京太郎「咲は靴下を脱いでパワーアップした…」(161)

京太郎「ということは・・・」ヌギッ

久「おお~っと、そこまでそこまで~」

京太郎「何故止めるんですか部長!?」

久「脱げば強くなるってわけじゃないって説明したでしょうが」

優希「そうだじょ。大事なのはリラックスして打つことなんだじぇ」

咲「うんうん。京ちゃんも和ちゃんみたいに何か抱きながら打ってみたらどうかな?」

京太郎「わかりました。では咲、隣に来て俺と腕を組んでくれ」

咲「こう?」

京太郎「ああ。次に和。和も同じように俺の空いてる方の腕で咲と同じようにしてくれ」

和「はぁ・・・。まあいいですけど・・・」

京太郎「よし。じゃあ優希、お前は俺の肩の上で肩車だ」

優希「わかったじぇ!」

京太郎「部長は俺の膝の上に座って下さい」

久「面白そうね。よいしょ・・・。これでいい?」

京太郎「ええ、完璧です。これでレジェンドスーパー京太郎の完成だー!」

染谷「じゃが、それじゃ打つ相手がいなくなってしもうたぞ京太郎」

京太郎「あっ・・・」

咲「どうするの京ちゃん?」

京太郎「ぐぬぬ・・・」

久「じゃあこうしましょう。よその学校を練習試合って名目で清澄に呼ぶから、須賀君はその子たちと打ちましょう」

京太郎「おおー、それですよ!さすが部長!」

優希「でも、こんなんで勝てるのか京太郎?」

京太郎「わからん。だが、これならあるいは・・・」

久「じゃあ電話して呼ぶわね」

染谷「久、こりゃ県予選決勝の各校の部長クラス・・・エースばかり集めよったんか!?」

久「ええ。面白そうでしょ?」

池田「呼ばれたんで来てやったけど、そんなかっこでまともに打てんのか?おふざけだったらこの華菜ちゃんが許さないし」

福路「駄目でしょ華菜、こっちはお呼ばれしたんだから」

衣「わーい、衣と遊んでくれる人がいっぱいいるー」

蒲原「ワハハ、良かったな衣ー」

桃子「先輩!先輩も私の膝の上に座って打ったらどうっすか!?」

加治木「そんなことしたら前が見えないだろう・・・」

咲「わー、京ちゃんほんとに大丈夫なのかなー・・・」

優希「今までの京太郎だったら無理だな。だが、このパーフェクトユニゾン京太郎ロボならあるいは・・・」

和「どこがロボなんですか」

久「それじゃあ最初に打ってくれる相手は誰かしら?卓についてちょうだい」

福路「そ、それじゃあ私が・・・」

池田「キャプテン頑張れー」

蒲原「よし、それじゃあ私もやってやるかー」

衣「応援するぞ智美!」

加治木「では最後の一人は私だ」

桃子「先輩!ファイトっすよ!」

久「なるほど。じゃあ須賀君、生まれ変わった貴方の実力を見せてちょうだい」

京太郎「ははは、気が早いですよ部長。このウルトラダイナミックグレート京太郎はまだ未完成。今完成するんですから」

衣「なんと!?まだ進化するというのか!」

京太郎「染谷先輩、例のアレをお願いします」

染谷「ほいよ。タコス二人前じゃ」

優希「わーいタコス!私タコスだーい好きだじぇー!」

京太郎「そして俺もタコスを食べる。これで優希のタコスぢからが俺に備わった」

和「そんなオカルトな・・・」

咲「あ、あはは・・・」

久「ふぅん、タコスを食べることで優希のタコスぢからをねね・・・。それじゃ須賀君、私たちにも何かあるってことなの?」

京太郎「ええ。部長の『悪待ち』のパワーを得る為に俺は悪魔に肉体の一部を売りました」

久「わぉ」

京太郎「和の『デジタルモード』を得る為に耳にボタン電池を入れてあります」

和「意味ないです。それにそんなオカルトありえませんから」

京太郎「そして、咲の『嶺上開花』の力を得る為に今穿いてるパンツは花柄です」

咲「私のが一番酷い・・・」

染谷「まさに勝負下着じゃのう」

京太郎「そして仕上げです。染谷先輩、卓の下にもぐってもらえますか?ちょうど俺の下辺りに」

染谷「ああ、構わんよ」モソモソ

京太郎「はい、そこで結構です。で、そこに座って下さい」

染谷「なんじゃ、床に座るんかい?仕方ないのう」

京太郎「そして、眼鏡を外して、俺のまたぐらに頭を寄りかからせて下さい」

染谷「はいはい」クタッ

京太郎「ふぉぉぉぉおおお!!!みなぎってきた!!!!」

優希「京太郎の潜在能力が開放されたのがわかるじぇ!」

京太郎「完成!これが究極完全体グレート須賀だ!」

衣「おおー、何だかわからないけどすごいぞ!」

久「あはは、愉快愉快」

和「はぁ・・・。まあ、試合をしてみれば須賀君もわかるでしょう」

福路「では始めましょうか」

蒲原「ワハハ、そんなふざけた格好で勝てると思うなよー」

加治木「しかし、すごい格好だな君は。そんな状態で打てるのか?」

京太郎「この振動が・・・この振動が気持ちいいんだ・・・」

加治木「聞いているのか?」

京太郎「ほぇ?ああ、聞いてます聞いてます!よし、それじゃあプレミアムサイケデリック須賀の実力をお見せしますか!」

咲「私、京ちゃんは勝てないんじゃないかなって思う」

和「同感です」

久「まあまあ。でも、これで須賀君が勝てたらすごく面白いわよ」

京太郎「みなぎるタコスパワー!先制のダブリーだぜ!」スーッ… コト…

加治木「!?」

加治木(私はモモのオカルトめいた能力を知っているからわかる!今の須賀京太郎とやらのダブリー・・・。これはあの首にまたがっている一年の能力だ!)

福路(困ったわね・・・。ダブルリーチじゃ何を捨てたらいいのかわからないわ・・・)

蒲原「ワハハ、これは驚いた。まさかアダブルリーチとはな」

京太郎「驚くのは早いですよ。予言しましょう。俺は一発ツモを引き当てます」

久「あらあら」

和「ダブルリーチは偶然でしょう。優希にしても普段たまたま早く和了できるってだけで能力ってわけじゃありませんしね」

咲「でも、もしかしたら・・・」

京太郎「んっ・・・」グリグリ

久「痛い痛い!ちょっ、須賀君、何してんの!?」

咲「えっ?見てなかった!京ちゃん部長に何したの!?」

優希「アゴを使って部長の頭のツムジをピンポイントで刺激したんだじぇ」

京太郎「ああ。これで部長の悪待ちパワーもより加算されて一発ツモの確率が大幅に上がる!」

和「そんなバカな・・・」

久「私の頭に痛い思いさせたんだもの。須賀君、必ず一発ツモしなさいよ?」

京太郎「ええ、約束しましょう」

加治木(そこまで言われて誰が一発ツモなどさせるか)

蒲原(はぁ・・・。不況のせいで私は三学期始まる頃には学校辞めて働かないとな・・・)

福路(今日の晩御飯何作ろうかしら・・・。城菜ちゃんも緋菜ちゃんも菜沙ちゃんも、ちくわは食べれたかしら?)

京太郎「ツモ!」

加治木「何!?」

蒲原「一発ツモ!?」

福路「まさかそんな偶然が・・・」

京太郎「へへっ、福路さん。この牌わかります?」

福路「え、ええ・・・」

京太郎「これ、俺の和了牌なんすよ」ニヤッ

池田「うにゃぁぁぁぁあああ!!!こいつムカつく!!!キャプテン、あんな奴華菜ちゃんが軽く飛ばしてやるし!!!」

福路「もう、華菜ったら。興奮しないの」

久「ダブリー、一発、タンヤオ、七対子、ドラ2、裏ドラ2、赤ドラ1・・・か」

優希「京太郎、お前は免許皆伝だじぇ。私のタコス弟子と認めよう」

咲「京ちゃんが麻雀で強いなんて・・・」

和「たまたまですよ。そう、タマタマです。たまたまウンが良かっただけです」

京太郎「福路さん、何故俺が今回和了れたかわかりますか?」

福路「い、いえ、わからないわ・・・」

京太郎「俺には大切な仲間たちがいる・・・。咲、和、優希、部長、染谷先輩・・・。みんなが俺にパワーをくれた・・・」

京太郎「だから俺はみんなの力で和了れたんです!」

福路「え、ええ、そうね」

蒲原「なあユミちん。なんであいつはミッポにだけ話しかけてるんだろうな」

加治木「さあな。美人だからだろう。だが、美穂子の方は軽く引いているな」

久「須賀君の憎いわねー。私たちのおかげで和了れたんですって」

優希「ま、当然なんですけどね」

和「何が当然ですか。あんなのただの偶然ですから」

咲「絆ってやつなのかな・・・。そういうのって何かいいよね」

和「ですよね。私も咲さんと私の絆が須賀君に和了をもたらしたんだと思ってます」

京太郎「あっ・・・」スゥッ

久「どうかしたの?」

京太郎「い、いや!何でもないっすよ!あはははは」

京太郎は屁をこいた
しかし、瞬時に尻穴に力を込めたので漏れ出た量は少なかった
当然その臭気を一番強く感じたのは染谷まこであった
後頭部を京太郎の股間に預け、ぼんやりしていた染谷まこは不意打ちにも等しい臭気を吸い上げ気絶した
臭気は染谷まこが奇跡的に全て吸い上げたため拡散は防がれた
染谷まこが事故を未然に防いだのだ

福路「それじゃあもう1局打ちましょうか」

加治木「そうだな」

咲「今度も和了れるかな、京ちゃん」

京太郎「咲・・・。今度はお前の力で和了ってみせるからな」

咲「京ちゃん・・・///」ドキッ

福路(須賀京太郎・・・。彼の表情の変化、クセ、様々なものを分析しようと思ったけど、オプションが多すぎて無理ね・・・)

加治木(さきほどあいつは咲の力で和了すると言っていたな・・・。確か、宮永咲は異常な嶺上開花などを得意としていた・・・)

蒲原(不況で家業が苦しいから車も手放したから今日は電車なんだよな・・・。ユミちんなんかは車じゃなく電車の方がよかったって喜んでたけど複雑だな・・・)

京太郎「ほう・・・。これは・・・」

久(へぇ・・・。この配牌見てわかったけど、やっぱりみんなの力を得たってのも結構的を得てるのかもね)

和(この手牌・・・。まるで咲さん・・・)

京太郎「カン!そして・・・嶺上開花ツモ、咲の得意な役だ」

蒲原「参ったな・・・」

加治木「まるで清澄の全員を相手しているみたいだ」

京太郎「この力、何だと思いますか福路さん」

福路「えっと・・・絆って言ってなかったかしら・・・?」

京太郎「






                心だ




                    」

池田「この一年うざいし!ちょっと運がよかったくらいで調子に乗るなよ!」

京太郎「咲、それにみんな、ちょっと俺から離れて欲しい」

久「はいはい」

加治木「何を始める気だ?」

京太郎「心とは、そして絆の力とは何か?それがここにある」ズルッ

蒲原「ワ、ワハハ、一体何を突然・・・///」

福路「キャァッ///」

京太郎「今日の俺のパンツの柄は百合の花・・・。そう、咲の嶺上開花をイメージしたものだ。これが俺と咲の絆・・・。そして、その絆が俺に咲の能力を与えてくれる・・・」

衣「咲、そうなのか?」

咲「ち、違うよ!京ちゃんが勝手に言ってるだけだって」

京太郎「まあ、咲には否定されたが、実力を見てもらったからわかると思う。それが全てなんだ」

久「じゃ、じゃあ一旦休憩しましょっか。お菓子も用意してあるのよ?」

和「では私はお茶の用意を・・・」

京太郎「それじゃ俺はちょっと外で風に当たってきます。和のデジタルモードの弊害で、静電気が溜まっちゃって」

和「私にそんな能力はありませんから!まったく」




加治木「それにしても、一年生の須賀といったか?彼はなかなか強いな」

福路「ええ。まるで清澄のメンバー全員を相手にしているようでまるで打ち筋が読めませんでした」

蒲原「一体全体どういう仕掛けなんだ?まさか、彼に各々の得意とする打ち筋を叩き込んだっていうのか?」

久「あはは・・・」

染谷「説明しようかいのう」

桃子「貴女は・・・癖っ毛眼鏡さん!?」

染谷「あいつは清澄高校唯一の男子麻雀部員なんじゃが、てんで実力のない奴で落ち込んでおったんじゃ」

加治木「まあ、運が左右する競技でもあるから、やる気、努力が実らないこともあるだろう」

染谷「まあのう。それで、思いつめた奴は、靴下を脱ぎリラックスした状態で打つ咲を見て、脱げば脱ぐ程強くなると思ったらしく、裸になろうとしたんじゃ」

衣「単純な奴だな。だが、純粋であるともいえよう」

咲「そうだね」

染谷「そこで久が言うてやったんじゃ」

久「脱げば強くなれるってものじゃないのよ?リラックスした状態で打つから本来の実力が発揮できるの、ってね」

和「それを聞いたら私みたいにリラックスするアイテムを身に付ければ本来の実力が発揮できると思って、それで・・・」

染谷「ああ。わしたちを装備することで奴は本来の秘められた実力が発揮できると思ったんじゃ・・・」

染谷「あいつは県予選でもパッとしない成果じゃったし、普段打っとるわしらがあいつの実力がどんなもんかはよーく知っとる」

咲「残念だけど、才能も実力も・・・」

染谷「じゃが、あいつはわしらがいればリラックスして打てる!自分はこれで完璧だと!」

優希「京太郎は私たちのことをそれだけ大切に思ってたんだじぇ・・・。私たちはあいつを使い走りの雑用みたいに扱ったり、色々と面倒な事させてたけど、なんだかんだ言って全てこなしてきた・・・」

和「私たちがいれば自分は最強だ、完璧だって言えるくらい、彼は私たちとの絆を大切にしてたんです・・・」

染谷「それで、今日はそんなあいつに自信をつけてやろうと思っての。みんなを呼んで打ってもらったってわけじゃ」

福路「それじゃあ彼のあの実力は・・・」

咲「ええ。私たちが打っていました」

加治木「そんなことだろうと思ったよ」

蒲原「でも、今日の練習は彼の実力ってわけじゃないだろう?私たちが帰ったらどうするんだ?」

池田「そうだし。このままじゃ自分は強いんだって勘違いするし」

久「それは私たちを装備してるときのみリラックスできて実力を発揮できてたってことにするから大丈夫よ」

加治木「そうか・・・。それはそれでいいかもしれん。だが、それでは彼は自分には発揮できないだけで、実は強大な秘められた力があると錯覚したままこれからを過ごすことになるぞ」

咲「大丈夫。自信さえつけば京ちゃんはきっと強くなれるよ。それに、私たちがずっと一緒に練習するから」

衣「そうだな・・・。努力し続ければ花咲く蕾もあろう」




桃子「聞いてたっすか?」

京太郎「ああ・・・。俺は騙されてたんだな・・・」ポロポロ

桃子「それは違うっすよ!泣くんじゃないっす!みんなは・・・」

京太郎「ああ・・・。俺は幸せ者だ・・・。これが俺の大切な絆・・・心なんだからな・・・」

その練習試合の後、京太郎はいつもより真摯に練習に取り組み、雑用も進んでこなし、二年では県予選でベスト8まで進出するようになった
女子よりも数が多く、強豪も多い男子の中でこれは快挙といえよう
京太郎は凡人ながらに努力し、そしてその努力は報われた

優希「京太郎、ベストエイトおめでとうだじぇ」

染谷「やったのう、京太郎。あんたも大分強うなったからのう」

和「ええ。その頑張りは評価に値します」

咲「うんうん。これも努力のおかげだね」

京太郎「はは、これはそんなんじゃないさ」


京太郎「



            みんなとの絆の力だよ



                             」


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