結衣「あれ?ちなつちゃんってすごくかわいいな……」(153)

結衣「私のこと慕ってくれているし」

結衣「一緒にいると楽しい」

結衣「私の好みで小さくてかわいいし」

結衣「もし告白されても断る理由がないよな……」

結衣(付き合おうって言ったら喜んでくれるかな……)

っていう純結ちなが読みたいなあ

ともこさんを出してくれるのなら何も言わぬ

さぁ

はよ


さぁともこさんを


はよ

早く書かぬと風邪を引く

クーラーで寒い

~駅~

プシュー

結衣「・・・なんとか、着いたね」

ちなつ「あはは・・・すみません」シュン

結衣「もうこんな時間だ」

ちなつ「・・・あ、ホントだ」

ちなつ「すみません、先輩!私帰りますっ・・・」

結衣「あ、待って・・・」ガシッ

ちなつ「え?」クンッ


チュウ

ちなつ「ゆっ結衣先輩!?」

結衣「ちなつのこと、好きだよ」

フー

スッ


ちなつ「ゆい、先輩・・・?」

結衣「・・・・・・ちなつちゃん好きだ」

ちなつ「・・・っ!」ピクッ

結衣「好きなんだ」スッ

ちなつ「ま、まって・・・!」

結衣「・・・ちなつちゃんは、私の事、嫌い?」

ちなつ「・・・違います、でも違う・・・」

結衣「・・・?」

結衣「・・・違う?」

ちなつ「・・・理由は、分からない、けど、あの」

結衣「ちなつちゃんは私の事が好きなんじゃないの?」

ちなつ「・・・好きです、大好き。でも・・・」

結衣「なら・・・」スッ

ちなつ「・・・やっ」ギューー

結衣「・・・どうして?」

ちなつ「今の、先輩・・・怖い、です・・・」カタカタ

結衣「・・・え」

ちなつ「・・・あの、えっと、ご、ごめんなさいっ!」タッ


タッタッタ


結衣「・・・私が怖い?」ナデ

結衣「・・・・・・・・・」

4

結衣「ちなつちゃんは私の事が好きなんじゃないの?」

結衣「・・・今までのは、なんだったの・・・?」ポロ

結衣「・・・涙?私が?」

結衣「ホームシックで一度泣いて以来だ・・・」

ペタン

結衣「・・・・・・フラれちゃった、のかな」

~田んぼ道~

タッタッタ

タッタ...

タッ

ちなつ「・・・」ポロポロ

ちなつ「結衣先輩が、好きだって言ってくれた・・・」

ちなつ「凄く、嬉しいはずなのに・・・なんで?」

ちなつ「なんで、あんなこと言ったんだろ・・・」ポロポロ

ちなつ「私の、ばか」ポカ

ちなつ「・・・・・・・・・ばか」ポカ

ちなつ「王子様みたいな人にロマンチックな告白されて、それで・・・」

ちなつ「キスだなんて・・・・・・私の理想だったじゃない・・・」

ちなつ「どうして、怖くなったんだろ・・・」ポロポロ

ちなつ「幻想はやっぱり幻想なの?」

ちなつ「・・・私の今までの想いは」

ちなつ「・・・偽物だったの?」

~歳納宅~

京母「京子ー、お友だちよー」

京子「んー?今良いとこだからーちょっとまってー」


京母「ごめんなさいね、あの娘集中すると他が見えなくて」

?「・・・あはは、いつも通りです」

京母「京子ー!?」

京子「はーあーいーわかったぁー!!!」

京子「・・・ったく、なんだよ。こんな時間にさー・・・結衣か?」

京子「はーい、京子ちゃんですよー」トントントン


ちなつ「・・・こんばんは、です」

京子「・・・・・・へ?」

~京子の部屋~

ガチャ

京子「・・・ちなつちゃーん、トウキビ食べる?」

ちなつ「・・・・・・」

京子「あの、ベッドをですね、占領しないでですね」

ちなつ「・・・・・・」スッ

京子「・・・まぁ、いいや。溢さないでね、はいお皿も」

ちなつ「・・・・・・・・・」カジカジ

カジカジ

カジカジ

京子「・・・・・・んむ。で、何があったのさ。確か結衣とデートじゃなかった?」

ちなつ「・・・はい」

京子「それがどーしてこーなるのさ」カジ

ちなつ「結衣先輩に告白されてキスしました・・・」

京子「あー、そうなんだー・・・」





京子「!?」

京子「・・・え、えと、ちなつさん?」

ちなつ「結衣先輩に好きって言われて、キスもしてくれて嬉しかったです」

京子「一応、へ、返事は?」

ちなつ「・・・・・・・・・断りました」

京子「へぁ!?」

京子「な、なんでさ!ちなつちゃん、結衣の事大好きだったじゃん!」

ちなつ「・・・はい、今でも好きです」

京子「じゃあなんで!?」

ちなつ「・・・・・・・・・怖かったんです」

京子「・・・結衣が?」

ちなつ「・・・急に目付きが代わってぐいって引っ張られて、キスされて・・・」

ちなつ「・・・・・・怖かったんです」

京子「・・・」

ちなつ「・・・昔、皆さんと会う、少し前の話なんですけど」

ちなつ「小学校卒業の時、クラスの男子に呼び出されて、告白されたんです」

ちなつ「・・・突然告白されて、断ったらいきなりキスされて」

京子「・・・!」

ちなつ「・・・・・・それだけ、なんですけど。その時の事少し思い出しちゃって・・・」

京子「な、なにその男・・・!ひどい・・・・・・あ」

ちなつ「・・・・・・」

京子「・・・・・・・・・」

ちなつ「その時の事が原因か知らないですけど、それで、女の子が好きになったんです、私」

京子「・・・・・・そっか」

ちなつ「・・・引きます?」

京子「引くわけない。それに」

京子「皆、気づいてると思うよ、最後のは」

ちなつ「あはは・・・・・・そう、ですか」

ちなつ「・・・・・・すいません、押し掛けていきなり」

京子「・・・・・・いいよ、別に」カジカジ

京子「ちなつちゃんの事、少し知れたしねっ」

ちなつ「・・・・・・そう、ですか」

京子「そっかー、結衣と気まずくなっちゃったかぁ・・・」

ちなつ「・・・はい」

京子「うーむ・・・」

ちなつ「・・・」

京子「ちなつちゃんはどうしたいの?」

ちなつ「・・・・・・結衣先輩に謝りたいです、そして」

ちなつ「気持ちに応えたい・・・」

京子「そっか」ポン モフモフ

ちなつ「・・・」

京子「夜も遅いし・・・、そだねぇ。泊まってくかっ!」

ちなつ「良いですよ、別に」

京子「ぐちゃぐちゃな顔、家族に見せられるの?」

ちなつ「・・・ふん」

~結衣宅~

ガチャ

スタ スタ スタ

カチッ

結衣「・・・・・・・・・」ペタン

結衣「・・・はあ」

結衣「・・・ちなつちゃん、泣いてたなぁ」

結衣「最低だ、私・・・」

結衣「・・・くっそっ!」ブン

バシーン

ぬいぐるみ「ユリィ!?」

ズルッ

結衣「・・・私の勘違い、だったのかな」

結衣「・・・もう、分かんなくなってきちゃった」

結衣「じゃあ、どうしてあんなアプローチかけたのさ、どうしてあんなに好意を寄せたのさ・・・!」

結衣「・・・全部ちなつちゃんのせいだよ・・・私は、私は・・・」


ちなつ『今の、先輩・・・怖い、です』


結衣「私のせい、か・・・」

結衣「傷付けちゃったな」

結衣「ほんと、最低だ・・・はぁ」



ピンポーン

結衣「・・・?」

結衣「・・・なんだ?」



ガチャ

結衣「はい」


【目玉】


結衣「おわぁぁぁぁぁっ!?」

京子『あははっ、やっほー』

結衣「き、京子!?なんで!?」

京子『眠れなくてさー、お菓子買ってきたから入れてよ』

結衣「・・・ったく、アイツは」スタスタ

京子「んーっ!すずしー!!」ノビー

結衣「・・・もう二時だぞ、危ないだろ」

京子「だから結衣隊員の家に避難しました!」ビシッ

結衣「あ、そ」

京子「えへへ、ラムレーズン買ってきたから食べよーっ?」ガサ

結衣「じゃあ、なんか作るよ。何がいい?」

京子「オムライス!」




結衣「はい、どーぞ」

京子「わーい!いっただっきまぁす!」パム

結衣「・・・むく」

京子「んー・・・!うめぇ!」

結衣「どーも」もくもく

京子「あふっ、あふっ」

結衣「気を付けて食べろよ」

京子「あふっ」b

結衣「・・・ははっ、バカだなぁ京子は」

京子「・・・ねーぇ結衣」

結衣「ん?何?」

京子「ちなつちゃんに告白したんだって?」

結衣「・・・!」カシャン

京子「やるじゃーん結衣」

結衣「・・・なんで」

京子「お似合いだろうなぁ二人とも・・・」

結衣「なんでお前が・・・っ!」

京子「ちなつちゃん、今私の家にいるから」

結衣「!?」

結衣「なんでお前の家に・・・」

京子「部長としての働きがここで、ね?・・・多分」

結衣「・・・・・・それで、あの娘は」

京子「さっきまで泣いてたよ」

結衣「・・・っ」ギリッ

結衣「・・・私の、せい、だ」ポロポロ

京子「・・・誰も悪くないと思うけどなー」もく

結衣「私のした行動で傷付けたんだ、私のせいだよ・・・」ポロポロ

京子「・・・ちなつちゃんはさ」

結衣「・・・」

京子「眠りにつく前言ってたんだ、結衣先輩ごめんなさいって」

京子「二人とも、全然違うけどさ、優しいところはすっごく似てると思うなー」

京子「ほんと、お似合い。妬けちゃう」もくもく

結衣「・・・・・・」

京子「ねぇ、結衣はさ。ちなつちゃんの事、好き?」

結衣「・・・分かんない」

京子「・・・む」

結衣「あの娘は可愛いと思う、ぎゅっとしたいし抱き締めたいキスもしたいよ?でも・・・それだけで好きって事なのかな」

京子「・・・へ?それが好きっt」

結衣「多分、違う」

結衣「私は、それだけなんだ・・・」

京子「・・・」

結衣「抱き締めたいのは愛なのかなキスしたいのは恋なの、かな・・・」

結衣「私は、ただ肉欲のままに彼女に迫ったんじゃないかって思うんだ・・・」ポロポロ

京子「それは・・・」

結衣「違わない、私はちなつちゃんの好意に甘えて、自分の欲望をぶつけただけ」

結衣「それで、彼女を傷付けた・・・」

結衣「女として、人として最低だよ・・・私は・・・」ポロポロ

結衣「・・・」ポロポロ

京子「・・・むー」スクッ ゴソゴソ

スタスタ

スタスタ

パカッ サクッ

京子「とうかー」

ポト

結衣「ひぁっ!?」

京子「あははっ」

結衣「な、何を・・・!?冷たっ!?」

京子「あのさ・・・」

京子「結衣の言ってることはむつかしいよ」

結衣「・・・?」

京子「それに、そこまでちなつちゃんの事を想える結衣がちなつちゃんを好きじゃないわけないじゃん」パク

結衣「・・・でも」

京子「相変わらず頭固いなー、結衣はさ」

結衣「・・・なっ!」

京子「じゃあ、私が結衣に助け船を一隻出してあげよーう」

ビシィッ

京子「自信がないなら今からちなちゅの事を好きになるのだ!!」

結衣「・・・」

結衣「・・・・・・は?」

京子「そして、責任とれ!責任!女にチューして泣かせた責任!」

結衣「私も女なんだが・・・」

京子「性別なんて関係ないよ、だって結衣は」

京子「ちなつちゃんの王子様なんだから」

結衣「・・・・・・なれるわけないだろ、そんなの」

京子「なってるんだよ、既に」

結衣「・・・・・・あはは」

京子「逃げんな、自分の心の奥の気持ちから。ちなつちゃんから」

結衣「・・・・・・出来るかな」

京子「結衣は出来る娘!」

結衣「・・・」

結衣「・・・・・・うん、わかった」

結衣「逃げない」





カチャカチャ

結衣「・・・逃げるな、か」

結衣「無茶苦茶だよ、京子は・・・」

結衣「私はちなつちゃんが好きなのかな・・・」



ちなつ『結衣先輩っ大好きですっ』



結衣「・・・・・・」

結衣「・・・ちなつちゃん、私は君の言う通りの王子様じゃないよ」

結衣「それでも、好きといってくれるかい?」

展開に悩んだ故20分程時間が欲しいで御座るよスマヌ

酉は新しいので御座る

~吉川宅~

ともこ「・・・ちなつー、夕御飯は?」

ちなつ『いらない、ごめんなさい』

ともこ「そう・・・お腹すいたらいつでも呼んでね」

ちなつ『うん・・・』

ともこ「じゃあ・・・」



ちなつ「・・・」ゴロン

ちなつ「結局、結衣先輩と、話せなかった」

ちなつ「ごめんなさい、したかったのに・・・」

ちなつ「・・・チーナの、ばか」ポコン

ちなつ「うぅ・・・」


チョッチマッチー


ちなつ「なに・・・・・・結衣先輩!?」

ちなつ「あ、あわわっ、ど、どうしよ・・・」ピッ

ちなつ「あぁっ」


結衣『・・・もしもし?』

ちなつ「・・・!、も・・・もし、もし・・・です」

結衣『よかった・・・出て、くれないかと思った』

ちなつ「・・・」

結衣『話したいことがあるんだ。公園まで来て・・・欲しい』

ちなつ「・・・え」


結衣『・・・待ってるね』

ピッ

ちなつ「・・・あっ」

ちなつ「・・・話したい、こと?」キュッ

ガラッ

ともこ「あ、ちなつご飯?」

ちなつ「ごめん、ちょっと外行ってくる」

ともこ「ええ!?」

ちなつ「すぐ戻るからっ!」

ガララッ

タッタッタ

ともこ「・・・はぅぅ。お姉ちゃん、悲しい」

もく

ともこ「赤座さんに教えてもらった肉じゃが、美味しくできたのになぁ・・・」ホロリ

~公園~

結衣「月、綺麗だな・・・」

タッタッタ

タッタッタ

タッ

ちなつ「はぁ・・・はぁっ・・・」

結衣「来てくれないかと思った」

ちなつ「」フルフル

結衣「・・・ありがと。こっち、ブランコ座ろ?」

キーコ キーコ

結衣「・・・」

ちなつ「・・・あの、話って・・・?」オズオズ

キーコ キーコ

結衣「・・・昨日の話」

ちなつ「・・・やっぱり」

結衣「幻滅、した?」

ちなつ「・・・してないです、嬉しかったから」

結衣「・・・!、・・・そっか」キーコ

結衣「・・・言葉だけじゃ足りないだろうけど、ごめん」

結衣「・・・・・・ごめん」

ちなつ「そ、そんなちがう」

結衣「でも、私が原因だよ」

ちなつ「違います・・・!私が、私があのときの事を思い出さなければ・・・」

結衣「・・・あの時?」

ちなつ「・・・・・・あ」

ちなつ「あ、ちが・・・」カタカタ

結衣「・・・ちなつちゃん?」

ちなつ「や、やだ・・・嫌われ・・・ちゃう」ポロポロ

結衣「・・・ちなつちゃんっ!」カタッ

ちなつ「・・・ひっ!」ダッ

結衣「あ、ねぇ、待って!」



ちなつ「・・・はぁっ、はぁ!」

結衣「くっ・・・」ダッ



結衣「――――ちなつちゃん、危ないよ、ジャングルジムって」カッ

ちなつ「来ないで!」

結衣「!」

ちなつ「・・・来ないで、ください。貴女に嫌われたくない・・・です」ポロポロ

結衣「そんなことない、私は!」

ちなつ「絶対に、嫌いになる!」

結衣「ならない!」

ちなつ「なるもん!」

結衣「ならない!!」

保守時間目安3 (休日用)
00:00-02:00 13分以内
02:00-04:00 18分以内
04:00-09:00 35分以内
09:00-16:00 24分以内
16:00-19:00 9分以内
19:00-00:00 5分以内

保守時間目安3 (平日用)
00:00-02:00 14分以内
02:00-04:00 22分以内
04:00-09:00 39分以内
09:00-16:00 30分以内
16:00-19:00 13分以内
19:00-00:00 5分以内

結衣「・・・なぁ、君に何があったか教えて・・・欲しい」カッ

ちなつ「いや・・・です・・・」

結衣「そうじゃないと、ちなつちゃんの元へと行けない」

ちなつ「・・・来ないでください」ポロポロ

結衣「嫌だね」

ちなつ「・・・」

ちなつ「・・・・・・なら、もう、良いです」

ちなつ「・・・このまま、やきもきするなら、嫌われてスッキリした方がいい、です・・・」

結衣「ならない、約束する」

ちなつ「・・・・・・」

ちなつ「なら・・・話します」

ちなつ「私が小学校卒業を迎えた朝・・・・・・」

そのバージョン初めてみた
平日の4-9時とか1時間以上持ったりするな

>>107
AA帳に入ってた

5分で落ちるとかマジで?

ちなつ「クラスの男の子に、呼び出されて、告白されました」

結衣「・・・!」

ちなつ「好きだって、はじめて言われました。嬉しかったけど、でも、私は人を好きになるということがまだ分からなかったんです・・・」

ちなつ「断りました。ごめんなさいって・・・そうしたら相手が無理矢理」

ちなつ「私に・・・キスをしました」ポロポロ

結衣「・・・」

>>109
2の方でも5分以内だった

ちなつ「振り切って、ビンタして、逃げて、逃げて逃げました」

ちなつ「感触が消えるまで、式が始まるまで何度も何度も洗いました」

ちなつ「えへへ・・・折角の卒業式なのに、ボロボロの顔で出たんです。カッコ悪いですよね・・・」ポロポロ

ちなつ「結衣先輩とキスしたあの時、その事を思い出してしまったんです」

ちなつ「同じ顔を、していたから・・・」

結衣「・・・・・・」

ちなつ「嫌いになってください先輩。私、中古なんです。汚れてるんです」

ちなつ「先輩とのキスでその事を思い出してしまうような、最低な女の子なんです・・・」ポロポロ

結衣「・・・」スッ

ちなつ「・・・・・・っ」

結衣「・・・そっ・・・か」クルッ

スタスタ

ちなつ「・・・あ」ポロポロ

スタスタ

ちなつ「・・・・・・あ」

スタスタ

ちなつ「・・・・・・せんぱ・・・い」

スタスタ

ちなつ「やだ・・・・・・嫌われたくない・・・!」ポロポロ

スタスタ

ちなつ「・・・いや、だ」

スタスタ

ちなつ「・・・先輩っ!!」

クルッ

結衣「・・・」スゥ

結衣「・・・」スッ

結衣「だぁぁぁあぁぉぁぁっ!!!!!!」

タタタッ

ちなつ「・・・・・・!」

ダン!

結衣「・・・っ!ふっ!」


ガッガッガッゴッ


ダン!


フワッ

結衣「・・・やっと、届いた」

ちなつ「せんぱ・・・い・・・」

結衣「・・・お姫様の許しが出て良かったよ」

キュッ

結衣「汚れたって構わない、ちなつちゃんはちなつちゃんだよ」

結衣「私の・・・お姫様だよ?」

ちなつ「・・・あ、あ」ボロボロ

結衣「だから、側にいさせて、欲しい・・・」

結衣「私を好きでいて欲しい」ギュ

ちなつ「・・・・・・せんぱぁい」ポロポロ

結衣「・・・それに、私も謝らなきゃ行けないことがある」

ちなつ「・・・え?」

結衣「昨日の夜まで、ちなつちゃんの事を好きかどうか分からなかったんだ」

ちなつ「・・・」

結衣「あの時はちなつちゃんの好意に甘えただけの行動だったんだ・・・だから」

結衣「君に酷いことをした男と多分、何ら変わりない・・・」

ちなつ「・・・それって」

結衣「うん、だからうわべだけの好きだった」

ちなつ「・・・」

結衣「・・・でもね、昨日、言われたんだ。ちなつちゃんを泣かした責任取れって」

結衣「ちなつちゃんを好きになれって」

ちなつ「・・・」

結衣「そう、言われてさ・・・やっと気づいたんだ」

結衣「私がどんな女かって・・・」ギュウ

結衣「だから、私はちなつちゃんに好きって、王子様だって言われるような女の子じゃない」

結衣「でも、今は違う、ホントに、ホントにちなつちゃんの事が好きなんだ」

結衣「こんな女でも・・・良いなら、側にいさせて欲しい」

結衣「ちなつちゃん・・・」ギュウ

ちなつ「・・・・・・」

ちなつ「・・・あはは、酷いですね、結衣先輩」

結衣「・・・うん」

ちなつ「ほんと・・・酷いです・・・」ポロポロ

結衣「うん・・・」

ちなつ「そんな王子様なんて聞いたこと、ないです・・・」

結衣「・・・うん」

ちなつ「・・・でも」




ちなつ「それでも・・・私の側にいて、欲しい、です・・・」

ちなつ「好きです、結衣先輩・・・!好きです・・・!」

結衣「・・・・・・っ」ポロ

ギュウ

結衣「ありがとう・・・ちなつちゃん」ポロポロ



ちなつ「先輩、あの・・・ば、罰として・・・」

結衣「うん?」

ちなつ「・・・ほんとの、き、キスしてください・・・っ」カァァ

結衣「・・・お安いご用だよ、お姫様」

クィ

結衣「今まで、ごめん、ありがとう」

結衣「そして」

ちなつ「・・・・・・っ」ギュウ

結衣「・・・ふふ、緊張しなくても良いのに」

ちなつ「だ、だって・・・」パチ

結衣「・・・すきあり」





チュッ




結衣「これからも・・・よろしく」

~エピローグ~

ちなつ「・・・月、綺麗ですねー」

結衣「うん、ブルームーンだって。この月を見た人達は幸せになれるとか・・・」

ちなつ「・・・えへへ、なんか、ぴったりというか」

キュ

結衣「・・・!」

結衣「うん、そだね」モフモフ

ちなつ「♪」

あかりちゃんなら家であかねさんと楽しく過ごしてるよ

ちなつ「あの・・・」

結衣「ん?」

ちなつ「・・・京子先輩ですよね?あの・・・結衣先輩に助言した人って」

結衣「・・・よく分かったね 」

ちなつ「あははっ、分かりますよ。あの人、こっそり出ていくの下手なんですもん」

結衣「騒がしい奴だからなー」

ちなつ「・・・でも、あの人のお陰で」

結衣「私達はこうしていられる」キュッ

ちなつ「・・・感謝、ですね」

結衣「ふふ、ラムレーズン買ってあげれば喜ぶよ?」

ちなつ「お腹壊すまで送りつけてやりますっ」

結衣「あはははっ、程々にね」

ちなつ「・・・」

結衣「・・・」

ちなつ「ねぇ・・・先輩?」

結衣「うん?」

ちなつ「もう一回、良いですか?」

結衣「・・・ふふ、何度だって」

ちなつ「・・・先輩の手、暖かい」スッ

結衣「・・・寒い?」

ちなつ「少し、だけ」

結衣「・・・じゃあ、ほら」

ギュッ

ちなつ「・・・あ//」カァァ

結衣「暖かい」モフ

ちなつ「・・・はい」

結衣「・・・」スッ

ちなつ「今度は、ふいうちなんて・・・無しですよ?」

結衣「・・・うん、目、閉じて」

ちなつ「・・・」ギュッ

結衣「好きだ、ちなつちゃん。君の事が」

ちなつ「・・・はい」

結衣「・・・」スッ

ちなつ「・・・」キュッ

ちなつ(私も大好きです、結衣先輩。私の・・・王子様)




チュッ




~おわり~

皆のジャングルジム、今だけは二人のお城で御座る
ちなちゅは乙女可愛いで御座るな!

読んでくれて、感謝感謝で御座るよ!ニンニン!

それでは!ドロン!



今回の酉:オロナモリ

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