ライナー「それでも俺はヤってない」(44)

誰か頼むよ(^-^)

アルミン「うん ヤってないよ」

お前ら…頼むマトモに書いてくorz

現パロ

電車……

エレン「……」サワサワ

クリスタ「!?」ビクッ

クリスタ「この人痴漢です!」グイッ

ライナー「」グイィ

ベルトルト「うわぁぁ… 幻滅したよライナー…」

ミカサ「……削ぐ!」グスツ

ライナー「うわっ! 俺はやってない! そうだろエレン! お前は信じてくれるよな!」バッ!

エレン「離せよ! この変態!」ゲシッ

ユミル「」グシャッ

ライナー「無言で腹パンするのやめてくれ! 俺はやってない!」

コニー「クリスタがやられたって言ってるだろ!」

ジャン「……」(ライナーがやるわけねぇよな……)

エレン「どうしたジャン! まさかお前この空気の中でライナーはやってないとか言うのか!?」

ジャン「そ、そんなことあるわけないじゃん……」

車掌「ナニガアッタノー」

クリスタ「痴漢です……」グスッ

ライナー「俺はやってなぁぁぁい!」

サシャ「……」モグモグ

ミーナ「謝りなさいよ!」

ソウダ!アヤマレ!アヤマレ!アヤマレ!アヤマレ!アヤマレ!アヤマレ!アヤマレ!アヤマレ!アヤマレ!

ライナー「お、俺はやってない……」

ちょっと待った!

全員「!?」

アルミン「ライナーはやってない!」

エレン「何を言うんだ!?」

アルミン「証拠があるんだ!」

エレン「何だと!」

アルミン「ライナーは僕と手を繋いでいたんだ!」

ベルトルト「」

ライナー「そ、そうだ! 俺にできるわけがない!」

エレン「もう片方の手を使えばできるだろ!」

アルミン「……ライナーはもう片方の手をポケットに入れていた…… だから不可能なんだ!」

エレン「な、なんだと!」

アルミン「ついでに言うと君が犯人だよね! エレン!」

エレン「……くっそぉぉぉぉぉぉ」

ライナー「……終わったな」

この後、エレンは全てを自供した。

スレ借りる

※元ネタレベルの胸糞注意

エレン「」チーン

アルミン「エレン、エレーン!!」ガクガク

コニー「ふぁっ?!」ガバッ

ジャン「うるっせぇなアルミン…おい、まだ起床時間じゃねぇだろ騒ぐなよ」

アルミン「そ、そんなこと言ってる場合じゃないんだ!エレンが!エレンが…!!」

ライナー「んん…どうした?」ムクリ

マルコ「おはようみんな…もう朝かい?」フワア

コニー「なんだぁ?エレンのやつ尻丸出しで泡吹いて寝てるぞ。ベルトルトより面白い寝相だな?」

エレン「」シリマルダシ

ベルトルト「zzz」シリハデテナイ

アルミン「寝相じゃないよっ!これは明らかに誰かに襲われた跡だ!その証拠にお尻の穴が腫れ上がってるし、なんかぬるついた液体も付着している!」

マルコニ「ええっ?!」ナンダッテー

アルミン「僕はエレンをこんなにした奴が許せない…必ず犯人を捕まえてギタギタのボコボコにしてやる!!みんなも協力してくれるかい?」

コニー「おう!」

マルコ「ああ!」

ジャン「はぁ?」

ジャン「なんで死に急ぎ野郎のために貴重な睡眠時間削らねぇといけないんだよ。オレは寝る」モゾモゾ

マルコ「おいジャン、同室の仲間が襲われたんだぞ。君も無関係じゃないだろ?」

ジャン「知るかよ。勝手に頑張れ」

アルミン「……あやしい」

ジャン「は?」

アルミン「そうやって逃げるところがすごくあやしいよジャン…疑いたくはないけど、君が犯人なんじゃないの?」

ジャン「ハァァア?!逃げてねーよ気色悪ィこと言うんじゃねえっつの!なんでオレがこんな奴襲わないといけないんだよ!!」

アルミン「人を性的に辱めるのはなにも相手に好意を抱くばかりが理由じゃない…対象を痛めつけたい、屈伏させたいというのも充分な動機になりうる」

アルミン「ジャン、その点君はエレンと仲が悪いしミカサのことだってある…エレンを辱めて貶めようとでも思ったんじゃないのかい?」

ジャン「ふざっけんなよそんなん誰が…!頼まれたってお断りだ!!」

コニー「ジャン…お前…」ドンビキ

ジャン「だから違ぇっつってんだろうが!!」

アルミン「それにエレンのこの惨状を見てもなんだか反応が薄かったし…」

ジャン「そ、それはオレがこいつに興味ねぇからで…!大体それを言うならライナーなんてさっきから黙りっぱなしじゃねぇか!犯人だから目立たないように大人しくしてるんじゃねぇのか?!」

ライナー「え?」

ジャン「ホモといえばライナー!ライナーといえばホモ!こん中で怪しいっつったらダントツでこいつだろ!?」

コニー「ああ」

マルコ「うん」

アルミン「たしかに」

ベルトルト「zzz」ムニャムニャ

ライナー「ま、待ってくれ!寝起きでぼーっとしてただけだ!そもそもオレはホモじゃない」

コニー「ユミルが前に、ライナーはホモだから近付くときは尻の穴隠せって言ってたぞ」サッ

ライナー「んなっ!?お前いつも尻に手を当ててると思ったらそういう…って違う!それはあいつの冗談で…」

アルミン「ライナー、正直に言ってくれ…今ならまだミカサに半殺しにされるくらいで済むかもしれない…」

ライナー「オレはヤってないって正直に言ってるだろうが!」

アルミン「悪あがきはやめるんだライナー…僕はこれ以上君を見損ないたくない…!」

ライナー「だからオレはヤってないっtマルコ「ちょっと待って二人とも、一旦落ち着こう!」

マルコ「アルミン、ライナーはホモという噂が絶えないし確実に一番あやしいけど、決めつけるのは早計なんじゃないかな」

ライナー「」

マルコ「もっと論理的に犯人を探していこう。ライナーがすごく疑わしいけど」

アルミン「あ、ああ、そうだね…ごめん。僕はあまり冷静じゃなかったみたいだ」

マルコ「親友がこんなことになったんだ、冷静でいられないのも無理ないよ…」

アルミン「ありがとうマルコ」グスッ

マルコ「まず第一に、犯行現場はここ…エレンのベッドだろう。シーツに付着した何らかの液体が乾いてカピカピになっている」

ジャン「何らかっていうかこれ確実に精液だろ」ウヘェ

マルコ「これがエレンのものか犯人のものかは分からないけど…ここから察するに、女子が犯人という線は消える」

マルコ「男子寮に忍び込んだのがバレたら営倉行きじゃ済まないしね。さすがにそんな強者はいないと思う」

コニー「ミカサならできそうだけどな」ハハハ

アルミン「いくらミカサでもそんなことしないよ、コニー」

コニー「す、すまん」

マルコ「次に犯行時刻は…そうだ、誰か目撃者はいないか?物音を聞いたとか、なんでもいいから」

ライナー「目撃者がいたらとっくに情報提供しtアルミン「容疑者は黙っててくれ」ペッ

ライナー「」

コニー「…そういや夜中に便所行こうと思ったら、エレンのベッドの方がギシギシいってたな…」

アルミン「本当?!」

コニー「ああ、でもオレも眠かったし、様子見たりはしなかったよ」

ジャン「使えねーな」

コニー「まさかこんなことになってるとは思わなかったんだよ」

マルコ「うーん、それじゃああまり参考にはならないね」

ライナー「待て待て待て、それなら怪しいのはコニーだろう。唯一の証言者が犯人というのは推理物でよくあるパターンだ」

アルミン「ライナー、そうやって他に水を向ける作戦かい?」

ライナー「なんでそうなるんだ」

コニー「オレやってないし」

マルコ「ほら、コニーもこう言ってる」

ジャン「早く認めろライナー」

ライナー「なんでコニーはよくて俺は駄目なんだよ…」

マルコ「だって体格的にコニーは小柄だろう?いくら寝てるところを襲ったって、対人格闘トップクラスのエレンをいいように出来るとは思わないよ」

ジャン「! ああそうだ、あまり言いたくはないがオレも格闘じゃエレンに敵わないしな。マルコも、アルミンだってそうだ。消去法でいったら…」

アルミン「やっぱり君が犯人じゃないかあああ!!!」ウワアアア

ライナー「ち、違う!大体俺だって最近はエレンに負け続きだぞ!!」

マルコ「でも純粋な力じゃライナー、君の方が上だろう?!」

アルミン「寝込みを襲えば充分に可能だ…!嫌がるエレンを無理矢理押さえ付けてズブッと…!!」ガタガタ

ライナー「ま、待て!それならベルトルトはどうなんだ?!こいつだって力だけならエレンより強いし上背もある!」

ベルトルト「zzz」ポリポリ

コニー「でも寝てるし」

マルコ「起こすのは忍びないよ」

ジャン「なぁ」

アルミン「今日は曇りのち雨かな」

ライナー「午後ちょっと降るかもな……じゃない!!」

ライナー「くそっ、こうなったらもう本人に聞いて身の潔白を証明するしか…!」ダッ

アルマルジャンコニ「「あっ!?」」

ライナー「エレン!起きろ!!」ガクガクユサユサ

エレン「」チーン

アルミン「なんてことするんだ君はあああああ!!!!!」ガッ!

ライナー「ぐはぁっ!?」

アルミン「エレンが今目覚めて君の顔を見たら昨日のことがフラッシュバックするだろ!完全にトラウマだよPTSDだよ!!」

マルコ「エレンが気絶してるのは不幸中の幸いかもしれないね…」

ライナー「」チーン

カーン カーン カーン


コニー「あ、起床の鐘だ」

ジャン「ちっ、二度寝しそびれたぜ…」

マルコ「エレンはどうしようか?とりあえずパンツくらい履かせてあげよう」ハカセハカセ

コニー「まぁ医務室運んで、続きは飯のあとでいんじゃね?」

アルミン「うん、そうだね。僕も興奮したらなんだかお腹空いてきちゃったよ」

マルコ「ベルトルトも起こしてあげよう」

ベルトルトオキテー アハハハ キョウノメシハナニカナー ハラヘッター


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とりあえずここまで 続きは深夜

~朝食後、医務室~


ミカサ「エレン!!」バターン!


ミカサ「あ、ああ…!なんてこと……!!」ブルブル

ミカサ「アルミン!エレンは、エレンは…っ」

アルミン「ミカサ落ち着いて!エレンは気絶してるだけだ。エレンのウォール・マリアは突破されてしまったけど……命に別条はないよ」

ミカサ「誰がそんなことを…許せない…」ギリィッ

ミカサ「前立腺を抉られてアヘ顔晒してイキまくるかわいいエレンを見るのは私だけでいいのに……」

コニー「…んん?」

コニー「なぁマルコ、ぜんりつせんってなんだ?」

マルコ「さあ?なんだろうね?」


アルミン「さて、大体のメンツは揃ったね…」


ベルトルト『全然状況が把握できないんだけど…これ、なんの騒ぎなの?』ボソボソ

ライナー『いいから、とにかくお前はさっき言った通りに俺のアリバイを証言してくれ』ボソボソ

ベルトルト『う、うん』ボソボソ


アルミン「この訓練兵団内に風紀を乱す性犯罪者が紛れてるって訴えたら、犯人探しを優先しろって午前中の座学が中止になったよ」

アルミン「そしてエレンを襲えるほどの実力を持った、成績上位の君達に集まってもらったのは他でもない…」

ジャン「能書きはいい、とっとと始めようぜ」

アルミン「そうだね…ではこれより、エレンをぐちゃぐちゃのねちょねちょに犯した凶悪性犯罪者炙り出し裁判を始める!!」

ベルトルト「へっ?」

ミカサ「もったいぶらないでアルミン。犯人の目星はもうついているんでしょう…?」

アルミン「ああ、そうだ。僕もまだ信じられないよ……僕ら104期生の兄貴分にして、成績暫定2位の実力者…」

ベルトルト「ま、まさか…!」

アルミン「そう!エレンのウォール・マリアを突破し、心身共に深い傷を負わせ気絶にいたらしめたのは…」


アルミン「ライナー・ブラウン!!お前だ!!!」ビッシィィイイ!


ベルトルト「ええっ!?」

ミカサ「……ライナー、とても残念だ……羨ましいことにあなたはエレンからも慕われていたし、こんなことをする人だとは思わなかった……」ゴゴゴゴ

ライナー「ま、待て、誤解だ」ダラダラ

ミカサ「ねぇ…エレンのおしりはすごく具合がよかったでしょう…?エレンのあのギラギラした涙目で睨みつけられながら、それを押さえ付けてトロトロに溶かす瞬間は堪らなく興奮する……違わない?」

コニー「んん?」

ライナー「違う!俺はヤってない!!」

ライナー「さっきは突然のことで何も言えなかったが、俺にはアリバイがある!」

ミカサ「言い訳は聞かない。不毛…」スッ

アルミン「待ってミカサ、ライナーはもうほぼ犯人みたいなもんだけど、決定的な証拠はないんだ。一応聞いてみよう」



ライナー「俺は昨晩消灯前からずっと自分のベッドにいて、その後もエレンのベッドどころかトイレにすら行ってない。それは隣で寝ていたベルトルトも知るところだ…!」

ライナー「な、そうだろうベルトルト!」

ベルトルト「あ…ああ……」ブルブル

ライナー『お、おい、なんだその気のない返事は!しっかり証言してくれないと…』アセアセ


ベルトルト「あああ……ラ、ライナー…!君にそんな性癖があっただなんて……!!」ガタガタブルブル



ライナー「な、何言ってるんだベルトルト!俺がホモじゃないのは同郷のお前が一番よく知っているだろう!!」ガシッ

ベルトルト「ヒイイイ触らないでくれ!ホモの末裔が!!」


ジャン「おいライナーの野郎、ベルトルトを脅してるぞ!」

マルコ「これ以上は危険だ!!」


ライナー「違う!俺じゃない!!俺じゃないんだ!!!」ガタッ


ハヤクトリオサエロ! キョウカンヲヨベ!!
オレジャナインダアアアアア




コニー「……なぁ、アルミン」

アルミン「なんだい、コニー」

コニー「こんな……こんなこと、考えるなんておかしいかもしれないけどさ……」

コニー「エレンを襲ったのって、ライナーじゃなくて」

コニー「もしかしたら、ミカサなんじゃねぇかって……」


アルミン「あははっ、それは面白い意見だね」

アルミン「確かにミカサのエレンに対する執着心はすごい。でも、だからこそ、ミカサはエレンを傷つけるようなことはしないよ」

アルミン「それを僕は知ってるからね」

コニー「あ、ああ、そうか。そうだよな!悪ィ、変なこと言ったな」

アルミン「ううん、気にしないで」


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ーーー



こうしてライナー・ブラウンは即日訓練兵団を除隊となり、憲兵に引き渡された。
しかるべきところで、彼の罪を償うことになるらしい。


エレンは、翌日の夕方目を覚ました。

目覚めてすぐ、酷く怯えた様子で何かを探していたが、犯人は除隊されたことを告げると少しほっとしたようだった。



ガラッ



ミカサ「エレン、もう2日もご飯を食べていない。やつれてしまうからちゃんと食べて」

エレン「あ……!」


夕食を手に医務室に入ってくるミカサを見た瞬間、エレンの喉がひゅっと鳴るのが聞こえた。
僕は微かに震える彼の手を握り、安心させるように言ってやる。


「エレン、ライナーはもうここにはいないよ」


家族のミカサを見ても震えるなんて、エレンの傷は想像以上に深いのかもしれない。
エレンは強い人だからいずれ立ち直るだろうけど、早く忘れられるように、僕も協力は惜しまないつもりだ。


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ーーー



~某地区、某刑務所~



「よぉ218番!お前何やらかして入ったんだ?」

ライナー「俺は何もやってない」

「ははは、何もやってないやつがこんなとこにぶち込まれるかよ!


「…ところでお前なかなかいいケツしてるな。なぁ、名前なんて言うんだ?」


同期のケツを掘った罪で刑務所に入れられた俺は、最近ではケツを狙われる始末だ。

尻を触られるたびブチ殺してやりたくなるが、任務や故郷のことを思い耐え忍ぶ。



冤罪を訴えても無駄だと思い知ってからは、なるべく大人しくして少しでも刑務官の印象をよくするよう努めている。

まぁ、幸い刑期はそれほど長くない。ウォール・マリア(もちろんエレンのじゃない、あの巨大な壁だ)を破ってから待った5年に比べれば、そう大した時間じゃない。


ただ、ひとつ気掛かりなことがある。別れ際の二人の顔だ。まるでゴミを見るような……

ここを出たら、真っ先に冤罪だと分からせなければ。


.



「ああ、そいつ性犯罪者だってよ。気絶するまで訓練兵団の同期のケツ掘ったんだと」

「なんだ、掘る方かよ!」

「お前、そんなもんバレねぇように上手くやるもんだぜ!」


右の前歯が抜けた痩せぎすの男が、親しげにオレの肩を叩く。

ああ、不快だ。
不愉快だ。

.



ライナー「何度も言うが、オレはやってないんだ」


「ぎゃはははは!大抵の性犯罪者ってのは、いつもそう言うんだ!」


冷たい石壁の部屋に笑い声が響く。
このやりとりも何度目だろう。

複数の人間にこう何度も言われるということは、大抵の性犯罪者とはそういうものなのだろう。

しかし、認めるわけにはいかない。
無駄だと知りつつ、それでもオレは訴え続ける。




ーーーそれでもオレは、やってない。



.

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