真美「ゆきぴょんのバースデー!」 (35)

真美「やっほーゆきぴょん、お誕生日おめでとー!」

雪歩「あ、ありがとう真美ちゃん……えっと……」

真美「んっふっふ~、どうしたのかなゆきぴょん? 何か言いたげだけど……」

雪歩「真美ちゃん、もしかして家からずっとその格好で来たの?」

真美「うん! 真美のサンタコスで道行く人たちの視線を独り占めだよ!」

真美「でもねゆきぴょん、これはゆきぴょんをビックリさせるために……っくしゅん!」

雪歩「!! だっ、大丈夫? 真美ちゃん」

真美「さむさむさむさむさむさむさむさむ」ブルブル

雪歩「と、とりあえず上がって! 私の部屋、暖房ついてるから! ほら!」

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真美「うー、なんかごめんねゆきぴょん……せっかくの誕生日なのに、気使わせちゃって」

雪歩「ううん、気にしないで!」

雪歩「それより、寒いの我慢するくらいなら、もっと暖かくして来ればよかったのに……」

真美「だって……ゆきぴょんのこと、ビックリさせたかったんだもん」

雪歩「確かにビックリしたけど……」

真美「ほらね、サプライズだよサプライズ! お祝いの場には、そういうのが必要なんだって!」

雪歩「うーん、そういうものなのかなぁ」

真美「それにね、この格好にはちゃんと意味があるんだよ!」

雪歩「意味? それって……」

真美「そう、なんと……真美サンタがゆきぴょんに誕生日プレゼントを持ってきたのだ!」

雪歩「そ、そこはクリスマスプレゼントじゃないんだ」

真美「何いってんのゆきぴょん、クリスマスは明日だよ?」

雪歩「そ、そっか。そうだね……ごめんね真美ちゃん、私が間違ってたみたい」

真美「んっふっふー、分かればいいのだよ!」

雪歩「とにかく私、すっごく嬉しいよ……真美ちゃん、どんなプレゼントを持ってきてくれたの?」

真美「聞いて驚かないでよゆきぴょん、それはね……」

雪歩「……」ドキドキ

真美「なんと、真美だよ!」

雪歩「……へっ!?」

真美「ゆきぴょんへの誕生日プレゼント、それは真美を一日好きにできるケンリなのだ!」

雪歩「ふぇぇ……それは、なんていうか……あ、ありがとう、真美ちゃん……」

真美「いいんだよ、ゆきぴょん!」

真美「あれ? ゆきぴょん、なんかテンション下がった?」

雪歩「そ、そんなことないよ」

真美「うーん……やっぱ、真美よりまこちんをプレゼントしたほうがよかったかなぁ」

雪歩「な、なんでここで真ちゃんが出てくるの!?」

真美「おっ、まこちんの名前を出したら元気になったね! さっすが、おアツいですなぁ~」

雪歩「べっ、別に真ちゃんとはそういうのじゃないから!」

雪歩「それに、真ちゃんと真美ちゃんを比較してどっちの方がいいとか、そういう風に思ったことはないよ!」

雪歩「真美ちゃんだって私の大事なお友達だし、今日もこうして誕生日を祝いにきてくれて、私、本当に嬉しく思ってるの!」

真美「う……」

雪歩「あっ……ご、ごめんね真美ちゃん、なんか私一人で熱くなっちゃって」

真美「いやぁ、真美のほうこそ……」

雪歩「ううぅ、やっぱり私ってダメダメですぅ……こんな私は、穴掘って埋まってますぅ~!」

真美「ちょっ、落ち着いてゆきぴょん! 自分の部屋で穴掘っちゃダメだって!」

とりあえず今はここまで
バイト終わったら続き書きます

ゆきまみを考えた人は本当天才だと思う
支援

サンキュー大森林ネキ

期待

昨日は寝てしまった……
日付が変わる前に投下し始めて日付が変わるかどうかくらいには終わると思います、たぶん

真美「そっかぁ、ゆきぴょんは真美のことも大事に思っててくれたんだね!」

雪歩「うん、もちろんだよ!」

真美「えっへへ……真美もゆきぴょんのこと、大好きだよっ」

雪歩「真美ちゃんっ……」ドキッ

真美「……真美に惚れちゃダメだよ? ゆきぴょん」

雪歩「ほ、惚れるとか惚れないとかそういうのじゃないってば!」

真美「それでゆきぴょん、ゆきぴょんは真美のことを好きにできるわけだけどっ」

雪歩「う、うん」

真美「ゆきぴょんはなんか真美とやりたいこと、ある?」

雪歩「真美ちゃんとやりたいことかぁ……うーん」

真美「なんでもいいよ!」

雪歩「なんでも、って……」

真美「……いやーん、ゆきぴょんのエッチー」

雪歩「まっ、まだ何も言ってないでしょー!」

真美「ねーゆきぴょん、なんかないのー?」

雪歩「うーん……」

雪歩「今は特に思いつかないけど……とりあえず、お茶でも飲んで考えようか」

真美「おー、いいねぇ! 真美、ゆきぴょんのお茶も大好き!」

雪歩「えへへ、それじゃお茶いれてくるね」

真美「うん!」

真美「あーっ、待ってゆきぴょん!」

雪歩「ど、どうしたの?」

真美「やっぱそれじゃダメだよ! ゆきぴょんの誕生日なんだから、真美がゆきぴょんにお茶を出させるのは……」

雪歩「私は別に気にしないよ?」

真美「でもさぁ、せっかくの誕生日なんだから、もっと真美に命令していいんだよ?」

真美「『ほーら真美ぃ、さっさと私のためにお茶を持ってきなさぁい!』っていう感じでさぁ」

雪歩「ううぅ、私のマネしながら言わないでよぉ……」

雪歩「そもそも、ここは私の家だし、真美ちゃんはお茶のいれ方とか分からないでしょ?」

真美「うぐっ……そういわれると、確かに……」

雪歩「あっ、そうだ! それなら、真美ちゃんもお茶いれるの手伝ってくれるかな?」

真美「おぉーっ、それナイス提案っぽいよ! 真美もお茶いれてみたい!」

雪歩「えへへ……それじゃ、私がお茶のいれ方とか教えてあげるねっ」

真美「んっふっふ~、こりゃ腕が騒ぎますなぁー!」

雪歩「真美ちゃん、どっちかっていうと腕は鳴るものだって思うよ……」

真美「…………うーむ、やっぱり自分でいれたお茶は格別ですなぁー」

雪歩「うんうん、自分でいれたんだって思うと特別おいしく感じるんだよね」

真美「……ぷはー、生き返るわいー」

雪歩「ふふっ……今の真美ちゃん、まるでおばあちゃんみたいだよ」

真美「うぇぇ、何いってんのゆきぴょん、真美まだピチピチの中学生だよ!」

真美「それに、真美がおばあちゃんなら、ゆきぴょんはひいおばあちゃんになっちゃうよ!」

雪歩「わ、私たちそこまでの年齢差じゃないって思うんだけど……」

真美「でもさ、真美たちが本当におばあちゃんになっても、今みたいに仲良しでいられたらいいよね!」

雪歩「うん、そうだねっ」

真美「ね、ホントに…………」

雪歩「……? 真美ちゃん、どうしたの?」

真美「……やー、なんでもないよ! ちょっと考え事っていうか」

雪歩「真美ちゃんが考え事……? 珍しいね……」

真美「むぅ……ゆきぴょん、真美が普段なんにも考えてないって思ったら大間違いだかんねっ」

雪歩「あぅ……! ち、違うの! そういうつもりで言ったわけじゃなくて……」

真美「あのね……ホントは真美、今日と明日はおうちで一人でお留守番なんだ」

雪歩「一人で?」

真美「うん。亜美は泊まりがけでお仕事でしょ? パパとママは二人で海外旅行だってさ、いい年してバカップルなんだから困っちゃうよね~」

雪歩「真美ちゃん……」

真美「まー、それは別にいいんだけどね! 真美、そういうの慣れっこだし!」

真美「ただ、お留守番って二人だと楽しいのに、一人だとすっごくつまんないんだよねー」

雪歩「そうだよね……」

真美「最近さ、今日みたくお仕事で亜美と一緒にいれない日が多くなって、めっちゃつまんないなーって」

真美「それで一人でいるときは、いろいろ考えるようになったんだ。真美たち、いつまで一緒にいられるのかなーとか……」

雪歩「……」

真美「……そういうの、さっきの話の中で思い出しちゃって。そんだけ!」

雪歩「……そっか」

真美「まー真美のことはいいよ、今日はゆきぴょんの誕生日なんだからさ! もっと、ドドーンって盛り上がっていこうよ!」

雪歩「……」

真美「おーい、ゆきぴょーん?」

雪歩「……真美ちゃん、なんか無理してない?」

真美「……え、なんで? 真美、ぜんぜんいつも通りだよ?」

雪歩「そっか、それならいいんだけど……」

真美「うんうん!」

雪歩「……」

真美「ほっ、ほらほらゆきぴょん! 一日は短いんだから、もっとテンション上げていかなきゃ、もったいないっしょ!」

雪歩「……そ、そうだね! いぇーい!」

真美「いぇーーい!」

雪歩「……あっ、そうだ真美ちゃん、今から私のお願い聞いてくれるかな?」

真美「もっちろん、どんなお願いでもバッチコイだよ!」

雪歩「えへへ……ありがとう真美ちゃん、それじゃあ……」

真美「……ごくり」





雪歩「………………今日はうちに泊まっていって!」

真美「うぇええええ!?」

雪歩「い、嫌だったかな?」

真美「やー、全然嫌じゃないし、むしろ嬉しいっていうか、楽しみだけどさ! いくらなんでもいきなりすぎだよ~……」

雪歩「着替えは持ってきてる? さすがにその格好のまま帰るつもりじゃないよね……」

真美「そりゃ一応、服は持ってきたけどさ……歯ブラシとかそういうの、持ってきてないし」

雪歩「歯ブラシならちょうど新しいのがあるから、それを使うといいよ! これでなんの問題もないね!」フンスッ

真美「……ゆきぴょんって、変なときだけ押しが強いよね」

雪歩「真美ちゃん、今日は家に帰っても一人なんだよね?」

真美「……うん、そだね」

雪歩「だったら、真美ちゃんには今日一日だけ、私の家族になってほしいの。それが私のお願いだよ!」

真美「ゆきぴょん……」


真美「…………わかった! それじゃあ真美、今日はゆきぴょんの妹になってあげるねっ!」

雪歩「……ありがとう、真美ちゃん!」

真美「えへへ……『真美』って呼んでいいんだよ? 雪歩お姉ちゃんっ」

雪歩「えっ!? あ、えっと……ま、真美ちゃっ」

真美「お姉ちゃん、顔真っ赤だよ? 照れ屋さんなんだから~」

雪歩「も、もう! からかわないでよ…………真美っ」

真美「!」ドキッ

雪歩「まっ、真美?」

真美「な、なんでもないっぽいよ、お姉ちゃん! えへへ……」

雪歩「そっか、ふふふっ……」

真美「―――って感じでさ、昨日のお泊りめっちゃ楽しかったんだよ! 羨ましいっしょー?」

真美「夜のお誕生会で、背中に絵が描いてあるおっちゃんがさ……」

真美「そんでそのあと、お風呂でゆきぴょんに後ろから……」


\ピンポーン/


真美「あ、誰か来たっぽいから一旦切るね。……うん、そっちもお仕事頑張ってね、それじゃ!」

真美「……ふー、誰だろ? 宅急便のおっちゃんかな?」

真美「はーい、今開けまーす……」

??「はうぅぅぅぅぅ……」


\ガチャッ/


真美「……って、ゆきぴょん!?」

雪歩「まままま真美ちゃん、ここここここれ、わわわわわわすわわす忘れ……っくしゅん!」

真美「あーっ、真美のサンタ服! なっ、なんでゆきぴょんが着てんの!?」

雪歩「さささ寒すぎて死んじゃいますぅぅぅぅ……真美ちゃん、あっためてぇぇぇ……」

真美「し、死んじゃダメだよゆきぴょん! 真美の部屋暖かいから、はやく上がって!」

雪歩「ふぇぇぇ……おじゃましますぅ……」

真美「……まあ、忘れていったのは真美が悪かったけどさ」

雪歩「うん……」

真美「わざわざ着てこなくても……なんなら、ゆきぴょんちまで取りに行ったのに」

雪歩「だって、真美ちゃんを驚かせたくて……」

真美「まさか、ゆきぴょんがそういうボケをしてくるとは思わないからね……」

雪歩「えへへっ」

真美「うぅ……なーんか調子狂うなぁ」

雪歩「……ねえ、真美ちゃん」

真美「なに? ゆきぴょん」

雪歩「今日が何の日か、知ってるよね?」

真美「当たり前っしょー、今日は25日だから…………って、まさか―――」

雪歩「えへへ……私からのクリスマスプレゼントだよ、真美ちゃん!」

真美「えっ……? えええええええええええええっ!?」

雪歩「今日も一日よろしくねっ、メリークリスマス!」



真美「…………こ、これが真美のホワイトクリスマス……なんちって?」

おわり

雪歩→雪→ホワイトクリスマスです
日を跨いでしまったけどご容赦
雪歩誕生日おめでとう!

ゴミスレっと


大森林の新しい本出るんだっけ

おつん!

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