モバP「あうとれいじ?」 【残酷描写注意】 (148)

---東あいどる会本部---

東あいどる会 しぶや組会長

渋谷凛「やってくれたねプロデューサー…。この件、どうやって落とし前つけるつもりかな?」


東あいどる会 ほんだ組会長

本田未央「これもさ……」ポンッ

未央「今時おのれの指つめたってしょうがないんだよねー」


東あいどる会 しまむら組会長

島村卯月「………」




東あいどる会 ほうじょう組系列3次団体 モバ組会長

モバP「この度は本当にすんませんでしたっ!!!」


東あいどる会 ほうじょう組系列3次団体 モバ組舎弟

前川みく「………にゃあ」


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凛「アンタの指詰めるより、その気持ち悪い猫語のスケにけじめつけさした方が私達にとってもすっきりするんだけどな」


みく「にゃあぁ……」


P「けどこいつは本部(ここ)へ顔出す前にどっかの組のやつに襲われて心病んじまったもんで……っ」


卯月「………」


未央「それでにゃあにゃあ言ってるんだーコイツ!」ゲシッ


みく「にゃあ!」


P「………っ」

みく「にゃああ……Pチャン………」キュ


卯月「なーにプロデューサーにくっついてるんですか?緊張感ないですね♪」ボコっ


みく「にゃあぁ!!!!」ゴロ

卯月「自分が何したかわかってるんですか!?外様のチンピラ風情が他人のシマの金を盗るなんて!!」


卯月「極道のくせにそういう気概のない人間は恥ずかしいですよ!」バシンっゲシっドゴっ


みく「にゃ……にゃあ……げふっ」


P「すんません!こ、これ以上は…っ」かばう


卯月「ふー…兄貴分に免じてとりあえず許してあげましょう♪」



卯月「……………でも今プロデューサーにくっついたのはいただけないですね」ボソッ

卯月「前、襲った時に結構ボコボコに殴ったんですけどまだ懲りてないんですか……?」ボソボソッ

卯月「あまり調子に乗るとマジで殺るぞコラ……」ボソボソボソッ

みく「ひっ」


P「……?」


未央「なんか卯月は許したみたいだねー。私達はどうする、凛?」


凛「ま、盗られたシマの卯月が許したんなら私達もそれに習うよ」


P「じゃ…じゃあ…」


凛「今回の件は許すよ」


P「ありがとうございます!」

未央「でも今プロデューサーにくっついたのはなんなの?」


P「え?」


みく「え?」


未央「なっさけないんじゃないかなー?仮にも極道なんだからさ君。女々しいよね」


凛「…………そうかな」


卯月「……ふーん」

未央「それにうちの会の約束事忘れたの?」


未央「東あいどる会唯一の男のプロデューサーには恋簿を抱かない」


未央「男にうつつを抜かすヘタレは東あいどる会にはいらないからね!」


凛「そういえばそうだったね」


P「い…いや……しかし今は触っただけで会条に逆らったわけじゃあ……っ」


未央「……」チャキっ 拳銃を取り出す


みく「にゃ」

P「待って下さい!!!許してくれたんじゃ…!」


未央「死ねや」


P「待って下さい!この通り!!!!」ドゲザっ


未央「無理」


みく「ひぃいぃぃぃぃぃぃっっっっっっ!!!!!???」ビクビク

P「凛さんっ!止めてくださいぃ!!いくらなんでも理不尽じゃあないですかぁ!」


凛「うーん、個人的には助けてあげたいけど無理、かな」


P「何故です!?」


凛「…………………」最早聞いていない

P「卯月さん!」


卯月「何ですか?」


P「助————」


みく「Pチャ…」


 バン!   バン!   バン!バン! バン!バン!バン!バン!バン!

P「……み……く………。……っ………」


 前川みく、死亡。


卯月「まゆ、死体の処理まかせたよ!」


東あいどる会 しまむら組若頭

佐久間まゆ「はい」

みくにゃん死んじゃったにゃあ……

P「うぅ……みく…」


凛「これ、理由どうするの?」


未央「自殺でいいんじゃない?」


凛「……ま、極道だから銃の自殺でも辻褄は合うか」
凛「プロデューサーの組、マル暴と話つけやすかったよね?後で根回ししといてね」


P「………」


P、のろのろと退出

未央、誰かと電話しだす


卯月、みくの死体踏ん付けてる


まゆ、卯月の行為が終わるのを待っている



凛「……………………」ジー

 Pの指

凛「…」サッ



凛「……ふふ………げっと…」

---東あいどる会本部、外---


P「……」


まゆ「死体の処理はこちらでしておきますので」


P「………はい…」


まゆ「……」


P「………」


まゆ「大丈夫ですか?」


P「え?」


まゆ「指、大丈夫ですか?」


P「ええ……病院には行きましたんで………」


まゆ「そうですかぁ………………」


P「…………………失礼します……」トボトボトボ…





まゆ「………」

前川さん[ピーーー]とかありえない           にゃあ

---モバ組事務所---


P「………」



東あいどる会 ほうじょう組系列3次団体 モバ組舎弟

城ヶ崎美嘉「じゃあ、みくは死んだんだね……」



P「ああ……俺には……止められなかったよ……」


美嘉「みくは…まぁ金にはちょっとずる賢かったから…しまむらのシマの金盗ったのはやりすぎだったし……」



東あいどる会 ほうじょう組系列3次団体 モバ組舎弟

多田李衣菜「ごッ極道なんだから…仕方ないですよ!そういうものですもんね!極道って!」



P「…そうだな……組、潰されないだけでもマシか……ただでさえ外様で肩身も狭いし………」

死んだのがみくにゃんだったから実はギャグ展開じゃないかとまだ疑ってます

アニマスの特別編みたいな感じだろ

東あいどる会 ほうじょう組系列3次団体 モバ組舎弟

高森藍子「元気出して下さいね…プロデューサーさん……」



P「ああ……」



東あいどる会 ほうじょう組系列3次団体 モバ組舎弟

高峯のあ「……でも、みくが金を盗んだ情報…誰が流したのかしら……私たちでさえ、知らなかったのに……」

>>18
ごめんなさい。マジもんです

P「まぁ知ってたら止めたんだが」


美嘉「単純にしまむらの組にばれたんじゃないの?」


李衣菜「わわわっ悪い事って案外出来ないですもんね!」


藍子「噂ではモバ組の誰かが密告したとか……」


美嘉「え?」


のあ「……」


藍子「………」

まぁ劇中劇みたいなもんだろ?

李衣菜「え?え?え?私じゃないですよ!?」


P「密告って…しまむらにか?」


藍子「噂では……ですけど」


のあ「…理由はどうあれ……身内を売る…というのは頂けないわね……」


藍子「噂が本当ならみくさんに個人的な恨みがあったか、彼女が盗み以外に何かうちの組の不利益な事をして制裁したか……」


P「あるとしたら個人的な恨みだろうな……制裁なら俺に話を通すのが筋ってものだし……」


美嘉「ま、あくまで噂でしょ。みくは馬鹿やってドジった。それでおしまい★」


李衣菜「で、でももし噂が本当なら私達の中にも密告者がいるかもしれないって事ですよねー?ってなんちゃって!」


美嘉「……」

藍子「……」

のあ「……」

>>23
 そんな感じで読んでいただければ幸いです

李衣菜「あ、あははは…。冗談…ですよ?」

 ドゴ!

李衣菜「ぎ!」ドッターン


美嘉「笑えない」


李衣菜「ご…ごめんなさい……」


美嘉「テメェ、アタシ達の中に裏切り者がいるって言いたいのか?」


李衣菜「ち、違っ……裏切りなんて大げさな………」


美嘉「…」ドスっ


李衣菜「ぎぃ!」

P「やめろ美嘉……」


美嘉「はい」


のあ「……」


藍子「……」


P「噂もみくの話もこれで終わりだ。余計な詮索もするな。いいな……残りのモンにも言っておけ」


美嘉・藍子・のあ「「「はい」」」」

李依菜「…は゛い」

---高級料亭(夜間)---

P「じゃあ前川みく殺しの件…よろしくお願いしますよ」



マル暴刑事

高垣楓「わかりました」

なら安心して読める…支援ですよ。

P「……にしても、何故こんな料亭に……。この会合じゃあお金落ちないでしょう?」


楓「風情があって良いじゃないですか。もちろん代金はそっち持ちですから…」


P「うちも小さいんで金があるわけじゃないんですけどね……」


楓「面倒事を押しつけられるのはいつもこっちですし。もっと上の組織とつながれば定収入でもしてくれるんですけど…」


P「金がないもんで……」


楓「まぁ…早苗さんの紹介でモバ組と関係を持てただけですから他のつても別にないんですけどね」

P「そういえば早苗せゲフン!……早苗さんはもう担当ではなくなったんで?」


楓「ちょっと偉くなりましたからね。でも最近見てないですね」


P「……見てない?別件の調査中ですか?マル暴から移動したとか」


楓「いいえ、現役のマル暴です。しかし、勤務中も最近は見かけないものですから……」


P「そうですか……」

楓「関係のない話になりますけど……この後お暇?ナイトショーでもいかがです?」


P「刑事と極道がですか?」


楓「ふふ……そうね」


P「止めておきます……何かの罠かもしれませんからね…」


楓「…今更…」


楓「なにか今日は元気がないように見えたので気晴らしに誘ってみただけですよ?」


P「……すんません…」

楓「その小指と……関係あるんですか?」


P「……これは…ドジっただけです……」

 P、席を立つ

P「じゃあ…自分はこれで……」


楓「あぁ……ねえプロデューサー」


P「はい?」


楓「貴方の組合は女性ばっかりね」


P「そうですね……そういう組織ですから……。というか自分以外皆、女性です」


楓「取っ組み合いとかしないようにね」


P「…………(え?ギャグ?)」


楓「ふふ…」


P「それだけですか?」


楓「そうね。気をつけて」


P「どうも………」退出




楓「……」お酒飲む



楓「せつない夜……」

---翌朝 某所の港---

 タッタッタ!

楓「はぁっはぁ……!」


警官「お疲れ様です!」


楓「どうもっ……」


楓「あっち?」


警官「………はい」


 テク、テク、テク…



楓「ああ!……そんな……」






楓「早苗さん……」




 片桐早苗、死亡

---モバ組事務所---

P「そんな……。………っ……そんな……」



美嘉「プロデューサー誰と電話してんの?」


藍子「さぁ…」

P「ええ……失礼します………」ピッ


P「………」


李衣菜「プロデューサー…大丈夫…ですか?」


P「……」…テクテク


李衣菜「あっ…プロデューサーっ」



李衣菜「…プロデューサー大丈夫ですかね?なんかすごく落ち込んでましたけど……」


のあ「……」


藍子「確かに気になりますけど……個人的な事じゃないんですか?」


李衣菜「うーん…」


美嘉「そろそろ仕事だよ」


藍子「そうですね、行きましょう」

---モバ組事務所トイレ---


P「うっ……うううっ………」



P「……早苗…先輩…」




---警察庁暴力団対策本部---
楓「モバ組のプロデューサーが……潜入捜査官?」


マル暴刑事

木場真奈美「捜査官というよりは情報部員だがね。彼には東あいどる会の内情を知る為にほぼ永続的に仕事に就いてもらっている」

楓「自分の組まで持っているんですよ?」


真奈美「送ったのはもう6年も前の話だ。当時送り込んだ部員の中では唯一の生き残りだ。きっと仲間を踏み台にでもしたんだろう」


楓「それで……早苗さんの死と何か関係が?」


真奈美「それは分からないが…上は彼を切ると言ってきた」


楓「!?…何故?」


真奈美「6年前にプロデューサー君達を送り込んだのは早苗君でね。もしかしたら東あいどる会はプロデューサー君の事に感づいているのかもしれない」


楓「警告の為に早苗さんを殺したと?」


真奈美「東あいどる会は早苗君を邪険にしてたからね。まさか警官殺しまでするとは思わなかったが…」


楓「ではプロデューサーもすぐに保護しないと…!」


真奈美「逆だよ楓君。君にはプロデューサーを殺してほしい」


楓「え?」

真奈美「世間体かな。時代も変わってねぇ、警官が極道になったんじゃ示しがつかないっていうんだよ、上が。」
真奈美「特に有能でもないしね彼」


楓「……」


真奈美「もちろん…やってくれるよね?君、モバ組の依頼で何度も事件の調書を書き換えたのは知っているんだよ」


楓「……プロデューサーが警官ならば事はそれほど大きいものではないと考えますが」


真奈美「もう警官じゃあないよ。彼の警官という職自体はすでに消されている」


楓「そんな…!」


真奈美「大丈夫。殺せばこっちで事後処理はしておくから。君がいつもしていたようにね」


楓「くっ」


真奈美「キミなら彼と怪しまれず会えるだろう。毒でも刺殺でも良い。銃は少し面倒かな。首をくくらせるなんていうのはどうだい?ははははっ」


楓「…………」

---モバ組経営のキャバクラ---


リーマン「な…70万…?」


美嘉「どーもー★あーざーっす!」


リーマン「じょ…冗談きついなーもー。ねぇ藍子ちゃん?」


藍子「?どうしたんですか?早く払わないと70万円」


リーマン「え…あ……の…えっと」


李衣菜「こらおっさん早くしろよ!舐めてんのか、ああ!追加料金も払わすぞ!(極道だなー!)」


リーマン「うく…」


のあ「金……払えよ……」

P(この光景も何度見ただろうか)
P(最初は罪悪感で耐えきれず客を何度も逃がしたが、今では自分の組の売上金を考えて止める事もない)
P(全ては東あいどる会を潰すため、警官としての本職を務めるため。心を鬼にし、自分の組を大きくする)
P(それがもう……死んだ昔の仲間や…………早苗先輩の為にできる唯一の弔いだ……)




早苗 プロデューサー君ごめん。辛い仕事になるけど……
 P いいえ。早苗先輩の東あいどる会を無くすって夢、自分も同じ思いですから!
早苗 ありがと!私は私でプロデューサー君をしっかりサポートするからね! 
 P はい!先輩!




P(先輩…誰に…やられたんですか………)



リーマン「な、な…70万も今手持ちがないんですけど……」


美嘉「だったら下ろしてこいよ」


リーマン「こんな夜中に下ろせるわけないじゃないですかぁー!」


藍子「だったら貴方のご会社に理由話して都合付けてもらいます?」


リーマン「それだけは勘弁して下さい……うぅ」


李衣菜「じゃ私について来いよ!金下ろせる所知ってるから。ただし他にまた色々とかかるようになるけどー。ははは!」


リーマン「うぅ……」とぼとぼ


李衣菜「じゃあ私このおやじ送ってきまーす!」


P「…ああ」


 ホラサッサトアルケヨ!
 ウウゥゥゥ・・・・・

美嘉「きゃははははは!あのおやじじゃあもっと吹いても良かったかな?」


藍子「100万はいけたかもしれないですね」


のあ「そうね…」


P(どうしようもない女たちだ…本心からこんな事をしているなんて……)


P(何年も彼女達と一緒にいるが、みく以外は心を許した事はない……)


P(みくは良かったなぁ…全然極道っぽくなくて…よく懐いて…。悪い事なんかあまりしなかったのに……)


P「………」


3人「「「あははははははは」」」


P(僕はいつまでこんなことを……)

---外---
李衣菜「わたしはーくみじゅうでーいちばんのごっくっどー♪」
 

リーマン「……」テクテク

だりーなかわいい

レディース特攻隊長

向井拓海「ん?オヤジ……?」

拓海「……!援交か!?あのクソおやじめ!」ダッ


拓海「おいクソおやじ!」


リーマン「拓海っ…」


李衣菜「およ?誰?」


リーマン「娘…です…」


拓海「てめーお袋もいるのに援交たぁ…」


リーマン「!? 違うんだ!私はこいつらに騙されて!」


李衣菜「てめーっ」


拓海「ああ?」

拓海「なるほどなぁ」


リーマン「……」


拓海「てめー結局キャバクラなんて行ってんじゃねーか!」ぺしっ


リーマン「すまん…」


拓海「……だけど70万たぁぼったくりじゃねーのか、オメーよ」


李衣菜「うるせぇぞ!ガキは引っ込んでろよ!」

 ドゴ!

李衣菜「げぶっ…」


拓海「オヤジは帰ってろ」


リーマン「はいっ」


拓海「てめぇの店、連れてけよ」


李衣菜「う゛ぇ?」鼻血ダラダラ


拓海「全員シメてやるよ」

ドラム缶が詰める側の仕事してるのか

---モバ組経営のキャバクラ---
  カランカラーン…
美嘉「ん?李衣菜?やけに早い———」
 
 バキっ

美嘉「ごふっ!」


拓海「ここかぁ?70万レベルのキャバクラっつうのはー…。おいおいアンタ口から血ぃ出てるぜ。それもサービスか?」


美嘉「あ゛んだがっ殴ったからでしょ…この……」
 
 美嘉にひざ蹴り

美嘉「ぐぼっ」


拓海「てめーら…人のオヤジぼったくりやがってよー!舐めてんのか、ああこらァ!」ドカ!


 テーブル蹴飛ばす

藍子「あら困りましたねー。」


藍子「見かけによらずファザコンなんですか?」


拓海「そうかもなぁ老け顔」


藍子「……命知らずね……」



藍子「馬鹿がぁ!!!!!」シュっ

 

拓海「バットかっ」パシッ 


藍子「受け止めた……!?」


拓海「獲物は身の丈に合ったもん選びなっ」ドッ

 藍子蹴り飛ばされる

藍子「ぐほ…」

 
のあ「しゃああああ!!!!!!!」

 ガシっ

 後ろから襲いかかるのあだが、首をつかまえられる


のあ「ご、ごほっ」


 ブンっ

 藍子と同じ所に放り投げられるのあ

P(なんだなんだ!?強いぞ、この娘!どうする勝てるか!?)


拓海「さてとあとはお前だけだ…な………」


拓海「…って、あれ……?」


P「…?」ファイティングポーズ


拓海「アンタ……」


P「…どうした」


拓海「プロデューサー…だよな?」


P「…どうして俺を…」

たくみんつええ

というより藍子達よええww

拓海「あ、アタシだよ!向井…拓海……!」


P「!!!」


P(向井拓海……交番勤めの時何百回と補導したあの娘か!)


P「綺麗になったな…」


拓海「え?あ、そお?」アセアセ


李衣菜「……」
美嘉「……」
藍子「……」
のあ「……」

拓海「じゃなくて!何でアンタがこんな所にいんだよ!アンタけ———」


P「拓海!!!!!」


拓海「…?」


P「ちょっとこっち来い…」


拓海「何だよ」テクテク


P「まだそんな恰好をして……」


拓海「今のアンタに言われたくねーよ…。それに……アンタが…いきなりいなくなるから……」



美嘉「……ぎっ」



P「俺にまた見つけてほしかったのか?」


拓海「ばっ馬鹿じゃねーの!?んなわけねーだろ!」
 

P「拓海」


拓海「な…何…?」ドキドキ


P「馬鹿な女だよお前」

 バチィ!!!

拓海「うっ……スタ…ン……ガン……?」


P「…」


拓海「アン……タ…」

 バタ…

P「…」

 

---モバ組事務所---
美嘉「オラァ!!!!!!」
 
 ドス! ドス!  ドス! ドス!

美嘉「はぁー!はぁー!このくそおんなぁ…」


拓海「か……こひゅー…ひゅー……」ダラダラ


P「顔は傷つけるなよ。売り物にならなくなる」


美嘉「分かってるけどぉ…分かってるけどぉ!」ドス!


拓海「ごぉ」


美嘉「いくら腹蹴っても物足りないのよねぇー……★」


拓海「ご……う゛ー!う゛ぅーーー!!!!!!」


美嘉「うるせぇよっ★」ドス


拓海「ごふっ」 

藍子「あの口枷とっちゃいけませんか?よだれがすごい汚いんですけど…」


P「駄目だ」


拓海「う゛ーーーー!!!!!!!!!!」


P「俺は少し出てくる。やりすぎるなよ」


美嘉「りょうかーい★」


 バタン……


美嘉「……」
藍子「……」
李衣菜「……」
のあ「……」

李衣菜「ああああああああああああああ!!!!」


 ゲシ!ドス!ドゴ!ドス!ドス!


拓海「ごぼっおっおおぉぉ…が…ぁぁ」


李衣菜「ふざけんなちきしょう!極道なめんなこの!この!」


美嘉「おーいやりすぎんなよー★」
美嘉「……藍子はなにやってんのー?」


藍子「プロデューサーさんにはやりすぎるなって言われてますけど……こっちも血を見てますから」


藍子「目玉の一つ位ぶちとらないと気が済まないんですよね」


美嘉「きゃーこわーい★」


 ウウィィィィィィィィン!


拓海「う゛ーーーー!!う゛ーーーーーーーーー!」


藍子「い・き・ま・す・よぉぉぉぉぉぉぉーーー!!!!」


拓海「う゛ーーーーーーー!!う゛ーーーーーーーーーーー!う゛ーーーーーーーーーーーーーー!」


のあ「やめなさい」ぱし


藍子「……のあの兄貴……」


のあ「傷つけるなって……言われてるでしょう?」


藍子「でも……」


のあ「やめなさい」


藍子「はい…」


のあ「私も、少し出てくるから」


美嘉「おいっす……」



のあ「……」退出



美嘉「あー……」

藍子「はぁ……」

李衣菜「ふぅー……」


 ゲシゲシゲシ!ドゴドゴ!!ドス!ドゴ!ドス!ドス!
 ウゲェゴボウ゛ウ゛ゴボゴボオオオォォォォ
 キャーハイターキタナイーソノママチッソクシスルンジャナイノー?キャハハハハハ………


のあ「……」

---外---

P「じゃあお願いします……。ええ…はい……はい……失礼します……」


P「ふぅ……」ピっ


P「……」くるっ


 振り返るとのあがいる


P「うわぁ!?」


のあ「……」


P「なんだよいたのか……」


のあ「……誰と…電話していたの…?」


P「…関係ないだろ……」
 

のあ「……」


P「俺が誰と電話しようと関係ねぇだろうが!


P「………お前、兄貴の電話盗み聞きしてたのか!」
 

のあ「…いえ……ただの興味本位です……」


P「弟分がこんなことして良いと思ってるのか」


のあ「…すみません……」


P「……ったく。気ぃつけろ馬鹿が…」

のあ「………」


P「……」


のあ「プロデューサー……」


P「なんだ」


のあ「もし…誰にも言えない事が……あるのなら…。……私に言って」


P「え?」


のあ「私を頼って……………私を…見て……」


P「なにを言ってるんだよ…」


のあ「逆に……言わなければ…ひどい事になるかも……」


P「お、お前は………」


のあ「……悪いようにはしない…」

---モバ組事務所、前---

P「なんだ…のあの…あの様子は……」


P「僕が…警官だって知ってるのか……」


P「うぅ……」


 事務所に入る


P「!?」


美嘉「プロデューサーお帰りー★」


 拓海ぼろぼろ


P「拓海!」


P「やりすぎるなと言ったろう!」抱きっ


拓海「………」

藍子「顔は傷つけてませんよ?」


李依菜「わた、私はちょっとやりすぎたかなー」


美嘉「李依菜はマジでぼっこぼっこにしてたからねー」


美嘉「この馬鹿!」ドゴっ


李依菜「ぶっ!」


藍子「すいません。プロデューサー…この子がもう…」


李依菜「兄貴たち……だってブッ!」殴られる


藍子「……」

P「骨は確実に折れてるな……内臓破裂が心配だ………」

 拓海の口枷をとる

拓海「………こん…な…ひょろい雌共に……そこまでやられるかよ…」


P「意識があったか…!?」


美嘉「てめぇ……」


藍子「………頑丈ですね」


李依菜「……」


拓海「てめぇも俺に触るんじゃねぇ!!」バッ


P「……骨は絶対折れてるぞ…」


拓海「うぐ……こんな…こんな…事しやがって……てめぇは…」泣き


P「もうお前の知ってる俺じゃあないよ」


拓海「ううぅぅ………」

 ダダダダダ!
 
 事務所に黒服(男)が入ってくる

拓海「なんだよ……こいつら………」

美嘉「チンピラ。女売る専門の奴らだけど」


P「お前、顔も体も良いからな。良い商売になると思うよ」


拓海「そんな…嘘だろ」


 黒服が拓海を連れていく


拓海「プロデューサー!おい、嘘だろ!助けてくれよ!」


藍子「さようならー」


拓海「嫌だ!離せ!クソ!」


P「じゃあな拓海。二度と合う事もないだろう」


拓海「嫌、嫌、嫌ああぁぁぁあぁぁーー……………………!!!!」


 バタン



P「……お前ら…あれが売り物にならなくなったらどうするつもりだ」

李依菜「…ごめんなさい」


藍子「ごめんなさい」


美嘉「……」


P「……美嘉」


美嘉「…あいつ絶対プロデューサーに惚れてたから気に喰わなかったのー★」


P「は?(何を言っているんだこの娘は……)」


美嘉「組の会条にプロデューサーとはくっつかないとかあるけどさ、私はストレートにプロデューサーが好きだよ★」


P「………」(・△・;)

P(……どうする、全然嬉しくないぞ!)


美嘉「だから気に喰わなかったのー」


藍子「そんな事言ったら制裁受けますよ」


美嘉「そうなのかなー。そしたら破門でもされてプロデューサーと堅気になって結婚しようか!」


P「馬鹿な事を言うな…。とにかくこれからは俺の言う事をちゃんと聞くんだ」


美嘉・藍子・李依菜「「「はーい」」」

---東アイドル会本部---
凛「じゃあプロデューサーがサツなのは確実なんだね」


のあ「はい。電話をしているのを……聞きました」


凛「前にバラした女刑事は最後まで吐かなかったからなぁ……。けどようやく尻尾を掴んだわけだ」


のあ「……」


卯月「どうします?」


未央「こっち側に引き込む?潜入捜査官ならそのまま潜入側に取りこまれるなんて事も良くあるわけだし…」



東あいどる会 会長

千川ちひろ「バラしなさい」



凛「会長…!」
 
 4人、頭下げる

ちひろ「マル暴の奴が入りこんでたなんてうちの組のメンツが立たないでしょう。殺すのよ…」


卯月「し…しかし会長……彼はまだ使い道も…あるかと……」


ちひろ「私の言う事が聞けないと言うの?」


卯月「い…いえ……」


未央「……こ…こちらに引き込むというのは…どうでしょうか……サツへの2重スパイも……」


ちひろ「貴方達、私を怒らせたいの?」


未央「す…すみません………」


凛「わかりました会長。モバ組の始末、しぶや組にお任せ下さい」


ちひろ「そう。じゃあ貴方に任せるわ」


凛「ありがとうございます。……のあ。貴方は私の組に来なさい。悪いようにはしないから」


のあ「……はい………」


卯月・未央「「………」」


ちひろ「組員は全員殺していいけどプロデューサーだけは私の所に連れてきなさい」


凛「……………っ」


凛「…………分かりました」



---東あいどる会本部、外---

卯月「まゆ、しぶや組よりも先にモバ組を襲うか守るかしてください。プロデューサーさんの安否優先で事を勧めるように」

まゆ「…それは」

卯月「私も動きます」




未央「……どうしよう……。このままじゃプロデューサーが………」

未央「この際、東あいどる会を裏切ってでもプロデューサーを守るしかないよね」

未央「前々から西あいどる会の誘いもあったし、事の後は鞍替えも……」

未央「じゃあ……まずしぶや組を潰してプロデューサーを守ろうかな!」
  


---警察庁暴力団対策本部---

真奈美「私の力も貸すのかい?」

楓「ええ…。今回、モバ組へのガサ入れと称して構成員の全始末……私の班内では対処が難しいので」

真奈美「大きく出たね、一人殺ればいいのに。この件、東あいどる会の幹部連中にも話通してないんだろう?」

真奈美「3次団体程度とはいえ組一つ潰すとなると相手側もうるさいいんだよ」

真奈美「警察と極道だって上層部では色々やり取りしているものなんだからさ……」

楓「後を残せば、危険がありますから………」

真奈美「ま…分かったよ。協力しよう」

楓「ありがとうございます……」



楓「………」



眠たいのでいったん区切りにします…

続き期待支援

再開します

待ってた

---モバ組事務所---
 プルルルルルル
P「はいモバ組…もしもし?…のあ?」


のあ『すぐに……身を隠しなさい』


P「なに?」


のあ『あぶないの…狙われてるわ』


P「……!……やっぱりばれてるのか?……お前も知って——」


のあ『…プロデューサー……私…』

 『ダァン!!』

P「うっ……のあ!?」

のあ「う……」


凛「駄目駄目。そんな事しちゃ」


ちひろ「馬鹿な娘」


のあ「プロデュー…サー…」

 のあに近づく凛

凛「ふふふ、ありがと………」ボソっ


のあ「……え?」

  ダン!

  
  ぱた……… 

 高峯のあ、死亡



ちひろ「やはり凛は役に立つわね」


凛「ありがとうございます」


ちひろ「他の幹部は何やら彼にうつつを抜かしてるみたいだけど、貴方は心配ないみたいだしね」


凛「はい」


ちひろ「この調子でプロデューサーの件もよろしくね…」


凛「任せてください」




凛(ふふ……)



支援ですよ!

P「のあ……?」


凛『プロデューサー』


P「うわ!…凛さん!?」


凛『貴方がデカだって…もうばれてるから』


P「!」


凛『近々そっちに行くから…逃げても良いけど……必ず見つけ————』


 ピッ


P「……」

美嘉「どうしたのプロデューサー? のあの兄貴に何かあった?」


P「お前達に話がある」


藍子「……プロデューサーさん?」


李依菜「?」


P「俺は…いや、僕は刑事だ」


3人「「「!!!!!」」」


P「6年も前から東あいどる会に潜入してる。けどそれがばれたみたいで……多分この事務所が襲われるだろう」


美嘉「プロデューサーが……サツ…?」


藍子「そんな…」


李依菜「あわわわわわわ」

P「君達はどうとかそういう問題じゃなく、モバ組全員がおそらく……消されてしまう」


P「僕は…正直、身を隠して警察に戻りたい」


P「けど、お前たちはそっちに頼る事も難しいだろう」


李依菜「ひぇええええっ」


P「しかし会長達に僕の首を差し出せば…まだ君たちはどうにかなるかもしれない…」


美嘉「!」


P「そこで聞く……。君たちはどうしたい……?」


P「君達が……望むなら…僕はこの首を差し出そう。」


P「それで君達の安全が買えるなら僕は……自分の犠牲も厭わない」

美嘉「………っ」


藍子「……」


李衣菜「……あわわ…」



P「少しだけ時間がある。考えてくれ」

 テクテク… 
 
 P、外へ歩いていく



P(今のうちに逃げないと………)


えっ

美嘉「プロデューサー!」抱きっ


P「!!!???」


美嘉「私はプロデューサーと離れたくない!お勤めしても良いから私も一緒に行く!」


P「美、美嘉………」


藍子「私も……東あいどる組に仕えてきたんじゃありません。プロデューサーさんについてきたんです」


藍子「だから本家に弓を引いても……おそばを離れません…」


李依菜「わわわわ私もついて行きますからっ。でないと……(絶対殺されちゃうよーっ)」


P「お前達……」


P(チンピラ風情とは言え……僕はこんなにも信頼されていたのか………)


P「警察に行ったら…ちゃんと更生するんだぞ…?」


美嘉「うん!」


藍子「はい!」


李依菜「は、はい」

P「じゃあすぐに事務所を出るぞ。ここは危険だ」


藍子「分かりました」


藍子「一応、チャカとか…持って行きますね」


P「仕方ないか……」

---モバ組事務所前---

李依菜「とりあえず外は誰もいません!」


美嘉「寒っ」


P「僕のコート来ていろ」


美嘉「プロデューサー……」


藍子「行きますよ」



 テクテクテク



P「……!数は少ないが…他のシマの奴らがいるな………」


藍子「あれは…ほんだ組…?」


P「僕たちを張ってる感じじゃないな…」


P「まあ今は良い…いこう」


美嘉「うん…」

 
 コソコソコソ

東あいどる会 ほんだ組舎弟

喜多見柚「しぶや組の人ら来ないねー?情報合ってるの?」


東あいどる会 ほんだ組舎弟

小松伊吹「ああー早くしぶや組の奴ら撃ちまくって踊らせたいぃー!」


東あいどる会 ほんだ組舎弟

松山久美子「仕事は美しくスマートにするものよ」



柚「ちょっと別の所見てくる」


伊吹「ん。わかった」

 柚、コソっ

柚「いないなー」



東あいどる会 しぶや組 客分

和久井留美「誰がいないのかしら」


 パシュっ

 喜多見柚、死亡


留美「……」
 

 遠くの方から銃声 ダン!ダンダンダンダンダン!!!!!! 


留美「はぁ……もっと静かにできないのかしら」

 松山久美子、死亡

伊吹「あわわわわわわっっ!!!!???」逃走



東あいどる会 しぶや組 客分

森久保乃々「ひぃぇ……人ぉ殺しました……帰りたい……」

乃々「逃げた人追っかけなくて良いよね…?……極道止めたいです……」

P「銃声!?」


美嘉「どこ!?」


藍子「さっき通り過ぎた所みたいです!」


P「何なんだ!?」


李衣菜「ひぃいいっ…」



 ザッザッザッザッザッザ!!!



P「ん?」


美嘉「プロ、プロデューサー!武装警官だよ!」


武装警官「「「「……」」」」


P「そうか!僕を助けに来てくれたんだ!」


李衣菜「さっきの銃声はあの人たちですね!」


 P、武装警官の前に出る


P「おおーい!」

真奈美「おや、本人自ら出てくるとは」


楓「………」


P「楓さん!事情を聞いて保護しに来てくれたんですね!」


P「危ない所についさっき僕も正体がばれた事を知って……」


 チャ! 武装警官銃を構える


P「な……何をしているんです?」


真奈美「暴力団の言う事は聞かないよ。君には片桐早苗の殺人容疑がかかっている」


P「そんな…そんな馬鹿な事があるか!僕が早苗先輩を殺すなんて!!!」


真奈美「………」


P「楓さん!」


楓「……」


真奈美「撃て」



藍子「プロデューサーさん!!!!!」バッ

 ダダダダダダダダダダダダダダン!!!!!!!!!

 藍子たちはPを助け裏路地へ逃げる
 

藍子「大丈夫ですかプロデューサーさん!」

P「僕は……警察に…切られたのか………」

李衣菜「プロデューサーさん……」

美嘉「早くここも逃げないと!」

P「くっ…」

 ダダダ——



藍子「……」


P「藍子!?何をしてるんだ、逃げないと……」

藍子「さっきので……少し撃たれてしまいまして…これだと逃げるのは足手まといになります……」


P「藍子!」


美嘉・李衣菜「………っ」


藍子「先に……行ってください。サツの足止めをします」


P「藍子…………。………」


P「………すまない……」


 ダダダダダダダダ………

 去っていくP達



藍子「プロデューサーさん……会状で言えませんでしたけど…………ずっと前から…好きでした………」


 ザザザザザザザザ!!!!!


藍子「………」


真奈美「射抜いたのはチンピラ一人だけか…」

藍子「簡単に先には行かせませんよ」チャキッ


真奈美「そんなおもちゃ一つで武装警官に勝てると思っているのか?」


藍子「そうですね……………なら、これならどうですか……!」


 手榴弾を取り出す藍子


真奈美「貴様っ!!!心中する気か…!」


藍子「…ふふ……」


 ピンを外そうとする藍子


真奈美「逃げ——」


藍子「さようならプロデューサーさん…」

 ダン!


藍子「きゃあ!」


 コロンコロンコロン……


楓「………」シュウゥゥゥ…


真奈美「おお!さすがだ楓君!手榴弾を持つ手だけを撃つとは」


楓「……隊員の方たちは先に行って、プロデューサー達を追いかけてください」


武装警官「「「「「は!」」」」」


 ザザザザザザザザ………………


藍子「くっ」


真奈美「残念だったなチンピラ」


楓「……」テクテク

楓「さ…銃を渡して投降してください………」


藍子「………ぅぅ」


 藍子の銃を取り上げる楓


楓「……」チャ…


真奈美「さて…私達もプロデューサー君達を追いかけようか—————」


  ダン!


真奈美「なっ…」


藍子「え?」



楓「………」しゅうぅぅぅ…



真奈美「君は…ごふっ……何を…」


楓「私のプロデューサーを殺させはしないわ」


 ダンダンダン!!!!!!


真奈美「————」ドタン!


 木場真奈美、死亡

楓「………」


藍子「貴方は…一体……」


楓「うるさい上司だったから……」


藍子「貴方もプロデューサーの事を……」


楓「貴方”も”……ね…」


楓「やっぱり男が彼だけじゃあ言い寄る女も多いわよね……」



楓「それはとても許せない事だわ」



  チャッ…


藍子「!」


楓「貴方には警官殺しの罪を被ってもらうわ」


藍子「それで私の銃で撃ったんですね…!」

藍子「………っ」


楓「……」

藍子「嫌だ!あなたなんかにプロデューサーをとられたくない!」



楓「……」



藍子「私が!私が…!!!!」




楓「死んでもそういう事言えるかしら」



  バン! 頭吹っ飛ぶ



楓「………」



 ドシャッ……



 高森藍子、死亡




楓「……言えないわよね」

P「はぁっはぁ!」


李衣菜「これからどうするんですか!?頼りに警察にも狙われて……!」


P「そんな事わかるもんか……!」

P「くそ…!」


美嘉「プロデューサー……」

---とあるビルの屋上---

未央「私の組の人間がやられてる……?」


未央「何で?どうして?」


未央「奇襲をするのは私の組のはずなのに逆にやられているなんて…!」



凛「未央の事なんて全部、会長にはばれてるんだよ」


 ドスッ


未央「……え?」


未央「ごふっ」腹から刀が突き出てる


未央「…渋…凛……?」


凛「馬鹿な真似したよね。モバ組を潰すと言ったのは会状を守らない奴をあぶり出すため」


凛「まぬけだね未央」

未央「……凛っ……!」

 ずぐぐぐぐぐ

未央「ごほ……。……っ」


凛「ほんだ組もついに終わりか…。しまむら、しぶや、ほんだ…と兄弟(姉妹)の盃を交わした仲だけに少し悲しいよ……」

 ブシュッ 刀抜く

未央「ごっほ………か…ぁ…」


凛「痛い?…苦しいのかな?……今楽にしてあげるね」


未央「ーーーーーーっっ!!!!!」


 ズパン!

 ゴロッゴロッゴロゴロゴロ………


凛「……」


凛「ほんだ組はおしまい…。分かりやすい行動をとってくれたから対処がしやすかったかな」


凛「あとはしまむら組と……警官がやっかいだね…」

 ピっ

凛「……」

 プルルルル

凛「あ……もしもし?」

---路地裏---

 プルルルル

李衣菜「あわわわわ!」


P「馬鹿っ」


李衣菜「はいっ多田です!」


美嘉「でるのかよっこのばか!」


李衣菜「え……あ………はいぃっ…どうも親父………(偉い人って親父でいいんだっけ?叔父貴?)」


凛『多田だっけ?モバ組の』


李衣菜「はいっ!そうっす!」


美嘉「ちょっと誰と電話してんのよっ今それどころじゃないでしょっ」


P「李衣菜っ」


凛『他の二人には黙って聞いて。貴方助かりたい?今殺されそうでしょ?』


李衣菜「はっはい!今とてもやばい状況です!」


凛『死にたくないでしょ?』


李衣菜「死にたくないです!」


凛『じゃあ私の言う事……聞いてくれないかな?』


李衣菜「何ですか!?」

美嘉「プロデューサー……李衣菜の電話…何かやばくない?」


P「僕もそう思ってきた……」


美嘉「李衣菜が電話で気を取られている内にアイツ置いて逃げた方がいいよ!」


P「馬鹿を言うな!李衣菜は僕について来てくれたんだ……一人置いて行くなんて死ねと言っているようなものだろ!」


美嘉「駄目。私の勘があの電話はやばいって言ってる……すぐに逃げないと」


P「美嘉……」


 ザザザザザ


武装警官「いたぞ!モバ組だ!」


美嘉「見つかったっ逃げないと!」


美嘉「李衣菜は影にいるからきっと見つからないよ!」


P「クソっ」


 ダダダダダダ………

武装警官「待てー!!!!!!」

 ザザザザザザ!!!

李衣菜「美嘉の兄貴がみくの兄貴を売った……?」


凛『そうなんだよね。私に直接言ってきたから間違いないよ。会長にも会ってる』


李衣菜「何故…」


凛『あの子…野心家っぽかったからね。出世狙いじゃないかな?身内を売るって事がどういうことかは分かってないみたいだけど』


李衣菜「許せない……みくの兄貴を…」


凛『だよね?じゃあ警官の方はこっちで何とかするからアンタには彼女の対処をお願いできるかな』


李衣菜「……対処…と言われても………」


凛『殺せってことだよ』

 パパパパパパパパパ!!!!!

P「街中で平気で銃を撃つなんて……!」


美嘉「どっちが極道よーっ!!!」


 武装警官、前進





留美「………」ヒュッ





 カランコロン……


楓「手榴弾!?」


 ボォンッッッッッ!!!!!

P「うわあ何だ!?」





乃々「帰りたいよぉーおー………」

 ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!

 


警官「ぎゃあ!」「うぎゃあ!」「ぐあ!!!」


楓「狙撃っ!?…くっ…これでは………」

P「なんだかわからんが警官は追ってこられないようだな」


美嘉「逃げ切れるのかなっ」


P「どうかな…安心するにはまだ…な………」


美嘉「プロデューサー…このまま逃げ切れたら…私……まっとうな生き方するから……だからさ……さっきの…」


P「警察にも東あいどる会にも狙われてまっとうな生き方もできるのかな……」


美嘉「私達二人なら絶対大丈夫だよ★」





李衣菜「騙されちゃ駄目ですよプロデューサー!」



美嘉「李衣菜!?」


P「無事だったか!」

李衣菜「美嘉の兄貴……いや…その女はみくの兄貴を売った張本人なんですから!!!」


P「なんだと!?」


美嘉「!?」


李衣菜「証拠は上がってますよ。さっきしぶや組組長に聞きましたから間違いないです!」


P「美嘉……お前は…」


美嘉「ちっ違う!アタシはそんなことしてない!」


李衣菜「凛の兄貴が嘘ついてるとでもいうのかチンピラ!(なんか気持いー!)」


P「みくは……みくはモバ組唯一の良心だったのに……それをお前は……!」

李衣菜(え…みくの兄貴だけ?…わ…私も結構プロデューサーさんに好かれていると思ってたのに……)


美嘉「っ……そうやっていつもみくばっか可愛がってたのはムカついてたけど…」


李衣菜「ほらやっぱりチンピラが犯人じゃん!」


美嘉「違うっつってんだろ!」


P「美嘉…よくも…よくもみくを……あれから全てがおかしくなったんだ!!」


P「だからお前は昔から好かなかったんだ!勝手気ままで!暴力的で!最低だ!」


美嘉「そんな……私は…」


美嘉「違っ—————」



楓「…見つけたわ……」

 
 バン!

また眠たいので区切りにします……おやすみなさい!

Pもなかなかの糞野郎だなぁ

再開します

今回で終われるように頑張ります

美嘉「きゃ!」


P「楓……さん……」


楓「プロデューサーさん」



美嘉「ぅ……」肩を撃ち抜かれて出血


P「……」チャキ…


楓「銃を下してプロデューサー………私は貴方を殺すつもりはないから」


P「!?  今更何を言うんだ!さっきまで殺そうとしていたくせに!」


楓「上司の命令だから仕方がなかったのよ!でももう大丈夫……彼女は死んだから…。
  私が口添えすれば殺される事はないから…!」


P「じゃあなんで美嘉を撃ったんだ!」


楓「邪魔だもの」


楓「貴方は彼女らに汚染されてしまっている。一人でも残っていれば必ず尾をひいてしまうわ」

P「藍子は……藍子はどうした!」


楓「?……ああ、さっきのチンピラ…当然殺したわ」


楓「こう…パンっ!て……頭を銃でパン!って…」


P「貴方は……っ」


楓「殺らなければこっちがやられていたのよ!彼女は銃を持ってたのよ!?殺すしかないじゃない!」


楓「それとも何……警官が極道を殺しちゃいけないって言うの…?笑えないわ……あれは正当防衛よ」


P(情緒不安定か……?)

楓「さぁプロデューサー…私と一緒に来て……」


李依菜「駄目です!プロデューサー!凛の親父が素直に身を差し出せば許すと言っていました!私と来てください!」


美嘉「プロデューサー2人とも信用できないよ!私と一緒に逃げよう!」


P(もう誰も信用できない……)


P(一人で逃げたい……)


P(この中で一番強そうな人について行ってまずこの場を切り抜け、そのあと裏切る……これしかない…!)

Pも最低だなw

P「…楓さん———」


P「!!!」




まゆ「ふふっ……」



楓「後ろ!?」


まゆ「遅いですよぉ」


 ズドン!

 ショットガンで楓の腹を撃つまゆ


楓「っっっ!!!!!」ドンガラガッシャーン


P「楓さん!」

P「楓さん!」


美嘉「しまむら組の……まゆの叔父貴……」


まゆ「貴方も邪魔ですねぇ」じゃ…


美嘉「!!!!!!!!」


 ズドン


美嘉「ぎゃあ!!!」ブチッ



P「美嘉!!?」


李依菜「ひっぃいいい!!!???」ダダダっ

 
まゆ「貴方は…って逃げちゃいましたかぁ………彼女は別に殺すつもりはないんですけどぉ」


P「まゆさん……」


まゆ「ふふ……プロデューサーさぁん………」

P「しぶや組だけじゃなく、しまむら組まで動いているのか……なら、ほんだ組も……?」


まゆ「そうですねぇ…」


P「たかだかエダの3次団体に何故そこまで………」ガックシ


まゆ「でも…ほんだ組の未央の叔父貴はさっき亡くなりましたよぉ…」


P「何だって!?馬鹿な……東あいどる会の幹部の一人だぞ!?」


まゆ「ほんだ組会長以下数名は会条を破ってプロデューサーさんを殺そうとしているしぶや組を襲おうとしたんですー……
   けど返り討ちにされたんですよぉ……考える事は皆一緒ですね…」


P「一緒?」


まゆ「しまむら組も……プロデューサーさんを守る側につきましたからぁ…」バッ


P「フグっ!?もご!もががががが!!!!!」顔に袋かぶせられる


まゆ「大人しくしてくださぁい…睡眠薬塗ってありますからすぐに気持ち良くなりますよぉ………」


P「ふああああぁ……」バタン

まゆ「ふふ…………。……あらぁ?」


まゆ「ピンク髪のチンピラがいませんね……まぁあの傷ではまず助からないでしょうから放っておきますかぁ……」


 テクテクテク……


楓「……っ……」


まゆ「防弾ベスト越しとはいえ相当効いたみたいですねぇ……内臓大丈夫ですかぁ?救急車呼んでおきますねぇ」ピポペ


まゆ「私が扱える程度の散弾銃なので大きさほどの威力はないんですけどぉ………あらあらぁ、吹っ飛んだ場所が悪かったせいで
   全身ボロボロですね……特に顔が………」


楓「……ぅ………グスっ……」ポロポロ


まゆ「そんな顔じゃあ……プロデューサーさんにはもう…愛してもらえませんねぇ…」


楓「…ぁ………っ……ぁ……っ…」だんだんだん


まゆ「手をバタバタしてどうしたんですか…?まゆが憎いんですかぁ?でもまゆはもっと貴方の事憎いんですよぉ…
   プロデューサーさんを自分のものにしようだなんて考えてる人間は皆……憎いんですよ…」


楓「……っ………………っ………………………っ」だんだんだんだんだん


まゆ「ふふ…さようならぁ」


 ズルズルズル…………………(P、引きずられていく)


楓「…………ぅぅ………」ポロポロポロ
   

 高垣楓、内臓破裂・全身裂傷の重症。特に顔の損傷が酷く、一人の人間以外で素顔を見せる事は二度となかった

---裏路地---
 
美嘉「く……そ………」てく……てく


美嘉「足が……アタシの左足が………」


 ずる!


美嘉「ぎゃあ!!」バタン!


美嘉「………痛いぃ……痛いよぉ………プロデューサーぁ……」


 ずるずるずる…… 


美嘉「アタシじゃない……アタシじゃ…ない………」


 ずるずる……


美嘉「アタシじゃ…………」


 ず……る………


美嘉「……」


 ……


 城ヶ崎美嘉、生死不明

---廃れた工場跡---

P「ハッ……ここは!?…縛られてる!?」


まゆ「おはようございますプロデューサーさん……まだ夜ですけどねぇ…」


P「くっ…僕をどうするつもりだ!」




卯月「もちろん、飼うんです!」




P「卯月さん…!」 


卯月「私がプロデューサーさんの事…これからずっと養っていくので安心してください!」


P「東あいどる会に盾突いてでもですか!」


卯月「東あいどる会の3大勢力はしぶや、しまむら、ほんだの三つ。けど、ほんだ組は会長が消えて弱体化間違いなし。
   相手をしぶや組一つとみれば勝算は十分にあります!」


P(確かに……)


卯月「プロデューサーさんは私の夫としてバン!と構えてくれていれば良いです!」


P「夫……」


まゆ「…」


P(もう行くあてもない状況だったが…これは案外良い提案じゃないだろうか…。警察にも帰れない、東あいどる会に狙われてる……
  いっそ本当に極道になるのも悪くない……いやこれしか生き残る道は……)

 ドルン!


P「ん?」


 ドルン!ドルン!

 ドルルルルル!!!!


卯月「あ、かかった」


P「そのチェーンソー……どうするつもりかな?」


卯月「プロデューサーさんの両足を切り落とすんです」


P「は」


卯月「逃げないようにです」


P「そ、そんな馬鹿な事は…」


 ドルルルルルルルルル!!!!!!


P「ちっ近づかないでください!や、やめ!うわ!うわああ!!!!」


 ドルルルルルルルルルルルルルルル!!!!!!!

 じょりじょりじょりじょり

P「止めてっやめてくださぁいっ!!!!」


卯月「まだ皮だけですよ!ゆっくり!ゆっくりいきますから!はぁはぁ!」


P「ぶくぶくぶく……」泡吹く


卯月「はぁ!は、はぁ!!!!!」


 ぎゅ……


まゆ「………」


卯月「まゆ?どうして止めるんですか!」ドルルルル・・・


まゆ「そこまでですよぉ……島村卯月会長ぉ……」


卯月「会長に背くんですか!怒れますねー!!!!せっかく良い所だったのに!!!!」


まゆ「プロデューサーさんを傷つける事は見ていられません……」


卯月「なら死になさい!」


 ブンッ!!!!
 

 ズパン!

P「う……ちょっと気絶してた………」


P「足は…少し切れてるけどまだくっついてるな…」


P「ん!?」


まゆ「………」


卯月「………」


P「なんだ…どういう状況だ……?」


卯月「くっ……よくも…手を………」


まゆ「あなたの斬り返しなんかには当たりませんよぉ……」


卯月「私に盾突いてどうするつもりですか!生き残れると思ってるんですか!」


まゆ「何言ってるんですかぁ?盾突いたのは会長……貴方ですよぉ?」


卯月「なに!?」


 ぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃ…… 


凛「………」


ちひろ「………」


しまむら組組員達「…………」

卯月「……なんで…」


ちひろ「私に背くなんていい度胸してるわね…卯月……」


卯月「会長……!」


凛「みんな……さっき卯月は組全体を挙げて刃向うみたいな事言ってたけど…どうなのかな?」


しまむら組組員「私達は卯月会長にはついては行きません」

しまむら組組員「凛の叔父貴に忠誠を誓っています」


卯月「……みんなっ!?」


凛「じゃあ卯月一人と……東あいどる会との対決…かな。勝てるかなぁ卯月……………大丈夫?」


卯月「まゆ…!貴方が仕掛けたんですか皆に!」


まゆ「人聞きが悪いですねぇ…会条に背いた貴方を報告しただけですよぉ」


卯月「兄貴分を売るなんて!」


まゆ「東あいどる会は会条優先ってちらし…そういえば来てたんですよねぇ……最近」


卯月「そんなの知らない…」


まゆ「昨日ですからぁ…」


卯月「このっ…」

凛「ま……観念しなよ」ジャラジャラ

 ぎゅう!

卯月「ぐえ!?」


凛「悲しいかな……さよならだね………………未央によろしく」


 ジャラジャラジャラ


凛「じゃあ皆その鎖思いっきり引っ張るんだよ」


P「そんな事をしたら……」


凛「鎖は天井に引っかけてあるからね。吊るされるよね」


卯月「止めて皆!私はしまむら組の会長なんですよ!」


しまむら組組員「「「「「「「「………」」」」」」」」


凛「首吊りみたいになるかな?汚い死に方だよねあれ。ここは人あんまり来ないから……。
  見つかった時には眼球や舌が飛び出て顔がパンパンに張れて変色して、涙、涎、尿、糞をまきちらしながら腐っているんだよ」


凛「だからまぁ、しまむらの組員の皆もさ……もし元親父分に思いやりがあるなら思いっきり勢いよく鎖をひいて首の骨でも折ってあげようよ」


凛「苦しまないで死ねると思うから……」

 ジャラジャラ・・・・・・グイッ


卯月「う゛…」


 グググググ・・・・・・


凛「あらら……ゆっくり引くんだ。ごめんね卯月…貴方の死に方、苦しいらしいよ」


まゆ「さようなら会長…」


卯月「ぐぉおぉおぉおぉおぉお!!!!!!!!!」






P(卯月さんはそのまま吊るし首にされて死んだ…)


P(悲しいとは思わないが、彼女が苦しみながら死ぬのを見ていくのは同情を覚えずにはいられなかった)


P(どんな人間でも悪い事をすれば制裁を受ける……………僕はどうなるんだろうか)


 島村卯月、死亡

ちひろ「ふははははははは!!!!単純な娘たちばかり!!プロデューサーは私の物よ!!!」


P「く……」


ちひろ「つい先日、貴方に恋簿を抱く事を禁止したら自主的に行動を起こしてくれるんだもの。会条を作って正解ねぇ?」


P(ちらしが回ってきた時は何を良く分からない会条を作ったものだと思ったけど……こんなに波紋を呼ぶなんて…)

P(極道娘に好かれても全然嬉しくないんだけどなぁ……ぅぅ)

凛「会長。プロデューサーが私の物って言うのはまずくないですか?会条の建前、会長自身も守らないと」


ちひろ「何を言っているのかしら?私の会なのだから私がどう振舞おうと勝手でしょう?」


凛「そういうわけにはいかないんですよ会長」
 
 すっ

ちひろ「……刀なんか出して何の真似……?」


凛「言った本人が守らなくて誰が会条なんか守るんですか?」



凛「東あいどる会を混乱させた責任…取ってよね」



ちひろ「貴方だってその会条に従って組員をバラしていったでしょう!」


凛「うん。丁度いい会条だから利用したんだ。でも私もプロデューサーを自分のものにしたいからもう邪魔なんだよね。だから死んで」


ちひろ「この………だれか!この恥知らずを殺しなさい!」


まゆ「……」


しまむら組組員「「「「「「「「「………………………」」」」」」」」」 

凛「言ったよね?彼女達は”私”に忠誠を誓ってるの。貴女じゃあないよ」


凛「まゆも…とりあえずしまむら組をあげるから手打ちで良いよね」


まゆ「…とりあえずはぁ……」


凛「ふふっ……」


まゆ「ふふふ……」


凛「…」


まゆ「…」


凛「ま……という事で終わりだよ会長」


ちひろ「そんな馬鹿な…私が……東あいどる会の会長であるこの私がっ!」


凛「じゃあね」シュッ


 ズパン


凛「……」チン…


 ぐしゃぁ!
 

 千川ちひろ、死亡

凛「ふう……」


凛「あれ?プロデューサーは?」


まゆ「逃げたみたいですねぇ…自力で縄をほどいて」


凛「無駄な事を…」てくてく





李依菜「………あの」


凛「ああ。モバ組の多田……だっけ。どうしたのそんな所に突っ立って」


李依菜「私はどうすれば…」


凛「うちの組で預かってあげるよ。貴方、無害そうだから」


李依菜「ありがとうございます!」


凛「あー…そう言えば…。さっき前川みくを私に売ったのはピンク髪って言ったの嘘だから」


李依菜「…え?」


凛「単純にモバ組に潜り込ませていた、のあからの情報だよ」

凛「嘘の情報だったけど貴方は良く動いてくれた。ありがとう」


李依菜「そんな……」

P「はぁはぁはぁ」


P「もう訳が分からない…!やはりまともな組織じゃあない、あそこはっ」


P「逃げろ…!とにかく逃げ——————」


 ドォォォン!


P「ぐあ!足が!」スッテンコロリーン!




乃々「……帰りたいよぉ」




P「くっくそ……」


留美「動かないで」チャキ


P「うっ」
 

凛「御苦労さま」てくてく


留美「…」スッ


まゆ「ふふふ…」てくてく


凛「駄目だよプロデューサー逃げるなんて何考えてるの」


P「来るな!来るな!」


まゆ「別に殺したりしませんよぉ?東あいどる会はもうプロデューサーさんを殺そうとはしませんからぁ」


P「じゃあどうする気だ!?」


凛「もう警察には戻れないでしょ?……プロデューサーは私達の言う事を聞くしかないよ」

---病院---

拓海「う…」


拓海「ここは……」


楓「病院よ」


拓海「どわ!?ミイラ!?」


楓「…失礼ね」


拓海「あれ………アタシはどっかに売られたはず…」


楓「貴方を連れて行った黒服は警察の者よ。潜入捜査官だったプロデューサーさんが根回しして助けたの」


拓海「潜入捜査官…?だからか………」

拓海「ん!?あの寝てるピンク髪の女……アタシをボコった奴の一人!」


美嘉「……」スピー・・・


拓海「起きたらボッコボコにしてやるからな!」


楓「…」


拓海「………」


拓海「その……捜査官だった、って…どういう事だよ」


楓「…………それはね——————」

---その後 東あいどる会本部---

東あいどる会 ほうじょう組 会長

北条加蓮「私達がいない間に大変な事があったみたいだね……」


  東あいどる会 かみや組 会長

神谷奈緒「くそっ…モバ組も潰れたっていうじゃねぇか」



加蓮「私が見つけて盃あげたのに…よくも……」


奈緒「やめとけよ…ちょっと前の会条でそう言う事いったら制裁受けるようになったんだぞ」



東あいどる会 しまむら組 二代目会長
まゆ「大丈夫ですよぉ…会長も変わってその会条もなくなりましたからぁ」


加蓮「そうなの?」


まゆ「そうですよぉ」


奈緒「……ちっ。アンタがしまむらの会長になるとはな」


まゆ「ふふふ…」

加蓮「卯月も未央も死んで東あいどる会もずいぶん様変わりしちゃったし…」



東あいどる会 ほんだ組 二代目会長

双葉杏「めんどくさいなー…何で私が会長なんだー」


東あいどる会 ほんだ組 若頭

諸星きらり「にょわー!」


杏「静かにしてー…」


 ぎぃい

東あいどる会 しぶや組 会長
凛「みんな集まったね」


奈緒「どういうつもりだよ幹部皆集めて」


加蓮「ちひろ会長が亡くなって東あいどる会がごたごたしてるから立て直そうって話でしょ」
 

凛「それもあるけどね。今日は新しい…東あいどる会2代目会長のお披露目だよ」


奈緒「2代目会長!?」


加蓮「順当にいけば若頭ポジの凛が継ぐんじゃあ…」


凛「2代目、入ってください」

 こつこつこつ


きらり「にょわ!」


杏「うえ!?」


奈緒「な!」


加蓮「」ぽっ


P「東あいどる会2代目会長の……プロデューサーだ」

P(とんでもない事になってしまった)


P(僕が2代目会長なんて)


P(何故かと聞いたら皆言う事を聞いてくれるからだそうだ)


P(僕に拒否権はなく、なし崩しに祭り上げられてしまった)



凛「ふふっ…」


P(僕はこれから…どうなってしまうんだろうか)


P(けど……まともな事にならないって事だけは、何となくわかった)


「「「「二代目就任おめでとうございます!!!!」」」」


  
  おわり〜執筆者 千川ちひろ〜

---モバ事務所---

 ガチャ


P「おはよーうございまーす」


 っきゃっきゃ わいわい  おいおいっ


P「何をやってるんだみんな?」


みく「あ!Pちゃん!ひどいにゃこれ!みくがすぐ死んじゃうにゃ!」

加蓮「私ちょろっとしか出てこないんだよ!?」

奈緒「同じく!」


P「な、なんだ?」


拓海「この原稿だよ。この映画が元ネタ」


P「あうとれいじ?」

P「ああ。あの有名な奴か…でも俺、任侠映画は見ないからなぁ…」

P「これがどうしたんだ?」


卯月「ちひろさんが映画を見た後ボルテージが上がって…それをまねて脚本を書いたんです!」


ちひろ「どうですか!」


P「どうですかと言われても…」



 P、読んでみる



P「…貴方はアイドルにこんな事をやらせるつもりなんですか!」


ちひろ「エンタメですよ!エ・ン・タ・メ!あのアイドルがまさかって言う…」


P「コメディならともかく描写が酷すぎます。拓海がオエエエとかしてるじゃないですか!」


拓海「なんか恥ずかしい…」


みく「あっちなんか扱い関係なく団結してるにゃ!」

美嘉「口調はアレだけど私ヒロインじゃない?」


のあ「……モバ組って良いわね」


藍子「裏表がある性格でしたけどプロデューサーさんには一途ですから私」


李依菜「生き残ったよ私!」



未央「モバ組の時点で扱い良いじゃん!私は首が吹っ飛んで……」


卯月「私は吊るされて……」


みく「みくは銃殺だにゃ!」


P「映倫にもかなりひっかかりそうだしなぁ……クレームも…」ブルブル

まあ、アイドルにやらせるのは無理だなw

凛「ふふ」


まゆ「ふふふ……」


みく「なんか余裕な感じを出してる二人がいるにゃ!」


凛「私は大活躍だからオッケイだよ」


まゆ「まゆも……良いと思いますよ…最後に笑うのはまゆみたいな流れですからぁ」


凛「それはどうかな。私が実質東あいどる会を仕切れるようになったし」


まゆ「そうやって野心を見せるとすぐ殺されちゃいますよぉ?」


凛「……」


まゆ「……」


P「ストーップ!ストーップ!!!」


みく「あの二人はあまり作中と変わってないんじゃないかな」


加蓮「口調が普通になってますよ前川さん」

口調が普通で幻滅しました、みくにゃんのファンやめて前川さんのファンになります

P「楓さんはどう思います?最後ミイラになってますよ?」


楓「特殊メイクとかに少し興味がありますね。後半も演技力の見せどころです」


P「意外と前向きなんですね……」


P「ああ…ここに今いない木場さんとかパッション(ほんだ)組はなんていうだろうか……」


ちひろ「実写化…できませんかね」


P「できませんよ!」


ちひろ「ちなみにこの映画って続編がありまして…」


P「観ても良いですけどまた変な創作意欲沸かせないで下さいよ…」


ちひろ「みくちゃん復活しますよ!」


みく「続編賛成にゃーーーーー!」


P「はんたーーい!!」


 おわり

これで終わりです。コメ、読んでくれた方ありがとうございました。

任侠映画は普通見ないのですがアウトレイジは面白かったです。椎名桔平さんが特に素晴らしい演技でした。

お疲れ〜
ここからPが全国統一をする話を期待する

>>147
気が向いたら「びよんど?」を書くつもりですがPの出番は減ると思います。
西あいどる会(巴嬢とか)の妄想が膨らめばまた書いてみたいと思いんます

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