P「アイドルを一人クビに?」 高木「うむ……」 (288)

P「そんな……」

高木「正直、我が社の業績では……」

P「じゃあ、社長に辞めてもらうわけには……」

高木「」

P「無理ですかね?」

高木「……勘弁してくれたまえ」

P「そうですか」

P(ううん、仕方ない)

P(クビの候補は>>3-5だな)

貴音

P「で、お前らに集まってもらったのは他でもない」

貴音「……」

春香「……」

千早「……」

P「いまの765プロは火の車だ」

P「社長は家を出て車中泊だし、俺の給料も二ヶ月出ていない」

P「てなわけでアイドルを一人クビにすることにした」

貴音「そ、そんな……」

春香「なんで私たちが候補なんですか!?」

春香「ひどいです! プロデューサーさん!」

千早「……」

P「なんでって言われても……」

P「貴音は>>16だし」

P「春香は「>>19だし」

P「千早は>>22だからな」

よし、伊織はたすかった?!

俺の嫁だし

P「まあ、そうなるよな……」

P「じゃあ、ひとりひとり説明していくからな」

P「まず、貴音」

貴音「……」ビクッ

P「お前、事務所の経費でいくら食った?」

貴音「そ、それは……」

P「覚えてないか?」

貴音「……」

P「ここに資料がある」

P「この資料によると……」

P「>>38円ってなってるな」

180000

P「180000円ってなってるな」

千早「うそ……」

春香「貴音さんの食費高すぎ……」

貴音「ま、待ってください!」

P「あ?」

貴音「わかりました。お金はお返しします」

貴音「ですから、クビだけは……」

貴音「クビだけは許してください……」

P「……」

P「まあ、他にも候補はいるんだ」

P「ちょっと待ってろ」

貴音「……」

P「で、春香は俺の嫁だし」

P「次、千早」

千早「ちょ……」

P「あ?」

千早「ちょっと待ってください」

P「なんだ?」

千早「なんで春香がプロデューサーの嫁なんですか!?」

P「うるさい、黙れ」

千早「」

P「千早、お前は壁だ」

千早「壁?」

P「ああ、壁だ」

千早「それってどういう意味ですか?」

P「どうもこうもない」

P「>>52って意味だ」

春香(私は放っとかれるんだ……)

おっぱいが小さすぎてアイドルとしての魅力の無いゴミ

P「おっぱいが小さすぎてアイドルとしての魅力の無いゴミって意味だ」

P「アイドルってのは所詮外見なんだよ」

P「胸がないっていうのはそれだけで罪なんだ」

P「特に若いアイドルはグラビアが最も多くある仕事なのに……」

P「谷間のないお前がどうやって稼ぐんだ?」

P「大体、お前、もう高2だろ?」

P「貧乳が許されるのはU-15までなんだよ」

千早「……」

P「……というわけだ」

P「三人には理解してもらえたか?」

貴音「お金はお返しします」

P「まあ、貴音はそれでいいかな」

千早「他で挽回します……」

千早「私には歌しかないんです!」

P「あー、はいはい」

千早「……」

春香「……」タタタッ

P「あ、おい、春香?」

バタンッ

P「なんだ?」

P「春香のやつどうしたんだ?」

千早「お願いします! プロデューサー!」

千早「私の居場所はもうここしかないんです!」

P「ああ、そう」

貴音「……」

千早「……」

ガチャ

春香「……」

P「どうしたんだ、春香」

春香「……」スチャ

P「モップ? 掃除でもするのか?」

P「いまさら、そんな点数稼ぎしなくていいんだぞ?」

P「クビになる奴は決まったも同然だからな」

春香「……してやる」

P「あ?」

春香「千早ちゃんを傷つける悪魔めええ!!」

春香「殺してやらああああ!!」

ブンッ

P「……ひっ!」

P「は、春香! お、落ち着け!」

P「春香! 俺はお前のことは特に気に入ってるんだ!」

P「今度仕事が入ったらお前に回してやる」

P「だから――」

ガスッ!

P「ふげっ!!」

春香「死ね! 死ね! 死ね!」

バキ! ドカ! ボコ!

P「……」ピクピク

春香「……」ニタァ…

貴音「……」ゾッ

千早「……」ガクガク

P「他の候補を選びます」

高木「そ、そうかね」

高木「ところで、君、その傷は……」

P「……聞かないでください」

高木「……」

P「次の候補は――」

P「>>90-92だな」

千早

P(伊織とやよいは呼び出した)

P「あとは千早だな」

――――
――――――

P「千早――」

春香「……」カチャ

P「――の隣にいる音無さん、ちょっといいですか?」

小鳥「……?」

――――
――――――

P「で、クビにする候補を選んでます」

やよい「……」ガタガタ

伊織「な、なんで私たちなのよ!」

小鳥「わ、私もですか?」

P「理由は――」

伊織「ちょっと待ちなさい!」

P「あ?」

伊織「事務所にお金がないから誰かクビにするっていうの?」

P「まあ、そうだ」

伊織「じゃあ、私、お給料いらない」

伊織「レッスンにかかる費用も自分で持つわ」

伊織「これなら誰も傷つかず、損もしないじゃない」

伊織「にひひっ! 私って天才ね!」

小鳥「……たしかに」

やよい「じゃ、じゃあ、これで誰も辞めずに……」

P「いや、それはどうだろう」

伊織「な、なによ……」

P「お金の問題が一番大きいが、それだけじゃないって話だ……」

伊織「……?」

P「まず、伊織は>>110だし」

P「やよいは>>115

P「音無さんは>>120だ」

ハゲ

俺の嫁

アラフォー

P「まず、伊織」

伊織「な、なによ……」

P「お前、はげてるだろ?」

伊織「が……っ!」

P「なあ、はげてるよな?」

伊織「は、はげてないわよ!」

P「ふーん……」

伊織「前髪をあげてただけ!」

伊織「はげじゃない!」

伊織「はげじゃない!」

P「まあ、次」

P「やよいは俺の嫁」

P「音無さんはアラフォーだし……」

小鳥「……?」

やよい「……」

伊織「は?」

P「いや、だから……」

伊織「アラサーの間違いじゃない?」

P「え?」

伊織「あんたアラフォーの意味わかってんの?」

P「いや、違うよ? ネタだからね?」

P「いやいや、わざとだから」

P「なにマジになってんの?」

P「いやあ、このネタが通じないとは……」

P「びっくりだわ」

P「いや、マジで」

>伊織「前髪をあげてただけ!」

>伊織「はげじゃない!」

>伊織「はげじゃない!」


大事なことだな

P「つーか、伊織」

P「さっきから俺に対して攻撃的じゃない?」

P「クビにするよ?」

伊織「……」

やよい「やめてください!」

P「……」

やよい「伊織ちゃんにひどいこと言わないで下さい!」

小鳥「そうですよ! プロデューサーさん!」

P「まあ、落ち着けよ、やよい」

やよい「……」

小鳥(無視された……)

P「やよいはかわいいなあ」ナデナデ

P「やよいは俺の言うことをきいてればいいんだよ」

やよい「……」

ガチャ

P「やよいは俺のよm――」

ドカッ!

――――――
――――

やよい「あ……」

伊織「う……」

小鳥「プ、プロデューサーさん!?」

P「」

春香「……」

春香「言いましたよね?」

春香「プロデューサーさん」

春香「私はプロデューサーさんの嫁なんだって」

春香「やり直したら別の子が嫁ですか?」

春香「いいですね、プロデューサーさんは」

春香「やり直せるんですから」

春香「まあ、いいじゃないですか」

春香「またやり直せば」


                   おわり

P「俺は間違っていた」

P「クビにするアイドルを選ぶんじゃなくて……」

P「事務所に残すアイドルを選ぶべきだったんだ!」

P「よし! さっそく!」

P「事務所に残ってもらうのは……」

P「>>155-157だな」

いおりん

P「で、誰かをクビにしなくちゃいけないんだ」

真「ボ、ボク、クビになるんですか!?」

P「落ち着け、真」

P「ここにいる三人はクビにならない」

P「残ってもらうことが決定した三人だ」

伊織「ま、当然よね」

やよい「でも、誰かがクビになるなんて……」

真「う、うん……、どうにかならないんですか?」

P「社の決定らしいからな」

P「俺に言われても困る」

P(次に残ってもらうのは――)

P(>>166-168だな)

千早

P(残すべき、アイドルか……)

P「真は女性人気があるし」

P「伊織はある意味ではアイドルのキャラが立ってる」

P「……変態が多いが」

P「やよいは子供から大人まで幅広い支持がある」

P「アイドルに必要なのは需要だ」

P「そういう考えの下、お前ら三人も残ってもらう」

千早「需要、ですか……?」

律子「まあ、マニアックな需要は理解してるつもりです」

雪歩「うう……、本当に私なんかが残っていいんでしょうか……」

P「まあ、俺の独断によるところが大きいが」

P「千早は>>180だし」

P「律子は>>185だし」

P「雪歩は>>190だからな」

なんだかんだで可愛いし

俺の嫁

ブス

P「千早はなんだかんだでかわいいからな」

千早「なんだかんだでですか……」

P「歌以外興味ないとか言いつつ……」

P「友達思いで優しいしな」

P「少しとっつきにくいところがあるけど……」

P「一度、友達になったら絶対に裏切らない」

P「そんな真っ直ぐなところが千早のいいところだな」

P「で、律子は俺の――」ズキン

P「……?」

律子「どうしたんですか? プロデューサー」

P「いや、なんでもない……」

P(なんだ? 急に頭が……)

P「で、雪歩はブス」

P「以上だ」

雪歩「え?」

P「次の三人は――」

雪歩「ちょ、ちょっと待ってくださあい!」

P「あ?」

雪歩「わ、私だけ理由がひどいような……」

P「黙れ、ブス」

雪歩「ひいいん」

P「あ? お前、自分がブスって自覚ないの?」

雪歩「うう……」

P「おい、聞いてんだよ、ブス」

雪歩「……」ブルブル

P「……」ゾクゾクッ

P(あ、やばい……)

P(雪歩、いじめるのすげえ楽しい……)

P(この加虐心をくすぐられる感じ……)

P(たまんねえ)

P「おい、雪歩……」ニヤニヤ

???「待ってください」

P「あ?」

真「それ以上、雪歩にひどい事言うならボクが許しませんよ」

雪歩「真ちゃん……」

P「おいおい、お前らの運命は俺が握ってるんだぞ?」

P「いまからでも――」

真「黙れ」

P「あ……?」

真「友達を傷つけられてまで、ボクがここに残る理由はありません」

P「……」ズキン

P(まただ……)

P「じょ、冗談だよ……」

P「マジになるなって……」ヘヘヘ…

P「じゃあ、次の三人を発表しまーす!」

P「>>220-222だ」

春香

P「春香、亜美、響だ」

春香(よ、良かったあ……)

亜美(ま、真美がいない……)キョロキョロ

響「誰かがいなくなっちゃなんて寂しいぞ……」

P「どんどん行くぞー」

P「次は>>231-233だ」

残るのは一人だけか

P「真美、美希、あずささんだ」

響「ということは……」

P「貴音がクビだな」

美希「そんなの……」

あずさ「どうにかならないんでしょうか……」

P「そう言われてもな」

P「俺の責任じゃないし」

春香「待ってください!」

P「……?」

春香「おかしいです!」

P「なにが?」

春香「ここに居て選ばれてない人がいます!」

P「そんな奴いるか……?」

真「……」ジーッ

P「え?」

雪歩「……」ジッ

P「え?」

伊織「確かに、そうね」

伊織「あんたと貴音の一騎討ちってわけね」

P「ば、バカな……」

残るのは>>260

1.P
2.貴音

1

P「よっしゃあああああああ!!!」

P「当たり前だろうが!!」

P「俺無しでどうやって会社を立て直すんだよ!!!」

P「馬鹿どもが!!」

P「そんなこともわからないのか!!!?」

P「ああ!?」

春香「……」

ガチャ

P「……あ?」

                
                   おわり

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