穏乃「イメチェン!」憧「時々安価」 (41)

部室

穏乃「こんにちはー!」ガラガラ

憧「あれ、シズ眼鏡掛けてるの?」

穏乃「イメチェンしてみたんだー」

玄「似合ってるよ穏乃ちゃん」

穏乃「ありがとうございます」

灼「何でイメチェンしたの?」

穏乃「気分転換に?かな」

宥「穏乃ちゃん、早速掛けてるんだ」

穏乃「はい!」

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玄「お姉ちゃん知ってたの?」

宥「うん、一緒に眼鏡を買いに行ったの」

憧「へ、へぇ…」

穏乃「この眼鏡、度は入ってないけど」

スッ

穏乃&宥「お揃いだよー」スチャッ

灼「見たことあるフレームだと思ってたけど」

玄「お揃いだったんだ」

憧「…」ギリッ

穏乃「授業中に真面目だなって先生に誉められちゃいました」

玄「眼鏡掛けてると勉強が出来るってイメージあるよね」

憧「確かに」

灼(イメチェンしたら見られ方も変わるんだ…)

宥「玄ちゃんも眼鏡を掛けてみる?」

玄「私はいいよ、似合わないかもしれないし」

穏乃「絶対似合いますよ!」

玄「うーん…」

灼「イメチェン、してみようかな…」

穏乃「まさか眼鏡を!?」

灼「眼鏡は掛けないけど…」

穏乃「」

灼(ネクタイを短くする?逆に長く…いや、ここは簡単な>>7を)

ウィッグ

灼「ウィッグを着けてみようかな」

穏乃「うぃっぐ?」

憧「かつら…とは大分違うけど、そういうのがあるの」

穏乃「なるほど」

灼「派手なのは着けないけど」

玄「灼ちゃん七変化なのです!」

宥「灼ちゃんがもっと可愛くなっちゃう」

灼「…///」

その日の灼の部屋

灼「着けてても違和感がない物をを探してみよう」PC起動

カチッカチッ

灼「これは少し違う…」

カチッカチッ

灼「これも違う…」

カチッカチッ

灼「これは違和感がない、一番いいかも」

カチッカチッ

灼「これにしよう…何これカラコンセット?まぁ、いいか」

数日後

阿知賀 2年の教室

女子1「あの子転校生?」

女子2「そうじゃない?」

灼(何か皆の反応が変、もしかしてウィッグがおかしいのかな?)

晴絵(あれは確か千里山の…?)

灼「とりあえず部室に行ってみよう」

部室

灼「皆いる?」ガチャ

穏乃「あれ?」

憧「確かあの人は」

宥「千里山の」

玄「園城寺さん!?」

灼「え?」

穏乃「え?」

憧「え?」

宥「?」

玄「え?」

灼「…と言うわけで」

憧「ウィッグ着けてたのね」

宥「びっくりしちゃった」

玄「私も…色々と」

穏乃「これがウィッグかぁ」

灼「カラコンって言うのも付けてみたんだけど」

憧「千里山の園城寺怜にしか見えないわね」

灼「イメチェンじゃないから、今回は失敗」

穏乃「でも結構似合ってましたよ、灼さん」

宥「もう一回着けてみて灼ちゃん」

灼「もう着けないよ…」

灼「今度はちゃんとイメチェンしてみる」

宥「灼ちゃんのイメージって言ったら…」

穏乃「ボウリング」

憧「ボウリング」

玄「こけし」

灼「」ブンッ

玄「ぐはっ」

穏乃「灼さんも眼鏡をかけましょうよ!」

宥「きっと似合うと思うよ」

灼「…考えてみる」

バンッ

晴絵「千里山の園城寺が居なかったか!?」

灼(ハルちゃん…)

つづく

カーディガン脱いでみたのです! の巻

部室

玄「ただいま参上なのです!」ガラガラ

穏乃「あ、玄さん!」

憧「先に打ってるわよ」カタッ

灼「チー」ザッ

宥「暖かいのいっぱい…」

玄「う、うん」

玄(打ってるから気付かないのはしょうがないよね…)

数分後

穏乃「次は玄さんが打ってください」

玄「負けないのです!」

さらに数分後

玄(上がれそうにないのです…)

宥(すごく暖かーい)

灼(悪くない手牌)

憧(微妙ね…)

玄(って、この距離でも気付かないのかな…)カタッ

宥「ロン 12000」

玄(うわぁぁぁぁ)

部活終わり

穏乃「お疲れさまー」

憧「おつかれ」

灼「皆お疲れ」

宥「寒い…」

玄(結局良いとこ無しで終わって、皆に気付いて貰えなかった…こうなったら>>20しかないのです!)

牌のお姉さんの格好をする

玄(ここは大胆にチェンジをしてみるのです!とりあえず今日は諦めよう)

灼「じゃあ今日はここまで」

帰宅後

松実館 玄の部屋

玄「大胆にチェンジって言ったけど、どうしよう…うむむ」

テレビ<みんなお待たせー!牌のおねえさんの瑞原はやりだよっ☆

玄「はっ…これだ!!」

この時玄に電撃走る

玄「ふ、ふふふ…ついに見つけた、これで私は新たな松実玄にマテリアライズするのです」

テレビ<ありがとー!はやりも皆のことが大好きだぞっ☆

ある日の部室

灼「最近玄来ないね」

宥「とても大事な用があるって、部屋にも入れてくれないの」

穏乃「何かあったのかな…」

憧「玄姉なら大丈夫でしょ」

宥「…うん」

その頃玄は

ミシン<ガタガタガタガタガタガタガタガタガタ

玄「ふふふ…ふふふ…ふふふふふふ…」

そこから更に数日後の部室

宥「今日は玄ちゃん部室に来るよ」

穏乃「早く玄さんと打ちたいなぁ」

灼「でも部活休んだ理由を聞かないと」

憧「大したことじゃないと思うけど…」

コンコン

穏乃「来たみたいですね!」

宥「はーい」

ガラガラッ

玄「みんなお待たせ!阿知賀のドラゴンロード松実玄なのですっ☆」キラーン

穏乃「」

宥「」

憧「」

灼「」

玄「ありがとー!玄も皆のこと大好ry」

憧「さようなら」

ガラガラピシャッ ガチャ

玄「閉めないで、鍵をかけないでよー!」バンバンバンバン

穏乃「…」

宥(物凄く寒い…)

灼(頭が痛くなってきた)

憧(私疲れてるのかな…)

部室前で叫ぶその姿を大勢の人に見られた松実玄は、数週間学校中で笑い者にされたのであった…

穏乃、ジャージ脱いで髪をおろすってよ の巻

阿知賀 1年 廊下

穏乃「おはよー、憧」

憧「えっと、誰?」

穏乃「え?私だよ!」

憧「んー?」ジー

穏乃「…分からないの?」

憧「…シズ?」

穏乃「気付くの遅いよー!」

憧「ごめんごめん、いつもと全然違うから…で、どうしたのその格好」

穏乃「髪をおろして制服を着て、あと眼鏡を掛けてみたんだけど…どう?」

憧「シズじゃないみたい、ははは」

穏乃「そっか…」

憧「今日は一日それなの?」

穏乃「そのつもり」

憧「周りの反応が楽しみね」

穏乃「…うん(楽しみってなんだよ)」

1年 教室

先生「高鴨…って、高鴨の席に誰が座ってるんだ?」

女子A「他のクラスの子?」

女子B「あんな子居たっけ?」

穏乃(皆気付かないんだ…)

穏乃「私ですよ!高鴨穏乃!」

髪を結び眼鏡を取る

先生「何だ高鴨か、驚かせるんじゃない」

女子C「別人かと思ったよねー」

穏乃「別人…」

女子D「髪結んでる方がいいって」

女子A「そうそう、高鴨さんじゃないって言うかさ」

穏乃「…そうだね」

昼休み 屋上

穏乃「はぁ…別人か」

“誰が座ってるんだ?”
“高鴨さんじゃないって言うかさ”

穏乃「…」スッ

再び髪をおろして眼鏡を掛ける

穏乃「なら今の私は何だろう…?」

イメチェンの延長戦でやってみた結果があれか…って

穏乃「何で涙が…出てるんだろ」グシグシ

ガチャ

屋上に上がってきたのだーれだ?>>37

1.松実宥
2.鷺森灼
3.松実玄

3

玄「あれ、穏乃ちゃん?」

穏乃「玄さん…私が分かるんですか?」

玄「もちろんだよ」

穏乃「…玄さぁぁぁぁぁん!」ダキッ

玄「わっ、穏乃ちゃん?」

穏乃「玄さん…玄さん…」

今までの始終を穏乃は話した

玄さん「そんなことがあったんだ…」ナデナデ

穏乃「私って髪を結んでないと《高鴨穏乃》じゃないのかなぁ…」グスン

玄「そんなことないよ、どんな髪型でもどんな洋服を着ても穏乃ちゃんは穏乃ちゃんだよ」

穏乃「玄さん…」ギュ

玄「だからもう泣いちゃダメだよ」ナデナデ

穏乃「あと少しだけいいですか?」

玄「うん、いいよ」

穏乃「くろさん…」

?「…」ギリ

翌日 部室

穏乃「ちわーっす!」ガラガラッ

灼「こんにちは、穏乃」

憧「遅いわよ」

穏乃「へへ、ごめんなさーい」

宥「うぅ…寒いぃ…」

穏乃「宥さんは相変わらずだね」

玄「ストーブ我慢しようよお姉ちゃん…」

穏乃「あ、玄さん昨日はありがとうございました」

玄「気にしなくていいよ穏乃ちゃん」

灼「昨日なにかあったの?」

穏乃「内緒です…よーし今日も高鴨穏乃、頑張るぞー!」

つづく

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