P「アイドル達の願い事を叶えてみせる」(119)

小鳥「おぉー、急にどうしたんですか?」

P「いえ、たまには皆にご褒美をって事で」

小鳥「普段から割と色々してあげてる気がするんですが」

P「そんな小さい事じゃありません!何せ願い事ですからね」

小鳥「そんな大きい事叶えられるんですか?大体皆の望みをどうやって把握するんですか……」

P「ああ、みんなの願いは既に知ってますよ」

小鳥「なんと」

P「この願い事メーカーで」

小鳥「……中学生ですか。今時小学生でもやらないかも」

http://usokomaker.com/negaigoto/
なの

P「じゃあ早速春香の願い事を見て見ましょう。天海春香っと」

小鳥「はぁ……」

『みんなが希望を持てる世の中になりますように』

P「ほほぉ……」

小鳥「春香ちゃんらしいですね」

P「この年でこんな事考えてるのか……下手な大人よりよっぽど大人だ」

小鳥「誰の事ですか?」

P「さぁ」

P「春香、皆が希望を持てる世の中って何だと思う?」

春香「え?あの……えーっと……戦争や差別が無くなって……」

P「ふんふん」

春香「それで……その、それで皆が笑顔でいられるような世の中……だと思います……多分」

P「じゃあそのために春香は何が出来る?」

春香「え!?……えー……私が歌って踊ってそれで……みんなを元気にしてあげられたら……」

P「そうだ!だから春香はそのために今まで通り頑張ってくれ!」

春香「は、はい!」

P「良い返事だ」

小鳥「あなた何もしてないじゃないですかー!」

P「いや、これで自分が何をすれば良いか考えるきっかけを作る事が出来たはずです」

小鳥「えー……」

P「どんどんいきましょう!次は水瀬伊織っと……」

『全世界の人たちが1円ずつくれますように』

小鳥「大きいけどちっちゃい願い!!」

P「あいつ金持ちの癖にまだお金欲しいのか」

小鳥「……まあ、金はいくらあっても損は無いですからね」

P「まあ、それもそうですね。じゃあいってきます」

P「伊織、はい」チャリン

伊織「……何これ」

P「1円」

伊織「見りゃ分かるわよ!」

P「だってお前お金欲しいんだろ?」

伊織「別に困って無い!!大体1円で何しろっての!?」

P「伊織、よく聞け。全世界の人か1円ずつ貰ったらどうなる?」

伊織「そりゃ莫大なお金になるわね」

P「つまりそういうことだ」

伊織「……なるほど」

P「そんじゃ、がんばれよ!じゃあな」ガチャッ



伊織「……って全然納得出来ない!!私にあげるぐらいならやよいにでも渡しなさいよ!」

小鳥「明らかに今のは喧嘩売ってましたね」

P「えぇ!?俺は1円ちゃんとあげたじゃないですか」

小鳥「いきなり1円渡されたら私でも困りますってば」

P「あげませんよ」

小鳥「いりません」

P「じゃあ次はあずささんを」

『あの人と同じ朝を迎えることができますように』

小鳥「Oh」

P「これは……一体誰の事だ……」

小鳥「さあさあ、頑張ってください!あずささんが待ってますよ!」

P「あずささん……今好きな人っていますか?」

あずさ「えっ!?あっ……その、どうして……ですか?」

P「いえ、ただ気になったもので……」

あずさ「……ふふっ、いますよ。ただその人すごく鈍感で困ってるんです」

P「うわっ!やっぱりいるんですか……くっ、その人が羨ましくて憎らしいです」

あずさ「えっ!?……それって冗談ですよね……?」

P「本気です。……でも俺はあずささんに幸せになってもらいたいです!だから俺に出来る事があれば何でも言ってください!」

あずさ「じゃあ……1つお願いしても良いですか?」

P「……はい」

あずさ「あの……その……これからも私の側に……いてください」

P「今思ったらフラグ立ってませんでした?俺」

小鳥「ビンビンでしたね。逆に何で気付かないんですか……」

P「うわああああああああああ!!テンション上がってきたあああああああ!!」

小鳥「私も妄想が膨らみます」

P「このテンションのまま千早いってみよう!」

『特別な人になれますように』

小鳥「この特別ってどういう特別なんでしょうか」

P「うーん……歌とか胸とか?」

小鳥「殴られますよ」

P「千早、お前は特別な人になんかならなくていい」

千早「……はい?」

P「なぜならお前はみんなや俺にとって既に特別な人だからな!」

千早「はぁ……」

P「お前の願いはすでに叶っている。千早は今のままで良いんだ」

千早「そ、そうですか」

P「というわけで、じゃあな」

ガチャッ

千早「……何だったの」

千早「……」

千早「……私がプロデューサーにとって特別な人!?えっ?えっ?そ、そんな……急に……でも……」

小鳥「千早ちゃん全然話についていけてなかったですよ」

P「そうですか?俺の想いは間違いなく伝わりましたよ」

小鳥「ああ……かもしれませんね」

P「次はやよい!」

『楽して痩せますように』

小鳥「死んじゃう!やよいちゃん死んじゃう!」

P「なんてことだ……なんてことだ……」

小鳥「これは叶えちゃダメ、ゼッタイ」

P「やよい……」

やよい「あ、プロデューサーどうしたんですかー?」

P「もう痩せちゃいけない!お前はこれ以上痩せちゃいけないんだ!!」

やよい「?」

P「どうしても痩せたいなら一度太ってからだ!というわけで行くぞ」ガシッ

やよい「え……あのーどこに行くんですかー?」



やよい「うっうー!とってもおいしいですー!」モグモグ

P「そうか、一杯食べろよー」

やよい「プロデューサー、本当に本当にありがとうございますー!」

P(仮に今日だけで10キロ増えてもまた自然に痩せていくんだろうな……)ホロリ

やよい「あれ?プロデューサー……泣いてます……?ど、どうしたんですか!?大丈夫ですか!?」アワアワ

P「違うんだよおおおおおおおおおお、やよいはかわいいなあ!」

小鳥「やよいちゃん……私も今度お菓子たくさんあげなきゃ……」

P「はぁ……よりによってやよいであの願い事……」

小鳥「どうなってるんですかね……」

P「えー……じゃあ次は真ですね」

『ドラゴンボールが集まりますように』

小鳥「ドラゴンボールを集めるのが願い!?」

P「集めるだけで良いのか真!?」

小鳥「プロデューサーさんのパンティおくれー!とか無いんですかね」

P「ねーですよ」

P「真、はいこれ」

真「え?何ですかこれ」

P「その名もドラゴンレーダー(バンダイ製:税込\3990)だ!これで頑張ってドラゴンボールを見つけてくれ」

真「ど、ドラゴンボールを……?あの話がよく分からないんですけど」

P「俺に出来るのはここまでだ。大丈夫、真なら全部集められる」

真「な、何ですか?番組の企画ですか?」

P「なーに、願い事はお前の望むようにすれば良い。可愛い女の子になる、お姫様になる、俺の嫁になる、色々あるぞ!」

真「えっ!?じゃ、じゃあボクはプロデューサーのお嫁さんで……」

P「そうか!頑張って集めろよ、じゃあな!」

ガチャッ

真「あ、あれ?これってもしかしたらドラゴンボール集めたらお嫁さんになってくれるの!?」

×真「あ、あれ?これってもしかしたらドラゴンボール集めたらお嫁さんになってくれるの!?」
○真「あ、あれ?これってもしかしたらドラゴンボール集めたらお嫁さんになれるの!?」

小鳥「ドラゴンレーダーってしょぼい携帯ゲームですよね?」

P「そうですよ。俺のお嫁さんとは全く可愛いやつだ!」

小鳥「真ちゃん、多分ゲーム内でドラゴンボール集めたら願い叶うと思ってますよ」

P「そりゃそうでしょう。まあゲーセンで狙うよりは安いと思いますよ」

小鳥「……あの、どうなっても知りませんよ」

P「じゃあ次は雪歩いってみましょー!」

『嘘をつかれませんように』

小鳥「何か怖い」

P「俺もです」

P「雪歩」

雪歩「はい?」

P「俺の事……信用してるか?」

雪歩「えっ?……その、もちろんしています。プロデューサーがいたから私ここまで来れたんです」

P「ありがとう。俺もお前の事信頼してる」

雪歩「プロデューサー……あの、私ちんちくりんでそれで……」

P「雪歩は俺の大事なパートナーだ。これからもずっと一緒だ」

雪歩「ほ、本当ですか!?私たち……これからもずっと……」

P「ああ、俺は嘘はつかない。絶対嘘つかない。私嘘つかない。だって俺嘘つかないひとだから」

雪歩「そ、その……あの、こんな私ですけどよろしくお願いします」

P「こちらこそ!」

雪歩「えへへ……嬉しいです……」

小鳥「何かヤバイことになってませんか?」

P「俺もなんかそんな気がします」

小鳥「……知りませんからね!私関係ないですから!」

P「ま、まあ何とかなりますよ。多分……えっと次は律子か」

『変な勧誘がやみますように』

小鳥「切実な願いですね」

P「律子なら簡単に撃退しそうですが」

小鳥「確かにバッサリ切られそうではあります」

P「きみ、きみ!その面構えティンときた!」

律子「何ですか?今仕事中なので」

P「それよりさ、ここに良い物があるんだよ」

律子「はい?」

P「俺のブロマイドなんだけど……実は魔よけの効果があるんだ」

律子「へー……そうなんですか」

P「……今ならなんと5000円。どうだ?安いだろ?」

律子「馬鹿な事言ってないで仕事してください!他のアイドルにやらないようにこの写真も没収!」サッ

P「ふっ、やるな。やっぱりお前は変な勧誘が来ても大丈夫だ」

律子「はい?」

P「勧誘もその内お前にやっても無駄って事が分かって止むはずだ!じゃあな」

ガチャッ

律子「……何だったの?……この写真……どうしよう」

小鳥「何やってるんですか!私にもブロマイド下さいよ!」

P「ちょっと何言ってるか分かんないです」

小鳥「技術向上のために模写する必要があるんです!だから、さあ早く!」

P「次は亜美ー」

『あんまり怒られませんように』

小鳥「……納得」

P「怒られるような事しなきゃ良いのに」

小鳥「まあ、そうなんですけど」

P「おい亜美」

亜美「うひゃー、逃げろぉ!!」

P「元気なのは良い事だ」ニコニコ

亜美「え……?」

P「今のうちにそういう事はたくさんしとけよ。大人になったら出来ないから」ニコニコ

亜美「兄ちゃん……?」

P「俺で良かったらどんどんイタズラしてくれよ」ニコニコ

亜美「あ、あの……」

P「あー、次は何をされるか楽しみだなー!はははは!」

亜美「うわーん!!兄ちゃんがおかしくなったー!」

P「え?何を言ってるんだ?俺は何時も通りだろ?」ニコニコ

亜美「ごめんなさい、ごめんなさい、本当にごめんなさい!!もうやらないから!」

P「えー、もっとやってほしいのに」

亜美「だから元に戻ってよおおおおお!!」グスッ

小鳥「超不気味でしたよ」

P「えぇ、せっかく起こらないようにしたのに」

小鳥「あれだと怒られる方がまだマシな気がします」

P「難しいな……まあ良いや。はい、真美!」

『爆発しませんように』

小鳥「何が!?」

P「つまりどういうことだってばよ」

小鳥「脈絡が無さ過ぎて意味が分かりませんね」

P「真美、俺は爆発しないから安心してくれ」

真美「兄ちゃん爆発するの……?そういう病気なの……?」

P「えっ、じゃあ真美が爆発するの?」

真美「何で真美が爆発するの!?」

P「じゃあ誰が爆発するんだ……」

真美「ちょ、ちょっと!何で人が爆発する事になってんの!?」

P「そりゃ誰か爆発しないと願い事叶える意味が無いからな」

真美「なにそれこわい」

P「えっ」

真美「えっ」

P「何やってんだ……俺」

小鳥「いや、マジで何やってるんですか」

P「俺も分かりません」

小鳥「普通人が爆発すると言ったら妹じゃないですか!つまり亜美ちゃん!」

P「へー、あ!次は美希ですね」

『一か八かの勝負に勝てますように』

小鳥「勝負師ですねー!こういうの嫌いじゃないですよー」

P「一か八か……期限切れのおにぎりを食べても大丈夫かとか?」

小鳥「あ、そっちですか」

P「美希、一か八かの勝負するのか?」

美希「どうしたのハニー?ミキそんなのしないけど」

P「じゃあ一か八かじゃ無くても良いや。何か勝負事ないか?」

美希「うーん、アイドルだと誰にも負ける気しないし……勉強は勝負とかしないし……」

P「あー、無いなら良いよ」

美希「あっ!でも一つだけあるかも……ミキが勝てるか怪しい勝負」

P「何だ?俺が勝てるように何とかするぞ!」

美希「……」ジー

P「?」

美希「じゃあギューッってして。それでミキまた頑張れるから!」

P「え?そんなことで良いなら」ギュウ

美希「あはっ、これでもう誰にも負ける気しないの!」

P「そっか良かった良かった。じゃあな」

ガチャッ

美希「みんなには悪いけど、ハニーはミキが貰っちゃうから」

小鳥「ま~~た、女たらしですか」

P「いや、美希は前からでしょ」

小鳥「まあ、そうなんですけど……何か……ねえ」

P「もうそろそろ終わりか。次は響!」

『取り返しのつかない事になりませんように』

小鳥「だから何が!?」

P「もう何かしてしまったのか!?」

小鳥「響ちゃんだと何故か実際にありそうで……」

P「俺もそう思っちゃいました」

P「響、過去はやり直せない。だけど未来はいくらでも変えられる」

響「な、何……急に詩人!?」

P「だから過去を悔むより、今を生きるんだ!」

響「え、あ……うん」

P「たとえ胸を詐称して、それがバレて取り返しのつかない事になっても良いじゃないか」

響「な、何で今その話をするんだー!!」

P「今から頑張って揉めば、プロフィール通りになるかもしれない」

響「軽くセクハラだぞ……」

P「というわけで俺が協力しようじゃないか!」

響「えっ……あっ、じょ、冗談だよ……ね?」

P「俺は響の願い事を叶える」モミモミ

響「」

P「ふぅ……」

小鳥「通報して良いですか?」

P「いい胸だった、掛け値なしに」

小鳥「しかしプロデューサーさん、意外にも私をスルー」

P「次でラストか!俺も頑張った!貴音いくぞお!」

『背中に羽が生えてきますように』

小鳥「……まあ分からないでもないですけど」

P「鳥類ですからね」

小鳥「何か言いましたか?」

P「貴音らしい願いだと思います」

貴音「先ほどから私の背中に何をしているのでしょうか」

P「ちょっと羽を貼り付けてる」

貴音「……悪戯はやめて頂けないでしょうか」

P「何でだよ!?俺はお前のために……こんなに一生懸命に……!俺は本気で!」

貴音「え!?も、申し訳ありません……私あなた様の気持ちも知らずに……」

P「いや、良いんだ。よし完成。それじゃ飛んでみてくれ」

貴音「はい!?」

P「ほらほら、そこの窓から」

貴音「あ、あのそれは……冗談ではすまないかと……」

ドンッ

貴音「ぇ……ふぁぁああああああ!」ヒューン

P「大丈夫だ!お前なら飛べる!!」

貴音「……!!あ、あなた様!私、飛んでます!自分の意思で!」バサバサッ

P「流石貴音」

小鳥「あれ、落ちてたら骨折れてましたよ」

P「俺は貴音ならやってくれると信じてました」

小鳥「……」

P「いやぁ、全員終わった!良い事をした後は気持ち良いなぁ!」

あずさ「あの、プロデューサーさん……側にいてくれますよね」

千早「プロデューサーは私を特別な人だって言ってくれました」

真「ドラゴンボール集めました!お嫁さんですよ!」

雪歩「ずっと一緒ですよね?嘘じゃないですよね?私嘘はいやです」

美希「ハニーはミキの事応援してくれるんだよね!付き合えるように!」

響「自分なんか胸揉まれちゃったぞ……責任取って貰わないと……」

P「ま、まあ落ち着いてくれ。これは願い事メーカーのネタで……」

「「「「「「は?」」」」」」

P「いや、そのだから……ははは!!」



小鳥(プロデューサーさんが修羅場ってる間に……)

小鳥(あーあ……私の願い事も叶えて欲しかったなぁ)

小鳥(なになに、音無小鳥の願い事は……)

『私の中に眠る魔物が目を覚ましませんように』

「小鳥さん、俺がえっちな小鳥さんを目覚めさせてあげますよ」

「え……だって願い事とちが……」

「ふふっ、良いじゃないですか……」ガバッ

「あぁん……らめぇっ……ふぁっ……プロデューサーさぁん……んっ」ビクビクッ



小鳥「悪くないわね……」ゴクリ

P「よしっ、こうしよう!」

P「俺はずっとあずささんの側にいて」

P「千早の特別な人になって」

P「真のお嫁さんで」

P「雪歩とずっと一緒で」

P「美希と付き合いつつ」

P「響の責任を取る!それで良いだろ!?」

「「「「「「は?」」」」」」

P「こ、小鳥さん!助けt」

小鳥「……」ヘヴン

P「おーけー、じゃあこうしよう。俺の願い事をかなえてくれた人の願いを叶える!」

『あの人と同じ朝を迎えることができますように』

あずさ「あらあら、私と同じ願い事ですね~。ふふっ」

千早「あの人ってもちろん特別な私ですね」

真「お嫁さんのボクですよね。お嫁さんなんですから」

雪歩「ずっと一緒にいるんだから朝もいっしょ……ですよね?嘘じゃないですよね?」

美希「付き合ってるんだから朝もとーぜん一緒だよ」

響「胸揉んだら……その色々やって……朝を迎えるよね」

P「」

終われ

>P「真のお嫁さんで」
やっぱりホ(ry

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