橘純一「今朝に戻るコマンドを全力で活用する」(140)

橘「ん、ここは……? 部屋が暗いな……」

絢辻「あら、ようやく起きたのね」

橘「あ、絢辻さん!? な、なんで僕の部屋にっ!」

絢辻「あなたが連れてきたんでしょ? その後あんなことしたから……」

橘「そ、そうだ、僕は殴られて意識を……」

絢辻「さて、今からどんな処刑方法をとろうかしら」

橘「は、はやく逃げなきゃ……! け、今朝に戻る!」シュン

絢辻「あら、ようやく起きたのね」

橘「」

BADEND


橘「うわああっ」バッ

美也「にゃっ、ど、どうしたのにぃに」

橘「はぁはぁ、夢か……あれ、美也?」

美也「え? 朝ごはんできたみたいだから起こそうと思ったんだけど」

橘「そ、そうか、ありがと美也」

美也「にしし、はやく来てよにぃに」バタン

橘「……そうだよな、日を跨ぐような真似はしちゃいけない、うん」

橘「なるべくその場で済んで、尚且つ僕のリビドーを発散する行為……」


森嶋「はぁ、今日橘くん遅い~」

塚原「しょうがないでしょう、ぐちぐち言うなら会いに行けばいいじゃない」

森嶋「そ、それはだって、わんちゃんみたいに駆け寄ってくれるの見たいし……」

塚原「はぁ、橘君も大変ね」

森嶋「そ、そんなことないわよ、ほんとに可愛くて響ちゃんもみたらぜったい、あ」

塚原「あ、探してるわね」

森嶋「こっちに気づいた、わお、輝いた目でこっちに来るわよ?」

塚原「本当ね、確かに……え?」


森嶋「あ、あれっても、もしかしなくても……」

塚原「服を脱いで……え、ちょ、ちょっと」

橘「先輩いいいいいいい、きゃいんきゃいん!!」タタタタタ ブルンブルン

森嶋「え、きゃっ、きゃああああっ」

塚原「ちょ、ちょっと何してるの!? か、隠しなさい!」

橘「わんわんっ、あひんっ、わふぅん!!」ブルブルペチペチブルブルペチペチ

森嶋「き、君、ダメよ! わんちゃんとしても限度が……き、きちゃダメだってば!」

塚原「こんなに人が沢山いる中で……警察沙汰よ!?」


ざわざわ、きゃああ!! ひいいい……! 
ついにご乱心だ!! 先生呼べ先生! 私の橘君が……

橘「わふんわふう」べろべろ

森嶋「ちょ、ちょ、な、何やってるの! そ、そんな舐めて、だめよ、あっ」

塚原「こ、こら! 離れなさい! ちょ、この子のどこにこんな力が……! もう!」ゲシッゲシッ

橘「あふっ、おふっ、わうわう!」ベロベロ

森嶋「ぅんっ、あ、も、も、もぉう怒ったんだから! ダメよ! sit! おすわり!!」

橘「わふん」ゴロン ギンギン

森嶋「わお!?」

塚原「な、なんでおすわりで仰向けになるの!? それをこっちに向けないで!」

どうでもいいけど森島な


警察「では、詳しい話は署の方で!」

高橋「うちの生徒が申し訳ありません……」

橘「……森嶋先輩、塚原先輩ごめんなさい……」

塚原「う、ううん、疲れてたのよね? 減刑の嘆願を送っておいてあげるから心配しないで」

森嶋「……橘君……ごめんね、犬の気持ちになりたかっただけなんだよね?」

橘「……僕は、ただの変態ですよ、先輩は悪くない。だから、自分を責めないでください」

警察「馬鹿なこと言ってないで早く行くぞ! この変態が」グイッ

橘「うっ……」ガチャ ブウウウウン

森嶋「わんちゃん……」

今朝に戻りますか? それともこのまま明日を迎えて、森嶋先輩との柵越しラブストーリー?

>>12 あ、ほんとだ
やってもうたな……今朝に戻るは

無難に今朝に戻る

橘「さすがに公衆の面前で全裸犬プレイは興奮するな」

美也「あれ、もう起きてる」

橘「ああ、飯か、行くよ」

美也「にしし、待ってるよ」

橘「さて、次はどうしようかな」


橘「ねぇ、田中さん」

田中「あ、橘君……なにかな」

橘「キスしてくれたら付き合ってあげるけど、どう?」

田中「は?」

橘「だから! キスしたら付き合ってあげるって言ってるの!」

棚町「純一……言っていいことと悪いことがあるわよね……?」

橘「なんでだよ……僕はただ田中さんが可愛いって思ったから……」

田中「ぇぇええぇっ!?」

棚町「だからって言い方があるでしょ!」


橘「僕はあいつとは違う。 田中さんの唇が可愛いと思ったから……」

田中「えぇ!? そ、そのぉ……」

棚町「じゃあ付き合ってあげるってなんなのよ」

橘「男らしさ、かな」

棚町「出てないわよ!」バキッ

橘「いや、何かこう、俺の方が君より強い、だから付いてこいみたいな……」

棚町「だからそれが駄目だってのよ」


橘「じゃ、じゃあもうキスしてください!!」

田中「ふええええ!?」

棚町「だから、そこも駄目なんだって!」

橘「え、じゃ、じゃあ、僕と犬のように付き合ってください!」

田中「えええええ!?」

棚町「なんでオプション付けたがるのよ! そのまま言いなさい!」

橘「え、えー、ぼ、僕と犬になってください!」

田中「えええええ!?」


橘「田中さん好きです、付き合ってください」

棚町「よし、で、恵子、どうするの?」

田中「ちょ、ちょっと、気持ち悪い、かな……あはは」

橘「な、なんだって……」

棚町「まぁ、自業自得ね」

田中「こ、告白ありがとうね!」タッ

橘「今朝に戻る」

棚町「え?」

美也「どうしたのにぃに」

橘「美也はいつも元気だな」

美也「それが取り柄なのだ! にぃにはまるで振られたみたいな顔してるけど……」

橘「ああ、振られた」

美也「え、だ、誰に!?」

橘「妄想にかな、さ次行こう次」


橘「あ、七咲!」

七咲「はい? あ、先輩」

橘「ちょ、ちょっと相談があるんだけど……時間ある?」

七咲「はぁ、別に構いませんけど」

橘「実はさ、クラブ終わりに二人っきりで学校のプールに行きたいんだ」

七咲「わ、私と? な、何をするんですか?」

橘「それは伏せてちゃダメ? 言わなきゃダメなら、今回は諦めるよ」

七咲「い、いえ、わかりました。鍵は私が預かっておきます」

橘「そうか! ありがとう。 うーん楽しみだなぁ」


七咲「あ、あの、その、それで、何を……?」

橘「うん? 遊びだよ」

七咲「遊び?」

橘「うん。 七咲が泳いで、僕がそれを追いかけるっていうね」

七咲「先輩が、泳ぐんですか?」

橘「うん、ちょっと体が鈍っててね、無理やり運動したい、だから」

橘「七咲に後ろからタッチされるくらい離されたら何でも言うこと聞く事にしたんだ」

七咲「なるほど……ふふっ、勿論いいですよ、ふふっ」

橘「なんだよ?」

七咲「先輩が私に勝てると思っているのが、ふふっ、ふふふっ」

橘「だ、だってクラブしてたし疲れてるだろ? ならいいかなって」

七咲「まぁ、いいですよ。 言うこと聞かせますから」

橘「む、望むところだ」

七咲「種目はどうするんですか?」

橘「なんでもいいよ、僕は最初クロールにしようと思ってた」

七咲「じゃあ私もクロールで」

橘「足に長い紐を付けるから、それを先に引っ張られたり疲れて立った方が負けね」

七咲「はい、後閉門まで一時間ちょっとですし、すぐやりましょう」


橘「じゃあ僕ちょっと着替えてくるよ、ハンデくれるんだったら泳いでて」

七咲「ふふ、そうします」

・・・・・・

ざぶん

七咲「あれ? もう着替え終わったんですか?」スイスイ

橘「うん、運動もしたし、ああ、そこまで、そこらへんちょうどいいスタートだ」

七咲「あ、はい。 丁度25M地点ですね」

橘「もう紐つけた?」

七咲「はい」

橘「じゃあ、用意スタート」


七咲(ふふ、いくら疲れてるからといっても私が負けることはありません)

七咲(即刻勝利してグウの音も出ないうちに約束を取り付けてみせます)

七咲(ほら、もう先輩が見えてきた……あれ? 平泳ぎ?)

七咲(もう疲れたのかな、だとしたらこの勝負貰いました)

七咲(さて、ここらへんから私も平泳ぎで紐を……っ!?)

橘(もう少しで気づくかな、僕がちんこ丸出しでなおかつギンギンなの)

橘(あー、冷たい水に生は気持ちいいなぁ)

ブハッ バシャバシャ バシャン

七咲「がはっ、ごほっ、うっ、うう」

橘(おっと、驚きの余り立っちゃったか……さてどんな願いを)

七咲「ごほっ、ごほっ」

橘「大分水飲んじゃったみたいだね、こんなに驚くとは思わなくて……」

七咲「せぇっ、んぱい、は馬鹿ですか!? 驚くにきまって、ごほっ」

橘「うん、ごめん、でも勝負は勝負。 先に立っちゃたから七咲の負けだ」

七咲「……ずるいです」

橘「ははっ、じゃ、どうしようかなぁ、あ、そうだ」

七咲「何ですか、一応聞きますけど……」

橘「七咲の弱った姿みてさ、これ、また立っちゃったんだけど……舐めてくれるかな」ボロン

七咲「きゃ……! え、そん、せ、先輩……?」

橘(さて、こんなエロ本シチュが許されるわけないから、今朝に戻る準備を……)


七咲「先輩は、ほんと変態ですね……!」キッ

橘(あ、やっぱりめっちゃ怒ってる)

橘「な、なんてね、いや、冗談だよ、じょうだ」スッ

七咲「舐めれば、いいんですか?」

橘「え?」

七咲「卑怯だったとは言え、負けたのは事実だし、と、特別に、し……しても、いい、ですよ」

橘「ほ、ほんとに……?」

七咲「……っ」コク

橘(七咲、え? 舐めて、えっ? 只殴られたかっただけなのに……想定外だ)

今朝に戻りますか? それとも舐めてもらいますか?


美也「にぃにおはよー」

橘「……美也か」

美也「ん、どしたのにぃに元気ないね」

橘「……後悔してるんだ、せめて舐めてもらってから今朝に戻ればよかった!」

美也「なんだかよくわからないけど、朝ごはん出来たから早く来てね?」

橘「ああ」バタン

橘「ああ、むらむらする、次にはちょっと遠慮しないぞ」

美也「あれ? みゃーのクラスに何か用事?」

橘「ああ、紗江ちゃんいるかな? ああいたいた」

美也「ちょ、ちょっとにぃに下級生のクラスに堂々と……」

中多「あ、先輩」

橘「うん、こんにちわ紗江ちゃん」

美也「何か用事あるんだって、にぃ、あ、お兄ちゃんが」

中多「あ、そ、そうなんですか、えっと、なんでしょうか……」

橘「うん、頼みごとがあってね」

中多「頼みごと? 先輩の頼みごと……私でよろしければ、はい」

橘「うん、これ、紗江ちゃんにしかできないことなんだよね」

中多「ほ、ほんとですか? えっと、どんなことでしょうか……?」

橘「うん、とりあえず立って、後ろを向いてくれれば」

中多「は、はい、わかりました」スッ クルッ

美也「なんか、にぃにのお宝本に確かこんなのが……」ボソッ

橘「うん、いい感じだ、よし」ギュギュッ

美也「あれ? なんで手袋―――」

橘「おっぱいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!!!」ガシッ

中多「しぇ!? しぇ、しぇ」グイングイン

美也「え……」

橘「ふかふかすぎるううううううう、くせになりゅうううううううう!!!」もみもみもみもみ

うあああああああ、中多さんがぁ!! ついにあの先輩がご乱心だ! 
先生呼べ! 先生! 橘くん……やっぱり大きいほうが……

中多「あ、あひ、う、ううん……しぇ、しぇんぱい~……!」グイングイン

美也「ちょ、ちょっとなにやってるの馬鹿にぃに!? それやめて!!」グイグイ

橘「手袋だから!! 手袋ならセーフ!!」もみもみもみもみ

美也「セーフな訳無いでしょ!! エロにぃに!」ドカッ

美也「このままだとほんとに捕まるんだよ、馬鹿にぃに!?」ドコッドコッ

警察「では、詳しい話は署の方で!」

高橋「内のクズが申し訳ありませんでした……」

橘「あれ、なんか、前の時空とちょっと」

警察「いいからこい! この変態め!」ぐぃっ

紗江「しぇ、しぇんぱい!!」バッ

橘「さ、紗江ちゃん……ごめんね」

高橋「中多さん、貴女は出なくていいのよ! まだ、怖いでしょう?」

紗江「で、でも、言わなきゃ……」

橘「うん……」

紗江「しぇ、しぇんぱい、私……それほど、嫌じゃなかったですから!」ダッ

橘「行っちゃた……でも、ほら、ああ言ってくれてることだし……」

警察「恋人だったのか?」

橘「いえ、友達でした」

高橋「ではよろしくお願いします」バタン

警察「よし車を出せ」

橘「えー……今朝に戻ろう」

橘「あの警察の人横暴だよな」

美也「おはようにぃに」

橘「……」

美也「なに? なんの目なの? それ」

橘「あの時、一番僕を心配してくれてたよな……最後は目合わせようとしなかったけど」

美也「? にぃにを心配?」

橘「いや、なんでもない、さ、次行くか」

美也「そのまえにごはん」

橘「さすがに、同じ朝ごはんも食べ飽きたんだけどな……」

棚町「あに見てんのよ」

橘「……いや、別に」

棚町「なによ、言いなさいよ」

橘「……僕焼きそば食べたいんだ」

棚町「……それで?」

橘「食べていい?」

棚町「……まぁ、私もよく焼きそばとか悪口いわれるけどさぁ」

橘「なんでだよ、おいしそうなんだから悪口じゃないだろ」

棚町「はぁ聞かなきゃよかった……で? どうやって食べるのよ」


棚町「言っておくけどね純一。 私の髪は焼きそばの味はしないわよ」

橘「そうなのか……あ、じゃあ陰毛はどうだ!?」

棚町「……へ」

橘「意外と焼きそばの味するんじゃないか!?」

梅原「おいおい大将、そんな大声でそれはちょっとマズイ」

橘「? なんで、薫の陰毛食べてみたいって言っただけだぞ」

ざわざわ、ついに……ああ、始まったな、橘君勝手に自滅してる……

絢辻「……」


棚町「は、はああっ!? わ、私の私の」

梅原「うおっ、棚町の反応遅っ」

橘「なんで? 僕焼きそば食べたいって言っただけだし、陰毛ぐらいいいだろ?」

梅原「大将……お前そんなに童貞こじらせて……」ホロ

棚町「む、無理に決まってるじゃない! 純一頭おかしくなってんの!?」

絢辻「そうね、風紀に尽く違反しています」

橘「あ、絢辻さん」

絢辻「今は昼休みだから、はっちゃけるのも程々にしてね?」

橘「なんで……なんで、焼きそばが食べたいって言ってるだけなのに……もう強行する」

棚町「は?」

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;イ三;;;;イ::: ;;;
i;;リ;;;;;;;;Y;;;l ⌒ミi|;;"ii;;彡ミ;;;、
レリ;;;;;;リリ;;ト从(jミミー''"  ,t;;;、 从;;\r'
ッ从(;;(从ミミミ`' 、 ,、-''" '、;;;;从\   狂  く
;;|l;;;;;;トヾ~' 、ミ ~'''ミミ', ○ ,,'、;;;;;;;<
;;t((((ヽ;;;;~' 、~'';;;;、ヽ;;ヽ-'" `'ー-=|   っ

;;;;ヽ、、ミミミ'''ミミ;;ヽ、;;;ヽ))  U ―<
;;;;;;;;;;、ミミミミ、;;;;ヽヽ));;リi|: ,、   ,,,,,ろ   て
;;;;;;;;;;;;;;ミ ヽ;;ヽ、;;;)''i|,,i|;;;;彡''、、   )
:ヽ;;;;;;;;;;} 、ヽ;;tゝj',,、;;;≦≧ミ、ヽ /    る
::'、;;;;;;;;;;ト));;;;;i;;;l:::/;;r'(9O::),r' ::::" ̄)  //

:iiヽ;;;;;ii|| 、i|;;);)|::i|:;;'、 `'シ'"" ::::::: /、  ・・
:i|リ);;从;|i;;;;;;;;;;;;ヽ::"":::`´::" ij ::::::イ /'''" ̄ヽ     rー
 iソノ从|};;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ::::::::::::::::    ' 、;;;;r;;フ" レ'" ̄ヽ/
 {{( l;;;;;|i|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ:::::::::::      :::::::::、"

   t;;;l|i;;;;;;;;〈t;;;;;;;;;;;;;ヽ::::::::::::       ,;;;;彡'''ーァ-'
   `''ー、;;;;;;;;;ヽ''-、;;;i、;;;ヽ:::::::  :::::::   ;;;'- ''"´ ::;;"

橘「僕は薫の焼きそばが食べたいだけなんだぁあああああっ」ガバッ

棚町「きゃっ!?」ドサッ

梅原「おい大将! まずいって!!」

絢辻「橘君!? ちょ、ちょっとやめなさい!」

橘「はぁはぁこれを下ろせば……夢の桃源……焼きそばが」

棚町「や、やめて……純一、こ、こんなとこで」ギュ

梅原「だめだ、童貞過ぎて自我を失ってる! やめろって大将!」ガッ

絢辻「た、橘君!」グイグイ

橘「焼きそば、焼きそばだああああああっ、絶対美味いーっ!」

梅原「な、なんだこの力は……! どこから溢れてくる……!」グググ

棚町「だめ、だめ……」グググ

橘「はぁはぁはあ」

絢辻「や、め、なさ、いってぇ、ぇえ……」グググ

田中「薫~、焼きそばパン買えたよ~って、な、何があったの?」

絢辻「いいところに! ほら橘君! 焼きそばよ焼きそば!!」

橘「そんなものいらない!!」

絢辻「やっぱりただのセクハラじゃない!!」ドカッ バキッ

棚町「純一やめて……」

梅原「おう……大将の顔がどんどん変形していく……」

警察「で……では詳しい話は署の方で」

橘「……」ぐったり

絢辻「高橋先生、なんで私も連れて行かれるんですか? 納得いきません」

高橋「その~、ただの事情聴取だけだから、ごめんね少し我慢してね」

警察「しょ、少々過剰防衛の疑いがありまして……」

橘「……」

絢辻「そうですか、分かりました、ではどうぞ、出してください」

警察「は、はっ」

棚町「純一」

高橋「棚町さん!? もう大丈夫なの?」

棚町「は、はい……純一、ごめんね、柄にもなく恥ずかしくて……」

橘「……」

絢辻「……」

棚町「だから、い、一本だけ、はいっ!」ずぷ

橘「む、んぐ……」

絢辻「!?」

棚町「じゃ、じゃあね!」ダッ

警察「で、では、出してもよろしいので?」

絢辻「ええ、構いません」

警察「はっ」

橘「……やっぱりおいしい」ボソッ

絢辻「……」ドカッ

警察「や、やめてあげてください!!」

今朝に戻る? それとも病院に甲斐甲斐しく通う薫END?


橘「今朝に戻れば痛くない! いやー怖かった! チンコ根元から折れてたからな」

美也「あれ、起きてる」

橘「ああ、美也」

美也「? どしたの」

橘「普通のご飯がやっぱり一番だね」

美也「? そう、ならはやく来てね」

橘「さて次は……」


桜井「はれ、純一~!」モグモグ

橘「梨穂子か、どうした?」

桜井「ううん、なんにも? ただ見えたからだよ~」

橘「そうか……梨穂子ちょっとお願いがあるんだが」

桜井「なに?」もぐもぐ

橘「お腹触らせてくれ」

桜井「ええっ!? や、やだよぉ」

橘「お腹が無理なら胸でもいい」

桜井「そ、そんなの恥ずかしくてもっと無理だよ~!」

橘「言うこと聞けよ!!」

桜井「へ……」ビクッ

橘「あ、ああ、悪い、ちょっと気が立ってたんだ」

桜井「な、なにか悩んでるの……? よかったら聞くよ……?」

橘「……別になにもないよ」

桜井「じゃあ、触りたいんだよね……? はい」プニ

橘「り、梨穂子……」

桜井「ちょっとでも癒せるなら、恥ずかしいけど、いいよ……」


ブニブニブニ

橘「こんなぽっちゃりと偽ったデブで癒されるか!」ダッ

桜井「!? そ、そんな……じゅ、純一……」

・・・・・・・・・・

橘「いやー、多分めちゃくちゃショック受けてるだろうな」

橘「梨穂子にはあんまり酷いことできないし、このくらいでいいか」

橘「うーんでもこのくらいで今朝に戻るのもあれだな」

今朝に戻る? それとも甘味中毒と戦う梨穂子の話を見る?


美也「なに、みゃーの体いやらしい目で見て」

橘「……いや、今度まんま肉まん買ってやるよ」

美也「え、ほんと!?」

橘「ああ、それでまんま肉まんの大きさになれたらいいな」

美也「それどう言う意味?」

橘「わかったわかった、二つ買ってやろう、それで均等だ」

美也「そういうことじゃないんだけど……まぁいいや、約束だよにぃに!」バタン

橘「まぁ、今朝に戻っても世界が変わらずあるなら、買えるかな」

橘「さて次いこう、ああ、茶道部に行っとけばよかったな」


橘「こんにちわー」

夕月「おっ? 珍しい客が来たなー」

飛羽「ようこそ」

橘「ええ、いやーちょっと熱いお茶が飲みたくて……」

夕月「そうなのか、りほっちいないから代わりにウチらが入れてやるよ」

飛羽「恐れ慄け」

橘「あ、僕も作りたいんですけどいいですか?」

夕月「橘が? 素人には難しいぞ?」

飛羽「無謀」


橘「美味しく作るならでしょ? まずくても橘特性茶を作りたいんです!」

夕月「まぁ、そこまで言うんなら、いいけどけどねぇ……」

飛羽「私は批評してやる」

橘「ほんとですか? じゃ、じゃあ今からやります、丁度高まってますし」

夕月「高まってる?」

飛羽「高揚感?」

橘「さて、まずはどうすればいいんですか?」


橘「これで、出来たんですか?」

夕月「まぁ……ちょっと粗いが、及第点かな」

飛羽「クズ茶」

夕月「こらこら」

橘「いえ、批評は助かります、今から橘特性茶に生まれ変わった時、前評価を覆すために」

夕月「ふーん、じゃ、こっからどうするかお手並み拝見といこうかね」

飛羽「私も興味津々」

橘「あ、ちょっと秘密なので……外に出て貰ってもいいですか? 障子越しで構いません」

夕月「? なんだよ、気になるねぇ。 まぁ別にいいけどさ」


パタン

夕月「何する気だろうね? あいつ」

飛羽「大したことない、あそこから美味しくするなんて無理」

夕月「そりゃそうだけどさぁ……だからこそ―――」

橘「あふっ、おふっ、あひっ、あっはっ」シュッシュッ

夕月「……」シュッシュ あひぃい

飛羽「……」シュッシュ んほおお

桜井「ふぅ~寒かったよ~あれ? 純一の声?」

夕月「……だめだ、りほっち」

飛羽「今は、入室禁止」


桜井「え、で、でもなんか苦しそうな声してるよ……?」

夕月「大丈夫だウチらは何もしてない」

飛羽「勝手に発情した」

桜井「はつ……じょう?」

夕月「いや、なんでもないぞりほっち!」

橘「あひいいいいいい」ガンガン

三人「……」


桜井「ちょ、ちょっとだけ……」

夕月「ダメだ、りほっち、今はやつとの今後の付き合い方を考えなくちゃならない」

飛羽「猿以下犬以下……虫以下」

桜井「で、でもぉ~」

夕月「……なら何も言わないよ、一人で見な」スッ

飛羽「待て、実は私も興味ある」

夕月「は、はぁあっ!? じゃ、じゃあ、二人で見な! ウチは知らないからな」

桜井「じゃ、じゃあ、そーっと……」

橘「ふっ、ふっ、も、もう……」

桜井「じゅ、純一……あ、あれ? お茶に向けて何を……」

飛羽「酷い」

橘「うぐああああっ」ドピュ

茶「」

夕月「って、てめええええええ! やっぱり許せん! 茶の精神を汚しやがってっ」ドカッ

橘「ぐあっ」

桜井「ええ、部長結局みてたの!?」


橘「ちょ、ちょっと待って……僕は別に茶の精神を汚したりなんて」

夕月「どの口が言ってんだ! こ、こんな……こ、こ、なんの茶だ一体! 馬鹿!」

橘「こ、これは、茶の躍進というか、一歩進むとこうなるというか」

夕月「どこに進んでんだ、アホ!」ドカッ

橘「で、でも飲みたくないですか?」

夕月「飲めるか! 自分で飲んでみろアホ! なぁ!?」

飛羽「……」

桜井「……」

夕月「え、ちょ、あれ?」

飛羽「茶の躍進……落ち着いた空間に自慰表現を加える……ふむ」

桜井「え、えっとそのぉ~、え、えへへ」

夕月「め、目ぇ覚ますんだお前ら! せ、精液だぞ、こいつの!」

橘「るっこ先輩」

夕月「親しげに呼ぶな馬鹿!」ドカッ

橘「飲めば、許してくれるんですね?」

夕月「は?」

橘「飲みます、そして証明します。 これが現代の変態茶、変茶だと」

夕月「そんなのあるか!」バキッ

橘「怒りは最もです。なのでまずは僕が飲み、そしておいしいと言えば」

夕月「言えば?」

橘「順番に飲んでってください」

夕月「だから飲まないって!」バキッ

橘「な、何でですか!? あ、間接キスですか? そんな事気にするなんて可愛いですね」

夕月「違うよ! それ以前の問題だ! 間接どころか直飲みだろう!」

橘「直飲みって……そんなお宝本みたいなこと……」

夕月「うるさい! もういいから自分だけ飲んで!」

飛羽「激戦」

桜井「やっぱり疲れてたんだね純一……」


橘「いきます……」ぐぴ

三人「「「……どう?」」」

橘「おいしいいいいいいいいいいっ」バタン

飛羽「叫びながら気絶した……」

夕月「はぁ、こいつ外に出してもう帰ろうか。 すげー疲れたよ……」

桜井「……」

夕月「よいしょっと、帰るぞ。 戸締り頼むりほっち」

桜井「は、は~い」チラッ


桜井「う、ぅ~……そんなにおいしい……?」

茶「」

桜井「ちょ、ちょっとだけ」

飛羽「……」じー

桜井「ひゃあ!」

飛羽「お腹壊す、飲むなら、今度。 あいつから直飲みにしておけ」

桜井「の、飲もうとなんてしてないよ~、あ、戸締りしなきゃ!」パタパタ

飛羽「……ぐぴ……うぇ」

今朝に戻る? それとも愛歌達とともに新たな愛液茶、愛茶を作る?

橘「……自分の精液って凄いマズイな」

橘「お宝本の彼女たちのあの行為は凄かったんだな……」

美也「にぃに~、あ、起きてる」

橘「あ、ああ今行く」

橘「普通の茶が飲みたい……」

橘「さて、次はいよいよ……殺されたら終わりだから怖いな」


絢辻「なにかしら、ここ教室なんだけど」ボソッ

橘「うん、実は絢辻さんに告白したい事があって……」

絢辻「こ、告白……? こんなところで、なにかな? 何か悪いことでもしたのかしら」

橘「ううん、そうじゃなくて、最近、絢辻さんを見てるとなんだか変なんだ」

絢辻「変……?」

橘「うん。 なんだか僕の体が熱くなったり、でもつい目で追っちゃって」

絢辻「……へ、へぇ、そ、それで?」

橘「この間なんて、目があっただけでドキドキして……今も……」

絢辻(え、なにこれ、私、もしかして、告白されるの? 教室で?)

橘「だから、今、分かったんだ、僕、絢辻さんとどんな関係になりたいのか……」

絢辻「ちょ、ちょ、っと、ま、待って、ね?」ワタワタ

橘「だから、絢辻さん!!」ガシッ

絢辻「は、はぃ!?」

橘「僕と……体だけの関係になってくれませんか!!?」

絢辻「……あ?」ビキッ

梅原「大将……」

ざわざわ、橘の頭はもう……男らしすぎだろ
先生呼んだほうがいいかな、橘君私なら……それでも……


絢辻「はい、これ昼食のメモよ、買ってきなさい」

橘「あ、あの、お金は……」

絢辻「体だけの関係でしょ、さっさと体使ってきなさい」

橘「で、でも、僕さっき足蹴られて……これ多分折れて……」

絢辻「買えなかったら次はその体で一緒に格闘技しましょ、よかったわね密着できるわ」

橘「格闘技って夜の格闘技?」

絢辻「暗殺拳がいいのね? わかったわ」

橘「い、いってきまーす……」

今朝に戻る? それとも絢辻さんとの体だけの関係続ける?

美也「どうしたの?」

橘「最後は……美也にするかな」

美也「は?」

橘「ねぇ、僕美也とキスしたくなった」

美也「は、はぁ!? に、にぃに何言ってるの!?」

橘「美也って可愛いよな、今まで言えなかったけど」

美也「ちょ、ちょっとやめて、こ、こっちこないで」

橘「美也、可愛い唇だな……声も可愛い……口で塞ぎたい……」

美也「や、こ、こっちにきちゃだめ……にぃに、だめ」

橘「? あれ、暗いな、ここどこだ」

橘「ああ、今朝に戻ったのか、ん? 股間に違和感どころか誰かが」

美也「すー、すー」

橘「……」ギシッ

美也「ひぁん」

橘「……」

美也「ん……にぃに……大好き……」ギュ

橘「……さて、今朝に戻るか」

兄妹END
橘さんが今朝に戻るシステムに気づいたら無敵だろと思って書いた。
誰か乗っ取り頼む、変なのしか書けない俺の代わりに甘いの書いてくれ

スト子と麻耶ちゃんは?

かなえちゃんだしてくれ

>>128-129 悪い香苗さんは茶道部以上にキャラつかめてないんだ

>>126 ? 出したよ? え? ダメ? ……ちょっとその二人は難しいかな

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