ほむら「やはり、ベッドの下は落ち着くわ」(20)

まどか「むにゃ……いま下から何か音がした様な……スースー」

ほむら「ふぅ、危ないとこだったわね」

ほむら「悪魔になって世界を変えたりと、最近忙しかったから」

ほむら「久しぶりにまどかをストーキング……じゃなくて日課をすると落ち着くわね」

ほむら「元々まどかを守るために始めた事だけど」

ほむら「今となっては私の方が精神的にまどかに助けられてしまっているわね、ふふふ」

まどか「ほ、ほむらちゃん……ダメだよ……私がさけちゃ……」

ほむら「まどかったら、夢の中でも私の事を」ほむほむ

ほむら「ああ、まどかのぬくもりを感じながら寝られるなんて……スー」

スー……ピト

ほむら「そろそろまどかが目を覚ますわね」

ゴソゴソ、ガサゴソ

ほむら「ふふ、起きる時間もまどかと同じって素晴らしいわ」

まどか「ふぁー、ねむいよ。まだ時間があるしシャワー浴びよう」

バタン、トントントン

ほむら「朝からシャワーですって! 私も急がなくてわ」

ほむら「この時間なら、父親以外は寝ているはず。その父親もキッチンで朝食を作っているようね」

ほむら「これなら、まどかの部屋からバスルームまで見つからずに動けるわ」

ほむら「ふふふ、思ったとおりね。まどかのウチの事なら何でも解ってしまう自分が恐ろしい」

まどか「うーん。あったかくて気持ちいい」

ほむら「この向こうにまどかが……。でも、今は我慢の時。今度ゆっくり楽しませてもらいましょう」

ほむら「さて、まどかのパンツは……。あら、二枚ある。これはどういうことかしら?」

ほむら「くんくん、なるほど。こっちのフローラルな匂いは、まどかが先程まで身に着けていた物ね」

ほむら「もうひとつは着替えかしら。いまいち好みではないわね」

ほむら「やれやれ、仕方がないわ。私のお気に入りと交換しておきましょう」

まどか「ルンルンルン♪ ふーれーたーこころぉーわぁ――」

ほむら「この扉の先には裸のまどかが、それなのにまどかのパンツをかぶって、ぬくもりを感じ癒されてしまう。私なんていけない悪魔なのかしら」

バタン!

まどか「ふぃー、あれ? こんな下着だったかなぁ。まあ、いいや。早くママを起こさなくちゃ」

トットットットッ

ほむら「とっさに、天井に張り付いたおかげで見つからなかったけど、私の勘もにぶったものね」

ほむら「そろそろ学校に行かなきゃ。それにしても、このお宝(パンツ)はどうしようかしら。今日はジップロックを忘れてしまったから」」

学校

ほむら「あら、まどか。おはよう」

まどか「あ……お、おはよう、ほむらちゃん」ビクッ

ほむら(まどかったら、今日も可愛い。私があなたの使用済みパンツをはいてる事も知らないで。無邪気な笑顔)

ほむら「何か良い匂いがするわね。シャンプーかしら」

まどか「早起きしちゃって、その、ってほむらちゃん! ち、近いよ。なんで、だきしめてるの」

ほむら「良い匂いの女の子って、抱きしめたくなっちゃうのよね。欧米のハグの様なものかしら」クンクン、ぎゅー

まどか(ほむらちゃんいつも一人だし……。さびしいのかな)

まどか「ほむらちゃん、よしよし」ぎゅー

ほむら(まどかの方からだきしめてくれてる! まどかのパンツはいてまどかにだきしめられてる!)

ほむら「まどか、後で一緒にお昼を食べましょう」

まどか「うん、ほむらちゃん。ぜったい一緒に食べようね!」

ほむら「それじゃあ、あとでねまどか」

ほむら「さてもう授業の時間ね」

ほむら「まどかのパンツをはきながら、すまし顔で授業を受けているなんて。このシチュエーションたまらないわ」

ほむら「まどかに知られたい。まどかのパンツはいて授業を受けてる事を耳元でささやきたい」

ほむら「だ、だめよほむら。何を考えているの! そんな事をしたら人間として、いえ人間ではないのだけれど悪魔としても終わりよ」」

まどか「ほむらちゃん。大丈夫?」

ほむら「はっ、ま、まどか! あら、いま授業中ではなかったかしら」

まどか「何いってるのほむらちゃん。授業ならもう終わったよ。顔まっ赤だけど大丈夫?」

ほむら「ええ、大丈夫よ。あら、さっきまで朝だった気がするのに、もうこんな時間なのね。お昼にしましょうか」

ほむら(やだ、私ったら。時間を忘れてしまうほど興奮してしまうだなんて)

まどか「それじゃあ、屋上で食べようか」

ほむら「ぜひ、そうしましょう!」

ほむら(まどかと二人っきりでお昼、ハァハァ)

まどか「あれ、ほむらちゃん今日パンなの」

ほむら「ええ、朝いそがしかったものだからお弁当を作る時間がなかったのよ」

まどか「ウェヒヒ、私のからあげ分けてあげるよ」

ほむら「でも、私おハシないから……」

まどか「はい、あーん」

ほむら(あーん、ですって!これじゃ恋人みたいじゃない。でも、ここは勇気をだすのよ、ほむら)

ほむら「あ、あーん」パク、ほむほむ

まどか「ほむらちゃん、ワンちゃんみたいでカワイイ! はいもう一個、あーん」

ほむら「あ、あーん」(なぜかしら、あーんより恥ずかしいことをたくさんしているはずなのに、今だってまどかのパンツはいてるのに、すごく恥ずかしい)

まどか「よしよし」ギュー

ほむら(まどかのにおい、良いにおい! パンツよりも凄い)

まどか「ねぇ、ほむらちゃん、私のパンツはきながらギューってされるのどんな気持ちかな?」

ほむら(まどかの声が耳元で、ってパンツ!)

ほむら「まどか、何故それを!」


まどか「ウェヒヒ、ほむらちゃんばれてないと思ってたの? あれだけ色々やってればバレバレだよ」

ほむら「そんな! だったらどうして今まで黙ってたの……」

まどか「だって、ほむらちゃんいつもさびしそうだし、最初は友達になりたいのかなって」

まどか「だけど、ほむらちゃんやりすぎだよ。歪みすぎだよ。なので、私はほむらちゃんを躾ける事にしました」

ほむら「躾けるって、まどか、何を言っているのか解っているの!」

まどか「仕方ないよ。ほむらちゃんの為だもの。まずは、私のパンツかえしてもらおうかな」

ほむら「解ったわ。後で洗って――」

まどか「違うよほむらちゃん、いまここで脱いで返して」

ほむら(時間を戻すという選択肢もあるけど、まどかはこんな私でも受け入れようと頑張ってくれている。だったら私はまどかを信じるだけ)

ほむら「うっ、ぬ、ぬいだわ。まどかこれでいいの?」スッ

まどか「だめだよ。ほむらちゃんは変態さんで人間じゃないんだから、口でくわえて持ってきて。ワンちゃんみたいに」

ほむら「くっ、ほむほむ。ほれでひぃぬぉ」

まどか「よしよし、ほむらちゃん良い子、良い子」

まどか「このパンツあったかくて、ほむらちゃんの匂いがするよ」

ほむら(まどかが目の前でさっきまで私がはいてたパンツをクンカクンカしてるよ)

まどか「ほむらちゃん、実はね私はいてないんだ。だから、ほむらちゃんがはかせてよ。もちろん手は使っちゃダメだよ」

ほむら「それは口を使ってという事かしら?」

まどか「ほむらちゃんはワンちゃんなんだから、人の言葉しゃべっちゃダメ」ほむ

ほむら(まどかに、さっきまで私がはいてたパンツを口に入れられている。私の悪魔としてのプライドが壊されちゃう……。でも、これはまどかのためだから。まどかの期待に応えないと)

ほむほむ

まどか「そうだよ、ほむらちゃん。足を一本づつ通して……。うん? どうして止まっちゃったのかなほむらちゃん。ちゃんと上まであげてくれないと」

ほむら(目の前にまどかのスカートが、ここに頭をいれないと履かせられない)

まどか「ウェヒヒ、ほむらちゃん早くしてよ」

ほむら(まどかのツルツルみえちゃってるよ。とても良い匂い。頭がクラクラする。私だめになっちゃう)

まどか「はぁはぁ、ちゃんと履かせられたね、ほむらちゃん。良いこ良いこ」

ほむら「……」

まどか「こら、ほむらちゃんはわんちゃんなんだから返事しなきゃだめだよ」

ほむら「……わ、わん」

ほむら(もう、悪魔の私なんてしらないわ。これからはまどかの犬として生きていこう)

まどか「きゃっ、ほむらちゃん急にペロペロしたらほっぺたくすぐったいよ。帰ったらいっぱい、ペロペロさせてあげるから我慢しなさい。っめ」

まどかの家

まどか「ほむらちゃん、体洗ってあげる」

ほむら「な、なにをいってるのまどか」

まどか「ほむらちゃんは私のペットなんだから飼い主として当然でしょ。それに返事はわんっていわなきゃだめ」

ほむら(まどかが私の服を脱がしてる。ここは私もまどかの服を脱がすべきよね。口で)

ほむら「わ、わん」

まどか「ほむらちゃん、くすぐったいよ。もういたずらっこなんだから」

まどか「さあ、ほむらちゃん体洗いましょうね」

ほむら「わん」

まどか「ほむらちゃんお肌すべすべで気持ちいい」

ほむら(まどかの手が私の体を……ダメ、これスゴイ)

まどか「どうしたの、ほむらちゃん。興奮しちゃったの? 体洗ってあげてるだけなのに、いけないワンちゃん」

ほむら「ひゃん」

ほむら(こんなに洗われたら、私のダークオーブまっ白になっちゃう……)

まどか「次はほむらちゃんが洗う番だよ」

ほむら(犬が体を洗うってどういうことかしら? 手は使っちゃいけないのよね。なら、体にボディーソープをつけて)

まどか「ウェヒヒ、ほむらちゃんの柔らかいお胸さんが私の背中きれいにしてくれてるよ」

ほむら(まどかが私なんかの体で喜んでくれてる。もっとまどかを喜ばしたい、まどか、まどか)

まどか「ありがとう、ほむらちゃん」ぎゅー

ほむら(まどかと抱き合ってる。何も着てないのに抱き合っちゃってる!)

まどか「もっと入りたかったほむらちゃん? でも、ダメだよ。のぼせちゃうから、そろそろ出ないと」

ほむら「ひゃん!」

まどか「パジャマ、パジャマっと、ほむらちゃんこれでいいよね」

ほむら「ひゃん」

ほむら(服は着ても良いのね。てっきりワンちゃんだから首輪をつけられて、裸でいなさいわれるかと思ったけど……)

まどか「あれ、ほむらちゃん何か期待してた? ああ、首輪つけてお散歩したいのかな。それは、また今度しようね」

ほむら(お散歩ですって! 恥ずかしいけどまどかが望むのなら……。それにとても興味あるわ)

まどか「それじゃ、お部屋に行こうか」

ほむら「ひゃん!」

まどか「ウェヒヒ、二人っきりだねほむらちゃん。もう我慢しなくていいんだよ。ほむらちゃんおいで」

ほむら「ひゃん! ひゃん!」

まどか「わ、ほむらちゃん、いきなりお腹ペロペロだなんてくすぐったいよ」

ほむら(お風呂上りのまどか良いにおいにがする。まどかの肌とっても柔らかくて甘くてクラクラしちゃう)

まどか「それじゃ、こっちもお返しだね」

ほむら(顔ぺろぺろされちゃってる。まどかの濡れた舌で顔がとろけちゃう)

まどか「ほむらちゃん、足なんてなめちゃって、
もう心もすっかりワンちゃんだね」

まどか「かわいいよ。私のワンちゃん」ほむほむ

ほむら「ひゃん」

ほむら(気がついたらいつの間にか眠ってしまっていたようね)

ほむら(ベッドの中でまどかが横で寝ていて、しかし何か落ち着かないような。一体何が足りないのかしら)

カサコソ、カサコソ

ほむら(うーん、違うわね。まどかを抱きしめるのも幸せだけど、何かこう根本的に違うような)

カサコソ、カサコソ

ほむら(ふぅ、こうじゃないと駄目とは私も業が深いわね)

ほむら「やはり、ベッドの下は落ち着くわ」

おわり

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