結衣「まりちゃん。おふ、お風呂入ろっか!」 まり「わーい」(252)

結衣「ほら、早く脱いで」

まり「えへへ、自分でできるy」

結衣「いいから」


まり「えへへ、おふろたのしーねぇ」

結衣「たのしいね」ジーッ

まり「?? なにかついてる?」

結衣「ううん、はえてないよ」

まり「そっかぁ」

結衣「それがいい」

結衣「頭洗おうか」

まり「うん!」

結衣「じゃあ、しみるからちょっと目つぶってねー」

まり「はーい」

結衣「まりちゃんはいい子だね」パシャッ

まり「なんのおと?」

結衣「泡がはじける音だよ」パシャッ

まり「シャボン玉やりたい!」

結衣「あとでやろうね」ジーッ

結衣「次は体だね」

まり「あ! からだじぶんであらえるy」

結衣「バンザーイ」バッ

まり「ばんざーい」パッ

結衣「お手てからゴシゴシしようね」

まり「手があわあわー」

結衣「次はおっぱゲフン体をゴシゴシしようか」

まり「くすぐったーい」キャッキャッ

結衣「我慢してねー」

まり「はーい」キャッキャッ

結衣「すぐよくなるから」
まり「?」

結衣「まりちゃん真っ白だね」

まり「タオルみたい」

結衣「じゃあ、おねーちゃんの体ゴシゴシできちゃうねー?」

まり「わーい! おねーちゃんごしごしするー」ギュッ

結衣「Yes,Yes!」

まり「えへへ、おねーちゃんも真っ白ー」

結衣「延長お願いします」

結衣「はーい、まりちゃんきれいになったねー」

まり「あわがなくなった」

結衣「きれいだからキスできちゃうね」チュー

まり「くすぐったい」キャッキャッ

結衣「きれい、きれい」ペロペロ

まり「おねーちゃん、くすぐったーい」キャッキャッ

結衣「……ハァ フゥ」ペロペロ

結衣「まりちゃんお風呂どうだった?」

まり「たのしかった!」

結衣「よかった。じゃあアニメでも見よっか」

まり「ミラクるん!」

結衣「おねーちゃん、ちょっとすることあるからいい子で見ててね?」

まり「うん」


結衣(まりちゃんの入ったお湯、まりちゃんの入ったお湯……)ゴクゴク

結衣「(さすがにお腹たぽたぽするな) お待たせ――」

まり「Zzz」

結衣「寝ちゃったか。ふふ、可愛い寝顔だなぁ」


結衣「……」


カチャッ

結衣「……寝ている子を愛でたらルール違反だよな」
結衣「安心しな、まりちゃん」

まり「おねーちゃん……だいすき…」ムニャムニャ

結衣「っ!! そうだ、脱衣場!」



結衣(まりちゃんのパンツ、まりちゃんのパンツ……)クンカ クンカ

結衣「……」

あかり「どうしたの、結衣ちゃん?」

結衣「まりちゃんの遊び相手(くらいの幼子)がいないかなぁってさ」

あかり「あかりも小さい子好きだよぉ」

結衣「!!」ガタッ

あかり「可愛いよね~」

結衣「あ、そっちか」

あかり「そういえば櫻子ちゃんとか向日葵ちゃんの妹さんもちっちゃいよね」

結衣「いくつ?」

あかり「たしか6才と8才だよぉ」

結衣「ストライク!」

結衣「大室さん」

櫻子「ありゃ、船見先輩」

結衣「ちっちゃい子と仲良しなんだって?」

櫻子「?? あ、うちの妹ですか?」

結衣「そうそう、その8才の子」

櫻子「いやいやいや、あれはダメですって。95割が憎たらしさで構成されてますよ」

結衣「でも8才でしょ? 可愛いじゃないか」

櫻子「いやぁ、あれは可愛くなんかないですよ。なんなら先輩にプレゼントしましょうか」

結衣(計画通り)ニヤ

櫻子「先輩?」

結衣「じゃあ今度遊びにイクよ」

結衣「古谷さん」

向日葵「あら、船見先輩」

結衣「妹さんがいるんだってね」

向日葵「はい、楓と申しますの」

結衣「6才だっけ?」

向日葵「私、そこまでご紹介を?」

結衣「ううん、噂にきいてぜひ挨拶したいなぁって」

向日葵「まぁ、それは楓も喜びますわ」

結衣「じゃあ明日、お邪魔するね」

向日葵「明日!?」

結衣「あ、迷惑かな? 明日しか空いてなくてさ……」

向日葵「いえ、大丈夫ですわ。お待ちしています」

結衣(ニヤリ)

~翌日~

結衣「綾乃!」

綾乃「あら、船見さん」

結衣「今日、ごらく部に来てくれないか?」

綾乃「え? でも私は……」

結衣「私、今日は幼児があってさ……京子の面倒みれるのは綾乃しかいないんだ」

綾乃「と、歳納京子――」

結衣「二人きりじゃないから緊張もしないだろうなぁ」ボソッ

綾乃「ま、まぁ赤座さんたちが振り回されたらかわいそうだしね!」

結衣(これでよし)

結衣「よし、まりちゃん行こうか」

まり「おでかけー!」

結衣(あとは――)
花子ちゃん(8才)を大室さんが連れてくる。

妹(8才)と仲の悪い大室さんは帰る。

古谷さんも大室さんとくっつける。

私・まりちゃん・楓ちゃん・花子ちゃん


結衣(ふふ、ょぅι゙ょのクティヴィルをチュッチュナウ……)

ピンポーン
向日葵「はーい――船見先輩、お待ちしてましたわ」

結衣「いきなりごめんね。まりちゃんは初めましてか」

向日葵「初めまして、まりちゃん。古谷向日葵ですわ」

まり「……はじめまして」サッ

向日葵「ふふふ、照れ屋さんですのね。さあ、二人とももう中にいますわ」

結衣(よし、あとは古谷さんを――えっ? 『二人』って言った?)

櫻子「船見先輩、こんにちはー!」

花子「ひっ!! 急に大きい声出すなし!」

結衣「なん…だと……」

結衣「お、大室さん。なぜここに?」

櫻子「いやー、花子が『お姉ちゃんと離れたくない!』って泣きわめくもんで」

花子「言ってないし! どっか行けし!」

結衣「そうだ、どっか行けし」ボソッ

向日葵「あなたは暇なだけでしょう。船見先輩、こちらが私の妹の――」

楓「ふ、古谷楓です」

結衣「きゃわわ」

櫻子「これが不出来な大室花子です」

花子「黙れし。初めましてだし」

結衣「船見結衣です(考えろ、まだ道はあるはずだ)」

櫻子「さて、みんなでなにしよっか」

結衣「!?」

結衣「みんなで……」

櫻子「やっぱ先輩ひとりに押し付けたら悪いかなって思いまして。とくに花子とか」

花子「櫻子以上に手がかかる人間はいないし」

向日葵「まりちゃんは何かあります?」

まり「お、おさんぽ」

楓「楓もお散歩したいの」

結衣「じ、じゃあとりあえずブラッとしようか」

櫻子「いっそあかりちゃんたちも呼びますか!」

結衣「待っ――」

結衣「わ、私が連絡してくるよ! みんなごらく部だろうし。ちょっと待ってて」


プルルルル
千歳『は~い、どしたん?』

結衣「千歳、大変だ!」

千歳『え? 何が――』

結衣「綾乃がごらく部に突撃した!」

千歳『そ、それはもしや』
結衣「『歳納京子が』と言ってたな。急げ!」プツッ


櫻子「どうでした?」

結衣「つながらなかったな、ちょっと掛けてみてくれる?」

櫻子「はいはい。 あっ、あかりち――え、なに? ホント!? そっか、お大事に」

向日葵「なんですの?」

櫻子「池田先輩が部室に飛び込むなり鼻血出して大変だってさ」

楓「お病気なの?」

結衣「ある種のね」

結衣(これでょぅι゙ょ分が薄まるのは阻止できたな。とりあえずは良しか)

まり「おねーちゃん、おでかけ!」

結衣「ん、じゃあ手を繋いでいこうね。楓ちゃんもおいで」

向日葵「ほら、恥ずかしがらずにいってきなさいな」
楓「う、うん」ギュッ

花子「……」

結衣「花子ちゃんは後で一緒につなごうか」


櫻子「花子、『櫻子様お願いします』って言ったら一緒に手を――」

花子「ひ、ひとりで平気だし」

結衣「お姉ちゃんだね」

花子「あ、いや、ありがとだし」

結衣(やっぱりな、末っ子は大人に見られたがるんだよな)ニヤリ

~散歩中~
結衣(なにか、なにか方法が――)

櫻子「おっ、公園だ! いっちょ遊びますか」

結衣「!! みんな行ってきな、できるだけ泥んこになって」

ま・楓・花・櫻「はーい」

向日葵「櫻子まで一緒になって、まったく……」

結衣「あはは、古谷さんがいるから嬉しいんだよ」

向日葵「なっ、何をおっしゃっいますの!」

結衣「実はね、今日は大室さんに頼まれたんだ」

向日葵「櫻子に?」

結衣「大室さんが『古谷さんを誘いたいけど、自分だとケンカになるから』ってさ」

向日葵「櫻子ったら……すいません、先輩にまでご迷惑を」

結衣「いや、気にしないで。それより後で二人で遊びに行きなよ」

向日葵「えっ、でも楓たちが――」

結衣「大丈夫。私、子どもが大好きから。食べちゃいたいくらい」

向日葵「先輩……」

結衣「だから大室さんと楽しんd」

櫻子「向日葵、飲み物買ってこーい!」

結衣「チィッ!」

向日葵「さ、櫻子!」

櫻子「なんだよ、赤い顔して」

結衣「いや、私が買ってくるよ」

向日葵「(櫻子と二人きり!?)せ、先輩は休んでてくださいな! 私が!」

櫻子「なんだ? リクエストもきかずに行っちゃった」

結衣「古谷さん言ってたよ」

櫻子「?? 寝言ですか?」

結衣「『大室さんと二人で遊びたいけどケンカになっちゃう』ってさ。大好きなんだね」

櫻子「な――ない、ないです! あいつに限ってそれだけは!」

結衣「帰ってきたら『遊びに行こう』って言って見な? 絶対うんっていうから」

櫻子「あ、あぅぅ……」

向日葵「すいません、なにを買うか聞き忘れたのでひとまず――」

櫻子「ひ、向日葵!」

向日葵「な、なんですの」

櫻子「花子たちは先輩が見てくれるからさ、その、今から……二人で、遊んでやっても……いい……」

向日葵「……前から行きたいお店がありましたの。でも一人だと気がねしてしまって」

櫻子「じ、じゃあ櫻子様がついていってやる。ほら、はやく!」ギュッ

結衣「ふふふ」

おわり






結衣「には、まだ早い」

結衣「みんなー、飲み物だよー」

ま・楓・花「はーい!」

向日葵「まぁ、泥だらけ」

櫻子「まずはお風呂かなぁ」

結衣「私がヤるよ。二人は行ってきな」

花子「ひま姉と櫻子どっか行くし?」

櫻子「向日葵が『櫻子様、デートしてください』って」

向日葵「う、嘘言ってんじゃねーですわ!」

楓「お姉ちゃんたち仲良しなの」

まり「まりもおねーちゃんだいすきー!」

結衣「ジュルリ」

向日葵「では、すいません。よろしくお願いいたします」

櫻子「今度お菓子あげます! 向日葵が」

結衣「遅くなっても大丈夫だよ。明日休みだし、なんならどっか泊まってきても……」

向・櫻「な――なに言ってますの (んですか)」

結衣「(チッ)まぁ、子どもたちは任せて」

結衣(さて、一人何ペロできるかな)

~向日葵宅~

結衣「楓ちゃん、お風呂はどこかな」

楓「こっちなの。ここをこうするとお湯がでて……」
結衣「すごいね、お姉ちゃんみたいにお利口だね」

楓「え、えへへ」

結衣(この子はコレがツボか)ニヤリ


結衣「さて、みんな一緒は難しいか。じゃあコース料理だね」

まり「コース?」

結衣「順番ってことだよ」
花子「は、花子は一人で入れるし」

結衣「しっかりしてるなぁ」

花子「!!」

結衣「じゃあ最後に私の背中流してくれる?」

花子「わかったし!」

結衣(まぁ子どもだな)ニヤ

結衣「じゃあ準備するから、呼んだら一人ずつ来てね」

ま・楓・花「はーい」

結衣(さて、三人だからあんまり時間はかけられない)

結衣(それに二人はまりちゃんほど私を信頼しきってないだろうからな)

結衣(……よし、次回のために下ごしらえで手を打つか)

結衣「よし、おいでー」

「はーい」

結衣「最初は誰――」

京子「京子たんです☆」

結衣「はぁ!?」

結衣「お、お前! 何でここに!?」

京子「帰り道でおっぱいちゃんたちにあって話きいてさ、結衣が一人で大変そうだから助けにきたんだよ」

結衣「……」

京子「いや、報酬はラムレーズンでいいよ」

結衣「……」

京子「どしたの? ツッコミは?」

結衣「(……仕方ないか)京子、ちょっと目をつぶれ」
京子「え? いったいなに――」



楓「!? お風呂場から変な音したの」

京子「……結、衣? なんで、いきなり?」

結衣「……仕方ないだろ。これしかなかったんだ。ほら、もう一回」

京子「ま――」

結衣「……きれいな赤色」

京子「嘘、だよね? ドッキリ――」

結衣「シャワーやらなきゃ……音きこえちゃうな」

京子「待って、結衣こわ――」


花子「じゃあ、ちょっと見てくるし」

まり「戻ったらまたトランプやろうね」

花子(いったいなにしてる――)

結衣「ほら、こういうことされたかったんだろ? いつも泊まりに来てさ?」クチュクチュ

京子「や、違――そんなつもりじゃ――」

結衣「知ってるんだよ、今のお前はキャラなんだろ? 本当の性格はちいさい時と変わらないんだろ?」クニクニ

京子「あっ、やめ、ダメだんぅ……」

結衣「ほらみろ、そんな声出したりして。認めろよ。してほしいんだろ? 泣き虫京子ォ」

京子「…だ…だって、あんな性格じゃ……」

結衣「思い出すよな、昔もこうやって一緒にさ」グイッ
京子「あっ、ん……」

結衣(大人は抱かない主義なんだけどまあ、京子だからセーフだな)


楓「どうしたの?」

花子「……」

結衣(そろそろかな?)ピタッ

京子「イ――えっ? なんで……」

結衣「京子、私はまだヤる子とがあるんだよ」

京子「そんな……」

結衣「でもな、もしお前が最後までいい子でいれたら」

クチュ

京子「あっ」

結衣「また抱いてやる」

京子「は、はい」

結衣「さぁ、誰か呼んできてくれ」

京子「おう、任せろ!」

花子「ヤバいし! 楓、逃げるし」ダッ

楓「えっ、どうしたの?」トテトテ

まり「おかえりー」

京子「さぁ、楽しいお風呂タイムだ! 次のチャレンジャーは――君だ!」

楓「楓なの?」

花子「だ、ダメだし?」

京子「ん? 先に入りたいかい」

花子「さっきお風呂で何してたし」

京子「な――あ、あれは……」

まり「あれは?」

京子「体を洗ってたんだよ。細かいところは素手の方がいいのさ」

花子「嘘だし! 櫻子もたまに部屋でひま姉の名前呼んで似たようなことしてるし!」

京子「マ、マッサージ効果もあるんだよ」

花子「でも――」

楓「お姉ちゃんもたまにしてたの。櫻子お姉ちゃんを呼んでたの」

花子(ひま姉も? じゃあ本当に……)

まり「まりもおねーちゃんにマッサージしてもらってるよ」

京子「よし、じゃあ行こうか」

花子「あ、ちょっと待」


結衣「まずは、楓ちゃんか」

楓「……」

結衣「ん? どうしたの?」

楓「結衣お姉ちゃんも、お姉ちゃんみたいにおっぱい大きいの。櫻子お姉ちゃんもきっとうらやましがるの」

結衣「ふふ、私は楓ちゃんくらいがいいけどな」

楓「?? どうして?」

結衣「こう、手のひらで包んでね……そうして、こう。次にこう」

楓「??」

結衣「楓ちゃんはお姉ちゃんみたいになりたい?」

楓「楓はお姉ちゃんだいすきなの!」

結衣「私は楓ちゃん大好きだよ」

楓「えへへ」

結衣「じゃあ、お胸の大きくなるマッサージしようか」

楓「出来るの?」

結衣「もちろん。さあ、膝の上に座って」

楓「はいなの」

結衣(いただきます)

楓「…ん……ふぅ…」

結衣「痛くない?」ムニムニ

楓「平気なの。でも……」

結衣「でも?」

楓「先っぽが、むずむずするの」

結衣「ふふっ、この辺かな?」コリッ

楓「あっ」

結衣(つまむのも一苦労だなぁ)クニクニ

楓「そ、それ、あっ……あぁ」

結衣「痛い? やめる?」

楓「平気っ、なの……もっと…」

結衣「楓ちゃんは、お姉ちゃんみたいだね」

楓「ん、ホント……なの?」

結衣「これでもっとそっくりさんだね」

結衣「楓ちゃん、お姉ちゃん好き?」クニクニ

楓「うん、大好き……なの」

結衣「結衣お姉ちゃんも?」ナデナデ

楓「うん……大好きなの…」

結衣「いい子だね」ピタッ

楓「ハァ ハァ ?? もっと、して欲しい、の」

結衣「風邪ひいちゃうからまた今度ね、我慢できる?」

楓「……うん」

結衣「お利口だね。でもお姉ちゃんには内緒だよ」

楓「どうして?」

結衣「いきなり大きくなってお姉ちゃんをびっくりさせようよ」

楓「わかったの!」

結衣「ふふふ」

京子「おっ、べっぴんさんだね」

楓「……」ボーッ

花子(楓、のぼせたし?)

京子「次は、まりちゃん行こうか」

まり「わーい! おふろ!」トテトテ

京子「花子ちゃんはもう少し待ってね」

花子「ひ、一人で入れるし」

京子(まだ、おびえてるなぁ)

京子(なにか手はないものか――そうだ!)

京子「花子ちゃん、きみのお姉さんの櫻子ちゃんのことなんだけど……」

花子「……」

京子「少しおとぼけさんだよね?」

花子「……少しどころじゃないし」

京子「それには理由があったんだよ」

花子「嘘だし! 花子が生まれる前からアレに決まってるし!」

京子「知らないのも無理ない。まさかお風呂で滑って頭を打ったのが原因とはね、まるでコントだ」

花子「!?」

京子「嫌な事件だったよ……」

京子「あれはたしか――」

さくらこ『ひまちゃん、おふろはいろー』

ひまわり『んしょ、んしょ。さーちゃん、さきはいっててー』

さくらこ『わかったー』

ガラッ

なでしこ『あっ、こら待ちなさ――』

さくらこ『わーい、おふ――』

ツルッ

ゴツッ

なでしこ『さくらこー!?』


京子「お姉さんが泣きながら話してくれたよ。『自分が一緒に入ってたら』って」

花子「そんな……櫻子が…事故であんなのに…」

京子「……まぁ、花子ちゃんは独りで入れるもんね。絶対に滑らないもんね」

花子「……」

まり「わーい」

京子「ん?まりちゃんもあがったか。転んだりしてない?」

まり「おねーちゃんがささえてくれた」

花子「!?」ビクッ

京子「次は、花子ちゃんか。結衣にあがるよう言って来るよ」

花子「せ、背中流すって約束したし」

京子「大丈夫、私が話しておくから」

花子「い、いいし!」


結衣「お、花子ちゃんも来たか。嬉しいよ」

京子「(あぁ……結衣が笑ってくれた) 結衣、大室さんが転んで頭打った話しちゃったよ……」

結衣「(……?) そっか、仕方ないね」

花子「て、手すりあるから平気だし」

結衣「お姉さんの話、どこまできいたの?」

花子「……全部きいたし。でも、怖いわけじゃないし!」

結衣「おとなだね。私だったら怖いよ」

花子「暴れるから滑って頭打つんだし! 花子はちゃんと入るし」

結衣「(ああ、そういう話なのか) そうだよね、まぁ滅多に起こる――おっと」フラッ

花子「ひっ!」

結衣「のぼせたかな?」ニヤッ

花子「危ないから座ってろし!」

結衣「誰かささえてくれれば安定するんだけどな」

花子「……仕方ないし」ギュッ

結衣「優しいね、ありがとう」ギュッ

花子「べ、別に普通だし!」

結衣「ずいぶん楽になったよ、ありがとうね」

花子「……いいし」

結衣「お礼に背中流したいな、ダメ?」

花子「……ん」

結衣(いただきま――)

花子「……」グスッ グスッ

結衣「ど、どうしたの!?」

花子「……今まで、櫻子にひどいこと言ったし。ずっと生まれつきと思ってたし」

結衣「……」

花子「ヒック ヒック ごめんだし」

結衣「花子ちゃん……」

結衣「花子ちゃん……」ギュッ

花子「グスッ ヒック」

結衣「忘れよう、嫌なこと全部」ナデ

花子「ヒッ」

結衣「大丈夫、怖くないよ」クリクリ

花子「あっ、あっ」

結衣「みんな花子ちゃんが大好きだよ」チュッ

花子「ごめ、んっ……」

結衣「脚、開いて?」

結衣「花子ちゃん、気持ちいい?」ナデナデ

花子「あっグスッ んっヒック」

結衣「……花子、櫻子様だぞ!」

花子「!? 櫻子、んっ」

結衣「本当はお前が大好きなんだ」クリクリ

花子「あっ、あっ、櫻、子! ごめっ、だしっ」

結衣「……ごめんね、花子ちゃん」キュッ

花子「ッ――!!」


結衣「あがろうか」

櫻子「船見先輩、お疲れ様でーす」

向日葵「今日は本当にお世話様でした」

京子「あ、結衣。二人とも帰ってき――どしたの?」

結衣「いや、何でもないよ。それよりまりちゃんたちは?」

向日葵「寝ちゃってますわ。疲れたんでしょうね」

櫻子「なんだ、花子はお風呂で寝たんですか。恐ろしいな、こいつ」

結衣「……」

櫻子「仕方ない、お姉様がおぶってやろう」

花子「……ん、だし」

結衣「まりちゃんは私がおぶるよ。京子、帰ろう」

京子「……うん」

結衣「……京子」

京子「ん?」

結衣「なんで引かないんだ?」

京子「……だって始まりは私でしょ?」

結衣「……知ってたのか」

京子「小さいころはよくわかんなかったけどね」

結衣「昔のお前は可愛かったなぁ」

京子「今もでしょ!」

結衣「どうしてもあの頃の京子にまた会いたくてさ、気づいたらちっちゃい子ばっか狙ってたよ」

京子「……」

結衣「お前は何も変わってなかったのにな」

結衣「ロリは麻薬だよ。途中でなんか戻れない。快楽には勝てない」

京子「……治したい?」

結衣「そりゃあね」

京子「じゃあ、頑張ろうよ。一緒に」

結衣「うん」


櫻子「ほれ、おやすみ」

花子「……櫻子」

櫻子「あ! 起きてやがった」

花子「……ごめん」

櫻子「??」

花子「櫻子がバカなこと、生まれつきだと思ってたし」

櫻子(なんで謝りつつ罵られてるの、私?)

ちなつ「結衣先輩、この間は――キャッ 思い出したら……」
結衣「ち、ちなつちゃん!」

京子「――結衣さん?」

結衣「ち、ちがう! 少しずつストライクゾーンの矯正を」

向日葵「船見先輩、楓がぜひともまた会いたいと……」

京子「……あの」

結衣「そ、それはなつかれただけだ!」

まり「おねーちゃーん、お医者さんごっこしよー」

櫻子「船見先輩、花子を従えたマッサージ教えてください!」

綾乃「船見さん。と、歳納京子をゴニョゴニョする方法の続きを……」

京子「ストライクゾーン拡大してんじゃねぇか!」

結衣「あ、部室に忘れ物」

結衣(ま、まさか一度に来るとは)

花子「あ、あの……」

結衣「!? は、花子ちゃん!」

花子「ひ、久しぶりだし」

結衣「花子ちゃん、私、謝らなきゃいけないんだ。実はあの話ね……」

花子「嘘だったし」

結衣「……ごめん」

花子「別にいいし。おかげで櫻子とちょっと仲良くなれたし」

結衣「……そっか、それは良かった。って私が言う資格ないか」

花子「そ、それでひとつ言いたいことが……」

結衣「??」

花子「耳かしてほしいし」
結衣「なに――」


チュッ

花子「耳かしてほしいし」
結衣「なに――」


ブチッ

結衣「!?」

花子「ま、また遊んでほし――」

バンッ
「おねーちゃん!」「結衣先輩!」「船見先輩!」綾乃「船見さん!」「結衣!」

京子「ロリ断ちはどうなったんだよ!」

結衣「それでも、それでも私はロリが――」


結衣「大 好 き で す ! !」


おわり

私はロリコンが好きだ!

長い時間ありがとう

最後、綾乃だけ名前消し忘れた

やめどきがわかんなくなたよ

おやすみ

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