小鳥「んほおおおおおおおおおお!妊娠確実ゥぅううううううゥ!!」 (93)

はい

小鳥「きゅ、急に萎えないでくださいよ!プロデューサーさん!」

P「いやいや…あんたイキそうな時にいきなりそんなこと言い出すから…」

小鳥「だ…だって男の人ってこういうのが好きだって薄い本で読んだからつい…」


   ̄ヽ、   _ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     `'ー '´
      ○

       O
            ..:.:::::::::::. .  _ 二二二二 _. 丶

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         | :::::::|::::::::::::::::::::|: /__,|___|_,.|:::: i|:::::::l|::|_|_|ヽ!:::::|:|::::::: |        無  考
        | : ::::|::::::::::::::::::::|/    l   |..ノ___」L__.ル| l: ノ |::://::::::: |        小  え
       |::::::::|::::::::::::::::::::|:  ,.斗==ミ        斗==ミ  |//::::::: : |        鳥  る
.         | ::::::|::::::::::::::::::::|:,/ ,_)}:ハ}         ,_)}ハ} Y }/:::::::::::: |        で
.        | :::: |:il:::::::::::::::::|《  {こ.:)ノ       {こ)ノ ノ/|:::::::::::::: |        あ
          |:::::::|:l|::::::::::::::: |                    /ii|:::::::::. , .|        っ
         | :::::|∧::::::::::::: |               ,       .ii:i:i|:::: : ′!        た
        | : ::|/∧::::::::::::|                 八i:i|:: : /  :|
.          |::::::|//∧::::: : |。       _   、    /| |i:i:|:: /   |
.         | ::::|∧/∧::::: | l>。   .      / |i:i| |i:i:|:/   .:
         ノ. 八. ∨ ヽ:::| |二二>:。..    /| l |i:i| |i:i/    ノ
               /)|.\ニ二二二≧:_ ´  リ ノノ :|:/
              _,.。〈       ゚<二二二:|ノ ヽ.    /
         -‐=ニ二        >==<    |=-
   -‐==ニニニニニ二\.     /_/⌒:} \ |ニニ=‐-
 /\ ‐==ニニニニニニニ\/  ̄ ̄ヽ.  | ̄ ̄ }ニニニニ=-

小鳥「はぁ・・・またプロデューサーさんでオナニーしてしまったわ・・・」

小鳥「ふふ・・・こんなおもちゃじゃ何回やったって妊娠しないわよ・・・」

小鳥「いけないいけない、もう出勤の時間だわ、ピヨっと切り替えてお仕事行かないと!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

小鳥「おはようございまーす」ガチャ

律子「んほおおおおおおおおおお!妊娠確実ゥぅううううううゥ!!」

小鳥「!?」

律子「ふぅ・・・またプロデューサー殿の机で角オナしてしまったわ・・・」

律子「わかってるわよ・・・こんな机じゃ何回やったって妊娠しないことなんて・・・」

律子「ですよね、小鳥さん」

小鳥「気づいてたんですか!?」

律子「いえ、先ほど現実に戻ってきてからですけど」

小鳥「じゃあもう少し恥らってくださいよ!私よりだいぶ乙女じゃないですか律子さん!」

律子「ふふふ、同じプロデューサー殿を思う同士で何を恥ずかしがることなんて・・・」

小鳥「ば、バカな・・・いつもと役割が逆転してるだと・・・!?」

律子「えーと時間は・・・あ、美希を迎えに行く時間ですね。今日はちょっと遠いから家まで車で迎えに行って現場に行くんでした」

小鳥「しかも平然と仕事を始めようとしている・・・なんという精神防御力・・・」

律子「あー、でも今日は他に誰もいないのかー・・・すいません小鳥さん、ちょっとついてきてもらえますか?」

小鳥「え、私?」

・・・・・・・・・・・・

美希母「あらこんにちわ、あの子なら自分の部屋に居ますよ」

律子「お邪魔します」

小鳥「お邪魔します・・・ところでなんで私まで・・・電話が来たらどうしよう・・・」

律子「そんなの決まってるじゃないですか」ガチャ

美希「んほおおおおおおおおおお!妊娠確実なのォぉおおおおおおォ!!」

小鳥「!?」

律子「あの子を布団からひっぺはがすためですよ」

                 _
              ,. . : :―: . . 、   /_: :`ヽ、
           ,. :´: : : : : : : : : _: :`ヽ、(__。): : : ヽ

         ,. :´: : : : : : : : : : : : : 、: : : :\r‐-,: : : :.',

        /: : : : : : : : : : ,: : : : : : ト、_: : : :ヽ。ノ: : : : {
         /: : : :/: : : : : :/: : :/}: : / <: : : : l !: : : : :.!
       |: : : :/: : :/: ,ィ: : : : / /: /   ヽ: : : !|: : : : : |
       l: : :/: :,イ//: ,.ィ:/ //  _   !: : :}l: : : : :.:| 何いってんだコイツら・・・
      {: : :l: / / _/イ /イ / 、__/ `   | : / !: : : : :.|
       ∨_{/ ___     ____  }:/ |: : : : : {
       { ,ハ   弋(ソ       弋(ソ   /'ハ !: : : : : l
       ∨ム        ,        /-,./ j: : : : : :{
        ヽ八           u  /- ' / : : : : 八
          込、    r‐ っ     ,イ:/  /: : :イ: /  \
          ヽ: >        <,イ  /: / j:/
          / 从| `  ´ |{/l/、  /イ   /
         /  、 ヽ|      |/  }、
        ,.ィ{  ̄\´      `/  /`ヽ、
       /:::::l \ 、 `ヽ、   / イ / /:::::::ヽ
        /:::::::j   `ヽ、  ヽ-/ // イ::::::::::::}

律子「ほら起きなさい美希、仕事よ」

美希「ひぎぃぃぃぃ・・・んむにゅぃ・・・あれ、律子?」

律子「さんをつけなさい」

小鳥「いやいや何平然と会話してるんですか、アイドルどころか中学生女子が発しちゃいけない系の寝言でしたよ!?」

美希母「まったくあの子ったらませちゃってねぇ」

小鳥「それでいいのか星井家!」

律子「全くいつの間にこんなになったんだか・・・ま、プロデューサー殿のことならしょうがないけど・・・ですよね?」

小鳥「やめてください私に同意を求めるのは」

・・・・・・・・・・・・・

律子「さて、美希を送った後は竜宮ね」

小鳥「はあ・・・はあ・・・」

律子「どうしたんですか小鳥さん、こんなところで発情ですか?」

小鳥「車の中で寝言でんほぉひぎぃ叫ぼうとする美希ちゃんを押さえるので大変だったんです!」

律子「あはは、一緒に叫べばよかったのに。すっきりしますよ?」

小鳥「おかしい、私の知ってる律子さんじゃない」

律子「竜宮の三人は先にこのレッスンルームに入ってるはずだけど」ガチャリ

伊織「んほおおおおおおおおおお!」

亜美「にんちんんんんんんんんん!」

あずさ「確実だわァぁああああああぁ!!」

律子「おーやってるやってる」

小鳥「ちくしょう予想通りだわ!」

               -=:-、       _
              __ ヽ:\  .イ'´
          _ィ彡-‐-ミヽ: : X∠:ュ.ミ,_
           /´ ̄¨≧三}i〃_: : : : _;,:.亥
            ,. =彳: : : : :`´: : : :`:くミ:.、  ヽ
          /: : : :/: : : : : : : : : : : : :\=\

         /: / : . /. . . . . . . : : : : : : : : ヘ
        ./: : /: : : ;': : :イ: ハ : i}: : : : |: : : ∧
       /: : : : ,:!: :i :〃 |/  ';|ハ: :i : :i|: : : : ハ
        i;イ:|: :/i| :i| :|\|_   i|_:ハ: :|'i|:}: : : :|
       { |:i{:/ |_:||_:| __   | __|| |:_| |i|:.|: :i|}
        |'ヘハ_ r‐tzッ- _  ‐tュッ―i}n|:/リ
          {: ;ヽ.___ ノ' ̄`ヽ.__,ノん|)
          |: ハ      '      /.: :|
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          i{: ::|     i: .}     イ |: リ
           〈: |_ノィ≧ュ.__,,.. <〉.._ |:7
        ,.-‐彡i|={  {:ノ    {丿∨ヲ|:{、,_
         /三三/|八 ヽ__   / ,.イ:ニ|リ三≧、
        ,'三三〈三ニ{\ ヽ.` / ∠}:三人三/ニハ
      .{三三ニ∀ニハ. \∨/  ,三く=三ノ=三}
       i三三三∨:ニ', /イ〉i\ ノ三ニ〉=〃三リ

律子「伊織ー、『ん』のイントネーションが上がってるわよ、もうちょい溜め入れなさい」

伊織「ん、んーんー、ゴホンゴホン、んほおおおおおおおおおお!」

律子「そうそうその調子」

小鳥「あ、わかってきたこれ夢ですね。やだなあ早く仕事行かないといけないのに」

律子「亜美ーこぶし回ってるわよ、気をつけなさい」

亜美「でも乗ってきちゃうとしょうがないっしょー」

小鳥「ほっぺたをこうやって殴るとっ!痛い!」ベシンッ

あずさ「あの~、伸ばすところがブレスが難しいのですけど、手本を見せて頂ければ・・・」

律子「そうですね、では小鳥さんちょっとやってもらえますか」

小鳥「わ、わたし事務仕事がありますから!お先に失礼します!」スタコラサッサ

・・・・・・・・・・・・・

小鳥「なんなのよ一体・・・律子さんと美希ちゃんのオナニー狂ならまだわかるけどなんで発声練習になってるのよ・・・」

小鳥「こんな時まともそうなのは・・・純真なやよいちゃんがミステリアスな貴音ちゃんね。まずどっちかと合流しないと・・・」

小鳥「たしかどちらも事務所による用事があったはず・・・それを抜きにしても事務員は事務所に居なければいけないわ」

小鳥「どうか大きな仕事を受け損ねてませんように・・・」

・・・・・・・・・・・

小鳥「ただいまもどりまし」

千早「んあーーーーーーー!妊娠確実ゥぅううううううゥ!!」

小鳥「ファッキュ☆」

千早「ふう・・・やはりプロデューサーの机の受話器は最高ね・・・あら音無さんおかえりなさい」

小鳥「ええ、他に誰かいるかもとは思ってたけどまた手ごわいのがやってきたわね」

千早「手ごわいの・・・?それより、この電話おかしくないかしら」

小鳥「おかしいのは千早ちゃんだと思うけど、どうして?」

千早「だって何回も鳴ってるのに受話器ごと浮き上がって震えたりしないのだもの。振動を期待してたのだけど」

小鳥「そんなサザエさんちの黒電話的な動き方する受話器は存在しません!携帯だって小さなバイブが関の山よ!」

小鳥「なんて突っ込んでる場合じゃなかった!電話やっぱり鳴ってたのね!しまった・・・」

千早「いいえ突っ込んでないわ、押し当ててただけよ」

小鳥「いいセリフを教えてあげるわ、『壁にでも話してろよ』」

小鳥「ダメだわ、もう事務所にもいられない・・・とりあえず携帯だけ持って逃げ出したけどどこに行けば・・・」

小鳥「あら、あの河川敷で犬と遊んでるのは響ちゃん?よかった、犬と遊んでるならきっとまともだわ!」

小鳥「おーい、響ちゃ・・・ん?よく見ると遊んでいるというより犬にのしかかられているような・・・」

イヌ美「わんわん!」

響「んほおおおおおおおおおお!妊娠確j」

小鳥「すとおおおおおおおおおっぷ!それを行うといろんな団体から苦情が!!!」

響「な、なんだピヨ子、自分はただイヌ美と遊んでただけだぞ!」

小鳥「その光景でそのセリフは思いっきりアウトよ!たとえイヌ美ちゃんがメスだとしても!」

響「それはほら、山に行ったらやっほーで海に行ったらバカヤローみたいなそういうあれだぞ・・・別にプロデューサーのことなんて考えてなんか」

小鳥「こっちもビンゴか!罪作りな男よほんとに!」

小鳥「・・・はっ、ねえ響ちゃん、貴音ちゃんの居場所しらない?」

響「え、貴音?貴音なら961プ」

イヌ美「わんわん!」ペロペロ

響「んほおおおおおおおおおお!妊娠確実ゥぅううううううゥ!!」

小鳥「こっ、このメス犬どもが!!ちくしょう!」

小鳥「しかしどうやら貴音ちゃんは961プロにいるらしい情報をつかんだわ。これは大きな前進よ」

小鳥「しかし・・・この調子では765プロ全員があの状態かもしれないわね・・・」

小鳥「ああ、どうか貴音ちゃんで収束しますように・・・」

小鳥「今たててはいけないフラグをたててしまった気がする」

真「あれ、小鳥さんじゃないですか?」

小鳥「ひっ!?」

真「ど、どうしたんですかそのリアクションは・・・ちょっと傷つきますよ」

小鳥「ご、ごめんなさい真ちゃん、ちょっと今人間不信で・・・」

真「小鳥さんがですか?まあ最近忙しかったからですかね・・・」

真「そうだ、たまにはストレス解消に一緒に運動しませんか?」

小鳥「運動・・・でも私皆と比べると運動不足だからちょっとしんどいわ・・・特に真ちゃんと比べたらなおさら」

真「大丈夫ですよ、ちゃんと考えてやりますから!」

真「じゃあまずは軽く走りましょうか。どこか行きたいところとかありますか?」

小鳥「ええと・・・諸事情により961プロまで・・・」

真「よーし行きますよ、いっちに!いっちに!」

小鳥(おや?ここでんほおが来ると思ってたのに来ない・・・まさか真ちゃんは無事な人?)

真「いっちに!いっち・・・どうしました?」

小鳥「え、ええ今いくわ。でも事務服だから走りにくい・・・あら、ポケットに何か入ってる」

真「あれ?それプロデューサーのハンカチですか?」

小鳥「ああ、そういえばお茶こぼしちゃったときに借りて、洗って返そうと思って持ってきてたんだわ」

真「プロデューサーのハンカチ・・・プロデューサー・・・」

小鳥「ど、どうしたの真ちゃん、目がこわ」

真「んほおおおおおおおおおお!妊娠確実ゥぅううううううゥ!!」

小鳥「!?」

真「プロデューサーのハンカチクンカクンカ!んほおおおお!!」

小鳥「な、なんてことなの・・・さっきまで完全に普通だったはずの真ちゃんが・・・」

小鳥「プロデューサーさんのハンカチが・・・いや、プロデューサーさんのものがトリガーになるっていうの?」

小鳥「でもそしたら竜宮の子たちはいつの間に・・・いえ、今はせめて貴音ちゃんのところへ急ぎましょう」

小鳥「念のためプロデューサーさん関連のものは全て捨てていきましょう」

・・・・・・・・・・・

小鳥「着いたわ961プロ・・・貴音ちゃんはなんでこんなところにいるのかしら」

小鳥「おじゃましまーす」ガチャ

翔太「あれ、確か・・・」

北斗「チャオ☆765プロの事務員さんですよね」

小鳥「あ、こんにちわ・・・あの、うちの四条貴音がお邪魔してませんでしょうか・・・?」

北斗「ん?俺たち朝から玄関掃除してるけど見てないよ?」

翔太「裏口はクロちゃんが掃除してるから見かけたらなんか言うはずだし」

小鳥「な、何でジュピターが事務所の掃除を・・・」

北斗「社長が年末大掃除し忘れたんだって」

冬馬「ただいまー」

翔太「お帰りー」

冬馬「ちっ、もう全然駄目だったぜ・・・と、あんた確か765の事務員さんか」

北斗「ところでどうだった?」

冬馬「ああ、電話しても出ねーと思って出向いたら材料切れだと。しょうがないからコンビニ行ったらそっちも売り切れだよ」

小鳥「あの、いったいどうしたんですか?」

冬馬「ああ、黒井のおっさんが王者の昼食はラーメンだとかいいだすから近場のラーメン屋に行ったのに全滅で、コンビニのインスタントも全滅だったんだ」

翔太「おっかしいなあ、今日ってラーメンの日とかだっけ?」

小鳥「心当たりが・・・すいません、お邪魔しました!」

小鳥「まさかあのセリフは・・・」

響『え、貴音?貴音なら961プ「ロの近くのラーメン屋に行ったよ?」』

小鳥「ということだったの・・・?・・・はっ、あの銀髪は・・・」

小鳥「た、貴音ちゃん・・・?」

貴音「ふぁいなんでひょう」モグモグ

小鳥「ああ、まとも・・・なの?まともよね?」

貴音「ゴクン・・・はて、まともとは?」

小鳥「なんというか、妊娠がどうとか言い出さないわよねっていうか・・・」

貴音「妊娠するようなことは特にしておりませんが・・・ただ最近私お腹が空きまして」

小鳥「ええ、でもさすがにその両手いっぱいの食料は買い込みすぎじゃないかしら」

貴音「ふふ、しかしこれだけあれば流石の私も・・・私も・・・」プルプル

貴音「んほおおおおおおおおおお!満腹確実ゥぅううううううゥ!!」

小鳥「・・・オーマイガー」

小鳥「も、もうダメよ・・・時間や空間を超えたり精神に干渉したり宇宙人だったりする不思議生物タカねもんがこれでは全滅だわ・・・」

小鳥「というか満腹確実ってなによ・・・なんの歓喜の叫びなのよ・・・」

小鳥「う・・・う・・・うええええええん!」

真美「ど、どーしたのピヨちゃん、こんな往来の真ん中で泣きだすなんて・・・」

小鳥「ああ、真美ちゃん・・・もういっそ私も狂ってしまいたいわ・・・だからあなたも叫んでちょうだい・・・」

真美「叫ぶってなにが?」

小鳥「これを見てもまだ同じことが言えるかしら?一本だけ判別用に持ってたプロデューサーさんのボールペンよ」

真美「・・・・・・」ジー

小鳥「さあ、一緒に世界の終わりを叫びましょう真美ちゃん・・・」

真美「・・・これ兄ちゃんのボールペン?・・・で、だからなに?」

小鳥「!?」

小鳥「ま、真美ちゃん!?なんで平気なの!?あなたも亜美ちゃんみたいにんほおとか叫ばないの!?」

真美「こ、怖いよピヨちゃん・・・って、亜美がなんて?最近あっち忙しそうで全然会わないからどうなってんのか知らないんだけど」

小鳥「なんということ・・・!奇跡・・・!まさに奇跡・・・!地獄にたらされた一本の蜘蛛の糸・・・!」

真美「あ、それ学校で読んだことあるよ」

小鳥「こうしちゃいられないわ、二人で逃げましょう!」

真美「ちょちょちょちょっと待ってよ、まず何が何だかわからないんだけど!」

小鳥「そ、それもそうね。実は・・・」

~事務員説明中~

真美「ふむふむなるほどねー、この状況あのゲームに似てるね!ズバリ何かのウィルスが感染してるんだよ!」

真美「亜美が感染してても真美が感染してないのは会わなかったからだね!」

小鳥「しかしそうだとすると、どこが感染源なのかしら・・・」

真美「竜宮とミキミキと千早お姉ちゃんが全滅ってことは、りっちゃんの可能性が高いかもね!お姫ちんとひびきんはどっちが先かわからないけど」

小鳥「なんという頭脳の回転力・・・これが若さ・・・!」

真美「まー今は感染源より治療法っしょ!・・・あればいいけどね」

小鳥「治療法・・・でもこんなの普通の病院じゃ治せないわよ・・・」

真美「じゃあいきなり最終手段だね!」

小鳥「最終手段?」

真美「そう!あるいはきっと黒幕ってやつだよ!」




真美「兄ちゃんに会いに行く」

                _,. : : : ̄ ̄ ̄: : :- 、__ /: : : ヽ
           ,. : :´: : : : : : : : : : :--:、: :__/: : : : : : ハ

          /: : : :, : : : : : :l: : : : : : : :(__。)_:_: : : : : |
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・

小鳥「さて、プロデューサーさんの自宅前まで来てみたけど」

真美「大人しくでてこーい!兄ちゃんはかんぜんにほーいされているー!」

小鳥「ちょ、ちょっと真美ちゃん、あまり大声は・・・」

ガチャリ

小鳥「!」

P「・・・・・・」

小鳥「ぷ、プロデューサーさん、そんなにやつれて・・・」

P「・・・・・・入ってくれ・・・」

真美「・・・いこう、ピヨちゃん」

小鳥「真美ちゃん・・・ええ」

小鳥「なにこれ凄い、部屋の一角が研究室みたいになってる」

P「適当に座ってくれ・・・さて、どこから話せばいい?」

真美「真美は最初しか知らない。ピヨちゃんは何も知らない」

P「・・・わかった、ならば最初から話そう、全てを・・・」

小鳥「ん、あれ、いつの間にシリアスに?」

P「始まりはそう、俺が音無さんを好きになったことだ」

小鳥「ぴよっ!?」

P「もちろん奥手で童貞で魔法使い直前の俺が自分から素直に告白なんて出来るわけがない」

真美「だから薬を作ったんだね、ピヨちゃんに使うために惚れ薬を作ろうとしたんだ」

小鳥「な、なんで真美ちゃんがそんなことを・・・」

真美「真美はね、先週兄ちゃんに告白したんだよ。そのときピヨちゃんが好きだって聞いたんだ」

P「そのあとも音無さんの髪を採取してるところを見られたりもした。だから気づいたんだな」

真美「うん、でも真美が知ってるのはそこまでだよ」

P「ああ・・・俺は薬を完成させたが、失敗作だった。本人から取った成分を元にしたせいか、本人には効かなかったんだ」

P「それどころか、成分が体内に残留してちょっとずつ呼吸などで排出されるせいで、まるでウィルスのように他者に効果が移り始めた」

P「そして皮肉なことに本人以外には恐ろしいほど効果を示したんだ」

小鳥「それがあのんほお状態なわけね・・・言葉にすると間抜けね」

P「それに気づいた俺は急いで引きこもった。お前らも見ただろうが、俺の持ち物でさえあれだ。俺が見つかったらどうなるかわかったもんじゃない」

P「もちろん無責任にやりすごそうとしてたわけじゃない。ちゃんと対応策を考えた。実現不可能だと思っていたが・・・」

P「真美、お前のおかげで可能になった」

真美「うん、覚悟はできてるよ兄ちゃん」

小鳥「かっこいいけど真美ちゃん何するのか知らないわよね、それ言ってみたかったセリフなだけでしょ」

小鳥「なんで真美ちゃんが解決策になるんですか?」

P「ええ、これを治療するには、オリジナルに近い・・・つまり間接感染を出来るだけ経ていない状態の被験者で、なおかつ発症前の被験者の血液がいるんです」

小鳥「ああ、真美ちゃんはさっき私と会ったばかりだから、発症するまで感染してなかったのね」

P「ただし一つ問題が・・・治療薬精製に必要な量は4リットルなんです」

小鳥「!・・・中学生の体で4リットルの血液を抜き取るなんて危険です!輸血用の血液はないんですか!」

P「残念ですが、輸血すると効果がなくなってしまうんです。理由は思いつきませんでしたが」

小鳥「なんてことなの・・・ここまで頑張ってきたのにここだけ理由が思いつかないなんて・・・!」

真美「兄ちゃん・・・真美、やるよ」

P「真美・・・任せろ、絶対にお前を死なせたりしない」

P「音無さん、部屋の準備を!」

小鳥「今初めて来たばっかなのに出来るかボケェ!」

・・・・・・・・・・・・

P「血液吸引開始!」

真美「うあうあー・・・血が抜かれていくよー・・・」

小鳥「真美ちゃん、しっかり!」

P「もうすぐ500ミリリットルだ・・・頑張れ真美」

P「2リットル・・・あと半分・・・」

真美「にい・・・ちゃん・・・」

小鳥「プロデューサーさん、真美ちゃんが呼んでます!」

P「真美、あと少しだ頑張れ!」

真美「真美ね・・・死んだら兄ちゃんの墓の近くに埋めてほしいな・・・」

P「ば、ばかやろう!そんな弱気なこというんじゃない!」

真美「でもね・・・真美のお墓の前で泣かないでください・・・そこに真美はいないから・・・眠ってなんかないから・・・」

小鳥「実は余裕じゃない?」

P「3リットル・・・」

真美「ピヨ・・・ちゃん・・・」

小鳥「どうしたの、真美ちゃん」

真美「今まで一杯イタズラしてごめんなさい・・・」

小鳥「な、なに謝ってるの・・・これからもいっぱいイタズラするんでしょ?」

真美「あと・・・勝手にPCの・・・変換機能のよく使う漢字を・・・よく似てるやつにこっそりかえてごめん・・・なさ・・・」

P「4リットルだ!吸引終了!終わったぞ真美!」

真美「・・・」ガクッ

P「・・・真美・・・?・・・真美ーー!!」

小鳥「ホントだわ・・・雪印が雷印になってる・・・お、怒られる・・・!」

・・・・・・・・・・・・

小鳥「ああ、いい天気・・・もうすっかり春ね・・・」

小鳥「・・・あれから2ヶ月か・・・」

P「音無さーん、どうしたんですかー?」

小鳥「・・・はっ、すいません、ちょっとボーっとしてました」

P「まあ、春ですからね・・・じゃあ行きますか」

小鳥「ええ」

『○×霊園』

実際に孕ませればいいって流れでしょ

『P家の墓』

小鳥「墓石がアルファベットのPとかどういうセンスですか」

P「親父に聞いてください」

小鳥「ここに、真美ちゃんが・・・」

んっふっふー!

P「いえ、いませんよ」

小鳥「・・・ええ、そうみたいですね」

無視はひどいよー兄ちゃんピヨちゃん

P「お線香だけ上げますか」

小鳥「ええ、私も近い将来のお義父さんへ挨拶を・・・」

あれ・・・聞こえないのかな・・・

ああ、そういえば真美・・・

真美「声出してなかった!」

P「あ、やっと喋った」

小鳥「というか隠れて驚かそうとしてたんじゃなかったの真美ちゃん?」

真美「あ・・・うあうあー!二人があんまりにもしらーっとしてるから忘れてたYO!」

P「おいおい、一応病み上がりなんだから大人しくしとけよ」

真美「イエッサ!」

あれから私が新しくできた薬をみんなに飲ませて、なんとか解毒が完了しました。

完全に忘れている子や、微妙に覚えている子など様々ですが、深刻な後遺症などはないようです。

そうそう、真美ちゃんにはプロデューサーさんの部屋にあった牛乳を急いで飲ませたらなんとか一命を取り留めたようです。

『MADE IN AMER』まで読めたんですが、いったいどこの牛乳だったんでしょう?

そして、なんか色々ありましたが私はあの後プロデューサーさんとおつき合いすることになりました。

まあ元から両想いだったわけですしね。

事務所のみんなも、まあそれなりに祝福してくれました。一部非常に悔しがっていましたが。

そして・・・

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小鳥「プロデューサーさん・・・私、もうあまり若くないので、産めるうちに子供が欲しいな・・・なんて・・・」

P「はっ、初めてですけどよろしくお願いします!」

・・・・・・・・・・・・

ギシギシピヨピヨ

P「ああ、小鳥さん!イキます!」

小鳥「出してください!そのまま中に!」

P「イクっ!うっ」ドピュドピュ

小鳥「あぁぁ!中に出てるぅ!ん、んほおおおおおおおおおお!妊娠確実ゥぅううううううゥ!!」





ぐらんど☆ふぃなーれ

ちがうんだ、本当はもっとバカな話が書きたかったんだ
真美大ヒロイン
小鳥さんはご懐妊しました

おつピヨ

俺は新年から何をしでかしているのだろうか
小鳥さんとピヨピヨする初夢タイムを逃すだなんて
牛乳飲んで寝る

やっべ忘れてた
※アメリカ産牛乳による、血液を大量に失った患者への経口摂取による回復の効能は保証しません

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