響「……伊織?」 マリベル「どこかしら、ここ」 (127)

このssは

貴音「誰もいないと思ったので」

貴音「……ちょろQ?」

貴音「……ばいおはざぁど?」

の設定を引き継いでいますが、読まずともなんくるないさー

アイマス×DQ7のクロス物につき注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1387989659

響「えっ」

マリベル「見たこと無い場所ね」

響「い、伊織?」

マリベル「ねぇ、ここはどこなの?」

響「ここは765プロ……、ってそうじゃなくて」

マリベル「ナムコプロ? 聞いたこと無いわね」

響「伊織、だよね?」

マリベル「なによイオリって、呪文?」

響「」






貴音「どうかしましたか」

響「た、貴音ぇ」

貴音「おや、あなたは」

マリベル「はじめまして、あたしはマリベルよ」

貴音「四条貴音といいます」ペコ

響「自分は我那覇響!!」

マリベル「よろしくね、シジョウにガナハ」

貴音「出来る事ならば、名前でお呼びください」

マリベル「タカネにヒビキ? こっちが名前なのね」

貴音「ふふっ、よろしくお願いします」

響「よろしくなー……、ってそうじゃないんだってば」

貴音「はて?」

マリベル「なによ?」

響「いや、今まで伊織と一緒だったはずなんだけど」

貴音「ほぅ」

響「トイレから戻って来たらマリベルが居た」

貴音「なんと」

マリベル「ふーん、そうだったの」









マリベル「あっ!!」

貴音「どうかしたのですか、まりべる嬢」

マリベル「あたし今から魔王を倒しに行くところだったのよ!!」

貴音「面妖な」

響「面妖だぞ」

マリベル「そうよ、まさに魔王の拠点に乗り込んでやるところだったのに!!」

響「いや、そんなこと言われても」

貴音「魔王とはいったい」

マリベル「あたしがいないあいつらだけじゃ勝てっこないわよ!! 今すぐ戻らないと!!」

マリベル「タカネ、ヒビキ、お話してくれてありがと」

マリベル「つまらなかったわ、じゃあね」






ガチャ バタン

響「」

貴音「」

響「ひどい」

貴音「歯に衣着せぬ物言いでしたね」

響「やっぱりあれ伊織だったんじゃないの?」

貴音「確かに雰囲気も喋り方も似ていましたが」

響「ツンデレってやつ?」

貴音「なによ!!」

響「なんなのよ!!」

貴音「はい」

響「はい」






キャアアアアア!!!!!!

響貴音「っ!?」

響「事務所の下から……?」

貴音「もしや、まりべる嬢に何か」

響「まずい、急がなきゃ!!」

貴音「いそ我那覇!!」

響「はい」

貴音「はい」






タンッタンッタンッタンッ

響「あ、あれっ!!」

貴音「なんと」

プップー!!

マリベル「うるさいわね!! ……って、中に人が捕まってるじゃない!!」

マリベル「しょうがないわね、美少女マリベル様が助けてあげようじゃないの」

マリベル「なにがジャマよ!! どうせ魔物にでも操られてるんでしょ」

マリベル「今魔法でやっつけるから待ってなさいよ」

マリベル「メラゾー」






響「そこにいましたかマリベル姫えええええ」ダキッ

マリベル「まあっ!?」

響「魔王にあんなことやこんなことをされていないか自分は心配で心配で」

マリベル「ちょっと、なにすんのよ!!」ズルズル

貴音「魔王の追手がもうすぐそこに!! ここはわたくしに任せて、響は姫を連れて早く!!」

響「恩に着るぞ!! 必ず生きて戻ってきて!!」

マリベル「意味が分からないのよ!! 離しなさい!!」グイイイ

響「いだだだ!!」

ガチャ バタン

貴音「やぁ、とぅ!! ゆみっ!! はらまるっ!! 」カンッキンッ

貴音「ふう、口ほどにもありません」

貴音「わたくしも後を追わねば」キリッ

ガチャ バタン






律子「」

小鳥「」

律子「あ、あれはただの演劇のお稽古ですから!!」

小鳥「……えっと、魔法使いのお話でしたよね!!」

律子「そうそう!! 魔法使いと愉快な仲間達が繰り広げる……」






マリベル「離しなさいよ!!」ジタバタ

響「あ、あの四角いのは車っていう乗り物だから!!」

マリベル「……そうなの? は、早く言いなさいよね!!」

貴音「響、まりべる嬢は本当に」

響「ねぇ、さっき言ってた魔王がどうたらって」

マリベル「なによ、疑ってるワケ?」

貴音「あまりにも現実離れしていたもので」

マリベル「現実の事じゃない」

響「そんなのお話の世界でしか聞いたこと無いぞ」

貴音「先程は魔法が云々と言っていましたね?」

マリベル「アンタ達魔法見たこと無いの?」

響「見たいぞ」

貴音「いざ、実演をば」

マリベル「しょうがないわね……」

マリベル「イオナズン!!」バッ






響「はい」

貴音「はい」

マリベル「」

マリベル「ダメね、何度やっても不思議な力云々でかき消されちゃうみたい」

響「……」

貴音「……」

マリベル「なによ、その目は」

響「いや、別に」

貴音「ええ、なにも」

マリベル「やっぱり疑ってるのね!?」

響「だって」

貴音「だもんげ」

マリベル「むきーっ!!」

貴音「……本当に水瀬伊織ではないのですよね?」

マリベル「……私を怒らせるとどうなるか思い知らせてやろうじゃないの」

響「」

貴音「」

マリベル「覚悟なさい!!」

響「うぎゃあああああ」

貴音「はやああああああ」






マリベルは つられておどってしまいそうな おどりを おどった!!▽

響「えっ」

貴音「……これは」

マリベル「るん♪ るん♪」タンタン

響「なんで踊ってるんだ……?」

貴音「……っ!?」

響「貴音?」

貴音「か、身体が勝手に……」






貴音「面♪ 妖♪ な♪」ズンズン

マリベル「ふふん♪」

響「ちょっと貴音!! なにふざけてる……、ってあれ?」






響「なんだか♪ 踊らずには♪ いられない♪」クルクル

小鳥「よ、ようやく収拾付きましたね……」

律子「小鳥さん、ナイスアドリブでした……」

小鳥「律子さんこそ、あの集団をよく捌きましたよね」

律子「これも職業病って奴ですかね」






小鳥律子「はぁ……」






律子「じゃなくて!! こんなまったりしてる場合じゃないですよ!!」

小鳥「そ、そうでした!!」

ガチャ

律子「響、貴音!! さっきは何を……、えっ」

小鳥「律子さん?」ヒョコ






貴音「身体が♪ 止まりません♪」

響「誰か♪ 助けて♪」

マリベル「いつの間にか♪ 私まで♪」



律子「」

小鳥「」

律子「ちょっとあんた達!!」

響「違うぞ♪ マリベルが♪」

貴音「身体が勝手に♪ 信じてください♪」

律子「……そんなに怒られたいのね」

響「信じて♪ 律子♪」

貴音「本当に♪ 違うのです♪」

律子「小鳥さんからも何か言ってやってくだ」クル






小鳥「えっ♪」パタパタ

律子「」

マリベル「あらら♪」

律子「……小鳥さん」ゴゴゴゴ

小鳥「違うんです♪ 身体が勝手に♪」

律子「小鳥さんまで一緒になって……」






律子「ふざけるんですか♪」ルンルン

響「あっ♪」

律子「えっ♪」

貴音「律子嬢まで♪」

マリベル「こんなの♪ 笑えないじゃない♪」

小鳥「だから言ったじゃないですか♪」

律子「だって♪ まさかこんな事が♪」

貴音「まりべる嬢♪」

マリベル「天才にも♪ 失敗はあるのよ♪」

響「早く治して♪ 疲れてきたぞ♪」






ガチャ

貴音「おや♪」

律子「い、良い所に♪」

あずさ「おはようございま~す」

小鳥「あずささん♪」

あずさ「うふふ、なんだか楽しげですね」

律子「違っ♪」

あずさ「じゃあ私も♪」チャチャ






律子「♪」

小鳥「♪」

響「♪」

貴音「♪」

マリベル「♪」

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

響「」

貴音「」

マリベル「」

律子「」

小鳥「」






あずさ「あ、あら?」

響「つ、疲れた」

貴音「はやぁ、はやぁ……」

律子「ダメ、もうダメ」

小鳥「良すぎる運動ね……」

マリベル「これで、分かった、でしょ……」

あずさ「えぇと、皆さん?」






響「もう少しだけ……」

貴音「休憩を……」

あずさ「え、えぇ」

貴音「ようやく落ち着きました」

律子「響、貴音、説明してちょうだい」

響「実は……」









貴音「というわけなのです」

律子「」

小鳥「」



あずさ「かわいらしいお嬢さんね」

マリベル「ふふっ、あなたも素敵よ」

律子「じゃあ、マリベルは魔王が支配する剣と魔法の世界からやって来たってこと?」

マリベル「まぁ、平たく言えばそうね」

小鳥「伊織ちゃんと入れ違いになった、って考えるのが妥当よね」

響「伊織の魔法……」

貴音「ただし魔法は凸から出ます」

律子「下らない事言ってないの」

あずさ「危なくはないのかしら?」

マリベル「危険っちゃ危険よ、でもあたしと入れ替わりになったのなら一応仲間が側にいるから大丈夫じゃない?」

律子「……っ」

あずさ「律子さん?」

律子「……いえ」



響「ねぇ、魔物ってどんなのがいるんだ?」

マリベル「魔物は魔物よ、スライムとか竜とか」

小鳥「あっ」

貴音「竜ですか」

響「ドラゴン飼いたいぞドラゴン」

マリベル「火吹くわよ?」

貴音「なんと」

響「」

小鳥「……竜宮小町」

律子「竜ですって、あはは」

あずさ「竜ですって、うふふ」

小鳥「竜宮小町かなー、って」

律子「あずささん、竜宮小町ですって、あはは」

あずさ「律子さん、竜宮小町ですって、うふふ」

小鳥「竜宮小町ですよ、竜宮小町」






律子「あはは、はははは」

あずさ「うふふ、ふふふふ」

小鳥「えへへ、へへへへ」






律子「」

あずさ「」

小鳥「響ちゃん」ガシッ

響「は、はい」

小鳥「私達は今から大人のお話をしなきゃいけなくなったの」

響「大人って大変なんだな……」

小鳥「貴音ちゃんと一緒に、マリベルちゃんの事、お願い」

貴音「分かっています」

小鳥「Good girl、良い子ね」ナデナデ

貴音「こ、小鳥嬢?」

小鳥「マリベルちゃんも、この二人が付いてるから安心して」

マリベル「アンタどうしちゃったのよ」

小鳥「心配しないで、大丈夫、愛してるわ」チュッ

マリベル「」

小鳥「あずさ、律子と社長室に」

あずさ「……えぇ、わかったわ」

律子「じょ、冗談はよして」

小鳥「冗談だったらどれだけいいか、これは本気よ」

あずさ「お願いだから言う事を聞いて」

律子「冗談じゃない!! 私はこんなところには居られないわ!!」

小鳥「あずさ、無理矢理でも連れて行くわよ」ガシッ

あずさ「これ以上暴れないで、お願いよ」ガシッ

律子「離して、離してよ!! いやあああああ!!!!」ズルズル

ガチャ バタン






響「……何が始まるんだ?」

マリベル「彼女達、疲れてるのよ」

貴音「おぉ、神よ……」

響「……どうしよっか」

貴音「まりべる嬢、もしよければわたくしの家に来ませんか?」

マリベル「あら、いいの?」

貴音「ええ」



貴音「よしなに」ドヤ

マリベル「?」

響「?」






貴音「言ってみたかっただけですけど何かいけませんか」

響「いや」

マリベル「別に」

貴音「……」キッ

響「……」

マリベル「……」






響「あ、あはははー」

貴音「」

響「笑い過ぎてお腹がよじれるさー」

響「貴音はやっぱり天才さー」

貴音「やめなさい!!」

響「ひっ」

貴音「なんですかその棒読みは!! 極めて茶番です!!」

マリベル「く、悔しいけど認めるわー」

貴音「」

マリベル「流石タカネだわねー」






貴音「はやあああああ!!」ギュム

響「いひゃああああ!!」

マリベル「いひゃひゃひゃひゃ!!」

響「ねぇ、ごめんって」

貴音「知りません」

マリベル「悪かったわよ」

貴音「まりべるなど野宿して凍えてしまえばいいのです」

響「ひどいぞ貴音」

マリベル「そうよ、あんまりだわ」

貴音「当然の報いです」

マリベル「よよよ」ヘタッ

響「あぁ、かわいそうなマリベルちゃん」

貴音「……そんなことはありません」

マリベル「寒い、寒いわ、ヒビキ」

響「都会の夜は冷たいんだ……」

マリベル「寒い……、あたしもうダメかも」チラ

貴音「」

響「あぁ、自分も……」チラ

マリベル「タカネ……」チラ

貴音「ぐぬぬ」






貴音「し、仕方ありませんね」

響「貴音は優しいなぁ」

貴音「……ただし条件があります」

貴音「本日の夕餉の決定をわたくしに、それが条件です」ニヤ

響「えっ」

マリベル「これってどうなの?」

響「いや、その……」

貴音「よろしいですね」

響「……はい」

貴音「ようこそまりべる嬢、手厚くおもてなし致します」

マリベル「ふふん、やったわ」

響「予想外の反撃だぞ……」

貴音「そうと決まれば出発です」

マリベル「ねぇ、何を食べるの?」

貴音「ふふっ、着いてからのお楽しみです」

響「お楽しみも何も……」



貴音「何はともあれ、これからよろしくお願いします、まりべる嬢」

マリベル「そうね、よろしく」

響「よろしくなー」

貴音「よしなに」ドヤ






マリベル「……ホントに大丈夫なのよね?」

響「さあ……」

貴音「使いたかっただけですが何か問題でも? 問題でも!?」キッ

『わたくしが決めるということ』

マリベル「あたしが居た世界とは全くもって別物ね」

響「やっぱり?」

マリベル「とりあえずこんなに建物はカクカクしてないし、もっと自然って感じね」

響「都会だからなー」

貴音「まりべる嬢、響、着きましたよ」

貴音「わたくしおすすめのいたりあんです」ドヤ






響「おっ、おいしそう」

マリベル「悪くないわね!!」

貴音「」

響「何にしようかな」

マリベル「あたしはこのエビがのってる」

貴音「響」

響「それはペスカトーレだぞ」

マリベル「こっちの貝がたくさんのもおいしそうだわ」

貴音「響!!」

響「えっ、何?」

貴音「『おっ、おいしそう』ではありませんよ!!」

マリベル「いきなりどうしたのよ」

貴音「違うでしょう!! わたくしがいたりあんなど連れて行く訳がないでしょう!!」

響「」

貴音「わたくしはそんな愚娘に育てた覚えはありません」ゴゴゴ

響「は、はい」

貴音「というわけでまりべる嬢」

マリベル「はい」

貴音「こちらが本日の夕餉所、『麺屋わるきゅーれ』です」

マリベル「あたしはさっきの所のほうが」

貴音「『麺屋わるきゅーれ』です」

マリベル「わ、分かったわよ」






貴音「格式高い店故、入る際には必ず『超はらへりんぐがぁるだぜぇ』と」

響「さあ、入ろうか」ガラッ

マリベル「ここは何のお店なのかしら?」






貴音「」

『熟練度0』

マリベル「これが、ラーメンね」

響「いただきまーす」

貴音「ずるずる」

響「美味しい」

貴音「真、美味です」



貴音「まりべる嬢、お味の方は」






マリベル「何よこれ、全然掴めないじゃない!! こんな棒切れ二つでどうやって食べろって言うのよ!!」

貴音「あっ」

響「あっ」

『敗北』

貴音「ごちそうさまでした」

響「どうだった?」

マリベル「まあまあ、ってところね」

貴音「なんと」

マリベル「味はともかく、脂がすごいわね」

響「だよなー、こんなの頻繁に食べてたら身体に良くないよなー」

マリベル「誰の事だかは簡単に想像出来るわね」

貴音「ぐぬぬ」






貴音「では今度はあっさりのらぁめんを」

マリベル「いやよ、しばらくは遠慮したいわ」

貴音「」

『あふれる初体験』

貴音「こちらがわたくしの住まいです」ガチャ

響「電気電気」パチ

マリベル「きゃー!! 急に明るくなったわ!!」



マリベル「この小さな扉は……」バタム

マリベル「きゃー!! 冷たい!!」



貴音「ふふふ」ピ

マリベル「きゃー!! 箱の中に人が!!」



マリベル「きゃー!! きゃー!!」

貴音「まりべる嬢は面白いですね」

響「面妖だな」

『時代が追いついた』

貴音「良い湯加減でした」

響「……ふあぁ」

マリベル「今日は疲れたわ……」

貴音「あれだけ踊ったのですからね」

響「いっぱい驚いてたもんなー」

マリベル「なっ」






マリベル「べ、別に驚いてなんかいないんだから!!」

貴音「これが本物です」

響「おぉ……」

マリベル「なによ!!」

『旅人である為の条件』

マリベル「で、あたしはどこで寝ればいいわけ?」

貴音「こちらで」

マリベル「このベッドね」ポスン

貴音「ええ」






マリベル「……どうしてアンタも入ってくるわけ?」

貴音「ここにある寝具はこのベッドだけですので」

マリベル「待って、ということはヒビキも?」

響「へ、変なところ触っちゃダメなんだから!!」キリッ

マリベル「似てないわよ!!」

響「トイレいってくる」

貴音「ぞんびに気を付けて」

響「そういうこと言われたら我那覇さんもうトイレ行けない」ガクガク

マリベル「どうしてあたしがこんな狭苦しい所で……」

響「うぅ、さむさむ」

響「廊下は寒いし怖いぞ……」

貴音「しーっ」

響「えっ?」

貴音「ほら」






マリベル「……zzz」ギューッ

響「なんと」

貴音「さぁ、わたくし達も寝ましょう」

『面妖嬢の誤算』

響「んん……」ムクリ

貴音「……zzz」ギュ

マリベル「……zzz」ギュ

響「抱き合って寝てる」

響「朝ご飯作ろう……」






響「食パンと……、ハムエッグでも焼こうかな」

響「ふあぁ」ジュウゥ

マリベル「……いい匂いね」

響「おはよー……」

マリベル「はらゆみ、ヒビキ」

響「それを誰から……、いや言わなくていいぞ!!」






響「起きろォ!!」バッ



響「いない……!?」

貴音「動いてはなりません」

響「っ!?」

響「……裏切ったんだな」

貴音「『はらゆみくす』が発令されて以来、わたくしは由実の狗とでも言いましょうか」

響「どうして!!」

貴音「どうして? そんなのは言うまででもありません」

貴音「原由実で皆由実は幸由実に」

響「……くっ!!」






マリベル「何でもいいけど、煙出てるわよ?」

響「えっ」

貴音「えっ」

マリベル「あらら、真っ黒ね」

響「貴音の分が……」

貴音「まったく響はおっちょこちょ」






貴音「えっ」






響「いただきまーす」

マリベル「朝食はどの世界も変わらないのね」

貴音「うぅ……」

『中盤メンバー』

響「だぞだぞ」

貴音「面妖な」

マリベル「……似てるのよね」

響「ん?」

マリベル「ヒビキ、自分の事『オイラ』って言いなさい」

響「嫌だぞ」

貴音「わがままはいけずですよ」

マリベル「そうよ、いけずよ」



響「なんでオイラが……」

マリベル「うんうん」

響「意味がわからないぞ!!」

貴音「おいら……」プルプル

マリベル「次はタカネよ、『わし』で語尾は『ござる』」

貴音「」

響「貴音、ワガママはいけずだぞ」

マリベル「そうよ、いけずよ」



貴音「何故わしまで……、真、面妖でござる……」

マリベル「そっくりじゃない!!」

響「ござる……」プルプル

『765の戦士たち』

響「おはよー、ってぴよ子!?」

小鳥「……お、おはよう」

貴音「小鳥嬢、今すぐ休息を」

マリベル「ホ、ホントに顔色悪いじゃない」

小鳥「私、やったわ……、水瀬を納得させたのよ……」フルフル

響「っ!? いったいどうやって」

小鳥「頑張ったのよ」

響「でもどうやっ」

小鳥「頑張ったのよ」

響「はい」

貴音「響、それ以上の詮索はいけません」

マリベル「……ちょっと待ってて、んんっ」

小鳥「どうし、たの……?」






マリベルは やすらぎのうたを うたった!!▽

マリベル「ラララ~♪」

貴音「なんと」

響「う、うまい」

小鳥「あぁ……、癒される……」ポワ

小鳥「ありがとう、マリベルちゃん……」

マリベル「これくらいあたしにかかれば簡単よ」

響「もうソファーで寝てていいから」

小鳥「お言葉に、甘えちゃおうかしら……」






貴音「さあ」

小鳥「あぁ……、柔らかいわ……」

マリベル「コトリ……」

貴音「ゆっくり休んでください、小鳥嬢」

小鳥「た、貴音ちゃん……、み、耳を……」

貴音「はい」サッ

小鳥「お客様用のお菓子は……」

貴音「っ!?」



小鳥「……室の、……なに」

貴音「こ、小鳥嬢!! もう一度……!!」

小鳥「……っ」ガクッ






貴音「小鳥嬢!! 小鳥嬢!!」ユサユサ

小鳥「……zzz」

響「こら」

貴音「し、しかし!!」

マリベル「せっかく寝たのにやめなさいよ」

貴音「」

ガチャ

響「ん?」

貴音「誰でしょうか」






律子「」フラフラ

響「律子!!」

律子「ふふっ、ふふふっ」

貴音「律子嬢、気を確かに」ダキッ

律子「どうしてこういう時に限って、社長もプロデューサーもいないんでしょうね……」

響「マリベル!!」

マリベル「しょうがないわね!!」



マリベル「ララ~♪」

律子「……zzz」

貴音「響、脚をお願いします」

響「せーのっ」

ガチャ

響「ん?」

貴音「誰でしょうか」






あずさ「」フラフラ

響「あずさ!!」ダキッ

あずさ「はあ、ふう」

貴音「あずさ、大丈夫ですか」ダキッ

あずさ「歩き疲れちゃって……」

響「マリベル!!」

マリベル「しょうがないわね!!」



マリベル「ラ~♪」

あずさ「……zzz」






響「えっ」

貴音「ただの迷子なのでは」

マリベル「」

『幻の110枚目』

マリベル「というわけで二人はジム仕事とやらに」

響「貴音、勝手にハンコおしちゃダメだぞ!!」

貴音「えっ」

マリベル「ドタバタ騒いでるだけにしか見えないけどね」

マリベル「……暇ね」

ガチャ

やよい「おはようございまーす」






やよい「あっ」

マリベル「あっ」

やよい「ごめんなさい、お掃除手伝ってもらっちゃって」

マリベル「いいのよ、どうせ暇だったんだから」

マリベル「でもこうして自分で掃除するなんて久しぶりね」

やよい「えっ?」

マリベル「うちにはメイドがいるもの」

やよい「」

やよい(見た目もそっくりさんなのに、お金持ちなところもそっくりだなんて……)






やよい「ホントに伊織ちゃんじゃないんですよね?」ペタペタ

マリベル「ちょ、ちょっと!!」


マリベル「ここも?」

やよい「はい、お願いします!!」

マリベル「……異世界に来て掃除に勤しむってのも変な話よね」サッサッ

コロリン

マリベル「ん?」

マリベル「何かしら、こ」ヒョイ

マリベル「」

やよい「何ですか、そのちっちゃいメダル」

マリベル「……あっ」

やよい「あっ?」



マリベル「あったああああああ!!!!」ダキッ

やよい「」

『アイドルたちがあらわれた!!』

やよい「というわけで、マリベルちゃんでーす!!」

マリベル「よろしくね」

パチパチパチパチ






マリベル「皆由実に会由実で嬉由実」ドヤ

全員「」






貴音「響、油性だけは……、油性だけはお許しを……!!」ガクガク

貴音「はやああああああ」

『目指すは天地雷鳴士』

マリベル「ねぇ、アイドルって?」

亜美「それはねまりりん、コンペイトウを壊すための」

春香「亜美は時々おかしな事を言い出すから気を付けてね」

亜美「」

マリベル「タカネみたいね」



亜美「」

貴音「」

春香「人前で踊ったり、歌ったり……」

真美「転んだり、転んだりの間違いじゃなくて?」ニヤ

春香「」

マリベル「あぁ、なんだ」






マリベル「それならあたしもアイドルじゃない」

春香「えっ」

マリベル「『スーパースター』だもの」



真美「し、ししょ→!!」

マリベル「ふっ」ドヤ

『頭の中ではどとうのひつじ』

春香「あれ、マリベルちゃんは?」

響「千早がレッスンスタジオに連れてっちゃった」

貴音「響がまりべる嬢の歌を褒めたりするからですよ」

春香「あー……」

響「御教授お願いします!!」キリッ

響「なんて、張り切っちゃってさー」



貴音「似てません」

春香「ひどすぎるよ響ちゃん」

響「」

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

ガチャ

貴音「おや、帰ってきたみたいですね」



マリベル「チハヤ、お披露目よ!!」

千早「はい、師匠!!」

響「いつのまにか上下関係が出来てるぞ」

春香「千早ちゃんまで……」



チハヤは ゆりかごのうたを うたった!!▽

千早「アァ~♪」



響「……zzz」

貴音「……zzz」

春香「何これ急に眠、……zzz」

マリベル「大成功ね、チハヤ!!」

千早「やりました、師匠!!」

『微笑みうらはら』

マリベル「ふーん、色んな曲があるのねぇ」

真「どれが一番良かった?」

マリベル「そうねぇ……」



真美「もちろんDo-Daiっしょ→?」

春香「I Wantじゃないかな?」

貴音「風花」キリッ






エースオーエースキーコエタ ヤットアーナータニキーコエーター

マリベル「これかしら」ニッ

真「」

春香「」

真美「」

貴音「」

千早「流石です、師匠!!」

『原因は全身鏡』

雪歩「あの、真ちゃんは……?」

響「真がレッスンスタジオに連れてっちゃった」

貴音「響がまりべる嬢の踊りを褒めたりするからですよ」

雪歩「あー……」

響「特訓してください!!」キリッ

響「なんて、張り切っちゃってさー」



貴音「似てません」

雪歩「いくら響ちゃんでも、それは許せないよ?」

響「」

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

雪歩「あっ、真ちゃんから電話」






雪歩「えっ」

響「なんだって?」

雪歩「何か楽しそうな声で暴発したぁ、って」

貴音「あぁ……」

響「真、明日は全身筋肉痛だぞ」

雪歩「……?」

『おそらくザメハでも』

美希「……zzz」

マリベル「……」

美希「……zzz」

マリベル「……んんっ」



マリベルは めざめのうたを うたった!!▽

マリベル「ルララ~♪」






小鳥「んん……?」ムクリ

律子「はっ!!」バッ

あずさ「うーん」ググーッ



美希「……zzz」

マリベル「なっ……!!」

『御趣味は?』

雪歩「このお茶は濁りを残すことで……」

マリベル「お茶といえば趣味の悪い橋でハーブティーが……」



響「貴音、このお茶はマイルドなコクと……」

貴音「ほぅ、続けなさい」

響「」






マリベル「今からユキホと出かけてくるわ」

雪歩「えっと、まずは……」

小鳥「茶友ね」ズズッ

律子「ですね」ズズッ

『悩みのタネ』

マリベル「……と、まぁこんなもんかしらね」

響「ホ、ホントに凄い旅だったんだな」

貴音「時には恐ろしい目にも遭ったのでは?」

マリベル「そうね……」



マリベル『なによ、キーファばっかり!!』

キーファ『仕方ないだろ、オレが一番前なんだから』パクパク

ガボ『オイラだってもっと食べたいぞ!!』

キーファ『あぁ、カラダが強くなっていくのが分かるよ』

マリベル『きーっ!! アルスもなんか言いなさいよ!!』






マリベル「あ、あぁ」ガクガク

響「だ、大丈夫か?」

貴音「まさかぞんびに囲まれる様なことが……」ブルブル

『エスタード人の感覚』

律子「ねぇ」

マリベル「なによ」

律子「こっちにいる間、アイドルやってみる気は無い?」

マリベル「いやよ、だってあの額縁に入るんでしょ? 息が詰まっちゃうわ」

律子「い、いや、直接入ってるわけじゃないのよ」

小鳥「うふふ」●REC






律子『こっちにいる間、アイドルやってみる気は無い?』

マリベル『いやよ、だってあの額縁に入るんでしょ? 息が詰まっちゃうわ』



マリベル「あ、あたしが額縁の中に!!」

マリベル「きゃー!! きゃー!!」

小鳥「ふふっ」



マリベル「きゃー!! かわいい!!」

律子「」

小鳥「」

『それを投げるなんてとんでもない!!』

貴音「まりべる嬢、げぇむをしましょう」カチャカチャ

マリベル「ゲーム?」



フィユッ キラリキラリ フォンフォフォオォン フォオオン

貴音「……っ」プルプル

マリベル「きゃあああああ」






貴音「すたぁとです」

マリベル「ちょ、ちょっとどうやんのよこれ!!」

貴音「面妖号、今日も素晴らしい走りですね」

マリベル「そもそもこれは何なのよ!!」



貴音「まりべる嬢は随分と面妖な走りですね」

マリベル「回るなっての!!」



貴音「おほほほ」1st

マリベル「……」2nd






マリベル「きーっ!!」バーン!!

貴音「こ、こんとろぉらぁが!!」

響「貴音が悪いんだぞ」

『濡れてたソファー』

美希「ホント、デコちゃんにそっくりなの」

マリベル「なによデコちゃんて」

美希「んー、でもデコちゃんというより、ホッペちゃんだね」

マリベル「」






美希「スベスべなの」スリスリ

マリベル「放しなさいよ!!」



美希「……ぐすっ」

マリベル「えっ」

『使命』

マリベル「そんなワケでアミマミ、あたしにゲームとやらを教えなさい」

亜美「え→、亜美達チョロQなんて持ってないYO」

マリベル「ぐぬぬ」



マリベル「そのマミが持ってるやつは違うワケ?」

真美「これもゲームだけどソフトが違うんだYO」

マリベル「ずいぶん小さいのね」

真美「今魔王とのバトルなんだよね、まりりんみたいっしょ→」






マリベル「……うん」

亜美「まりりん?」

『そして』

響「マリベル」

マリベル「……なに?」

貴音「今日は元気がありませんね」

マリベル「……あたし、もう戻らなきゃ」

響「……そっか」

マリベル「でも……」

貴音「まりべる嬢」

マリベル「タ、タカネ」






貴音「祈るのです」

マリベル「……分かったわ」ギュッ

貴音「確固たる強い願いの前に、時代や世界は関係ありません」

貴音「ましてやまりべる嬢の意志なら尚の事」

貴音「その思いは魂を持ち、世界の狭間に潜ってゆきます」

貴音「何も無い、無の空間」

貴音「貴女にはそれを破り抜く力がある」

貴音「強く、強く、祈るのです」

マリベル「……っ」グググ









シュウウウウン!!!!!!

マリベル「っ!?」

貴音「」

響「」

マリベル「こ、これは……、時の扉じゃないの……!!」

マリベル「これで戻れるのね……!!」

マリベル「ありがとう、タカネ!! あなたホントは凄いのね!!」

貴音「……え、えぇ」






響(どうせ、あれ適当なんでしょ?)

貴音(……ち、違由実)

マリベル「ホントに現れるなんて……」

マリベル「タカネ、ヒビキ」

響「……もう少し残らない?」

貴音「……皆も最後のお別れをしたいと思いますよ」

マリベル「……皆には、アンタ達が伝えといてよ」

マリベル「ありがと、って」

響「で、でも」

マリベル「これ以上名残り惜しくなったら、あたし帰れなくなっちゃうもの」ニッ

貴音「ま、まりべる嬢……」

マリベル「……ねぇ、二人とも」

響「……」ギュ

貴音「……」ダキッ

マリベル「これは別れなんかじゃないの」

マリベル「水平線は無限」

マリベル「雲の浮かぶ空だって無限」

マリベル「あたし達の繋がりだって、それに負けないぐらいどこまでも続いていくの」

マリベル「炎と水、風と大地があるように」

マリベル「あたしと二人はずっと一緒なんだから!!」






響「マリベル……」

貴音「まりべる嬢……」







貴音響「うわあん、あうあうあう!!!!!!」ボロボロ

マリベル「あ、あら?」

マリベル「そんなに泣かないでよ」

響「だっでぇ……」

貴音「うぅ……」

マリベル「ふふっ、子供ね」



マリベル「ふふっ」



マリベル「ふふっ……」






マリベル「……っ」ギュッ

マリベル「よし、いこっかな」

響「……うん」

貴音「……響、しんみりとしたお別れは嫌です、いつものような元気を出してください」

マリベル「そうよ」






マリベル「ウガーッ!! ナンクルナイサー!!」ドタバタ

マリベル「って」

響「自分そんなんじゃないぞ!!」

貴音「真、そっくりです」

響「」






マリベル「うふふっ」

響「あははっ」

貴音「ふふっ」

マリベル「ゴーヤなんたら、美味しかったわ」

響「チャンプル、な」クスッ

マリベル「ラーメンの食べ過ぎに気を付けなさいよ」

貴音「け、検討させていただきます」

響「大丈夫、自分が見張ってるさー」

貴音「」

マリベル「それがいいわね」ニヤ



マリベル「タカネ、ヒビキ、今までありがと」






マリベル「楽しかったわ、じゃあね」

『再会』

響「行っちゃったな」

貴音「寂しくなりますね」

響「……途中、適当な事言ってたよね」

貴音「それっぽいだけ、でしたね」クス






響「あ、ぴよ子から電話」

響「もしもし?」






響「えっ!?」

タンッタンッタンッタンッ

ガチャ

響「はあっ、はあっ」

貴音「あ、あれはっ!!」






伊織「ただいま」ニッ

響「」

貴音「」

響「……っ!!」ダッ

貴音「……あぁ!!」ダッ

伊織「……うん」



響「……っ!!」ダッ

貴音「……あぁ!!」ダッ

伊織「……にひひっ」






響「……っ!!」ダッ

貴音「……あぁ!!」ダッ

伊織「……ちょっと!!」

伊織「来るなら来なさいよ!!」

響「だ、だって」

貴音「伊織の周りには魔物達が」



美希「……なの」

春香「……ヴぁい」

真「……やーりぃ」

亜美「……とかー」

真美「……ちー」

千早「……くっ」

あずさ「……あら~」

やよい「……うっうー」

小鳥「……ぴよ」

雪歩「……ぽ、ぽぇ」

伊織「……雪歩、無理しなくていいわよ」

響「みんな抱きついてるぞ……」

貴音「は、早くわたくし達も混ざりましょう」ウズウズ

響「伊織ー!!」ギュ

伊織「ぐ、ぐるし」

貴音「おや、律子嬢は……?」

小鳥「もうすぐだと思うんだけど……」






ガチャ

あずさ「あっ」

律子「はあっ、はあっ」

律子「……」ツカツカ

伊織「……律子」



律子「……」タッタッ

伊織「ただい」



伊織「まあっ!?」

律子「……っ」ギュウゥ

律子「……」ギュッ

伊織「……律子?」






律子「うわあん、あうあうあう!!!!!!」ポロポロ

伊織「か、帰って来たわよ」



伊織「うぅ……」






律子伊織「うわあん、あうあうあう!!!!!!」

765「うわあん、あうあうあう!!!!!!」

P「うわあん、あうあうあう!!!!!!」



765「えっ」

P「えっ」

『エンディング』

メルビン「……ぐっ!!」

ガボ「オイラ、もう……」

アイラ「オルゴデミーラ、なんて強さなの……」

メルビン「アルス殿も……、このままでは……」






「間に合ったみたいね!!」



アイラ「こ、この声って!!」

ガボ「オイラ、知ってるぞ……!!」





マリベル「待たせたわね!! 天才アイドルマリベル様のお出ましよっ!!」

響「マリベル、元気にしてるかなぁ……」

貴音「今頃は魔王を倒して笑っていますよ」

響「高らかにね」

貴音「えぇ、高らかに」

響「おほほほ」

貴音「おほほほ」






ピンポーン

響「ん?」

貴音「いったい何でしょうか」

貴音「小包を受け取ったのですが……」

響「送り主の名前も住所も書かれてないぞ?」

貴音「そうなのです、面妖な」

響「開けて良い?」ビリビリ

貴音「もう開けているではないですか」

響「ん、なんだこれ」

響「ゲーム?」






貴音「……どらごんくえすと7?」

                     the end

『原因は全身鏡』

雪歩「あの、真ちゃんは……?」

響「マリベルをレッスンスタジオに連れてっちゃった」

貴音「響がまりべる嬢の踊りを褒めたりするからですよ」

雪歩「あー……」

響「特訓してください!!」キリッ

響「なんて、張り切っちゃってさー」



貴音「似てません」

雪歩「いくら響ちゃんでも、それは許せないよ?」

響「」

『一方その頃』

ギャー!!

アイラ「こいつを倒したらすぐ、そっちの穴から降りるわよ!!」

メルビン「アルス殿、援護いたす!!」

アイラ「マリベル、とどめよ!!」






伊織「」パクパク

アイラ「えっ」

メルビン「えっ」

アルス「」



伊織「うぅん」パタリコ

アイラ「ちょ、ちょっとこの子気失っちゃったわよ!! というより誰!?」

メルビン「とりゃあああああ!!」

アイラ「起きてえええええ!!」

『髪も口調も』

ガボ「ナンクルナイサー!!」

メルビン「真、面妖なぁ!?」

マリベル「ヒビキとタカネ!?」

ガボ「イオリに教わったんだぞ!!」

メルビン「練習させられたでござるよ……」

マリベル「もう一回!! もう一回やって!!」ピョンピョン



ガボ「ハムゾウ!!」

メルビン「ラァメン!!」

マリベル「あはは、そっくりよ!!」






響「ハラへったぞ!!」

貴音「わし好みのおなごでござる」

伊織「にひひっ、そっくりじゃない!!」

『夢の競演』

伊織「あっ」

マリベル「あっ」



伊織「な、なによ」

マリベル「そ、そっちこそなんなのよ」

伊織「私が聞いてるのよ!!」

マリベル「アンタが答えなさいよ!!」



伊織「なによ!!」

マリベル「なんなのよ!!」






伊織「……はっ!?」ガバッ

はい、おしまい!!

ありがとう、エニックス
そしてごめんなさい、はらみー

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