ほむら「そうね、私の認識が甘かったみたい」(70)

ほむら「よくよく考えれば巴マミがリボン以外にマスケット銃を扱えるのはおかしいわ」

おかしいからなんだってんだ?

お前の四次元ポケットのほうがおかしいわ

ほむら「私や杏子やさやかが武器ひとつに対して彼女は二つ目の武器を得ている」

ほむら「その上で紅茶の召還、尋常じゃないわ」

ほむら「つまり鍛えれば魔力要領の許す限り物の練成は出来るのよ」

ほむら「ここで一つ思う事があるわ」

ほむら「私って本当に時間を止められるのがあの過ぎ去った1ヶ月だけなの?」

ほうほう

ほむら「よくよく考えれば私が勝手にタイムリミットを決めていただけ」

ほむら「ワルプルギスの夜が強大すぎて私の祈り「まどかとの出会いをやりなおす」事態に制限なんて無いはずよ」

素質がないから一ヶ月オンリーじゃなかったか

ほむら「さらに言えばこの盾の時間の抽象化もおかしいわ」

ほむら「今まで散々やり直してみたけどかなり多くの分岐があった」

ほむら「時間の流れが一定と決まったようなこの砂時計では真実味に欠けるわ」

ほむら「始点が決まるのはいいとして、終点が決まるものなのかしら?」

ほむら「そういえば万能収納が魔法少女としての魔力の形なのかしら?」

ほむら「時を止めるのではなくて万能収納?これ契約違反じゃないの?」

ほむら「という事でインキュベーターカモン!」

QB「呼ばれたので来たよ」

ほむら「かくかくしかじかはどうなっているの?」

QB「確かに願いの概要が時に関するものだからリトライ機能(願い)が資質で制限されても時間停止(魔法少女の能力)がされるのは少し違うかもね」

QB「でも実質の機能については君達の感情システムに起因する事が多いから僕にもはっきりとはわからないよ!」

ほむら「結局わかったのは時間停止はインキュベータにとっては能力側になってるって事ね」

ほむら「感情システムに起因するか…」

ほむら「巴マミのあれも結局そういう面があるのかしら?」

ぶっちゃけると
「そこは本筋じゃないんでどうでもいい」らしい

感情システムに起因するならマミさんは紅茶の前にピザを出せなければおかしい

ほむら「彼女の願いは「助けて」ね」

ほむら「でも彼女の願いにインキュベーターの「魔法少女になる」の要素が大きく絡んでいた場合」

ほむら「そして巴マミが魔法少女に特別な感情や概念の固定があったとすれば」

ほむら「あのキラキラふわふわした感じの魔法少女そのものが彼女の願いの一部で能力なのかもしれないわ」

ほむら「何かで試したいわ、誰がいいかしら?」

ンー
ほむら「杏子のロッソファンタズマがいい気がするわ」

ほむら「彼女の願いは「父親の話を”聞いて”」よね」

ほむら「私の推測が正しければ彼女の幻影は聴覚による幻影って事になるわね」

聞いて信じてお布施するまでじゃね

ほむら「とりあえずあのホームレスを呼びましょう」

巴部屋―

ほむら「杏子ちゃん!あっそびましょー!」

ドタドタ
杏子「何言ってんだお前!!」

マミ「暁美さん、いらっしゃい」

まどポは未経験かい?

ほむら「まるまるうまうまよ」

杏子「…よくわからないけどそれをすれば良いのか?」

マミ「ロッソファンタズマよ、佐倉さん」

杏子「うっせえ」

ほむら「さあ耳栓と大音量ヘッドホンをしたわ、やって頂戴」

杏子「まぁグリーフシードくれるみたいだからそれぐらいは付き合ってやるよ」

シュン
杏子「はっ マミ「ロッソファンタズマ!!」 ババババババ

うむならば④だ

ほむら「おぉ…」

ほむら「面白いわね、これでも聴覚が反応してるのか赤いもやが複数見えるわ」

杏子「へー、そんな事になるのか」

ほむら「これで魔法少女の真実に一歩近づいた気がするわ」

一方ユウリ様は牛を出した

ほむら「取り合えず契約の文言と思いは反映されているみたいね」

ほむら「ところで巴マミ、あなたはいつから紅茶を出せるようになったの?」

そこにツっこむか

魔法少女は新たな願いとともに成長していくからな
まどかのようになりたい→弓の精製
まどかを守りたい→純白の天使の羽
たとえどれだけ手を汚そうともまどかは守る→全てを侵食する黒き翼

が習得できるというのが俺の妄想

マミ「んー あまり憶えてないわね」

マミ「ただ戦いに必死だった頃とか…マスケット銃も途中からね、紅茶もそれからするとごく最近の気がするわ」

ほむら「(やはり最初からの特典ではないのね)」

マミさんってどんな因果が溜まってたん?

ないわー

恐怖と寂しさかな?

ほむら(単純に整理するとこうね)

ほむら(1 願いと能力は強い因果関係がある)

ほむら(2 能力は成長によって途中から付加されるかもしくは願いの認識の変化によって変化できる)

ほむら(1の例があるから後者の方が優勢かしら?)

ほむら「さて後者なら私の能力にも変化があって良いわよね」

ほむら「ここまで来て時間停止が出来なかったら泣きたい気分だわ」

ほむら「では」カシャン

ほむら「…」

ほむら「結果から言うと止まったわ…体感的に3秒ほど」

ほむら(圧倒的に短い!しかも魔力の消費量が激しいわ…)

ジョジョかよ

ちなみにまどポの設定だと、マミさんは最初はリボンしか出せなくて
その後、リボンという魔力で構成されたマテリアルをマスケット銃に変換していたな。

マシンガンとかじゃないのは、自分でも構造を理解しきれないくらい複雑な物は作れないから、
という説明だった。

ほむら「止まったから一応前進ね」

ほむら「でもこの数秒で何が出来るのか…」

ほむら「」ホムゥ

ほむら「次行きましょう」

DIO様なんか最初一瞬だったし鍛えて5秒だぞ
3秒ならすごい

ほむら「ここで疑問なのが私自身が止めている物と止めていない物の定義をどうしてるかね」

ほむら「私が触れた物の時間は動く、私が間接的に触れた物も確か少し動いていた」

ほむら「それならば地面やその他を解して他のものが動いてもおかしくないわ」

ほむら「認識によるターゲットがあるのね」

科学と魔術がkムグムグ

ほむら「つまり触れていると認識したものの範囲を下げると動かない事になる」

ほむら「難しい注文だわ、でもやるしかないわね」

~1ヵ月後~

ほむら「山に篭ってひたすら練習した甲斐があってターゲットの要領がわかってきたわ」

ほむら「範囲の外に出そうとするより動かしたい部分に集中するほうがいいのね」

ほむら「練習の成果で濁りの量が減った気もするしいい傾向だわ」

ほむら「この感覚を覚えるとなかなかいいわこの能力」

ほむら「銃が必要ないかもね、物の一点を集中的に殴れば弾丸が出来るし」

ほむら「さて」

ほむら「この後どう発展させればいいのかしら…」

クラフトワークの要領でゆっくり物体を叩くことが大事です

ジョジョの5部にいた少しずつクラフトワークかよ

ほむら「町に戻ってきたわ」

まどか「ほむらちゃん!!」

さやか「あ!あんた!」

ほむら「何かしら?」ファサッ

さやか「何かしらじゃないよ!1ヶ月もどこほっつき歩いてたのさ!?」

まどか「心配てたんだよ、特にマミさんがほむらちゃんが変な事を言ってたとかで大変なんだから!」

ほむら「それは…今から会いに行けば大丈夫かしら?」

まどか「そうした方が良いよ!早く行こう!」

ほむら「ええ」(私の上達も披露したいしね)

ほむほむは何処に向かうつもりだ

再び巴部屋―

マミ「暁美さん!無事だったのね!」ギュッ

ほむら「ごめんなさい、心配させてしまったわね」

杏子「お前のせいでマミのグリーフシードの消耗がハンパなかったよ…」

ほむら「本当にごめんなさい、お礼に少し面白いものを見せてあげるわ」カシャン

杏子「?」

マミ「?」ギュッ

ほむら「…」ブラーン


まどか「ほむらちゃん何持ってるの?」

ほむら「巴マミのブラよ」ブラーン

マミ「えっ!」ババッ

マミ「ないわ!!」

杏子「お前!どうやったんだよ!」

ほむら「時間を止めたの」ブラーン

さやか「また出来るようになったの!?」

ほむら「ええ、1ヶ月いなかったのはこれを練習してたの」ブラーン

マミ「それはいいから返して!」シュバッ

マミ「つまりこう言う事?時間を止める事が再び出来るようになって、さらに以前より詳細に動かせるものを指定できるようになったって事?」

ほむら「そうよ、動かすものは多くとも1クッション以内で私と接していないといけないけど」

杏子「普通にスゲーじゃん!」

マミ「…でも急に音信不通にならないでね、魔女にやられたかと心配になるから」

ほむほむブラの外し方良く分かったな

なんだマミはほむらちゃんが好きなのか

ほむら「でもこれだけじゃ駄目な気がするの…」

杏子「何がさ?」

ほむら「能力・威力ともに少しは戦闘に戻れるようになったのだけれど…行き詰った感がもどかしいのよ」

杏子「おまえ時間停止無しでもそれなりに戦ってたじゃん」

ほむら「こう言うのは始めだすとなかなか止まれないのよ…」

まどか「ほむらちゃん…」

ほむほむすごい!

ほむら「だから巴マミ、あなたどうやって紅茶を出しているのか教えて欲しいわ」

マミ「またそれ!?」

ほむら「マスケット銃はわかるのよ、銃弾からリボンが出てたからリボンによる構成なんだなって」

ほむら「でも紅茶はわからない、普通に飲める紅茶だすってどういうことなの!?」

マミ「そんな事言われても…」

ほむら「そうよね…」

マミ「紅茶…紅茶かぁ…」

マミ「そう言えば何気なく出していたけどどうやって出しているのかしら?」

ほむら「あまり思いつめると出せなくなるかもしれないわよ…」

マミ「嫌っ…とにかく実践してみましょう」

杏子「紅茶ぐらいいいだろ…出せなくて」

二十歳過ぎたらビールに変わる不思議

マミ「さあ、やるわね」サルティー

マミ(紅茶ね)ポンッ

ほむら「どうかしら?」

マミ「んー?魔力を集めて普通に紅茶を淹れるのを想像するだけだわ…」ポンッ

ほむら(やはり願いに起因しているのかしら?魔法少女の理想…深そうだものね)

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「何かしら?」

まどか「えっとね?こう言うのは人に教えてみるのも良いんじゃないかな?」

まどか「教える事で新しい事に気づく事があるっていうし…」

ほむら「…なかなか面白い案ね」チラッ

杏子「?」

さやか「…あははははは」タラー

ほむら「あなた達なら願いの本質もわかりやすいわ」

ほむら「付き合って…貰うわね?」

杏子「おい!それって私か?」ガタッ

さやか「さやかちゃんはバカなので遠慮したいなーって」ハハハハ

寝る、頑張れまとめで楽しみにしてる

ほむら「逃がさないわ…いえ逃げられないのよ?」

杏子「逃げるぞさやか!」ピュー

さやか「おいていかないで!!」ダダダダダダ


ほむら「待ちなさい!」

あんこちゃんは後付けオンリーであの強さだしな

QB「呼ばれたから来たよ!!」

ほむら「呼んでないわ!」カシャン バスッ

まどか「QBの頭だけが飛んだ!!」

クンナー!ニゲロー! マチサイー!!

ほむら(魔法少女の能力…絶対にその詳細を暴いてみせる!!) キョウコタスケテー ワー


                                おわる

乙乙乙

きたら終わってた

乙でした
また書いてね

読み返したらやっぱり短いな
今度は書き溜めてからやろっと

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