

みく「に゛ゃぁぁぁ!!Pチャンがいじめるに゛ゃぁぁぁ!」

ブロロロロ…

P「みくー、着いたぞー」

みく「にゃ、Pチャンお疲れ様!」

P「みくもお疲れ。早めに寝るんだぞ」

みく「みくは夜行性にゃ!夜はこれからだにゃ!お断りにゃ!」

P「にゃあにゃあうっさいにゃあ!」

みく「に゛ゃぁぁぁぁ!もうやだみくおうち帰る!!」

P「おう帰れ!それじゃみく、おやすみな」

みく「にゃ!おやすみPチャン、加蓮」


  旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦/⌒ヽ旦旦旦旦旦旦旦旦旦

  ⊂二二二二二二二二二二( ^ω^)二二二二二二二二⊃  お茶が入りましたおー
                  |    /
                  ( ヽノ
                  ノ>ノ
              三  レレ


                         ∩     ダシャーン
       ミ                 //
     ミ    ⊂'ヽ  ∩      //   \
      ミ    \\\\_,,,,,,,,/ ∠          /

             \\\\    .,''.,':.',,      .,':.',, .,': l  .,':.',,|[]].,':...,
    ガッ        )   \\      ).,':.',,:.',,  []] .,':.',,.,':.',,.,日  .,':.',,.,':.',,          /
    ⊿   ⊂二二二、___ヽ \_,,..ノ  /[]].,':',,:',[]]/[]]\[]].,':.',,|[]].,':.',, _ .,':.',,]]/ 日.,':.',,.., . ..,,,;:[]]

・・・

P「今日はちょっと遅くなっちゃったな。加蓮、親御さんに電話を…」

加蓮「デザート」

P「へ?」

加蓮「どこでもいいから、ちょっと寄ろうよ。お話したい気分」

P「仕方ないなあ。駅前のシュークリームでいいか?」

加蓮「ん、いいよ。人前で、って感じでもないし」

加蓮「…ごちそうさま」


加蓮「ね、Pさん。いつもありがとう」

P「なんだ急に改まって。なんかあったのか?」

加蓮「みくに昔話聞いた。そしたらなんか、溢れだしてきちゃって」

加蓮「ホントに、ホントに感謝してるよ」

P「…なら俺もありがとう。加蓮のお陰で毎日充実してるよ」

加蓮「うん…まだ全然言い足りないや。Pさん、私、Pさんに育ててもらって幸せだよ」

加蓮「今の私は、何から何までPさんのお陰」

加蓮「私の夢、拾い集めてここまで連れてきてくれて、ありがとう」

支援

加蓮「何度言っても足りないくらい、感謝してる。ホントだよ?」

P「…なんか恥ずかしくなってきた」

加蓮「ふふ、茶化さないでよ。あのね、Pさん、私絶対にPさんの努力にも期待にも応えるから」

加蓮「だから、これからもずっとよろしく、ね?」

P「…当たり前だ。加蓮は俺の自慢のアイドルなんだからな」

加蓮「ふふっ、Pさんも私の自慢のプロデューサーだよ」

加蓮「うーん、どうすればこの気持ち、もっと伝わるかなぁ」

P「これ以上言われると俺が逆に恥ずかしいってば…」

加蓮「えー…あ、そうだ。ね、こっちこっち」

P「ん?どうし…」

加蓮「ぎゅー」

P「お、おい加蓮!?」

加蓮「私から抱き付くのは初めてだね。ふふっ、でもこれが一番いいかも」

加蓮「Pさん、いつもありがとう。大好きだよ」

P「…うん、明日からもよろしくな、加蓮」

加蓮「もー、そうじゃなくて…ううん、やっぱりそれでいいや」

加蓮「ねぇ、次からありがとうって言う代わりにぎゅーってしてもいい?」

P「だーめ。人の目考えなさい」

加蓮「ちぇー。あ、じゃあ人目のないときだけにする。それより時間、そろそろ帰らないと流石にヤバいかも」

P「…はぁ…よし、それじゃ出ますか」

加蓮「うん。よろしくね、私の魔法使いさん」

いいねえ

P(いつも気丈で、頑張り屋で、でも甘えたがりで)



P(そんな加蓮が倒れたと聞いたときは目の前が真っ白になった)

っておい
支援

寝れねーよ支援

―――――
――――
―――

凛「そ、プロデューサー昨日はずっと上の空でさ」

奈緒「加蓮ガー加蓮ガーって聞かなかったんだぞ!ずっと『ううう加蓮、ううう』って、ぶふっ、思い出したら、ぷぷぷ」

凛「もう熱は大丈夫なんだよね?」

加蓮「うん、明日からは現場に戻れそう。ただの風邪なのに…ホント大袈裟だなあ、プロデューサーったら」

凛「今日は午前で切り上げて、お見舞いに来るってさ」

奈緒「プロデューサーに会ったらまた熱でちゃうんじゃない?」ニヤニヤ

加蓮「もう、そんなことないってば」

凛「それじゃ私たちは仕事に戻るから。お大事にね」

加蓮「うん、わざわざありがとう」

奈緒「がんばれよー」ニヤニヤ

加蓮「もー!頑張らないから!」

・・・

P『もしもし加蓮?大丈夫か?一応お見舞いにと思ってな、家の近くまで来てるんだけど』

加蓮『あ、うん、鍵開いてるから上がっていいよ。部屋は階段上がって左ね』

P『鍵開いてるってお前、危ないだろ…』

加蓮『さっきまで凛と奈緒が来てたの。上がるときに閉めといて』

P『無用心だぞー…ってご両親は?』

加蓮『仕事』

P『…そっか。それじゃ上がらせてもらうな』

P「お邪魔しまーす。加蓮、大丈夫か?調子は?」

加蓮「大丈夫だってば、何度もメールしたでしょ?Pさんこそお仕事大丈夫なの?」

P「はは、全然手がつかなくてさ」

P「ちひろさんに『あとは私がやるから今日はもう上がって下さい!』って言われちまった」

加蓮「もう、ホント心配性なんだから」

P「仕方ないだろ?身体弱いってお前が昔散々…」

加蓮「だからちょっと風邪ひいただけだってば。大げさ」

加蓮「……ね、それじゃ今日はもうお仕事戻らないの?」

P「今日は戻ってくるな、ってさ。だからこの後は家かな」

加蓮「そっか。ふふっ、それじゃ今日は一緒にゆっくりしよ?」

P「………ホントに熱、大丈夫なのか?」

加蓮「ホントに大丈夫。それより一人でぼんやりしてる方が辛いよ。だから、ね?」

P「ならちょっとだけ、な。ほい、これ差し入れ」

加蓮「わ、ありがと!うわ重い…プリンにヨーグルトにジュースに…ふふっ、こんなに食べられないよ」

加蓮「でも私の好きなものばっか。流石私のPさん」

P「昼ご飯は?食べたか?」

加蓮「ううん、お母さんがお粥作っておいてくれたはずだけどまだ食べてない。ちょっと食欲湧かなくて」

P「取ってこようか?ちゃんと食べないとだめだぞ」

加蓮「久しぶりにそれ言われたかも…ふふ、それじゃあお願いするね。たぶん台所にメモがあるから」

しえ

支援

P「お待たせ。薬味は自分でな」

加蓮「ん、ありがと……ね、Pさんが食べさせてよ」

P「お前なあ…」

加蓮「食欲湧かないのー。でもPさんがあーんってやってくれれば食べられるかもー」

P「全く…加蓮、お前来年17だろ?」

加蓮「来年17で今年16の年頃の女の子だもーん」

P「……お前……はぁ」

P「ほれ、あーん」

加蓮「え、やってくれるの?やった!あーん」

P「………今回だけだぞ。もう一口。ふーっ、はいあーん」

加蓮「あーん…ん、ふふ、幸せかも」

素晴らしいな

加蓮「ね、なんかしようよ」

P「だーめ。今日は布団でじっとしてなさい」

加蓮「えー、折角Pさん来てるのに…あ、それじゃ奈緒から借りたアニメ一緒に見よ?ほらこれ、なんか夏の感動作なんだって」

P「それくらいならいいか。でもこの部屋、テレビは見当たらないけど」

加蓮「ベッドの下にノートパソコンがあるの。ん、よっと。で、ほら、横に座れば一緒に見れるよ」

P「……加蓮、流石に俺がベッドに上がるのは」

加蓮「いいじゃん、事務所のソファで一緒にライブのビデオ見るのと変わらないよ。ほら、こっちこっち」

P「スーツのままだし汚いぞ?」

加蓮「Pさんなんだから気にしないよ。ほら、早く入ってくれないと寒いー」

P「……ああもういいや、後で文句言うなよ。お邪魔します」

加蓮「ん、いらっしゃい。あ、足ちょっと曲げて?…よっ、と」

加蓮「ふふっ、あったかい。それじゃ、観よ?」

キミートナツノオワリ-

加蓮「こういうシャツ、杏が好きそうだよね」

P「無気力な若者の間のブームなのか…?」

~~~~~~~~~

P「なあ加蓮、この子加蓮にちょっと」

加蓮「………この子の名前で呼んだりしないでね」

~~~~~~~~~

加蓮「うわ、この人ヤバい変態なんじゃ…Pさん?」

P「」スヤスヤ

加蓮「もう、Pさんったら…」

ニヤニヤがとまらんね

加蓮「ん…私も寝ようかな。Pさん、そんな姿勢で寝たら首痛くなるよー?」

P「zzz」

加蓮「ほら、枕使っていいから。んー!よっと、それじゃ私も」

加蓮「…うわ、近い…」

P「スヤスヤ」

加蓮「………」

加蓮(ちょ、ちょっとだけ)

ぎゅっ

加蓮(うわ、いつもと全然違う。すっごいいけないことしてる気分)

加蓮(Pさんの体温、すごく感じる…なんか、Pさんに包まれてるみたい)

加蓮(…もっと近くに……)

加蓮「………あ」

加蓮(額が合わさりそう…)

加蓮「…P、さん…」

加蓮(……ごめんね、Pさん。ダメだってわかってるのに)

加蓮(我慢、できない)

チュッ

加蓮(………やっちゃった……でも、今凄く………)

加蓮(も、もう一回)

チュ

加蓮(頭、じーんってする)

加蓮(……だめ、止まらない)

加蓮(Pさん、Pさん、Pさん)

加蓮(もう一回)

加蓮(もう、一回)

加蓮「……Pさん、Pさん」

チュ チュウッ

加蓮「Pさん…………………あ」

P「………加蓮」

加蓮「あ、Pさんごめんなさい、あ、その、ちが、ん、んっ」

加蓮「……Pさん?」

P「加蓮……」チュ

加蓮「っ、ぷはっ……」

加蓮「あ、あのね、Pさん。私、私ね」

P「……ごめん、加蓮。これ以上は、その、ダメだ、とういか俺もダメだな。ごめん」

加蓮「Pさん、私は」

P「加蓮」

加蓮「………」

P「約束しただろ、舞踏会まで連れていくのが俺の役目なんだ」

P「加蓮の夢は俺の夢だから。ここで魔法を切らしちゃダメだ」

加蓮「あ……Pさん、ごめん。私勝手に……」

P「……俺も、嬉しかったよ。でも、俺はこれからも俺加蓮と一緒に頑張りたいから」

加蓮「……うん。ホントにごめんなさい。なんか、勝手に盛り上がっちゃって」

P「俺からもしちゃったしおあいこ。だからこれ以上の言い合いは無し」

加蓮「うん。私、ちょっとおかしかった。ごめんね」

加蓮「なんか、ちょっと、不安で、さ」

P「……不安?」

加蓮「うん。こうして病気でベッドにいるしかない、って久し振りだったから」

しえn

加蓮「アイドルやってる私の方が嘘みたいで、本当はこうしてるのが正しい気がしちゃって」

加蓮「凛と奈緒が来てくれて、でもお仕事行っちゃって。なんかすごく置いて行かれた気分になって」

P「加蓮………」

加蓮「そしたら、そしたら……その、Pさんも、遠く感じちゃって。すごく怖くて………」

P「………大丈夫、一緒にいるよ。約束しただろ?」

加蓮「うん………でもいつか私がアイドル辞めたら、いつかPさんがプロデューサーやめたらって、考えちゃって」

加蓮「でも、Pさんが、すぐそこにいて、すごくあったかくって。だめだって分かってたのに」

P「加蓮」

加蓮「私、ずっとPさんと一緒がいい。ごめんね、アイドルなのに、こんなこと言って」

P「……加蓮」

ぎゅー

加蓮「……Pさん?」

P「俺も、感謝してるよ。加蓮が頑張ってくれるから、俺も頑張れる」

P「……明日から、またお仕事、頑張ろうな。一緒に」

加蓮「……うん。ありがとう。頑張る」

加蓮「……私、単純だなあ。Pさんがぎゅってしてくれるだけで不安なんて吹き飛んじゃうみたい」

P「今回だけだぞ。もう倒れるのは本当に勘弁してくれよ?」

加蓮「ふふっ、凛と奈緒から聞いたよ。『ううう~加蓮~』、だって?ふふっ」

P「げ……とにかくちゃんと体調悪くなる前に休んでくれよ?本当に心配だったんだぞ。最近休んでなかっただろ?」

加蓮「うん、気を付けます。そうだね、最近お仕事が楽しくって、休むのすっかり忘れてたかも」

P「全くお前は……まぁ、頑張り屋なのは加蓮のいいところだからな。前も言ったけど、頑張り過ぎないように」

おいすごくいいぞ続けろ

加蓮「うん。心配させちゃってごめんなさい」

加蓮「…ね、Pさん。またお休みちゃんと取るから」

P「うん?」

加蓮「もう、その、さっきみたいなことは無いようにするからさ」



加蓮「また、こっそりデート、連れていってね?」

P(いろいろあったけど、加蓮はアイドルとしての階段をしっかり登っていった)



P(そして加蓮を、約束の舞踏会まで連れてこれたと実感できたのが)



P(夢のステージでのLIVE)

ウオオオオオオ
ワーワーワーワーワーワー
パチパチパチパチパチパチ

加蓮「はぁ、はぁ、凛、奈緒、やった、やったね!」

奈緒「やべェ、すッッッげェ楽しかった!夢みたいだ!」

凛「すごい、まだ、拍手、して、くれてる…やった、大成功、だね」

P「三人ともお疲れ!最高だったぞ!ほら水飲め水」

奈緒「んっ、んっ……あー、アイドルやっててよかったなァ」

凛「ぷはっ……本当に、ね。しかもこの三人で一緒にLIVEなんて、夢みたいかも」

加蓮「Pさん、また三人でできる!?できるよね!?」

P「そうだな、ユニット化も社長に打診してみるよ」

P「よし、風邪ひく前に着替えてこい、一息ついたらスタッフさんに挨拶行くぞー」

>>

甘ったるくて最高だぜ
支援

凛「あ、プロデューサーちょっと待って?ほら加蓮、チャンスチャンス」

奈緒「お、そうだ加蓮行け行けー!」

加蓮「え、いいよ、ちょ、なんで今」

P「ん?どうかしたのか?」

加蓮「もー……えっとね、Pさん……」

加蓮「その、私、シンデレラに、なれたかな」

P「……ああ、どこに出しても誇れる、立派なお姫様だよ」

加蓮「ふふっ、ありがとう……うん、シンデレラになれたなら、言わないといけないことがあるんだ」

P「ん?なんだ?」

加蓮「……私ね、ガラスの靴……」

P「?」

>>>>

加蓮「あ、あのね!私のガラスの靴はPさんの為のものだから」


加蓮「舞踏会が終わったら、ガラスの靴持って、会いに行くから」


加蓮「魔法が解けるときまで」


加蓮「魔法が解けた後も」


加蓮「一緒に、その、いて欲しいな、って」

もうすぐ配給か…

P「………」

奈緒(うわ、聞いてる方が恥ずかしくなってきた、なんだこれ…加蓮乙女すぎだろ……)

凛(顔真っ赤…)

奈緒「ほら、P返事………ってオイ、泣いてんのかよ!」

凛「プロデューサー、加蓮がこんなに勇気出して言ったんだから」

加蓮「……ううん、凛、奈緒、いいんだよ。ほら、着替えに行こ?」

凛「え、加蓮?ちょっと、プロデューサー!?」

奈緒「加蓮、いいのか?」

加蓮「うん。Pさん、また後でね?」

P「………おう」

・・・

奈緒「ああもうなんだよ、とびっきり恥ずかしい告白にとびっきり恥ずかしい返事が聞けると思ったのになァ」

凛「加蓮、本当によかったの?」

加蓮「うん。こうなるかなって、思ってたし」

凛「……どういうこと?」

加蓮「その、前にPさんが看病に来てくれた時にね」

奈緒「ああ、こないだのアレ」

加蓮「うん。その時に私がちょっと、その、迫っちゃって」

奈緒「え、ええ!?本当に頑張っちゃったのかよ!?」

加蓮「……うん。で、そのときはその、キスだけだったんだけど」

凛「え、えぇ!?き、キスしたの!?」

奈緒「ああ、加蓮が遠くに…」

加蓮「うん…でもそれ以来、Pさんそういうことに対して厳しくなっちゃって」

ここにスタミナドリンク(30)置いときますね!

>>117
ありがとう頂くよ

凛「でも、あの後もオフの日とかデートしてたでしょ?」

加蓮「あ、バレてた?でも手も繋いでくれないし、あんまり抱きつかせてもくれなくなっちゃって」

凛(オフの日毎回一緒で、その度デートプラン相談してたじゃん…名前伏せてたけど)

奈緒(あんまりって結局抱きついてんのかよ)

加蓮「でも、こんな感じのこと言うとやっぱりちょっとはぐらかされちゃって」

加蓮「今回ほどハッキリ言ったことはなかったけど……返事もらえるとも思ってなかった、かな」

奈緒「まあ、加蓮がいいなら…でもなあ」

加蓮「ごめんね、背中押してもらったのに」

凛「……まぁ、アイドルだし、ね」

奈緒「Pもプロデューサーだしなー。どう見ても両想いなのに」

加蓮「えへへ、そうかな……あ、でもね、Pさんさっき口元笑ってた。多分何か、考えてくれてるよ」

凛「ふぅん……ね、加蓮、目元ちょっと滲んでるよ?」

加蓮「あ、え、嘘!挨拶行く前に直さないと!奈緒、私のポーチ取って」

奈緒「んー……あれ、なんかゴツいな。何入れてんだ?ほいよ」

加蓮「え?そんなに物入ってたっけ…」

ゴソゴソ

加蓮「?あれ、これ……」

凛「……加蓮?何その箱?」

加蓮「わかんない……でも、なんか……」

パカッ

Pのp

Pテラキザス

くるか

中に誰もいませんよ

このタイミングでさるさんやでー

奈緒「……え?ま、マジ?」

凛「それ、指輪だよね?……箱に何か書いてある?」

加蓮「蓋の裏に何か………イニシャル?あ、やっぱりPさんからだ!」

加蓮「ふふっ、綺麗な指輪……あとは……えっと、Mors Sola?なんだろ、ブランドの名前?」

奈緒「え?え、ええ!?」

凛「奈緒、わかるの?」

加蓮「どういう意味?」

奈緒「そ、その……ラテン語、でさ」

加蓮「?」

奈緒「……『死が二人を別つまで』」

ヒュー

凛「………うわ」

奈緒「いや、多分だけどな?」

加蓮「え、ねぇ、どう意味!?」

凛「……ほら、結婚式で言うやつ」

奈緒「加蓮の告白が恥ずかしいと思ったら、更に上行きやがった…」

加蓮「え!?え、えええ!?じゃあこの指輪って……え、うわ、嘘、わ、私どうしよう!?」

凛「もうお互い伝えたいこと伝えたんだからいいんじゃないの?おめでとう、加蓮。結婚式には呼んでね」

奈緒「あ、アタシも呼べよなー」

加蓮「え、わ、わかった、ちゃんと呼ぶ!あ、私、Pさんのとこ行ってくる!」

凛(茶化したつもりなのに…)

奈緒(完全にその気かよ)

ホイットニー呼んでこい

末永く爆発しろ

凛「ほら加蓮、落ち着いて。直接会ってそのやりとりはできないから、Pさんはこうしたんでしょ」

加蓮「で、でも」

奈緒「それに外には記者とかいるんだぞ、指輪片手にうろうろしてたらまずいだろ」

加蓮「うう…でも、でも」

凛「まだやること残ってるんだから、プロデューサーのところ行くのはそれから」

加蓮「……うん、そうだね。……ふふっ、Pさん……」

凛「……あと指輪もしまって。見つかったらまずいし、ニヤケ顔治らないよ」

凛「はい着替えて。そしたらメイク直すよ。奈緒右目やって、私が左目」

加蓮「……はーい」

奈緒ちんがちょっと男言葉過ぎやしないですかねぇ…?

★壁殴り代行始めました★
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壁殴りで鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに壁を殴ってくれます!
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    '、 ヾ ,`''-‐‐'''" ̄_{ ,ノi,、;;;ノ   筋肉に自身のあるそこのアナタ!一緒にお仕事してみませんか?

     ヽ、,  ,.- ,.,'/`''`,,_ ,,/    壁を殴るだけの簡単なお仕事です!
      `''ゞ-‐'" `'ヽ、,,、,、,,r'   
        ,ノ  ヾ  ,, ''";l 

凛「で、ちゃんと秘密にしないとダメだよ。加蓮の為にも、プロデューサーの為にも」

加蓮「……着けちゃダメ?」

凛「ダーメ。その時が来たら、Pさんに着けてもらいな」

加蓮「あ、それいいかも。そうしよ。ふふっ」

奈緒「にしても、『死が二人を別つまで』かぁ。ちゃんとさっきの告白の返事になってるんだよなぁ」

奈緒「図らずしてこれだよ、両想いどころか以心伝心じゃん」

加蓮「……えへへ、そう、かな」

凛「はーい、そうだよそうだよ。ほら、着替えたらそこ座って」

これくらいくさいとむしろ清々しいな

凛「……うん、簡単だけどこれで大丈夫」

凛「落ち着いた?」

加蓮「うん。ありがと、凛。奈緒も」

奈緒「あー甘ったるい。砂糖吐きそ」

凛「もう飛び出して行かない?」

加蓮「うん、大丈夫。あのね、今度私からも指輪贈ろうと思う」

奈緒「まぁ、そういう指輪だしな。こっそりやれよ」

加蓮「うん。でもとりあえず、私はアイドル、やり切らないと。私の夢、Pさんの夢だもん」

加蓮「ちゃんと一花咲かせて、いつかステージ降りて、それから普通の女の子になって」





加蓮「それからも、ずっと一緒だもん、ね」



おわり

一緒だもんげ!

きゅんきゅんする

支援ありがとう
乙女な加蓮にはこれくらいベタで甘々なPが似合うなーと思って書いた

処女作です
ちょっと前に投下した凛わんわんのSSが2作目です
次は凛わんわんの続きかみくにゃんのえろい話考えたいです


>>134
奈緒って公式で口調安定してないんだよな
クリスマス奈緒とかもっと滅茶苦茶だし、もうわかんねぇなコレ

超乙

加護ちゃんに見えて凄く残念な気分になった

よかったよ

果てしなく乙
イチャラブ大好きです。

乙乙

大丈夫、あなたが育てたアイドルだよ!

おつー

いいなイチャラブ
周子ちゃんも見てみたいなぁ

乙乙。加蓮可愛かった
すごい砂糖吐きたい気分

>>144

その通りだし割と男言葉なんだけどこう…なんていうか…
まぁ俺が気に入らなかっただけですハイ

読み返して無性に死にたくなった件

それよりきらりと結婚したい

それからバックで犯したい
おれのチンコの高さまで腰を自ら下ろしてくれるきらりん可愛い

まだ見てないんだけど加蓮ってのは
シャイニーフェスタの新キャラ?
パッケには居ないから木星に変わるライバルキャラか何かかな

とても良かったと思いました(小並感)

乙!

残ってたか
乙!加蓮の成長っぷりは感動するよね

余計なお世話だろうけど
モバ付けたほうが余計なの釣れなくて済むよ

加蓮SRの破壊力はヤバい

おつーい
なんかもう、スバラッ

今から読む

>>163
まとめるとPがアイドルに手を出した

なにこれすごくいい

読み終わった。すごくよかった
おっつおっつばっちし☆

最高

良い話だった

雪美ちゃんまだー?

前作の凛わんわんってタイトルなに?

なに?

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