あかり「櫻子ちゃんは小学校からやり直した方がいいよぉ」(168)

 

櫻子「え?」

向日葵「赤座さんの言うとおりですわ!」

向日葵「あなたいつまでたっても……」

あかり「クズだしバカだし」

向日葵「えっ?」

ちなつ「ちょ、あかりちゃん?」

櫻子「ぐぬぬ……」

櫻子「いくらあかりちゃんでも許さない!!」

櫻子「謝って!」

ちなつ「そうだよあかりちゃん!」

向日葵「確かに櫻子はアレですけどさすがに言い過ぎでは……」

あかり「クズはクズでしょ?」

櫻子「う~!!」

櫻子「もう謝っても許してあげないからね!!」

あかり「許してくれなくていいよぉ」

あかり「あかりクズと仲良くする気ないもん」

櫻子「っ!?」

ちなつ「あかりちゃんどうしたの!? おかしいよ!」

あかり「あかりは普通だよ?」

向日葵「普通じゃありませんわよ……」

あかり「おかしいなぁ~、櫻子ちゃんがクズって当たり前のことを言ってるだけなのに」

あかり「ね? 櫻子ちゃん?」

櫻子「……」

あかり「あ、クズって呼んだ方が良かったかな?」

櫻子「うっ……うぅ……」ポロッ

向日葵「櫻子……!」

櫻子「なんで……あかりちゃん……」ポロポロ

あかり「泣いてどうするの?」

あかり「泣いてもクズが治るわけじゃないよぉ」

櫻子「くっ……ぅ……」ポロポロ

あかり「そんな暇あったらさっさと小学校から……」

ちなつ「あかりちゃんいい加減にして!!」

あかり「……どうしたの? ちなつちゃん」

ちなつ「どうしたも何も……!」

ちなつ「なんでそんなこというの!? ひどすぎるよ!」

あかり「やだなぁ~」

あかり「ひどいのは櫻子ちゃんの脳みそだよぉ」

ちなつ「どこまでっ……!」

櫻子「ぁ……ぅあ……」ポロポロ

あかり「その顔おもしろ~い! もっとあかりに見せてよぉ」

ちなつ「あかりちゃん!」

向日葵「もういいです!!!」

ちなつ「向日葵ちゃん……」

向日葵「もういいですわ……」

ちなつ「でも……」

向日葵「赤座さん」

あかり「なに?」

向日葵「私あなたを許しませんわ」

あかり「えぇ~?」

あかり「あかり何か悪いことしちゃったのかなぁ?」

向日葵「……」

向日葵「では、今日はもう帰りますので」

あかり「え?帰っちゃうの?」

あかり「あかりまだみんなと遊びたいよぉ!」

ちなつ「く……」

向日葵「ほら、櫻子、行きますわよ」

櫻子「ヒック………うん」

あかり「まあ仕方ないよね!」

あかり「また遊ぼうね! クズと向日葵ちゃん!」

櫻子「……」

向日葵「……ええ」

あかり「あ~あ、二人とも帰っちゃったね」

ちなつ「うん……」

あかり「なにか用事があったのかな?」

ちなつ「……」

あかり「ま、いっか! これから二人でなにして……」

ちなつ「私、帰るね」

あかり「え?どうして?」

ちなつ「どうしても」

あかり「ひどぉーい! せっかく集まったのに~」

ちなつ「……じゃあ」スタスタ

あかり「ちなつちゃん!」

ちなつ「……」ピタッ

ちなつ「あかりちゃん……最低……!」

あかり「……」

あかり「あ?」

次の日

あかり「おっはよぉ~!」

櫻子「!!」ビクッ

ちなつ「……」

向日葵「おはようございます……」

あかり「あれ?クズは挨拶も返せないの?」

櫻子「ぅく……」

あかり「それともクズ過ぎて喋り方わすれちゃったのかなぁ?」

向日葵「っ!!」ガタッ

ちなつ「あかりちゃん!!」バンッ

ちなつ「いつまで……!」

あかり「なぁんだ!!!!!」

ちなつ「なっ!?」ビクッ

あかり「喋れるなら挨拶ぐらい返してくれてもいいのに~」

ちなつ「……え?」

京子「それからというもの、あかりは本当の意味での空気のような扱いを受けたのであった」

あかり「酷いよ京子ちゃん!変な紙芝居であかりを悪者にしないでよぉ」

結衣「お前大室さんをそんな風に見てたのか?最低だな」

ちなつ「見損ないました 京子先輩は何だかんだ言って超えちゃいけないラインを弁えてると思ってたのに… もう話かけないでください 娯楽部ももうやめます」

京子「待ってよ皆…ちょっとしたジョークじゃん」
みたいな

ちなつ「どういう……」

あかり「ね? 櫻子ちゃん」

櫻子「……え?」

あかり「クズって挨拶も返さないでいきなり叫び出して困っちゃうよぉ」

向日葵「あ、あなた……」

あかり「それにしても隣の席がクズなんて嫌になっちゃうなぁ」

ちなつ「……」

あかり「そう思わない? 櫻子ちゃん?」

櫻子「そ、それは……」

あかり「どうなの?」

櫻子「そんなことは……」

ちなつ「もういいでしょ!!」

あかりに逆らうと机の中の軍隊蟻が黙ってないぜ

あかり「……」

ちなつ「昨日からなんの悪ふざけなの!?」

あかり「うるさいなぁ」

ちなつ「いつまでこんなっ……!」

あかり「うるさいってば」ガシッ

ちなつ「なっ!?」

あかり「クズは静かにしててよ」

向日葵「吉川さん!」

ちなつ「は……はなし……て……!」

あかり「普通、離して下さい、だよねぇ?」

ちなつ「ぐっ……」

あかり「しょうがないなぁ……」

あかり「私はクズですって言ったら離してあげるよぉ」

ちなつ「そんな……ことっ……!」

あかり「言わないの?」

ちなつ「当たり前でしょ!」

あかり「ふーん……」

あかり「じゃあ……」

ドスッ

ちなつ「ぐぁっ……!?」

櫻子「ちなつちゃん!!」

向日葵「なんてこと……」

あかり「言わないなら言わせるしかないもんね!」スッ

ちなつ「ごほっ……! や、やめ……」

ゴスッ

ちなつ「あがあああああ!! やだ!痛いよ!!」

ちなつ「やめてあかりちゃん!! なんで、なんでっ!!?」

あかり「だって言わないんだもん」

あかり「私はクズですって」スッ

ちなつ「い、いや……やめて……」

向日葵「赤座さん!!」ドンッ

あかり「わっ!」ドタッ

向日葵「吉川さん、大丈夫ですか!?」

ちなつ「う、うん……」

向日葵「とにかく保健室へ……」

櫻子「私もっ……!」

ちなつ「ありがと……」

あかり「……」

あかり「あ?」

保健室

ちなつ「いてててて……」

向日葵「大丈夫ですか?」

ちなつ「ま、まあね……」

櫻子「湿布あったよ!」スッ

ちなつ「ありがと、櫻子ちゃん」

櫻子「うん……」

向日葵「……」

ちなつ「どうしたのかな……?」

櫻子「……」

向日葵「赤座さんはあんな人では……」

ガラッ

あかり「あ! 大丈夫~?」

櫻子「あっ、あかりちゃん!?」

ちなつ「な、何しに来たの!?」

あかり「何しにって……」

あかり「友達が怪我したら心配するのが当たり前だよぉ」

ちなつ「え……?」

あかり「大丈夫? ちなつちゃん?」

ちなつ「なにいって……」

あかり「あかりの大切なお友達にこんなことするなんて許せないよぉ!」

櫻子「なに……?なんなの?」

あかり「誰に……誰にやられたの?」

ちなつ「ぁ……ぁ……」

あかり「そっか……ふふ」

あかり「このクズだね?」クルッ

向日葵「ひっ!?」ビクッ

そう言えば今日のプリキュア見てなかった

なんでもない

あかり「許せないなぁ……」

あかり「ちなつちゃんはね、あかりのたぁいせつなお友達なんだよ?」

向日葵「ぁ…………」ガクガク

あかり「それなのに……」

ちなつ「あかりちゃん!」

あかり「大丈夫だよぉ」

あかり「あかりがちなつちゃんの代わりに仕返ししてあげる……」

向日葵「や、やめて……」

あかり「謝るのが先でしょ?」

ドスッ

向日葵「っあ………ぅぁ……」

櫻子「向日葵!!」

あかり「早く謝ってよぉ~」

向日葵「っ……!」

あかり「じゃないとあかりもっとお仕置きしないといけないよ?」スッ

向日葵「もうっ……!」

あかり「なに?」

ボコッ

向日葵「があっ!!」

櫻子「やめて!! あかりちゃん!」

あかり「なんで庇うの?」

櫻子「向日葵はなんにもしてないじゃん!」

櫻子「ちなつちゃんを殴ったのはあかりちゃんでしよ!!」

あかり「……」

あかり「あ?」

あかり「何言ってるの?」

櫻子「本当のことだ!!」

あかり「……はぁ」

あかり「クズ共ってすぐ嘘つくからあかり困っちゃうよぉ」

ちなつ「え?」

あかり「どうせ二人でやったんでしょ?」

櫻子「な……!?」

向日葵「そんなわけっ……!」

あかり「いいからちなつちゃんに謝ってよぉ!」

バキッ

櫻子「ぁあっ……!」

向日葵「櫻子!!」

あかり「ふふ、クズ同士は仲良しさんだね」

あかり「えーっと……」スタスタ

向日葵「……え?」

あかり「あかりが手で殴ってもあまりお仕置きにならないよね」ガチャ

櫻子「何を……」

あかり「ん~……ホウキぐらいしかないよぉ」

あかり「ま、しょうがないよね!」スッ

あかり「お仕置きお仕置き~♪」スタスタ

ちなつ「ちょ、ちょっと……」

向日葵「そんな……赤座さん……」

櫻子「やめて……やめてよ!」

あかり「いっくよ~!」

ちなつ「ダメっ!」ガシッ

あかり「ちなつちゃん何して……」

ちなつ「もうやめて……!」

あかり「やめない!だってちなつちゃんをいじめたんだもん!」

ちなつ「……」

あかり「ちなつちゃん離してよぉ」

ちなつ「あかりちゃんでしょ……」

あかり「え?」

ちなつ「わたしを殴ったのはあかりちゃんじゃない!!」

あかり「ちがう」

ちなつ「違わない! 櫻子ちゃんも向日葵ちゃんもクズじゃない!」

あかり「ちがうちがうちがう」

ちなつ「私もクズなんかじゃない!」

あかり「……ぁ?」

あかり「あああ   あ  あああ
       ああああああああ あああ!!!」

ちなつ「あかりちゃん!?」

あかり「あああっ!!があっ!!」

櫻子「あ……あ……」ガクガク

ちなつ「なにが……」

あかり「はぁっ……はぁっ……」

向日葵「あ、赤座さん……?」

あかり「…………」

ちなつ「あかりちゃん!」

あかり「あはっ!」

櫻子「ひぃっ!?」ビクッ

あかり「あはっ!あははははっ!」

向日葵「笑って……」

あかり「かえる」

ちなつ「え?」

あかり「蛙の尻に刺した水色の色鉛筆、先を行く冷蔵庫に文を出すも返事は無し」

向日葵「なにを……」

あかり「先頭を司るインディアンの角、そこに描かれるは顔のない三角草」

櫻子「向日葵……」ガクガク

あかり「青天の霹靂、天より落つるは脳漿といつも相場が決まっているではないか!」

ちなつ「や……やめて……」

あかり「あははははははははははははは!!」

あかり「素晴らしいっ!」ダッ

櫻子「……え?」

向日葵「どこに……」

ちなつ「ま、まって!」ダッ

あかり「あはははははははははは!」タッタッタッ

ちなつ「あかりちゃん!」タッタッタッ

あかり「神輿を登れ!」

ちなつ「待って!止まって!」

あかり「門が開くぞ!用意はいいか!?」

ちなつ「あかりちゃんってば!!」

あかり「この跳躍により夢路は終わる!さらばだ蛙たち!」バッ

ちなつ「あっ……」

バリン

ちなつ「あ、あ………あかりちゃん……?」

ちなつ「うそ……そんな……」

ちなつ「あかりちゃん……」

おわり

飽きたから適当です

最近パプリカみただろ

>>151
ばれた!
まあ最近ではないんだが

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