春香「千早ちゃんが頭を打った?」(147)

春香「ここが千早ちゃんが昨日から入院してる病院かあ」

春香「撮影の機材が倒れてきて頭に当たった、って、一歩間違えたら一大事だよね」

春香「プロデューサーさんがお医者さんに聞いた話では、意識はしっかりしてるから2、3日様子を見るだけでいいらしいけど……」

春香「千早ちゃん退屈してるかもしれないし、お見舞いで元気付けてあげないとね!」

春香「クッキーばっちり、笑顔もばっちり! 天海春香、いっきまーす!」

のヮの

ふむ……

コンコン

春香「千早ちゃん、春香です! 入っていーい?」

小鳥『あ、春香ちゃん……』

春香「その声は、小鳥さんですか? 小鳥さんも来てたんですね!」

小鳥『春香ちゃん。あの、ちょっと待ってくれるかしら?』

春香「え? はい、いいですけど……」

ガラガラ

小鳥「お待たせ。……春香ちゃんも、お見舞い、かしら?」

春香「はい、そうですけど…… 小鳥さん、どうかしたんですか?」

小鳥「いえ……。でも。今の千早ちゃんに会うのなら、覚悟をしておいた方がいいかもしれないわ」

春香「!? まさか、千早ちゃんに何か!?」

小鳥「う、ううん。そういうわけではないの。でも……」

春香「一体どういうことなんですか!?」

小鳥「……会えば、分かると思うわ」

春香「っ! 千早ちゃん!」ダッ

小鳥さん安定の見舞い要員

嫌な予感が…

春香「千早ちゃん! 千早ちゃん!」

千早「え……はる……」

春香「千早ちゃん! ……なんだ、元気そうじゃない」ホッ

千早「…………」

春香「小鳥さんがおどかすから、何かあったのかと思っちゃった。今日は春香さんがお見舞いに来ましたよー♪」

千早「お見舞い……?」

春香「そ、お見舞い! 私特製のクッキーもあるよ!」

千早「……」ガタガタ

春香「千早ちゃん?」

千早「……」ガタガタガタガタ

春香「ちょ、ちょっと! 千早ちゃん! どうしたの?」

千早「は、春香様が私のような下賎の者のお見舞いに来られる必要なんてありません! 早くご自分の仕事に戻られてください!」

春香「」

こいつぁ期待支援

あらかわいい

春香「ちょっと千早ちゃん! いったいどうしちゃったの?」

千早「決して、決して春香様のご好意が気に入らないというわけではありません! 私のようなものに時間を割かれることが勿体無いと言っているのであって、その」

春香「千早ちゃん! 千早ちゃんってば!」

千早「春香様に比べれば塵芥のような存在の私を気にかけていただけるのは光栄ですが、それでは他の物への示しが」

春香「千早ちゃん、ほんとにどうしちゃったの……?」

また変化球だな

まあ春香様だし

まこまこりんみたいな感じになるかと思ったらそうきたか

小鳥「なるほど、春香ちゃんではこうなっちゃうわけね」

春香「小鳥さん!」

小鳥「ごめんね、春香ちゃん。黙ってて」

春香「いえ、それはいいんですけど……」

小鳥「……」

春香「あの、なるほど、ってどういう意味ですか? 千早ちゃんはどうしちゃったんですか!?」

小鳥「私にも詳しいことは分からないの。ただ、昨日からちょっとだけ様子がおかしいみたいで……」

春香「……ということは、小鳥さんにもこんな感じだったんですか?」

小鳥「いいえ。私のときはもっと大人しい、こんな感じだったわ」

ふむふむ

~回想~

コンコン

小鳥『音無です。千早ちゃん、入るわね』

千早『どうぞ』

ガラガラ

小鳥『こんにちは、千早ちゃん。体調はどう?』

千早『ほとんど問題ありません。ちょっとぶつかったくらいで、プロデューサーが騒ぎすぎなんですよ、全く』

小鳥『あら、駄目よそんなこと言っちゃあ。プロデューサー、千早ちゃんのことものすごく心配してたんだから』

千早『そ、そうなんですか』

小鳥『そうよ。それに、最近の千早ちゃんは働きすぎなくらいだったから。ちょうどいい休みになったと思えばいいんじゃない?』

千早『でも、みなさんに迷惑をかけてしまったのは申し訳ないです……。音無さんだって、休みでしょうにわざわざお見舞いまで』

小鳥『あ、それは大丈夫。私今日休みじゃないもの』

千早『……え?』

小鳥『今日は社長も律子さんも事務所にいるし。休みは休みでも、ちょっと長めのお昼休みかしらねー♪』

>>1
なんだ、胸の脂肪が増える後遺症じゃないのか(´・ω・`)

>>18
バストージェンス73の壁は厚い

千早『じゃあ、音無さんは休みじゃないのにここに来たんですか?』

小鳥『ええ、そうよ?』

千早『仕事が残っているのにここに来たんですか?』

小鳥『そ、そういうことになるわね……』

千早『何をやっているんですか。私のことなんかどうでもいいから、早く事務所に戻ってください』

千早『ただでさえ、事務所にいてもパソコンを触ったり、妄想してばかりでサボりがちなのに』

小鳥『』

チキチキ☆ちーちゃん七変化

小鳥『……あはは。イタいところを突かれちゃったわね』

千早『ということは、自覚はあったんですね。それはまだ救いがあります』

小鳥『なんか、今日の千早ちゃんは厳しいわ……』

千早『だいたい、誰も指摘しなかったのがおかしいんですよ』

小鳥『そ、そこまで言わなくても……』

千早『全く。ただでさえ人手不足なのに、堂々とサボりなんて』

小鳥『ち、千早ちゃん、今日はどうかしたの?』

千早『どうもしていません。早く事務所に戻ってください』

小鳥『私、何か怒らせるようなこと言っちゃったかしら……?』

千早『怒ってなんかいません。単に、いつも思っていることを言っているだけです』

小鳥『そんな……』

あらかわいくない

つまり春香さんへの態度は……

春香「うわあ、凹みますね……。最初が普通の対応なだけに……」

小鳥「他の人から話を聞くまで、私、本気で千早ちゃんに嫌われちゃったかと思っちゃったもの……」

春香「他の人、ってことは他のみんなにもおかしな対応をしているんですか?」

小鳥「詳しい話を聞いたわけじゃないけど、そうみたい。真ちゃんなんて、『王子様が迎えに来てくれて嬉しい』なんて言われたらしいわよ」

春香「……何と言うか、いろんな意味で悲しいですね」

小鳥「そして、千早ちゃんは自分が変なことをしているとは思っていないみたいなのよねー……」

コンコン

美希「美希なの! 千早さん、入っていーい?」

千早「どうぞ」

小鳥「!」

春香「美希が来ちゃいましたね。小鳥さん、どうします?」

小鳥「ここは少し様子を見ましょうか。美希ちゃんにはどんな対応をするのか気になるし」

なかなか面白いぞ

俺のすげぇ好きなタイプの話だ

ガラガラ

美希「千早さん、お見舞いに来たの! あ、春香と小鳥もいたんだね」

小鳥「う、うん。千早ちゃんと春香ちゃんとお喋りしてたのよ」

千早「は、春香様とお喋りなんて滅相もございません」

春香「それはもういいから! 美希、千早ちゃんとお話してあげて?」

美希「? 分かったの。変な2人」

千早「美希は今日、もう帰りなの?」

美希「うん! 今日はボーカルのレッスンとグラビアの撮影をしてきたのー!」

春香「今のところ普通の会話ですね」ヒソヒソ

小鳥「そうね。でも私のようなこともあるし……」ヒソヒソ

春香「もう少し様子を見ましょうか」ヒソヒソ

ガラガラ

美希「千早さん、お見舞いに来たの! あ、春香と小鳥もいたんだね」

小鳥「う、うん。千早ちゃんと春香ちゃんとお喋りしてたのよ」

千早「は、春香様とお喋りなんて滅相もございません」

春香「それはもういいから! 美希、千早ちゃんとお話してあげて?」

美希「? 分かったの。変な2人」

美希「千早さん、具合はどーなの? 頭を怪我したって聞いたから、ミキ心配したんだよ?」

千早「ありがとう美希。怪我と言っても大したことはないの。2、3日で退院できるみたい」

美希「それは良かったの!」

千早「美希は今日、もう帰りなの?」

美希「うん! 今日はボーカルのレッスンとグラビアの撮影をしてきたのー!」

春香「今のところ普通の会話ですね」ヒソヒソ

小鳥「そうね。でも私のようなこともあるし……」ヒソヒソ

春香「もう少し様子を見ましょうか」ヒソヒソ

千早「そう、お疲れ様。大変だったわね」

美希「ミキ最近ボーカルレッスンを中心に頑張ってるんだけど、まだまだ千早さんは遠いの。早く千早さんみたいになれるよう、もっともっと頑張りたいな!」

千早「あら、嬉しいことを言ってくれるのね。そんな美希にはこうしてあげる」ワシャワシャ

美希「わひゃっ!? ち、千早さん、髪わしゃわしゃしちゃ嫌なのー!」

春香「!」

小鳥「!」

千早「あらごめんなさい。美希が可愛かったものだからつい」

美希「もー。千早さんがこんなことするって、珍しいなって思うな」

美希「でも、ちょっとお姉ちゃんみたいで嬉しかったの♪」

期待

いいね

ごめん電話
ちょっとかかるかも

これは…

ほしぃ

あらかわいい

つまり……やよいの貞操がピンチなのか

美希が妹ポジっていうのは結構珍しいな

>>39
妹で15歳なのに体つきのせいでそう見えないからな

>>39
伊織と美希は妹なのに妹ポジがあんまりない
謎のポジション

姉でもないしね

だが、それがいい

ふむん
素晴らしい

すまん、ながびきそう

20:30にはもどれるとおもう

まかせろ

よしきた

よろしいならば保守だ

待つのさ

千早「ふふ。それで、グラビアの方はどうだったのかしら?」

美希「あはっ、カンペキだったよ! カメラマンの人もスタッフの人も、ミキに釘付けだったもん」

千早「そう……。それは良い事だわ」

千早「でも美希、撮影のときも気をつけるのよ。美希くらい魅力的だと、どこでよからぬ輩が狙ってるか分からないのだから」

美希「えー? スタッフさん、みんないい人だよ?」

千早「それでも! 気をつけて気をつけすぎるということは無いわ。美希に何かあったら、心配だもの」

美希「そんなに心配しなくても、大丈夫なのー♪」

千早「駄目よ!!」

美希「!」ビクッ

おかえりー

千早「いい、美希。いくら大人びていても、仕事をしていても、あなたはまだ中学生なの」

千早「何かあってからでは、遅いのよ。もしあなたに何かあったら、私……」

美希「ち、千早さん。今日はどうしたの? 何か不安なことでもあるの?」

千早「どうもしないわ。私はただ、美希が心配なだけ」

千早「私は、私を慕ってくれる美希のことが大好きだから。心配くらいしたっていいでしょう?」

美希「も、もちろんいいけど……?」オロオロ

失われたお姉ちゃん属性が息吹を……!

お帰りー

春香「」チョイチョイ

美希「!」

美希「千早さん、ミキちょっと春香が呼んでるから出てくるの!」

千早「! そ、そう、春香様が。急いで行って来るといいわ」

美希「はーい」スタスタ

美希(様……?)

美希「春香、小鳥、今日の千早さん、なんだか変じゃない?」

春香「変は変、だけど……」

小鳥「何か、私達とは違ったわね」

美希「2人にはあんな感じじゃなかったの?」

小鳥「うう、それはそれは冷たくあたられたものだわ……」

春香「うーん、どういうことなんだろう……?」

小鳥「!」

小鳥「春香ちゃん。私、ぴーんときちゃったわ」

春香「小鳥さん、何か思いついたんですか?」

ピヨちゃんの思いつきがよかった試しなどあったのか

追いついた支援

小鳥「ええ。これはやっぱり、頭を打ったことが原因だと思うの」

春香「それはなんとなく想像がつきますけど……。一体、千早ちゃんはどうなってるんです?」

小鳥「ずばり。今の千早ちゃんは『好感度が逆転している』んじゃないかしら!」

春香「それって……。普段仲の良い人ほど冷たくなって、あまり仲良くない人に優しくなるってことですか?」

小鳥「ええ。春香ちゃんに対する態度が一番様変わりが激しかったでしょう? そこから考えてみたのだけれど……」

春香「なるほど! 小鳥さんとも普段親しくしているから、あんな態度になっちゃったってわけですね!」

美希「それって、美希は普段あんまりよく思われてないってことなの……?」

春香&小鳥「あ」

やっちまったなぁ!

美希「ショックなの……。千早さんがミキのことをウザいと思ってたなんて……」

春香「い、いやきっとそんなことないよ! 別の理由があるかもしれないじゃない!」

小鳥「そうよ美希ちゃん! 今のはほら、例えばの話だから!」

美希「でも春香や小鳥のときと全然違うっていうのは本当なんでしょ!?」

春香「まあ、それはそうだけど……」

美希「きっといつもうるさい美希のこと、鬱陶しく思ってたに違いないの……」ズーン


コンコン


律子「千早、起きてる? お見舞いに来たわよ」

千早「起きてるわ」

小鳥「ほら美希ちゃん、今度は律子さんが来たわ! 結論を出すのは律子さんを見てからでも遅くないと思うわよ!」

春香「そ、そうだよ! ほら、ちょっと落ち着いて聞いてみよう!」

美希「分かったの……」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira117238.jpg

ここまでは中学生の俺でも予想できたが ここからどんな展開になるのか
まさかこのまま平坦な話で携帯小説並のつまらないオチにはならないよね

じゃあ俺には死ぬほど冷たくするんだろうな

>>67
夢見んなks

>>66
こういうコピペ増えすぎてついていけねえよ

ガラガラ

律子「お邪魔するわよ……っと。あれ、春香に美希に、小鳥さん?」

春香「律子さん、こんにちは」

小鳥「どうやらお見舞いのタイミングが被っちゃったみたいですね」

美希「み、ミキたちはもう充分お話したから、今度は律子が千早さんとお話してあげてほしいの!」

律子「そうなの? じゃあ、そうしようかしら」

春香&小鳥&美希「」グッ

千早「わざわざありがとう、律子」

律子「わざわざってほどでもないわよ。具合はどうなの?」

千早「特に気になるところはないわ。入院も、万が一があってはいけないからというだけみたい」

律子「そう。それなら良かったわ」

春香「とりあえずは」ヒソヒソ

小鳥「いつも通りみたいに」ヒソヒソ

美希「見えるの」ヒソヒソ

小鳥「ファンの人もきたのよ」

春香「そ、そのときはどうだったんですか!?」


千早『ファンの方なんですか!?こんなところまでわざわざ・・・な、なにかお礼を・・・』

>>67『デュフフwwwwwwwそんなのいいでござるwwwwww』

千早『そんな・・・遠慮なさらずに・・・。あ、では握手を・・・ううん、なんでもいいからサインでもしましょう!!』

>>67『じゃ、じゃあこれにお願いしたいでござるwwwwwwwww』

千早『これは・・・ゴムボール・・・?卵みたいな形して・・・穴が開いて?なんですかこれ?』


春香「うわぁ・・・・」





みたいな

>>66
誰が平坦な胸でつまらないチチだって?

まさかの登場w

>>73
ID見ろゴミクズ

千早「ところで律子、なんでスーツじゃなくて私服なの? 今日は仕事だったはずじゃあ」

律子「ああこれ? 実は来週の休みに突然仕事が入っちゃってね。今日振り替えで午後休をもらったのよ」

千早「え……?」

律子「まあ、だからこそ千早のお見舞いに来れたんだけどね」

千早「だ、駄目よ律子!」

律子「へ?」

春香「!」

小鳥「!」

美希「!」

ちーちゃんきゃわわ

千早「折角のお休みなんでしょう!? 私のお見舞いなんかに来ている場合!?」

律子「!?」

千早「それに、来週のお休みが無くなったということは次の休みまですごく間が空くということだわ。しっかり身体を休めないと駄目じゃない!」

律子「……ありがとう、千早。あなたがそんな風に思って居てくれたなんて、とても嬉しいわ」

律子「でもね。別にあなたのお見舞いは負担になっているわけじゃあ」

千早「それでもよ! あなたは765プロの、竜宮小町のプロデューサーなの」

千早「竜宮のメンバーならともかく、私なんかのためにコンディションを崩すようなことがあってはいけないわ」

律子「ちょっと千早、話を……」

千早「とにかく。今日は早く帰って、身体を休めるのよ。律子が倒れでもしたら……。私だって、すごく悲しいのだから」

律子「ど、どうしたのよ千早。今日はなんだか変じゃない?」

千早「私のことはいいから。ただでさえ律子は、普段から頑張りすぎなのよ。こんなときくらい心配させてもらっても、いいでしょう?」

千早「765プロのプロデューサーとして、だけではなくて。大切な1人の友人として、心配なのよ、律子」

律子「……」

小鳥「」チョイチョイ

律子「あ……っと。ちょっと小鳥さんが呼んでるから、席を外してもいいかしら?」

千早「? ええ。行ってらっしゃい」

姉属性が…

律子「どういうことなの? 千早ってあんなに感情をあらわにする子だったかしら……」

美希「とりあえず美希は、ほっとしてるの」

小鳥「確かに、律子さんは美希ちゃんに近いものがあったわねえ」

律子「美希に近い? ……何か、知っているんですか?」

春香「はい。……と言っても、詳しいことは分からないんですけど……」

律子「いいわ。聞かせてちょうだい」

小鳥「実はですね……」

かくかくしかじか

これは期待

律子「『好感度が逆転している』、ねえ。私、千早にそんなに悪い印象なのかしら」

小鳥「私はそんなことはないと思うんですけれど……」

春香「私もそう思います。となると、相手に関係なくおかしな態度を取っちゃうのかな?」

美希「ミキだって千早さんに嫌われているわけないの!」

律子「でもこのままじゃあ、仕事に差し障りますね。私や美希のようなときならともかく、春香や小鳥さんに対する態度を外で取られたら……」

美希「イメージ崩壊、じゃあすまないレベルなの」

小鳥「これが一過性のものならいいのだけれど……」

律子「万が一ずっとこのままだとしたら、せめてどういう状況なのかくらい判明させないといけませんね」

コンコン

P「千早―。俺だ。入っていいか?」

千早「……どうぞ」


全員「!」


美希「ま、まずいの! ハニーが来たの!」ワタワタ

小鳥「無いとは思うけど、もし『好感度が逆転する』っていうのが本当だったら」

春香「一体千早ちゃんがどんな態度を取るのか……。うう、想像もしたくないよお」

律子「春香のときであれなら、とてつもない光景になるでしょうね。……包丁とか無いわよね、この病室」

美希「縁起でもないこと言わないでほしいの!」

律子「……まあ、この仮定が当たっていれば、の話だけれど」

Pさんのことだ記憶喪失を疑う

ざわざわ

美希「むー、考えるより行動なの!」バッ


ガラガラ


P「お見舞いに来たぞー、ってあれ? 美希?」

美希「こ、こんにちはなのハニー。ハニーもお見舞い?」ニコー

P「ああ、そうなんだが……。すまん美希、そんな風に両手を広げていられると通れないんだが」

春香「あ、あはは。プロデューサーさん。ちょっと千早ちゃんは話し疲れちゃったみたいなので、また今度にしませんか?」

P「なに、そうなのか? 一目様子を見ておきたかったんだが……。もしかして寝ていたりするのか?」

春香「そう、そうなんです! 千早ちゃん今寝てるから、お話できませんよ!」

P「でもさっき、返事が聞こえたよなあ」

春香「」

P「ま、いいから通してくれよ。寝てるなら寝てるで、顔だけ見て帰るからさ」

美希「だ、駄目なの! 今日は千早さんに合わせるわけにはいかないの!」

P「……なんでそこまで俺を避けようとするんだよ。俺、なんか悪いことしたか?」

美希「そ、それはしてないけど……。でも駄目なの! 今千早さんにあったらハニーが死んじゃうのー!」

P「あはは、死ぬなんて大袈裟な。いいからそこを通さないと……」

美希「と、通さないと……?」

P「こうだっ!」ワキワキ

美希「あははははっ!! だ、だめ、くすぐるのはあはははっ!」

P「隙ありっ!」

美希「あー! ハニーーーーー!」

小鳥「仕方ないわ、美希ちゃん。静かに見守りましょう」

律子「そうですね。新しいサンプルが取れるかもしれないですし」

春香「何かあったらみんなで止めよう、ね?」

美希「うう……。何も無いことを祈るの……」

Pは果たして…

しぇん

P「よ、千早。元気そうじゃないか。美希が変なことを言うから、心配したぞ」

千早「……」

P「どこも悪いところはないか? 何せ頭の怪我だからな。些細なことでも何かあったら、ちゃんと言ってくれよ?」

千早「…………です」

P「……千早?」

春香(あれ?)

小鳥(これは)

律子(もしかして)

美希(もしかすると……?)



千早「き、来てくれて嬉しいです、ぷろでゅーさー……」カァァ

はるぴよりつみき(好感度メーターが振り切れてらっしゃるーーーー!!?)

アチャーP嫌われてたかー仕方ない俺が代わろう

いいじゃないか
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3432488.jpg.html

P「あはは。とはいっても、たまたま近くを通ったから寄ってみただけなんだがな。何もなさそうでよかったよ」

千早「」コクコク

P「春香たちもみんなお見舞いに来てくれたみたいだし、少しでも早く退院できるといいな」

千早「」コクコク

P「……どうしてだんまりなんだ千早? まさか、声が出ないなんてことは……」

千早「そ、そんなことはないです……」

P「それならいいんだが」

P「ああ、もしかしてガールズトークの邪魔でもしてしまったか? それなら俺はお邪魔だから、そろそろ退散すると」スッ

キュッ

千早「……もうちょっと」

P「?」

千早「もうちょっと、傍にいてください……」カァ

P「あ、ああ。それは構わないけど」



小鳥(立ち上がりかけたところを、裾つかみ……。アリね)

春香「ちょ、ちょっと! あれどういうことなんですか!?」

美希「おかしいの! 好感度が逆になってるんじゃなかったの!?」

小鳥「うーん、プラスが強すぎてマイナス反転しなかったのかしら……? それとも実は千早ちゃんはプロデューサーさんが嫌い……?」

春香&美希「それは絶対にありえ(ません!)(ないの!)」

律子「いいえ、違うと思います。なんとなく、分かりましたよ」

美希「! 律子、それほんとなの!?」

律子「みーきー?」キッ

美希「あうう、律子、さん……」

春香「それで、どういうことなんですか? 聞かせてほしいです」

小鳥「私も気になります……」

律子「と言っても、そんなに難しいことではなくて」

素直

wktk

本音が駄々漏れというか元の感情が強化されてるというか

あずささんが来たら 幼児退行しそうな気がする

はよう

律子「単に『ストッパーが少し緩んだ』んじゃないかしら?」

美希「すとっぱー?」

律子「ええ。単に普段言ってみたいと思っていることを遠慮なく口に出している、というか」

春香「……と言いますと?」

律子「一番分かりやすいのは、小鳥さんでしょうか」

小鳥「へ?」

律子「小鳥さんのサボり癖、私はそこまで気にしていなかったですけど、真面目な千早のことだからきっといつか注意したくてたまらなかったんだと思いますよ」クス

小鳥「な、なるほど……。反省します」ズーン

春香さん普段から怯えられてるんじゃないですかー

閣下…

律子「次に、美希かしら」

美希「ち、千早さんはミキのこと嫌いになったわけじゃないんだよね?」

律子「ええ、むしろ逆だと思うわ」

美希「逆?」

律子「千早にしてみれば、自分を慕ってくれる美希のことが可愛くてしょうがないんでしょう」

律子「妹みたいに思えるがゆえに、ついつい心配になってしまったんだと思うわよ」

美希「妹みたい、かあ……。えへへ、確かにさっきの千早さんは、お姉ちゃんみたいだったの!」

春香「あ、あの。それでいくと私は……」オズ

ストッパーが緩んだ程度であの怖がり方は尋常じゃあないな

やよい早くきて

のワの

律子「確かに、春香が一番分からなかったんだけど」

春香「はい……。まさか普段からあんな態度を取りたいと思っているわけ、ないですよね?」

律子「あの、この間出演した映画で、意外と春香には悪役が似合うって話をしたばかりじゃない?」

春香「は、はい。そうですけど……」

律子「きっとそのときから、こうやって春香をからかってみたかったんじゃない?」

春香「からかう、ですか?」

律子「そう。千早は冗談とかが得意なタイプではないから、なかなか言い出す機会がなかったんでしょうけどね」

春香「な、なるほどお……」ホッ

律子「ただそうすると、私の理由は分からないのだけど……」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira117249.jpg

のヮの

働き過ぎ!ちゃんと休んで
ってとこなのかしらね

>>108
以外と似合うと思った3秒後に……

春香「何言ってるんですか、律子さん!」

小鳥「きっと千早さんは、普段から働きづめな律子さんにはいつか歯止めをかけてあげたいと思っていたんですよ」

美希「うん、千早さんよく言ってるの! 『私に手伝えることはないのかしら……』って」

春香「そうですよ! 私と電話するときも、よく律子さんの話題が出るんですよ?」

律子「そ、そう。千早がそんなことを……」

美希「さっきの話もミキ聞いてたよ! 『大切な1人の友人』だもんね!」

春香「千早ちゃんにあそこまで言わせるなんて、私親友として嫉妬しちゃうなあ」

律子「そ、そうね。私にとっても千早は大切な友人だから……。すごく嬉しいわ」

>>108
トランプから悪意を感じる

小鳥「それなら、プロデューサーさんに対するあの態度も説明がつきますね」

春香「そうですね。千早ちゃん……。ほんとはこれまでもっと、言いたいことがあったんだろうなあ」

美希「今の千早さん、とっても幸せそーなの」



P「…………」

千早「…………」コテン

P「何だ、寄りかかってきて。眠たいのか?」

千早「…………ぁ」

P「どうした?」

千早「……」フルフル

千早「少しこのままでも、いいですか?」

P「まあ、別に構わないけど。仕事あるから、寝ちゃわないでくれよ」

千早「はい」

千早「……」

千早「…………♪」キュ

春香「……今日は、帰りましょうか」

小鳥「そうね。お邪魔しないうちに退散しましょう」

美希「『お姉ちゃん』に免じて、今日はハニーを貸しておいてあげるの!」

律子「まあ、滅多にない機会でしょうからね。たまにはいいですか」

http://imepic.jp/20120917/784030

目を離したら大変な事に

小鳥「じゃあできるだけ、気配を消して……」

春香「そろそろと、気付かれないよーに……、ってうわぁ!」コケッ



☆のワの☆ ゴツン!! ☆のワの☆



律子「ちょ、春香!」

P「お、おい春香!」

小鳥「よ、よりによって千早ちゃんの方向に……」


春香「あいたたた……。ち、千早ちゃん! 大丈夫!?」

千早「う、痛……。春香ったら、もう……。気をつけてよ?」

律子「!」

春香「千早ちゃん、今私のこと、なんて!?」

千早「え、春香、だけど……。何かおかしかったかしら?」

小鳥「これは……」

美希「元に戻ったの!」

春香「うん、春香だよ! 千早ちゃん、千早ちゃん!」

律子「はあ、人騒がせな……。まあこれで一件落着、ね」

小鳥「もう一回頭を打ったのが良かったのかしら?」

律子「みたいですね」

戻ったのか

おいおい早いよw

P「? 良く分からないけど……。何か解決したのか?」

美希「そうなの! ハニーがいない間、大変だったの!」

春香「もう千早ちゃんにちゃんと喋ってもらえないかと思っちゃいましたぁ……」グシグシ

P「そっか、それなら良かったな。じゃあそろそろ、俺も帰るとするか」



ガシッ

千早「……」

P「? どうした、千早?」

まだ終わっちゃいない!

おや……?

!!!??

千早の様子が・・・

ひろせ「千早ちゃんひんぬー」

やよいとの邂逅はよ

千早「」チュ

P「ん、んむっ!!?」


春香「!?」

美希「!?」

律子「!?」

小鳥「!?」



千早「ふふ」

千早「だい、すきです。プロデューサー♪」


おわり


うん乙

おつー
面白かった


ちーちゃんマジ天使

当初は

千早「プロデューサーは、まだ帰っちゃやだゾ♪」

一同「……え?」


的な終わりだったのは秘密

うん、千早と美希、律子の絡みが書きたかっただけなんだすまない
自己満やったけど少しでも楽しんでもらえたなら幸い

では。

    >>1
    , - - 、
  <(    `、 ヽ  ' ' `,-‐、
    /⌒   ̄\\从/, | 刃

    / .イ    l |  ' ;  | .|
   / ./ |     | | ∴` |  |
   / ./  |    | .|/Wヽ |  |_∧
  / ./  |    | |、' ` |  |´Д`)__   乙!
 ⊂、J  (   i.  !__) ; : |    ^ム 〕
  !  !!  |  .||  | !! '   |    |.i .|
  :  ::   .|  .| |  | ::     |     |!  |
      )  ) )  ) / ̄`ヽ    | `‐´!
     .|  |  |  |  |\ "ヘ、._  | !  :
     |  |  |  |. ! ; !\  l|  | .;
     .|  |.   |  |ヾ从 /, | / |.  | .
     |\__)  |\__) 、 `  `'. |.  |
     !  ! !  ! ! !!; ''     |  |
      :  : :   : ://W \   |  |
            '  ;  ,  ` 、 |  !
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                   ! ! !
                   : : :



最初千早が心読んで相手の望み通りに動いてるのかと思ってた

春香は犠牲になったのだ

乙乙
ちーちゃんかわいかった

乙!良かった
欲を言えば他のみんなへの反応も見たかったな

おかしい、こんな事はゆるされない


他のみんなだとどうなってたのか気になるぜ

あずささんに会った時の反応が見たかった

吸いつく

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