姫子「こん眺めは……」煌「ええ……すばらです」(123)

姫子(雀卓の下さ広がるすばらな世界……)

煌(これこそ私たちが探し求めてきた桃源郷……)

姫子(世界の闇ば太ももという光が打ち消しちょるばい……)

煌(驚きの眩しさ……すばらです!)

哩「姫子!花田!部活の最中に何しとっと?」

煌「わっ……」ゴンッ←雀卓に頭ぶつけた音

姫子「ごめんなさい、ぶちょー」ゴンッ←雀卓に頭ぶつけた音

煌姫子「あいてっ!」

哩「お前ら……インハイ前に弛んどるんじゃなかと?」

仁美「」チュー

美子「………」

煌「いえいえ、そんなことないですよ?」

姫子「そうですよ、ぶちょー」

哩「下に何かあったと?」

煌「そうですね……強いて言うなら広大な砂漠を潤すオアシスが」

姫子「荒廃した世界に降り立った天使がいたとです」

哩(頭ぶつけておかしくなったか?)

煌「すばらでしたね、姫子さん!」

姫子「うんっ!すばらだったよ花田!」

煌「あはは」

姫子「うふふ」

哩「お前ら……」プルプル

哩「緩み切った顔ば洗ってこい!」

煌「はいっ!」

姫子「分かりました、ぶちょー!」


哩「雀卓の下さ一体何が……」モゾモゾ

美子「わわっ!哩ちゃん、お尻見えてる!」

仁美「」チュー

煌「ふぅ……何で部長の太ももはあんなにもすばらなんでしょうか」

姫子「まったくもって!」

煌「これでは部活に集中出来ませんね……すばらくないことです」

姫子「ぶちょーばあげん目で見てしまうなんて……私、最低ばい」

煌「いいえ……すばらなものをすばらだと感じる姫子さんは何も間違ってませんよ」

姫子「花田ぁ……」

煌「姫子さん、私たちは同好の士ですよ?」

姫子「」ガシッ

煌「」ガシッ

姫子「私、ぶちょーの膝の上さ座りたい!」

煌「それはすばらですね。しかし、膝枕も捨てがたい」

姫子「もちっとしてて!」

煌「プルッとしてて!」

姫子「すべすべで!」

煌「すばらで!」


姫子「はぁ……ぶちょーの太ももが眩しすぎて生きるんが辛い」

煌「同感です」

姫子「ぶちょー、戻りました!」

煌「すばらです!」

哩「よしっ、再開すっとよ」

煌(しかしこの眺めはすばら……)モゾモゾ

姫子(眩しい……眩しすぎて目が~目がぁ~)モゾモゾ

哩「お前らぁ……」プルプル

仁美「」チュー

哩「最近、姫子と花田が真面目に部活に参加してくれん」

仁美「」チュー

美子「姫子ちゃんも煌ちゃんもインハイ前だから緊張してるのかな?」

哩「何とかしてやれればいいが……」ムムム

美子(哩ちゃんの太ももに夢中とはちょっと言いづらいかな……)

仁美「」チュー

姫子「今朝ね、通学途中にね、ぶちょーの太ももが朝日ば反射して光輝いてたん。眩しさ3割増し増し!」

煌「おおぅ……それはすばら!」


煌「私は部長が校舎裏で迷い猫を膝の上に乗せてたのを見ましたね」

姫子「なにそれ見たい!」

煌「情報を交換出来る友がいるというのはすばらなことです」

姫子「花田は私の最高の友達たい!」

煌「ふふっ」

姫子「うふふ」

煌「それでは今日も張り切って部活に行きましょうか」

姫子「うんっ!」


姫子「こんにちはー」

煌「皆さんお揃いですね!すばらです!」

哩「姫子、花田……」

姫子(ぶちょー……どげんしたとですかね?)

煌(ええ……何か様子がおかしいのは太ももを見れば一目瞭然です!)

美子「頑張って~哩ちゃん!」

仁美「」チュー

哩「うぅ……///」カァァ

煌(どうしたということでしょう……)

姫子(ぶちょーが頬ば染めとるばい)

煌(でも、太ももは紅潮してませんね)

哩「なぁ姫子、花田……私がお前たちにしてやれることはなかと?」モジモジ

煌姫子「……!?」

煌(これは……)

姫子(なかなかのなかなかばい……)

哩「あの……その……お前たちもインハイ前で緊張しとっと?最近、お前たちの様子がおかしいのは知っとる……なぁ、私が部長として何かしてやれることはなかと?」

煌(これは……棚からすばらというやつですね)

姫子「あのー何でもよかとでしょうかねぇ?」

哩「あぁ……私に出来ることなら」

姫子(花田ぁ……)グッ

煌(姫子さん!)グッ

煌「部長!」

哩「ひぅ……っ」ビクッ

煌「すばらです!」

哩「そ、そうか……すばらか」

煌「それではお言葉に甘えて……」

哩「………」ドキドキ

煌「そうですね……部長の膝の上に座りたいです」

煌「」チョコン

哩「これでよかと?」

煌「えぇ、すばらですよ」

姫子(花田ん奴ぅ……羨ましか……)

煌(ふふ、姫子さんの言ってた通りすばらですね)

煌(座り心地のすばらな膝の上、耳に僅かばかりかかる部長の吐息、重力に逆らうよう私のお尻を弾く部長の太もも……)

煌(スカート越しでも分かる……この太ももの肌触りが!)

煌(すばらぁ~すばらぁ~)

哩「花田……これで満足したと?」

煌「部長、そちらを向いてもよろしいでしょうか?」

哩「……えっ!?」

哩「あぅあぅ……///」ドキドキ

煌(部長の顔も見れるこの姿勢……すばらです!)

姫子(ぐぬぬ……花田ん奴ぅ~ぶちょーの首に腕ば回しよって……調子乗ってぇ~)ギギギ

煌(ふふ、ちょっと伸ばせばキスも出来てしまいそうですね)

哩「……っ!?」ビクッ

姫子「ダメぇーーーっ!」ドンッ

煌「すばらっ!?」

姫子「ぶちょー!次は私の番ですね?」

煌「いたた……こんなのすばらくない……」

煌「途中で邪魔が入るなんて……まぁ、なんにせよすばらでしたが」

姫子「………」モジモジ

哩「姫子は何にすると?」

姫子「えっとぉ……その……」モジモジ

哩「ん?」

姫子「ぶちょーに膝枕してもらいたかとです!」

哩「これでよか?」

姫子「えへ、えへへ……」モゾモゾ

煌(みるみる姫子さんの顔が緩んでいきますね……すばらです!)

姫子(ぶちょーの太もも……もちもちっとしてて、やわっこくて、すべすべで……)

姫子(このまま蕩けてしまいたいです……)

姫子(花田が言ってた通りすばらだったと)

姫子「ぶちょー……頭なでなでしてもらってもよかとでしょうか?」

哩「こ、こうか?」ナデナデ

姫子「ふにゅー……」ゴロゴロ

姫子「ありがとうございます!ぶちょー」

煌「大変すばらでしたよ。部長!」

哩「そ、そうか……それはなによりだ」

煌「さぁ!今日も張り切って部活といきましょうか!」

姫子「やりましょー!」

哩「そうだな」


煌(でもこの眺めはホントすばら……)モゾモゾ

姫子(ふぉぉぉぉ……)モゾモゾ

哩「………」プルプル

姫子「ぶちょーの太ももすばらだったねぇ、花田!」

煌「えぇ、すばらでした」

姫子「はぁ……またぶちょーにしてもらいたいよぅ」

煌「かつての偉い人はこう言いました」

姫子「……?」

煌「長期的自己実現で福楽は得られない。幸せは刹那の中にあり、と……しかし、永遠に生きる幸せの形があってもいいんじゃないでしょうか?」

姫子「どういうこと……?」

煌「写真に収めましょう。あの最高にキラキラでワクワクなすばらな光を!」

姫子「写真かぁ……それいいかも!」

煌「でしょう?すばらでしょう?」

姫子「すっごくすばらだよそれ。でも、安物のカメラば使うんは……」

煌「えぇ、最高品質の……ハイエンドのカメラでなければあの太ももに相応しくない」

姫子「なら、結構な額が必要になるか……」

煌「私たちは麻雀部員、金がなければ雀荘にいけばいいじゃない」

姫子「それもそうだね」

姫子「ロン!24600!」

煌「ツモ!すばらです!」

姫子「ふふ、こん調子ならすぐに目標額までいけそうだね」

煌「えぇ、すばらなことです」

「先生、お願いします!」

姫子(代打ちば連れてきたんか……)

煌(勝ちが過ぎたようですね……ここが勝負所です!)


咲「けど、私はレアだよ?」

咲「槓!もいっこ槓!もいっこ槓!もいっこ槓!もいっこ槓!もいっこ槓!もいっこ槓!」ゴッ

咲「ツモ……嶺上開花四槓子四暗刻大四喜字一色」

煌「……は!?」

姫子「……は!?」

「一局スリーキルゥ……」

「へっへ……お嬢ちゃんたちが悪いんだぜ?」

「こっちも商売なんでね……勝ちが過ぎるいけない子にはお仕置きしなきゃな」

煌「あ、あぁ……」ガタガタ

姫子「ぶ、ぶちょー……」ガタガタ

咲「………」

仁美「ズズッズズッズズッ……チューチューチュー……ジュルジュルジュル……」

美子(短信を三回、長信を三回、短信を三回……これってもしかして……)

美子「哩ちゃん!姫子ちゃんと煌ちゃんが……」

哩「あぁ、分かってる。美子、仁美……ちょっとあいつらを迎えに行ってくる」

仁美「」チュー

美子「うんっ!」


哩「私、出番ぞ!」

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  |.:.:.:..::.:|  ////  '    ////        ノ.:.:.:..:      私、出番ぞ!
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  |.:.:.:..::.:| 圦     - -        /〔 .:.:i|:::.::/
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  ′ \:.:| V_/'.:.::.Ⅴ_ゝ   _/      `ト:|   ̄
.     Ν_   -‐= ´ /    へ        ノ   =‐- _

「ふひひ……」

「さぁ、ちょめちょめして負け分払ってもらおうか」

姫子「ちょめちょめ……」カタカタ

煌「そんなのすばらくない……」カタカタ

咲「………」ピクッ

「どうかされました?先生」


哩「姫子!花田!」ガラッ

姫子「ぶちょー!」

煌「すばらっ!」

哩「全く……心配ばかりかけて」ダキッ

煌「ごめんなさい……」

姫子「ぶちょー……」

哩「怪我はないな?良かった……」

「お、おいっ!」

哩「この子らを連れて帰りたいんだが、構わないな?」

「そいつは出来んな……そいつらの負け分をまだ貰ってない」

「アンタが代わりにちょめちょめしてくれんなら話は別だがな!」

哩「ちょめちょめだと!?」

「ふひひ……」

「それとも先生と戦って負け分をチャラにするかい?」

哩「いいだろう……この子らの為だ、誰であろうが相手になってやる!かかってこい!」

咲「ふふ……かかってこい、ね……」

「先生!」

咲「興が醒めちゃったよ……あなたの好きにしていいよ」

哩「……悪いな。姫子、花田帰るぞ」

「ちょっ、先生!?」

咲「うるさいなぁ……麻雀楽しませるよ?」

「ひ、ひぃっ……」ガタガタ

姫子「怖かったです。ぶちょー」ヒーン

煌「すばらぁ~」ヒーン

哩「もう二度とこんなバカな真似はするなよ?」

姫子「ぐすっ……ひっく……はい……」

煌「もうしませんの……」

哩「ホント……心配したんだからな……」

姫子「ぶちょー……」

哩「ホント良かった……大事なくて……」

煌(嬉しいことです……私には本気で心配してくれる人がいる……そんなすばらなことはない)

姫子(もうぶちょーの太ももば写真に収めなくったっていい……だって、ここにあるんだから……)

哩「さ、美子も仁美も待ってる……帰るぞ」

煌姫子「……はいっ!」


槓!

哩さんの太ももに乾杯

このSSがここから続かないのはなんもかんも政治が悪い

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