れんげ「お餅つきするん」 (15)

れんげ「ねーねーお餅つきするのーん」

一穂「...Zzz」

れんげ「起きるのん、ウチきな粉もち食べたいん!」

一穂「...Zzz」

れんげ「これはちょっとやそっとじゃおきそうにないのん」

れんげ「あれを使うしかないかもしれません」

ガサッ

れんげ「冷たいのん」

れんげ「昨日作った雪うさぎさん、おでこにおけばきっと起きるん」

れんげ「うんせうんせ」

一穂「...Zzz,ウッ」

れんげ「ねぇねぇ、起きたのん?」

一穂「う~ん...Zzz」

れんげ「寝ちゃったのん...」

れんげ「どうすればいいのん...」

夏海「うぃーす、れんちょんいる?」

れんげ「はーい」

れんげ「うちはここにいるのーん」

夏海「って、どこだよ。声だけしか聞こえないんだけど」

れんげ「二階にいるん、あがってくるん」

夏海「勝手に上がっていいのかー?」

れんげ「いいのん。早くこっちくるん」

夏海「じゃ、お邪魔しま~す」ガサゴソ

夏海「おーい、れんちょーん」

れんげ「こっちなのん」

夏海「うわ、なんでかず姉の顔ビショビショなんだ」

れんげ「全部雪うさぎさんの仕業です」

夏海「雪うさぎ?」

れんげ「昨日ウチが作ったん」

夏海「れんちょんがやったんだろ」

れんげ「違います、雪うさぎさんです」

夏海「・・・」

夏海「まあいいや、どっちでも」

夏海「何でこんなことしてんの?」

れんげ「ねぇねぇが起きないん」

夏海「いつものことじゃん、お腹が減ればそのうちおきるしょ」

れんげ「そのうちじゃだめなん。お餅つきする約束したのん」

夏海「お餅つき?」

れんげ「ぺったんぺったんするん」

夏海「ふーん、じゃあウチがかわりに手伝ってやるよ」

れんげ「えっそれはホント、ホントですかー?」

夏海「ホント、ホント!ウチに任せなさーい」

れんげ「おー」

蛍「こんにちはー」

・・・

蛍「こんにちはー」

蛍「誰もいないのかなぁ」

夏海「はーい、いますよー」

夏海「どちらさーん?」

蛍「夏海さん?ここれんげちゃん家ですよね」

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