姉帯「日本はわたしが守るよー!!」塞「トヨネーー!!!!」(119)

   宮守高校控室にて

姉帯「わたしのせいで負けちゃったよ!うわあああああああん!!」グジュグジュ

エイスリン「ナカナイデ トヨネ!」オロオロ

胡桃「そうだよ!トヨネは頑張ったから泣くことないんだよ!」

姉帯「でもぉ……」ポロポロ

白望「あまに泣かれるとダルいからやめて……」

姉帯「シロぉ……」

塞「ううう……」グスン

胡桃「サエも泣かない!」

塞「な、泣いてなんかないよ!目にゴミが入っただけだよ!」グジュグジュ

姉帯「でもせっかくの全国大会が終わっちゃうなんて哀しいよー……」

白望「しょうがない……わたしたちの実力がまだまだだってことだよ……」

胡桃「清澄と姫松強かったね……」

塞「うん……」

エイスリン「!!」カキカキ!

胡桃「エイちゃんなに描いてるの?」

エイスリン「!!」バッ!

塞「えーっとなんだこれは……」

姉帯「わたしたちだよー!みんな笑顔だよ!ちょー上手いよー!」

白望「多分……落ち込まないでって……言ってるんじゃないかな……」

エイスリン「!!」コクンコクン

胡桃「そうだよ!いつまでも落ち込んでたってしょうがないよ!」

エイスリン「!!」カキカキ!

姉帯「またなにか描いてるよー」

エイスリン「!!」バッ!

胡桃「みんな水着姿だ……」

塞「もしかして海に行きたいの?」

エイスリン「ニコニコ」コクンコクン!

姉帯「海かー!ちょー行きたいよー!」

塞「岩手に居たらあまり泳ぐ機会もないしね」

姉帯「じゃあ明日みんなで海に行こうよ!トシさんに断ってさ!」

塞「そうだね!行こう行こう!」

エイスリン「ウミ!タノシミ!」

白望「ダルい……」

  翌日 バスの中にて

姉帯「ほらみんな海だよ!湘南の海だよー!」

翌日、宮守のメンバーはトシさんに許可を得て湘南の海へと遊びにきたのであった

エイスリン「ウミ!カモメ!ナミノリ!」

塞「ほう、ここが鎌倉か」

姉帯「見て見て海だよー!人がちょーいっぱいいるよ!すごいよすごいよ!」

胡桃「うるさいそこ!バスの中では静かにしなさい!」

姉帯「で、でも!」

くすくす くすくす

塞「ト、トヨネ!あまりはしゃぐと田舎者ってことがバレるから静かにして……」

姉帯「ご、ごめんなさい……」

エイスリン「サーフィンUSA~♪」

白望「ZZZ……」

姉帯「とうちゃ~く!」

エイスリン「アツイ!」

塞「そりゃ夏だからね」

胡桃「岩手はここまで暑くないからすぐ倒れちゃいそうだよ……」

白望「ダルい……」

塞「しかしあれだね、人がいっぱいいるね」

姉帯「すぐ迷子になりそうだよー!みんなも気をつけようねー!」

塞「トヨネならすぐ見つけられると思うよ……」

胡桃「さぁ早く着替えよう!」

  数分後

白望「ダルい……」

塞「お!シロ早いね!一番遅いと思ってた!」

白望「更衣室行くのは面倒くさいから……服の下にあらかじめ着てた……」

塞「ああなるほどそういうことね、しかしシロはハイレグスタイルか、意外だね」

白望「別にどうでもいいからこれにした……考えるの面倒くさい……」

塞「シロらしい理由だね……」

白望「そういうサエは……」

塞「わたし?!わたしはほら!露出の多いビキニスタイルだよ!最高にセクシーでしょ!」

白望「……」

胡桃「きもちわるい……」

塞「な、なんだと!」

胡桃「そういうのきもちわるい!高校生らしくない!健全じゃないよ!」

塞「そんなこと言ったら胡桃だって高校生らしくないじゃん!なにそのピンクのふりふりは!」

胡桃「う、これは……」

塞「ぷぷぷっ!すごい可愛いよその水着!胡桃にぴったり!小学生みたい!」

胡桃「う、うるさいそこ!わたしに合うのはこれしかないの!」

塞「胡桃もこのビキニ着てみる?案外似合うかもよ~、ぷぷぷっ!」

胡桃「もうサエなんて知らない!」

白望「ダルい……」

エイスリン「アノ ケンカ ダメダヨ」

胡桃「エイちゃん……」

エイスリン「ナカヨクシヨ ウミハ タノシイヨ」オロオロ

塞「そ、そうだねごめんね……」

胡桃「ごめんなさい……」

エイスリン「ミンナ エガオ イチバン」ニコニコ

塞「それにしてもエイスリンさんってあれだよね!外人さんなのに胸ないね!」

胡桃「こら!サエはまたそういうこと言う!」

エイスリン「???」

白望「サエも人のこと言えない……」

塞「わ、わたしはこの中では一番だからいいんだもん!」

白望「あっそ……」

胡桃「それにしてもトヨネ遅いね」

塞「そうだね、道に迷ってるのかな……」

姉帯「みんなごめ~ん、水着に着替えるのに時間掛かっちゃったよー!」

胡桃「え!」

白望「……」

塞「ちょ!ちょっとトヨネ!」

姉帯「え、どうしたの……って胡桃の水着ちょー可愛いじゃん!サエのビキニはすごいセクシーだよー!」

塞「えへへ、そうかな……」

胡桃「そんなことより!トヨネその水着!」

塞「そ、そうだった!トヨネ、その水着はダメだよ……」

姉帯「ええ!なんでダメだの?」

胡桃「だってそれ……」

塞「スクール水着じゃん……」

エイスリン「???」

姉帯「これ着ちゃダメなの……」

塞「ダメというわけじゃないけど……」

胡桃「あまりそういうのは学校以外で着ないほうが良い」

姉帯「えーなんで!動くやすくですごい良いのに!それにわたしが着れる水着これしかないよー」

塞「でも……」

白望「その水着だと……変態が喜ぶからやめたほうがいい……」

姉帯「え……それほんと?」

白望「ホント……実際周りの変態がジロジロ見てる……」

姉帯「えー!嫌だよ嫌だよ!ちょー不快だよー!」

塞「ほらさっさと着替えよう!代わりの水着はみんなが探してきてあげるから!」

姉帯「うんありがとう……」ショボーン

  数十分後……

塞「どうその水着!トヨネにぴったりだと思うよ!」

姉帯「なんか露出が多くてちょー恥ずかしいよー……」

塞「(さっきの水着のほうが恥ずかしいと思うけどね)良いじゃん!似合ってるって!わたしのとおそろだよ!」

姉帯「でも……」

塞「じゃあどういうのが良かったの?シロみたいなハイレグ?」

姉帯「胡桃みたいな可愛いのが良かったよー」

塞「ああ無理無理!あれはお子様用だから大人用には売ってないの」

胡桃「う、うるさい!」

エイスリン「!!」カキカキ!

胡桃「エイちゃんがまたなにか描いてる!」

エイスリン「!!」バッ!

白望「早く泳ぎたいって……」

塞「そうだね、泳ぎに来たんだったね……」

姉帯「早く泳がないと日が暮れちゃうよー」

エイスリン「レッツスイミング!」

姉帯「じゃあさっそく海に行こう!」スタタタタッ!

エイスリン「GO!GO!」スタタタタッ!

塞「トヨネはともかくエイスリンさん元気だなぁ……」

姉帯「海だよー!イエーイ!」

塞「周りの人が一斉に避けていってる……そりゃあの迫力だもんね……」

胡桃「こらぁ!泳ぐ前にはちゃんと準備体操しなきゃダメでしょ!」

塞「体育のプールじゃないんだから……」

白望「眠い……」

姉帯「わーい海だあああああ!!!」バシャバシャ!

エイスリン「マッテ トヨネ マッテ」バチャバチャ

姉帯「エイスリンさーんこっちだよー」バチャバチャ!

エイスリン「マッテ トヨネ マッテ」バチャバチャ

姉帯「もっと深いとこいくよー」バシャバシャ

エイスリン「マッテ マッテ マッテ」バチャバチャ

姉帯「ちょー冷たくて気持ち良いよー」バチャバチャ

エイスリン「マッテ……マッテ……」

姉帯「海ちょー楽しいよー!」

エイスリン「マッ……テ……トヨ……」ブクブク

姉帯「あれエイスリンさんは?」キョロキョロ

エイスリン「アシ……ガ……トドカ……ナイヨ……」ブクブク

塞「大変!エイスリンさんが溺れてる!」

    海岸にて

塞「エイスリンさん!エイスリンさん!」

エイスリン「ココハ……ヘブン?」

塞「ホッ……生き返った……」

白望「天国じゃない……ここは鎌倉……」

姉帯「エイスリンさんごめんねー」グジュ

胡桃「調子に乗って沖まで走ってくのが悪いんだよ!」

塞「トヨネは2メートル近くあるから大丈夫だけどエイスリンさんがあそこまで行くのは危険だよ……」

エイスリン「ゴメンナサイデス……ワタシオヨゲナイデス……」

白望「それなら浮輪を使えば良い……はい……」ヒョイ

エイスリン「シ、シロ……!」スマイル!

塞「さぁ気を取り直してまた泳ぎに行こうか」

姉帯「エイスリンさんこっちだよー」バシャバシャ

エイスリン「ウミ!キモチイイ!」バシャバシャ

塞「みんな楽しそうだねぇ」

白望「ダルい……」プカプカ

塞「シロは膨らませたボートで一人のんびりか……沖合に流されないか心配だよ……」

胡桃「ふぅー!ふぅー!」

塞「で、あんたはいったいなにしてるの?」

胡桃「う、浮き輪を膨らませてるんだよ!見てわかるでしょ!」

塞「へぇ、誰が使うのその浮き輪?エイスリンさん以外で浮き輪なんか使う人いるの?」

胡桃「う、うるさいうるさい!わたしが使うの!知ってるでしょ!わたしがカナヅチだってこと!」

塞「そうだったね!ぷぷぷっ!」

白望「……」プカプカ

姉帯「えーいっ!」バシャーン!

塞「あ!やったな!そりゃ!」バシャーン!

姉帯「うわっ!ちょーしょっぱいよー」

塞「海だからしょっぱいのは当然だね」

エイスリン「クルミモオヨゲナイ?」プカプカ

胡桃「う、うん……」プカプカ

エイスリン「イッショ ワタシトイッショ」ニコニコ

胡桃「そ、そうだね……」プカプカ

塞「ああそうだ!トヨネ、あれやってよあれ」

姉帯「あれ?」

塞「あれだよあれ!思いっきりバーンってするやつ!」

姉帯「ええあれやると怒られちゃうよー」

塞「大丈夫だっていまはプールの授業じゃないんだし、お咎めなしだって」

姉帯「うんわかった、サエをバーンってすればいいのー?」

塞「ううん、わたしじゃなくて」チラッ

胡桃「足が届かない……」

姉帯「胡桃にやればいいんだねー!わかったよー!」

胡桃「ハァ……」プカプカ

姉帯「胡桃ー!」ガシッ!

胡桃「ん、トヨネどうしたのってうわぁあああ!!」

なんとトヨネは胡桃を思いっきり遠くまで投げ飛ばしたのだった・・・

胡桃「ギニヤ!!」

バシャーン!!!

塞「アハハハハハ!!すっごい遠くまで飛んだよ!」

姉帯「今までの最高記録だよー」

胡桃「コラァァァ!!危ないでしょ!いきなりなにするの!!」

姉帯「胡桃をバーンしたんだよー、面白かったでしょ?」

胡桃「怖かった!二度とやらないで!」

塞「胡桃は怖がりだなぁ、慣れるとすっごい面白いんだけどなぁ」

エイスリン「ワタシモ バーン シテ」

姉帯「エイスリンさんもやりたいの?良いよ!えーい!」ビューン!

エイスリン「ワンダフル!!」

バシャーン!

  太陽キラーン

姉帯「ハァハァハァ……」

塞「いやぁやり過ぎた……背中が痛い……」

エイスリン「イタイ……イタイ……」シクシク

姉帯「投げ過ぎて肩が痛いよー……」

胡桃「バカみたい!」

白望「ねぇ」

塞「ん?どうしたのシロ?」

白望「お腹すいた……そろそろご飯にしよう……」

塞「そうだねー、じゃあひとまず休憩にしようか」

姉帯「お昼御飯楽しみだよー」

塞「誰がご飯買いに行く?」

胡桃「みんな行けばいいじゃん」

塞「それじゃつまらないよ!なんかゲームして負けた人が罰として買いだしにいくことにしよう」

姉帯「ゲームってなにするのー」

塞「そりゃやっぱりじゃんけんとか……」

エイスリン「!!」サササッ!

姉帯「エイスリンさんが砂浜になにかを描き始めたよー」

塞「口づけを待つしぐさってやつかな」

白望「古い……」

エイスリン「!!」ドヤッ!

姉帯「あー棒倒しの絵だー」

塞「そうか棒倒しか!それで棒を倒した人が買いだしに行くってことにしよう!」

姉帯「良いね!やろうやろう!」

エイスリン「ニコニコ」

塞「じゃあ適当な棒を使ってと……」ザッザッ

塞「さぁできたよ!まずは……」

白望「先鋒のわたしから……」サッ

塞「じゃあ大会のときと同じ順番で良いよね、トヨネが最後だね」

姉帯「わたしが大将だよー」

エイスリン「♪♪♪」サッ

胡桃「ちょっとエイちゃんとり過ぎ!」

胡桃「ううう……」

塞「ちゃんと周りの砂を取るんだよ、小指でひょいって払うだけじゃダメだからね」

胡桃「わ、わかってる!」

胡桃(ううう……こういうの苦手……でも失敗したらサエに笑われる……)

塞「どうしたの胡桃?手が震えてるよ?」クスクス

胡桃「うるさいっ!いまやるから!」

エイスリン「クルミ!ガンバ!」

塞「応援しちゃダメでしょそこは……」

胡桃「えいっ!やった成功したよ!」ザッ!

姉帯「あ!トンビだ!見て見てトンビだよ!」ピョンピョン!

  グラ!ザザザ・・・!

胡桃「あぁぁ!!!」

塞「はい倒した!買いだしは胡桃に決定!」

胡桃「いまのは無し!トヨネが跳ねた振動で倒れたんだし!」

塞「ダメだよ!相手のせいで卓が揺れて自分の牌が倒れても同じこと言える?」

胡桃「そ、それは……」

塞「じゃあはい買ってきてね」

胡桃「ううう……」

塞「わたし焼きそばね」

姉帯「わたしはイカ焼きが食べたいよー」

エイスリン「タコヤキ!タコヤキ!」

白望「鳩サブレー……」

胡桃「わたしは聖徳太子じゃないんだから一度に言わないで!それと鳩サブレは無理!」

白望「ダルい……」

塞「みんなが食べたいもののメモだよ、それとお金」ジャラジャラ

胡桃「ふんっ!」トテトテ

姉帯「胡桃大丈夫かなぁ、迷子になったりしないかなぁ」

塞「もう高3なんだし大丈夫だと思うよ……」

白望「胡桃はしっかりしてるし心配いらない……」

姉帯「それなら良かったよー、わたしだったらすぐ迷子だよー」

塞「まぁトヨネならすぐ見つかると思うけどね」

エイスリン「トンビ?トンビドコ?」

塞「そういえばなんでトンビなんかで興奮してたのさ、あんなのどこにでもいるじゃん」

姉帯「鳥のほうのトンビじゃないよー、元西武のエースのほうだよー」

塞「東尾修のほうか……」

姉帯「胡桃が来るまでなにしてようか?」

白望「寝る……」

姉帯「それじゃつまらないよー」

塞「じゃあわたしの体を埋めてよ、定番じゃんそういうの」

姉帯「ちょー面白そうだよー」

塞「一度海でやってみたかったんだよねぇ、じゃあさっそく」ゴロン

姉帯「埋めるよー!」ザザザっ!

塞「ちょ!顔はやめて顔は!」

エイスリン「エイ!エイ!」サッサッ

塞「そうそう体によ体に……」

白望「ダルい……」

  太陽キラーン

塞「良い感じに埋まったね」

姉帯「すごいよー海老フライみたいだよー」

エイスリン「クルミ オソイネ」

姉帯「どうしたんだろうね、混んでるのかなー」

塞「道草食ってるんじゃないの?ヤンガンでも立ち読みしてるんじゃないの?」

白望「でも胡桃の性格からしてまっすぐ帰ってくると思う……」

塞「たしかにそうだね……」

姉帯「胡桃なにしてるんだろ……」

 ピンポンパンポーン

アナウンス『迷子のお知らせです、岩手からおこしの鹿倉胡桃さんが迷子センターで保護されております……』

姉帯・塞・白望・エイ「…………」

姉帯「いま聞いたよね……」

塞「うん……たしかに聞いたよ……」

白望「胡桃が迷子……」

エイスリン「ドウシヨ!ドウシヨ!」オロオロ

姉帯「迷子センターに行こうよ!」スタタタタッ!

白望「うん……」スタタタタタッ

エイスリン「マッテ!」スタタタタタッ!

塞「ちょっと待ってよ!やばい!埋まって動けない!」

 スタタタタタタタタタ!!

塞「待って!置いてかないでよ!もう!」

姉帯(胡桃!胡桃ぃ!)

姉帯「迷子センターは!迷子センターはどこ!」

エイスリン「???」オロオロ

白望「あっち……」スタタタタタッ

エイスリン「マッテ!シロ!」

姉帯「今頃胡桃、寂しくて泣いてるよきっとー」

胡桃≪うわああああああああああああああん!!!!≫

白望「それは無いと思う……」

姉帯「そういえばシロ走れるんだね!びっくりしたよー」

白望「ひと月に一日程度なら走れる……」

エイスリン「ツイタヨ!」

姉帯「胡桃は!胡桃はどこ!?」

白望「……あそこに居る」

姉帯「どこどこ?」

胡桃「だからわたしは迷子じゃない!」

おばさん「はいはいわかったから、それでお父さんとお母さんの名前は?いつごろはぐれたの?」

胡桃「だから違う!」

係員「人見知りみたいですねぇ」

おばさん「ちゃんと言ってくれなきゃお母さん達にも会えないのよ」

胡桃「で、でも……」

おばさん「おばさんはね、怒ってるわけじゃないの、あなたのことが心配だから聞いてるの」

胡桃「ううう……」グジュ

おばさん「困ったわねぇ……」

姉帯「……」

白望「やっぱり迷子と間違われてた……」

胡桃「……」グジュグジュ

姉帯「迷子と勘違いされてたの?」

胡桃「……」コクン

白望「胡桃は見た目が子供っぽいからね……」

胡桃「……」グジュ

エイスリン「クルミ……ナカナイデ……」

姉帯「ほら早く買いだしに行こう!サエが待ちくたびれてるよー」

胡桃「そういえば……サエは……」

姉帯「いまちょっと動けない事情があるんだよー」

白望「早く行こ……」

  ミーンミンミンミンミーン・・・

塞「暑い……みんなまだ……」

子供「あーお母さんあれ見て!バフンウニが落ちてるよ!」

塞「バフンウニじゃなくてわたしの髪の毛だよ!」

子供「うわーん!怒られた!」スタタタタッ!

塞「泣きたいのはこっちだよまったく……暑い……」

姉帯「サエーただいまー!」

白望「ダルい……」

塞「みんな遅いよ!熱中症で死にそうだよこっちは!」

姉帯「ごめんねー」

胡桃「……」

塞「な、なに見てるのよ」

胡桃「わたしより小さいなぁと思って」ニコニコ

塞「そんなことで悦に浸らないでよ!てか早く砂どけて!」

こうして彼女らは海を楽しんだのであった・・・

   夜の浜辺にて

姉帯「愛のバクダンもっとたくさんおっことしてくれ~♪」

塞「トヨネごきげんだねぇ~、鼻歌なんか歌っちゃって」

姉帯「だってちょー楽しかったもん!生まれてきて一番楽しかったよー」

塞「またみんなで泳ぎたいね、また来年も来ようよみんなで!」

姉帯「う、うん……」

胡桃「どうしたのトヨネ?急に元気が無くなったみたいだけど」

姉帯「え?いやなんでもないよー!アハハ」

胡桃「?」

エイスリン「ヒックヒック……」グジュグジュ

塞「え?急にどうしたのエイスリンさん!」

胡桃「なんで泣いてるの?」

エイスリン「ヒックヒック……」ポロポロ カキカキ…

塞「なんの絵だろう……」

エイスリン「……」ポロポロ バッ…

胡桃「えーっとこれは……」

塞「飛行機?どういうことだろう……」

姉帯「多分わたしはニュージーランドに帰っちゃうからもうみんなと遊べないってことかな……」

塞「あ……」

エイスリン「ヒックヒック……」コクン

胡桃「そういえばエイちゃんは留学生だったんだね……」

エイスリン「カエリタクナイヨ……モットミンナトイッショニイタイヨ……」

胡桃「エイちゃん……」

白望「大丈夫だよ……」

塞「うわっ!シロ!いつの間に!」

白望「帰国するまでまだ時間はいっぱいある……それまでに思い出をいっぱい作れば良い……
   うんざりするほどたくさん……もう二度と夏が来なくていいと思うくらい……」

エイスリン「シロ……」

白望「それに会えなくなるわけじゃない……今度はわたしたちがエイスリンさんの国に行くよ」

塞「そうだよ!ニュージーランドに行ってみたかったんだわたし!」

胡桃「うんみんなで行くよ、今度はみんなで羊をおっかけようね」

エイスリン「ミンナ……」

姉帯「……」

白望「花火買ってきた……みんなでやろう……」

塞「うわぁシロは気がきくなぁ!やろうやろう!」

こうして宮守女子たちの楽しい一日は終わりを告げたのだった・・・

姉帯「……」グスン

  次の日 宿舎にて

トシ「あらあら、みんな真っ黒じゃないか」

塞「思いっきり遊んできました!」

胡桃「ひりひりする……」

エイスリン「タノシカッタ!」

白望「ダルい……」

トシ「シロも真っ黒、これじゃクロだね」

姉帯「……」

トシ「どうしたんだいトヨネ?なんか元気ないじゃないか」

姉帯「え?な、なんでもないよー!ちょー楽しかったよー!」

塞「トヨネが一番はしゃいでましたからね!多分疲れたんでしょう」

姉帯「そ、そうだよ!アハハハ!」

トシ「……」

トシ「さて帰るとしますか」

胡桃「やっと岩手に戻れる」

エイスリン「マタコヨウネ!」

白望「うん、そうだね」

塞「なんかお土産でも買っとけば良かったなぁ」

白望「鳩サブレ買った……」

塞「買ったの!?すごいシロ!あとでわたしにも頂戴!」

白望「ダメ……」

塞「ええけちんぼ!」

胡桃「ほらさっさと行くよ!」

姉帯「……」

エイスリン「トヨネ?」

姉帯「あ、ごめんね、ぼーっとしちゃったよ、アハハ」

エイスリン「???」

塞「東京とも今日でお別れかぁ」

胡桃「もう十分楽しんだでしょ!」

塞「全然だよ!東京スカイツリーも見てないし柴又にも行ってないし……」

胡桃「はいはいわかったから早く行くよ」

姉帯「……」

白望「どうしたの……」

姉帯「今日はあそこの会場で準決勝があるんだよー、わたしもあそこで麻雀したかったよー」

白望「しょうがないよ……今度はプロの世界でリベンジすればいい……」

姉帯「……うんそうだね」

トヨネ達がその場から離れようとした、その時……!

塞「うわ!な、なんだこれは!」

急に地響きがなり地面が揺れ出したのだ……!

胡桃「な、なにこれ!」

トシ「みんな落ち着いて!」

 ドシーン・・・! ドシーン・・・!

塞「地震?!」

エイスリン「コワイ!コワイヨ!」

白望「大丈夫……落ち着いて……」ギューッ

胡桃「ギニヤ!」

塞「胡桃がこけた!」

姉帯「これは地震じゃないよー!」

  ドシーン! ドシーン!

塞「じゃあいったいこれは!?」

姉帯「あれを見て!」

トヨネが指差した先には・・・

末原「ガガガガ……」

なんと巨大な末原が立っていたのだ……!

末原「ギガーーーーーーー!!!!」

塞「あ、あれは姫松の大将じゃん!なんであんな大きいの!」

末原「ギガガガガー!!!」ドシーン!ドシーン!

そんな巨大化した末原が準決勝会場に向かっているのだ・・・!

末原「ミヤナガアアアアアアアア!!!!」 ドシーン!ドシーン!

胡桃「なんなのあれ!おかしいでしょ!」

塞「いったいなぜあんなことに……!」

赤阪「どうやおもろいやろ~!最高やろ~!」

塞「あ、あんたはたしか……」

赤阪「姫松高校監督の赤阪いくのんやで~」

洋榎「あんた監督やないやろ!」

赤阪「愛宕のお姉ちゃ~んやーん!」

洋榎「やっと見つけたで代理!」

赤阪「どうやこの末原ちゃん最高やろ!」

末原「ミヤナガアアアアアアアアアアアア!!!」

塞「いったいどういうことなんですか……」

洋榎「実はな……」

 数日前

末原≪き、清澄に勝ちたいです……≫

赤阪≪ええ方法があるんやで~≫

洋榎「というわけでこうなったちゅうわけや……」

胡桃「意味わかんないよ!」

赤阪「つまり末原ちゃんは清澄に勝ちたいわけや、そやからいくのんが鍛えなおしてあげたんやなぁ」

胡桃「鍛えなおすってレベルじゃないでしょ!これでどうやって麻雀を打つの!」

赤阪「麻雀で末原ちゃんが勝てるわけないや~ん、宮永咲ちゃんは怪物やで」

塞「じゃ、じゃあ……」

赤阪「ああやって巨大化させて会場をぶっ壊すんや、これでなにかもなかったことになるハズや……!」ニコニコ

白望「頭おかしいこの人……」

末原「アリダエエエエエエエエーイ!!!!!」ドシーン!ドシーン!

漫「あかん!このままやと会場が壊されますよ!」

洋榎「(漫ちゃんおったんか……)どうすればええんや……」

姉帯「……」

きゃあああああああああああああ!!!

恒子『おーっと!巨大怪獣です!巨大怪獣が東京を火に海にしようとしております!』

健夜『こーこちゃん早く逃げよう!』

ネリー「日本は恐ろしいヨ!」

斉藤ハンカチ「うわあああああ!!!!!」

咲「和ちゃああああああああああん!!!!」

恒子『逃げまどう人々!果たして人類は大いなる脅威に対してひれ伏すことになってしまうのかぁ!』

末原「ミヤナガアアアアアアアアアア!!!!」

エイスリン「ドウシヨ……ドウシヨ……!」

姉帯「!!!」スタタタタッ!

塞「トヨネ待ってよ!」ガシィ!

姉帯「離してサエ!」

塞「行ってどうするのよ!相手は本物の怪物だよ!私たちにはどうすることもできないよ!」

胡桃「そうだよ!逃げた方が良いよ!」

末原「キシャアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

姉帯「でも……!」

エイスリン「トヨネ……イカナイデ……」

白望「逃げたほうが良い……」

洋榎「そうやで!今の恭子は危険や!説得が通じないんや!」

姉帯「大丈夫だよー!だってわたしは……」

塞「わたしは?」

姉帯「宇宙から来たアネタイセブンなんだよー!」

塞「え……」

胡桃「そんな……」

姉帯「みんな黙っててごめんねー、わたし人間じゃなかったんだよー」

エイスリン「トヨネハ……ウチュウジン?」

洋榎「ホンマかいな……」

白望「……」

姉帯「だからわたしは行くよ!あの末原さんを倒しに!」スタタタタッ!

塞「ト、トヨネェ!」

漫「なんやこの超展開はついていけへんわ……」

末原「ミヤナガアアアアアアアアアア!!!」

咲「きゃあっ!」ドテーン!

末原「ミヤナガコノヤロオオオオオオ!!ドシーン!ドシーン!

咲「うわああああああああああああん!!嫌だよぉ!死にたくないよぉ!」

末原「ミヤナガアアアアアアアア!!!!」

姉帯「ふざけるのもそれまでだよー末原さん!」

末原「キシャッ?!」

そこには末原と同じぐらいに巨大化したトヨネの姿があった……!

姉帯「ここからはわたしが相手だよ!」

末原「アネタイコノヤロオオオオオオ!!!!」ドシーン!ドシーン!

姉帯「日本はわたしが守るよー!」スタタタタタッ!

塞「ト、トヨネ!」

姉帯「えいっ!」バンッ!

末原「キシャアアアアアアアア!!」

姉帯「トヨネキック!」バンッ!

末原「ガガガガガガー!!!!!」

姉帯「トヨネチョップ!」バンッ!

末原「キシャアアアアアアアアー!!」

姉帯「トヨネエルボー!」バンッ!

末原「ウガアアアアアアア!!」

姉帯「トヨネソバット!」バンッ

漫「なんか全然効いてないですやん……」

姉帯「トヨネ……」

末原「イイカゲンニシロ!」バキッ!

姉帯「ギニヤ!」

末原「コッチハイソガシンイヤ!ジャマセントイテヤ!」

姉帯「ううう……」

末原「ミヤナガアアアアアア!!!」

塞「トヨネー!大丈夫ー?!」

姉帯「ううう……」

胡桃「う?」

姉帯「うわあああああああああああああああん!!!痛いよ!ちょー痛いよ!うわああああああああああああん!!!」

漫「え、めっちゃ弱いやん」

姉帯「うわあああああああああああああああん!!!」ポタポタ

洋榎「うわっ!耳が!耳がァ!」

塞「ちょっとうるさいよトヨネ!」

胡桃「ギャー!洪水!洪水だよ!」

塞「泣かないで!みんな溺れちゃう!」

姉帯「うわああああああああああああん!!!!」ボタボタ

洋榎「あんなポンコツほっといて他に恭子を止める方法を考えるんや!」

漫「自衛隊に頼むしかないですやん……」

末原「ミヤナガアアアアアアアアア!!!」

洋榎「ああもうどないすればええんや!」

赤阪「止める方法ならひとつあるで~」

洋榎「なんですて!」

赤阪「あの凶暴化した末原ちゃんを止める方法がひとつだけあるんよ」

洋榎「どうやって止めるんです!なんか薬でも使うんか!」

赤阪「薬やなくてなぁ、漫ちゃんを使うんや」

漫「は?」

赤阪「みんなもご存じの通り末原ちゃんは漫ちゃんが好き好きでたまらないんやな~
   だから凶暴化した末原ちゃんには漫ちゃんが一番なんや~」

漫「ご存じもなにも初耳ですよ……ちょっと待ってくださいよ、先輩がうちのこと好きって……」

赤阪「好きやから漫ちゃんを贔屓してメンバーに入れてるんやん、そやなかったら漫ちゃんは万年2軍やで~」

漫「なんや哀しいこと言わんといてくださいよ……」

洋榎「で、どうやって止めるんや!」

赤阪「ちょっと待ってや~、ゆーこちゃん絹ちゃん例のやつ持ってきてや~」

由子「持ってきたのよー」ガラガラガラ

洋榎「なんやこれは……」

由子たちが持ってきたのは巨大な大砲だった

赤阪「この大砲で漫ちゃんを末原ちゃんめがけてぶつけるんや~」

漫「ちょっとなに言ってるかわからへん」

赤阪「この大砲で末原ちゃんにバーンとぶつけるんや!景気よくいこか」

漫「ちょっと意味わかりませんよ!なんでこんな方法なんですか!」

赤阪「ウルトラセブンに出てくるクレイジーゴン言うロボットもこういう方法で倒したんやで
   今回はそれをヒントに作ってみたんやなぁ~」

漫「嫌ですよ!あの姉帯さんに倒してもらえばええやないですか!」

姉帯「ひっくひっく……痛いよぉ……」ポロポロ

赤阪「泣いてるし可哀想や~ん」

漫「そんなぁ!」

洋榎「頼む漫!日本を救うと思ってここはなんとか!」

由子「そうなのよー!ここれで勝てば漫ちゃんは世界のヒーローなのよー!」

絹恵「お願い上重さん……日本のみんなを守って……」ポロポロ

漫「嫌や!!なんでうちがこんなメに!」

赤阪「ええから早く大砲に入り!!」グググッ!

漫「嫌や!離して!離せ~~~!!」

赤阪「みんなも漫ちゃんを砲台の中に押し込むんや!」

洋榎「お、おう!」ギュー!

由子「のよー!」ギュー!

絹恵「堪忍な……上重さん堪忍な……」ギュー!

白望「……」ギュー

漫「やめてや!まだ死にたくないんや!」

赤阪「つべこべ言わずさっさと入らんか!」バキッ!

漫「ギニヤ!」コロコロ!

赤阪「よし!発射の準備や!」

洋榎「火ぃ点けるで!」

漫「嫌や!嫌や!!」

 チチチチチチ……

赤阪「みんな離れるんやで~爆発するで~」

漫「嫌や……そんなアホなことが……」

その瞬間、大砲が勢いよく火を吹き漫を末原のほうへと発射した・・・!

漫「いやああああああああああああああああああ……………………………」

赤阪「よおやく爆発したみたいやなぁ~」

末原「ミヤナガアアアアアアアアアア!!!!!」

漫「いやあああああああああ!!!!!」ヒューン!

末原「ウボワッ!!!」

末原の胸に漫が命中した、そして動きが止まった・・・

洋榎「ど、どうなったんや……」

末原「……」

由子「まったく動かないのよー」

末原「……ズチャ……」

絹恵「え?」

末原「スズチャカワイイ……スズチャスズチャ」ペロペロ

漫「ちょっとやめてください汚い……」

赤阪「どうやら作戦は成功したみたいやで~、いくのん大勝利や~」

こうして上重漫の活躍により日本の平和は守られたのであった・・・

赤阪「どうや~おもろかったやろ~、最高やったやろ~」ゲラゲラ

警察「ちょっと署まで来てもらえませんかね」

赤阪「あ?」

  それから数日後

姉帯「みんなとお別れだよー……」

塞「ホントに帰っちゃうの?」

姉帯「うん……この夏が終わったら帰らなきゃいけないんだぁ……」

胡桃「でもまだ夏は終わってないよ!」

姉帯「でももうみんなに正体がバレちゃったししょうがないよー」

エイスリン「トヨネ……トヨネ……」ポロポロ

姉帯「泣かないでエイスリンさん……」

白望「わたしたち……トヨネのこと忘れないから……」

姉帯「うん、絶対忘れないでね」

塞「忘れるないよ……この夏は絶対に一生忘れないよ……」グジュ

胡桃「ほらほら泣かないの!」

塞「胡桃ぃ……」ダキィ ポロポロ

トシ「そろそろ時間だよ、早く宇宙船に乗って」

姉帯「はいトシさん」

白望「まさかトシさんまでトヨネの仲間だとは思わなかった……」

姉帯「トシさんは昔から地球を守ってるすごい人なんだよー!」

胡桃「ただ者じゃないとは思ってたけどね……」

姉帯「じゃあもう行くね」

塞「行かないでトヨネ!」ポロポロ

姉帯「わたしも帰りたくないよサエ……でにしょうがないんだよー……」ポロポロ

エイスリン「!!」カキカキ!

エイスリン「!!」バッ!

胡桃「わたしたちの絵だよ!みんな笑ってる……」

白望「多分笑顔で送り出そうってことだよ……」

エイスリン「!!」コクン

胡桃「そうだよ!はいサエ!トヨネのために笑って!」

塞「う、うん、トヨネ……元気でね……わたしたちのこと絶対に忘れないでね……」

姉帯「ぜったい忘れないよー!みんなちょーだいすきだよー!」

塞「わたしもトヨネのこと大好きだよ、えへへ」

トシ「さぁ行くよ!」

姉帯「はい、それじゃあみんなバイバイ!」

胡桃「じゃあね!」

白望「さようなら……」

エイスリン「シーユー!」

塞「またね!」

トヨネはみんなと別れ……故郷の星へと戻るのだった……

漫「ちょっと待ってくださいよ!!」

姉帯「え?」

漫「え!じゃないですよ!何なんですかこれは!感動の別れを演出してるみたいやけど
  この日本の救ったのはうちですやん!姉帯さん泣いてただけですやん!」

洋榎「別にええやーんそんなことどーでも」

由子「終わりよければすべてよしなのよー」

漫「良くないですやん!」

絹恵「そんな怒らんといてや、今日でお別れや言うのに」

末原「スズチャ……オコラナイデ……エガオエガオ」ペロペロ

漫「ちょっとデコ舐めるのはやめてくださいよ!」

白望「感動の別れが台無し……」

漫「台無しもくそもあるかいな!なんでうちまで宇宙船でこの人の故郷の星とやらに帰らないといけないんや!」

洋榎「しょうがないやん」

漫「しょうがなくないですやん!うちは人間や!人間なんだから地球に残らせてや!」

姉帯「でも末原さんをわたしの故郷に連れてかなきゃいけないんだよー、だからスズちゃんも……」

漫「だからなんでうちまで連れていくんですか!末原さんだけ連れてけばええ話ですやん!」

末原「スズチャイナイト……ワタシサビシイヨ……」

漫「だからってなんで……」

末原「ゴタゴタウルサインジャアアアアアイ!!!キシャアアアアアアア!!!」

漫「ひぃすいませんすいません!!」

姉帯「出発するよー!」

漫「ああ待って!嫌や!地球を離れるのは嫌や!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・

漫「嫌や!嫌やああああああああああああああああ!!!!」

こうして日本を救った英雄である上重漫は地球に別れを告げたのであった・・・

          姉帯「日本はわたしが守るよー!!」塞「トヨネーー!!!!」   カン

以上です
読んでくれた人サンキュー
寝るお

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