勇者「勉強」 (20)

スレタイの通りに勉強を主としたSSです。

たぶんほとんど地理

間違いがあったら指摘お願いします

更新は相変わらず不定期

それでもいいなら先へお進みください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1388417445

~仲間探し~

勇者「店長!」カランカラン

店長「お、来たね。待ってましたよ勇者様」

勇者「じゃあさっそく頼むは」

店長「了解! じゃあまず一人目!」

デブ「・・・拙者の名はチェルノーゼム・コムギ。剣士をしているでござる」シャラン

勇者(いや、何でこいつを選んだ。見るからに動きが遅そうじゃないか。しかも何だ、あの無駄に綺麗な黒髪は)

勇者「特技とかはあるの?」

デブ「拙者、ステップを踏むのだけは自信があるでござるよ」タタッタッタッターン

勇者(何で無駄にうまいの? 腹がすげえ揺れてんだけど。すげえむかつくんだkedo!?)

勇者「えっと・・・じゃあ実戦経験は?」

デブ「・・・拙者は日々部屋で訓練をしてきたでござる。それがようやく日の目を見ることができたでござるよ。何度も何度ももうs・・・イメージトレーニングは欠かさずやってきたでござる。故に・・・」

勇者「店長、チェンジで」

店長「おう」

デブ「待つでござる~~~~~~」


チェルノーゼム・別名 黒色土

最も肥沃な土壌で、ステップ気候に多くみられる。

腐植(土壌有機物)を多く含み、農耕地として世界的に生産力が高い

小麦は土壌を著しく消耗するため、ウクライナのチェルノーゼムや、プレーリー土が栽培に適している

>>3 左には青いつなぎ服きたある意味怖い人がベンチに座ってる公園があるから・・・


勇者「気を取り直して次だ、次」

店長「おら、次の人材だ」

少年「ぼ、ぼくはレグール・デカンって言います」ダラダラ

勇者「あはは、そんなに緊張しなくていいよ」

勇者(このクソ寒い日に顔真っ赤にしてすっげえ汗かいてんだけど。ちょっと臭ってくるんだけど。てか何で白髪? まだ子供だよね?)

勇者「まずは特技から聞かせてもらえるかな?」

少年「えっと、魔法が得意です!」

勇者「へえ。どんな系統の魔法?」

少年「植物系統です。実はこの髪の毛、綿花なんです」

勇者「・・・何で?」

少年「お恥ずかしい話、僕の髪の毛はもうありません。ですが、髪が無いのはやっぱり恥ずかしいので、髪の毛を生やすために、何とか綿花を頭に生やす魔法を習得しました」

勇者「・・・へえ。で、ほかの魔法は?」

少年「ありません!」

勇者「店長、この子もお帰りのようだ!」

店長「何だ、またか。しょうがねえな。ほら、行くぞ! ・・・クサ」ボソリ



レグールはデカン高原に分布する肥沃土で、黒色綿花土とも呼ばれる。

綿花は生育期には高温多湿、成熟期には乾燥が必要なため、排水のよい砂質土壌が栽培によい。

この肥沃度が広がるデカン高原(インド)は世界的な産地。

店長「俺だって暇じゃないんだからさっさと決めろよ。おら、次だ。自己紹介しろ」

ガリ「ククク、私の名前を聞きたいと?」

勇者(なんだ、この全身黒のコーディネートは。また面倒そうなのが来たな・・・)

勇者「いや、先にスペックを教えてもらおうかな」

勇者(そのほうが早くあたりかはずれかわかるし」

ガリ「ククク、いいだろう。私はなんと、炎系統と・・・

   氷系統の二つの魔法が使えるのだ!」

勇者「それはすごいな! 是非名前を教えてくれ!」

ガリ「いいだろう。私の名はラトソル、そして・・・

   ポドゾルだ」

勇者「えっと・・・ラトソル・ポドゾルでいいか?」

ガリ「違う! ラトソルとポドゾルだ! 名字はサンセイだ!」

勇者「・・・どういうこと?」

ガリ「こんな理解力の乏しいものが勇者とはな・・・」

勇者(イラッ)

ガリ「いいか、よくきけ。私の体には常に二つの魂が宿っている。ポドゾルは私の右半身に普段は眠っている。彼しか氷系統の魔法は使えん。そしてこの私、ラトソルが炎の魔法の使い手だ」

勇者(意味わからん)

ガリ「まあこれから寝食をともにするのだ。特別にポドゾルを呼び起こしてやろう・・・ういぐっ」ビクン

ガリ「・・・ふむ、久方ぶりの地上だ。話は聞いていたぞ、勇者とやら。この我の力が入用なのだろう?」

勇者「店長、こいつもなしで」

ガリ「なっ!? 何を言うか! この私以外に貴様の右腕がつとまるなど・・・」

店長「はいはい、とりあえず奥に引っ込んどこうか」ズルズル

ガリ「貴様!! この我に恥をかかせたことを後悔するがいい!」ズルズル


ラトソルは熱帯雨林気候にみられ、鉄分やアルミニウム分が地表に集積されたやせた土。

ポドゾルは亜寒帯気候に多く見られ、低温のため有機物の分解が進まずこれまたやせ土。

さらにともに強酸性で、農業には適さない。

店長「じゃあ次は・・・」

勇者「ちょっと待て」

店長「あ? 何だ?」

勇者「お前、さっきから厄介払いしようとしてんだろ」

店長「ま、まさか・・・ソンナコトナイヨ」

勇者「目を見て話せ!」ギリギリ

店長「痛い! 痛い! 首しまってるから! ギブギブ」

勇者「次変なの連れてきたら承知しないからな!」

店長「はいはい」

~~~^

なんやかんやあって仲間が決まりました

勇者「やっと出発か・・・」

女魔法使い「準備はばっちりなの?」

女僧侶「薬草はばっちりです!」

男戦士「俺は終わってるぜ」

勇者「俺も必要な分は持ってきたからいいみたいだ。じゃあ出発するか」

魔法使い「ごめん、私まだできてない」

勇者「お前がかい!」

~道中~

勇者「やっと出発できたか・・・」

魔法使い「まあ次の町まではすぐに着くから楽勝でしょ」

僧侶「楽しみですね!」

戦士「敵でねえかな~」

勇者「全員戦闘経験者だから安心できるな」

魔法使い「あれ、あんたも?」

勇者「ああ。何度か親の命令で」

魔法使い「大変だね」

勇者「まあ腕試しも兼てな。自主練だけじゃ限界あるし」

戦士「ここらは雑魚だけどな」

僧侶「あ! スライムです!」

勇者「戦闘・・・」

魔法使い「火炎弾!」ボワッ

戦士「うおおおおおおおりゃあああああああああ!」ザシュッ

僧侶「水地獄!」ビチャン

勇者「準備・・・」

魔法使い「ホント雑魚ね」

僧侶「たわいないです」

戦士「どうした? 勇者?」

勇者「・・・何でもねえよ」

~次の町~

勇者「ついたか」

僧侶「あ、私宿とってきます!」

勇者「あ、俺ついてくわ」

魔法使い「そのまましっぽりいかないでよ」

勇者「いくか! じゃあ買い出しはお前らにまかせた」

戦士「わかった」

勇者「じゃあ30分後にここに」

~~~~~~

勇者「あいつらおせえ」イライラ

僧侶「おんなに怒らないでくださいよ、勇者様。二人も何か事情があるんですよ」

勇者「そ、そうか。悪かった///」

ッシャア!
ウアーーー

勇者・僧侶「!?」

魔法使い「やっぱり勇者っつっても男だね~。はい、100G」ニヤニヤ

戦士「くっそ~。勇者に幻想を抱き過ぎた」

魔法使い「まあでれるくらいは許してあげなさいな」

勇者「よ~しお前ら、そこになおれ!」チャキン

~次の日~

勇者「次の町遠いからさっさと出るぞ」

僧侶「ふああ~、あ、勇者様。おはようございます」ペコリ

勇者「おう、おはよう」

魔法使い ニヤニヤ

勇者 ゲシッ

魔法使い「痛い! 女に手あげるとか最低!」

勇者「黙れクズ。じゃあおれは戦士起こしてくるから準備しとけ」

~~~

戦士「グゴーグゴー」

勇者「起きろ、戦士! 朝だぞ!」ユサユサ

戦士「グゴー」

勇者「起きろ~」ゴスゴス

戦士「グフッ」

勇者「起きたか?」

戦士「ああ。だけどなんか腹が痛いんだが何でかしらねえか?」

勇者「さあな」

勇者「行くぞ」

戦士「勇者! そこでコーヒーの苗木もらってきたぞ!」

勇者「・・・どうしろと?」

戦士「育てようぜ!」

勇者「無理だろ!」

魔法使い「そうね。ここにはコーヒーを育てることに適した排水良好な肥沃土がないからね」

勇者「そういう問題!?」

僧侶「テラローシャですっけ? エチオピア原産らしいですね」

戦士「そうだな~。ここら辺は直射日光も強いしな」

魔法使い「弱いもんね」

勇者「何でコーヒーについての知識がそんなに簡単に出てくんの!? 俺が間違ってんの?これが常識なの?」


コーヒーはテラローシャというブラジル高原南部に分布する排水良好な肥沃土が適している。

強烈な日光に弱いので母の木を植えられることが多い。

勇者と僧侶ちゃんのえっちぃ展開
はよ

>>12 いや、勉強のためのSSだから。まあラッキースケベくらいならたまにいれるかもしれない



勇者「はああああああっ」ザン

魔法使い「よっ」ボワッ

戦士「おらっ!」ザシュッ

僧侶「回復必要なさそうなので私も攻撃」グチャグチャ

勇者「・・・僧侶の魔法が一番えげつない気が」

僧侶「水圧で相手をつぶす魔法です! 教えてあげましょうか?」

勇者「いや、知ってるけど・・・。これからはできれば別の魔法でお願いできないかな?」

僧侶「あ、はい!」

戦士「さ~て、金金」ガサゴソ

魔法使い「あ、この毛皮は高く売れそう。勇者たちもさぼってないで早くしなさい。道中お金が足りないようにしなきゃ」

勇者「金なら当分はいいからさっさと行くぞ。時間がない」

戦士「さすが!」

魔法使い「勇者様! 王様! 天才!」

勇者「お前ら・・・」

僧侶「あ、まだ息がある」ドシュッ

勇者「何とかついたあ!」

魔法使い「さっさと宿とりにいこ~。体が汗と血でグチョグチョ」

戦士「気分わりい」

僧侶「買い出しは明日にしましょうか」

勇者「そうだな」

~~

宿主「今日は一部屋しか開いておりません」

魔法使い「何人部屋?」

宿主「三人です」

魔法使い「・・・じゃあな、戦士。お前のことは忘れない」

戦士「ちょっと待て! 何で俺なんだよ!」

魔法使い「女の子外に出すわけにいかないでしょ。それに勇者はお金払ってくれるんだし」

戦士「クソ! リア充死ね! 氏ねじゃなくて死ね!」

勇者「いや、俺も外でいいよ。さすがに女の子と同室は・・・」

戦士「じゃあ俺が・・・」

魔法使い「それはない」ゴスッ

戦士「グフッ。鳩尾に・・・」

僧侶「別に勇者様なら構いませんよ?」

勇者「・・・いや、いいよ」

魔法使い「ここで理性が負けたらこの先うまくやっていけないもんね」

勇者「んなわけあるか! 色々あんだろうが!」

魔法使い「ああ、下の処理とか」

勇者「もうお前しゃべんな。まあ戦士一人じゃかわいそうだしな」

僧侶「さすが勇者様ですね。仲間のことも考えて」

戦士「勇者~。俺、お前のこと見誤ってたよ~」ダキッ

勇者「抱き付くな気色悪い」ドスッ

戦士「同じところに・・・」

僧侶「じゃあ私も外で寝ます!」

勇者「はあ!?」

魔法使い「まあそれもいいかもね。野営の予行演習的な。ここらは魔物も弱いし、今は町も近いし」

戦士「まあ温泉だけ入って野営でもいいか」

勇者「まあ慣れは必要か・・・」

僧侶「じゃあはやくテントはりましょう!」

戦士「・・・女の子と野営・・・へへ」

魔法使い「どこのテント張ってんのよ」ゴスッ

戦士「」

魔法使い「勇者、見張り交代」ユサユサ

勇者「・・・了解」

~~

勇者「・・・月がまぶしいほど輝いてるな。こんなにじっくり見られるのは久しぶりだな」

魔物「ガルルルルル」ザッ

勇者「・・・人間のにおいを嗅ぎつけたか? ・・・返り血、浴びないようにしないとな」シャキン

~~~~

勇者「おい、起きろ!」ゲシッ

戦士「うおっ!」

勇者「飯だ」

戦士「あと少し・・・」

勇者「はやくしろ!」ガン

~~

戦士「っつー・・・」

僧侶「あ、戦士さんおはようございます~」

魔法使い「頭、どうかしたの?」

戦士「ああ、勇者の野郎がおもいっきり殴りやがった」

魔法使い「まあ十中十あんたが悪いわね」

戦士「せめて八九だろ!」

勇者「ばか言ってないで飯食うぞ。今日中には次の町に半分以上は近づくぞ」

戦士「休みが欲しい」

勇者「次の町着いたらな」

戦士「鬼!」

~次の町~

勇者「今日はベッドで寝られそうだな」

魔法使い「お風呂に入れなかったのが地獄ね」

僧侶「私は結構楽しかったです!」

勇者「僧侶はいっつも元気だな」

僧侶「はい!」

戦士「俺は全然元気じゃねえよ・・・。こき使いやがって・・・」

勇者「お前が一番安心できるから任せてるだけだよ」

戦士「・・・まあな。俺様は天才だからな」ガハハ

魔法使い「ホント、単純」

勇者「そこもいいところなんじゃないか? さっさと宿見つけるぞ」

僧侶「そうですね」

~~

勇者「さてと、買い出しは明日するとして、二日くらいはいてもいいか」

ガチャリ

戦士「おい勇者、覗き、行かねえか?」クイッ

勇者「行かねえよ。お前もやめとけ。殺されても知らねえぞ」

戦士「なんだよつれねえな。僧侶のあの豊満なボディに興味がないのか?」

勇者「魔法使いは?」

戦士「ありゃだめだ。何にもついてない」

勇者「戦士、後ろ」

戦士「は?」クル

魔法使い「何にもついてなくて悪かったわね~」ニコリ

シニサラセー
ドッカーン
ギャー

勇者「うるせえ・・・」

魔法使い「神の制裁がくだったのね」

戦士 チーン

勇者「お前もさっさと風呂入っとけよ」

魔法使い「忘れ物とったらすぐ入るわよ。・・・覗かないでね」

勇者「俺を戦士と同列に扱うなよ」

魔法使い「そうね。悪かったわね、勇者様」

~次の日~

魔法使い「化石燃料を買いましょう」

勇者「・・・まだいらないだろ」

魔法使い「でもそこそこ敵も強くなってきたし、強い魔法使うのは疲れるし、神経も使うのよ? 次の町はだいぶ遠いし・・・」

僧侶「そうですね。ここは超貿易国ですから安いですしね」

魔法使い「じゃあさっそく市場にいっちゃいましょう!」

~~

店員「こちらはサウジアラビアの石油塊です。メキシコのものもありますが」

魔法使い「ん~・・・やっぱり一番使われてるだけあって安定よね」

店員「使用料で言えば次点でオーストラリアの石炭塊でしょうか。ここらではですが。ドイツもチャイナもインドネシアも産出多いですし」

僧侶「地球のことを考えると天然ガス使用のものもよいのではないでしょうか? オランダ産の」

魔法使い「でもこっちのほうでは天然ガスよりは原子力のほうが使われてるけどね」

僧侶「ここではですけど。フランスのほうでは原子力ばっかですけどね」

店員「ブラジル、カナダでは水力発電が多いと聞きます」

魔法使い「安心よね~。アメリカのペンシルヴェニア州とか旧ソ連のウクライナのチェルノブイリとか原発こわい」

戦士「おっ。ミナミアフリカのレアメタルが使ってある剣じゃねえか!」

勇者「中国の粗鋼とは違うな、やっぱ」

戦士「チリの銅剣もいいけど、やっぱこっちのがいいよな」チラ

勇者「はあ、無駄な出費は避けたいが、お前にはこれからも活躍してもらわなけらばならねえからな」

戦士「さすが!」

僧侶「アルミニウム製品は高いですね」

魔法使い「電力ばかみたいに使うからね」

僧侶「原料のボーキサイトを電気分解して作るときに使うんでしたっけ?」

魔法使い「そうそう。ボーキサイトはオーストラリア北部、ブラジル、ジャマイカ、ギニアとか赤道中心の熱帯での産出が多いみたい」

僧侶「水力発電が安価だからノルウェーやカナダで多く作られてるんですよね」

店員「お二人の知識量に驚きなんですが・・・。ブラジルなども水力発電が多いですよね」

僧侶「こっちじゃあ大量に使われるのに輸入できなくなったらどうするんでしょうか?」

魔法使い「さあね。そろそろ次行きましょうか。あ、これとこれ、頂戴」

店員「ありがとうございます」

勇者「次はどこいく?」

魔法使い「次はご飯を買いに行きましょう」

戦士「宿じゃだめなのか?」

魔法使い「ダメ。パンが食べたい」

僧侶「あ、さっきあっちのほうで海辺の見える公園見つけました!」

勇者「じゃあそこで食べようか」

~~

一同「いっただっきま~す!」

魔法使い「ん~おいしい」

僧侶「小麦はフランスで多く作られていますよね」

戦士「欧米最大の農業国だからな」

僧侶「気候によって作りやすかったりしますからね」

魔法使い「そうね。ドイツじゃあ土地がやせ土でも育つからジャガイモなんかの生産が多いわ。小麦もそこそこ多いけど」

戦士「アンデス原産で飼料やアルコールの原料なんかにもつかわれるらしいな」

僧侶「オリーブやオレンジはスペインですかね」

魔法使い「地中海式農法はほとんど欧米だけど、カナダのセントローレンス川河口付近だったらできるらしいわよ」

勇者(また始まったぞ、俺のついていけない地理の植生話)

戦士「ブドウの北部の栽培限界はフランスの上のほうを通るとこだな」

僧侶「オリーブはスペインを往復していますからわかりやすいですよね」

魔法使い「あんたオリーブ好きね。もこみち?」

僧侶「違いますよ!」

戦士「他の栽培限界で言えば・・・乾燥・高居・寒冷限界なんかか」

魔法使い「乾燥限界は育てるものによって違うからね~。作物なら500mm、牧畜なら250mmでいいし」

勇者「何が?」

魔法使い「乾燥限界でピンときなさい。年間降水量よ」

勇者「わ、わりい」

魔法使い「ついでに農業形態ね。さっきの地中海式農業もそうだけど、ヨーロッパ式商業的農牧業ってのがあんの」

勇者(まだ続くんスか・・・)

僧侶「商業的混合農業と商業的酪農、園芸農業、そしてさっきの・・・」チラ

勇者「地中海式農業?」

僧侶「正解です!」

魔法使い「まあ今言ったばっかだしね。他には一部の発展途上国に見られる歴史的にもっとも古い遊牧、焼畑農業などの自給的農業とかかしら」

僧侶「あ、パンがなくなっちゃいました」

勇者「・・・じゃあそろそろ行くか」

魔法使い「まあ今日はこのくらいで。続きはまた今度ね♪」

勇者「」

戦士「勇者、防具見に行こうぜ!」

勇者「了解」

魔法使い「さ~て、何かおっかな~♪」

僧侶「無駄遣いはいけませんよ、魔法使いさん」

~次の日~

勇者「出発しよう」

戦士「ああ、フカフカのベッドが名残惜しい・・・」シクシク

魔法使い「バカやってないでさっさと行くわよ」

僧侶「今日で距離を稼いどかないと明日以降きついですからね」

戦士「砂漠越えるとかバカだろ・・・」

魔法使い「キリキリ歩け!」ゲシッ

戦士「は、はうい!」

~~

戦士「うおりゃああああ」ザシュッ

戦士「すげえ斬りやすい・・・」

魔法使い「戦士後ろ!」

戦士「は?」ガン

勇者「あほ!」ザシュッ

僧侶「大丈夫ですか!?」

戦士「あ、ああ」

魔法使い「戦闘中に気を抜くあほがどこにいんのよ!」

戦士「ご、ごめんなさい!」

勇者「はあ・・・」

僧侶「あ、今回復魔法かけます!」

魔法使い「いらないいらない。こんなやつ薬草で十分でしょ」

勇者「そうだな。僧侶の回復力の多い回復魔法は一応残しておこう。できるだけ節約な」

僧侶「わかりました!」

戦士「なんでもいいからはやく回復してくれ~」

勇者「じゃあちょっと休憩するか」

魔法使い「戦士のアホのせいで・・・」

勇者「いや、そろそろ休憩は必要かなって思ってたところだし。ちょうどよかったよ」

僧侶「暑いですもんね・・・」

勇者「砂漠に近付いてる実感がわくな」

魔法使い「相変わらず僧侶は汗一つかいてないわね」

戦士「俺はこんなにも汗かいてるっつうのに」

魔法使い「あんたもういいの?」

戦士「薬草食ったし余裕。わかってるだろ?」

魔法使い「・・・まあね」

勇者「さすが勇者一向きっての壁だな」

戦士「なんつう言い方だ!」

僧侶「じゃあそろそろ行きましょうか!」

勇者「そうだな。戦士、先頭頼んだ」

戦士「一番危険じゃねえか!」

~~

勇者「ギリ砂漠近くまでこれたな。明日一日で砂漠越えるぞ」

魔法使い「こんなに汗かいてんのにお風呂入れないとか地獄・・・」

戦士「川で水浴びしてきたらどうだ? 僧侶ちゃんと一緒に」ニヤニヤ

魔法使い「死んでしまえ!」ゴスッ

戦士「グッフ」

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