男「なあ、隣町のデパートまでチャリで行くとかしないか」

友「いけない距離じゃないしいいけど、メリットが...」

男「普段全く運動してないから丁度良いかも」

男「クリスマスにチャリで隣町のデパートまで行く奴なんかいる訳ないよな」

友「全くだ」

男「まあ、こうしなかったら、VIPやるだけだったんだけど」

男「着いた…」

友「あれがそのデパートだ」

男「でけえ…」

友「まだイルミネーションが灯るまでは時間が掛かりそうだな」

男「俺ここ来んの初めてだから全部回ろうか」

友「俺は何回か来たことあるぞ」

男「ここってリア充の巣窟なんだっけ？」

友「確かにそうだな」

男「じゃあこれからカップルの数でも数えようか」

友「いいねえそれ」

カップル「…」

男「カップル氏ね」

友「だよなあ」

男「あれで4ペア目」

カップル「…」

友「あ、もうあそこので5ペア目だ」

男「…100ペア数えるまで帰れまてんでもやる？」

友「面白そうだなそれ」

男「ねえ、もうカップル100ペアは見たかなあ」

友「余裕でもう200越えるんじゃね」

男「カップル多過ぎもう吐きそう」

男「今日は眼鏡持って来てないから通りすがりの女子の顔がよく見えない」

友「近視だもんな」

男「睨みつけてオナネタにしてやるか…」

友「テラスに出るか」

男「うー、外寒みー。あっちにカップルいる？」

友「えっと、一ついるな」

男「お、いた」

友「シッ！ここは静かに通り抜けるぞ」

男「え？」

カップル「…」

男「(体が密着してる…)」

男「…」

友「…」

男「帰りにちょっとスタバ寄ろうか」