櫻子「誕生日なのに誰も祝ってくれない……」(138)

2年前

櫻子「夏休みが終わって早一週間……」

櫻子「明日9月7日は私の誕生日なのだ!」

櫻子「ん、日の数え間違い? 心配はノンノンノートルダム!」

櫻子「なぜなら姉ちゃんに貰った日めくりカレンダーがあるから!!」

櫻子「毎日めくれば絶対に間違えないもんね!」

櫻子「というわけで……寝る! お休みー!」



花子(櫻子がうるさくて寝られないし)



櫻子「おっはよー!」

撫子「珍しいね、櫻子が自分から起きるなんて……こりゃ傘持ってかなきゃだめかな」

花子「置き傘便利だし」

櫻子「???」

TV「本日の1位は……乙女座です。ラッキーアイテムはストラップでしょう」

櫻子「やった一位だ! 今日は良い日になりそうだなー」チラッ

撫子「」モグモグ

花子「」モグシモグシ

櫻子「……私も食べよっと」

キタ――(゚∀゚)――!!

撫子「じゃあ行ってきます」ガタッ

花子「花子も行ってきますし」ガタッシ

櫻子「あ! ひょっほ! ははひほ!」モグモグ

撫子「口の中にものを入れたまま喋らない!!」

櫻子「」ゴックン

櫻子「ウグッ! 水!」ドタドタ

花子「はぁ……」

ほぅ・・・

古谷邸玄関

櫻子「ひっまわりー! おーきーろー!」

楓「あれ? 櫻子お姉ちゃん……」トテトテ

櫻子「やあ楓、向日葵は?」

楓「お姉ちゃんはまだ朝ごはんなの」

櫻子「なんだまだ食べてるのか、そんなんだからおっぱいデカイんだよ」

向日葵「胸は関係ないでしょう!?」

楓「あ、向日葵お姉ちゃん」

櫻子「朝ごはんじゃなかったの?」

向日葵「ちょうど食べ終わったところだったんですの……というかなんでこんなに早く……」

櫻子「ふっふ、私にだって早起きするときぐらいあるのだよ」

楓「わあ、櫻子お姉ちゃん偉いの!」

櫻子「ははっ、よしてくれたまえよ楓君」

楓「……? 楓は女の子だから君付けじゃなくてちゃん付けだよ?」

櫻子「いやそうじゃなくて……」

向日葵「ほらっ、さっさと学校行きますわよ!」

櫻子「わっ、わかったよ!」

楓「行ってらっしゃいなの」

ほう

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
 ̄ ̄\/___/
    ドゴォォォォン!!
        ; '     ;
     \,,(' ⌒`;;)
   !!,' (;; (´・:;⌒)/
  ∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) '
Σ(* ・ω・)((´:,(' ,; ;'),`
 ⊂ヽ ⊂ ) / ̄ ̄ ̄/
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通学路

櫻子「……」

向日葵「あっ、そういえば宿題がありましたわね……櫻子ちゃんとやってきました?」

櫻子「えっ!? あったっけ?」

向日葵「全くこの子は……見せませんわよ」

櫻子「えーっそんなぁ! いいじゃんケチケチしないで!」

向日葵「嫌ですの。大体あなたはいつもいつも……そろそろ反省するべきですわ」

櫻子「な、なんだよ……今日ぐらいいいじゃん!」

向日葵「はぁ……?」



あかり「おーい櫻子ちゃーん」

ちなつ「向日葵ちゃーん」

支援!

向日葵「ああ、赤座さんに吉川さん。おはようございます」

あかり「おはよう!」

ちなつ「おはよう。……ってまたケンカ?」

櫻子「別に……」

向日葵「櫻子が宿題を忘れまして……私のを写させろと」

櫻子「写させろなんて言ってない! 私は見せてって言ったの!」

向日葵「同じことでしょう!?」

ちなつ「この二人は……」

あかり「け、ケンカはよそうよぉ」オロオロ

学校

櫻子「」ツーン

向日葵「」ツーン

あかり「いつにも増して険悪な雰囲気だよぉ……」

ちなつ「んー……あれっ? 櫻子ちゃんそのストラップ……」

櫻子「ああこれ? 占いでラッキーアイテムがストラップだったから」

あかり「あかりは10位だったよぉ」

ちなつ「私は見てないや」

向日葵「……占いなんて当てになりませんわ」

あかり「えっ?」

先生「よーし! 授業を始めるぞ! みんな宿題を出せー! 大室は忘れたか? 忘れたんだな! よし、廊下に立ってなさい!」

櫻子「ええーっ!!?」

向日葵「自業自得というやつですわね」

今後の展開に期待

給食

櫻子「あー疲れた……」

あかり「今度から忘れないようにしようね」

向日葵「赤座さんの言うとおりですの」

櫻子「ふん、さて今日の給食は人参スープ、人参ステーキ、人参アイス……なんじゃこりゃ!!?」

ちなつ「あ、なんか学校の畑で人参が沢山採れたらしいよ」

櫻子「なんて迷惑な! 私はウサギじゃないんだぞ!!」

向日葵「あなたにはニワトリがお似合いですわ」

あかり「櫻子ちゃんのニワトリかあ……なんかかわいいかも」

ちなつ「じゃあ向日葵ちゃんがウサギ? ……ああ」

櫻子「うう……食べられないよ……」

給食でステーキだと!?
・・・・まぁ、人参だろうけど

人参スープはめっちゃ美味しそうだよな

櫻子「結局ほとんど残しちゃった……」グー

あかり「櫻子ちゃん大丈夫?」

櫻子「う……」グーグー

あかり「腹の虫で返事!?」

櫻子「ひ、向日葵……なんかクッキーとか……」

向日葵「あいにく今日は何もありませんの」

櫻子「なんでだよ……私にお菓子を作るのは向日葵の義務だろぉ……」

向日葵「あなた私を便利な猫型ロボットか何かと勘違いしてません?」

あかり「確かに向日葵ちゃん青い……ムグッ」

ちなつ(刺激するようなことを言っちゃだめ!)

櫻子「お腹が空いて授業が全然耳に入らなかった……」

向日葵「あら? 授業が耳に入らないのはいつものことじゃありませんの?」

櫻子「」キッ

ちなつ「じゃあ私たちは部活があるから」

あかり「二人とも生徒会頑張ってね!」

向日葵「ありがとうございますわ」

櫻子「……」

生徒会

向日葵「失礼します」

櫻子「」グー

綾乃「あら古谷さんに……大室さん?」

千歳「なんか元気ないなぁ」

向日葵「こら櫻子、ちゃんと挨拶しなさい」

櫻子「こ、こんにちは……」

綾乃「な、何かあったの?」

向日葵「いえ、今日の給食が人参だらけで櫻子が食べられなかったんですの」

千歳「なんやそういうことなん?」

綾乃「仕方ないわね……はい、大室さん」

櫻子「……あっ! プリン!」

向日葵「杉浦先輩! 何もそこまで……」

綾乃「いいの。このままじゃ仕事にも支障がでるだろうし……今日だけなんだからね」

櫻子「はいっ! 今日だけ……あっ!」

千歳「大室さんどうしたん?」

櫻子(忘れかけてたよ! 今日が何の日だか……)

櫻子(あかりちゃんやちなつちゃんも祝ってくれなかった……もしかして忘れられてる?)モグモグ

櫻子(でも……)

向日葵「」カキカキ

櫻子(向日葵まで……)モグモグ

向日葵「櫻子、食べ終わったんなら早く仕事に入りなさいな」

櫻子(ちょっとぐらい労わってくれてもいいのに……)

向日葵「ちょっと櫻子、聞いてますの?」

櫻子「あ、ああうん」

…………

……



綾乃「よし、今日の仕事はこれでおしまい苫小牧ね!」

千歳「あんまりやることなかったなぁ」

向日葵「いつもどおり、何事もない一日でしたわ」

櫻子「……」

綾乃「大室さんも早く帰ってご飯をたべなさいね」

櫻子「はい……」

千歳「大室さんは元気なのかわ一番やで?」

櫻子「はい……」

向日葵「……?」

帰り道

櫻子「……」

向日葵「櫻子、らしくありませんわよ。どうしたんですの?」

櫻子「……」

向日葵「まさか私が宿題を見せなかったことを根に持っているんですの?」

櫻子「違う……」

向日葵「じゃあ単に空腹でイラついているだけですの? またクッキー作ってあげますから……いいかげん機嫌直しなさいな」

櫻子「違うもん……」

向日葵「じゃあなんなんですの?」

櫻子「向日葵は……向日葵は何もわかってない!!」ダッ

向日葵「あっ、櫻子!? そんな状態で……!!」



大室家

櫻子「お、お腹空いた……」ピクピク

撫子「何やってんのあんた」

櫻子「ね、姉ちゃん……何か食べるものは……」

撫子「ああ……買ってきたよ、ほら」ガサ

櫻子「おお……姉ちゃん愛してる……」

撫子「馬鹿言ってないで、さっさと手洗っておいで」

櫻子「ほーい」タタタ

花子「おやつだし?」

櫻子「…………姉ちゃん」

撫子「ん?」モグモグ

櫻子「これは何?」

撫子「何って……芋?」

イーシヤーキイモーオイモー

櫻子「ち、ちくしょおおおおお」ガツガツ

花子「は、花子の分が!!」

撫子「こら櫻子!」ビシッ

櫻子「うっ!?」

花子「何考えてるし! 独り占めするつもりかし!!」

櫻子「なんで……」

撫子「え?」

櫻子「いいじゃん今日ぐらい! 今日は何の日!!?」

花子「さ、櫻子?」

撫子「今日は7日……」

櫻子「そうそう! だから……」



撫子「……何か特別な日だっけ?」

櫻子「…………え?」

櫻子「な……なん……で……」ヨロヨロ

撫子「ちょっと!? 大丈夫櫻子?」

花子「どうしたし!?」

櫻子「う、わ……ああああああ!!!」ダッ

撫子「櫻子!」



古谷邸

向日葵「あれは……櫻子?」

撫子「櫻子に一体何が……?」

花子「いくらなんでもおかしいし……」

向日葵「あの、撫子さん……」

撫子「あれひま子?」

花子「ひま姉どうやって入ってきたし?」

向日葵「玄関が開けっ放しでしたので……櫻子に何か?」

撫子「それが急に飛び出してっちゃったんだよ」

花子「今日がどうとか言ってたし」

向日葵「今日……?」

向日葵「そういえば今朝も今日ぐらい、と言っていたような……」

撫子「今日……いったい何の日なの……?」

花子「至って普通の日だし……あっ、櫻子が早起きしてたし!」

撫子「確かに……」

向日葵「ということは櫻子が楽しみにするような何かが……?」

眠気覚ましにお風呂入ってくる

ポツ……ポツ……ザアアアアア

撫子「うわ、雨が降ってきたよ」

花子「まさか本当になるとはし」

向日葵「櫻子は……傘持ってませんよね?」

撫子「……ちょっと探しに行ってくるよ」

向日葵「それでしたら私も……」

花子「……は、花子も行くし!」

撫子「じゃあ私と花子の二人と、ひま子に分かれよう。花子、カッパ着てきな」

花子「了解だし!」

向日葵「櫻子……」



???

櫻子「……」

櫻子「姉ちゃんも花子も……向日葵も」

櫻子「みんなみんな嫌いだ」

櫻子「この櫻子様の誕生日を忘れるなんて……」

櫻子「忘れるなん、てぇ……ううう、ひっく……」

ポツ……ポツ……

櫻子「あ、雨!? どうしよう!?」

ザアアアアア

櫻子「うわあ!? ど、どっか雨宿りできるところ……痛っ!」ドシャ

櫻子「く……うう…………」グス

櫻子「」ヨロヨロ

ザアアアアアア……

向日葵「はぁっ……はぁっ……」バチャバチャ

向日葵「櫻子ー! いたら返事しなさいなー!」

向日葵「……どこへ行ったんですの? 櫻子……」

向日葵「あの子は人に心配ばかりかけて……見つかったら説教ですわ」バチャバチャ

撫子「櫻子ー!」

花子「櫻子ー!」

撫子「全く……こっちがこんなに心配してるっていうのに」

花子「……櫻子大丈夫かし?」

撫子「ん?」

花子「こんな雨の中にいたら風邪引いちゃうし……」

撫子「大丈夫だよ。なんてったって……」



撫子「馬鹿は風邪を引かないからね」

花子「そうだったし……!」





櫻子「ハックショーイ!!」

向日葵「あら? あれは……」ヒョイ

向日葵「櫻子の付けていたストラップ……?」

向日葵「確かこれは……」





ひまわり「さーちゃん誕生日おめでとう!」

さくらこ「えへへ、ありがとうひまちゃん!」

ひまわり「はい、プレゼントだよ!」

さくらこ「わーなんだろー! ……ん? これってひまわり?」

ひまわり「そうだよ、ひまわりのストラップ!」

さくらこ「かわいー! だいじにするね!」

ひまわり「よろこんでもらえてうれしいよ!」

さくらこ「じゃあひまちゃんの誕生日にさくらのストラップをプレゼントするー!」

ひまわり「わーありがとう! さーちゃんだいすき!」





向日葵「そんなこともありましたわね……」

向日葵「結局プレゼントは違うものでしたけど」



櫻子「ヘックショーイ!!」

櫻子「さ、寒い……」カタカタ

櫻子「なんで雨なんて降るかなぁ……」

櫻子「帰りたいよぉ……姉ちゃん、花子、ごめんなさい……」

櫻子「向日葵……」



向日葵「櫻子?」

向日葵「やっと見つけましたわ……さあ帰りましょう?」

櫻子「う……」

向日葵「櫻子?」

櫻子「か、帰りたいけど帰りたくない!」

向日葵「えっ」

向日葵「……何を言ってるんですの?」

櫻子「だって……みんな私のことが嫌いなんでしょ! だから今日のことだって……!!」

向日葵「櫻子」

櫻子「やめてよ! 向日葵も一緒だ! 私のことが嫌いなんだ!」

向日葵「櫻子!」

櫻子「ひっ……」

向日葵「……」ダキッ

櫻子「あ……」

櫻子(向日葵……あったかい……)

ワー

向日葵「おバカさんですわね……私が櫻子を嫌いになるわけがありませんの。もちろん撫子さんや花子ちゃんも」

櫻子「う、うう……」

向日葵「それに……このストラップ」

櫻子「そ、それは……あれっ? ない!」

向日葵「落ちているのを偶然見つけたんですの。まだ使っていてくれていたんですのね」

櫻子「ち、ちげーし! ラッキーアイテムが見当たらなかったから仕方なく……」

向日葵「」ニコニコ

櫻子「あうう……」

向日葵「そういえばどうして家を飛び出したり……それに今日って何の日なんですの?」

櫻子「……やっぱり覚えてないんだ」

向日葵「ごめんなさい、本当に何の日なのか思い出せませんの」

櫻子「なんで、姉ちゃんたちも揃って忘れちゃうんだよ……」

向日葵「よかったら教えてくれない? もう絶対に忘れませんから」

櫻子「わかったよ……」

櫻子「……今日9月7日はっ、私の誕生日だ!」

























向日葵「」

向日葵「えっ」

櫻子「…………ん?」

向日葵「あの、櫻子。もう一度言ってくださる?」

櫻子「え? 今日は私の誕生日……」

向日葵「…………………………………………」

櫻子「えっ……えっ?」

向日葵「櫻子……」















向日葵「今日は11月7日ですのよ?」












櫻子「」

櫻子「えっ」

さらに1年前(3年前)

千歳「大人の事情で秋すっとばすことになってん」

千歳「だってほら」

千歳「百合姫Sって季刊誌やし……」





8月→11月

櫻子「忘れてた!!!」ガーン

向日葵「はあ……疲れがどっと……」ペタリ

櫻子「うわああああこんなつまんないことで暴走したってバレたら姉ちゃんに殺される……」

撫子「ほほう」

花子「し」

櫻子「ぎゃあああああ!!」

向日葵「……」人

…………

……

櫻子「酷い目に……」

向日葵「これこそまさに自業自得ですの」

櫻子「というか私って百合姫Sに連載されてる限り誕生日絶対こないじゃん!!」

向日葵「まあそういうことですわね……」

櫻子「ひ、ひどい! りっちぃー! なんとか百合姫Sを月刊誌にして!!」

向日葵「残念ながら売り上げが……」

向日葵「まあそれはそれとして、櫻子?」

櫻子「何?」

向日葵「そんなに誕生日を祝いたいのなら、今からでも祝えばいいんですの」

櫻子「えっ? でもケーキないし……」

向日葵「ケーキならありますわよ」

ケーキ「オッス」

櫻子「何時の間に!?」

向日葵「櫻子と仲直りしたくて……帰ってきてすぐに作ったんですの。櫻子を探してる時間で粗熱も取れましたから……少し冷やせば食べられますわ」

櫻子「向日葵……ありがとう」ポロポロ

向日葵「な、泣くほど嬉しかったんですの!?」

櫻子「」コク

向日葵「~~! お、おめでたい席に涙は不必要ですわ! さあ笑って笑って!」

櫻子「うん!」ニコッ

向日葵「では……」






向日葵「櫻子誕生日おめでとうございます!!」


現在

向日葵「……ということがありまして」

あかり「わぁ! 素敵なお話だよぉ!」

櫻子「なんか恥ずかしい……」

あかり「あかりも間違えたことあるよぉ」

ちなつ「私も何度か間違えたことが……」

ちなつ「」

ちなつ(あのときお姉ちゃんが妙に優しかったのはそういうことだったの!?)←11月6日生まれ

櫻子「まあ百合姫Sが廃刊になってもゆるゆりの連載が続いてよかったよ!」

向日葵「それに月刊とまではいかなくても隔月ですの」

櫻子「他にも面白い話がたくさん載ってるしね」

ちなつ「正直読み終わったら満腹になっちゃう! そんなボリュームですぅ!」

あかり「コミック百合姫! 毎奇数月18日発売だよぉ!!」

あちひさ「「一迅社!!」」

ちなつ「まあ宣伝はこれぐらいで……」

向日葵「ですわね」

あかり「では改めまして、櫻子ちゃん!」






あちひ「「お誕生日おめでとう!!!」」



櫻子「ありがとう!!」

おわり

明日は百合姫の発売日なのよ
ここまで見てくれてありがとう

花子「そういえば花子たちも祝ってもらった記憶ないし……」

撫子「……大人の事情なんだ」ポン

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