ハルヒ「妊娠したみたい…」(262)

みくる「えー!?」

長門「…」

古泉「それは本当ですか?」

ハルヒ「本当…」

みくる「相手は…キョンくんですか?」

ハルヒ「違うと思う…」

みくる「違うと思うって…まさか心当たりが複数あるんですか?」

ハルヒ「うん…」

長門「相手をはっきりさせるべき」

ハルヒ「わからないわよ!だいたいその候補の中に古泉くんも入ってるんだから!」

古泉「はい、そうですね」

みくる「えーー!?」

ハルヒ「この事はキョンには秘密よ」

みくる「言えませんよ!」

長門「…」

ハルヒ「有希もやくそくして」

長門「それはできない」

ハルヒ「いいから約束しなさい!ほら」

長門「あなたが今からやろうとしていることは想像がついている、あなたは彼とセックスをして彼の子供という事にするつもり」

ハルヒ「うっ…だってしょうがないじゃん!相手が誰だかわからないんだから!」

オチが国木田だったら叩くからな

>>8



長門が突然爆発した

ハルヒ「ちょっ・・・有希、今、爆発しなかった!?」

長門「気のせい。貴女のあまりのビッチさ加減に思考回路がショートしただけ。」

みくる「と、とりあえず、キョン君、古泉君以外に誰と関係を持ったんでしゅかぁ~?」

ハルヒ「古泉君以外は誰だろ…覚えてないのよね」

みくる「そんなにたくさんの相手としたんですか?」

ハルヒ「そうじゃないわよ、ただちょっといろいろあってね・・・うーん・・・」

古泉「僕としたあと谷口さんと話してましたから、彼ではないでしょうか?」

ハルヒ「うーん、そうよ谷口よ!」

ハルヒ「ええと、学校だと岡部、PC研の部長、谷口、生徒会長くらいよ」

みくる「oh・・・」
長門「なんというビッチ」

みくる「ん?ちょっと待ってください。学校だと・・・?」

ハルヒ「あとは中川さん、大森電気店の店長、ラ○ティスのバンドマンやってる唐辛子活人さんくらいよ」

みくる「ふぇぇぇぇ・・・」

長門「やはり看過できない。このことは彼にすべて報告させてもらう」

ハルヒ「なんでよ!少し魔が差しただけじゃない!寂しかったのよ!!好きなのはキョンだけなの!!もう二度としないから!!キョンと別れるのだけは嫌なの!!一人になるくらいだったら死ぬわ!!」

古泉「これは、これは。浮気の言い訳テンプレを実際に聞くことになると思いませんでしたよ」

長門・みくる「黙れ、当事者」

古泉「んふっ。困ったものです」

ハルヒ「そうだわ!!確かにキョンの子供の確率は低いかもしれない。けど、決して0じゃぁない!!」

みくる「いきなりなんか言い出しましたよ、このびtt・・涼宮さん」

古泉「ふむ・・・確かに彼の子供ではないという確証はありませんね。涼宮さん、僕の知り合いに遺伝子鑑定を生業としてる方がいるのですが、検査してみませんか?」

古泉「こんなこともあろうかと、彼の毛髪も入手済みです。あとは涼宮さんご自身が行けばすぐにでも鑑定できます」

ハルヒ「さっすが古泉君!!タクシー拾って行ってくるわ!ということで今日は解散!ばいび~」ガチャン

古泉「いきましたか・・・」

みくる「いきましたね・・・」

古泉「さて長門さん、今の会話中に彼女の子供の父親が誰なのか解析したのでしょう?いったい誰なんですか?」

みくる「ずいぶんと落ち着いていましゅね。当事者の一人だというのに」

古泉「んっふ。僕は神人の戦いの影響で種無しになりましてね。子供なんかできっこないんですよ」

みくる「こんなところで重い話きちゃった!!」

長門「・・・本人・・・ない・・・」

みくる・古泉「え?」

長門「日本人との子ではない。遺伝子的にアフリカ系アメリカン。おそらく黒人のものと思われる」

みくる「ちょっ、どこまで手広くやってんですか、あのビッチ。キョン君にとりあえずお疲れって言わせたいんですかぁ!?」

古泉「これは予想外でしたね。さすがに生まれた子の肌の色が違ってしまっては誤魔化すどころの話ではありません」

長門「やはり彼に話すべき。」

みくる「でもこんなこと話したら、キョン君のショックが計りきれましぇんよぅ」

長門「しかし彼にあのような不良債権女を押し付けることはできな・・・

キョン「うぃーすっ」

みくる・長門・古泉「っ・・・!!」

キョン「あれ?ハルヒはどうしたんだ」

古泉「本日は予定があるとか。あなたに解散の旨を伝えようと残ってたんですよ」

キョン「そうか。ならちょうどよかったな。」

みくる「ふぇ?」

キョン「実はな・・・ハルヒが浮気してるかもしれないんだ・・・」

そのころのハルヒ
ハルヒ「この住所までよろしくっ」

運ちゃん「すいません、ナビ壊れてるんですよ。」

ハルヒ「降ろしなさいよ!!警察呼ぶわよ!!頭おかしいんじゃないの!!」

運ちゃん「ふぇぇぇ」

ガタッ
キョン「ん?どうしたんだ、長門。本が落ちたぞ?」

長門「手が滑った」

キョン「そうか。すまんな。いきなりこんな話をして。だが、相談できるのがお前らくらいしかいないんだ」

キョン「そうだな。まずひとつ気になったのが、その・・・処女じゃなかったことだ。いや、なにも不満だったわけじゃない。」

キョン「俺は今までのこと含めて経験してきたハルヒが好きなわけだからな」

キョン「だが、なんというか、経験値の差というものか・・・それを毎回感じてしまってな」

キョン「それから、俺といるときだけでもかなりのメールがくることだ。差出人を聞いても答えてくれないし。」

キョン「たまに連絡が取れないときがあるから元彼なんかとあってるんじゃないかと邪推してしまうんだよ」

キョン「ハルヒを疑うなんて最低なことだと思う。しかし、ずっと悩んでてな。今日はハルヒもいないし、相談した次第だ」

長門「・・・」

みくる「・・・」

古泉「・・・(NTRで傷心の彼を・・・んっふwあの糞ビッチを抱いたかいがありましたwww)」

長門「・・・真実を知ったら、貴方は確実にショックを受けると思う」

みくる「長門さん!!それは!!」

長門「黙って。彼には聞く権利がある」

キョン「ははっ・・・その口ぶりだと、嫌な予感は当たってるみたいだな・・・いいよ、話してくれ長門」

キョン「嘘だろ・・・元彼とか可愛いもんじゃねーか」

長門「すべて真実。彼女は今、遺伝子検査をしに行っている」

みくる「生まれた子供はキョン君との間にできた子とするつもりだったみたいで・・・」

キョン「ふざけんな!!」バンッ!

みくる「ひっ」

キョン「こんなことって・・・こんなことってあんまりだろぉぉぉぉぉぉぉ!」

古泉「どうも。彼にボッコボコなうの古泉です」

キョン「俺は、ハルヒのことを許せそうも・・・ない」
みくる「どうするん・・・でしゅか?」
キョン「俺は・・・」

1.ハルヒに復讐する
2.ハルヒと縁をきる
↓3

キョン「俺はハルヒと縁を切る」

みくる「そうでしゅか・・・仕方ないでしゅよね・・・」

キョン「SOS団もやめることになると思います。すいません。こんな形で抜けてしまって。」

長門「貴方はゆっくりと休むべき。とりあえず・・・お疲れ」

キョン「ありがとな長門。図書館に行きたくなったら連絡くれよ」

古泉「ちょ、貴方が抜けるなら僕も抜けますy」

キョン「うるさい、死ね」

そのころのハルヒ
検査員「適合しませんし、そもそも日本人ではないようです」

ハルヒ「嘘でしょ・・・ジョン?それともサム?それとも(ry」

検査員「もうやだこのビッチ」

-翌日・教室にて-
キョン「よぉハルヒ、ちょっと、話いいか?」

ハルヒ「あらキョン、おはよう。ふふっ、私もね、実は話したいことあったのよ~♪」

キョン「じゃぁ部室いこうぜ」

ハルヒ「いいわよ。私もあまり聞かれたくない話だし」

友人の嫁が明らかに黒人の子供を産み
友人に「あなたの子供よ?」と迫っているんだが

なんてタイムリーなスレなんだ・・・・・

-部室-
キョン「そっちから言えよ」

ハルヒ「なんと、私とキョンの赤ちゃんができたわ!」

キョン「・・・そうか・・・」

ハルヒ「何よ、嬉しそうじゃないわね!私とあんたの愛の結晶ができたのよ!」

キョン「やめてくれ・・・ハルヒ。これ以上お前を嫌いにさせないでくれ」

ハルヒ「え。何言ってるのよ・・・キョン」

キョン「全部、昨日、聞いたよ。浮気のことも、妊娠のことも。」
キョン「お前を精神的にも、肉体的にも満足させられなかったのは俺が至らなかったからだろう」
キョン「だけどな、こんなことされて付き合い続けられるほど、俺も人ができてないんだ」
キョン「別れよう・・・ハルヒ」

とりあえずみくるちゃん萌え

ハルヒ「やだ・・・やだやだやだやだやだやだやだやだ!」

キョン「すまんな。ハルヒ。お前の最後のワガママは聞いてやれそうもない」
キョン「俺はこの学校をやめるよ。お前と顔をあわせるのはつらいからな」

そのころの古泉
古泉「んっふ、今日の神人は一段と暴れていますね、ふんもっふ!!」
神人「」腕バシーン
古泉「ギャァアアアアアアアアアアアアアアア」
森「馬鹿の身体が四散したわ!!」

キョン「じゃぁな、ハルヒ。」ドアガチャ

ハルヒ「嘘、嘘よ。どうしてこんなことに。受精しなければ浮気じゃなかったのに・・・」
ハルヒ「そうだ!!このガキを処分すれば、またキョンは私に振り向いてくれるわ!!」
ハルヒ「私のお金で堕胎(おろ)すのは無理そうだし、関係もった奴等に頼むしかないわね!!」

佐々木「キョン、待ってたよ//////」

-2週間後深夜・某牛丼屋-
キョン「ふぅ・・・意外にもさらっと学校をやめられたのはいいが、自分の食い扶持は自分で稼げとな・・・」
高校をやめた俺はいくつのかバイトを掛け持ちし、生活費を稼いでいる。
ほかの高校に転入するには些か偏差値が足りないし、何より、学校という空間は嫌でも、あのことを思い出してしまうからだ。

ピポラーンピポラーン
キョン「っと客か。ラッシャァセーって、ぇ・・・」
橘「牛丼特盛、汁ダク、卵付でってぇ・・・」
キョン「よぉ・・・久しぶり。」
橘「なんで・・・あなたがこんなところに・・・」

キョン「おいおい、一応の顛末は知ってるんだろ?」
橘「それは・・・まぁ。なんというかお疲れ様でした」
キョン「おまえらとはいろいろあったけどさ、あいつの元から離れた今では敵も味方もないだろ?仲良くしてくれよ」
橘「貴方を敵とみなしたことはないですけどね」
キョン「それは嬉しいな。せっかくだから奢るよ。特盛汁ダクの玉な。」

橘「あっ、あっ、その、普通でお願いします」
キョン「ん?変更か。遠慮するなよ、調子悪いのか?」
橘「んんっ、もうっ!」

-公園-
キョン「しかし悪かったな。シフトの終わりまでこんなとこで待たせてしまって」
橘「いえ、貴方とは少し話がしたかったところですし、かまいません」
キョン「話・・・ね。話せることなんて、ほとんどないと思うんだがな」
橘「すいません。涼宮さんが・・・その・・・他の方と関係を持っている時は私達の調査が入ることができなくて・・・」

キョン「ああ、きっとあいつのトンデモ能力のせいだろうな」
橘「だから当事者の貴方から少しでも話が聞きたk」
キョン「ハッ!当事者?当事者なんてとんでもねぇよ。俺は最初から最後まで部外者のピエロだったんだよ」
橘「ごめん・・・なさい・・・」
キョン「謝らないでくれよ。ますますミジメになっちまうだろ。俺は、女一人傍におけないヘタレチンポなんだよ・・・」

ガタッ
橘「そんなこと言わないでください!!」
橘「私は、勇敢に私達と闘おうした貴方を知っています!」
橘「貴方は・・・能力はありませんでしたが・・・」
橘「ヒーローにふさわしい勇気をもっていましt」グゥゥゥゥゥ

キョン「・・・」
橘「・・・///」カァァァァ
キョン「ん、くくくっ。ははははは。」
橘「あああああああああ」モンゼツ

キョン「ありがとな、橘。少し、元気でたわ。」
キョン「それから、ほら。普通盛じゃ足りなかったろ。弁当でもらってきたから食えよ」
橘「チガウンデスコレハチガウンデスカイギデズットゴハンヌキダッタンデス」
キョン「俺から話せることはやっぱないよ。世界の鍵とやらも今やアルバイターだ。そろそろ次のバイトにいかなくちゃだから、ここらで失礼するよ。送ってやれなくてすまんな」

橘「いえ、私もこんな不躾な質問をしてすいませんでした」
キョン「いや構わんさ。じゃぁな」
橘「ちょ、ちょっと待ってください」
キョン「あん?」
橘「私は、その、貴方のこと、かっこいいと思うのです」
キョン「・・・サンキュ」

それから俺と橘は、ちょくちょくと顔を合わせることになる。
深夜の牛丼屋というロマンもへったくれもない場所であったが、彼女の健啖さを見るのは一つの楽しみでもあった。
そして会うたびに彼女に惹かれている自分も感じていた。
ヤレヤレ系と揶揄されるような自分をかっこいいと(たとえお世辞でも)言ってくれたのは、ずいぶんと救われたものだ。

キョン「こうしてバイト後に会うってもの結構な数になったな」

橘「私としては自分が食すのを笑顔で見られるという羞恥プレイが込みですが」

キョン「ぬ。仕方ないだろ、店員だし。サービス業は笑顔が基本なんだよ」

橘「それにしたってじろじろみすぎなのです」
キョン「見てるのはお前だけだよ」ボソッ
橘「へ?何か言いましたか?」
キョン「いやなんでもない。」

キョン「さて、そろそろ次のバイトの時間だ」
橘「もうそんな時間ですか。私も帰らなければ」
キョン「な・・・なぁ、橘。よかったら今度、どこかに遊びにいかないか?」
橘「え、それってもしかして・・・」

キョン「日頃ごひいきにしてくれる感謝を込めてだな・・・なんというか・・・駄目か・・・?」
橘「~っ/// ///」
橘「よ、よろしくおねがいします」
キョン「そ、そうか!また日取りが決まったら連絡する!それじゃまたな!!」
橘「アバババ/// ///」

こうして何とかデートにこぎつけたわけだが、ここで問題だ。アイツと付き合ってたころには俺がデート場所を考えるなんて皆無だった。
基本的にアイツがひっぱっていたからな。情けない話だがデートレベルはまだ1だ。
橘とどこへ行こうか・・・

↓3、7、10 で無理のない場所。へんなとこだったら安価下

ふむ、デート雑誌「vip」を見ると、
1映画館
2ウインドウショッピング
3ハッテンバ
が良さそうだな。
よし、橘に連絡だ。メルメル

\メールダヨ/
橘「はぇ、きた・・・きちゃった・・・」

橘「○月X日に映画館で待ち合わせかぁ・・・ふふっ」

-○月X日・映画館-
キョン「」ソワソワ
橘「そ、そのお待たせ」
キョン「いや、今来たところだ。」
「そ、そっか」
※待ち合わせ2時間前である

キョン「なんていうか、今日の服、可愛いな」
橘「そ、そうかな。アリガト」
キョン「と、とりあえず、入ろうか」
橘「うん/// ///」

キョン「面白かったな」
橘「そうですね。白石さんの熱演が光りましたね」
キョン「次はちょっとお店を見てまわるか。フードコートもあるから、橘もきっと満足するぞ」
橘「んんっ、もうっ!」

こうして俺と橘はいろんな店を回った。
キョン「おお、小物屋とはいえ、いろんなものがあるな」
橘「そうですね。あ、この指輪とか可愛い、って1万円・・・」
キョン「おおう、けっこうな額のものもあるんだな」
橘「そうですね。欲しいけど・・・組織って非営利団体だからあんまりお給料でないんですよね」
キョン「世知辛いな」
橘「ですよね」

橘「あの人を落とす100の方法・・・」
キョン「ん?なんか欲しい本でもあったのか?」
橘「な、なんでもない!」
キョン「?そっか。」

橘「わぁぁ、この服、可愛いのです!」
キョン「男の俺から見ても、よくできてるな」
橘「かっちゃおうかn・・・」
\70000円/
橘「次のお店いきましょうか」
キョン「ふぇぇぇぇ」

-夕刻-
キョン「ふぅ、けっこう見て回ったなー」
橘「そうですね(あっというまに時間が過ぎちゃったな)」
キョン「なぁ橘、もう少し時間もらっていいか?」
橘「いいですよ?今日は完全にオフですし。」

-いつもの公園(ハッテンバ)-
橘「ここって・・・」
キョン「そうだな。バイト終わりに話してるいつもの公園だ」

\イインデスカ?ノンケデモカマワズイッチャイマスヨ?フンモッフフンモッフ!/

キョン「ちょっと騒がしいけどさ、ここで橘に伝えたいことがあるんだ」

橘「伝えたいこと・・・」

キョン「橘とここで話してさ、俺はすごい元気もらったんだよ」

\セカンドレイドォ/

キョン「だからさ、ここで、この場所で、すこし俺たちの仲を発展させたいんだ」

キョン「俺は橘・・・京子のことが好きだ。付き合ってくれ。」

橘「私も貴方のことが、キョン君のことが好きです。よろしく・・・お願いします。」

この日、俺と橘は恋人になった。

\ンギモッディィィィ/

そのころのハルヒ
-繁華街-
ハルヒ「くっそなんでよ!誰も私の相手してくれないわ!」
ハルヒ「このままじゃ、22週間たっちゃうじゃない!」
\ドン/
ハルヒ「何よ!!痛いわね!!気をつけなさいよ!!」
黒い人「オウウ、プリティィガール、レッツファック、イエース」ガシッ
ハルヒ「ちょっと離しなさいよ!私を誰だと思ってんのコラァァァァァ」

黒い人「イエェェェスグッドグッド」
ハルヒ「アヘェェェェェエェ」ダブルピース
893①「なんだよ、トムファックのやつ、また女拾ってきたのかよ」
893②「前もギター背負ったオボコ連れてきたけど、あーいうのは処分に困るんだよな」
古泉「なんか妊娠してるみたいですし、いい感じに使い捨てたらどーです?」
893①②「そ、そうですね/// ///んっ・・・」ビクッ

しばらく経って、俺は京子と入籍した。
高校中退なんて学歴では就職は困難かと思われたが、
バイトでいろんな人脈を作ったのが功を奏したのか、
それなりの会社に就職することができた。

二人で小さなアパートを借りて新婚生活をスタートした。
決して富んでいるとはいえなかったが、二人で歩むこの道の先は輝いているように思えた。
京子「これからもよろしくね。''お父さん''」
キョン「ああ、よろしく。''お母さん''」

終わり

>>1をのっとる形になってサーセン
でもハルヒビッチって書きやすそうだから、SS初の漏れにちょうどいいと思ったんだ。
すごい楽しかった。安価とってくれた人も保守してくれた人もありがとう!

-ハルヒ後日談-
キョン「ただいま~」

小さな木造アパートの一室の扉を開ける。

ハルヒ「あら、おかえりなさい、キョン」

迎えてくれた女性は黄色いリボンの似合う、俺の愛する人だ。

キョン「ふぃー、今日も疲れたわ。あ、これ、今月の給料」

ハルヒ「悪いわね。私ももう少し稼げればいいんだけど」

キョン「言うなよ。二人だけの家族だろ。支えあっていけばいいさ」

ハルヒ「キョン、ありがと」チュッ

キョン「んむっ!?いきなりのキスは反則だろ?」

ハルヒ「んふふ、隙だらけなのが悪いのよ♪」

キョン「たっく・・・にしてもいい匂いだな。今日の晩御飯なんだ?」

ハルヒ「今日はね、キョンの大好きなカレー鍋よ!!」

キョン「おぉ、そいつは嬉しいな。ハルヒの肉団子は絶品だしな」

ハルヒ「下準備は終わってるんだけど、その・・・お風呂・・・入らない?」

キョン「ああ・・・そうだな・・・」

キョン「風呂場でおこなわれた退廃的な行為を描写するつもりはない。いくらなんでもプライベートというものがあるだろう、常識的に考えて」

ハルヒ「?どうしたの、キョン。むっすりしちゃって」

キョン「いや、なんでもない」

ハルヒ「まーいいわ。ほら食べましょ!」

キョン・ハルヒ「いただきます」

-食後-
キョン「ごちそうさま。おいしかったぞ」

ハルヒ「お粗末さま。洗い物するから、布団しいといてくれる?」

キョン「うーいオライオライ」

ハルヒ「なにそれ、へんなキョン(笑)」

キョン「しかしなーTVもないのはどうかと思うな。どんな健康生活だよ」

ハルヒ「仕方ないでしょ、お金ないんだから。その分さ・・・」ギュッ

キョン「ハルヒ・・・お前風呂で2回戦したろーが」

ハルヒ「しょ、しょうがないじゃない!お鍋にいっぱい精のつくものいれたからいけるでしょ?」

キョン「ふむ愚息はすでに臨戦態勢だ。愛すべき敵を前に盛っておる」

ハルヒ「ば、ばか!」

キョン「いくぞ・・・」

ハルヒ「うん・・・」

    |                   \
    |  ('A`)       アンッアンッアンッ
   / ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄          /
隣室爆発しろ・・・

-翌朝-
キョン「じゃぁハルヒ、いってくるわ」

ハルヒ「これお弁当ね。いってらっしゃい」チュッ

こうして私は彼を見送る。もう十年も続ける朝の儀式。

彼が出かけた後は鏡の前に座り、化粧をはじめる。

鏡に映ったのは、皺が目立ってきた自分の顔だった。

ハルヒ「今年で34歳か・・・」

妊娠がばれた私は家族から離縁をたたきつけられ、偶然知り合った893の元に転がり込んだ。

それからいくつかのAVに出演し、小金を稼いだ後、出産のため引退し、キョン、私の息子を産んだ。

息子に付き合っていた彼氏のあだ名をつけるなんて気が狂っているだろうか。
いや、実の息子と関係をもってしまっているのだから救いようがない女なのだろう。
キョンは、息子は彼に似ていた。昔、遺伝子検査をしたところ、見事に彼の子供ではなかったのだが、
小学生、中学生と成長していくにつれ、彼の面影を持つようになった。

高校時代に遺してきた思いは、キョンが中学生になった日に再燃した。

私は、キョンを襲った。

行為を終えた後、自責にむせび泣く私を抱きしめてキョンはいった。

キョン「母さん、俺は貴女を一人の女性として愛しています。」

それが私の最高の日々の始まりだった。

その日からキョンは私のことを母ではなく、ハルヒと呼ぶようになった。

行為の際に、あの声で名前が呼ばれると自分の身体が反応するのがわかる。

キョンはますます彼に似ていった。

キョンは奔放であった私にまったく似ずに、真面目に育ってくれた。
私の稼ぎが少ないために高校への進学を蹴り、アルバイトの日々を送らせてしまっているのは心が痛む。
だからこそ、私は、私の身体全てを使って彼に奉仕する。
そんな日々がずっと続くと思っていた。

楽園とはなんと儚いものだろうか。
終わりは、かつて私の癒しであった彼女が連れてきた。

みくる「おひさしぶりです。涼宮さん」

ハルヒ「みくる・・・ちゃん?」

十数年ぶりにあった彼女は、あのころの小動物のようなイメージはなく、どこか得体のしれない何かを内包するような女性となっていた。

みくる「こんなところに住んでいたんですね。探すのにずいぶんと時間がかかりました」

ハルヒ「どうして・・・今更・・・」

みくる「ご本人が一番わかっているんじゃありませんか?」

冷たい―氷のような言葉に私は震える。

みくる「ずいぶんとお盛んなようですね、実の息子相手に」

ばれた・・・バレタバレタバレタバレタバレタ!!

いくら私が彼をキョンと呼ぼうとも、いくら彼が私をハルヒと呼ぼうとも、そこにある親子の血縁関係は覆せない。

異常なのだ。なにより・・・

みくる「あなたが愛しているのは息子さんではないでしょう?あなたが愛しているのはあくまで・・・」

----私達のよく知るキョン君なのだから----

怖かった。何よりも・・・私の過去を知る人に会うのが怖かった。こうして、身代わりである息子を使って、過去に遺した思いにすがっているのを暴かれるのが。

みくる「こんなことは間違っています。息子さんはしかるべき施設に・・・」

ハルヒ「るさい・・・・うるさいうるさいうるさいぃぃぃぃぃ!!」
ハルヒ「あんたに何がわかるっていうの!私達の関係に口出さないで!!」
口に出した私達とは「私と息子」のことだったのか、それとも「私と彼」のことだったのか、もう自分にもわからない。
私は彼女から逃げるようにアパートの外へと出た。

ハルヒ「キョン、キョン・・・」
必死になってキョンの元へと走る。私とキョンの絆は誰にも断ち切れない。断ち切らせない。
今日は二人で早く家に帰っておいしいものを食べよう。また二人で、愛を囁きあおう。
ハルヒ「ついた・・・」
私の足は混乱した頭に指令されつつも、目的地に導いてくれたようだった。

長門「そう。涼宮ハルヒ、これがあなたの選択」

ハルヒ「有希?どうしてこんなところに・・・」

なんで有希がここにいるの?そうだコイツは彼のことが好きだった。
うかつだった、こんなところに泥棒猫が潜んでいたなんて・・・

長門「あなたこそ、何故こんなところに?」

ハルヒ「何故?母親が息子が働いているところに来ちゃいけないわけ!?」

長門「息子?あなたの息子は今の時間、ここから数km離れた工事現場で働いているはず」

ハルヒ「え、何言って・・・」

長門「錯乱しているのは、あなた。だってここは・・・」

建物を見上げる、そこには「XXX工業会社」という彼の苗字を冠した会社があった。

長門「私と朝比奈みくるは彼からの依頼を受けた。あなたが毎日のように会社の前まで赴き、こちらを監視している。このままでは家族へ被害が及ぶ可能性があるため、何とかならないか、と」

長門「約3年前から、あなたは彼へのストーキング行為を日常的におこない、彼の生活を脅かしている」

3年前、私が息子と関係を持った日からだ。

彼ってどっちのキョンなの

>>208
できるかぎり、本物のキョンを彼と呼称してるけど、まぎらわしくってごめんね

長門「あなたは昼は彼を監視し、夜は息子と関係を結ぶことで擬似的な彼との恋人関係を維持している」

長門「非常に歪。こちらから見ていると、それはとても不快・・・」

ハルヒ「あ・・あ・・・違うの。違うの、私はちゃんとキョンを愛して・・・」

長門「そのキョンとは・・・いったい誰のことを言っているの?」

ハルヒ「私は私はぁああぁああああああああああ」

たまらず駆け出す。今度は、工事現場の方へ。

ハルヒ「もうわけわかんなよぅ・・・たすけてよぅ・・・''キョン''・・・」

-工事現場-
キョン「ハルヒ!どうしたんだ、こんなところへ」

キョンが私の元へ駆けてくる。ほら、キョンはこんなにやさしい。こんなにも私を愛してくれて・・・

ハルヒ「誰・・・?キョンは・・・・?」

私の前には・・・キョンではなく、黒い肌をした少年が立っていた。

キョン「何言ってるんだ、ハルヒ!キョンは俺だよ!」

ハルヒ「嘘言わないでよ。誰なのよアンタ!声も違う!姿も違う!キョンを出してよぉぉぉぉぉぉぉ」

キョン「ハルヒ落ち着けって、どうしたんよもう!」

ハルヒ「うるさい!私をハルヒと呼ぶな!!」

急なシフト変更があったのだろうか?キョンの姿は見えない。早く、早くキョンに会いたいのに・・・
黒人の制止も無理やり振り切って私は再び走り出しt

キョン「危なぁああああああああいいいいかぁあああああさんんんんん」

けたたましい音が耳元で鳴った気がした

-某所-
古泉「涼宮さんの力は子供を出産した時に消失が確認されています」
みくる「となると、息子さんをキョン君のように捉えていたのは・・・」
古泉「ええ、彼女自身の思い込みでしょうね。彼女は自分の息子にキョンと名付け、彼のように、いえ彼となるように育てていた」
長門「私達の接触により、その魔法は解けてしまった」

古泉「んっふwなかなかメルヘンチックな表現ですね。僕は呪縛と表した方が適切に思えますが」

みくる「呪縛ですか・・・そうですね。そちらの方が正しいかもしれないです」

古泉「朝比奈さん、涼宮さんの容態は?」

みくる「完全な植物人間です。しかし・・・」

長門「彼女の身体には新たな生命が宿っている」

古泉「息子さんの・・・ですか・・・」

長門「そう。そして、残った彼は人工子宮による出産を希望している」
古泉「人工子宮。今にしては不可能ともいえませんが・・・」
みくる「数年後に同じことが繰り返される可能性が」
長門「可能性はあるが、絶対ではない。誕生する命を無碍に扱うことをするべきではない」
みくる「長門さん・・・」
古泉「そうですね。ではこの件はこちらで進めておくことにしましょう」

みくる「キョン君はこの件に関して・・・何と?」
長門「事件の解決には感謝するが、涼宮ハルヒに関することにはもう一切関与する気はない・・と」
古泉「んっふ、ずいぶんと薄情になってしまわれましたね」
みくる「しかたないです、全ての発端は涼宮さんだから・・・」

古泉「さて、それでは今日はこれでお開きにしましょうか」
みくる「そうですね。時間もおしてきていますし」
長門「同意」

古泉「しかし、超能力者、未来人、宇宙人のトップがこうして自分のことで会談しているなどと彼女は夢に思わないでしょうね」

-病院-
医者「では人工子宮による出産を希望するんですね」
キョン「はい、母も・・・ハルヒもそれを望むと思います」
医者「ではこちらの書類にサインを・・・」

キョン「すぐに会えるからな・・・ハルヒ・・・」ニタァ

終わり

どうしてこうなった

なんかえらい展開に着陸したけど、書いてて面白かったよ。見てくれてありがとでやんす。

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