ジン「こいつが次の暗殺対象か。」 (32)

ウォッカ「へえ、アメリカ合衆国第四十七代大統領のマイケル・ウィルソン・jrですぜ。」

ジン「副大統領がクーデ-タ-を起こした際、たった一人で鎮圧した男か・・・・」

ジン「そこらへんを気を付ける必要があるな。」

ウォッカ「大丈夫ですぜ、やつが日本に来た時を狙いやす。やつだって常にパワードス-ツを着てるわけでねぇですし。」

ジン「日本警察の警備は、ザルだからな。」

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来日当日

マスコミ「アメリカ合衆国大統領マイケル・ウィルソン・jr氏が来日しました。氏の父も以前大統領を勤めあげ、国連特別機関GUIDE本部長時代に日本が寄生虫アルファワ-ムに襲われたところを救ったため氏の父のみならず彼も国民的人気があります。」

マスコミ「大統領を人目見ようと町には多数の人が溢れています。ただ今回の来日は、安部首相との首脳会談が目的ですが、環太平洋経済協定や普天間への駐留アメリカ軍基地の移転や、長引く世界不況の対策が主となるため、氏の人気も結果如何では低下するかもしれません。マイケル大統領は、米日の有効を堅持しつつ共に反映とアジア太平洋地域の平和維持に・・・・」

マスコミ「あ、首相官邸に向かうマイケル大統領を載せた車が見えました!」

とあるビル

ウォッカ「ち、うるせえやつらだ。たかだか外国の元首がくるだけで騒ぎやがって。」

ジン「いうなウォッカ。そいつらの騒ぎが一発の銃弾で静かになるんだ。見ものだと思わないか?」

ジン(今回用意したのは対物ライフルのバレットだ・・・・それに加え組織の兵器開発部が開発した特殊鉄甲焼夷弾を弾丸にしている。)

ジン(やつがパワードス-ツをきこんだだとしてもやれる、生身なら過剰すぎる。)

ジン「ウォッカ、お前観測手務めろ。」

ウォッカ「いいんですかい、スポッタ-やるのははじめてになりやすが・・・・」

ジン「世界最強の国家で組織をちょろちょろかぎ回ってるやつらの親玉を殺すんだ。用心に越したことはないだろ。」

ウォッカ「へえそれじゃ。」

マスコミ「あ、マイケル大統領の乗った車が首相官邸前に白バイに先導されて今到着しました。」

ジョディ「やれやれマスコミはいつもどこの国でもピ-チクパーチクうるさいですね!このゴキブリが!!」

マイケル「ジョディ、そんなことはいうな。報道の自由は、犯すべきでない不可侵の権利だよ。」

外務省から派遣された通訳「お時間になります、大統領。お降りください。」

マイケル「それじゃプライムミニスタ-アベと二度目に会わせてもらうとしようか。」

マスコミ「マイケル大統領が今姿を車中から現しました。カメラに向けて手を降っています。」

ウォッカ「風速20メートル、気温にしつど共に良好、今ですぜ兄貴。」

ジン「ああ!」バン

ジンのバレットから銃弾が発せられる。対物ライフルであるため当たれば人体は、真っ二つになるほどの威力を秘めている。
それがマイケルめがけておとの速度を越えて放たれた。しかも弾頭は通常のものではない!

マイケル「む、これは!!みんな、伏せろ狙撃だ!HURRY、EARLYUP!ケツにひがついたように早くやれ!」

大統領といっても軍の中で最高の活躍をしたものに贈られる名誉ある勲章メダルオブオナ-をアメリカ陸軍に授与された身である。しかもイラクやアフガンでの過酷な作戦に従軍したため、超人ともいえる危機察知能力を身に付けている。
それと大統領のたぐいまれな身体能力がもつ聴力が微かな銃弾が発射される音を捉えていた!

大統領の聴力たるや一キロ先で落ちた五セント硬貨の音にきづくほとだ。

大統領の剣幕に押されてマスコミや民間人が伏せるなか彼はたっている。 伏せたところを狙われるからだ。
だがメタルウルフを持っていて生身で銃弾に何ができるのか-

マイケルの腕がまっすぐ前に向けてつきだされる。それも銃弾の方向に向けて。
その腕は銃弾の運動エネルギ-を完全に相殺し、銃弾をたやすく横側から手で掴むことで危険を無くしていた。

シ-クレットサ-ビス「狙撃だあ、スナイパ-がいるぞ!!大統領を囲め~~~!!」

SP「狙撃だと!!!」

ジョディ「ボサボサするな、このJAP!さっさとと大統領の盾になりなさい!!」

SP「はい!!」

ジョディ「大統領、私前からJAPっていってみたかったんです」

マイケル(狙ってきたのはおそらくオルガナイゼ-ションオブブラックだな。このかりは必ず返すぞ!!!)

マイケル(なぜなら私はアメリカ大統領だからだ!YEAH!」

ウォッカ「あ、あいつ一体何を・・・・どうやって弾丸を・・・・」

ジン「おそらく銃弾を素手でつかんで力任せに止めやがったんだ・・・化け物め!!」

ウォッカ「ど、どうしやす二発めをうちやすか。」

ジン「SPががっちり固めてやがる上に警察もやってくる。逃げるぞ。それに---」

ウォッカ「それに?」

ジン「弾を見切って素手で防げる化け物を殺せるか!!!あのゴルゴ13だってできるかわかんねえぞ!!」

ジンとウォッカは逃走し、被疑者不明で事件は終わった。しかし後にこれは組織に悲劇を生むことになる。

黒の組織アメリカ支部本部

幹部「日本本部のジンが暗殺をしくじったとか!!!いいきみだ、やつが失敗すりゃ日本本部に俺が栄転できるめも出てくる、ナハハハ!!!」

取り巻き「まさしくその通りでロバ-ツ様は本部にふさわしいお方です。
支部でくすぶってるお方じゃありません。」

アメリカ支部本部は、ある企業を隠れ蓑にその企業の地下に広大なスペースとして使っている。
これは、黒の組織が通常の犯罪組織と違って、ひとくせいがつよく金銭的利益を多数あげているからできることだ。

組織の秘密を重視するならいかにも犯罪組織ぜんといった建物に関連施設をおけないからだ。

したっぱ「め、メタルウルフだ、うてぇ!!死ね!」

したっぱ2「うぉぉ、しにさらせぇぇ!!!」

轟音や誇りとともに降り立った物体に対して近くにいた黒の組織構成員が銃撃を間断なく始める。
ベレッタやワルサ-PPK、S&WM-19から銃弾が吐き出されていく。
しと破壊をもたらす鉄のかたまりが。

降り立ったものは、まるで悪魔のような姿形をしていた。その異形の姿は、色彩と共に見るものに格好よさを抱かせるが、同時に恐怖をいだかせるだろう。特に頭部の赤いひとつ目玉はだ。

だがあくまであると同時に天使だ。なぜならば味方や守るもののためならば、その命を懸けるからだ。
そして敵には悪をたつ剣として悪魔のような強さを振るう。
天使と悪魔を同居した鋼のフェンリルメタルウルフは今降り立った。

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