千川ちひろ「夫婦なんだよなぁ」 (27)

P「あれどこだっけ?」

藍子「あれですか?ここにはないんですか?」

P「そこにはなかったんだよ」

藍子「わかりました、じゃあここですね」

P「あ、ほんとだ。よくわかったな」

藍子「だってプロデューサー、面倒くさがるといつもここに置くじゃないですか」

P「そうだったかな・・・?」

ちひろ(夫婦なんだよなぁ)

P「じゃあちょっと先方に挨拶してくる」

藍子「プロデューサー、ネクタイ曲がってますよ」

P「えっ・・・こうか?」

藍子「違います、こっちがわですよ」

P「危ない危ない、それじゃあ」

藍子「はい、いってらっしゃい」

ちひろ(夫婦なんだよなぁ)

藍子「痛くないですかー」

P「うん」

藍子「じゃあもうちょっと」

P「・・・・」

藍子「えいっ」

P「うっ・・・」

藍子「痛かったですか?」

P「きもちいい」

P「耳掃除最高」

ちひろ(夫婦なんだよなぁ)

P「ぐー・・・・」

ちひろ(藍子ちゃんの膝で眠ってしまったPさん)

藍子「・・・・」パシャッ

ちひろ(寝顔撮ってる)

藍子「・・・・かわいい♪」

ちひろ(いじらしいんだよなぁ)

P「・・・・・」

藍子「どうしたんですか?プロデューサー・・・」

P「・・・・・なんでもないよ」

藍子「落ち込んでるんですね」

P「・・・・・・くっ・・・・ううっ」

ちひろ(泣き崩れたPさんを包むように抱きしめる藍子ちゃん)

藍子「大丈夫ですよ、大丈夫・・・・誰も笑ったりしませんよ」

藍子「だから、思い切り泣いていいんですよ」ナデナデ

ちひろ(夫婦なんだよなぁ)

P「おなかすいた」

ちひろ「いや、私に言われても」

P「お昼買ってくるの忘れちゃったんですよね」

ちひろ「藍子ちゃんに作ってもらったらどうですか?」

P「え・・・ええっ!?そんな悪いですよ!!」

ちひろ「な~にを今更言ってんですか」

P「付き合っても居ない女の子にそんなこと頼めるわけないじゃないですか!!」

ちひろ「は?」

藍子「おはようございます」

ちひろ「おはようございます」

P「おうおはよう」グー

藍子「お腹空いたんですか?」

P「お昼買うの忘れちゃってな」

藍子「あ、それなら調度良かったです」

P「これは・・・弁当?」

藍子「もしかしたらと思って、少し余分に作ってきたんです。どうぞ」

ちひろ(嫁なんだよなぁ)

藍子「すー・・・・すー・・・」

P「ぐー・・・ぐー・・・」

ちひろ(お互いに寄り添って寝ている)

仁奈「仁奈も!仁奈も寝るでごぜーます!!」モフー

ちひろ(あ、二人の膝上に仁奈ちゃんが!)

仁奈「すぴー・・・・zzz」

藍子「ん・・・・」

仁奈「もうくえねーです・・・・・zzz」

藍子「あら、ふふふ」ナデナデ

P「んごっ・・・・あれ?今何時・・・っ」

ちひろ(あっ、藍子ちゃんがPさんの唇に人差し指を当てた)

藍子『仁奈ちゃんが起きちゃいますから』

P『すまんすまん』

ちひろ(親子なんだよなぁ・・・)

P「じゃあ上がりますね」

藍子「失礼します」

ちひろ「ふたりとも一緒に上がりなんて・・・もしかして何処か行くんですか?」

藍子「はい、プロデューサーの実家に新年のご挨拶に」

ちひろ「あらあら、もしかしてもうゴールまで秒読みですか?」

P「な、何言ってるんですか!!お、俺と結婚なんて藍子にし、失礼じゃないですか!!」

藍子「わ、私はよくてもぷ、プロデューサーにご迷惑が・・・っ!!」

P「いや俺はよくても藍子が・・・」

藍子「ぷ、プロデューサーが・・・」

ちひろ(この二人をからかうのはよそう)

おしまい

ちひろ「あー虚しくなるなぁ」

P「どうしたんですか?」

ちひろ「藍子ちゃんとそのPさんが夫婦なことについてですよ・・・」

P「ああ!あいつらはやく結婚しろよって感じですよね」

ちひろ「もう親公認ならいいじゃないですか」

P「ですよねーははは」

ちひろ「はははじゃないですよ・・・もっとこっちのPさんも甲斐性を持ってくれれば・・・」

P「え?」

ちひろ「なんでもないですっ!」

小鳥「ふー疲れたぁ」

小鳥「最近は新しい子たちも入ってきて賑やかになったわ・・・ふふふ」

小鳥「あ、電話だ・・・はいもしもし音無ですけど」

ちひろ『聞いてくださいよ小鳥さん!』

小鳥「え、どうしたのちひろさん?」

ちひろ「Pさんてば酷いんですっ!」

小鳥『えっと、ちひろさんの幼馴染のPさんのことですか?』

ちひろ「はい!そうなんです!!」

ちひろ「昔からそうなんですよあの人は!!」

小鳥『そんなに声を荒げるなんて何があったんです?』

ちひろ「それはもう酷いことです・・・」

小鳥(めんどくさいなぁ・・・)

ちひろ「それは某イベントの時でした・・・」




ちひろ「じゃん♪水着です」

P「ちひろさん・・・何やってんですか」

ちひろ「ドリンクの差し入れですよ♪」

P「あ、どうも」

ちひろ「がんばってくださいね♪」ユサッ

P「」

小鳥『あ、引かれたんですね』

ちひろ「違います!!」

小鳥『ぴよっ!?違うんですか・・・?』



P「ちひろさん・・・」

ちひろ「はいっ?どうしましたか?」ユサッ

P「うっ・・・」

ちひろ「具合悪いんですか?あっちで休みます?」ユサユサッ

P「ぶっ」ドサッ

ちひろ「Pさん!?Pさん!?」


ちひろ「鼻血を噴いて倒れちゃったんです!!」

小鳥『それの何処に怒るようなところが・・・』

ちひろ「美人の年上幼馴染が水着でユサユサしてたんですよ!!」

ちひろ「普通そこは誰もいないロッカールームとかに連れ込んであんなことやこんなことをするはずじゃないですか!!」

小鳥(うわぁ・・・)

小鳥『まぁそれだけちひろさんに魅力があったということじゃないですか?』

ちひろ「もうっ、いつまでもおこちゃまなんですからっ!この間だって」


P「やっぱイベントは辛いなぁ・・・」

ちひろ「そんな時はドリンクですよ!今なら激安!超得ショップ」

P「この水鉄砲も売り物ですか?」

ちひろ「はい、一応」

P「じゃあこれ買います」

P「くらえーちひろさん!えいっ」ピュッ

ちひろ「きゃっ・・・もうっ、子供じゃないんですから!」

P「えいっえいっ」ぴゅぴゅー

ちひろ「きゃあっ・・・ううっびしょびしょじゃないですかー!」

P「ははは、捕まりませんよ!」

ちひろ「まちなさーい!!」

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