如月「希望ヶ峰学園?」 (465)

仮面ライダーとダンガンロンパのクロスSSです。
一発ネタのつもりでしたが、VIP規制なので、こっちでしっかり書こうかと…

両方の作品のネタバレを含みますのでご了承ください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1387991876

如月「ここが希望ヶ峰学園か……?」

如月「さて、どこへ行きゃいいんだ?」

玄関ホール

苗木「僕を含めて15人の新入生か……」

如月「お、いたな、おーい!」

苗木「え?君は……?」

舞園「もう一人いたんでしょうか?」

葉隠「しかし、またリーゼントだべ、大和田っちとキャラが被るべ」

大和田「あ?俺はあんなんじゃねーだろ!!」

如月「俺はきs、うおっ!?なんだこれ、でっかい金庫か!?」

十神「また騒がしいやつが増えたか」

朝比奈「16人目かー、これで全員なのかな?」

江ノ島「……」

大神「江ノ島よ、どうした、顔色が悪いぞ」

江ノ島「……え、あ、あぁー、あまりに時代錯誤な格好に絶句しただけー」

桑田「確かに、昭和の不良かよ」

山田「主役キャラじゃないですなー」

苗木「あ、あのさ、君は……」

如月「お、おぉ、俺は如月弦太朗、この学園全員と友達になる男だ!

セレス「なんだか暑苦しい方ですわね」

不二咲「それで、君はえっとどんな才能があるの?」

如月「才能?」

石丸「この学園の生徒は皆、超高校級の才能があるはずだからな、君はいったいなんなんだ?」

如月「え、あー……さあ、なんだろうな」

苗木(確かに、如月なんて名前もスレで見たことないな……)

江ノ島「あのさ、あんた……」

キーンコーンカーンコーン

???「あーあーマイクテス、マイクテス」

如月「なんだ、この声?」

???「新入生の皆さんは至急体育館にお集まりください」

石丸「入学式だろうか、よし、皆急ぐぞ!」

大和田「ったく、めんどくせーな」

霧切「……」

如月「お?どうした?えーっと、響子だったな」

霧切「……なんでもないわ」

如月「そうか?おし、行くぞ」

体育館

苗木「誰もいないね」

腐川「や、やっぱりおかしいわよ」

舞園「確かに、入学式という感じでは……」

???「うぷぷ……」

葉隠「なんだべ?」

ボヨーン

不二咲「ぬ、ぬいぐるみ?」

モノクマ「ぬいぐるみじゃないよ、僕はモノクマ、このがk」

如月「すげえええ!喋ったぞ、あのぬいぐるみ」

石丸「落ち着きたまえ!おそらくスピーカーがだな」

朝比奈「あーそうだよね」

山田「しかし、よくできてますなー」

モノクマ「こらああああ!勝手にしゃべるな!僕はこの学園の学園長なんだぞ!偉いんだ!」

苗木「が、学園長?」

霧切「……」

如月「すっげえええな、ぬいぐるみが学園長か!」

モノクマ「だから、ぬいぐるみじゃ……」

如月「ん?」

モノクマ「……君は誰だい?」

如月「俺は如月弦太朗、この学園の皆と友達になる男だ」

モノクマ(……えっと、マジで誰……)

江ノ島「……」フルフル

モノクマ(明らかに動揺した顔するなっての……さて、どうするかな……)

十神「学園長と言った割には生徒の顔も知らんのか」

モノクマ「そんなことないよ!君はうちの生徒なのかい?」

如月「おお、天高から転校してきたんだ」

苗木「天高?」

朝比奈「さくらちゃん、知ってる?」

大神「いや、知らんな」

腐川「というより、新入生じゃないの……?」

モノクマ「まあいいや」

桑田「いいのかよ!」

モノクマ「どちらにせよ、君たちは全員ここで一生を過ごしてもらうわけだからね」

葉隠「……は?」

モノクマ「説明はもう面倒だからしないよ」

江ノ島「ど、どういうことよ、それ!出れないって!!」

モノクマ「ん?不満?」

大和田「あたりめーだろ!」

モノクマ「出る方法は卒業することだよ」

腐川「卒業……?」

モノクマ「そうです、卒業条件を満たせばここから出れるよ」

不二咲「条件?」

モノクマ「簡単に言えば、君たちが誰かを殺せばいいんだよ」

苗木「……[ピーーー]?」

モノクマ「そう、誰かを殺せばすぐにここから出れるってわけ」

如月「そんなこと出来るわけねーだろ!!」

モノクマ「じゃあ君たちは一生このままだね、ぶひゃひゃひゃ」

舞園「そんな、一生……?」

ミスった

江ノ島「ど、どういうことよ、それ!出れないって!!」

モノクマ「ん?不満?」

大和田「あたりめーだろ!」

モノクマ「出る方法は卒業することだよ」

腐川「卒業……?」

モノクマ「そうです、卒業条件を満たせばここから出れるよ」

不二咲「条件?」

モノクマ「簡単に言えば、君たちが誰かを殺せばいいんだよ」

苗木「……殺す?」

モノクマ「そう、誰かを殺せばすぐにここから出れるってわけ」

如月「そんなこと出来るわけねーだろ!!」

モノクマ「じゃあ君たちは一生このままだね、ぶひゃひゃひゃ」

舞園「そんな、一生……?」

モノクマ「そういうことじゃあねー」

大和田「おい!ふざけんな」ガシッ

モノクマ「それはよした方がいいと思うな」

大和田「あん?」

霧切「……投げて!」

大和田「なに?」ポイッ ドカーン

苗木「ば、爆発した?」

モノクマ「これは警告だよ」

山田「ひぃーまた出た!」

モノクマ「学園長への暴力は校則違反、他は生徒手帳を見てね」

如月「俺のがないぞ?」

モノクマ「……君のは後で用意するよ、あと部屋もね」

如月「お、わりーな」

腐川「なんで普通に対応してんのよ……」

モノクマ「校則違反をした生徒はオシオキだからね、もちろんこんなの警告程度のじゃなくね」

葉隠「この程度じゃないって……」

モノクマ「それでは入学式を終わります!」

石丸「……いなくなった」

桑田「どーいうことだよ、これは!!」

朝比奈「コロシアイって……」

葉隠「そんなことできるわけねーべ!」

十神「ふん、愚かな、問題はできるかじゃない、やるやつがこの中にいるかだ」

苗木「この中に……」

霧切「……」

如月「いるわけねーだろ!!」

江ノ島「!?」

如月「ダチを殺すやつがどこにいるんだよ!!」

セレス「私たちは今日会ったばかりで、友人とは……」

如月「この学園に俺らしかいねーなら、俺たちはダチだ!」

腐川「な、なにそれ……」

如月「俺はこの学園全員と友達になる!殺し合いなんて起きるわけがない!」

十神「ふん、どうだかな」

苗木(こうして、僕たち16人の学園生活は始まった……)

とりあえずここまでで
コテつけときます

食堂

桑田「ダメだ、出れる場所なんてねーな……」

大神「それどころか上にも行けぬとは」

舞園「どうしましょう、これから……」

セレス「簡単なことですわ、皆さんでここに住めばいいのです」

腐川「な、なによそれ」

セレス「この環境に慣れればいいのですわ」

山田「しかしそれでは……」

十神「嫌なら誰かを殺せばいい」

苗木「ちょ、ちょっと」

不二咲「僕たちここに一生住むしかないのかな……」

如月「そんなことはねぇ!きっと出れる方法はある!」

十神「根拠のないことを……」

如月「出れないっていう根拠もないだろ、きっと出れる!」

大和田「まあうじうじしてても仕方がねぇな」

朝比奈「ご飯とかは心配なさそうだしね」

セレス「あの、私からルールを追加したいのですが」

如月「なんだ?」

セレス「校則によると夜時間というものがあるらしいのですが、その時間の部屋から出ることを禁止したいのです」

江ノ島「はぁ?なんでよ」

セレス「夜時間の間、誰かに殺されないかという不安を取り除くためですわ、強制はしませんが」

葉隠「あー、そのほうがいいべ」

如月「いや、ダメだ」

朝比奈「え?どうして?」

如月「そのルールは俺たちが誰かを殺すっていうことが前提じゃねーか」

セレス「そ、それは……」

如月「そんなルールはダメだ!俺たちは誰も殺さない、そう信じてる!」

苗木「如月君……」

霧切「私もその意見に賛成よ」

山田「おや、霧切殿もですか?」

霧切「夜時間の間の出入りを禁止する、それはアリバイ作りにうってつけのルールよ」

十神「なるほどな」

霧切「クロは自分がクロと知られてはいけない、このルールはおそらく誰かが人を殺したら私たちに当てさせるんでしょうね」

十神「その場合、夜時間は逆に自由に行動させたほうが監視、抑制になる、か」

苗木「なるほど、すごいな二人とも」

如月「そういうことじゃなくてだな!」

セレス「わかりましたわ、それならそういたしましょう」

江ノ島「はい、じゃあ解散解散」

如月「ったく、まあいいか」

霧切「如月君」

如月「お、なんだ?」

霧切「ありがとう、あなたが言わなければあのルールを適用してたわ、考えてみれば危険だった」

如月「俺はあんな難しいことは考えてねーよ、ただダチを信じてないようなルールはダメだと思っただけだ」

霧切「それでもあなたのおかげよ、それじゃあ」

如月「おう!」

苗木「すごいな、如月君は」

モノクマ「本当すごいよね」

桑田「で、出たああああああ」

モノクマ「まったく、ゆとり世代にしては頭使うやつらだね」

江ノ島「何の用よ!」

モノクマ「やっぱりコロシアイには動機が必要かなと思って、そういうわけで至急視聴覚室にお集まりください」

苗木「……行ってみよう」

視聴覚室

モノクマ「皆さん、自分のDVDを再生してください!」

如月「おい、クマ!」

モノクマ「……なんだよ」

如月「俺のがねぇぞ!」

モノクマ「用意できてないんだよ、とりあえず座ってて」

如月「ったく」

モノクマ(天の川高校っていう存在はわかったけど、まだ謎が多いんだよね……)

舞園「い、いやあああああああ!!!」

苗木「舞園さん!」

舞園「帰らなきゃ、私……」

如月「おい、どうした、何を見せられた!?」

苗木「えっと……多分皆バラバラだと思うんだけど……」

如月「……なるほど、そういうやつか」

苗木「多分、これが動機ってやつになり得るだろうけど……」

如月「とにかくコロシアイなんてさせねー、協力してくれ、誠!」

苗木「う、うん、僕だってそんなこと起こしたくないよ」

如月「よろしくな、誠!」

苗木「うん、超高校級の幸運なんて才能だけど、出来る限りは……」

如月「幸運か、いいじゃねーか、立派な才能だ」

苗木「そ、そうかな」

如月「おう!!」

数日後 苗木の自室

苗木「部屋の交換?」

舞園「はい、やっぱり私怖くて……」

苗木「それはいいけど……」

舞園「苗木君にしかこんなこと頼めなくて……」

苗木「わかったよ、じゃあこれこの部屋の鍵ね」

舞園「はい、ありがとうございます」

苗木「じゃあね」

舞園「はい、おやすみなさい……」

舞園「……うまくいく、きっと……」

ピンポーン

舞園「え、もう?」

舞園「えっと、どうぞ」

如月「邪魔するぞ!って、さやか!?」

舞園「き、如月君!?」

舞園(そうだ、まだプレートを……)

如月「あれ、ここ苗木の部屋だよな?」

舞園「あの、部屋の交換をして……」

如月「交換?」

隣の部屋

桑田「え」

苗木「え」

桑田「なんで苗木が舞園ちゃんの部屋に!?」

苗木「え、いやこれは!!」

桑田「騙されたのか、俺は!!!あぽあぽあぽあぽ……」

苗木の部屋

舞園「……あのとりあえず入りませんか、少しお話もしたいですし」

如月「おお、いいぜ」

舞園「……」ガチャ

如月「しかし、なんで部屋の交換なんか……」

舞園「……」スッ

如月「……さやか?」

舞園「くっ……!」ダッ

如月「なっ、やめろ、さやか!!」ガシッ

舞園「は、離して!!私は!!」

如月「やめろ!!!」ブンッ

舞園「きゃっ」

如月「ったく、こんな包丁なんて持ってきやがって……」

舞園「わ、私、帰らないと、帰らないといけないの!!」

如月「何があったんだ」

舞園「モノクマのDVDに、皆が……皆が……」

如月「なるほどな」

舞園「だから、私!」

如月「じゃあやれよ、それで刺してみろ」

舞園「え……」

如月「ほら、俺は何もしねーぞ、正面から刺してみろ」

舞園「……」スッ

如月「……」

舞園「……なんで、私……私……」

如月「お前は人を殺せるやつじゃねーよ」

舞園「如月君……」

如月「さやか、アイドルは人を笑顔にする仕事だ、そんなことをするためにアイドルになったわけじゃねーだろ!」

舞園「ごめ……んなさい……ごめんなさい……ごめんなさいっ!!」

如月「必ず出れる、だから信じろ、メンバーの皆を、ダチを信じろ」

舞園「はい……」

???

モノクマ「あちゃー、いいとこだったのになー……」

モノクマ「やっぱりあいつ邪魔だなー……」

モノクマ「ここまでうまくいかないなんて、うぷぷ、絶望的だね」

モノクマ「うひゃひゃひゃひゃ」

とりあえずここまで

朝日奈の表記をずっと間違えてました、この後から直します

翌日 体育館

石丸「また集まれとは、今度はいったいなんだというのだ」

桑田「はぁ……」

大神「桑田よ、元気がないな」

苗木「そっとしておいてあげて」

モノクマ「うぷぷ、オマエラおはようございます」

十神「今度はなんだ、何も起きてないようだが」

モノクマ「そうだね、何も起きてないね、ね、舞園さん」

舞園「!」

朝日奈「ん?舞園ちゃん、どうしたの?」

セレス「何かありましたの?」

舞園「えっと……」

如月「誠と部屋交換して怜恩にドッキリを仕掛けただけだ!」

桑田「やっぱり苗木もグルか!!」

苗木「え!?いやっ、その!」

腐川「な、何を呑気なことしてるの……」

山田「そういうことなら僕も協力いたしましたのに」

舞園「あ、あはは……桑田君、その、ごめんなさい」

桑田「まあいいけどよ……」

モノクマ「コラああああああ!ありきたりな学園ものライトノベルみたいな会話してるんじゃないよー!!」

苗木「なんかいろいろアウトな発言だ……」

十神「それで、一体何の用だ」

モノクマ「あー、うん、オマエラにルールの追加を知らせておこうと思ってね」

霧切「追加?」

モノクマ「ホントは誰か死んでから言おうと思ったんだけど、誰かが殺された場合、一定の捜査時間ののちに学級裁判を開きます!」
苗木「学級、裁判?」

モノクマ「そこでオマエラにはクロを見つけてもらいます!」

モノクマ「正しくクロを指摘した場合、クロは卒業できず、おしおきを受けます」

葉隠「お、おしおきってなんだべ……」

モノクマ「まあ簡単に言えば処刑かな」

大和田「んだと……」

モノクマ「間違ったクロを指摘した場合、真のクロは卒業、残ったオマエラは全員おしおきです!」

如月「全員殺されるってわけか」

モノクマ「そうです!」

十神「なるほど、ゲームとしては面白いな」

朝日奈「何言ってるの!?」

苗木「じゃあ、そのルールだと最終的に脱出できるのは一人ってことだね」

霧切「でもおかしいわね、そのルール、誰か犠牲者が出てからじゃないとコロシアイを抑圧するんじゃないかしら」

セレス「確かにそうですわ、あまりリスクが高いルール、なぜこのタイミングで?」

霧切「あなた、もしかして焦ってる?」

モノクマ「……そんなわけないじゃん、うぷぷ、僕はフェアだからね、ちゃんとルールを説明しておこうと思って」

モノクマ「だから、殺す時はしっかりとバレないようにすることをオススメするよ」

大和田「ちっ、胸糞悪いルールだ」

江ノ島「黙って聞いてれば、ふざけんじゃないわよ!」

モノクマ「おや?僕に暴力は校則違反だよ?」

江ノ島「やれるもんなら」ダッ

モノクマ(うぷぷ、本当に残念なお姉ちゃん)

如月「よせ!!盾子!!」

江ノ島「!?」ビクッ

モノクマ「!?」

如月「やめておけ!何をされるかわからねぇ、処刑とか言ってるくらいだ、下手すりゃ……」ガシッ

江ノ島「あ、う、うん、そ、そうだね、ありがとうございます……」

如月「ん?」

江ノ島「え、いや、さんきゅーね、ちょっと頭きちゃってさ」

モノクマ(……一瞬反応が遅れちゃったね……、急に名前で呼ぶんだもんな……)

石丸「今のはギリギリ校則違反ではないのだろうな!」

モノクマ「んー、まあいいや、もしやったら、こうだったけどね」ザシュッ

苗木「や、槍!?」

桑田「しかも何本あるんだ、あんなもんに刺されたら即死じゃねぇか……」

江ノ島「……え、嘘でしょ……」

如月「やっぱりな、危なかったな」

江ノ島「……う、うん……」

モノクマ(んーちょっとまずいな……)

モノクマ「じゃあそういうことで、後ね、自由に移動できる範囲を増やしておいたよ」

葉隠「お、おい!ついでに見たい何を言ってるべ!」

大和田「いっちまったか」

霧切「行きましょう」

苗木「どこへ?」

霧切「どこへ行けるようになったのか調べないと」

朝日奈「探検だね!!」

プール

朝日奈「おおおおプールだ!!」

如月「プールキターーーーーーーーーーー!!」

朝日奈「なにそれ?」

如月「プール好きなんだろ?ほら、お前も」

如月&朝日奈「プールキタ━━━(゚∀゚)━━━!!」

腐川「うっさいわね……」

大神「ふっ……」

不二咲「どうしたの大神さん?」

大神「こんなところに閉じ込められ、コロシアイを強要されているのに、まったくそんな気がしないのでな」

桑田「ありゃ、ただのバカだ」

大神「バカでもよいのだ、朝日奈は如月のおかげで心から笑っている、この状況でな」

霧切「それが、彼の才能かもね」

大神「すごいやつだ、やつは」

江ノ島「……うん、本当にね」

朝日奈「さくらちゃん!泳ごうよ!」

大神「うむ」

また、後で書くかもしれないけど、とりあえずここで切ります

食堂

セレス「さて一通り調べましたね」

山田「図書室もありましたが、特に有益な情報はなかったですな」

葉隠「そんなもん、モレクマが残しておくわけねーべ」

苗木「モノクマだよ、葉隠君!」

朝日奈「あんまり絡まないから正直忘れちゃうよね」

如月「クマでいいんじゃねーか?」

十神「ちっ、俺はもう帰るぞ」

桑田「なんだあいつ」

腐川「素敵だわぁ……」

翌日 食堂

朝日奈「お、如月おはよー!」

如月「おう!葵!」

石丸「おや、十神君ではないか」

十神「こいつに無理やり引っ張られただけだ」

如月「何の話してんだ?」

朝日奈「皆の中で誰が一番強いか!」

葉隠「まあやっぱここはオーガだべ」

舞園「そうですね、大神さんは強いと思います」

不二咲「男の子だったら、やっぱり大和田君かなぁ?」

大和田「あ?俺か?」

苗木「でも如月君も強そうだよね」

山田「大神さくら殿はどう思いますかな?

大神「ふっ、皆強いさ」

大和田「俺は別に強くなんてねぇよ」

石丸「君がそのような発言をするとは」

大和田「如月のほうが強えんじゃねぇか」

セレス「奇抜なヘアスタイル同士通じ合うのでしょうか」

大和田「そうじゃねぇよ、目見りゃわかる」

大神「確かに、我もそれには同意だ」

不二咲「じゃあ如月君?」

如月「俺は別に強くはねぇって、さくらと喧嘩したら負けそうだしな」

大神「ふっ」

山田「では如月弦太朗殿は大神さくら殿に一票ですかな」

如月「俺か、んーそうだな……盾子に一票だな」

江ノ島「は!?私?」

苗木「またすごいところに……」

石丸「失礼だが、それは内面的な強さでだろうか」

如月「そうじゃねーよ、昨日盾子のこと抑えただろ?」

江ノ島「あ」

如月「その時、掴まれた後の反応が速かった、それと意外と筋肉がついてたからな」

朝日奈「あーそれは私もちょっと思ってた」

大神「我も一度、違和感はあった、雑誌で見たときは江ノ島はもっとわがままボディかと思ったのだが」

葉隠「オーガからわががまボディって単語が出たべ」

大神「見れば、引き締まった体格だったからな」

如月「速さって意味なら俺たちの中で一番速いかもしれねぇ」

セレス「そのようですが?江ノ島さん?」

江ノ島「な、何言ってんの、違うって、モデルとかやってると筋トレとかやるから自然にだって」

如月「そうなのか?」

江ノ島「当たり前でしょ、か弱い私が、あんたら規格外みたいなもんより強いわけないじゃん」

山田「まあ確かに」

不二咲「だ、だよねぇ……」

江ノ島(危ない……)

数日後 体育館

モノクマ「オマエラ、おはよーございます」

如月「よぉ、クマ」

腐川「今度は何よ……」

セレス「絡みが少ないことを気にして呼んでいるだけでは?」

モノクマ「違うよー!今日はオマエラにまた新たな動機を与えようと思って」

苗木「また、動機か」

モノクマ「じゃじゃーん!ここにオマエラの恥ずかしい過去や知られたくない秘密が書いてあります!」

如月「だから俺のがねぇぞ!!」

モノクマ「うるさいっ!ないんだよ!そんなものは!!」

霧切「それをどうするのかしら」

モノクマ「今から24時間以内に誰も死ななかった場合これを世間に公表しちゃいます!!」

苗木「なっ」

モノクマ「その前にどんなことをバラされるか確認していいよ?」

不二咲「……」

大和田「……」

江ノ島(え、これバラしちゃうの!?)

モノクマ(これで大和田君か、不二咲さんあたりが……)

如月「そんな過去なんかで人が人を殺すかよ」

大和田「過去なんかだと……」

十神「傲慢だな、とてつもない過去を抱えている者だっているかもしれんぞ」

如月「それでも向き合わなきゃなんねぇんだ、いつかはな」

苗木「如月君……」

不二咲「それはでも強い人だけだよ……」

セレス「そうですわ、それを知られて拒絶されることは人によっては恐怖かもしれません」

如月「一番怖いのはそうじゃねぇよ」

石丸「では、いったい」

如月「一番怖いのは、それを誰にも言えずに一人で抱えて生きていくことだ」

大神「なるほどな……」

如月「一人で苦しんで、悩んで、そんなの一番怖えし、痛てえだろ」

モノクマ「はー、いい演説だね、でもそれが皆に響くかな」

如月「うるせぇ!!過去と向き合うことは必要だ、でもな、それは自分で決めることだ、それを勝手にバラすなんて許せねぇ!」

モノクマ「はいはい、じゃあ僕と戦う?そしたらおしおきだけどね」

霧切「如月君、落ち着いて」

舞園「そうです、落ち着いてください!」

如月「わかってる」

モノクマ「さて、24時間後楽しみですね、うぷぷ」

苗木「とりあえず一旦解散しようか」

桑田「そうだな」

葉隠「だべ」

大和田「……如月、ちょっとツラ貸せや」

石丸「おい、喧嘩はいかんぞ!!」

大和田「そうじゃねぇ!……タイマンで話がある」

如月「いいぜ、如月弦太朗、タイマンはらせてもわうぜ!」

霧切「今回も大丈夫だと思うわ」

苗木「え?」

霧切「なぜかそう思うの、彼を見てるとね」

苗木「……うん、そうだね」

男子更衣室

如月「ここでいいのか?」

大和田「ああ、ここを使うやつなんてほとんどいねぇだろうからな、女子はしらねぇが」

如月「それでなんだ?」

大和田「お前よ、過去と向き合えつったよな?」

如月「ああ」

大和田「それがどんな過去でもか?そいつにとって、墓場まで持っていきたいようなことでもか」

如月「……紋土、一人で悩むな!ダチだろ、俺たちは!」

大和田「ダチ……か、ったくよ、嫌になるぜ、お前みたいなやつを見るとよ、俺が弱い人間って自覚しちまう」

如月「なら強くなりゃいいんだ、そうだろ」

大和田「……だな、俺は実はよ……」

大和田「……ってわけだ」

如月「……」

大和田「誰にも言えなかったよ、怖くて怖くて仕方がなかった……」

如月「紋土、それはちゃんと向き合え!」

大和田「向き合う、か」

如月「兄貴のことをしっかり向き合って、お前はその分生きなきゃならねぇだろ!!」

大和田「……ああ、……わかってる、わかってんだよ……」

如月「この過去でお前がどんなふうに見られても、俺は俺だけは変わらねぇ!約束する!」

大和田「ったくよ……、どんだけでけえ奴だよ、てめぇは……」

如月「それがダチだ!」

大和田「ありがとよ」

不二咲「あの、如月君、いるかな?」

如月「おお、千尋!どうした?」

不二咲「あの話が、あれ、大和田君も?」

大和田「うっせぇ!見んじゃねぇ!……お前なんでここにいるんだ?」

如月「話があるんだろ?なんだ?」

大和田「そうじゃねぇよ!ここ男子更衣室じゃ」

如月「ん?……あ、あぁーーーーー!」

不二咲「えっとね、僕は実は……男なんだ!」

如月&大和田「えええええええええええええ」

モノクマ(あっさりすぎるでしょ)

不二咲「如月君にまず話しておこうと思って、僕、少しでも男らしくなりたいんだ」

如月「いいぜ、紋土!お前も付き合え!」

大和田「……ったく、しょうがねぇな。やるぞ、不二咲」

不二咲「うんっ!!」

翌日 食堂

朝日奈「おはよー、ってどしたの?」

不二咲「おはよー」

大和田「よう」

苗木「なんだか仲良いね」

山田「これはもしかしてあれですかなぁ?」

石丸「い、いかんぞ、不純異性交遊は!」

大和田「何言ってんだ、てめーら」

不二咲「あのね、実は僕……男なんだ!」

桑田「なにいいいいいいいいい!?」

十神「!?」

腐川「ってことはBL?BLなのね……ふふふ……」

山田「いける!全然いける!」

セレス「黙りなさい」

苗木「それがもしかして言えない秘密?」

不二咲「うん……、ごめんね、黙ってて」

大和田「俺もよ、言っとくことがある」

大神「なるほど、大和田よ、よく話したな」

大和田「俺ばっか格好悪いままじゃいれねーからな」

石丸「よし、どうだろうか、皆秘密をここで明かそう!!」

・・・
・・・・・
・・・・・・・

葉隠「朝日奈っちマジか……」

朝日奈「そうだよっ、もういいでしょ!」

葉隠「ちょっとトイレに……」

舞園「不潔です」

苗木「あとは、十神君と腐川さん、江ノ島さん、大神さん、霧切さんか」

腐川「わ、私は……」

十神「そいつはジェノサイダー翔だ」

腐川「え、どうして……」

十神「いずれバレるんだ、もういいだろう」

不二咲「それって殺人鬼の……」

腐川「ど、どうして、ふ、ふぁくっしょん!!」

セレス「まさかこれはベタな……」

ジェノ「呼ばれて飛び出てえええ、ふぅ、久々に出れたわぁ、え、なにこのイケメン!?」

十神「黙れ」

如月「お前がジェノなんたらか?」

ジェノ「誰?このリーゼント?あれ、よく見りゃ二人も!流行ってるの!あ、こっちは意外とイケメン!?」

朝日奈「なんだか、すごいね……」

桑田「でも危険じゃねぇか、殺人鬼がいるとか……」

如月「まあいざとなればくしゃみさせればいいんだろ?」

苗木「いいのかな、そんなあっさりで」

霧切「とりあえず苗木君、彼女に状況の説明を」

苗木「え、僕が!?」

如月「任せた!」

セレス「さて、残るは……」

モノクマ「あーーーーーーもうやめやめ」

江ノ島「モノクマ!」

モノクマ「何暴露大会とか!もうさ、そういうのやめてよね!青春してんじゃねーっての!」

如月「ほらな、コロシアイなんて起きねーだろ」

モノクマ「あーもういいや、これはやめ、次考えるねぇー」

霧切「相当焦ってるわね」

如月「だな、まあ俺たちはここから出る方法でも考えようぜ」

セレス「出る?言ったはずですわよね?ここで暮らすよう適応していこうと」

如月「でもよ、出たいだろ、お前だって」

セレス「私はそんなこと」

如月「俺は出たい!夢もまだまだたくさんあるんだ!」

セレス「夢……」

舞園「私も出たいです!」

山田「僕も出たいですな、ここには二次元が足らない」

如月「そのためにも出ようぜ、皆でな!」

セレス「……そうですわね、私もまだまだ叶えたい野望がありましたわ」

如月「だろう!?よっしゃ、探索でもすっか!」

苗木「えっと、それでね」

ジェノ「コロシアイ?裁判?起きてなくね?」

苗木「いや、そうなんだけどね」

???

モノクマ「参ったなー、こりゃお金でもどうにもならないか」

モノクマ「仕方ない、そろそろ使うか」

モノクマ「お姉ちゃんにも頑張ってもらわないとねぇ……うぷぷ……」

数時間後

大和田「4階まで広がっていたな」

朝日奈「急だよね、なんか」

霧切「毒薬が置いてあったわ、おそらくあれを使わせたいのでしょうね」

十神「凶器には持って来いというわけだ」

石丸「しかし、このまま行けば学園の全貌がわかりそうだ!」

桑田「だな、なんとかなるかもしれないな」

苗木「そうだよ、きっと出れるよ!」

如月「よし、その意気だ!」

???

モノクマ「うぷぷ……見てよ、あいつらの希望に満ちた顔」

モノクマ「ここで人が死んだらどれだけ絶望するかな?」

モノクマ「ってことでさ、任せていいよね?大神さん?」

大神「我は……」

モノクマ「人質はこっちにあるんだよ?」

大神「……考えさせてくれ」

モノクマ「はいはい、まあ選択の余地はないけどね」

大神「失礼する」

モノクマ「ふぅ、いいよ、お姉ちゃん入って」

江ノ島「どうするの?もう計画だと何人か死んでないと!」

モノクマ?「あのさぁ、その動揺やめてくれない?」

江ノ島「そうだけど……」

モノクマ?「あいつにはバレてそうだしさ……」

江ノ島「うぅ……、ごめんね、盾子ちゃん」

モノクマ?「まあいいや、お姉ちゃんわかってるよね?」

江ノ島「……もちろん、わかってるよ」

モノクマ?「如月弦太朗、殺しちゃってよね、うぷぷぷぷぷぷぷ」

江ノ島「うん」

モノクマ?「あいつらの希望、ぶっ壊したら絶望的だよねええええええ」

モノクマ「如月弦太朗君、天ノ川学園高校、3年、うぷぷ学年違うじゃん」

モノクマ「両親は事故で他界、転校を繰り返し、その度たくさんの友人を作っている」

モノクマ「天ノ川学園は、宇宙飛行士を輩出している学校、しかし学園長など失踪者もいる、と」

モノクマ「ここまでが限界か、苦労したよ、まったく」

モノクマ「あり得ないはずの学校なんだもんなぁ……」

モノクマ「うぷぷ……世界は一つじゃないもんね、まあいいや」

モノクマ「元の世界に帰れることなく、死んじゃう、なんて絶望的ぃぃぃぃ!」

モノクマ「うぷぷ……うぷぷぷぷぷ……」

今日はここまでで

数日後 体育館

大神「……」

朝日奈「さくらちゃん?」

大神「朝日奈か、どうした」

朝日奈「なんだか最近顔色悪くない?」

大神「いや、そんなことはない」

朝日奈「ならいいけど……」

霧切「今日はいったいなにかしらね」

如月「さあな、まあ何が来ても大丈夫だろ!」

苗木「不二咲さん、あの、例のは……」

不二咲「あれなら脱衣所に隠してあるから大丈夫だよ」

苗木「そっか、そうだね」

十神「安心してていいのか?」

苗木「え?」

十神「俺たちをこんなところに隔離し、しかも半月以上も助けが来ない、そんな力を持ったやつがこのまま終わるわけがない」

腐川「そ、そうよ!」

大和田「ったく、相変わらず不安をあおることを……」

モノクマ「うぷぷ、その調子でいいよー」

苗木「モノクマ……」

モノクマ「何さ、その残念そうな目!いいよ!教えてあげないもんねー」

葉隠「一応聞いとくがなんだべ」

モノクマ「……あのね、君たちの仲に裏切り者がいるとしたらどうする?」

苗木「裏切り者!?」

舞園「そんな……」

モノクマ「そいつはね、完全にこっち側の人間なんだよ!」

十神「なるほどな、まず怪しいのは如月、お前だな」

如月「お、俺か!?」

セレス「あり得ませんわ」

大和田「こいつはそんなやつじゃねぇよ」

舞園「そうです、確かにデータがまったくないのは変ですけど……そんな人じゃないです!」

十神「ちっ、まあそうだろうな、そんな単純すぎる裏切り者もいないだろう」

苗木「だ、だよね」

モノクマ「うぷぷ……そうですね、裏切り者は如月君ではないです」

十神「それで不安をあおるというわけか」

モノクマ「裏切り者は大神さくらさんなのです!」

大神「……」

石丸「な、なんだと!?」

モノクマ「これが証拠の映像です」

セレス「確かにこれは……」

朝日奈「そんな嘘だよ、嘘だよね!さくらちゃん!」

大神「……本当だ」

葉隠「マジかよ……」

モノクマ「そしてそんな大神さんにはあることを頼んであります」

腐川「まさかそれって……」

モノクマ「24時間以内に誰かを殺すこと、それは朝日奈さんです!」

朝日奈「わ、私!?」

大神「待て、我はそんな命など」

モノクマ「出来なかった場合、人質は殺すのであしからず、ぷひゃひゃひゃ」

苗木「朝日奈さんは大神さんの親友じゃないか!」

モノクマ「あーじゃあ、一応、朝日奈さんが無理なら、他の人を二人殺せばOKにしてあげるよ、優しいな、僕」

霧切「親友を殺すか、出来なければ他の2人というわけ、えげつないわね」

大神「貴様、待て!」

モノクマ「じゃあねーそういうことでー」

葉隠「あわわわわ、どういうことだべオーガ!!」

大神「我がモノクマと通じていたことは本当だ、しかしあのような約束はしておらぬ」

如月「信じていいな」

大神「誓って」

如月「よし、俺は信じるぜ!!」

桑田「あっさりだな!おい!」

腐川「わ、私は信じられないわ、そんな……」

朝日奈「さくらちゃんが人を殺すなんてするわけないじゃん!」

腐川「あんたは黙ってなさいよっ!」

苗木「そうだよ、皆これはモノクマの罠だよ!」

十神「だが、可能性は捨てきれん、裏切り者は事実なんだからな」

大神「わかった、ならば、我を24時間拘束すればよい」

朝日奈「何言ってるのさ!!」

十神「いいだろう、美術倉庫でいいな」

大神「かまわぬ」

大和田「おい、そこまでしなくても」

大神「よいのだ」

如月「よし、なら俺もそこへ行く!」

江ノ島「如月も?」

苗木「ど、どうしてさ」

如月「さくら一人にはできねぇ!」

十神「ふん、いいだろう、見張りは必要だからな」

朝日奈「なら、私も!」

腐川「あんたは狙われてるんでしょ、こ、殺されるわよ」

朝日奈「そんなこと!」

大神「朝日奈、大丈夫だ」

朝日奈「でも……」

如月「俺に任せておけ、大丈夫だ」

大神「では行こうか」

十神「如月、しっかり見張れよ」

如月「見張りじゃねーっての」

美術倉庫

大神「すまぬな、如月、こんなことに付き合わせて」

如月「気にすんな、しかしそんな鎖で巻かなくてもいいじゃねーか」

大神「けじめだ」

如月「なら、まあいいけどよ」

大神「我は確かに裏切り者だ、だがお主らを見て我も戦おうと思うのだ」

如月「でも人質は!」

大神「人質が無事という保証もないのだ」

如月「さくら……」

モノクマ「うぷぷ、友情だね」

如月「てめぇ、クマ!」

モノクマ「モノクマだっての!」

大神「何しに来た」

モノクマ「如月君に警告をね」

如月「俺に?」

モノクマ「そうそう、君はさ、友情とか言う不確かなものを信じてるみたいだからさ」

如月「ああ、信じてるぞ」

モノクマ「あまり信じすぎると裏切られた時に苦しむじゃないかなと思ってね」

如月「裏切られたって諦めねぇ、何度でもな!」

モノクマ「うぷぷ……ホント清々しいバカだよね、でもさ、ここで裏切られたらその時誰かが死んでるんだけどね」

如月「だからそんなことはさせねぇ!」

モノクマ「ふーん、なら君はこの学園生活で一人も犠牲者を出さない気なのかな?」

如月「当たり前だ!」

モノクマ「うぷぷ……その強い期待、希望はさ、脆いもんだよね、うひゃひゃひゃ」

如月「うるせーぞ!」

モノクマ「じゃあさ、せいぜい犠牲者を出さないように粘ってみてよ、出来ればだけどね」

霧切「邪魔よ、モノクマ」

モノクマ「おや、霧切さん、じゃあ僕はこのへんで」

如月「なんだ、あいつは」

霧切「気にしない方がいいわ」

大神「霧切、何の用だ」

霧切「食事よ、交代で運ぶことにしたわ」

如月「わりぃな」

霧切「皆と同じものだから安心していいわ」

大神「うむ、ではいただくとしよう」

如月「おう、それじゃあ食えないから、食べさせてやるよ」

大神「むぅ……すまん」

霧切「1日の間辛抱して、きっと解放するから」

如月「おう!」

数時間後

大神「もう夜か……」

如月「だな、そろそろ夕飯が」

江ノ島「ういっすー」

大神「江ノ島か」

江ノ島「食事持ってきてやったわよ」

大神「すまぬな」

江ノ島「いいって、ここ置くわよ」

如月「おう、悪いな」

江ノ島「いいって、……別に、これくらいね」スッ

大神「如月!避けろ!」

如月「ん?ちっ!!」

江ノ島「……」

如月「ずいぶんゴツイナイフだな」

江ノ島「……」ザッ

如月「くそっ!!はえーな……」

大神「やめろ、江ノ島!」

如月「ダメだ、盾子のやつ完全に心を閉ざしてやがる」

江ノ島「……」シュッシュッ

如月「くっ、……かすったか」ダラ

大神「如月!お主を死なせるわけには!」ググッ

江ノ島『……如月君を殺せばいいんだよね』

モノクマ『そう、拘束されてる大神さんの目の前でね、すぐに殺しちゃダメだよ』

江ノ島『どういうこと?』

モノクマ『多分、如月君はうまく避けてくれる、大神さんはさ、きっと助けに入るよね?』

江ノ島『それまずいんじゃない?』

モノクマ『そしたらさ、すぐに大神さんに標的を変えてね』

江ノ島『激昂してる相手なら殺せるってことだね』

モノクマ『そうそう、そしたら動揺している如月君を殺せばいいよ、2人はコロシアイました、で終わり』

江ノ島『うん、わかった、やってみる、大神さんを殺せばいいんだね』

モノクマ『うぷぷ……」

大神「やめろおおおお!!」バギッ

如月「さくら!!」

江ノ島「……」スッ

モノクマ『いくらお姉ちゃんでもさすがに殺せないよねー』

モノクマ『でも二人が対峙したらさ、放っておけないよね?』

モノクマ『犠牲者は出さないんだもんね!』

モノクマ「如月君はさ、うぷぷ』

ザシュッ ドゴッ

大神「如月……!?」

江ノ島「え……」

如月「がはっ……」

大神「如月!!なぜ間に入った!!」

如月「コロシアイなんてさせねぇ……」

江ノ島「なんで……」

如月「盾子」ガシッ

江ノ島「くっ」

大神「やめろ如月!」

如月「お前に俺は殺されねぇからな……」

江ノ島「離せ……離せ!」

如月「人殺しになんてさせねぇ!」

江ノ島「どうして……そんな……」

如月「痛っ……お前はいつも笑ってたけどよ、なんか違うんだよ、どうしてだ、なんで偽ってんだ、自分のこと」

大神「喋るな!如月!!くっ、朝日奈ああああああああああああ!!!!!」

食堂

朝日奈「さくらちゃん!?」

苗木「え?」

朝日奈「さくらちゃんが呼んでる!!」

石丸「き、聞こえたか?」

山田「い、いやぁ……」

朝日奈「いいから、行くよ!!」

美術倉庫

江ノ島「私は、偽ってなんて……」

如月「自分を騙すな!お前はお前だろう……ぐっ……」

朝日奈「さくらちゃん!!……如月!?」

大神「早く手当を!この傷なら、まだ!!」

石丸「よ、よし!運ぶぞ!!すぐにだ!!」

山田「ら、らじゃー!」

大和田「江ノ島……てめぇか!!」

如月「紋土!大丈夫だ、俺は死なねぇから、盾子はとっさにナイフをずらしてる、だから大丈夫だ……」

朝日奈「大丈夫って血の量じゃないよ!これ!!」

江ノ島「やめろ、そんな目で私を、私を見るな!!」

如月「それが、本当のお前だな、……くっ」

大和田「くそっ、急げ!大神、そいつは頼んだぞ」

大神「うむ」

江ノ島「私は……」

保健室

霧切「これはいったい……誰か傷口を清潔なタオルで!」

十神「こうなったか」

ジェノ「あーこりゃ、まずいわー傷口塞がないと出血で死亡じゃん?私がトドメさしてあげようか!」

桑田「てめーは大人しくしてるか!手伝え!」

ジェノ「私、殺すの専門だから、治すとかできねーや!ゲラゲラゲラ」

大和田「縫合できそうなもんはあったぞ!」

不二咲「でもそんなの、使えないよ!」

山田「あわわわ……」

朝日奈「輸血も出来るものはそろってるのに!」

霧切「私がやるわ……」

石丸「出来るのか!?」

霧切「見様見真似よ、……やらないと、死んでしまうわ」

美術倉庫

江ノ島「私……」

苗木「大神さん!」

大神「どうした、苗木!」

苗木「傷の縫合とかできないかな!あと輸血も!」

大神「しっかりとして縫合となると、難しいが……」

苗木「……江ノ島さん、出来ないかな」

江ノ島「……」

苗木「君の正体とか、わからない、君が刺したのは変わらない、でももしできるなら、助けてほしい!」

江ノ島「私は、彼を……」

苗木「うん、でも如月君は江ノ島さんを信じてる、だから僕も信じようと思うんだ」

大神「江ノ島、今なら、まだやり直せる、自分で決めるのだ」

江ノ島「信じる?私を……?」

大神「苗木、先に行くぞ」

苗木「うん、こっち!」

保健室

大神「これは難しいぞ……」

霧切「でもやらないと」

十神「これで死ねば、クロは江ノ島、つまらんな」

朝日奈「十神!!」パーン

十神「……何をする」

朝日奈「サイテーだよ、あんた」

十神「……ちっ」

セレス「麻酔もありましたが、どう使えばいいのでしょう……」

葉隠「も、もうダメだべぇええええ!!」

江ノ島「……どいて」

苗木「江ノ島さん!」

朝日奈「あんた、何しに!」

大神「朝日奈、それは後だ」

江ノ島「縫合するわ、麻酔は気絶してるようだし、耐えられるでしょ、彼なら」

霧切「あなた、出来るの?」

江ノ島「戦場じゃ、これくらいの手当は普通だから、私はこうなったことはないけど」

山田「せ、戦場?」

江ノ島「血が大丈夫なら手伝って、指示はします」

霧切「……お願いするわ」

???

モノクマ「何してるのかな、……お姉ちゃんは……」

ここで区切ります

江ノ島「とりあえず、これで……まだ危険な状態ですが」

舞園「よかった……」

十神「それはそうと、いい加減説明してもらおうか」

大神「我が話そう」


大神「……というわけだ」

大和田「江ノ島、てめぇ、なんでこんなことしやがった!」

江ノ島「……私は江ノ島盾子じゃありません」

山田「いえ、それは知っておりますので」

江ノ島「……え?」

舞園「気付いてると言いますか」

江ノ島「なぜですか!?」

セレス「なぜと言いましても……」

十神「歩く際の足音のなさ、後ろに誰かいればすぐに気付く」

舞園「メイクとかファッションの話は苦手そうだし、お風呂も皆で一緒に入りたがらないし……」

山田「不二咲千尋殿としてたミリタリーの話にはやたら食いついて、話に入ってきましたしな」

朝日奈「まあでも、自分から言うまでは黙っておこうって……」

江ノ島「そ、そんな……」

葉隠「そうだったのか!?」

桑田「自覚なしかよ……」

不二咲「みたいだね……」

霧切「それで、あなたはいったい誰なの、超高校級のギャルではないのでしょう?」

江ノ島「私は……その、超高校級の軍人、戦刃むくろです」

苗木「超高校級の軍人!?」

戦刃「そ、そうです……」

腐川「き、危険人物じゃない!」

葉隠「それはジェノサイダーも似たようなもんだべ」

霧切「あなたは黒幕とつながってるわね?」

戦刃「な、なぜそれを!」

霧切「やっぱりね」

戦刃「はっ!?」

十神「くだらん……」

山田「天然系ですかぁー萌えポイントですな」

大和田「こいつ本当に黒幕とつながってるのか?」

モノクマ「繋がってると言っても、付属品だよ」

桑田「モノクマ!」

戦刃「……」

モノクマ「ホントがっかりだよ、残念だよ!」

十神「付属品とはどういう意味だ」

モノクマ「そのままだよ!リモコンの色ボタン!チャーハンのグリーンピース!特撮で言えば必ず助けを呼ぶ役!」

葉隠「なくてもなんとかなるべ!!」

モノクマ「それくらい付属品だよ!!」

戦刃「……そんな……」

十神「聞きたいことがある、如月が死ねば学級裁判とやらが行われるのか?」

モノクマ「そうですね、死んだ時点で学級裁判、まあそしたらクロは即決だろうけど」

霧切「それで?まだ彼は生きてるわよ」

モノクマ「もちろん、そんなつまらないお知らせじゃないよ」

不二咲「じゃあいったい……」

モノクマ「これより学園の全フロアを解放します!!」

苗木「なんだって!?」

モノクマ「オマエラにはこの学園の謎、真実を解き明かしてもらいます!」

大神「真実だと……」

モノクマ「すべて解けて、オマエラが全員出たいと言えば無事に全員卒業です」

霧切「待って、如月君の意識がまだ」

モノクマ「なら、不参加だね、もちろん彼の票は数に入れないよ」

苗木「そんな!せめて容態が安定するまで待ってよ!」

モノクマ「知らないよ!刺されるのが悪いんだろ!」

大神「貴様が命じたのだろう!」

モノクマ「僕?知らないよ、この世の中、裏で操ってるやつがいても結局実行犯が罰せられるんだよ!!」

葉隠「元も子もないべ……」

モノクマ「まあせいぜい頑張ってよね、あ、戦刃むくろさんはこっちに来てもらうよ?」

朝日奈「な、なんでよ!」

モノクマ「だって答えになっちゃうからね」

霧切「わかったわ」

セレス「よろしいのですか?」

霧切「校則をモノクマが守るなら直接手を下すことはできないはず」

モノクマ「それじゃあまた後でね、うぷぷ」

ここまでです
明日から少し投下できなくなります
良いお年を

弦太朗「恨みじゃ前に進めねえ!」
苗木「希望は前に進むんだ!」

捜査開始

苗木「霧切さん、何か見つかった?」

霧切「5階にはこれといってなかったわ」

大神「妙な部屋があったが、それくらいだな」

大和田「このツルハシなんで名前があんだ……?」

不二咲「他にも覚えがないものがたくさん出てきたよね」

朝日奈「それとこの写真だよね、やっぱ」

山田「まったく覚えがありませんなぁ……」

苗木「うーん……十神君、そっちはどうだった?」

十神「……」

苗木「十神君?」

霧切「何かに気付いたようね」

十神「これはすべて本物の証拠なんだろうな……」

霧切「おそらくね」

十神「……まさか、ありえん」

霧切「大丈夫よ、私もあなたとおそらく同じ結論だから」

十神「くそっ!」

苗木「霧切さん、いったい……」

霧切「すべての証拠、そしてこれまでのことを考えてみて、きっと答えがわかるわ」

苗木「答えが……」

霧切(でも、そうなると如月君、あなたはいったい……)

エレベーター内

石丸「まさかこんなものがあったとは」

セレス「結局使われるのはこれが最後となりそうですが」

苗木「如月君、大丈夫かな……」

不二咲「落ち着いてはいたけど……」

舞園「信じるしかない、ですよね」

苗木「うん」

裁判場

モノクマ「ようこそ、いらっしゃいましたー」

大和田「なんつー悪趣味な部屋だ」

モノクマ「わからないかなーこのハイセンスな作りが」

霧切「いいから始めましょう、終わりにするわ」

モノクマ「さすが、霧切さんだね、超高校級の探偵なだけあるよ」

霧切「あなたはすべて知っているのよね」

モノクマ「当たり前じゃん、君のお父さんも探偵の家で生まれたらしいけど、死ぬ時は情けなかったなーうぷぷ」

霧切「……」

大和田「おい、あまり調子に乗ってんじゃねぇぞ」

大神「死者を愚弄するなど許せぬ」

モノクマ「あれ、全部話したの?」

霧切「ええ、この中に黒幕はいない、なら、話しても問題ないわ」

モノクマ「なんだ、つまらないなー」

葉隠「なんでもかんでも思い通りにいかないべ!」

苗木「それは違うよ!」

葉隠「な、なんだべ、突然」

苗木「モノクマの計画は何一つ思い通りになんていってないよ」

霧切「そうね、コロシアイのために作られたこの場所も、結局無意味だったんだから」

モノクマ「あのさ、それはちゃんとこの裁判を終えてから言ってくれるかな」

苗木「もちろんだ、モノクマ、いや、江ノ島盾子!」

???「まあ、もう隠す必要はないもんね」


苗木「本物の江ノ島盾子……」

江ノ島「その通り、私様こそが、超高校級のギャルもとい超高校級の絶望……」

腐川「ちょ、超高校級の絶望……」

江ノ島「江ノ島盾子ちゃんでぇええす!」

十神「そんなことはわかりきっていたことだ」

江ノ島「あれーでもさー、如月君って可能性は?」

大和田「ねぇな」

桑田「ありえねぇー」

江ノ島「そうですよね……、そんな簡単な問題どの推理ゲームでもないですよね……」

山田「なんだか少し可哀そうですな」

江ノ島「まあいいやぁ、そうでーす、私が皆の学園生活の記憶を奪ってコロシアイをさせようとした黒幕でーす」

葉隠「おい、今とんでもないこと言ったべ!!」

十神「どういうつもりだ、それを解かすんじゃないのか……!」

江ノ島「そのような、簡単な謎で無駄な時間をとりたくはありません、皆さんはそれを知ってる前提なのですから」

朝日奈「何言ってるの……?」

江ノ島「私様は、お前たちの記憶を消したと言っているのです」

霧切「やっぱりそういうことなのね……」

葉隠「学園で生活してたなんて信じられねぇべ!」

苗木「それは違うよ、あのノート、あれは葉隠君が学園で授業を受けてた証拠だよ」

石丸「馬鹿な、そんなことできるわけが!」

江ノ島「うぷぷ、できるかどうかは関係ないんだよ」

十神「……なぜそのようなことをした」

江ノ島「さすが十神君だね、今は財閥の御曹司でもなんでもないのにさすがだよ」

十神「なん……だと……?」

江ノ島「ほら、とっとと謎解いてよ」

苗木「人類史上最大最悪の絶望的事件」

霧切「これが関係してるのね、私たちは覚えてない、でも実際には起きたこと」

江ノ島「せいかーい」

十神「くっ、おい、腐川、ジェノサイダーに代われ」

腐川「えっ!?は、はいっ、ふぇっ、ふぇくしょい!!」

桑田「便利な体質だな……」

ジェノ「ん?なにここ!?え、どういう状況ぉ!?」

十神「質問に答えろ、お前は人類史上最大最悪の絶望的事件を知ってるか?」

ジェノ「白夜様忘れちゃったのぉ!?まあ私も詳しくは知らないんですけどねぇ」

十神「事実か……」

江ノ島「だからぁ、事実だって言ってるじゃんー、皆は進んでここにいるわけぇ」

舞園「そ、そんな、じゃあ外の世界は……」

江ノ島「前に映像を見せましたよね……あんな状況なんですよ……」

セレス「そんな……」

江ノ島「もうネタバレはこんなところでよろしいか、私様はこんなところで無駄な時間を過ごしたくない」

苗木「……ここからが本題なんだな?」

江ノ島「そういうこと、オマエラはここから出たいのかな?」

苗木「そんなの……」

江ノ島「外に出たらこんなふうに生きることは難しいですよ……、それに家族も、友人も、なにも残ってないかも……」

山田「そんな状況で外に出ても……」

不二咲「ここにいたほうが安全……?」

江ノ島「そういうことです、まあその場合一生ここで過ごしてもらいますが、コロシアイのルールはそのまま残します」

苗木「そんなルールの中で暮らせなんて!」

江ノ島「でも、外も似たようなものなんだよねぇ」

朝日奈「確かに……それなら皆でここで暮らした方が……」

大神「朝日奈、気をしっかり持て」

江ノ島「あ、大神さんの人質も実は無事かなんてしらないからね」

大神「なっ……」

苗木「まずい、このままじゃ……、十神君!」

十神「もう、無理だ、俺には何も残ってない……」

江ノ島「はーい、じゃあ投票タイムでーす」

苗木「そ、そんな!」

江ノ島「言った通り、全員出たいと言えば卒業です、残りたいと言えば全員ここで暮らしてもらいます」

江ノ島「ただし、全員一致でない場合には全員おしおきでーす」

苗木「む、無茶苦茶だよ!!」

江ノ島「だってぇ仲間なんでしょ?友達なんでしょ?なら皆仲良く一緒にじゃないとぉ」

霧切「それは、如月君に対しての皮肉かしら」

江ノ島「強気な人もいいですけど……そんなキャラ今は不要なんですよね……」

葉隠「……皆どうするべ」

桑田「どうするたって……」

セレス「意見を合わさなければ処刑、なら……」

石丸「た、多数決で決めよう、そして全員その意見に従うのだ!」

腐川「そ、それって、誰かが裏切ったらどうするのよ……」

朝日奈「そんなこと……」

江ノ島「ちょっとー早くしてよねー」

苗木「皆ダメだよ!ここに残ったって意味はないよ!」

十神「ならば、貴様はここから出ることを選ぶのか……?」

苗木「当たり前だよ!」

十神「なら、お前を止める必要があるな……」

苗木「そんな!」

山田「このような状態でここから出るのを選ぶのは少々ためらいますな……」

江ノ島「いいねぇ、どちらにしても絶望的、出ても残っても、希望なんてない」

霧切「これがあなたの目的なのね」

江ノ島「あれだけ夢や、目標、意欲があったのに、今はもう見る影もないんだもんねぇ」

江ノ島「本当……脆いですよね、人間って……」

江ノ島「うぷぷ……」

十神「……俺はここに残る」

葉隠「俺もそうするべ」

大和田「おい、待てって!」

桑田「意見分かれたら全員死んじまうんだろ!?」

朝日奈「な、なら、残るで統一させないと……」

舞園「そ、そんな……」

苗木「待ってよ!皆!!」

江ノ島「それでは投票ターイム!」

如月「ちょっと待った!!!」

江ノ島「……あぁ、生きてたんだぁ、お姉ちゃんもなんで連れてきちゃうかな……」

苗木「如月君!」

如月「わりぃ、遅れちまった」

戦刃「……」

如月「お前が本物の江ノ島盾子なんだな」

江ノ島「あーでも、もう遅いんだよねー、投票タイムだしー」

如月「お前ら!しっかりしろ!!ここから出るんだろ!!」

十神「黙れ、ここを出てももう何も……」

如月「白夜!お前の超高校級の御曹司っていう才能はそんなもんなのか!?」

十神「なんだと?」

如月「家や、財産がなけりゃ何もできない人間なのか!お前は!」

十神「俺は……」

如月「お前は世界を支配する男なんだろ!そんなもんに頼らないと何もできねぇのか!!」

十神「くっ……」

如月「お前らも何を悩んでるんだ!」

石丸「し、しかし」

如月「外がどんなに絶望的だろうが、一人じゃねぇだろ!ここにいる全員、ダチがいる!」

江ノ島「あー、はいはい、そういう熱血系はいいからさぁ」

十神「……まったく暑苦しい奴だ……」

苗木「十神君!」

十神「俺は十神白夜だ、どのような状況だろうが、十神財閥を再建させる、ここにいる全員もまとめて面倒みてやれるくらいにな」

如月「それだぜ、白夜!ようやくいい目に戻ったな!!」

十神「うるさい……、どんなに絶望的状況でも俺は史上最強の御曹司だ」

腐川「さっきのはもしかしてプロ……」

十神「断じて違う」

桑田「なんだよ、さっきまで残るって言ってたくせによ……」

山田「しかし、十神白夜殿ばかりいい恰好させるのもあれですな」

朝日奈「そだね、ごめんね、さくらちゃん、心配かけて」

葉隠「占いも出たほうがいいと言ってるべ!いや、占いじゃない、そうするんだべ!!」

如月「そうだ!!」

江ノ島「え、なにこれ」

苗木「絶望なんかに負けない、これが皆の希望だ!」

霧切「勝負ありかしら」

戦刃「盾子ちゃん、もう……」

江ノ島「なに、この絶望的状況!?私すごい追いつめられてる!?」

江ノ島「……たまんなぁい……」

大和田「わ、笑ってやがる……」

江ノ島「こんな絶望的な状況、他にないよ、もう味方なんていない!お姉ちゃんもそっち側みたいだしさ!」

如月「ちげーぞ……」

江ノ島「は?」

如月「俺はこの学園皆と友達になる、盾子、お前もとな」

江ノ島「……あのさ、そういうのいいからさ……」

如月「聞け!」

江ノ島「あー……ホント嫌だな……あ、そうだ……」パチン

石丸「モノクマが何体も……」

セレス「ただのぬいぐるみでしょう?

十神「……如月、避けろ!」

如月「!?」

江ノ島「はずれかー」

霧切「待ちなさい!あなたから直接手を出すことは!」

江ノ島「あれはこの学園の生徒に適用される校則、私様はそれを守った上で部外者である彼を殺すことにしました」

苗木「部外者!?」

江ノ島「如月君はこの学園の生徒じゃありません……それは皆さん調べてわかったでしょう……」

大神「如月!一度逃げろ!あれは強い!」

戦刃「完全に戦闘モードになってます、逃げてください!」

葉隠「オーガ!やっつけるべ!!」

大神「我でも勝てぬ……」

江ノ島「当たり前なんだよねぇ、だって次元が違うもん、テレビの中の怪物だってそれを見てる人間には手を出せないのと同じ」

戦刃「盾子ちゃん!やめてお願い……」

江ノ島「……お姉ちゃんもさー、事故ってこと死んじゃうから離れたほうがいいんじゃない?」

苗木「如月君!戦刃さん!」

如月「……大丈夫だ」

江ノ島「はぁ、だから無理だって、まあいいや、じゃあやっちゃって……」

如月「盾子、俺は絶対お前とダチになる」カチャ

腐川「な、なにあれ……」

山田「ベルトですかな?」

霧切「如月君あなたいったい……」

如月「俺は如月弦太朗」カチッカチッカチッカチッ

苗木「如月君!危ないよ!」

如月「超高校級の、仮面ライダーだ!」スリーツーワン……

江ノ島「……仮面ライダー?」

如月「変身!!」ガチャッ

苗木「こ、これは……!?」

フォーゼ「宇宙キターーーーーーーーーーーーー!!!」

江ノ島「……は?」

フォーゼ「仮面ライダーフォーゼ、タイマンはらせてもうらぜ!」

あけましておめでとうございます
今日はここまでです

燃える展開キタ───( ・∀・)────!!!!
宇宙キタ────( ・∀・)─────!!!!

桑田「なんじゃそりゃあああああああ!!」

不二咲「どういう原理なんだろ……」

葉隠「というか、ダサいべ……」

朝日奈「何言ってんの!?超格好いいじゃん!!」

葉隠「は?」

山田「あのフォルム、なかなかですな」

桑田「いや、ダサいだろ!変だろ!」

十神「愚民め……」

腐川「びゃ、白夜様……?」

十神「台詞からもわかるように宇宙にも対応できるバトルスーツ、ならばあの姿が最も合理的だ」

舞園「なんだか絶賛ですね……」

江ノ島「いや、まあちょっとわかんないんだけど、とりあえず死んでくれるかな?」

フォーゼ「よっしゃ!」ランチャーオン ババババ

大神「弾幕か」

フォーゼ「そんなんじゃ俺はたおせねぇ!」チェーンアレイ クローオン

江ノ島「困るんですよね……そんな滅茶苦茶な設定のキャラに出てこられても……」

苗木「すごい、モノクマがどんどん壊れてく……」

江ノ島「明らかに違う世界の存在だよねぇ、いったいに何し来たのかなぁ」

フォーゼ「この世界を救いに来た!」スパイク ジャイアントフットオン

江ノ島「あー、もうそういうヒーロー的な、そんな存在が出てきちゃうとか絶望的だよねぇ」

フォーゼ「勘違いしてるぞ、俺はお前も含めて救いに来たんだ!」ガトリング フリーズオン

江ノ島「あー、それね、ちょっと無理っていうかぁ……」

江ノ島「私様は原因があってこうなったわけではない、私様は生まれついての絶望」

大神「確かに奴を変えるというのは……」

フォーゼ「そうじゃねぇ!変わる必要なんてねぇんだ!そのままの盾子と俺はダチになる!」

江ノ島「……は?」

フォーゼ「たとえ絶望だろうが、俺は絶望も受け入れる!」ロケット ドリルオン

江ノ島「そんなの無理に決まってんじゃん、それとも如月君も絶望してくれるのかな?」

フォーゼ「絶望なんてしねぇ、どれだけ絶望的なお前といても絶望しないってわからせてやる!」

江ノ島「そんな人間いるわけが……」

フォーゼ「俺とこいつらならそれが出来る、そう信じてる!」リミットブレイク

江ノ島「うるさいっ!」

フォーゼ「ライダーロケットドリルキーーーーック!!」

霧切「あれだけいたモノクマを……」

苗木「全部倒しちゃったよ……」

フォーゼ「盾子、今のお前は素のお前だ」

江ノ島「……」

フォーゼ「過去にやったこと、それは変えることはできない、罪は償わなくちゃいけねぇ、でもな」

江ノ島「はぁ……なんだろ……ここまでやったのに説得させられるとかさ、ホント絶望的」

霧切「気を付けて!まだ一体動いてる!」

江ノ島「私を受け入れるとかさ、他の皆は無理に決まってるじゃん」

江ノ島「皆、私が怖い、憎い、そんな私を受け入れるなんて無理なんだよ」パチン

苗木「も、モノクマが大きく……」

山田「人間並みに大きくなりましたぞ!!」

江ノ島「私様はここで皆を絶望させるか、死ぬか、それ以外に答えなどないのじゃ」

フォーゼ「そんなことはない!こいつらなら、お前も受け入れる!」スパイクオン ガキン

朝日奈「あれ、効いてない……」

江ノ島「特注だからね、うぷぷ……、どんな兵器でも傷をつけることはできないんだよ」

フォーゼ「それなら、これで決める!」コズミック デンジャーデンジャー

フォーゼ「なにっ!?」

江ノ島「ここはさ、君の世界じゃないんだよ、だからなんでも思い通りになんていかないの」

フォーゼ「くそっ!」

江ノ島「如月君はここで死ぬのです、そして残った皆は絶望する、それがエンディングです」

フォーゼ「させねぇ、俺が死んでも、こいつらはお前を受け入れる!」

江ノ島「そんなこと……」

苗木「受け入れるよ、江ノ島さん」

朝日奈「ちょっと怖いけどね」

大神「友として、罪を償わせよう」

十神「絶望くらい受け入れてやる、十神の名にかけてな」

腐川「私は白夜様が言うなら……」

山田「究極のヤンデレもいいですなー」

石丸「元々はクラスメイト、ならば当たり前だ!」

大和田「しゃあーねーな」

不二咲「僕も受け入れるよ」

セレス「どう転ぶかわかりませんが、これも勝負ということで」

桑田「いや、まあそういう流れだしな」

葉隠「だべ」

舞園「私ももう一度ちゃんと友達になりたいです!」

霧切「本当、不思議だけど、今ならあなたを受け入れてもいいのかもしれない」

戦刃「盾子ちゃん、私もまたやり直したい……皆と」

苗木「如月君、これが僕らの答えだよ、江ノ島さんと僕らは友達になる!」

フォーゼ「……あぁ、感じるぜ、皆の気持ちが。盾子!お前にも伝わるだろ!」

江ノ島「なに、この絶望も入り込めないような流れ……」

フォーゼ「これなら、いける!」コーズーミーックオン

フォーゼ「皆の絆で宇宙を掴む!」

苗木「姿が変わった……」

フォーゼ「一気に終わらせるぜ!!」リミットブレイク

江ノ島「そんな、倒せるわけが……」

フォーゼ「ライダー超銀河フィニーーーーッシュ!!」

モノクマ「」

十神「やったのか……?」

霧切「そのようね」

江ノ島「何よ、これ……、こんな展開……絶望的じゃない、全然絶望的じゃないじゃない!!」

如月「言ったろ、どれだけお前が絶望だろうと、もう誰も絶望なんてしないって」

江ノ島「……もういいや、こんなの全然絶望と違うもの……」

如月「ここから出るぞ、全員でな」

江ノ島「……でもこれで終わりじゃないよ、私のほかにも……」

如月「わかってる、でもこいつらならなんとかするさ」

江ノ島「まったく、どれだけ前向きなんだか……」

如月「さて、これで俺の役目は完了か」

苗木「役目?」

如月「この世界を救う、それが俺の役目だ!」

霧切「救われたのかしら、人類史上最大最悪の絶望的事件で世界は……」

如月「あー、それな、確かにそれもなんとかしたいんだけどよ、そしたらこの世界を救えねぇんだ」

苗木「ど、どういうこと?」

如月「ここは、そういうことが実際に起きた世界だからな」

霧切「つまり、根本から変えたら私たちの世界がなかったことになる、ということ?」

如月「あー、俺もよくわからねぇんだけどよ」

十神「出来てしまった世界を一つずつ救うというのがお前たちの役目ということなんだろ」

如月「あーそういうことだ!」

苗木「お前たちって、なんでそんなことわかるの?」

十神「この世界という言い方、それに明らかにこいつ一人で考えたとは思えん」

苗木「なるほど……」

如月「こっちで俺が出来るのはここまでだな、あっちは任せるぜ」



???

操真「ふぃー……なんとか入れたか……、さてと、行きますか」

ここまでで、フォーゼ編終了です

操真「さて、と、高校生だからこの格好じゃまずいかな」ドレスアップ プリーズ

操真「弦太朗の学校を参考にしたけど、これでいいか」

砂浜

ウサミ「それではこれより修学旅行を……」

操真「お、いたいた、おーい」

弐大「なんじゃ、遅刻か」

操真「うおっ、え、高校生?」

ウサミ「え?えーっと……あなたは誰でちゅか?」

操真「俺?俺は操真晴人、よろしく」

ウサミ(だ、誰でちゅか……、こんな人いなかったはず……)

七海「……」フルフル

十神「これで全員なんだろうな、まだ増えるのか?」

ウサミ「いえ、あのー……全員だと……」

終里「とにかく、なんか集めりゃいいんだろ?」

ウサミ「いえ、そうなんでちゅけど……」


操真「あぁ、まあ俺のことは気にせずに」

ウサミ(とっても気になるんでちゅが……!)

狛枝「はじめまして、操真君、僕は狛枝凪斗よろしくね」

操真「あぁ、よろしく」

狛枝「君はどんな才能があるんだい?一人だけ思い出せない人もいるんだけどね」

日向「う……」

狛枝「僕は超高校級の幸運なんて、つまらない才能なんだけどね」

操真「才能、ね」

七海「……君も忘れちゃったの?」

操真「いや、俺は超高校級の魔法使いってとこかな」

今日は導入部分だけで

左右田「おいおい、わけわからねぇのがいるぞ……」

西園寺「クスクス、頭でも打ったんじゃないの?」

操真「いや、あの」

ソニア「とにかく皆さんこの島の探索でもしましょう!」

花村「僕と一緒に人気のないところに行きたいって?」

操真「おーい……」

七海「ちょっといいかな?」

操真「えっと、君は」

七海「七海千秋、超高校級のゲーマー、……だと思うよ?」

操真「そっか、よろしく」

七海「君、まだ皆のこと知らないなら私と一緒に挨拶回りでもする?」

操真「そうだな、頼めるかな」

七海「……うん」

ウサミ(任せまちゅよ、七海さん)

狛枝「さあ、日向君、僕らも行こうか」

日向「え、あぁ」

ホテル

操真「しかし、個性的なやつらばっかりだな」

七海「君も人のことは言えない、……と思うよ?」

操真「そうかな?ここが泊まるところ?」

七海「そうみたいだね、一人一人にコテージが……」

操真「俺のはないみたいだけど?」

七海「…………あれ?」

操真「んー、どうするかな」

ウサミ「あのー……」

操真「お、さっきのぬいぐるみ」

ウサミ「ぬいぐるみじゃないでちゅ!あちしは先生でちゅ!」

操真「それで何か用?」

ウサミ「あ、そうでちた。これ操真君の生徒手帳でちゅ、急遽作りまちた」

操真「お、さんきゅー」

ウサミ「それとコテージはこれから用意するので、今日のところは……」

七海「私のところに泊まる?」

ウサミ「ダメでちゅよー!ふじゅんいせいこうゆうはだめでちゅ!」

操真「いいよ、俺はあのロビーでさ」

ウサミ「明日には準備しまちゅね」

操真「頼むよ」

ウサミ「それじゃあ皆さん、ビーチに集まってください、プレゼントがありまちゅ!」

操真「わかった、行くよ」

七海「ねぇ、操真君」

操真「ん?」

七海「魔法使いってどういう意味なのかな?」

操真「そのままの意味、かな」

七海「……なら、魔法みせてもらえるかな?」

操真「あー、……そのうち、かな」

七海「…………そっか」

砂浜

操真「お、皆いるな」

田中「魔術師を称する者か、貴様の正体はこの俺が必ず暴いてみせるわ!ふははは!」

澪田「晴人ちゃーん!魔法!マホー見せてほしいっす!!」

九頭竜「ちっ、くだらねぇ」

操真「お前ら、絶対信じてないだろ」

小泉「あんたも日向みたいに記憶が混乱しちゃってるんでしょ?」

操真「まあ、それでいいや」

十神「おい、そんなことよりだ」

日向「どうした?十神」

十神「この島、どうやらジャバウォック島のようだ」

ソニア「あのリゾート地ですか?」

十神「しかし、妙だな、ジャバウォック島は……」

ウサミ「そんなことより皆さん泳ぐでちゅ!」

罪木「と、唐突すぎですぅー!」

操真「あわただしいな……」

辺古山「妙と言えば、この島、移動手段はもちろん、連絡手段が見当たらないな」

日向「それってまずくないか!?」

十神「外部と完全に遮断されたか、どういうつもりだ」

操真「まあ今はとりあえずウサミに従うしか……、ん?雲が……」

ウサミ「な、なんでちゅかー!これー!!」

日向「お前の仕業じゃないのか?」

ウサミ「違いまちゅ!」

『あーあー、マイクチェック、マイクチェック』

操真「モニターか?」

『えー皆さん、至急ジャバウォック公園にお集まりください』

日向「なんだよ、これ……」

十神「ちっ、いくぞ!」

操真「そのほうがいいみたいだな」

ウサミ「嫌な予感がするでちゅ……」

ジャバウォック公園

十神「遅いぞ」

日向「そんなこと言われても……」

???「うぷぷ……」

ソニア「なんでしょう、この声……」

モノクマ「じゃじゃーん、オマエラ、おはようございます」

日向「なんだあれ、ウサミの仲間か……?」

ウサミ「も、モノクマ!」

モノクマ「そう、僕はモノクマ、この学園の学園長です、あーひゃひゃひゃ」

操真「お前が学園長?」

モノクマ「……君は誰だい?」

操真「操真晴人、よろしく」

モノクマ「……、うん、よろしく」

左右田「おいおい、なんだよ、今の間は!!」

モノクマ「こまけーことはいいんだよ、それよりこんなぬるい修学旅行とか何考えてるのさ!!」

ウサミ「待つでちゅ!」

モノクマ「お前はこうだ!!」

モノミ「うわーん、一行で負けた上に改造されちゃいまちた!」

日向「メタな発言しすぎだろ……」

終里「おいおい、いったいどういうつもりだ!」

モノクマ「そうですね、本題に入らないと、お前らにはコロシアイ修学旅行を行ってもらいます!」

狛枝「コロシアイ……?」

モノクマ「そう、この島から出るには至って簡単、誰かを殺せばいいだけ、方法は自由です!」

日向「そ、そんなことできるわけないだろ!!」

花村「これは夢これは夢……」

モノクマ「できるとか、そういう問題じゃないんだよ!それがここのルール!」

操真「誰も殺さなかったらどうするんだ?」

モノクマ「その場合は一生、この島で暮らしてもらうよ」

ソニア「そんな……」

七海「……」

終里「言いたい放題いいやがって、ふざけんな!」

弐大「調子に乗るのもここまでじゃ!」

モノクマ「あーあー、はいはい、モノケモノ、ドーン」

十神「なんだ、あれは……」

モノミ「やめるでちゅー!」

モノクマ「とりあえずお前でいいや、見せしめにはちょうどいいよね」

モノミ「へ……」ドーーーーーーーーーン!!

日向「な……」

終里「な、なんだよあれ……」

辺古山「……ありえん」

モノクマ「まったくオマエラは自分じゃ納得いかないものはありえないって言葉で終わらすんだから……」

モノクマ「これはね、現実だよ、ただ君たちの想像を超えてるモノがあるだけのこと」

花村「い、嫌だーーーー!!」

十神「落ち着け、俺たちがコロシアイをしなければいいだけのことだ」

九頭竜「はっ、どうだかな」

操真「落ち着こう、このままじゃあいつの思い通りだ」

日向「そ、そうだな」

モノクマ「あー嫌だね、そういう主人公的発言、ちょうどいいや、君たちに動機を与えておくよ」

モノミ「や、やめるでちゅ!」

左右田「生きてたー!?」

モノクマ「お前らさ、何か違和感とかない?」

小泉「違和感?」

澪田「ここに来る途中ことっすかね?」

モノクマ「お前らはね、そこのモノミに記憶を奪われてるんだよ、学園生活の数年間の記憶をね!」

十神「な、んだと……?」

罪木「ど、どういうことですかぁー!」

モノクマ「そのままだよ、オマエラは新入生なんかじゃないの、学園生活の記憶がないだけ」

操真「そうなのか、モノミ」

モノミ「あわわ……」

モノクマ「でもね、僕は記憶をもどしてあげられるよ」

ソニア「本当ですか!?」

モノクマ「ただし、誰かを殺せばね」

日向「そんな……」

狛枝「……絶望的だね」

モノクマ「それからね、この中に裏切り者がいるんだよ」

九頭竜「裏切り者だと?」

モノクマ「うぷぷ……だからね、どれだけ君たちが協力しても無駄かもよ、あーひゃひゃひゃ」

左右田「裏切り者ってそんなの……」

田中「招かざる客というやつか」

西園寺「それって怪しいのは一人だよねぇ」

操真「……まあ、俺か」

十神「やめろ!それこそやつの思う壺だ!」

ソニア「そ、そうですよ、裏切り者がいるなんて嘘です!」

モノクマ「僕は嘘はつかないよ、じゃあまあ頑張ってね」

日向「行っちまった……」

左右田「どうなんだよ、操真」

操真「信じてもらうしかないだろうな」

七海「ね、とりあえず一度解散しようよ、皆混乱してるだろうし」

十神「そうだな、裏切り者探しなど無意味だ」

操真「……」



夜 ロビー

操真(あれがモノクマ……、まだ派手に動くのはまずいだろうな……)

操真(この世界を救う、か)

操真(俺はあいつらの希望になれるかな……コヨミ)

今日はここまでです

翌日

操真「朝か……」

モノクマ「にょほほ」

操真「うお、モノクマだったっけ」

モノクマ「おはよう、操真君、えっとね君のコテージを用意しといたよ、秀吉もびっくりな勢いでね」

操真「そっか、サンキュー」

モノクマ「君さ、いったい何なのさ」

操真「魔法使い、かな」

モノクマ「……まあいいや、君ひとりでどうなるわけでもないだろうしね」

操真「どうかな?」

七海「操真君?」

翌日

操真「朝か……」

モノクマ「にょほほ」

操真「うお、モノクマだったっけ」

モノクマ「おはよう、操真君、えっとね君のコテージを用意しといたよ、秀吉もびっくりな勢いでね」

操真「そっか、サンキュー」

モノクマ「君さ、いったい何なのさ」

操真「魔法使い、かな」

モノクマ「……まあいいや、君ひとりでどうなるわけでもないだろうしね」

操真「どうかな?」

七海「操真君?」

翌日

操真「朝か……」

モノクマ「にょほほ」

操真「うお、モノクマだったっけ」

モノクマ「おはよう、操真君、えっとね君のコテージを用意しといたよ、秀吉もびっくりな勢いでね」

操真「そっか、サンキュー」

モノクマ「君さ、いったい何なのさ」

操真「魔法使い、かな」

モノクマ「……まあいいや、君ひとりでどうなるわけでもないだろうしね」

操真「どうかな?」

七海「操真君?」

あれ、なんで連投を
申し訳ないです

モノクマ「おっと、それじゃあこれで」

操真「ふぃー」

七海「何話してたの?」

操真「いや別に」

七海「……十神君が呼んでるの、レストランで」

操真「そっか、ちょうどいいや、俺も腹減ったし」

弐大「飯じゃあああああ!!」

終里「腹減ったぜぇ」

七海「皆集まりだしたし、行こうか」

レストラン

十神「がつがつ……」

操真「なんじゃこりゃ……」

辺古山「見ての通りだ、食事中だから邪魔するなということだ」

西園寺「人のことを呼びつけておいて、失礼な豚足ちゃんだよね」

花村「こんなものより僕ならもっと美味しい料理を作るのになー」

十神「それだ、花村」

日向「食べ終わったらしいな……」

十神「今日の夜、全員参加のパーティを行う、花村料理を作ってくれ」

花村「それはいいけど……」

左右田「なんでこんなときにパーティなんだよ!」

十神「こんなときだからだ!昨日ことで全員お互いを疑っている、そんな状態はまずい」

ソニア「パーティでお互いの親交を深めるのですね」

弐大「確かに、全員同じ場所にいたほうが安全でもあるしのぉ」

操真「うん、いいんじゃないかな」

十神「では決まりだ、場所はあの旧館がいいだろう」

罪木「でもあそこは使われてないんじゃ……」

七海「そうだね、掃除する必要があるかも」

狛枝「なら、くじで決めようか、一人が掃除ってことで」

操真「お、準備いいね」

・・・・・

狛枝「僕に決まったね」

日向「超高校級の幸運じゃなかったのか?」

狛枝「はは、そうだね」

操真「俺も手伝うよ、一人じゃ大変だろ」

狛枝「いや、いいって、一人でもなんとかなるよ」

操真「でもさ」

澪田「晴人ちゃんは唯吹と遊ぶッす!」

操真「え、いや」

十神「俺もいろいろと準備をするか、ここにいない九頭竜には……」

辺古山「私から伝えておこう」

花村「さて、僕は料理の準備にとりかからないとね」

旧館裏

操真「ふぃー、なんとか逃げれた」

操真「なんかモノミと日向達が入口で話してるな、この隙に……」

操真「監視カメラは……ないな」ドライバーオン

操真「まずは」ユニコーン プリーズ

操真「お次は……」スモール プリーズ

操真「よし、どこから入れる場所を……」

操真「ここの隙間から行けるかな、普通の大きさじゃ無理だろうけど……」

操真「よっと、ここは……倉庫か?」

旧館

操真「とりあえずこのまま……」

花村「ふんふ~ん♪」

操真「ここは厨房か、じゃあ狛枝は……」

狛枝「……」

操真「へーだいたい終わって……何やってるんだ?あいつ……」

狛枝「……」

操真「何を……おっと、やばい……」

花村「!!」

操真「花村……なるほど、そういうことね」

操真「狛枝のやつ……、こりゃ、なんか起きるな……」

旧館前

操真「ふぃー」

日向「操真?何やってんだ?」

操真「あー、散歩かな」

日向「そうか、なあお前もさ、自分の記憶とかないんだろ?」

操真「え、ああ、そうだな」

日向「才能も忘れてるんだろ?魔法使いって、あれもさ」

操真「いや、それは」

日向「なんで俺らだけ才能のことまで忘れちまってんだ……」

操真「別にさ、いいんじゃないか?忘れてても」

日向「そんなわけないだろ!いったい自分が何なのかわからないんだぞ?」

操真「自分が何かなんて誰もわからないさ、でもここにこうしている、それで十分じゃんか」

日向「操真……」

操真「さて、夜まで時間つぶすか」

日向「……なあ、俺も付き合っていいか?」

操真「ああ、いいよ」

夜 旧館

操真「さてと行きますか」

十神「待て、ボディチェックを行う」

操真「え、そこまでするの?」

十神「念のためだ」

操真「十神さ、慎重すぎないか?」

十神「俺はもう人が人を疑う生き方はたくさんだ」

操真「でも逆効果にならないか、これ」

十神「黙れ、……なんだこれは指環か?」

操真「あーそうそう、危険はないだろ?」

十神「そのようだな」

操真「じゃあ通るよ」

十神「全員揃い次第始めるぞ」

操真「ああ」

パーティ会場

操真(さて……どう動く?)

弐大「糞じゃああああああああ!!」

終里「うめぇ!」

澪田「うっひょーい!!」

操真(うるさいな……)

ブツッ

日向「停電!?」

操真(なるほど、こういうことね)ライト プリーズ

十神「あれを……ん?」

澪田「直ったっすか!?」

田中「この明かりは人工の光とは違うな、もしや太陽神の!?目があああ目がああああ」

日向「なんだこの光……」

狛枝(どういうことだ……)

花村(あ、あれ、なんで明るい!?)

操真「花村」

花村「そ、そ、操真君!?」

操真「しっ、皆にバレる、こっちへ」

花村「……」

倉庫

操真「何してるんだ、そんなもの持って」

花村「これは、その……」

操真「狛枝の計画ならこれで終わりだ、花村もそんなもの……」

花村「違うんだよ、殺す気はなかったんだ、僕はただ、ただ……」

操真「ここから出たい気持ちもわかる、でも花村が人を殺して出ても誰も喜ばないんじゃないかな」

花村「……わかってるよ……そんなこと……」

操真「俺たちはここから全員揃って出よう、誰も死なせない」

花村「そんなこと出来るのかな……」

操真「約束するよ、俺がその希望になる」

花村「希望……」

操真「停電もちゃんと直ったみたいだし、戻ろうか」

パーティ会場

澪田「しかし、いったいなんだったんっすかねー?」

終里「まあいいじゃねぇか、別に」

罪木「もう料理がないですぅ」

西園寺「トロいのがいけないんだよ、このゲロブタ」

小泉「こら、そういうこと言わない」

狛枝「……」

操真「残念か?狛枝」

狛枝「何のことかな……もしかして君かい?」

操真「さあ、何のことかな?」

狛枝「……興味あるね、最悪の状況を作り出そうとしたのにそれを防ぐなんて」

操真「お前が何をしたいかわからないけど、あの状況じゃ、お前は……」

狛枝「死んでたかもね?でも可能性の問題だよ、それは」

操真「お前……」

狛枝「僕の予想じゃ十神君あたりが僕を止めて、僕は死なないって予想だったけど」

操真「何を考えてるんだ?」

狛枝「操真君、希望はね、絶望があってこそ輝くんだよ」

操真「……」

狛枝「超高校級の彼らが見せる希望、それが見たいんだよ、僕は」

狛枝「この絶望的な状況から生まれる希望をね」

操真「……違うな、それは」

狛枝「違う?」

操真「絶望なんかしなくても希望はある、希望はそんなものじゃない」

狛枝「ふーん……じゃあ君は見せてくれるのかな?希望を」

操真「ああ、見せてやるよ、絶対に絶望なんてさせない希望を」

狛枝「楽しみだね……」

ここまでですね
書き込みエラーってなるのに書き込めたりしてるな……

その夜

モノミ「無事にパーティが終わちまちたね、あちしも頑張りまちゅ!」

モノミ「やいやい、出てこいモノケモノ!」

モノミ「あれ?」

キックストライク サイコー!

モノミ「なんでちゅか!あれ!!」

ドゴーン

モノミ「これは……モノケモノ……」

モノミ「だ、誰でちゅか!!……あれ?いない……」

翌日 朝 レストラン

七海「おはよー……」

日向「言った途端に寝るな」

ソニア「昨日は遅くまでパーティでしたからね」

狛枝「眠いのは仕方ないよ」

十神「あの程度で情けない」

操真「あー……おはよう……」

弐大「なんじゃ、操真、一段と眠そうだの」

操真「あーまあちょっとね」

罪木「大丈夫ですかぁ、寝不足は身体に悪いですよぉ」

西園寺「操真おにぃが格好いいからって何媚びてんのさ、このゲロブタ!」

罪木「そ、そんな違いますよぉ!!」

七海「あー……ねみぃ……」

操真「あー……ねみぃ……」

日向「お前ら……」

モノクマ『ピンポンパンポーン、オマエラ至急ジャバウォック公園に集まってください」

左右田「なんだよ、これから飯だってのに……」

十神「とにかく行くぞ、終里、食べるのは後にしろ」

ジャバウォック公園

モノクマ「コラーーー!!」

花村「い、いきなりなにさ!」

モノクマ「ボクは怒ってるんだ!誰だよ、モノケモノを壊したのは!!」

日向「は?」

澪田「うひょー!!ホントに一体壊れてるっす!!!」

終里「マジだ、誰がやったんだ!?ワクワクしてきたぜ!!」

七海「……」

モノミ「」フルフル

モノクマ「ったく、ちょっと目を離した隙にこれだよ、モノミがやったのかな?」

モノミ「えぇ!?」

モノクマ「問答無用だ!!」

モノミ「いやー!!」

十神「とにかくこれで別の島に行けるようになったか」

小泉「そうね、調べてみましょうか」

モノクマ「待ったー!」

操真「まだ何かあんの?」

モノクマ「そうだよ!この前の動機じゃどうも弱いみたいだからね、こんなん用意しました」

辺古山「……ゲーム機?」

モノクマ「このゲームをクリアすれば素敵なご褒美があるから是非やってみてね」

十神「誰がやるか、こんな怪しいもの」

左右田「それもそうだな」

モノクマ「いいのかなー、とっても面白いんだけどなー……」

七海「ゲーム……」

日向「目を輝かせるな」

十神「いいか、そんなことより新しい島の探索だ」

操真「そうするか」

短いですが

遺跡

十神「成果はどうだ」

日向「いや、まあいろいろあったけどさ」

操真「気になるのはこの遺跡だろうな」

ソニア「図書館には特に手がかりはありませんでしたし」

七海「うーん、でも調べられないよね……」

田中「我が破壊神暗黒四天王も近づくなと言っている」

辺古山「下手に触れば蜂の巣かもしれん」

左右田「出れる方法はねぇのかよ……」

終里「そんなことよりそろそろ帰ろうぜ、腹減っちまった」

十神「仕方あるまい、今日はこの辺で撤収だ」

操真「あれ、例によって九頭竜はいないのか」

日向「ダイナーのあたりで一度見かけたけど」

操真「ふーん」

翌日 レストラン

西園寺「小泉おねぇ、帯の結び方教えてくれるんだよね?」

小泉「あ、あぁ、うん、いいよ」

十神「お前たち、念のために聞くが、あのゲームに手を出してないだろうな」

花村「出してないけど?」

澪田「唯吹はゲームとか苦手っす!!」

十神「いいな、無駄に動機を増やす必要はない、絶対に手を出すな」

操真「相変わらずだな、十神は」

日向「操真ちょっといいかな」

操真「ん?いいけど」

日向「ちょっとこっちに……」

操真「お、おう」

日向「実はさ……」

操真「九頭竜が?」

日向「ああ、なんか封筒みたいのを持っててさ、もしかしたら……」

操真「ゲームをプレイした可能性があるか」

日向「まだわからないけどさ」

操真「ったく、この分だと他にもやってるやつがいそうだな」

日向「どうする?」

操真「んー……七海」

七海「なに?」

操真「ちょっと夜に付き合ってほしいんだけど」

七海「……それ、なにかのフラグ?」

操真「フラグ?」

日向「あーまあ気にするな」

夜 ジャバウォック公園

日向「本当にやるのか?」

操真「やらないとわからないだろ、十神はあんなこと言ってるけどさ」

七海「それで私?」

操真「そういうこと」

七海「んー……まあいいや、私も気になってたし」

十神「おい、お前たち」

日向「十神!?」

十神「気になって今日から見回りを行ってるんだ」

操真「ということは昨日はやってないんだな?」

十神「ああ」

操真「十神、多分誰かがすでにプレイ済みだ、俺たちもやってみよう」

十神「……まあお前たちなら大丈夫か、俺も付き合ってやろう」

七海「じゃあやるよ」

ゲーム終了

日向「なんだ、これ」

操真「これで終わりか?」

七海「ううん、多分まだ……」

十神「もう一度だな」

七海「うん」

ゲームクリア

日向「これって……」

操真「日向、九頭竜がプレイ済みの可能性があるって言ったよな?」

日向「あ、ああ」

十神「まずいぞ、これは」

七海「……だね」

日向「これって、クズリュウがF男ってことだよな、他もこれは……」

操真「まあそういうことだろうな、クズリュウが二回でてきたけど……」

日向「確信はないけど、クズリュウの妹ってことでいいんじゃないか?」

十神「……小泉が危険だぞ、これは」

七海「そういえば、なんか元気なかったような……」

操真「くそっ」

ホテル

操真「真昼ちゃん!」ドンドン

日向「いるか!?」

十神「どうだ、いたか」ドスンドスン

操真「それが……」

小泉「何よ、今何時だと……」

七海「……いたね」

操真「はぁ、よかった……」

小泉「いったい何なのよ」

十神「いたのならいい、いいか、絶対に誰が来ても開けるなよ」

小泉「あんたたちね……」

十神「撤収だ」

小泉「ちょっと待ちなさいよ!」

七海「気にしないでいい……と思うよ」

小泉「はぁ!?」

翌日

操真(一応ガルーダに見張らせてみたけど大丈夫みたいだな)

十神「操真」

操真「ん?」

十神「一応、小泉をだな」

操真「あぁ、まあ俺はいいんだけど、なんか女子同士で遊ぶみたいだぞ?」

十神「なら、七海に頼むか」

操真「それがいいんじゃないかな」

左右田「おい、日向!」

日向「ん?なんだ?」

操真「さて、と」

ホテル

操真「九頭竜は……あれ、いないのか?」

操真「うーん……」

七海「操真君」

操真「ん?七海!?なんで水着で」

七海「小泉さんが、いない」

操真「先に海に行ったとかじゃなくて?」

七海「それが朝断ってるんだよね、それで今様子を見に行ったら……」

十神「わかったぞ」

操真「十神?」

十神「おそらくビーチハウスだ」

西園寺「ちょっと!それ返してよ、豚足ちゃん!」

十神「西園寺が手紙を受け取っているのを見つけた」

七海「それで取ったの?」

操真「まあなんでもいいや、ビーチハウスだな!」

西園寺「それは小泉おねぇからの!」

十神「これが小泉の字である証拠はあるのか?」

西園寺「それは……」

十神「呼び出された時間まではかなりあるようだが……」

七海「でも、急いだ方がいいかもね」

キリ悪いですがここまでで

ビーチハウス

九頭竜「どういうことか話してもらおうか」

小泉「し、しらない私は」

九頭竜「ふざけんな!」

辺古山「……」スッ

小泉「え……」

九頭竜「おい!やめ」

ディフェーンド

辺古山「!」バキッ

九頭竜「なんだ、こりゃ……」

小泉「あ……あ……」

操真「ふぃー……間に合ったか」

辺古山「操真……」

操真「真昼ちゃん、怪我は?」

小泉「だ、大丈夫……」

操真「さあ、ペコちゃん、それを置いて……」

辺古山「……断る」ブンッ

操真「なっ、やめろ!」

辺古山「見られたからには……もう!」ブンッブンッ

操真「くっ、仕方ないか」ドライバーオン

九頭竜「ペコ!!」

操真「これで」スメル プリーズ

小泉「な、なにこれっ!」

辺古山「くっ、なんだこの臭いは……」

操真「いまのうちに、っと」スッ

辺古山「しまっ」

操真「悪いね」スリープ プリーズ

九頭竜「なっ、おいペコ!」

操真「大丈夫、眠らせただけだから」

小泉「眠らせたって……操真あんたいったい……」

操真「だから魔法使いだって、……まあ使うつもりはなかったんだけど」

九頭竜「くっ……」

操真「おい、逃げるなよ、ペコちゃんはお前のためにここまでしたんだろ?」

九頭竜「俺は……」

ドンッ

十神「無事か!」

七海「……みたいだね」

九頭竜「……逃げられねぇか」

十神「やはりあのゲームをクリアしたんだな」

九頭竜「ああ、そしたらよ、本当に俺の妹が……」

七海「……」

操真「こんなもの見たら誰でも取り乱すな」

十神「だが、小泉を殺しても何も変わらん」

九頭竜「わかってんだよ!そんなこと!ただよ……」

小泉「私もクリアしたよ、あのゲーム、でもわからない……記憶がないだけかもしれないけど……」

操真「そもそもあれが事実かもわからないからな、それに事実なら、九頭竜お前も……」

九頭竜「ああ、E子を殺したのは、俺ってことだな」

十神「くだらん、モノクマが作ったかもしれんのだ」

小泉「それでも、もし本当なら私は償いたいと思うんだ……、どう償えるかはわからないけどさ……」

九頭竜「……俺も頭に血が上りすぎた、……ちゃんと話すべきだった」

七海「うん、まずは話し合う、それでいいと思うよ?」

操真「ああ、でもな九頭竜、お前はもう少しでペコちゃんを殺人犯にしてたんだぞ」

九頭竜「……ああ」

七海「九頭竜君と辺古山さんって……」

九頭竜「初対面じゃねぇ、ガキの頃からの付き合いだ」

操真「大事な人なんだろう?」

九頭竜「こいつは、自分のことを道具っていうけどよ、俺はこいつがいねぇと……」

操真「だったら、ペコちゃんがどういう行動するかくらいわかってただろ?」

九頭竜「……」

操真「大事なら、しっかりと守れ、失くしてからじゃ遅いんだ」

九頭竜「あぁ……わかってるよ……すまねぇ……」

七海「操真君、この辺で」

操真「……うん、わかってる」

辺古山「ん……坊ちゃん……」

九頭竜「気付いたか」

辺古山「私は……」

九頭竜「もう馬鹿なことはしないでくれ、俺は……お前を失いたくはねぇ……」

辺古山「坊ちゃん、私は、坊ちゃんの道具で……」

九頭竜「ここではそれはなしって言っただろう、……単なる幼馴染だ」

辺古山「坊ちゃん……」

十神「任せてよさそうだな」

操真「ああ、行こうか」

???

モノクマ「いいところだったのになー」

モノクマ「まあ、ようやく尻尾は掴めたからいいかな」

モノクマ「なるほどねー、あれはちょっとずるいよねぇ……」

モノクマ「これはちょっと、本気出すしかねぇだろうがい!」

モノクマ「うぷぷ……うぷぷぷぷ……」

ここまでで
ちょっと更新遅いですが、ちまちま書いていきます

翌々日 レストラン

操真「おはよう」

日向「おはよう、……なんか昨日あったんだって?」

操真「ああ、でも大丈夫」

日向「ならいいけどさ……」

モノミ「大変でちゅ!」

七海「どうしたの?」

終里「なんか久々に見たな」

モノミ「モノケモノが二体どきまちた!」

左右田「二体もか?」

十神「待て、そこはいい、どいただと?」

モノミ「はいでちゅ、今は三体で最後の島を守ってまちゅ……」

弐大「そのほうが厄介じゃの」

操真(昨日行ったらそんな状態だったからな……、さすがに手を出せなかった、……まあバレたんだろうな)

罪木「ど、どうしましょう……」

十神「問題は消えたわけではないが新しい島を探索するしかないだろうな」

澪田「探検っす!探検!」

辺古山「遅くなった」

ソニア「おはようございます、あら?」

九頭竜「よ、よう……」

田中「ほう、これは珍しい来客だ」

小泉「お、おはよう」

九頭竜「お、おう」

西園寺「小泉おねぇ、どうしたの?」

小泉「な、なんでもない!」

七海「ちゃんと話し合ったみたいだね」

操真「だな」

十神「この俺がいる限りコロシアイなどさせん、絶対にだ」

操真「ああ、頼りにしてる」

狛枝「そういえばさ、最近モノクマを見かけないね」

日向「確かに、そうだな」

狛枝「諦めちゃったのかな、残念だね」

日向「残念……?」

狛枝「せっかく超高校級の才能を持った皆の希望が見れそうだったのにさ」

終里「てめぇ、何言ってやがる」

花村「それがそいつの本性だよ!」

狛枝「ひどいなぁ、そもそも君が最初に失敗なんてするから」

花村「なっ」

左右田「失敗?どういうことだ?」

操真「狛枝、お前何のつもりだ」

狛枝「事実を言ったまでだよ?」

ソニア「……事実?」

狛枝「あのゲームも、がっかりだよ」

狛枝「てっきり九頭竜君か、小泉さん、罪木さん、澪田さん、西園寺さんあたりが行動してくれると期待したのに」

日向「お前もクリアしたのか……」

罪木「ど、どういうことですか?」

西園寺「なんで私の名前が出るの?」

小泉「……」

九頭竜「狛枝、てめぇ……」

狛枝「隠し事なんてよくないよ、僕たちは仲間だろう?」

操真「こいつ……」

田中「何か隠しているようだな、白日の下に晒してもらおうか」

澪田「どういうことっすか!?」

十神「いいだろう、すべて話そう」

日向「おい、十神」

十神「いずれはバレることだ、操真、お前が一番事情を知っているのだろう?話してやれ」

操真「わかった」

操真「これで全部だ」

ソニア「そのようなことが……」

花村「ごめん……僕は……」

九頭竜「俺もだ、すまねぇ」

辺古山「いや、謝罪するのは私の方だ、あまりに短絡的な行動だった」

罪木「ゲームに私たちが……」

澪田「そんなこと全然しらねぇっす」

西園寺「ホントにそれ私たちのことなのかなー」

小泉「それはわからない、でもそのことは、九頭竜と話し合ったからさ」

九頭竜「……ああ」

終里「じゃあまあいいんじゃねぇか?」

弐大「うむ、すでに過ぎたこと、反省しているならばよし」

田中「罪なき者など、この現世に存在しない」

十神「そうだ、すべては終わったこと」

狛枝「……素晴らしいね」

日向「なに?」

狛枝「困難を乗り越えていく姿、本当に素晴らしいよ、でも真に絶望に立ち向かったとはいえないんじゃないかな」

七海「どういうこと?」

狛枝「この絶望的状況に立ち向かう本当の希望じゃないってことだよ、君たちの行動は」

日向「なら、お前はコロシアイをすべきだったとでも言うのか?」

狛枝「その通りさ、それこそ真の絶望的状況だよ、そのために僕は協力だってしたのに……」

日向「それは違うぞ!!」

狛枝「なんだって?」

日向「そんなの希望なんかじゃない」

操真「ああ、狛枝、お前がどんなに望もうとそんなことは起こさせない」

狛枝「……楽しみにしてるよ……」スタスタ

ソニア「あのような方でしたとは……」

左右田「くそっ、危険人物にもほどがあるだろ」

十神「今は奴を気にするな、新しい島の探索を行うぞ」

ライブハウス

澪田「うっひょーーい!ライブハウスっす!!はじめちゃん!はるとちゃん!歌うっすよ!」

操真「え?俺も?」

澪田「こういうのは皆でやるっす!!」

ソニア「全員ボーカルなのですね!斬新です!」

日向「操真、覚悟決めろ、今の澪田からは逃げられない……」

澪田「もうこの際ソニアちゃんも歌うっす!!」

病院

罪木「これならいつ病気や怪我をしても安心ですね」

弐大「よかったのぉ、終里」

終里「あん?」

弐大「モノケモノに挑むだの、馬鹿なこと言ってはワシに叩きのめされたじゃろ」

終里「も、もうしねぇって、三体同時はさすがに身体もたねぇよ……それに」

十神「そんな危険なこと俺が許さん」

終里「な?」

弐大「十神がいてくれて助かったわい、いいリーダーは必要だからの」

十神「上に立つ者として当然のことだ」

西園寺「一言余計なんだよねぇ、豚足ちゃんは」

映画館

田中「くだらん」

九頭竜「時間を無駄にした気分だ……」

辺古山「しかし、ここにもモノクマはいなかったな」

七海「うーん……」

遊園地

小泉「これって遊園地よね……」

花村「もう特に驚かなくなってきたよ」

左右田「ここはこの人数で回るのは難しくないか?」

狛枝「一度合流して皆で来たほうがいいかもね」

小泉「なんであんたがいるのよ」

狛枝「ひどいなぁ、僕もここが気になってたまたま会っただけだよ」

左右田「とにかく一度合流するか」

花村「そうだね、そろそろ夕飯だし」

狛枝「たまには花村君の超高校級の料理を食べたいな」

花村「狛枝君」

狛枝「なんだい?」

花村「僕は女の子も男の子も大好きだけど、君だけは好きになれそうもないよ」

左右田「なんかすげー発言あったぞ」

狛枝「そうかい、仕方ないよ、僕みたいなつまらない人間」

小泉「ほら、行くわよ、暗くなるわ」

レストラン

十神「ならば、明日全員でその遊園地に行くとするか」

澪田「じゃあ今日はパーティっす!」

小泉「パーティ?」

操真「歌い足りないというか騒ぎ足りないらしくて」

十神「全員ライブハウスに行くぞ、九頭竜も今回はちゃんと参加しろ」

九頭竜「わーってるよ」

七海「前も参加したがってたもんね?」

九頭竜「なっ!!ち、ちげーよ!」

小泉「お、いい表情」カシャ

九頭竜「撮ってんじゃねぇ!」

ここまでです

翌日

操真「完全に遊園地だな」

日向「怪しさっていう点だと一番だけどな」

十神「さて、どこから行くか……」

澪田「もちろんジェットコースターっす!定番っすよ!!」

辺古山「い、いきなりか」

モノクマ「あーダメダメ」

左右田「うおっ、出た!」

モノクマ「お久しぶり、寂しかったかな?」

弐大「そんなわけなかろう」

十神「何をしに来た」

モノクマ「あー、そうそう、まずはさ、このドッキリハウスに全員で入ってもらおうと思ってね」

ソニア「ドッキリハウス?」

モノクマ「そう!ナウでヤングなアトラクションになってるよ」

七海「全員じゃないとダメなの?」

モノクマ「もちろん、ジェットコースターもこれも全員揃わないとダメだよ」

操真「なら、先にジェットコースターからでもいいだろう」

モノクマ「ダメだよ、まだ準備中なの!」

小泉「強制ってことね」

澪田「唯吹、ジェットコースターがよかったっす……」

日向「まあ後で来ればいいだろ?それならいいんだろう?」

モノクマ「うぷぷ、もちろん、ドッキリハウスから出た後なら大丈夫だよ」

弐大「なら行くとするかの」

終里「これに乗るのか?」

モノクマ「そうだよ、さあ乗って乗って」

狛枝「楽しみだね」

田中「地獄への片道切符とならなければいいがな」

罪木「こ、怖いこと言わないでくださいぃ」

西園寺「うっさいな、ゲロブタ!」

モノクマ「さあ、行くよー」

操真「結構長いな」

日向「ああ、暗いし……」

十神「……ん?なんだ?」

花村「煙?」

操真「……まずい!皆吸うな!」

日向「なっ……」

弐大「ぐぅ……しまった……」バタッ

操真「モノクマ……!!」ガクッ

モノクマ「うぷぷ……」

ストロベリーハウス

操真「……こ、ここは……、皆、起きろ!」

日向「う……」

ソニア「どこですか、ここ……」

十神「ここがドッキリハウスというわけか」

モノクマ「正解ー」

終里「くそっ、おい、出口はどこだ?」

モノクマ「ないよ、そんなの」

日向「……なに?」

モノクマ「今からオマエラにはここで生活してもらいます、出たければ誰かを殺すこと」

左右田「なっ!?」

モノクマ「簡単なルールだよ、面倒な仕掛けもない脱出ゲームだよ」

十神「やられたな……」

七海「……どうしようか」

操真「とにかく調べてみよう、本当に出れないのかを」

澪田「ジェットコースターが……」

マスカットハウス

罪木「ふゆぅ……出口なんてないですぅ……」

操真「参ったなこれは……」

花村「ねぇ、これまずいよ……」

日向「なんだ?」

花村「……食べ物がここには一切ない……」

終里「なん、だと……」

十神「そういうことか……」

辺古山「操真、ちょっとこちらへ」

操真「ん?」

九頭竜「なあ、前使ったあれは……」

操真「魔法?まあ不可能じゃないけど……」

辺古山「ならば使うべきだ、この状況はまずい」

モノクマ「どうかな、楽しんでもらえてる?」

狛枝「なかなかいいアトラクションだね」

モノクマ「さっすが、狛枝君だね!」

左右田「冗談じゃねぇぞ!!出せ!」

モノクマ「だからそのためには誰かを殺せばいいんだって、ファイナルデッドルーム、あそこに極上の凶器も用意したんだからさ」

日向「誰がそんなところに……」

モノクマ「あー一つ言っておくけどさ、建物を壊すことは禁止だからね」

操真「!」

モノクマ「あと無理だと思うけど一人でも抜け出したら残った人をオシオキだからね」

罪木「なんですかぁ、そのルールぅ!」

モノクマ「協調性を持ちましょうって言われてるでしょ!」

モノクマ「ゴールするときは皆で手を繋いでね」

操真「ルールはその2つだけか?」

モノクマ「うん、あとは好きにすればいいよ」

操真「わかった」

九頭竜「なんか方法あるのか?」

操真「いや、その2つを縛られると、ちょっときついかな」

九頭竜「マジか……」

モノクマ「あ、もう一つ、……まあこれはオプションなんだけどね」

日向「なんだ?」

モノクマ「そろそろ時間かな」

操真「時間?」

終里「食べ物はねぇし……そんなの……もう無理だよ……」

弐大「ど、どうしたんじゃ、終里!?」

澪田「仕方ありません!ルールは守るべきです!」

日向「え、澪田!?」

罪木「どうしちゃったんですかぁ!?」

モノクマ「絶望病」

七海「絶望病?」

モノクマ「まあもう少し待ちなよ」

十神「なるほど、面白いゲームだな」

操真「十神?」

十神「殺せば出れる極限の脱出ゲームか、退屈しなそうだ」

モノクマ「いいねぇ、それでこそ十神君だよねぇ」

ここまでです

日向「なんだよ、これ……」

操真「モノクマ、何をした?」

モノクマ「絶望病にかかったんだよ」

小泉「絶望病?」

モノクマ「そう、この病気にかかると性格に変化が現れるんだよ」

罪木「ふゆぅ、す、すごい熱ですぅ」

モノクマ「あと熱だね」

九頭竜「ふざけんな、元に戻しやがれ」

モノクマ「そうだね、それもここから脱出できたら治してあげるよ」

日向「くそっ」

十神「簡単なことだ、誰か殺せばいいのだろう?」

モノクマ「そうそう、いいね、本物の十神君らしくなってきたよ」

田中「本物だと?」

モノクマ「そうだよ、そこの彼はね、十神白夜じゃないんだよ」

ソニア「なんですって!?」

モノクマ「彼は超高校級の詐欺師、ずっと君たちを騙してたんだよ」

十神「黙れ……」

花村「十神君じゃない……?」

モノクマ「だから本物の十神君に近づけてあげたんだよ、僕ってば親切だなー」

操真「待て、本物も知っているのか?」

モノクマ「知ってるよ、だってさ……あぁ、これはまだ秘密かな」

左右田「なんだよ!言えよ!!」

モノクマ「まあまあ慌てない、それとさ、のんびりしてるけど、この病気はうつるからね?」

辺古山「感染するのか!?」

西園寺「ちょっと、やばいじゃんそれ!」

モノクマ「じゃあまあ頑張ってね」

操真「あ、おい!……ったく……」

七海「困ったね……」

澪田「ご心配おかけして申し訳ありません!」

操真「どうするかな……」

花村「感染拡大させたらまずいよね、やっぱ」

狛枝「そうかい?皆がかかったら怖くないかもよ?」

左右田「てめーは黙ってろ!!」

西園寺「部屋も足りない、変な病気は出る、もうなにこれ!!」

小泉「落ち着いて、とにかく分けたほうがいいわね……」

十神「騒がしいやつらだ」

弐大「まず、十神、終里、澪田の3人はこのマスカットハウスかのう……」

罪木「あ、あの、私も皆さんの看護をするのでこちらに残りますぅ!」

西園寺「あれだけ触ったらもう感染しちゃってるかもしれないしね」

小泉「こら、そういうこと言わない」

操真「俺もこっちに残るよ、心配だし」

九頭竜「俺もいいか?」

操真「九頭竜?」

九頭竜「少しは役に立ちてぇんだよ」

辺古山「ならば私もこちらにいよう、女子が罪木だけでは何かと大変だろう」

七海「なら、私も含めてこっちには8人だね」

日向「七海もか?」

七海「うん、部屋割りを考えたら女子が必要かなって」

日向「俺は……」

操真「日向は向こうを頼む、特に狛枝が危険だ」

小泉「私もあっちで皆をまとめてみる」

操真「うん、お願いするよ」

弐大「何かあればあの電話を使うかのう」

西園寺「感染しないように接触は禁止だからね」

小泉「これはまとめるの大変かな……」

終里「嫌だよぉ……行かないでよー……」

操真「こっちもこれは大変だな……」

マスカットハウス

九頭竜「しかし、どうする、食うものがねぇってのは……」

辺古山「うむ、それに……」

罪木「ど、どうしましょう、熱があがって……氷とかありませんかぁ!」

操真「そういうものなら、なんとかなるよ」ドライバーオン

九頭竜「おい、いいのか、使って」

操真「どうせバレてるし、あのルールに限定してるってことは想定済みな気がするんだ」コネクト プリーズ

罪木「な、な、なんですかぁ!?」

七海「これが魔法……」

操真「とりあえず食べ物と飲み物……あと薬と……」

九頭竜「便利だな……」

辺古山「ストロベリーハウスにもエレベーターを使って送ってやらんとな」

???

モノクマ「すごいすごい、魔法使いって便利だねぇ」

モノクマ「でも君がしてることはさ、解決じゃなくて、ただ問題を延ばしてるだけなんだよねぇ」

モノクマ「ここに閉じ込められてる時間を延ばしてくれるなら、願ってもないことだよ、うぷぷ……」

ここまでです

乾巧は超高校級の猫舌ですかね

マスカットハウス

操真「部屋割りってどうしようか」

罪木「出来れば病気の方は個別にしたいんですけどぉ……」

辺古山「ふむ、しかしそうなると……」

十神「俺はこの部屋だ、誰も入るな」バタンッ

九頭竜「参ったな、ありゃ……」

七海「じゃあ終里さんと澪田さんは二人部屋かな」

操真「しょうがない、ベッドと布団も出すか」コネクト プリーズ

九頭竜「本当に脱出できねぇのかよ……」

ストロベリーハウス

小泉「んー女子は1室かな」

西園寺「えー狭いよ、それぇ」

ソニア「なら私はどなたかと二人部屋でも」

左右田「それ賛成で!」

ソニア「田中さん、どうですか?」

田中「物好きなものだ、闇に魅入られるとは……」

左右田「なんでだよ!?」

小泉「いいから、3人で一部屋ね、なんか布団とかも送られてきたし」

弐大「うむ、操真は便利な奴じゃ」

狛枝「じゃあ僕はどうしようか」

花村「悪いけど、僕はパスだよ」

日向「仕方ない、俺が同室になるよ」

弐大「わしは……」

左右田「弐大は一人な、でけぇから」

日向(向こうは大丈夫かな……)

3日後 ストロベリーハウス

左右田「今何時だ……」

弐大「わからん、時計はすべて狂っているらしいからのお」

小泉「食べ物はあるけど、これはちょっとね……」

西園寺「はぁ……外に出たい……」

日向「……向こうはかなりやばいみたいだ」

弐大「なんじゃと?」

日向「今、七海から連絡があったんだけどさ」

マスカットハウス

罪木「熱が下がらないですぅ……」

辺古山「罪木、少し休め」

操真「九頭竜も大丈夫か?」

九頭竜「ああ……、熱は少しあるけどよ、……俺、何も変わってないよな?」

七海「うん、大丈夫……だと思うよ?」

罪木「って十神さん、出歩かないでください!」

十神「どこへ行こうと俺の自由だ、どけ」

辺古山「連行だ」

十神「離せっ!!」

九頭竜「ったく、厄介すぎるだろ、本物の十神の性格ってやつは!!」

罪木「澪田さんと終里さんはもう元気ないのに、十神くんは元気ですね……」

操真「そろそろまずいかな、これは……」

辺古山「本当に出る方法はないのか?」

操真「あのルールに反していいならあるんだけどね」

九頭竜「くそっ……わりぃ、ちょっと寝るわ……」

七海「そろそろ定時連絡かな」

ストロベリーハウス

日向「ってな状況らしい」

花村「このままじゃ全滅しちゃうよ!」

狛枝「これはそろそろ、脱出を考えないといけないんじゃないかな?」

弐大「お主の言う脱出というのは人を殺すということじゃろう」

狛枝「だって他に方法はないよね?」

ソニア「それは……」

日向「わからないだろ、諦めなければまだ……」

田中「だが、絶望病にかかった者たちの命がもつか……」

日向「それは……」

左右田「お、おい、変なこと考えんなよ!?」

西園寺「私も犠牲になるなんてまっぴらだから」

小泉「やめなって、落ち着きなよ!」

狛枝「……」コツコツ

ファイナルデッドルーム

狛枝「さて……」

モノミ「こ、狛枝君?」

狛枝「なんだ、ここにいたんだ」

モノミ「ずっとここに閉じ込められてましゅ……」

狛枝「そりゃ、災難だったね」

モノミ「皆は出れるのにあちしは出れないなんて……!!」

狛枝「……なるほどね」

モノミ「あ、謎解きの答えなら教えまちゅよ?」

狛枝「ああ、いいよ、簡単みたいだし」

モノミ「そうでしゅか……」

マスカットルーム

操真「建物は壊すな、か……んー……」

狛枝「悩んでるみたいだね」

操真「狛枝!?どうしてここに」

狛枝「ああ、ちょっとね」

操真「何しに来た」

狛枝「様子を見にかな、そろそろ誰か行動を起こすかもしれないからね」

操真「それはどういう……」

狛枝「一つ聞きたいんだけどさ、君はいったい何なのかな?」

操真「どういう意味だ?」

狛枝「わざわざこんなことをして何がしたいのかな、って」

操真「助けに来たって言ったら信じる?」

狛枝「……まあいいや、君にも今回はどうにもできないみたいだしね、だからさ邪魔をしないでほしいんだ」

操真「邪魔?」

狛枝「そう、きっとこれから希望のために行動する人がいるよ、でもねそれを邪魔しないでほしい」

操真「誰が人を殺すのも黙ってみてろって?」

狛枝「そう、ようやく希望が見れるんだよ、この絶望的状況から生き残るための最高の希望が見れるんだよ」

操真「なるほどね」

狛枝「わかってくれたかな?君は部外者だけど裏切り者じゃないみたいだからさ、出来たら……」

操真「悪いけど、諦めが悪いんだよね、俺」

狛枝「まだどうにかできるって思ってるのかい?人が死なずにここから出られるなんて……」

操真「もちろん」

狛枝「……どうしてそこまで」

操真「俺は最後の希望だ、絶対にあきらめない」

狛枝「……忠告はしたからね」

操真「ああ、受け取っておくよ」

遅くなりましたが、ここまでで

辺古山「操真、大変だ。……狛枝?」

狛枝「ああ、こんにちは、僕は失礼するよ」

操真「ペコちゃん、どうした?」

辺古山「ああ、それが……」

終里「つらいよぉ……もうここから出たい……」

澪田「これはそろそろまずいかもしれません!」

罪木「二人がそろそろ限界ですぅ!」

九頭竜「もう何日目だ?そろそろマジで……」

十神「ふんっ、ならばこいつらを殺せばいいだろう?」

辺古山「十神!?」

十神「どうせもう助からん、死に方が多少変わるだけだ」

九頭竜「てめぇ、ふざけたこと言ってんじゃねぇぞ!!」

十神「なら、貴様が死ぬか?」

操真「おい、やめろって、十神。お前もきついはずだろ」

十神「俺を誰だと思って……」フラッ

七海「やっぱりきついんだね……」

罪木「当たり前ですよぉ……」

七海「ねぇ、操真君ちょっといいかな……」

操真「ん?どうした?」

七海「あのね……、このままだと本当にまずいと思うんだ」

操真「ああ、わかってる、なんとか……」

七海「だからね、私が殺されてもいいかなって」

操真「何言ってるんだ!」

七海「聞いて、私が……裏切り者なんだよ」

操真「七海が?」

七海「うん、それに私は存在してないんだよ、この島はね……」

操真「……この島のことは知ってる」

七海「なら、話は早いよね、私はデータなの、皆と違って存在してない」

操真「……なるほど、そういうことか」

七海「うん、だから操真君に殺されたとみせかけて私は自殺すればいい、……と思うよ?そしたらモノクマも……」

操真「却下」

七海「え、あの……」

操真「俺は誰も死なせはしない、七海も含んでね」

七海「だから、私は」

操真「たとえデータであっても七海はここにいる、それに変わりはないだろ?」

七海「でも!」

操真「七海がどんな存在でも俺は救ってみせるよ、だからそんなこと言うな」

七海「……でもこのままじゃ」

操真「まだ俺は諦めてない、きっとここから全員出してみせるよ」

短いですけどここまでで

ストロベリーハウス

左右田「どうだ、連絡あったんだろ?」

日向「終里と澪田、それに十神がそろそろやばいみたいだ」

ソニア「そんな……」

狛枝「そろそろ本格的に絶望的な状況だね」

西園寺「ホント嫌なタイミングで現れるよね」

小泉「無視しなって」

狛枝「君たちは本当に……」

日向「狛枝?」

狛枝「なんだい?」

日向「いや……」

狛枝「人の心配をしてる暇があるならもう少し頭を使って考えなよ」

日向「な、なんだよ、その言い方は」

狛枝「まあいいよ、僕は何か起きるまで部屋でのんびりしてるよ」

ソニア「どうしたのでしょう、敵意があると言いますか……」

左右田「あいつはいつもあんなでしょう」

花村「……あれ?弐大君と田中君は?」

小泉「あれ?さっきまでいたような」

日向「まさか……」

ストロベリータワー 1F

田中「……」

弐大「田中、何をしとる」

田中「……弐大か」

弐大「お前さん昨日もそこに入ったじゃろう、そのファイナルデッドルームに」

田中「なるほど、勘のいいやつだ」

弐大「お前さんからただならぬ殺気が出てたからのう」

田中「見逃す気はないか」

弐大「コロシアイはさせない、十神が決めたルールじゃったな」

田中「その十神が今はもう別人のような状態だぞ、脱出方法もない、このままでは絶望病で徐々に死人が出る、無意味な死だ」

日向「いたっ!田中!弐大!」

田中「貴様も来たか……」

日向「馬鹿な真似はよせ!」

田中「馬鹿な真似だと?」

日向「そうだ、人を殺そうだなんて……」

田中「ならば、俺たちは皆等しく人を殺そうとしているのではないか?」

弐大「なんじゃと……」

田中「ここから出なければいずれ誰か死ぬ、それは見殺しに等しい行為と思わないか?」

日向「それは……」

田中「そんな死は俺は認めん、生きることを諦めて死をただ待つなど生への冒涜だ」

弐大「だからお前さんは人を殺すのか」

日向「今からじゃ、お前はどちらにせよ!」

田中「謎が解けていない貴様らには俺の犯行を暴くなど不可能、仮に暴かれたとしてもだ……」

田中「この状況を打破できれば悔いはない!」

狛枝「素晴らしいよ」

日向「狛枝!?」

狛枝「生きるための田中君の行動は希望そのものだ、君が望むなら僕は君に協力しよう」

日向「ふざけるな!」

狛枝「ふざけてるのは君の方だよ、君のような存在が彼の希望を邪魔していいはずがないだろう?」

日向「何を……」

田中「狛枝、貴様の協力は不要、この部屋に入ればそれで終わりだ」

弐大「田中、やめるんじゃ!」

田中「俺は戦うだけだ、この現状と、この世界とな」

日向「それは違うぞ!!」

田中「なんだと?」

日向「田中、お前は俺たちが生きることを諦めてるって言ったな?」

田中「ああ」

日向「ならお前の行為はお前自身の命を諦めてる行為じゃないのか?」

田中「だが、それでも!」

日向「俺は、俺たちはまだあきらめてなんてない、全員揃ってここから出る、十神と約束したことだ」

狛枝「具体的にどうするのさ、奇跡を待つのかい?」

日向「田中、もしお前がその部屋に入って何か気付いたことがあれば教えてくれないか?」

田中「……」

日向「必ずここから出る、少なくても操真はその手段を考えてるはずだ、協力してくれ、全員で生きるために」

田中「……その言葉偽りはないだろうな」

日向「ああ」

田中「いいだろう、地獄まで付き合ってやる」

狛枝「はぁ……結局こうなるのか」

日向「田中……」

田中「すべては幻惑の塔、全員がそれに騙されている」

日向「騙されている?」

田中「その部屋から俺はすべてを見た、すべてまやかしだ、この建物すべてがな」

弐大「どういうことじゃ」

田中「……というわけだ」

日向「じゃあ、この下にマスカットハウスが!?」

田中「ああ」

日向「じゃあもしかして建物の構造って……これなら……」

田中「狛枝、お前もこの部屋に入っていたのだな」

狛枝「ああ、まあ僕は君のあとだと思うけどね、ついさっきのことだから」

田中「……なに?」

弐大「どうしたんじゃ」

田中「俺の他にこの部屋に入った者がいるぞ」

日向「なに!?」

田中「そこにはモノミがいたが、モノミは俺の前に誰かが入ったことを示唆していた」

弐大「日向!いかんぞ!」

日向「わかってる!!」

ここまでで

左右田「おい、どうしたんだよ!いったい!?」

日向「いいから、この中でファイナルデッドルームに入ったやつは誰だ!」

ソニア「あの極上の凶器があるという部屋ですか?」

小泉「入るわけないでしょ!あんな部屋……」

西園寺「そうだよ、みるからに怪しそうだし」

花村「僕も入ってないけど?」

左右田「俺も入ってねぇぞ?」

狛枝「素直に答える人がいるのかなぁ」

弐大「大変じゃ!エレベーターが壊されておった!」

田中「スイッチの部分が何者かによってな……」

左右田「なっ、誰だよ!この中にいるんだろ!?」

ソニア「エレベーターがなければ向こう側に行くことが……」

西園寺「いいじゃん、これで病気がうつることもないだろうし」

田中「こちら側の人間ではないかもな」

小泉「え?だってこっちのスイッチが壊されてたんでしょ?」

花村「そしたらこの中の誰かに決まって……」

日向「……芝居じゃないって信じるぞ」

マスカットハウス

操真「……うん、わかった」

七海「どうしたの?」

操真「エレベーターが誰かに壊れて今左右田が直してるってさ」

辺古山「いったい誰がそんなことを……」

操真「まあストロベリーハウスの誰かだろうってさ」

罪木「ふゆぅ……怖いですぅ……」

七海「パニックにならないといいけど……」

操真「あいつらの様子は?」

罪木「九頭竜さんの熱が徐々にあがってきてて……」

七海「今は十神君と同じ部屋だっけ?」

罪木「今は十神さんを見てくれてますけど……二人とも苦しそうで……」

辺古山「本格的にまずいな……」

操真「もう何時かわからないけど交代で休んだほうがいいかもね」

罪木「じゃ、じゃあ私が起きてますね」

辺古山「しかし、それでは……」

七海「そうだよ、私も……ぐぅ……」

操真「そこで寝るの!?」

罪木「大丈夫ですよ、私はこれくらいしかできませんからぁ……」

辺古山「ならそうさせてもらうか、しばらくしたら交代しよう」

罪木「はい、お願いしますぅ」

数時間後 操真の部屋

澪田「これでいいでありますか?」

罪木「そうですよぉ……しっかり狙ってくださいね……」

澪田「あの、これは死んでしまうのではないでしょうか?」

罪木「いいんですよぉ、言うこと聞いてくれますよねぇ?」

澪田「でも、晴人ちゃんが……」

罪木「聞きますよねぇ?」

澪田「唯吹は蜜柑ちゃんの言うことを……」フラッ

罪木「さあ、早くしないと倒れちゃいますよぉ?」

澪田「はやく休みたいであります!」

罪木「それじゃあ、さっさと撃ってくださいね?」

澪田「……了解であります!」パンッ

罪木「……よくできましたねぇ」

澪田「……晴人ちゃん……」

罪木「あれ?泣いてるんですかぁ?」

澪田「唯吹は晴人ちゃんを……?」

罪木「大丈夫ですよぉ、それで自分を撃てば操真さんのところにいけますよぉ?」

澪田「これで……」

罪木「それじゃあそれで自分のこめかみを撃ちましょうぉ」

澪田「これでよいですか?」カチャ

ようやく時間が出来たので投下です

操真「唯吹ちゃん、ストップ」

罪木「!」

澪田「あれ?晴人ちゃん?」

操真「それを置くんだ」

澪田「置きます!」フラッ

操真「おっと」ガシッ

澪田「申し訳ありません!唯吹は限界で……」

操真「うん、ゆっくり休んで」スリープ プリーズ

澪田「は……い……」カクン

操真「さて、やっぱり蜜柑ちゃんだったか」

罪木「……」シュッ

操真「おっと、本気で殺しにきてるか……」

罪木「なんで生きてるんですかぁ……」

操真「それは俺の分身」コピー プリーズ

罪木「……」

操真「一人しか寝てないと思って油断したかな?」

罪木「布団に隠れて横になってたんですね……」

操真「そういうこと、同じ動きしかできないからね」

罪木「ふゆぅ……澪田さん残念でしたねぇ」

操真「やらせたのは蜜柑ちゃんだろ?」

罪木「私そんなこと言ってませんよぉ、いつ殺せなんて言いましたかぁ?」

操真「さすがにそれは無理があるだろ?」

罪木「じゃあどうすればいいんですか?脱いだら許してくれますか?」

操真「……蜜柑ちゃんも絶望病にかかってたか」

罪木「絶望病?違いますよ、私はただ思い出しただけですよぉ」

操真「思い出した?」

罪木「そうです、本当の自分を、あの人のことを思い出しただけです」

操真「あの人……?」

罪木「そうですよぉ、私たちは皆あの人と……、でもあなたは違うんですよねぇ」

操真「……だから殺そうと?」

罪木「だから殺してないじゃないですか。操真さんは私たちとは違うんで別にいいかなって」

操真「それが絶望した君なのか」

罪木「あれ?もういろいろ知ってるんですね、でもまあいいじゃないですか、まだ誰も殺してないんだし」

操真「……毒はもう処理してあるよ、だからこの建物じゃ誰も死なない」

罪木「そこまでバレてたんですね」

操真「君はこの建物の構造を利用して逃げれるんだろうけどね、でも3人以上死んだらルール違反で蜜柑ちゃんも……」

罪木「そうですね、処刑されるんですよね」

操真「わかってて、なんで!」

罪木「だって、絶望的じゃないですかぁ、そのほうが……」

操真「な……」

罪木「操真さんと澪田さんはカウントされないとして、毒で3人以上死ぬ可能性もある、すごい絶望的で……」

操真「話には聞いてたけどこれは……」

罪木「それで私のことどうするんですかぁ?魔法使いさん?」

操真「とりあえず、おとなしくしてもらうよ」バインド プリーズ

罪木「っ……これで私のことを隔離するんですね?うふふ……」

操真「いや、蜜柑ちゃんも含めてここから出るよ」

罪木「はい?」

操真「もう出る方法は見つけた、だから出るんだよ」

罪木「はぁー?いいんですかぁ?私のことまで助けて、そんな甘いことしてないで早く処理したほうがいいんじゃないですかー?」

操真「甘かろうが、なんだろうが全員を助けるよ、そこに希望があるならね」

罪木「馬鹿じゃないですか?操真さんが助けようとしてるのは皆!」

操真「だからこそ、助けるんだよ、絶望なんてさせない、俺は皆の最後の希望だから」

罪木「……」

七海「……終わった?」

操真「ああ、日向たちは?」

七海「もうすぐ来るよ」

操真「よし、じゃあ皆で出るよ」

七海「うん」

エレベーター前

西園寺「ねえ?ホントに連れてくの?」

操真「もちろん」

西園寺「でもさぁ」

罪木「そうですよぉ、ここから出たらこの人のこと殺しちゃいますよぉ?」

西園寺「う……」

操真「そんなことはさせないって言っただろ?」

罪木「はぁ……もういいですよ……」

左右田「それよりどうやって出るんだよ?」

操真「いいから、皆エレベーターに」

ソニア「向こうに移動するんですか?」

操真「いや、日向の言うとおりの構造をしているんだったら……」

弐大「ボタンは押さんのか?」

操真「うん、こうするからね」コネクト プリーズ

日向「なんだそれ、剣……?」

操真「ちょっと離れてて」バンッバンッ

辺古山「おい!そんなことしたらエレベーターが!」

操真「そう、壊すんだよ」バンッ ガラガラ

操真「ふぃー」

七海「うわぁ……外だね」

左右田「出れた……じゃなくて!!」

モノクマ「あーあーやっちゃったね?建物は壊すなって言ったでしょ!!」

小泉「ど、どうするの!?」

操真「だから、建物は壊してないだろ?」

モノクマ「へ?」

田中「ふははは!成程、貴様の考えは見破ったぞ!」

操真「建物の構造からこのエレベーターはこんなふうに外をぐるっと回るように出来てる」

ソニア「あ!確かに、これは建物の外についてます!」

操真「建物自体は壊してないだろ?」

モノクマ「そんなの屁理屈だよ!!」

操真「そっちはずっと屁理屈を通してきたんだ、ルールは守って脱出したってことで」

日向「それともそっちが決めたルールを変えてオシオキするのか?」

モノクマ「な……わかったよ……じゃあそれでいいよ……」

操真「あとさ、病気、早く治してくれる」

モノクマ「はいはい、……まさかこんな形で出てくるとはね……」

操真「降参する?」

モノクマ「そんなわけないじゃん!最後に笑えた方が勝ちってね!」

操真「まあ、楽しみにしてるよ」

モノクマ「あー待った」

操真「ん?」

モノクマ「確かにドッキリハウスのルールは守ったけどさ……見てほら、エレベーターのカメラ壊れてるんだよねぇ……」

ソニア「……まさか!」

モノクマ「校則違反だよ、操真君」

別スレに誤爆してしまった……
ここまでで

モノミ「待つでちゅ!そんなことはさせまちぇん!」

モノクマ「というわけでオシオキでーす」

モノミ「久々の登場なのに無視!?」

九頭竜「ふざけんな!建物を壊したらってルールじゃねぇのか!」

辺古山「坊ちゃん、身体は……」

九頭竜「大丈夫だ!おい、こらモノk」

モノクマ「うるさいなー、ルールはルールだよ、校則を破っていいなんて言ってないでしょ」

狛枝「参ったなぁ……こんなことで操真君はリタイアなんて」

日向「そんなことさせるか!」

モノクマ「まあ君たちがどう言ってもさ、現実って残酷なのよね」

モノケモノ「ピピピガガガ」

弐大「なんじゃと……」

西園寺「い、いっぱいきたああ!!」

モノミ「はわわ……残りのモノケモノが全部……」

モノクマ「僕はね、どんな時でも全力を出すって決めたんだよ」

七海(モノミ……)

モノミ(あちしにもあの数は無理でちゅ……)

十神「に、逃げろ、操真……」

日向「十神!?気付いたか」

十神「くそっ、俺はいままでなんてことを……」

七海「うん、今は逃げるべきだよ、あんなの……」

モノクマ「逃げるってどこにさ!あ、逃げたら他の人を殺せばいいかな?」

花村「なんだよ!そのルール!」

十神「構うか、俺が代わりになってやる」

弐大「よせ!やけになるな!!」

操真「モノクマ」

モノクマ「ん?何命乞い?」

操真「俺へのオシオキってのは、あの3体と戦うってことでいいのか?」

モノクマ「うん?まあそうだね、オシオキはモノケモノズとのバトル!興奮しちゃうねぇ、はぁはぁ……」

操真「よし、その言葉忘れるなよ」

七海「操真君?」

操真「皆離れてて」

ソニア「む、無茶ですよ、操真さん!」

小泉「死ぬ気なの!?」

操真「いや、そんな気はないよ」

狛枝「……操真君、こんな時まで君は笑うのかい?」

操真「見せてやるよ、俺の希望を」ドライバーオン

日向「……死ぬなよ」

操真「もちろん」シャバドゥビタッチヘーンシーン シャバドゥビタッチヘーンシーン

弐大「なんじゃ?この小粋な音楽は」

操真「変身!」フレイムプリーズ ヒーヒー!ヒーヒーヒー!

九頭竜「な、なんだあれは……」

ソニア「か、格好いいです!!」

七海「ふぁぁぁ……」

左右田「目が輝いてる……」

モノクマ「え……」

ウィザード「さあ、ショータイムだ」

モノクマ「何がショータイムだよ!じゃあこっちは殺戮タイムだ!」

日向「操真!」

ウィザード「大丈夫だって」ディフェンド プリーズ

モノクマ「あれ?」

ウィザード「よっと」フレイム シューティングストライク ヒーヒーヒー

モノケモノ「ガー!」

七海「うわー……勝てそう」

モノクマ「なっ、そうこうげきー!!」

ウィザード「さすがに3体はきついかな、力を貸せドラゴン!」フレイムドラゴン プリーズ ボーボー!ボーボーボー!

田中「貴様も異形のモノと契約をしていたか……」

左右田「すげー早さで理解してんな」

ウィザード「一気にいかせてもらう」チョーイイネ スペシャル サイコー!

モノケモノ「ギギギガーーー!!」

モノクマ「そんな火ぐらいで……」

モノケモノ「ガー」バンッ バンッバンッバンッ

西園寺「あ、壊れた」

モノクマ「ええええええ!?」

ウィザード「よし一体」ハリケーンドラゴン プリーズ ビュービュービュー!

日向「すごい……」

ウィザード「機械なら、これで終わりだ」チョーイイネ サンダー サイコー!

モノケモノ「ギャー」バリバリッ ブスッ

ソニア「や、やりました!!」

モノクマ「ちょっ、ちょっと、待ってよ!何この圧倒的な感じ!?」

ウィザード「ふぃー」ガチャ

モノミ「し、師匠とよばせてくだちゃい!」

操真「あー弟子はもういるから」

モノクマ「ちょっと反則すぎるでしょ!それ!」

操真「約束通りこれでオシオキは終わりだな」

モノクマ「いいよ!もう!」

左右田「あ、帰りやがった」

小泉「だんだん定番の敵キャラみたいな扱いになってきたわね……」

操真「でも今回はまずかったよ、なんとか出れたけどさ」

日向「操真、罪木なんだけど……」

操真「うん、でもとりあえず一度戻ろう、しばらくは何もしてこないだろうし」

狛枝「……」

ウィザード編が思ったより長くなってますがとりあえずここまでで

数日後 レストラン

日向「特に変化なしか」

左右田「新しい島にも特に発見はねぇしなー」

西園寺「悪趣味な工場はあったけどね」

ソニア「あと調べてないのはあの遺跡だけですね」

終里「やっぱ突入すっか!」

弐大「操真に言われたじゃろう、まだ駄目じゃ」

辺古山「問題もあることだしな」

九頭竜「狛枝があれから姿みせねぇからな、なんか企んでんだろうけどよ」

七海「あとは、罪木さん、だね」

花村「ずっと閉じこもってるんだよね?」

小泉「絶望病自体は治ってるみたいなんだけどね……」

十神「……操真に任せきりになるが、任せるしかないな」

罪木の部屋

操真「蜜柑ちゃん、いい加減開けてくれないか?」

罪木「か、帰ってください!私は……」

操真「やっぱり記憶は消えてないんだね」

罪木「……わ、私が二人いる感じなんですぅ……でも記憶はあって、わ、私は……」

操真「あれは、蜜柑ちゃんの意思じゃないだろ?だから」

罪木「ち、違うんですぅ!過去が流れてくるんですぅ……自分じゃないと信じたいけど、あれは……」

操真「……うん、あれは君だよ」

罪木「そ、操真さんはまさか全部……」

操真「ああ、君だけじゃない、皆のことはだいたい聞いてるよ」

罪木「あなたは、じゃあ……」

操真「いや、俺は蜜柑ちゃんが想像している集団の人間じゃないよ」

罪木「でしたら、いったい……」

操真「言ったろ?俺は皆を救いに来た、俺は最後の希望だって」

罪木「私は皆と一緒に行動していいのでしょうか……」

澪田「いいに決まってるっすー!!」

罪木「み、澪田さん?」

操真「あれ、唯吹ちゃんも来たの?」

澪田「ちゃんと唯吹も呼んでくれないとダメっすよー!」

罪木「み、澪田さん、私は……」

澪田「あれは病気でやったことっす、蜜柑ちゃんの意思じゃないっすよー」

罪木「違うんですぅ!あれは、本当の……」

田中「だと、すれば俺も同罪だな」

罪木「た、田中さん?」

田中「俺は病気でもなく、人を殺めようとした、ならば貴様と同じく俺も罪を犯したことになるな」

罪木「そ、それは……」

田中「罪を犯さぬ人間などいるものか、何も背負ったことのない人間など俺は認めん」

澪田「なんかわからないけどそうっすよー!!」

罪木「皆さん……」

操真「たとえどんな過去があってもさ、今を生きようよ」

罪木「……あ、ありがとうございますぅ……」ガチャ

澪田「蜜柑ちゃーん!」ギュッ

罪木「ふゆぅ……ごめんなさい、ごめんなさい……」

澪田「もうこれで謝るのは終わりっす!」

罪木「は、はい……あの、操真さん」

操真「ん?」

罪木「……あの人は確かにもう……、でも……あの……」

操真「ああ、わかってる、その前にもう一つやることがあるけどね」

ちょっとここまでで

翌日 レストラン

狛枝「……というわけだけどわかってくれたかな?」

日向「ば、爆弾だって!?」

狛枝「まあ頑張ってよ」

左右田「お、おい!どうすんだよ!爆弾なんて!」

十神「手分けして探すしかないだろうな」

終里「よっしゃ!行こうぜ!十神(仮)!」

十神「その呼び方はよしてくれ」

七海「そうだよ、十神君(偽)とかさ」

西園寺「くすくす、もう豚神ちゃんでいいんじゃない?」

辺古山「よせ、十神は十神だと話したはずだろう」

西園寺「単なる冗談だよ、わかってないなー」

九頭竜「てめぇが言うのはリアルっぽいんだよ……」

花村「ねぇねぇ、早く探そうよ……」

操真「だな、この人数ならすぐ見つかるよ、こいつらもいるし」ガルーダ ユニコーン 

ソニア「それでは捜索開始です!」

数時間後 グッズ倉庫

操真「……」

狛枝「本当に君は邪魔をするね」

操真「まあね」

狛枝「よくわかったね、ここが」

操真「ずっとクラーケンをお前につけてからな」

狛枝「……あぁ、これか」

操真「いったい何をする気なんだ?」

狛枝「僕はね、希望が見たいだけなんだよ、君と同じさ」

操真「そのために誰かが絶望してもいいとは俺は思ってないけど?」

狛枝「君も気付いているんだろう?僕らは皆希望なんかじゃないんだよ」

操真「……お前も思い出したのか?」

狛枝「モノクマもらったファイルを見て知ったんだよ、裏切り者の正体だけがわからなかったんだけどね」

操真「そのための爆弾騒ぎか」


狛枝「僕はね、許せないんだよ、絶望が……」

操真「それは俺も同じだよ」

狛枝「だったらわかるだろ?希望のために絶望を殺すんだよ」

操真「これはそのための仕掛けか」

狛枝「そうだよ、僕はね、僕の才能を信じているんだ、きっとうまくいくよ、僕は裏切り者に殺される」

操真「残念だけど、それはさせないよ」

狛枝「協力してくれないか、学級裁判で処刑になっても君の力なら生き残れるだろう?絶望を一緒に倒そう」

操真「悪いけど、それは出来ないよ」

狛枝「どうして……」

操真「俺は皆を助ける、狛枝、俺はお前も絶望なんてさせない」

狛枝「僕は死ぬことは絶望なんかじゃないよ、むしろ希望のための過程にすぎないんだよ!」

操真「そんなのは希望なんかじゃない、誰かを、自分を犠牲することは希望なんかじゃないんだ」

狛枝「超高校級の絶望、僕はもう希望の象徴じゃない、だったら……」

操真「もう一つ俺とお前で違うことがある」

狛枝「……聞かせてくれるかい?」

操真「俺は絶望を消し去ることが目的じゃない、絶望させない、絶望しても希望に変えてみせる」

狛枝「……出来るのかい、そんなことが」

操真「諦めが悪くてね」

日向「ここか!」ガチャ

狛枝「わかったよ……僕たちが希望になるところを見せてくれ、君の魔法でね」

レストラン

辺古山「まさかそんな計画をしていたとはな」

弐大「おそろしいやつじゃ」

西園寺「そんなやつまで助けちゃうなんて本当に操真おにぃはお人よしだよねぇ」

操真「絶望してもいいなんて思ってるやつほど、本当は絶望なんてしたくないんだよ」

ソニア「ですが、狛枝さんは絶望を乗り越えた先に希望があると」

九頭竜「死んだら希望も何もねぇだろう」

十神「どんな形であれ生きていれば希望はあるということだ」

操真「それに俺はあいつに見せてやりたいんだ、本当の希望ってやつをさ」

七海「狛枝君……」

狛枝「やあ」

罪木「あ、あの!」

日向「罪木?」

罪木「こ、狛枝さんを許してあげてくださいぃ……そ、そのぉ、狛枝さんはきっと……」

狛枝「そういえば罪木さんはすべて思い出していたんだったね」

罪木「狛枝さんも知ったんですよね?だ、だからあんな……

小泉「いったい何のこと?」

罪木「そ、それは……」

モノミ「ダメでちゅー!!」

七海「モノミ……」

モノミ「それは言っちゃダメなんでちゅー!!」

モノクマ「そうそう、ダメだよねぇ」

モノミ「モノクマ!?」

モノクマ「君たちには自分たちで知ってもらわないとさ、遺跡においでよ、卒業試験をするからさ」

日向「卒業試験だって?」

左右田「でもよ、あそこは……」

狛枝「いや、入れるよ」

日向「え?」

モノクマ「じゃあそういうことで、遺跡で会おうね」

澪田「遺跡に入れるってどういうことっすかー!?」

狛枝「城にあったパスワードを見たんだよ、多分あれで入れるはずだよ」

終里「ならいこうぜ、卒業試験っていうくらいだから出れんだろ?」

罪木「で、でもぉ、罠と言う可能性もぉ……」

日向「それでも行くしかないだろ」

七海「……じゃあ行こうか、卒業試験に」

遺跡

操真「着いたな」

狛枝「じゃあ開けるよ」

田中「蛇が出るか、鬼が出るか……」

日向「……行こう」

ソニア「ここはいったい……」

十神「これは……」

七海「……!皆気を付けて!!」

日向「!?」

操真「なっ、空間が……」

モノクマ「さあ、卒業試験の始まりだよ、うぷぷ……」

とりあえずここまでで

操真「……ここは」

モノクマ「やあ、操真君」

操真「どこだ、ここは」

モノクマ「ここ?あぁ、君は知らないよね、ここが希望ヶ峰学園だよ」

操真「これが……」

モノクマ「皆はきっと学園内を回っているよ、そして事実を知るんだ」

操真「全部教える気か?」

モノクマ「だって卒業試験だもん」

操真「いったい何をする気なんだ、もうお前の計画は」

モノクマ「そうだね、確かに僕の最初の計画とはズレてるね」

操真「じゃあ……」

モノクマ「うぷぷ、君はさ、全部知ってるのかな?この学園での出来事をさ」

操真「……一応話は聞いてるよ、最初の事件、そしてコロシアイ学園生活」

モノクマ「ふーん、なら君は見なくていいね、退屈だろうからさ」

操真「これが終わったらお前は出てくるのか?」

モノクマ「……もちろん、皆が全部の謎を解いてくれたらね」

操真「そうか」

モノクマ「さてと、じゃあ魔法使い君、最後に君には踊ってもらうよ」

操真「踊るのはそっちかもよ?」

モノクマ「うぷぷ……」

裁判場

モノクマ「皆戻ったみたいだね」

左右田「……おい、なんだよあれ」

罪木「……」

日向「……あれは事実なのか?」

モノクマ「僕は真実しか教えないよ、さて、卒業試験の前に君たちには謎を解いてもらおうかな」

ソニア「謎というのは……」

十神「希望ヶ峰学園で起きたこと、……俺たちのことか」

モノクマ「その通りです!あ、答え知っている人は黙っててよ?」

小泉「希望ヶ峰学園で起きたコロシアイ学園生活……でもその前に起きたのが希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件」

弐大「それに人類史上最大最悪の絶望的事件、というわけじゃな」

左右田「で、でもよ、それは解決したんだよな?」

田中「そして生き残りか」

澪田「あの、それってやっぱり唯吹達のことっすよね……?」

九頭竜「俺たちが生き残りで、超高校級の絶望……」

辺古山「私たちがあの事件を起こしたということなのか……」

終里「被験者ってのは……」

花村「ぼ、僕らのことだよね、未来機関に保護されたっていうか、捕まったっていうか……」

十神「そして俺たちは新世界プログラムとやらにかけられたということか……」

西園寺「写真の私は成長してて、今の私と違うのは、ここが……プログラムだから……」

ソニア「私たちは超高校級の絶望から更正するためにここに……」

日向「これが真実なのか、七海……?」

七海「……うん、そうだよ、そして裏切り者、監視者は私、だね」

モノクマ「大正解ー、あ、もう狛枝君と罪木さんも喋っていいよ?」

狛枝「……まさかここまで絶望的状況とはね」

モノクマ「ひどいよねー、君たちは勝手に脳をいじられて記憶を消され、別の人格になろうとしてるんだよ?」

モノミ「で、でもそれは、皆さんを絶望から救うために!」

モノクマ「お前は黙ってろよ!!」

罪木「で、でも、超高校級の絶望になったのも私たちのせいというよりはぁ……」

モノクマ「えー、そんなこと言っちゃう?ひどくない?センパイ?」

罪木「そ、その声はぁ……」

江ノ島「じゃじゃーーーん!江ノ島盾子ちゃんでーっす!!」

花村「で、でかー!?」

日向「なんだ、こりゃ……」

罪木「ひ、ひぃぃ……ごめんなさい、ごめんなさい……!!」

江ノ島「あ、そっかぁ、罪木さんは記憶が混在しちゃってるんだよねぇ」

罪木「ふゆぅ……」

江ノ島「あんなに私のことを愛してくれてたのになぁ」

罪木「あ、あ……」

江ノ島「本当薄情ですよね……」

江ノ島「本当薄情ですよね……」

操真「もういい、早く卒業試験を始めよう」

江ノ島「あら?いたんですね?部外者の操真晴人君」

日向「部外者……」

江ノ島「そうですよ、彼は最初から全部知っていたんです、皆さんが超高校級の絶望ということも」

七海「それは私も、同じだよ」

江ノ島「まあいいでしょう、操真君は卒業試験に関係はないですから、どうせ自分で出ようと思えば出れるんでしょうし」

狛枝「いったいどうするつもりなのかな?」

江ノ島「卒業試験は簡単です、皆さんが卒業ボタンを押せばいいのです」

江ノ島「そうすればぁ、皆はこのプログラムから出れてぇ、現実に戻れるのぉ」

江ノ島「しかも!記憶を元に戻すっていうおまけつき!」

モノミ「なん皆でちゅかそれ!!」

江ノ島「当たり前でしょ、希望のカケラ?それ集めてないんだし」

江ノ島「そんなに人生あまくないって!」

十神「元にということは、超高校級の絶望に戻るというわけか」

江ノ島「そうだよ、全部なかったとことになるわけよ」

江ノ島「つまり、七海さんも消えて、七海さんの思い出もなくなりますね……ついでにモノミも」

日向「なんだと!?」

ソニア「消えるって……」

七海「私はプログラムだから……大丈夫だよ」

江ノ島「あと、多数決で決めるけど、少数派の人たちには死んでもらいまーす」

田中「全員で答えを統一しろということか」

江ノ島「そういうこと、どうする?残りたければずっと皆でここで暮らせるよ?」

左右田「で、でもよ、これなら戻れた方がいいよな?」

江ノ島「うんうん、そうだよね」

操真「待った」

江ノ島「何さ」

操真「それで、お前には何の得があるんだ?」

江ノ島「あー?それ?聞いちゃう?」

操真「超高校級の絶望のままだとしても、江ノ島順子自身はもう」

江ノ島「あぁ、肉体のこと?私はね、別に私っていう存在が残ってればそれでオッケーなの」

操真「存在?」

江ノ島「そ、皆の中に私はいる、というより日向君、ううん、カムクライズルでいる限りね」

日向「お、俺?カムクライズル……?」

江ノ島「そ、もう気付いてるでしょ?君の正体」

日向「俺は、予備学科生で、カムクライズルとして作られたってことか……?」

江ノ島「うんうん、よくできました」

江ノ島「私様は、カムクライズルのおかげでこうやって復活できたのじゃ」

江ノ島「つまりぃ、日向君がそのまま元に戻ってくれれば私はまた復活できるってことぉ」

江ノ島「仮に死んでも、私が身体を乗っ取るから問題ないってわけよ!」

日向「お前を閉じ込めるには残るしかないってわけか……」

江ノ島「そういうことー」

操真「……本当にそれが目的なのか?」

江ノ島「ん?どういうことかな?」

操真「お前はそれが……」

苗木「そんなことはさせない!」

日向「え?」

江ノ島「うぷぷ、やっぱりきた」

操真「……!苗木!来るな!!」

次くらいでウィザード編終われるかなと……
今更タイトルを『モノクマ「仮面ライダー?」』にすればよかったと後悔

苗木「え?」

江ノ島「ざんねーんでしたー!」

操真「俺に任せるって約束しなかったっけ?」

苗木「そうなんだけど、やっぱり気になって……」

江ノ島「苗木君と操真君が組んでたら絶望的だと思ったけど当たってるなんて絶望的ぃぃぃ!」

狛枝「あれが、苗木誠……」

苗木「まずかったかな……」

操真「多分」

江ノ島「ってことで!皆さんは普通に卒業を押してくれれば記憶は上書きされて現実世界に戻れまーす!」

左右田「え?」

澪田「どういうことっすか?」

江ノ島「その代わり、卒業の権利のない苗木君は出れませんけど」

苗木「なっ!?」

操真「やっぱり狙いは苗木か……」

江ノ島「そういうわけでーす!そして私はー苗木君の身体を乗っ取れば……」

江ノ島「希望と絶望が交わった存在になるってわけよー!」

操真「俺一人なら出れるんだけどな……」

江ノ島「まあ君には最初から興味なしかな、身体ごと入ってきてるみたいだし」

日向「待てよ、七海は、七海はどうなるんだよ!」

江ノ島「あーはいはい。この世界は消えないから一応生き残るんじゃない?」

十神「だが、それはそこの苗木を犠牲にするということか……」

苗木「え?十神君!?」

十神「……悪いが、俺は偽物の詐欺師だ」

苗木「そ、そういえば、そんな人もいたっけ……でも似てるなー……」

ソニア「なんで落ち着いてるんですか!」

苗木「いや、まあ一応方法がもう一つあるからね」

七海「……強制シャットダウン」

江ノ島「それ使うんですか……」

九頭竜「なんだそいつは!」

日向「そういえばそんなのを用意してたとか……」

苗木「15名の過半数がボタンを同時に押すことでこの世界から脱出できる方法だよ」

江ノ島「ええ、そうですね……ちょっと前までは」

苗木「え?」

江ノ島「そこの操真君がめちゃくちゃして、裁判やらず時間余ったんで、書き換えちゃった☆」

七海「……やっぱり全員が押さないと……」

江ノ島「つーわけで、強制シャットダウンは使えないわけよー」

日向「全員が押せばいいだけだろ?そんな……」

江ノ島「これ使ったら、そこの七海さんは消えちゃうからね?」

日向「なにっ!?」

江ノ島「しかも、記憶は元のまま、あ、そしたら七海さんのことも忘れてるか、よかったねー」

苗木「そんな……やられた……」

江ノ島「どう?押せる?日向君?七海さん?」

七海「私は……押すよ」

日向「七海……」

七海「私はデータだから……いいよ、日向君」

ソニア「七海さんは私たちの仲間です!」

七海「でも!!……皆は生きてるんだもん」

日向「七海……」

江ノ島「さ、そろそろいってみよーか!」

操真「あー……、そういうのなし」

江ノ島「は?」

操真「俺はさ、皆を助けるために来たんだから、誰かが犠牲に、なんてさせないよ」

江ノ島「あのねー……いくらなんでも誰も犠牲にならずなんて無理に決まってんじゃん?そんなご都合主義な糞脚本無理!」

操真「悪いけど、無理でもなんでもやらせてもらうよ」シャバドゥビタッチヘーンシーン 

七海「操真君……」

操真「必ず全員守ってみせる、変身」イーンフィニィティー ヒースイフードーボーザバービュードゴーン

日向「ま、眩しい……」

ウィザード「さあ、ショータイムだ」

江ノ島「それで?どうするのさ、プログラムの書き換えでもすんの?」

ウィザード「そんな面倒なことはしないよ、皆、強制シャットダウン頼むよ」

弐大「しかし、それでは……」

ウィザード「大丈夫だから」

左右田「でもよ、それでここから出たら……」

狛枝「操真君」

ウィザード「なんだ?」

狛枝「希望、見せてくれるんだよね?」

ウィザード「ああ」

狛枝「なら、僕の幸運を信じて君に賭けるとするよ」

江ノ島「絶望のまま出たら皆は処分されちゃうよ?いいの?それでも?」

日向「俺たちは絶望なんてしない」

江ノ島「何言ってるのさ、超高校級の絶望であることには変わりないんだよ?」

日向&七海「それは違うぞ!!」

江ノ島「なっ……」

日向「俺たちは忘れたりしない、俺は未来を諦めない、もう絶望なんてしない」

罪木「そうですぅ、わ、私はあの時のことの記憶もあります、でも……」

十神「操真が俺たちを信じて守ったように俺たちも自分自身を信じるまでだ」

七海「うん、皆なら、今の皆ならきっと大丈夫だよ」

日向「皆、それでいいよな?」

九頭竜「ここで押さなきゃ漢じゃねぇ」

田中「無論だ」

澪田「唯吹ははじめちゃんや、晴人ちゃんを信じるっす!!」

辺古山「私も大丈夫だ」

江ノ島「なにそれ、全然絶望じゃないじゃん!!」

苗木「江ノ島盾子、僕たちはもうお前の思い通りにはならないって決めたんだ、もう誰も悲しませない」

江ノ島「何よ、それ……」

苗木「操真君、任せたよ」

ウィザード「ああ」

日向「操真!希望見せてくれよ」

ウィザード「わかってる。俺は、最後の希望だ」

日向「よし、じゃあ押すぞ、皆!」

―強制シャットダウン―

江ノ島「……どうすんの、もう後は崩れるだけ……」

ウィザード「皆出れたみたいだな」

七海「操真君?」

ウィザード「七海、あとモノミも傍にいろよ」ターンオン

江ノ島「なにそれ、斧……?」

ウィザード「せーの」バキッ ガンッ

七海「な、何してるの?」

ウィザード「この世界が完全に壊れる前に、この世界を守る」

江ノ島「は、はぁ?そんなこと……」

ウィザード「無理かどうかはやってみないと、ね」ハイタッチ! シャイニングストライク キラキラ!キラキラ!

モノミ「な、なんでちゅか、これ!?」

ウィザード「はああああ!!」ドゴーン

七海「壊してる上にさらに壊してるような……」

モノミ「でもこれ、なんかうまくいってまちゅ!!」

江ノ島「そんなの認めない……そんなの!!」

七海「操真君!」

ウィザード「江ノ島……、もう死んでまで絶望なんてしなくていいんだ」チョーイイネ キックストライク サイコー!

江ノ島「これで終わりなの……?」

ウィザード「フィナーレだ」

江ノ島「ぐっ、ふふっあははは、私が消えても絶望は消えないよ?」

ウィザード「あいつらなら大丈夫だよ、もう絶望なんてさせない」

江ノ島「……あーあ……これで終わりか……」

七海「消えた……」

ウィザード「さて、もう一仕事いきますか」

現実 ジャバウォック島

苗木「戻れた……」

霧切「無茶をするわね、本当に」

苗木「ご、ごめん霧切さん」

霧切「大丈夫なの?」

苗木「う、うん、きっと大丈夫……」

日向「……ん……」

苗木「気付いたかい?」

日向「……あいつは……」

苗木「日向君、記憶が……」

日向「……記憶……」

七海『日向君』

日向「……七海!」

七海『覚えててくれるって信じてたよ』

日向「ああ……約束だからな」

七海『操真君が守ってくれたよ、ちゃんと』

日向「そうだ、操真は!?」

クリア プリーズ

操真「ふぃー」

日向「操真!」

操真「うまくいったみたいだな」

苗木「ありがとう、操真君、これで誰も犠牲にならずにすんだよ」

操真「ああ」

霧切「私は素直に喜べないわ」

苗木「霧切さん?」

霧切「あなたの力があれば、私たちだって、ううん、もっと前から未然に防げたはず、なのに……」

操真「……ごめん、この世界はあくまでコロシアイ学園生活があった上での世界だから」

苗木「あの事件がなければ、この世界はそもそもなかったってこと?」

操真「うん、俺はこの世界を救う必要があった、だから……」

霧切「……なら、私たちが全員助かる世界もあるってこと……?」

操真「きっと、その世界は作られてるよ」

霧切「そう、……ありがとう」

操真「あとは皆が目覚めるのを待つだけ、かな」

日向「操真」

操真「ん?」

日向「最初から……、何も起きることなく江ノ島を救える世界は存在しないのか?」

操真「きっと、なんとかしてくれてるよ、仮面ライダーがね」




???「ここが、ダンガンロンパの世界か」

なんとかウィザード編まで終わりました

苗木「ここが希望ヶ峰学園か……」

苗木「まさか僕が入れるなんて、よし、頑張ろう」

???「そこのお前、ちょっといいか」

苗木「え、えっと?僕のこと?」

???「他にいないだろう」

苗木「あの君は……」

門矢「俺は門矢士だ、お前は?」

苗木「あ、えっと苗木誠だけど……」

門矢「よし、苗木、ここが希望ヶ峰学園でいいんだな?」

苗木「そ、そうだけど、まさか君も新入生……いや、高校生には見えないし……」

門矢「そうだ、俺はこの学園に入学する」

苗木「え!?高校生なの!?……あーでも、浪人とか、留年してる人も受け入れてるって聞いたことあるな」

門矢「細かいことはいい、いくぞ」

苗木「あ、うん、あのさ、門矢君はどんな才能があるの?」

門矢「才能?」

苗木「そうだよ、この学園に入学する人は皆何かの才能を持ってる人でしょ?」

苗木「僕は運よく選ばれた単なる超高校級の幸運ってやつなんだけどね」

門矢「なるほど、だいたいわかった」

苗木「それで門矢君は……」

門矢「俺か?……超高校級の破壊者だな」

苗木「は?な、なにそれ、あれ?そんな人、いたっけ……」

門矢「冗談だ、超高校級の写真家とでも言っておこう」

苗木「えっと、そのカメラ……?でも超高校級の写真家ってもういたような……」

門矢「才能が被るなんてことよくあることだ、気にするな」

苗木「そ、そうなのかな」

門矢「とにかく行くぞ、案内頼む」

苗木「えっと、僕も新入生なんだけど……」

教室

苗木「ここが僕らの教室みたいだね」

門矢「なんだ、1クラスしかないのか?」

苗木「そりゃ、選ばれた者しか入れない学校だもん」

門矢「つまらんな、まあ入ろう」ガラッ

苗木「つまらないって……」

舞園「あ、苗木君!」

苗木「え、ま、舞園さん!?」

舞園「うん、よかった知ってる人がいて」

苗木「僕のこと知ってたなんて……」

門矢「随分いろんなやつがいるようだ……」

左「あーーーーー!?」

門矢「なんだ、お前もいたのか」

左「なんであんたがいんだよ?」

門矢「たいした問題じゃない」

左「問題だろ!ここ高校だぞ?」

門矢「人のことが言えるのか?」

左「俺は……ここの学園長から依頼でだ」

門矢「なるほど、だいたいわかった、目的は同じようだ」

左「まさか、あんたまで出てくるとはな」

門矢「ふん、そういえばお前の相棒はどうした?」

左「すでに別のところに潜入してるよ」

苗木「あれ?門矢君も知り合いとあったの?」

門矢「知り合いってほどの関係じゃない」

左「左翔太郎だ、よろしくな」

苗木「うん、……やっぱり高校生に見えない……」

左「なんか言ったか?」

苗木「い、いや、なんでも……左君はどんな才能を……」

左「あ、俺か?俺は……超高校級の探偵、だな」

苗木「超高校級の探偵?」

霧切「!?」

門矢「おい、左」

左「なんだよ」

門矢「あの子からすごい見られてるぞ?」

左「あん?……モテる男ってのはつらいな」

門矢「……そういえばお前もバカの部類だったか」

左「どういう意味だ!」

ダンガンロンパゼロの世界というより、時間軸的には少し手前と言ったところです

数日後

左「よし、昼飯だ!」

山田「左翔太郎殿は昼になると元気になりますなぁ……」

朝日奈「授業中はずっと寝てるからね……」

左「今日は焼きそばパンだな」

大和田「おい、こら左!焼きそばパンは俺が予約済みだ!」

左「そんなもん早いもの順って相場が決まってんだよ」ダッ

大神「うむ、いいスピードだ」

不二咲「探偵って足も速いのかな?」

霧切「……」

購買部

左「おばちゃん、焼きそばパンね」

???「焼きそばパンよりも重要なことを忘れてないかい?」

左「ん?あっ、お前!」

フィリップ「随分と高校生活に馴染んでいるようだね」

左「これは、あれだ、潜入捜査の基本で」

フィリップ「何か情報は集まったんだろうね?」

左「いや、それは、その……」

フィリップ「まったく、君は……」

左「そういうお前は何か情報を集めたのかよ!」

フィリップ「足を使うのは君の役目だろう?」

左「何にもねぇのかよ!」

フィリップ「いや、何もじゃないよ」

門矢「俺が教えたんだ」

左「お、ディケイド」

門矢「その呼び方はやめろ」

フィリップ「門矢君は予備学科に何か動きがあると狙いを絞ったようだね」

門矢「まあな」

左「予備学科?俺たちは超高校級の絶望ってやつが狙いじゃ……」

フィリップ「どうやら、問題はそこだけじゃないようだよ」

門矢「そういうことだ」

左「んだよそれ、しかし予備学科ね、ここは才能を持ったやつだけが入れるって聞いたけど、そうでもないらしいな」

門矢「それが現実ってことだろう」

左「この学園の生徒は希望の象徴なんて、うまいこと言ってるわけか」

フィリップ「それだ、翔太郎」

左「どれだ?」

フィリップ「検索をはじめよう、希望ヶ峰学園、予備学科、そして希望……」

門矢「相変わらず便利だな」

左「なんかわかったか?」

フィリップ「……カムクライズルプロジェクト……」

???

江ノ島「なるほどねー、超高校級の希望を人工的に作るってことかー」

戦刃「盾子ちゃん、そろそろ誰か来るよ?」

江ノ島「そんな生徒を絶望させたら、少しは退屈しないかな」

戦刃「盾子ちゃん、ハッキングなんてバレたら……」

江ノ島「予備学科から選考されるわけね、ふむふむ……」

戦刃「見張ってるね」

江ノ島「被験者候補、もう出てるじゃん、えーっと、日向創君か」

戦刃「終わった?」

江ノ島「あーもううるさいな、あれ?もう一人候補が……」

江ノ島「……火野、映司?」

登場人物をとりあえず出したかったので、ここまでで

門矢「なるほど、だいたいわかった」

左「おい、ホントかよ!?」

門矢「俺は他にもやることあるからな、後は任せる」

左「あ、おい!……ったく」

フィリップ「僕らは僕らで調査するしかないようだね」

左「しかしよ、この学園を守れなんて大雑把な依頼だからな、どっから調べたもんか……」

フィリップ「なら、直接依頼人に会って聞くのはどうかな?」

左「まあそれがいいか、じゃあ早速行ってくるわ」

フィリップ「あ、焼きそばパン250円だよ」

左「ツケで頼むわ」

学園長室

左「ここか……」コンコン

???「どうぞ」

左「失礼します」

???「君は……」

左「鳴海探偵事務所、探偵の左です」

仁「おお、君がそうか、この学園の学園長、霧切仁だ、よろしく」

左「依頼に関してお聞きしたいんですが……」

霧切「待って」

仁「響子!?」

左「ん?霧切じゃねぇか、あれ?……もしかして親子か?」

霧切「どういうことか説明して」

仁「説明とは……」

霧切「私に依頼があって、この学園に呼んだんじゃなかったの?」

仁「最初はそう思っていた、だが、あまりに危険すぎるので、そちらの左君にだな」

霧切「超高校級の探偵なんて嘘をつく人を信じられるの?」

左「嘘ってなんだ、嘘って」

霧切「超高校級の探偵は私のことよ、あなたのような自称で探偵を名乗ってるわけじゃない」

左「自称?」

霧切「あなたが私を信用できなくても私は独自に調べてみせるわ、この学園のことをね」プイッ

左「あ、おい!」

仁「……すまないね、娘とはあまりいい関係を築けてないんだ」

左「まあそれは置いといてですね、依頼についてちゃんと確認したいんですけど」

仁「ああ、そうだね、君に依頼したのは超高校級の絶望と呼ばれる者を見つけ出して欲しいんだ」

左「学園を守れってことじゃ……」

仁「同じことだよ」

左「なら、カムクライズルプロジェクト、この言葉に聞き覚えは?」

仁「ど、どこでそれを……」

左「知ってるんですね?」

仁「私も詳しくは知らないんだが……、超高校級の希望を作ろうとする動きがあるのは確かだ」

左「なるほど、じゃあ後は任せてもらいますよ」

仁「待ってくれ、君には超高校級の絶望を……」

左「俺たちは学園を守れって依頼を受けたんだ、やり方はこっちで決めさせてもらうぜ」

仁「なっ……」

左「あんたが最初に依頼したとき、あれは保身とかじゃなく、娘を巻き込みたくないから俺たちを頼ったんだろ?」

仁「あ、あの時は……」

左「俺たちはそんなあんたの言葉を受けて依頼を受けたんだ、……じゃあ、失礼します」バタン

仁「あ……」

左「さてと、やりますか」

火野「はぁ……」

火野「鴻上さんに頼まれたから潜入してみたけど、何をすればいいんだろ……」

火野「才能を?持った人が集まる学園って聞いたけど、予備学科はそんな感じじゃないし……」

門矢「よお、何してるんだ」

火野「あ、あなたは……そっちこそいったい何を……」

門矢「ちょっとな、お前も潜入か」

火野「ええ、まあ……」

門矢「目的は超高校級の絶望か?」

火野「え、なんですか?それ?」

門矢「何も知らずに……」

火野「ある人に頼まれて……、そういえば弦太朗君がそんなこと言ってたような……」

門矢「ああ、あいつはあいつで違うところで友達でも作ってるんだろう」

火野「弦太朗君らしいな」

門矢「まあ、気をつけろよ、いろいろとな」

火野「え?気をつけろっていったい……あ、行っちゃったよ……」

???「ふゆぅ……そんなこと言わないでくださいぃ……」

火野「ん?」

西園寺「トロいからホントのこと言っただけでしょ」

罪木「そんなぁ……」

小泉「言いすぎだよ、まったく……」

火野「ちょっと、ちょっと、いじめはダメだよ」

澪田「おっ!?誰っすかー!?」

火野「ああ、俺は火野映司、ってそれよりダメだよ、いじめなんて!」

西園寺「はぁ?いじめじゃないし、本当のことを言っただけなんですけどー」

火野「それでも傷つくようなことは言っちゃダメだよ」

小泉「えっと、火野だっけ?何期生……?」

火野「え、まあそれは置いといて……」

罪木「あ、あのぉ、大丈夫ですぅ、いじめとかそんなんじゃ……私が悪いんですぅ……」

火野「君も、友達ならそんな態度じゃダメだって」

罪木「でも私はぁ……」

火野「君だけじゃない、そんな態度でいたら誰かが君のためにこの子に何かするかもしれないだろ?」

西園寺「なにそれ……」

火野「ちゃんと言いたいことは言わないと、それが友達だよ」

罪木「は、はいぃ……」

西園寺「別にいじめてたわけじゃ……まあちょっと言い過ぎたかもしれないけどさ……」

罪木「そ、そんな、いいんですよぉ……」

西園寺「だからそれじゃ私が悪者なるじゃん!」

澪田「大丈夫っすよー!皆友達っすー!!」

小泉「そうね、何かあったら助け……」

澪田「そうっすー!何かあったら言ってくれれば唯吹好きなだけ歌うっすー!!」

西園寺「それただ歌いたいだけじゃん……」

火野「そうそう、友達は助け合いでしょ」

小泉「助け合いか……」

罪木「ど、どうしましたかぁ?」

小泉「い、いや、なんでも……」

澪田「そういや、真昼ちゃん最近浮かない顔してたっすねー!?なんかあったっすかー!?」

西園寺「小泉おねぇがいじめられてたら相手をアレしちゃうからね」

小泉「な、なんでもないって!でも……うん、ちょっと聞いてもらおうかな」

罪木「な、なんでも言ってくださいぃ……」

火野「あ、じゃあそろそろ行かないと、またね!」

澪田「ばいばーい!」

罪木「誰だったんでしょうぉ……」

小泉「わかんないけど……でも助かったかな……」

西園寺「?」

火野「そろそろ戻らないとな……」

江ノ島「お、イケメン発見ー」

火野「え、お、俺?」

江ノ島「他に人いないでしょー?」

火野「え、えっと……」

江ノ島「ダメだよ、予備学科の人がこんなとこいちゃ」

火野「え!?そうなの?それは知らなかった……」

江ノ島「まあいいんじゃん?そんなルール守らなくてもさ」

火野「えっと、君は……」

江ノ島「あ、私?江ノ島盾子ちゃんでーす、超高校級のギャル?ってやつ」

ここまでです

火野「超高校級のギャル……なるほど、確かに」

江ノ島「今やらしー目したでしょ?」

火野「し、してないよ!」

江ノ島「まあいいけどねー」

火野「いや、本当にしてないからね」

江ノ島「さっきさ、何話してたの?」

火野「え?あぁ、いじめられてると勘違いしちゃって、話してみたら皆友達同士みたいだったけど」

江ノ島「正義のヒーローってやつー?」

火野「そんなんじゃないって、ただ目の前で助けられるなら助けたいってだけで」

江ノ島「ふーん……ねえ、お兄さんさ」

火野「火野映司、よろしくね」

江ノ島「じゃあ火野でいい?ホントに予備学科の人?」

火野「え、そう……だよ」

江ノ島「才能がないけど、高額な学費を払ってここに来てる?」

火野「まあ、そうだね」

江ノ島「なーんかさ、……才能がない人には見えないんだよね」

火野「どういうこと?」

江ノ島「勘、かな」

火野「じゃあはずれだよ、俺には特に誇れるような才能なんてないって」

江ノ島「まあ、それならいいけど」

火野「さて、じゃあ俺はそろそろ戻るよ、またね」

江ノ島「あいよー」

江ノ島「……ただの予備学科生の目じゃないよねぇ……、多分、火野君は選ばれない、じゃあ残る一人か……」

江ノ島「でも、あんな自分の力を信じてるような目を絶望させたら、少し退屈しないかも、うぷぷ……」

左「さて、どっから調べるかね、まずカムクライズルってのがなんだかわかんねぇな……」

石丸「左君!今なんといった!」

左「うお、石丸か、なんだよ」

石丸「今カムクライズルと言っただろう!」

左「知ってんのか!?」

石丸「カムクライズル、神座出流はこの学園の創設者だろう!」

左「創設者?」

石丸「まったく、この学園の歴史の最初に出てくる重要人物だぞ!」

左「創設者を作るってことか……?ってこれわかっても意味ねぇな……」

霧切「どうやら、悩んでるようね」

左「ん?霧切か、なんか用か?」

霧切「あなたいったいどういうつもりなの?どうしてこんなことを」

左「探偵として依頼を受けた、それでいいだろ?」

霧切「そのために学園に潜入して、危険なことに首を突っ込むなんて、無謀よ」

左「なんとなくな、この依頼をこなさないと誰かが泣いちまう気がすんだよ」

霧切「泣く?」

左「俺はこの学園に関わって数日しか経ってねぇけどよ、この学園の生徒を誰一人泣かせたくないんだよ」

霧切「そ、それが理由なの?報酬や、地位、好奇心でもなく?」

左「それだけありゃ充分だろ、霧切、お前は探偵として何のために依頼を受けるんだ?」

霧切「私は、霧切の家は代々探偵で……、その名に恥じないように……」

左「それは理由にはならねぇよ」

霧切「え?あ、ちょっと待ちなさい!」

左「なんだよ」

霧切「カムクライズルプロジェクトってさっき言ってたわよね?教えて、私の情報と交換しましょう」

左「悪いな、正直まだ何もわかってねぇんだ」

霧切「ちょっと!!」

教室

門矢「なんだか廊下が騒がしいな」

苗木「なんか霧切さんと左君が言い争ってるみたいだよ」

門矢「元気だな、あいつらは」

大神「門矢よ」

門矢「なんだ?」

大神「昨日、お主が何やら調べてるようだったが、なにかあったのか?」

門矢「見られてたか、なんでもない、気にするな」

苗木「調べてたって……」

門矢「俺より、左のほうがこそこそ何か調べてるぞ」

朝日奈「あーそれは私でもわかるかも」

江ノ島「なになにー何の話ー?」

門矢「左が何かこそこそ調べてるって話だ、気にするな」

江ノ島「えー、なにそれー」

大神「ならば我も気にしないこととしよう」

門矢「ああ、そうしてやってくれ」

苗木(あれ?門矢君の話じゃなかったっけ?)

放課後

左「予備学科の一人が選ばれて、超高校級の希望になる、ってことだろ?だから……」

左「学園長も知らねぇってことはその裏にあるやつを探しだすか」

左「あーでも、超高校級の絶望ってのを探した方が早いのか?」

???「……」シュッ

左「!?」

???「……」

左「誰だ、あんた」

???「……」

左「随分物騒なナイフ持ってるじゃねぇか、やめとけ」

???「……」ザッ

左「なっ、速い!?」

???「……」

左「超高校級の殺し屋みたいなもんか?……まずいなこりゃ」

???「……」

左「ったく、人間相手に使いたくねぇんだけど、下手なドーパントよりやばそうだしな、おいフィリップ」

「・・・・・・・・・・・」

???「?」

左「フィリップ!……あいつまたなんか没頭してやがんな……しょうがねぇ」ジョーカー!

???「……」ズッ ザッ!

左「変身」ジョーカー! 

???「なっ」ピタッ

ジョーカー「おいたはそこまでだ」

???「……」ジリッ ヒュッ

ジョーカー「おりゃあ!」バシッ!

???「くっ……」カラン

ジョーカー「さてと……ん?お前……確か戦刃?」

戦刃「……」ダッ

ジョーカー「あ、おい!なんつー速さだ……」

左「とりあえず、戦刃とっ捕まえて話聞くのが早そうだな」

江ノ島「……ホント何やってんのさ、まったく」

江ノ島「でもこんな絶望的状況も最高かも?」

門矢「……」

江ノ島「あれぇー?門矢じゃん、こんなとこで何してんのさ?」

門矢「それはこっちのセリフだ」

江ノ島「もしかして、だけど、今の聞いてた?」

門矢「いや、聞いてはないぞ、たが、お前が超高校級の絶望だということはわかっている」

江ノ島「……あんたいったい何、それに左も」

門矢「あいつのことは俺とは無関係だ」

江ノ島「ふーん、それで?私のこと知ってて近づいてきたってことは、始末する気?」

門矢「始末?なぜ?」

江ノ島「いいっていいってとぼけなくてさ、簡単にはやられないつもりだしぃ」

門矢「勘違いするな、俺はお前にどうこうするつもりはない」

江ノ島「……何なのあんた」

門矢「世界の破壊者、多くの世界でこう言われたよ」

江ノ島「……ちょっと話でもしちゃう?興味あるかも」

来週には終わらせたいところ

予備学科

日向「なあ、おい、火野!」

火野「あ、あぁ、えーっと、日向君だっけ」

日向「ちょっといいか?」

火野「いいけど?」

日向「ここなら誰もいないな」

火野「それで?何の用?」

日向「お前、この前の話どうするんだ?」

火野「この前のって、超高校級の希望になれるとか、なんとかって?」

日向「ああ、一緒に話持ちかけられたよな」

火野「あー、うん、俺は別にいいかな」

日向「な、なんでだよ、すごい才能が手に入るかもしれないんだぞ?」

火野「まあそうだけどさ、特に興味ないっていうか」

日向「興味がない?」

火野「ちょっとのお金と、明日穿くパンツがあれば十分だからさ」

日向「パンツ……?」

火野「そ、パンツ」

日向「パンツ……じゃなくて!ずっとここにいるつもりなのか……?」

火野「どういう意味?」

日向「気付いてるだろ?この予備学科にいても才能なんて手に入らない、授業だって、あんな……」

火野「あー、確かにそうだね……」

日向「俺は才能が欲しい、……あの話受けようと思う」

火野「……日向君はさ、なんで才能が欲しいの?」

日向「なんでって、誰だって欲しいだろ!何の才能もないままなんて……」

火野「才能ってさ、そういうものなのかな」

日向「どんな形でも欲しい、少なくても俺はな」スタスタ

火野「鴻上さんが言ってたのってこういうことなのかな……」

火野「……日向君のことやっぱり止めるべきだよね……」

門矢「悪いがそれはさせない」

火野「え?」

門矢「よう」

火野「させないって……もしかしてこのことも知ってるんですか?」

門矢「まあだいたいな」

火野「だったら、止めないと!きっと何か危険な感じがするし……」

門矢「だからさせないと言ってるだろう」

火野「どうしてですか!?」

門矢「とある奴が超高校級の希望とやらが出来るのを望んでいてな」

火野「それって……超高校級の絶望ってやつですか?」

門矢「さあな」

火野「それなら余計に止めないと!」

門矢「お前も察しが悪いな、俺は頼まれたんだよ」

門矢「おそらく選ばれるのは日向創、そして火野映司は日向を止めるからそれを阻止しろってな」

火野「どうしてあなたがそんな奴の言うことを!」

門矢「それは言えない、だがお前を止めないといけないってことはわかっただろう?」ブィン

火野「本気ですか……」カチャ

門矢「ライダーと戦うのは俺はどうも避けては通れないらしい、変身」カメンライド ディディディケイド

火野「俺も黙ってやられはしません、……変身!」タカトラバッタ! タ・ト・バ!タトバタ・ト・バ!

ディケイド「いくぞ、オーズ」

オーズ「……はい」

なんかここまで書きたかったので

>>405だけ修正します

門矢「それは言えない、だがお前を止めないといけないってことはわかっただろう?」ブィン

火野「本気ですか……」カチャ

門矢「ライダーと戦うのは俺はどうも避けては通れないらしい、変身」カメンライド ディケイド

火野「俺も黙ってやられはしません、……変身!」タカトラバッタ! タ・ト・バ!タトバタ・ト・バ!

ディケイド「いくぞ、オーズ」

オーズ「……はい」

ようやく復活したようで……

オーズ「あなたも仮面ライダーなのに、どうして!」キンッ

ディケイド「ライダーだからといって、全員がお前と同じじゃないってことだ」キンッ

オーズ「俺は日向君を助けます!」タカ!ウナギ!バッタ! シュッ

ディケイド「おっと、そういう攻撃も出来るんだったか」カメンライド ヒビキ ボゥ ブンッ

オーズ「くっ、それなら」シャチ!ウナギ!タコ! シャシャシャウタシャシャシャウタ

ディケイド「日向とかいうやつを助けると言ったな?今のお前にはそれは出来ない」カメンライド カブト

オーズ「それはどういう意味で……」

ディケイド「ここで俺に倒されるからだ」アタックライド クロックアップ

オーズ「……え、うわっ!!」ズシュッ

ディケイド「これで終わりにする」ファイナルアタックライド 

オーズ「くっ!!」

ディケイド「じゃあな」ディディディケイド!

オーズ「うわあああああああああああ!!」ドーン

ディケイド「……だいぶ吹っ飛んだな、おい、もういいぞ」

江ノ島「あ、いたのバレてた?さすがー」

ディケイド「これでいいんだろ?」

江ノ島「うん、完璧、どっかの残念なお姉ちゃんとは違うねー」

門矢「じゃあな」

江ノ島「ちょっと、待ってよ」

門矢「なんだ?頼まれたことはこれで終わりだろ」

江ノ島「感想とかないの?友達っていうか、同じ、なんだっけ、仮面ライダー同士で戦った感想は?」

門矢「ふん、そんな珍しいことじゃないからな」

江ノ島「なんだ、つまらないの」

門矢「俺を絶望させようと思ってるなら無駄な努力だ」

江ノ島「みたいだねー……それとも、もう絶望してたりして」

門矢「……そうかもな」

江ノ島「あ、あとさ、もう一つお願いしていいかな?」

門矢「まだあるのか?」

江ノ島「もう一人多分私のとこに来る仮面ライダーがいると思うからさ」

左「ったく、ようやく見つけたぜ、戦刃」

霧切「見つけたのは私だけどね」

左「今回は助かったぜ、霧切」

戦刃「私は何も話さない」

霧切「彼女は超高校級の軍人よ、おそらく何も聞き出せないわ……」

左「そいつは厄介だな、フィリップ、なんかわかったか?」

フィリップ「ああ、もちろんだよ」

霧切「だ、誰?」

左「こいつはフィリップ、俺の相棒だ」

霧切「相棒……」

フィリップ「戦刃むくろ、超高校級の絶望、そして最後のキーワードは……」

左「……家族、でどうだ」

フィリップ「家族、……ビンゴだ、翔太郎」

霧切「いったい何を……」

フィリップ「戦刃むくろ、そして妹の江ノ島盾子」

戦刃「!」

霧切「え!?」

フィリップ「二人こそが超高校級の絶望、ただ計画など実質の黒幕は妹の盾子のほうだ」

霧切「どうしてそこまで……」

戦刃「違う!私は盾子ちゃんとは関係ない!」

左「……関係あるな、こりゃ」

霧切「こんなあっさり……、い、いいわ、行きましょう」

左「よし、急ぐか」

フィリップ「あてはあるのかい?」

左「あても何も、こっちから呼び出せばいいんだよ」カチャ

フィリップ「なんだ、番号を知ってるなら話は早い」

霧切「……探偵らしくはないと思うわ」

体育館裏

江ノ島「ちょっとー、こんなベタな場所に呼び出す?フツー?」

左「呼び出しってのは体育館裏って相場が決まってんだよ」

江ノ島「それで?話って何?まあ見ればわかるけど」

左「戦刃むくろは捕まえた、説明してもらおうか、超高校級の絶望さんよ」

江ノ島「説明も何もないっしょ、なんだか全部知ってるみたいだし」

フィリップ「やはり超高校級の希望とやらが目的かい?」

江ノ島「お、そっちの人は頭キレるみたいじゃんー」

霧切「いったい何の……」

江ノ島「霧切はハブられてんの?超高校級の探偵のくせにねー」

霧切「な、どうしてそれを……」

江ノ島「うぷぷ、なんでだろうねー」

左「それで、どうなんだ、目的ってのは」

江ノ島「外れてはないよ、でも合格じゃない」

フィリップ「合格じゃない……、絶望……、希望ヶ峰学園……」

江ノ島「もういいかな?一応さ、お姉ちゃんだから返してもらいたいんだけど」

左「まだ話は終わってねぇぞ、何を企んでるのかをだな」

江ノ島「はぁ……ちょっとーあんたの友達なんとかしてよ」

門矢「友達じゃないって言っただろ」

左「あ?てめぇ、なんでそっちに!」

江ノ島「私のボディガード?」

戦刃「え……」

霧切「どういうこと、彼は……」

フィリップ「なるほど、それが破壊者としての選択というわけかい?」

江ノ島「まあさ、邪魔しないって約束してくれれば別にお姉ちゃんはどうでもいいんだけどねー」

戦刃「え……」

門矢「というわけだ、邪魔はするな」

左「邪魔したら、どうする気だ?」

門矢「わかっているだろう」ブィン

フィリップ「翔太郎、彼は本気のようだ」

江ノ島「ほらほら、さっさと仮面ライダーってのになったら?」

左「……お前は、お前の意思でやってることなのか?」

門矢「ああ、もちろんだ、誰に命令されたわけじゃない、これがこの世界で俺がやることだ」

左「……なるほど、戻るぞ、フィリップ」

フィリップ「いいのかい?」

左「ああ」

フィリップ「なら、好きにするといい、任せるよ」

左「わりぃな」

霧切「そんな、目の前に超高校級の絶望がいるのよ!?放っておくなんて!」

左「いいんだよ、戦刃、お前ももういいぞ」

戦刃「え……」

左「ほら、行けって」

江ノ島「あり?返してくれるの?」

フィリップ「相変わらずだね、翔太郎」

左「うるせぇよ」スタスタ

霧切「ちょっ、ちょっと!!」ダッ

江ノ島「なんかあっけなかったね」

門矢「物わかりがよくて助かったな」

江ノ島「別にやってくれてもよかったんだけどねぇ」

門矢「今度こそ俺は行くぞ」

江ノ島「はいはい、なんかあったらまたよろしくね、破壊者さん」

門矢「ふん……」

廊下

九頭竜「すまねぇ!!」

小泉「もういいって」

西園寺「ダメだよ、こいつの妹は小泉おねえに嫌がらせしてたんだから!」

九頭竜「信じたくねぇけどよ……あいつがまさか……」

罪木「小泉さんが言ってくれなかったら私たちも気付かなかったですぅ……」

小泉「なんか通りかかった人に言われたからね……」

九頭竜「あいつには……ちゃんと俺から言うからよ、勘弁してやってくれねぇか……」

西園寺「はぁ!?」

小泉「もういいって、九頭竜、妹さんのこともう少しちゃんと見てあげてね」

九頭竜「……ああ」

澪田「よしっ!一件落着したところで歌いに行くっす!!」

西園寺「いつもじゃん……」

罪木「わ、私は保健委員の仕事があるんでぇ……」

門矢「……」

数時間後

火野「……あれ、ここは……?」

罪木「あ、気付きましたぁ……」

火野「君は、昼間の……」

大神「ぬぅ、目が覚めたか」

弐大「おお、気付いたか!!」

火野「う、うわぁ!?」

大神「どうした、まだ痛むのか」

火野「い、いえ、ちょっと驚いて……」

罪木「お二人がここに運んでくださったんですぅ、わ、私も戻ったら寝かされてたんで、てっきりお二人にやられたのかとぉ……」

弐大「なんじゃと!!?」

罪木「ひ、ひぃぃ、ごめんなさい、ごめんなさい、脱ぎますからぁ……」

火野「い、いや、それはダメだって!」

大神「我が、こやつから勧誘を受けているところに、爆発に気付いてな」

弐大「必ず世界を狙える肉体だからのう、超高校級のマネージャーとしては放っておけんのじゃ!!」

大神「まあそれはよい……するとお主が倒れていたというわけだ」

火野「なるほど……すみません、助かりました」

弐大「それとこんなものも近くにあったぞ」

罪木「て、手紙でしょうかぁ……」

火野「これは……あのとき……」

ディケイド『ここで俺に倒されるからだ』アタックライド クロックアップ

オーズ『なっ……』

ディケイド『……』スッ 

火野「まさかあの状況でこんなもの渡すなんて……」

大神「お主をやったやつが渡したのか?」

火野「あー、ええ、まあ」

罪木「『まだだ』……って、こ、これだけですかぁ?」

弐大「さっぱりじゃのう」

火野「だいたいわかった、ってところかな……」

弐大「ふむ、お前さん、良い目をしてるのう、ワシにマネジメントさせてもらえんか?世界をとれるぞ!」

火野「世界か……それもいいけど、もっと欲しいものがあるんで、遠慮しときます」

弐大「世界よりも欲しいものか!お前さん、随分と欲張りだのう!」

火野「はは、欲望は人の何倍もあるみたいなんで」

大神「さて、もう大丈夫なようなら、我は行くとしよう」

火野「ああ、はい、本当ありがとうございました」

罪木「で、でもちゃんと検査とかぁ……」

火野「大丈夫だって、本当に」

罪木「あ、あの、昼間はありがとうございましたぁ……」

火野「え?」

罪木「そ、その、あの後ちょっと色々ありましてぇ……、そのきっかけが昼間のことで……」

火野「あ、そうなのか、なんかごめん、迷惑だった?」

罪木「い、いえ!!そうじゃなくて……その、おかげで友達同士が大事になる前に和解できたと言いますかぁ……」

火野「そっか、なら役に立てたのかな」

罪木「はいぃ……私じゃ何もできないのに……そのお礼に私脱ぎますぅ!!」

火野「いい!!脱がなくていい!!」

罪木「で、でもぉ、私何もできなくてぇ……友達のことも気付かなくてぇ……」

火野「……だからって役に立たないなんてことないよ、君が友達のことを心配する、それだけでも君は必要なはずだって」

罪木「私でも役に……」

火野「君に出来ること、もっとあるはずだからさ、才能だっけ、君にもあるんだよね?」

罪木「は、はいぃ……」

火野「だったらさ、その才能だけじゃない、他にももっと見つければいいよ」

罪木「も、もっとですかぁ……」

火野「手に入れられるならいくらでもね」

罪木「いくらでも……」

翌日 教室

霧切「左君、ちょっといいかしら」

左「なんだよ、霧切おっかねぇ顔しやがって」

霧切「いいから来て!」

左「はいはい」

苗木「き、霧切さんってあんなに怒ったりするんだね……」

セレス「あれはきっと情愛のもつれですわね」

山田「じょ、情愛ですと!!?」

葉隠「これは確認する必要があるべ!」

十神「ふん、くだらん……」

桑田「とか言いつつ覗きに行くのか?」

十神「馬鹿が馬鹿な発言をするな」

左「おい、このへんでいいだろ、もう誰もいねぇって」

霧切「……そうね、昨日のあれはいったい」

左「待った、……そこ、誰かいるな」

十神?「ちっ……」

左「あれ、十神か、なんでこんなところに」

十神?「勘違いするな、近道しようとしたらお前たちが勝手に俺の道に現れただけだ」

左「でも、お前さっき教室に……」

霧切「待って、よく見てというより、ちゃんと見ればわかるでしょ、あなた十神君じゃないわね」

左「……太ったか、お前?」

十神?「何を馬鹿な」

十神「おい、誰だそいつは」

左「お!?2人?」

十神「黙れ」

十神?「まさか本物……」

十神「噂には聞いていた、十神の名を、まして俺の名前を騙った偽物が学園にいるとな」

霧切「なるほど、この人が超高校級の詐欺師……」

左「詐欺師?そんなのもいんのかよ」

十神「貴様いったいどういうつもりだ」

十神?「……」

フィリップ「おや、十神君じゃないか」

十神?「購買の……」

左「フィリップ、なんでここに、ってかこいつのこと知ってんのか?」

フィリップ「霧切さんに僕も呼ばれてね、場所を教えてくれないから探してしまったよ」

左「ああ、なるほど」

フィリップ「それと、彼は十神白夜、購買部の常連でね」

十神「待て、十神白夜は俺だ、そいつは俺の偽物だ」

フィリップ「偽物?」

霧切「ええ、彼は超高校級の詐欺師よ、おそらく顔や名前を騙っている」

フィリップ「なるほど、でも残念ながら僕にとっての十神白夜は彼でね」

十神?「!」

十神「何を言っている、そいつは俺じゃない!」

フィリップ「当たり前じゃないか、彼は彼で、君は君さ、ただ呼称が同一と言うだけでね」

十神「なっ……」

フィリップ「僕からすれば、購買の常連の十神白夜、仮に十神Aとすると君は十神Bだ、僕がよく知っているのは十神Aだよ」

十神「そいつは俺の真似をしているだけだ、騙されているんだよ、お前は」

フィリップ「真似?こんなに姿が違うのにかい?」

左「あー、確かによく見りゃ違うな」

霧切「だいぶよ」

フィリップ「それにいくら似せても中身は変えられないものだよ、話せばわかる十神Aが君とは違うということをね」

十神「なんだと……」

フィリップ「僕の知っている十神白夜は昼までに4回はパンを買いに訪れ、その割には昼食を忘れ何も買えなかった生徒にパンを分けるような人物だよ」

左「おぉ、いいやつじゃねぇか」

十神「そのような弱者は俺なら見捨てるな」

フィリップ「なら、君は十神白夜じゃないのさ、僕の中ではね」

十神「ちっ……」

十神?「……もういい、確かに俺は十神白夜の名を騙った、すまない」

十神「何が目的だ、金か、名誉か」

十神?「……信じてもらえないかもしれないけど、俺は存在したかっただけなんだ、戸籍もない、自分をただ……」

十神「くだらん、そんな理由で……」

左「くだらねぇってはちょっと違うだろ」

十神「なに?」

左「ただ、まあそれだけで自分が存在しないと思うのも違うと思うぜ」

フィリップ「その通りだ、君は確かにここに存在している、僕は君を認識し、認容している」

左「ああ、それだけで十分だ」

十神?「君たちは……」

左「お前も認めないってなったらよ、俺はフィリップの存在を認めないことになっちまうからな」

フィリップ「僕も僕と言う存在を認めないことになる、僕は確かに存在している、ここに」

十神?「ありがとう……十神白夜」

十神「なんだ」

十神?「次に会うときは僕はきっとこの姿ではなく、まったく違う人物になっていると思う、だから安心してくれ」

十神「……ちっ、さっさと行け」

十神?「ああ」

十神「一つ聞くぞ、なぜ俺になろうとした」

十神?「十神家というものを調べ、君を調べた、そして十神白夜の存在の強さ、それに憧れた」

十神「……なるほど、もういい」

十神?「もちろん強者としての義務の重さもあるが、羨ましいよ、君が」

十神「……うるさい、もう行け」

十神?「ああ」

フィリップ「十神白夜」

十神?「なんだい?」

フィリップ「また購買へ来るといい、どんな姿でも僕は君を認識するよ」

十神?「そうさせてもらうよ、ありがとう」

フィリップ「お節介だったかな、翔太郎のがうつったようだね」

十神「お前たちはいったいなんなんだ、明らかに普通とは違う」

左「俺たちは探偵だからな」

霧切「ややこしくなるから、少し黙ってて、昨日のあれは何なのいったい」

左「黙れっていったり、尋ねたりするなよな、なんだよ昨日のって」

フィリップ「君が江ノ島盾子を逃して、戦刃むくろも簡単に渡してしまったことだろう」

左「ああ、あれか」

十神「おい、何の話だ」

霧切「そうよ、どういうつもり、取引だって出来たはずなのにあんなにあっさり」

左「別にいいだろ、人質なんてハードボイルドじゃねぇからな」

霧切「わかってるの!?うまくいけば超高校級の絶望を!」

左「俺の仕事は超高校級の絶望を殺すことじゃないぜ?」

霧切「わ、わかってるわよ、そんなことは……」

左「焦んなって、この学園の生徒は誰一人泣かせやしねぇ」

フィリップ「門矢士、彼も仮面ライダーだ、何か考えがあるのだと思うよ」

霧切「仮面ライダーっていったい何なの……?」

左「まあ今は俺たちに出来ることでもやりますか」

教室

門矢「なんだか人が少ないな」

苗木「あーどっか行っちゃったり、休みだったり……」

門矢「学級閉鎖じゃないか、これは」

江ノ島「いやーホントだよね」

門矢「お前も今になって現れたな」

苗木「江ノ島さん、おはよう」

江ノ島「おはよー、いやーいい天気だから寄り道しちゃってね」

苗木「寄り道?」

門矢「意外だな、超高校級の絶望も天気のいい日は好きなのか」

苗木「え?」

江ノ島「……門矢、ちょっといいかな」

門矢「なんだ、またか」

苗木「また人が……超高校級の絶望……?」

門矢「人を呼び出すのが好きだな、まったく」

江ノ島「ちょっと、何あんな堂々とバラしてるわけ?天然?まさかの天然?」

門矢「なんだ、隠していたのか、お前が超高校級の絶望だってことを」

江ノ島「当たり前じゃん」

門矢「お前は絶望させたいんだろ?」

江ノ島「そうだけど……」

門矢「なら、隠す必要はないだろう、堂々と自分は絶望という才能があると言えばいい」

江ノ島「はぁ?そんなこと言ったら私はすぐに捕まっちゃうよ」

門矢「だから、それがおかしいんだ、ここは才能がある者のための学園なんだろう、なぜ絶望だけ排除しようとするんだ」

江ノ島「ちょっと、そこから説明させるわけ?絶望的に面倒なんですけど」

門矢「たとえ絶望だろうが、才能は才能、隠れる必要も、まして逃げる必要なんてないはずだ」

江ノ島「じゃあ何?クラスの皆に堂々と私は超高校級の絶望だって言えってこと?」

門矢「当たり前だろう」

江ノ島「あのさぁ……」

門矢「お前自身が絶望であることを罪だと思っているんじゃないか?」

江ノ島「……どういう意味さ」

門矢「絶望が悪という決めつけをしている気がしてだけだ、気にするな」

江ノ島「絶望が悪じゃないって言いたいの?」

門矢「当たり前だ、誰がそんなことを決めた」

江ノ島「じゃああんたは破壊が悪じゃないって思ってるの?」

門矢「破壊することが必要なこともある、それは絶望も同じことだろう、行くぞ、授業だ」スタスタ

江ノ島「……」

書き溜め分はここまでで

苗木「あーもうなんで僕が皆を呼びに行く羽目に……」

苗木「どこ行ったんだろ……あ、いた、門矢君、江ノ島さん」

門矢「苗木か、どうした」

苗木「どうしたって、教室に人がどんどんいなくなるから呼んで来いって言われて……」

門矢「それは大変だったな」

江ノ島「……私先行くわ」

苗木「どうしたの?江ノ島さん?

門矢「さあな」

苗木「じゃあ早く戻ろうよ」ドンッ

狛枝「おっと、ごめんね」

門矢「何やってるんだ」

苗木「こ、こちらこそ、ごめん……あれ君は……」

狛枝「君、もしかして苗木くんかい?」

苗木「そうだけど、えっと……」

狛枝「僕は狛枝凪斗、君と同じ超高校級の幸運だよ」

苗木「あ、じゃあ先輩になるのかな……」

狛枝「まさか会えるとはね、喜ばしいよ」

門矢「一人だけ選ばれるっていうあれか?」

狛枝「そうだよ、えっと君は……」

門矢「門矢士だ」

狛枝「よろしく、君はどんな才能なんだい?」

門矢「さあな、自分でもよくわからん」

苗木「またそんなことを……」

狛枝「わからない?才能がかい?」

門矢「才能なんてものは人から決められるもんじゃない、自分で決めるもんだからな」

狛枝「なるほど一理あるね……、でもきっとすごい才能があるんだろうな、僕のような幸運とは違って」

苗木「間接的に僕にも突き刺さるな、その言葉……」

門矢「随分と才能ってやつにこだわるんだな」

狛枝「当たり前だよ、ここにいる人たちは希望の象徴だからね」

門矢「希望か……」

狛枝「希望ヶ峰という名前にふさわしいと思わないかい?僕は希望を見つけたいんだよ、ここでね」

苗木「それは違う……んじゃないかな」

狛枝「どういうことだい?」

苗木「僕らは確かに大した才能はないかもしれないけど、僕らでも希望にはなれるんじゃないかな?」

狛枝「僕でも……?」

苗木「うん、僕もまだわからないけどさ、希望って誰にでもあると思うんだ、才能とかそういうのに関係なく」

狛枝「それはこの学園の目的に反してないかい?」

苗木「え、あ……そっか」

門矢「苗木、お前は間違ってないと思うぞ」

苗木「え?」

門矢「才能があるから希望があるなんて誰が決めたんだ」

狛枝「それは……」

門矢「俺はあまり好きじゃないが、努力して鍛えるってのは認めるべきじゃないのか」

狛枝「努力……でも、努力しても才能には……」

門矢「その時点でお前は自分を信じてないんだ、そんなやつが希望にたどり着くわけない」

苗木「門矢君それは言いすぎじゃ……」

門矢「俺の知ってるやつは、もがいてもがいて自分の希望を見つけ出してたぞ」スタスタ

苗木「ちょっと、門矢君!……ごめんね、なんか」

狛枝「いや、彼の言う通りかもしれない、僕は自分の中の希望から目をそむけていたのかもしれないよ」

苗木「僕も運が良くて入れただけどさ、きっとあると思うんだ、希望が」

狛枝「……君はもしかしたら幸運以外の才能があるのかもね」

苗木「え?」

狛枝「いや、なんでもないよ、また会おう、苗木君」

苗木「あ、うん……って門矢君待ってよ!」ダッ

ちょっと短いですがここまでで

フィリップ「翔太郎、フロッグとバットが帰ってきたよ」

左「おう」

フィリップ「それで君なりの結論は出たのかい?」

左「今こうやって考えてるんだろう」

フィリップ「……翔太郎、難しく考えることはない」

左「わーってるよ」

霧切「左君、いいかしら」

左「なんだよ、お前には教えねぇぞ」

霧切「そうじゃなくて、あなたたちはこの学園をどう思う?」

左「この学園?うーん……」

フィリップ「僕はあまり好きじゃないねぇ」

左「なんでだよ」

フィリップ「ここにいる生徒は皆、素晴らしい才能がある、でもそれは誰かに決められるものなのかな」

霧切「どういうこと?」

フィリップ「たとえば僕のよく知る十神白夜」

霧切「彼が一体……」

フィリップ「彼は超高校級の詐欺師なんだろう?でも彼の才能は本当にそれだけかい?」

フィリップ「彼は十神白夜になりきっていたとはいえ、弱者を守る正義感、行動力は彼自身のものだ」

左「確かに真似なんて限度がある、やろうと思っても出来ないことはあるな」

フィリップ「それとそこにいる戦刃むくろ」

戦刃「!」

霧切「あなた……」

フィリップ「君は軍人、そして絶望なんて言われているけど、それでいいのかい?」

戦刃「それが事実……」

左「でもよ、お前もう軍人じゃないんだろ?」

戦刃「そうだけど……」

左「お前はただ妹のために動いてるだけだろ、絶望としてよ」

戦刃「……私がいないと盾子ちゃんは一人になっちゃうから」

左「霧切、これが学園がやったことかもしれねぇ」

霧切「え?」

左「こいつから俺は絶望としての才能なんて感じねぇよ」

霧切「……そうね」

フィリップ「この子は今は妹を心配し、苗木誠に恋するただの女子高生だね」

戦刃「なっ、なにを!?」

左「へーそうなのか」

戦刃「ちっ、違う!私は……」

左「いいじゃねーか、その顔」

戦刃「え?」

左「もっと笑ったりしろよ、女子高生なんだからよ」

戦刃「あ、う……」

左「戦刃、お前、どうしてほしい?」

戦刃「え?」

左「俺たちは多分明日動く、お前、どうしてほしい?」

戦刃「……、……あげて」

左「ん?」

戦刃「盾子ちゃんを……助けてあげて……」

左「……その依頼受けたぜ」

フィリップ「決まりだね」

霧切「私も最後まで付き合うから」

左「ああ、いくぜフィリップ」

フィリップ「うん、翔太郎」

予備学科

日向「火野」

火野「あー日向君」

日向「お前今までどこ、ってか怪我か?」

火野「これはちょっとね、どうしたの?」

日向「……俺、明日実験を受ける」

火野「……そっか」

日向「悪い、俺はやっぱり才能が欲しい」

火野「欲しいなら仕方ないよね、それは止められないよ」

日向「……止めないのか?」

火野「ここで止めても日向君、君は……」

日向「ああ、そうだろうな、超高校級の希望になる実験なんて知ってる人間を放っておかないよな」

火野「まあ。それは俺は同じだけど」

日向「……すまん、俺は才能が欲しくてここに……」

火野「うん、いいって、でもさ、日向君」

日向「ん?」

火野「人ってね、結構変われるんだよ?」

日向「え?」

火野「今日いろんな人にあったよ、例えばあれ見てみて」

日向「あれは本科の……」

火野「すごい楽しそうだけど、今まで嫌がらせを受けて悩んでたり、本当の友達が欲しかったり、自分の境遇に悩んだり」

火野「いろいろと問題があった人たちらしいんだ」

火野「でも彼らは変わろうしてる、些細なきっかけだけどね、僕らも同じじゃないかな」

日向「同じ?」

火野「才能がまったくないなんてことはない、きっとあるけど気付いてなかったり、まだ眠ってるだけだったり」

火野「それってさ、自分で変われば手に入るんじゃないかな?」

日向「……もっと早くその言葉を聞いてればな」

火野「……日向君」

日向「楽しそうだな、あいつら」

火野「……」

日向「俺もあいつらと一緒に学園生活送りたいな……」

火野「それが君が本当に欲しいものだね」

日向「……ああ」

火野「手を伸ばせばきっと届くよ」

日向「……届くのか?」

火野「後悔したくないなら、手を伸ばせいいんだよ」

日向「火野、俺は……」

火野「うん、大丈夫、なんとかするよ、俺はそのために来たんだから」



門矢「さて、明日か……」

次でラストまで行きます

翌日

評議議員「いよいよ、この日が来たな」

研究員「はい」

評議議員「怖がらなくていいよ、日向創君、君は今日から完璧な存在になるんだ」

日向「……」

評議議員「超高校級の希望という素晴らしい才能を手に入れる、君は才能を望んでいた、そうだね?」

日向「……ああ」

研究員「では、始めましょう」

霧切仁「待ってくれ」

評議議員「なぜ君がここに」

霧切仁「カムクライズルプロジェクト、すべて聞かせてもらった、こんなこと中止だ!」

評議議員「黙って見ていろ、これはこの学園のため、いや、人類のためだ」

霧切仁「知っているだろう、超高校級の絶望がいることを!目を付けられるに決まっている!」

評議議員「それは君のほうでなんとかしろ、何かあればこちらでも手は打つ」

霧切仁「しかし……」

評議議員「さあ、始めろ」

門矢「その実験、中止だ」

評議議員「誰だ?」

霧切仁「君たちは……」

左「間に合ったな」

フィリップ「江ノ島盾子を連れてくるのに時間をとられたね」

火野「日向君、来たよ」

霧切「これは……」

評議議員「なんだお前たちは……」

門矢「話題にあがっていた超高校級の絶望を連れてきたぞ」

江ノ島「……」

霧切仁「君が超高校級の絶望……?」

評議議員「なるほど……ではさっさと処分しろ」

左「そいつはできねぇな」

評議議員「なに?そいつは危険だ!わかっているのか?」

フィリップ「危険?誰がそんなことを決めたのかな?」

火野「少なくとも今のところはそんなことはないですね」

門矢「超高校級の絶望?違うな、こいつは江ノ島盾子、ただそれだけだ」

霧切仁「しかし……」

門矢「確かに才能はあるのかもしれない、だが、そんなレッテルを貼ったことが元凶じゃないのか?」

門矢「俺は江ノ島盾子として、接した、そしてわかったことがある、ただの女子高生だ」

江ノ島「なにそれ……意味わかんないんだけど」

評議議員「そうだ、そいつは危険な才能を……」

火野「俺の知り合いにきっとどんな危険があっても友達になろうとする人がいるんですよね」

左「奇遇だな、俺もそいつを知ってるぜ」

門矢「最初は小さな悪意が、何かによって大きな、深い悪意になる、その元凶はこの学園だ」

フィリップ「才能を求めすぎた、そして希望というものを神格化した結果といえるね」

江ノ島「どうしてそこまで私を信じるわけ?私は……」

門矢「お前は江ノ島盾子だ、どんなに絶望の才能があろうと、使うか使わないか、それは自分次第だ」

左「だな、悪いな、お前の姉ちゃんから助けるよう言われててね」

江ノ島「……ホント余計なお姉ちゃん……」

火野「それとカムクライズルプロジェクト、阻止させてもらいます」

評議議員「わかっているのか!?これは完璧な希望を作るものだ!学園だけじゃない、人類のためなんだぞ!!」

フィリップ「Nobody's Perfect」

左「完璧な人間なんて一人もいねぇ、互いに支え合って生きていく、それが人生というゲームだぜ?」

日向「支え合って……」

火野「完璧じゃないから、だから皆、手をつなぎあって生きていくんだ」

日向「火野……」

門矢「完璧な人間を作れると思っているなら、それは驕りでしかない、そんなこと出来るわけがない」

評議議員「ふざけるな……、貴様らいったいどうする気だ」

門矢「俺は破壊者だ、この学園を破壊する」

霧切仁「は、破壊だって?」

霧切「私もさっき聞かされた、でも……間違ってないのかもしれない」

左「ああ、この学園はすでに生徒のためのもんじゃねぇ」

評議議員「いったいなんなんだ、お前たちは!!」

門矢「通りすがりの仮面ライダーだ、よく覚えておけ」

霧切仁「仮面ライダー……」

評議議員「これは正義のための実験だ!!それを破壊するだと?絶望という悪を助けておいて、何を!!」

門矢「一つ言っておく、俺たちは正義のために戦っているわけじゃない、人間の自由のために戦う、それが仮面ライダーだ」

左「俺たちは戦うぜ、相手が何であれ」

フィリップ「そう、僕らの力は使い方では悪にもなる力」

火野「ただ助けたいから、どんな力でも出来るならやらないときっと後悔する」

門矢「わかったか、江ノ島盾子」

江ノ島「え……」

門矢「お前だけが悪の力を持っていると思うな、俺たちはお前と一緒だ、一つ間違えれば人間の敵になる」

江ノ島「……」

門矢「絶望だろうが、どう使うかはお前次第だ」

江ノ島「……うん」

評議議員「な……貴様ら……おい、なんでもいい!戦える者を呼べえええええ!!」

門矢「終わらせるぞ」ブィン

左「いくぜ、フィリップ」ジョーカー!

フィリップ「ああ、霧切さん、僕の身体頼むよ?」サイクロン!

火野「日向君、待っててね」カチカチカチ

門矢「変身」カメンライド

左&フィリップ「変身!」サイクロン!ジョーカー!

火野「変身!」タカトラバッタ タ・ト・バ!タトバタ・ト・バ!

ディケイド「やるか」

W「「さあ、お前の罪を数えろ」」

オーズ「相手は人間ですから、皆さんお手柔らかに」

評議議員「やめろおおおおおおおお!!!」

ディケイド「はあああああ!!!」ファイナルアタックライド

W「「ダブルエクストリーム!」」マキシマムドライブ

オーズ「せいやあああああああああああ!!」スキャニングチャージ

霧切「が、学園が……」

日向「何も建物ごと壊さなくても……」

江ノ島「はは……なにこれ絶望とか……もうそういうレベルじゃ……はは……」

ディケイド「こんなところか」

W(左)「こいつらは危険な実験をしたってことで警察にでも突き出せばいいだろ」

オーズ「派手にやりすぎましたかね」

霧切仁「まさか、こんな……」

W(左)「依頼の通り、学園を救ってやったぜ、生徒は全員な」

霧切仁「……そのようだ」

戦刃「盾子ちゃん!!」

江ノ島「お姉ちゃん……」

戦刃「……よかった……」

江ノ島「……全然絶望的じゃないけど……まあ悪くないか」

日向「ん?おい、何してるんだ?」

不二咲「あ、えっと、パソコンを……」

日向「それより避難をしないと……」

不二咲「ご、ごめんなさい、でも単なるパソコンじゃなくて……」

日向「大事なものなのか?」

不二咲「うん、アルターエゴっていって人工知能プログラムで……」

日向「はぁ」

不二咲「見て、これ」

日向「……女の子?」

???「ん……あなたは誰?」

日向「喋った!?……日向、創」

???「日向君だね、はじめまして」

日向「あ、あぁ」

七海「私は七海千秋、よろしくね」

苗木「これいったいどういうことなの……、霧切さん?」

霧切「……今度にして、ちょっと私も疲れたわ」

門矢「さて、他もちゃんとやってるんだろうな」

ダンガンロンパ1の世界

如月「おぉ、先輩たち!お疲れっす!あ、はい、こっちはもうばっちりっす!!」

苗木「君がカムクライズルだね」

カムクラ「どうやらこれまでか……」

如月「絶望の残党、15人全員捕まえて、今は」

不二咲「こんなプログラムダメだよ!危険すぎ!」

大和田「ったくよ、未来機関の連中をろくなこと考えてねぇな」

大神「江ノ島は渡さぬ」

江ノ島「はは……」

如月「皆がちゃんと方法考えてくれてますよ、俺はこいつらともダチにならねぇと」

苗木「如月君!いくよー!」

如月「おお!」

ダンガンロンパ2の世界

操真「こっちもなんとかなってるよ、うん」

日向「七海、これでいいんだな?」

七海『うん、これで皆、目覚めるよ』

日向「よし」

霧切「操真君、もしかして今の連絡……」

操真「ああ、皆が助かった世界は出来たよ」

霧切「そう……、ならいいわ」

操真「ごめん」

苗木「謝らないでよ、僕らはしょうがないけど、彼らは皆笑顔で戻ってきたんだから」

日向「……おはよう、皆」

門矢「うまくいったようだ」

左「よっしゃ、なんだかわからないけど終わったわけだ」

フィリップ「門矢士、君がここまで画策しているとはね」

火野「まあ皆、幸せになったならよかったですよ」

門矢「ならそろそろいくか」

江ノ島「ねえ」

門矢「なんだ」

江ノ島「あんたたちいったいどこに行くの?」

門矢「さあな、俺は旅を続けるだけだ、これからもな」

これで終わりです
眠いのであとがきは明日にでも

それでは、これで完結とさせていただきます
VIPで書こうと用意したネタだったんですが、せっかくなのでいろいろ出してみました
ダンガンロンパと仮面ライダーネタはやりたかったので満足です
15人で平成ライダーに変身するというのもありだったんですが……
長々と書いてしまい申し訳ありません、また何か書くことがあれば是非
HMTL化の依頼は明日にでも行います

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年10月17日 (金) 20:12:51   ID: MH4WtpIc

ありがとう仮面ライダー!!そして作者!!

2 :  SS好きの774さん   2015年04月07日 (火) 20:54:19   ID: c2firNOw

2とゼロまだやってないのでフォーゼ編まだ読んだ。プレイしたら続き読む!

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