ミサト「これからいくつか質問するから直感で答えてね」(69)

シンジ「テストですか?」

ミサト「んーん、そんな難しく考えなくていいから」

アスカ「なんでこいつまでいるのよ」

カヲル「ふふ、よろしくシンジくん」

レイ「・・・」

ミサト「パッと思いついた答えをそのフリップに書いてちょーだい。じゃあいくわよ」

ミサト「あなたが歩いていると少し先にフェンスがありました。そのフェンスの高さは?」

アスカ「なにそれ。その質問に」

ミサト「いーから黙って書く」

レイ「・・・」キュッキュッ

ミサト「はい、みんな書いた?じゃあせーので見せて。せーの」

シンジ『2mくらい』
レイ『自分の身長くらい』
カヲル『1m』
アスカ『10m』

ミサト「へぇ~なるほど」

シンジ「なにか意味があるんですか?」

ミサト「この質問はね、プライドの高さがわかるのよ」

シンジ「へぇ・・・」

ミサト「シンジくんが意外に高くてちょっち驚きかな」

シンジ「そ、そんな。僕は別に・・・」

アスカ「ふーん、確かにあんたってプライドとかなさそうだもんね」

カヲル「きみが高すぎるんじゃないかい?」

レイ「・・・プライドだけは高い」ボソッ

アスカ「・・・は?今なんか言った?」

レイ「プライドが高いと言った」

アスカ「プライドだけは、って聞こえたんだけど」

レイ「・・・聞こえてるなら聞き返さないで欲しい」ボソッ

アスカ「喧嘩売ってんの!?」ガタッ

ミサト「はいはい一問目から喧嘩しない。次いくわよ」

ミサト「そのフェンスを超えると自宅がありました。ドアを開けてテーブルを見ると蝋燭が立っています」

ミサト「何本立っていますか?」

アスカ「・・・」キュッキュッ

シンジ「うーん・・・」


ミサト「はい。もういい?せーの」

シンジ『5本』
レイ『5本』
カヲル『数えきれないほど』
アスカ『1本』キョロキョロ

アスカ「はんっ!5本とかいっぱいとか馬鹿じゃない!?テーブルに蝋燭ったら1本t」

ミサト「これは将来の家族の人数よ。あら~一緒ねお二人さん」

シンジ「い、一緒だね」

レイ「・・・」ニコッ

カヲル「なかなか面白いね」

アスカ「・・・・・・」

レイ「・・・1本」

アスカ「悪い?悪いの!?別に家族なんかいらないのよ!」

レイ「碇くん・・・プライドが高いセカンドが怖い」クイクイ

シンジ「そうやってすぐ大きな声出すのやめなよアスカ」

レイ「・・・だから一人」ボソッ

アスカ「このっ・・・!!」プルプル

ミサト「はいじゃあ次いくわよ次」

ミサト「家を出て森に入るとある動物と出会いました」

ミサト「その動物はなに?」

アスカ(次は・・・あの根暗女をぎゃふんと言わせてやる・・・!!)キュッキュッ

シンジ(動物・・・動物)キュッキュッ

ミサト「できた?」

ミサト「いい?せーの」

シンジ『うさぎ』
レイ『イタチ』
カヲル『シンジくん』
アスカ『ライオン』

シンジ「か、カヲルくん?」

カヲル「人と動物に違いなんてないのさ」

アスカ「わたしのライオンからしたらみんな餌ね!」

レイ「・・・」

ミサト「これはもうストレートにあなたの好みのタイプです。渚くんはちょっち・・・あれね、うん」

シンジ「か、カヲルくん!?」

カヲル「好きってことさ」

レイ「うさぎ・・・草食動物。わたしもベジタリアン」

アスカ「やっぱり男は強くないと」

ミサト「ていうかライオンってそもそも森にいるのかしら」

アスカ「えっ」

レイ「・・・」クスッ

アスカ「もっ、森にいるライオンだっているわよ!!」

シンジ「森にいるのって虎じゃ」

アスカ「じゃああんたは世界中の森見て回ったの!?」

レイ「碇くん、セカンドはプライドが高いから」

シンジ「そうだね、ごめんアスカ」

アスカ「きぃぃぃいい!!プライドが高いからなんなのよ!?さっきからあんたほんとなんなの!?」

ミサト「こらアスカ。そうやってすぐ怒るから」

アスカ「そもそもあんたがこんな問題やらせんのが悪い!!三十路のくせして心理テストなんてバッカじゃないの!?」

ミサト「これ考えたのわたしj」

ゲンドウ「わたしが発案した」

アスカ「えっ・・・」

アスカはドイツに強制送還された

シンジとレイは結婚して幸せになった


終わり

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