れんげ「うち、タモさんにお願いがあるん!」 (111)

れんげ「ねこじゃらしー♪ねこじゃらしー♪うーちもじゃれつくねこじゃらしー♪」
 
れんげ「橋のとこに誰かいるん…知らない人なん」
 
タモリ「この辺は何もないとこだなぁいいともも終わったし羽を伸ばすには良さそうだ」
 
れんげ「あ、あれは…タモリさんなん!?」

れんげ「にゃんぱすー」
 
タモリ「ん、君はひょっとしてこの村に住んでる子かな?」
 
れんげ「そうなのん!おじちゃんはもしかしてタモリさんなん?」
 
タモリ「そうだよおじさんはTVに出てるおじさんだよ」
 
れんげ「うーん…」
 
タモリ「どうかしたのかい?」
 
れんげ「うち、騙されないん!本物のタモさんがこんな田舎にいるわけないのん!おじちゃんはコージー富田なのん!」
 
タモリ「ハッハッハッおじさんは嘘なんかつかないよその証拠にこれをあげるよ」
 
れんげ「これはっ!?いいとも特製タモさんストラップなのん!本物のタモリさんなのん!」

れんげ「ありがとなのん!うち一生大切にするん!」
 
タモリ「本物のタモリだって信じてもらえたかな?」
 
れんげ「信じるん!疑ってごめんなさいなのん」
 
タモリ「ハッハッ気にしないでいいよそれよりお嬢ちゃんの名前はなんて言うの?」
 
れんげ「うち、れんげって言うん」
 
タモリ「れんげちゃんか、この辺はのどかでいい所だねぇ」
 
れんげ「そうなん?うち他の町行ったことないからよくわからないん」

れんげ「タモさんはどうしてこんな田舎に来たのん?」
 
タモリ「おじさんは仕事が一段落ついたから旅行にね」
 
れんげ「そうだったのん、うち良いとこ知ってるからタモさん案内するん!付いて来るん!」
 
タモリ「おじさん付いて行くん!れんげちゃんに付いて行くん!」

タモリ「れんげちゃんどこまで行くん?」
 
れんげ「もうちょっとでつくん、それよりなんでさっきからうちの真似するん?」
 
タモリ「おじさんれんげちゃんのこと気にいったん、だから真似するん」
 
れんげ「おー!うちタモさんに気にいられたんな、タモさんのものまねレパートリーに入るなんて光栄なのん!」

れんげ「着いたん、タモさんあれを見るのん!」
 
タモリ「おー、これは年季の入った水車だねぇ」
 
れんげ「んふふーここうちのとっておきの場所なのん気に入って頂けましたか」
 
タモリ「水車なんて久々に見たねぇこれは良いものを見させて頂きました」

タモリ「れんげちゃんはこの水車が何に使われているか知ってるかい?」
 
れんげ「んんー………きっとこの水車の回転が地球の自転に干渉して一日を24時間に調節してるとうちは推測します!」
 
タモリ「れんげちゃんは難しいこと知ってるんだねぇ、でもこれはちょっと違う使い方するんだよ」
 
タモリ「水車はあの建物にくっ付いてるだろぅ、水車の力を使ってあの中で穀物を挽いて粉にしたり脱穀したりしてるんだよ」
 
れんげ「そうだったん!?うち初めて知りました、タモさんは物知りなんなー」

タモリ「歩いたら小腹が減ったなぁ、れんげちゃんこの辺で美味しいもの食べられるとこ知らない?」
 
れんげ「知ってるん!うちの行きつけの店紹介しますのん!」
 
タモリ「それは楽しみだ行ってみよう」
 
~駄菓子屋~
 
れんげ「駄菓子屋ー!タモさん連れて来たのーん!」

楓「あぁ?れんげかこんな田舎に有名人なんて来るわけ…タ、モ、さん!?マジか!!本物か!?」
 
タモリ「キミ顔ちっちゃいねー髪切った?」
 
楓「ほ、本物だ!!」
 
れんげ「本物なのん!」
 
楓「ど、どうしてタモリさんがこんな田舎の駄菓子屋に?」
 
タモリ「ここには旅行で来ててね、ついさっきれんげちゃんと知り合ってこのお店を紹介してもらったんだ」

楓「そうなんですか、芸能人なんて初めて見るんでびっくりしました」
 
タモリ「まぁまぁそう緊張しないでよ今日はただのおじさんだからさ」
 
れんげ「タモさん器おっきいん!カッコイイのん!」
 
タモリ「おっ、かき氷もやってるんだ今日は暑いからかき氷にしよう」
 
タモリ「れんげちゃんさっきは良いものを見せてもらったからお礼にれんげちゃんの分もご馳走するよ」
 
れんげ「うちも食べていいん!?タモさんやっぱりお金持ちなんなー」

れんげ「駄菓子屋ーうちイチゴにするん」
 
タモリ「じゃあ俺は宇治抹茶金時ちょうだい」
 
楓「まいどありー少々お待ち下さい」
 
楓「お待たせしました氷イチゴと宇治抹茶金時です」
 
れんげ「タモさん外のベンチで食べるん」
 
タモリ「うん、そうしようか」
 
れんげ「今日はいっぱい楽しいことあったのん」シャリシャリ
 
タモリ「おじさんも今日はれんげちゃんと遊べて楽しかったよ、久々に羽を伸ばせました」シャリシャリ

れんげ「タモさんはいつまでこの村にいるのん?」シャリシャリ
 
タモリ「明後日まではここにいるよ、本当はもっと長くいたいけどミュージックステーションの生放送があるからね」シャリシャリ
 
れんげ「そっかぁ一流芸能人は大変なんなー」シャリシャリ
 
タモリ「れんげちゃんは今夏休み?」シャリシャリ
 
れんげ「そうなのん、でもお父さんもお母さんも毎日畑仕事でねぇねーもどこにも連れてってくれなくて退屈なん」シャリシャリ

タモリ「そうかーじゃあ明日もおじさんと遊んでくれるかな?」
 
れんげ「!?」
 
れんげ「いいともー!いいともなのん!」

ごめん、こっからちょっと投稿間隔空くかも

~翌日~
 
れんげ「タモさーんにゃんぱすー」
 
タモリ「にゃんぱすーれんげちゃん今日は何して遊ぼうか」
 
れんげ「今日は川にお魚捕りに行くん!」
 
タモリ「魚捕り?釣竿がないみたいだけど捕れるの?」
 
れんげ「ノンノンノンうちにかかればお魚さんなんて手で捕れるん」
 
タモリ「へーそれは凄いなぁ」

れんげ「川に着いたんあそこでお魚捕るのん」
 
タモリ「綺麗な川だねぇ、おっ!魚もいっぱいいるねー」
 
れんげ「まずはうちがお手本見せますのん!」
 
れんげ「……………!今なんっ!」バシュッ!
 
タモリ「凄いねー!本当に素手で捕っちゃうなんてびっくりしたよ」
 
れんげ「んふふー///うちにかかれば朝飯前なのん、捕ったやつは水槽に入れておくん」チャポン
 
タモリ「これは…鮎だね塩焼きにたら美味しいよ」

れんげ「タモさん鮎好きなん?」
 
タモリ「大好きだよ香りが良くてこれがまた日本酒に合うんだ」
 
れんげ「じゃあ、うち鮎いっぱい捕るん!タモさんも一緒に捕るのん!」
 
タモリ「おじさんにも捕れるかな?」
 
れんげ「うちが捕り方教えるんタモさんなら出来るのん」
 
タモリ「れんげちゃんがそう言うならおじさんもやってみるん!れんげちゃんのこと信じるのん!」ヌギヌギ

れんげ「タモさんは初心者だからまずは沢ガニを捕まえてみるん」
 
タモリ「先生、沢ガニはどうやって捕まえるんでしょうか?」
 
れんげ「沢ガニさんは石の隙間に隠れてるん、だから石をどけてみるのん」ゴロゴロ
 
タモリ「先生いました!沢ガニです!」
 
れんげ「おー、沢ガニ発見!」

れんげ「こっから先は沢ガニもお魚さんも基本的な捕り方は一緒なん」
 
れんげ「獲物の動きと川の流れを計算するん…そしてそこに先回りして手を入れて…」
 
れんげ「今なん!そこに手を入れるん!」
 
タモリ「はい、先生!」バシュッ!
 
れんげ「おー!流石タモさんなん一回で捕れたのんスジがいいのん」
 
タモリ「いいえ自分は先生の言う通りにやっただけであります!」ビシッ(敬礼)

れんげ「次はタモさんもお魚さん捕るん」
 
タモリ「分かりました!先生の教え通りやってみせます!」
 
れんげ「タモさんのりのりなんなーうちも負けてられないのん」
 
タモリ「……………ハァッ!あー逃げられた、先生魚は動きが速くて難しいですね」
 
れんげ「お魚さんの気持ちになれば難しくないのん、うちにはお魚さんの動きがスローモーションに見えますが」バシャン
 
れんげ「また捕れたん、タモさーん!これも鮎なのん?」
 
タモリ「どれどれ…これはイワナですね」
 
れんげ「鮎じゃないん…ハズレなん…」

タモリ「ハズレってこたぁないよイワナは東京じゃ滅多に食べられないからねぇ」
 
れんげ「そうなん?じゃあこれも水槽に入れとくのん」チャポン
 
タモリ「先生は本当に魚捕りがお上手ですね」
 
れんげ「そんなに誉められるとうち照れるのん///」

タモリ「もうお昼ですねそろそろ上がりませんか先生」
 
れんげ「もうそんな時間なん!?楽しい時が過ぎるのは速いのんなー」
 
タモリ「今日は大漁ですね先生」
 
れんげ「うーん…でも鮎は最初の一匹しか捕れなかったのん…」
 
タモリ「落ち込まないでください私なんか鮎どころか一匹も捕れませんでしたから」
 
れんげ「タモさんの言うとおりなん落ち込んでも仕方ないんうちドン、マイン!」

れんげ「タモさんお昼ごはんどこで食べるん?」
 
タモリ「お昼は宿泊してる民宿で食べる予定だけど」
 
れんげ「うちタモさんにうちの家来て欲しいん、ねぇねーに頼んでお魚も焼いてもらうん!」
 
タモリ「先生のお家にお呼ばれしてもよろしいんですか?」
 
れんげ「もちろんなん!いいともなのん!」
 
タモリ「じゃあ魚は私が持ちますね」
 
れんげ「タモさんにだけ持たせるのは悪いのん、うちコープの袋二つ持ってきてるから二人で運ぶのん」
 
タモリ「流石先生準備に抜かりがないですね」

れんげ「ねぇねーただいまなのーん」
 
一穂「れんちょんお帰り、うぉっ!?こりゃまた凄い人連れて来たねーれんちょん」
 
タモリ「初めましてれんげちゃんのお友達の森田一義ですタモリと呼んで下さい」
 
一穂「これはこれは丁寧なご挨拶を、初めましてれんげの姉の宮内一穂です狭い家ですが上がって下さい」
 
タモリ「いえいえ、こちらこそ急にお邪魔してすいません」
 
れんげ「ねぇねーお魚さん捕ってきたんタモさんにご馳走するん」
 
一穂「はいはいちょっと待っててねー、てか、れんちょん昨日してたタモリさんに会った話し本当だったのね」
 
れんげ「ねぇねー信じてなかったん」

一穂「タモリさん、昨日かられんちょんが色々と連れ回したみたいですいませんねー」
 
タモリ「いやぁ、れんげちゃんは私の魚捕りの先生ですから弟子がお供するのは当然ですよ」
 
一穂「れんちょんタモリさんの先生になっちゃったかー、出世したねぇー」
 
れんげ「うちいつの間にか出世したんなー、タモさんうちいっぱい出世したらタモさんと一緒にTV出れるん?」
 
タモリ「れんげちゃんなら直ぐ出れると思うよ、なんならおじさんがプロデューサーに話しつけようか?」
 
一穂「なぁに、れんちょんTV出たいの?」
 
れんげ「ひかねーが前TV出たらお金いっぱい貰えるって言ってたのん」
 
れんげ「うちお金稼いでなっつんとこまちゃんとほたるんと東京行って遊びたいん、あと駄菓子屋とねぇねーも連れてくん、そしたらきっとなっつんも元気になるのん」

一穂「…でも、れんちょん芸能界は厳しいよーねぇタモリさん?」
 
タモリ「そうだねぇ子供の内は大人達にいいように使われるだけだから芸能界に入るのは高校卒業してからの方がいいかもねぇ」
 
れんげ「そうかータモさんが言うならそうするん…」
 
一穂「皆さんお魚焼けましたよー」
 
れんげ「ねぇねー鮎はタモさんに上げるん、食べちゃダメなのん」
 
一穂「はいはい分かってるよー、タモリさん大したものありませんが召し上がって下さい」
 
タモリ「いえいえ鮎とイワナなんて東京じゃご馳走ですよ、頂きます」
 
れんげ「頂きますなのーん」

れんタモ一穂「ご馳走様でした」
 
れんげ「お腹いっぱいなのん」
 
タモリ「いやぁーれんちょん先生が捕った魚は本当に美味しかったですね」
 
れんげ「グルメなタモさんに誉められるとは、うちの村も捨てたもんじゃないのん」
 タモリ「れんちょん先生の捕り方が良いんですよ、なにせ生け捕りですから」
 
一穂「タモリさんに誉められて良かったねぇれんちょん」
 
れんげ「うちこんなに誉められるの初めてなのん、ねぇねーうちオリンピック出たら金メダル捕れるんな?」
 
一穂「オリンピックに魚捕りの種目は無いぞーれんちょん」

タモリ「れんちょん先生、午後の予定はお決まりですか?」
 
れんげ「もちろんなのん!まだまだ案内するとこいっぱいあるん」
 
タモリ「それは楽しみです!何処までもついて行きますれんちょん先生!」
 
一穂「暗くなる前に帰ってくるんだよー」
 
れんげ「分かったのーん」
 
それからうちはタモさんに具を見せたり学校のウサギさんを見せたりしたのん
みんなで肝試しした神社にも行ったん
あっという間に夕方になって村は綺麗な夕焼けに染まったのん

れんげ「今日もいっぱい遊んだのん」
 
タモリ「そうですねぇ今日も本当に楽しかったです、特にれんちょん先生の『ダイナマイッ!!!』ってギャグには度肝を抜かれました」
 
れんげ「あれはテンションageageした時に使うギャグなのん」
 
タモリ「東京に帰ったらおじさんも使っていいかな?」
 
れんげ「うちのギャグTVでやってくれるん!?使っていいのん!タモさんならきっと使いこなせるのん!」
 
タモリ「ありがとう、これでおじさんも芸能界でもう一花咲かせられるよ」

タモリ「この村に来てかられんちょん先生にはお世話になりっぱなしだなぁ」
 
れんげ「そんなこと気にしなくていいのん、うちとタモさんの仲なのん」
 
タモリ「いや、これは恩返しさせてもらわないと私の気が済みません」
 
タモリ「明日は街に出てお買い物でもしましょう、おもちゃでも何でも買わせて頂きます」
 
れんげ「うち欲しい物とかないん」
 
タモリ「じゃあ何かして欲しい事とか?遊園地でも動物園でもどこでも連れて行ってあげるよ」
 
れんげ「…………………………」
 
タモリ「………れんちょん先生?」

れんげ「………うち、一つだけして欲しい事があるん………………」
 
れんげ「………でも、それは……きっとタモリさんに頼んでいい事じゃないのん………………」
 
タモリ「………れんげちゃん、おじさんとれんげちゃんはもうマブダチなんだよ」
 
タモリ「マブダチの間に遠慮や隠し事はいらないよ、教えてくれないかな?れんげちゃんのして欲しい事」
 
れんげ「………………………うち、タモさんにお願いがあるん!」

~翌日、越谷家~
ピンポーン
 
雪子「あら、れんげちゃんいらっしゃい」
 
れんげ「にゃんぱすー、今日はうちの友達と遊びに来たのん」
 
タモリ「初めましてれんげちゃんのお友達の森田一義ですタモリと呼んで下さい」
 
雪子「えっ!?タモリさん!?どうしてこんなとこに?」
 
れんげ「タモさんはうちの友達なん、なっつんに元気出してもらう為に来てもらったのん」
 
雪子「そうなんですか、遠いところわざわざありがとうございます夏海もきっと喜びますどうぞ上がって下さい」

雪子「夏海ー!れんげちゃんが遊びに来てくれたよー扉開けるよー!」
 
夏海「入って来ないで!帰ってもらって…」
 
れんげ「なっつん!今日は凄いゲストがいるのん!部屋に入れてー!」
 
夏海「帰ってよ!誰にも会いたくない!」
 
れんげ「なっつん………」
 
ポンッ、(れんげの肩を優しく叩くタモリ)
 
カチャッ、ジー………テン、テン、テンテン、テテテン♪お昼休みはウキウキウォッチング♪あっちこっちそっちこっちいいとも♪トゥッ、トゥッ、トゥッ、トゥッ、トゥッ、トゥーン♪(扉を勢いよく開けるタモリ)
 
タモリ「How do you doごきげんいかが?」
 
芋虫なっつん「!?!?!?」

         _z| ::::::::ヽヽ;;;;;;;;;|   ' ^ l:::  |''7;;;:::;::::: |ム,,
      ,,_z'''  |ヽ、;;;;;;-'''''''             '''''~~L,,<_,,
      >'''   从'''                     ><,
   ,,,-彡                           ''>\,,

   >'''                              ''\<_,,
  彡'''                               ''\,,<

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::::::..:    从::          ` 、   '' `  ,,/´ ,,     ト <_,,
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::(:::イ::|::::::::::::::::::i:/从:::::::::::::::::::;;;;;;;;;l||l|λ^',::V;;|/::;λ/|ノ'':::::::::::从::::::::< やりやがったな!!!
:::::::::::从::::::::::::::从:|l:|N:::::;:::;;:;:;;;;;;;;;;;;;|lll||.ヾ;;::::::|:::::;;ノ ||l|:::::::::::::::|:|:::::::::::<
:::::::、wv\|ヽ:::::::|;;;|;;从;i;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|ll|> | V^V^l/ト'//:::::::::::|::从::::::::/|:ム
        ~~''''::;;|;;;;从从|;;;;;;;;;;;;;;;;ヾミミ^-^-^ 彡'/::::::i:::/|/::::::::从::::::::∨^ ∨^ ∨^ ∨^ ∨^
             '''--;;;l;l;;;;;;;;;;;;;;;;;^w,,≡≡;w^::::::::ノノ:::::::::::从ゝ--;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::
                  ̄'''---;;;;;;ii;;;''^'''^:;:::/::从:::::::::::::::|:::'''    ヾ::::::::

タモリ「ごきげん斜めは真っ直ぐに」
How do you do頭につまった♪
 
タモリ「昨日までのガラクタを処分処分」
すっきりウキウキウォッチング♪
 
タモリ「楽しませすぎたらごめんなさい」
時間どおりにcome with me笑っていいともウキウキウォッチング♪今日がだめでも
 
タモリ「いいトモロー♪」
きっと明日は
 
タモリ「いいトモロー♪」いいとも♪いいとも♪
 
タモリ「いいトモロー♪」
 
芋虫なっつん「!?!?!?」

小鞠「ちょっとうるさーい!何やってんのよもー!」
 
芋虫なっつん「姉ちゃん来てー!タモさん来てるー!タモさんだよ!タモさん!」
 
小鞠「夏海ー、家にそんな有名人来るわけ………ギャッー!!!タモリさん!!何で家にタモリさんがいるの!?」
 
れんげ「うちが連れて来たん!」
 
タモリ「夏海ちゃん事情はれんげちゃんから聞いてるよ今日は最高の越谷夏海アワーにしよう」

芋虫なっつん「れんちょんタモさんと知り合いだったの?何で黙ってた」
 
れんげ「この間友達になったばっかりなん」
 
小鞠「良かったねぇー夏海、夏海前からいいとものスタジオ観覧したいって言ってたもんね」
 
芋虫なっつん「母ちゃんお菓子持って来てー!家にあるのありったけ!」
 
雪子「はいはい今持ってくるね」(夏海の笑顔なんていつ以来かしら…)

タモリ「夏海ちゃん髪切った?」
 
小鞠、れんげ「!?」
芋虫なっつん「アハハ、切ったと言うか焼いちゃいまして…」
 
タモリ「焼いたの?ファンキーだね夏海ちゃん」
 
芋虫なっつん「そうなんです、うち昔からファンキーな女に憧れてて…でも今回はちょっとやり過ぎちゃったって言うかヘヘ…」
 
タモリ「へーじゃあ俺と一緒だ、俺も昔はファンキーでさぁワルそうな奴は大体友達だったよハハハッ」
 
れんげ「タモさんも昔はワルかったんな」

芋虫なっつん「でもうちには良い友達ばっかりで、うちが悪ふざけしても止めてくれた友達もいたんです…」
 
れんげ「…………」
 
芋虫なっつん「でも、うちバカだったから…こんな風に…」
 
タモリ「同じ同じww俺も同じだよ夏海ちゃん、俺も子供の頃悪ふざけして右目失明しちゃってさww」ボロンッ(おもむろに義眼を取り出す)
 
一同「!?!?!?」
 
れんげ「タモさんそんな事しちゃダメなん!速く戻すのん!」
 
タモリ「れんげちゃんこれは義眼って言って作り物の目なんだよ、だから大丈夫www」カポッ(義眼を戻すタモリ)
 
れんげ「!?!?!?!?!?」

タモリ「昔はめくらとか言われてからかわれたけどガキ大将みたいなのが庇ってくれたりしてさ学校は楽しかったね」
 
タモリ「でも給食は不味かったなぁ、脱脂粉乳って知ってる?もうほとんど水みたいでさ、かすかに牛乳の味がするんだよ。クジラの肉なんてのも出たんだけどさこれが硬くて硬くてなかなか飲み込めないんだwwまぁ他に食べる物も無かったし食べるんだけどねww」
 
タモリ「夏海ちゃんは学校楽しい?今の学校だとパソコンなんか使って授業するの?」
 
芋虫なっつん「うち、今は学校行ってないんです…」
 
タモリ「そりゃ勿体ないねぇー、今は楽しくなくても10年20年すると楽しい思い出に変わるもんだよ」

芋虫なっつん「でも、うちが学校行くとみんなに迷惑かけちゃうし…」
 
小鞠「そんなこと無いよ夏海!」れんげ「そんなこと無いのん!」
 
タモリ「夏海ちゃん考え過ぎだよ、人間なんてみんな人に迷惑かけながら生きてるもんだって。俺なんてしょっちゅう残尿でパンツ汚してかみさんに怒られてんだから、この間なんておねしょしちゃってこっぴどく怒られちゃったよヘヘヘwww」
 
れんげ「タモさんそれ前立腺肥大なのん…」

芋虫なっつん「うち、学校行ってもいいのかな?」
 
れんげ「当たり前なのん!」
 
芋虫なっつん「うち、生きててもいいのかな?」
 
小鞠「当たり前だよ夏海!」
 
その日タモさんは夜まで楽しい話をしてくれて東京に帰って行ったのん
なっつんもいっぱい笑ってたん
でも、なっつんは夏休みが終わっても学校に来ることはなかったのん………

~数週間後、越谷家~
ピンポーン♪ちゃーす佐川ーっす荷物お届しゃーしったーサインお願いしゃーっす!
 
雪子「ハーイ今出まーす!」
 
佐川「お荷物こちらになりゃーっす!ちゃっちゃっちゃっーしたっ!」
 
雪子「こんな大きい段ボール何が入ってるのかしら」
 
小鞠「お母さんその大きい段ボール何!?テーブルでも買ったの?」
 
バコッーーーン!!ベリベリベリ…
 
たけし「タモリの奴バカ野郎!こんな狭い箱に閉じ込めやがって!帰ったらただじゃおかねぇぞ!」
 
小鞠、雪子「ビ、ビート武さん!?」
 
さんま「ファーッwww出たwwwさんまちゃんもおるでwwwww」

小鞠、雪子「さんまさんまで!?」
 
雪子「あ、あの失礼ですがどういったご用でしょうか?」
 
たけし「あぁ、タモリの奴がここに可愛い姉ちゃんがいるって言うもんだからちょっとおっぱい揉みに来たんだけど、上がっていい?」
 
さんま「アホかおっさん!また警察のお世話になりたいんか!」
 
さんま「すんまへんなぁお母さん、うちらタモさんに頼まれて夏海ちゃんのこと励ましに来たんです」
 
雪子「そうだったんですか夏海もきっと喜びます、どうぞ上がって下さい」

小鞠「夏海ー!お客さんだよー!開けていいー?」
 
芋虫なっつん「姉ちゃーん!うち起きたばっかりだから身仕度してからがいいー!」
 
小鞠「分かったー!じゃあ私だけ入るねー!」
 
芋虫なっつん「ハーイ!」
 
小鞠「そういうことなので夏海の仕度が終わるまでちょっと待ってて頂けますか?」
 
さんま「ええでええでwww夏海ちゃんも女の子やからな、いきなり入られるんは嫌やろ」
 
さんま「それに大竹しのぶなんて身仕度に2時間も待たせよったからなぁ、さんまちゃん待つのは得意やねん」

~30分後~
 
小鞠「お待たせしました、さぁ中に入って下さい」
 
たけし「ちょっとお邪魔するよ」
 
さんま「夏海ちゃーん、さんまちゃんが来たでー」
 
芋虫なっつん「たけしさんにさんまさん初めまして越谷夏海です」
 
さんま「なんや全然驚いてへんなぁ、さんまちゃんやで?」
 
芋虫なっつん「アハハハッ扉越しにさんまさんの声聞こえてましたから」
 
さんま「なんやそういうことかいwww」

たけし「お嬢ちゃんオイラのこと知ってる?」
 
芋虫なっつん「はい、体操選手の人ですよね?」
 
たけし「コマネチ!バカ野郎やらせるんじゃないよ!」
 
小鞠、夏海「ギャハハハハハハッwwwwwwwwwwwww」
 
たけし「夏海ちゃんコマネチ見せてあげたお礼におじさんにちょっとおっぱい揉ませてね」
 
芋虫なっつん「!?」
 
さんま「おっさんいい加減にしーや!夏海ちゃん引いてるやないか!」
 
さんま「夏海ちゃん今のは冗談やで冗談、このおっさん嘘ばっかりいいよんねん」

芋虫なっつん「そ、そうですよねマジびびったー」
 
小鞠「たけしさんちょっといいですか」
廊下へ連れ出されるたけし
 
小鞠「たけしさん、あの…夏海今デリケートな時期なのでさっきみたいな下ネタは控えてもらえませんか」ヒソヒソ
 
たけし「お嬢ちゃんこういう時は腫れ物に触るような扱いするのはよくないんだ」ヒソヒソ

たけし「オイラもバイクで事故って顔ぐちゃぐちゃになったことがあるから分かるけど、みんな変に気使っちゃって暗い空気になってさオイラが冗談言っても誰も笑わないだ」ヒソヒソ
 
たけし「そうするとこっちまで暗い気分になっちゃってよー、とにかくオイラや夏海ちゃんみたいに元々明るい性格の奴に気を使い過ぎるのはよくないと思うね」ヒソヒソ
 
小鞠「確かにたけしさんの言う通りですね」ヒソヒソ
 
小鞠「私、生意気なこと言ってすいません!」
 
たけし「気にすんなって、お嬢ちゃんは妹を救いたい一心で言ったんだろ?さぁ部屋に戻ろう」ヒソヒソ
 
小鞠(そういえばタモリさんも夏海の外見に触れてたっけ、でもその後夏海は少し元気になった!やっぱり東京で成功してる芸能人は凄いや!)

芋虫なっつん「姉ちゃんたけしさんになに謝ってたの?」
 
小鞠「え、夏海は私の大切な妹だからおっぱいは揉ませられませんって謝ってたんだよ」
 
芋虫なっつん「姉ちゃんさっきのはネタだよネタwwネタにマジレスはかっこ悪いよー姉ちゃん」
 
小鞠「アハハッそうだよねーごめんごめん」
 
さんま「謝らんでええで小鞠ちゃん全部このおっさんが悪いんやから」
 
たけし「バカ野郎!オイラは別にいやらしい気持ちでおっぱい揉もうとしたんじゃないんだよ!」

さんま「いやらしい気持ち以外におっぱい揉む理由がどこにあんねん!言うてみい!」
 
たけし「オイラ揉んだおっぱいを吸い取ることが出来んだよ、そんで吸い取ったおっぱいをそっちのお嬢ちゃんに分けてあげようと思ってさ」
 
さんま「どんな言い訳や!そんなこと出来る訳無いやろ!アニメやあるまいし、アホか!」
 
たけし「だってよぉ夏海ちゃんよりこっちのお嬢ちゃんの発達障害の方がよっぽど重症だろ、これじゃ嫁のもらい手も見つかんないよ?」
 
小鞠「うち、そんなに重症だったの!?ウワァァーーーン!」
 
夏海の胸に抱き付き泣きじゃくる小鞠
 
芋虫なっつん「こりゃガチ泣きだわ…姉ちゃん………ドンマイ」

さんま「おっさん!いくら何でも言っていい事と悪い事があるで!!」
 
さんま「うちらは夏海ちゃんを励ましに来たんや!お姉ちゃん傷付けてどないすんねん!」
 
たけし「だってよぉお姉ちゃんの方はどうにもなんないけど夏海ちゃんの方は顔も髪も綺麗に戻せるし…」
 
小鞠、夏海「!?!?!?」
 
たけし「腕はちょっとどうにもなんないけど、足だって何とかなるよ」
 
小鞠「たけしさん!それ本当ですか!?」
 
たけし「オイラ嘘はつかないよ。はい、これオイラが昔事故った時に手術した病院の紹介状」
 
たけし「後でお母ちゃんに見せといて、病院の方にはオイラから話し付けといたから」

小鞠「ありがとうございます!良かったね夏海!」
 
芋虫なっつん「グスン…グスン……あり…とう…ございましゅ………」
 
さんま(初めから用意しとったんかい…回りくどい言い方しよってからに…ほんま不器用で粋な人やで…)
 
たけし「礼なんていらないよ、じゃあこの後デートの約束あるから帰るわ」
 
さんま「俺も今夜合コンやから失礼させてもらうわ、夏海ちゃん生きてるだけで丸儲けやで!」

~拝啓、北野武様~
 
先日は、娘の夏海に病院を紹介して頂き、誠にありがとうございました。
 
その上、手術代までお支払いして頂き、何度感謝の言葉を述べても足りません。
 
術後の経過も良く、夏海は以前の笑顔と元気をとり戻しました。
 
~以下作者都合により略~
 敬具
  越谷雪子より
 
追伸 まだ未成年の娘のおっぱいを揉ませて差し上げる事は出来ませんが、私のおっぱいで宜しければいつでも揉みにいらして下さい。

~都内、某TV局~
 
さんま「たけしさん手紙読んで何泣いてんねん」
 
たけし「泣いてないよバカ野郎!」
 
さんま「あ、それ夏海ちゃんのお母さんからの手紙でっしゃっろ?うちの事務所にも届いてはりましたわ」
 
さんま「所々、字が震えてて涙こらえながら書いたんやろなぁ」
 
さんま「そう言えば夏海ちゃんの手術代、全部たけしさんとこに請求がくるようにしてはったんやろ?ほんま粋な事しまんな」
 
たけし「バカ野郎!そんなんじゃないよ!あれは夏海ちゃんのおっぱい揉ませてもらう料金の先払いだよ」
 
さんま「そうでっかwwwファーッwwwwwwww」

~数ヶ月後~
 
れんげ「なっつーん!にゃんぱす!また一緒に学校行けて嬉しいのん!」
 
小鞠「おはようれんげ」
 
夏海「れんちょんうちがいない間淋しかった?」
 
れんげ「淋しかったん!でもなっつんの顔が元に戻って良かったのん!」
 
夏海「顔が手術出来たのは元をたどればれんちょんがタモさんを連れて来てくれたおかげだよ、ありがとうれんちょん」
 
小鞠「私からもお礼言わせて、ありがとうれんげ」

れんげ「うちは何もしてないん、お礼はタモさんに言うのん」
 
夏海「そうだね、今度手紙を書くよ」
 
れんげ「なっつんが乗ってるのカッコいいのんなー、それなんて言うん?」
 
夏海「これはねー電動車イスって言うんだよ、このレバーを倒すと好きな方向に進めるんだー」
 
れんげ「ハイ、テク」
 
れんげ「でも、お高いんな?」

夏海「これ買ったやつじゃないんだよねー、なんか浅草のチャップリンとか言う人から届いたんだ」
 
小鞠(たけしさんってバレバレだけどね)
 
夏海「親切な人っているもんだねー世の中捨てたもんじゃないね」
 
夏海「あー、生きてて良かった!」

 
 
 おしまい

くぅ~疲れましたwこれにて完結です
ご存知の方も多いと思いますがこのSSは
れんげ「なっつんがイモムシになったん」
というSSにインスパイアされて書いたものです
正直、他のSS作家さんの作品を勝手にネタにしていいのか?と悩みましたがなっつんを幸せにしたい一心で一気に書きあげました
少し早いですがなっつんファンへのクリスマスプレゼントだと思って受け取って下さい
本当の本当に終わり

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年12月27日 (金) 06:15:26   ID: HaFq3LYi

草不可避

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