ほむら「鹿目さん!私と一緒に○○会に入ろう!」(181)

まどか、17歳の夏休み。



まどか(ファミレスってここでいいのかな?ほむらちゃんと会うの中学の時以来だなぁ。元気にしてるかな)ウキウキ

ほむら「鹿目さん!!」手フリフリ

まどか「あ、ほむらちゃん!」

まどか(あれ?)



ほむらの手前に見知らぬ女性が2人座っていました。

ほむら「鹿目さん久しぶり!」

まどか「う、うん」

QB「この子がまどか?」

ほむら「はい!」ニコニコ

まどか「えーと」オドオド

マミ「こんにちは、どうも初めまして。私は巴マミ」ニコ

QB「初めまして。僕はキュゥべえ」

まどか「あ、はい、初めまして・・・」

ほむら「ごめんね、友達も連れてきたんだけど駄目だった?」

まどか「あ、ううん大丈夫だよ!」


まどか(なんなんだろこの人達。友達にしては歳が離れてるし・・・それにほむらちゃんってこんなにテンション高かったかなぁ)

QBに性別の概念あるのか

>>10 「きゅっぷい」「きゅぷきゅぷ」って鳴くうさぎはメスにしかいないから、QBは僕っこの女だと思うよ。


色々妙に思いつつもほむらに促され、まどかはほむらの隣に座りました。

一時間ほど昔話や思い出話で盛り上がっていると急にマミが「そろそろ始めようか?」とほむらに合図を送りました。



ほむら「鹿目さん、幸せになってみたくない?」

まどか「え?幸せに?」

ほむら「そうそう!幸せになりたいでしょ!?」

まどか「え、えと?」(急に何を言い出したの?)

ほむら「えーとじゃあ鹿目さんって今何か悩み事とかない?」

まどか「え?」

ほむら「何か不安な事とかは?将来の事とか、勉強の事とか、友人関係とか」

まどか「うーん・・・」

幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
パターン3
マミ「あなた誰なの?」 QB「前の個体は処分した」
QB「『前の僕』、は精神疾患を『患い』かけていたからね。『僕達』にとっては、『煩わしい』存在でもあったしね」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

マミ「暁美さん、急にたくさん言われても分からないわよ」

ほむら「あ、はい」シュン

まどか「えと。勉強はちょっと苦手ですね・・・あと幸せになりたいはなりたいですけど」


途端に嬉しそうな顔をするほむらとマミ。



ほむら「大丈夫だよ鹿目さん!あなたはもう何も心配しなくていいからね!」

まどか「え?」

ほむら「鹿目さんも一緒に顕○会に入ろう!」

マミ「ふふふ。あなたはとってもラッキーよ鹿目さん。300万人に到達する真近に顕○会に入れるんだもん」

まどか「け、顕○会?」

ほむら「そう!顕○会に入って仏法を行えば、不安な事や悩み事も無くなるし、何もかも上手くいくようになるんだから!現に私は~」ペラペラペラペラ


ほむらは熱心に語りだしました。

新しい学校での友達付き合いに疲れていた時、顕○会に出会ったこと。

そうしたら今まで劣等感だらけだった自分が嘘のように消え、人生が変わったこと。

数珠やお経のようなものをバッグから出し、それについての説明までしてきます。

あまりに突然の事過ぎて何がなんなのか初めは分からなかったまどかも、数珠やお経を見て理解しました。


まどか(これってもしかして)

まどか「あの、もしかして宗教・・・?」

ほむら「あ!うんうん、最初はビックリするよね。私も最初そうだったの。でもね、顕○会は他の宗教は全然違うものなんだよ!顕○会は凄いんだから!」

まどか「へ、へぇ」ヒキ・・・

まどか(この人達宗教の勧誘するために私を呼び出したの?)

まどか(ほむらちゃんが会うの楽しみって言ってたのって・・このため?)

まどか(ほむらちゃん・・・)

まどか(ど、どうしよう・・・)

マミ「鹿目さん、今の日本についてあなたはどう思ってる?」

まどか「今の日本、ですか・・・?」


ほむらが語り終わると、今度はマミが語りだしました。

今の日本は大変危ない状態で、近い未来、異常気象、天変地異、大飢饉、国家破産等によって滅ぶ宿命だということ。

それを防ぎ、皆を守るためには顕○会に入る道しかないということ。

だから私達はみんなを救うため、鹿目さんを救うために顕○会に入信させたいということ。

なるべく早く300万人入信させたいということ。


他には

顕○会に入り修行すれば亡くなった時に奇跡が起きて「ふっくらとした綺麗な白い死体」になるだの、しかし修行不足ならば黒い死体になるだの。黒い死体になったら地獄に落ちた証拠だの。

大地震が起きても顕○会に入ればその人は助かるだの、実際3.11の津波の時に他の人は助からなかったのに顕○会に入っていた人達は助かっただの。


まどかには理解出来ない話ばかりでした。

そんな話をしながら

「どうですか?すごいでしょう?鹿目さんもやってみない?」とグイグイ迫ってくるのです。


マミの話が終わる頃には、気の弱いまどかはすっかり萎縮してしまっていました。


ほむら「ね!鹿目さんも顕○会に入ろうよ!」

それでも勇気を持って断ろうと頑張ってこう言いました。


まどか「あの、こういうのはパパやママに聞いてみないと」ビクビク


するとずっと無表情で黙っていたキュゥべえの顔色が変わったような気がしました。


QB「それは駄目だよ、ご両親には絶対内緒にしてて」

まどか「え?」

QB「多分君のご両親にこの事を言えば反対するだろう。しかしね、それは怨嫉と言って、両親に魔が入ってる状態なんだ。君が入信してしばらく立って親に打ち明けるのが一番いいね。とにかく入信してすぐ親に言うのは止めたほうがいい」

まどか(な、何を言ってるのこの人。ていうか入信するって言ってないのに・・・)ビクビク

QB「うーんまぁ口で言っても伝わりにくいかなぁ。そうだ、とりあえず一緒に会館に行こうよ。車で行けばすぐ近くだし」

まどか「え、会館?車で・・って」ビクッ

マミ 「そうね。まずは行ってみた方が早いわね」

ほむら「うんうん!行こう行こう」


3人は立ち上がりました。

ほむらがまどかに立つように催促します。

まどか(どうしよう!どうしよう!連れて行かれる、怖い)オロオロ

まどか「あ、あの!実は今日はあまり時間がなくて、その」

QB「大丈夫。すぐ近くだし、すぐすむよ」

ほむら「うん!行ってみようよ!鹿目さん驚くと思うなー!もう凄いんだから!」

マミ「そうそう」ニコ


まどか(どうしよう)


まどか「ご、ごめんなさい!ホントに今日時間なくて・・・あ!そうだ!これから学習塾があって・・・あの!明後日だったら大丈夫なので!」


まどかはとにかく今のこの状況から逃げ出したくて必死に嘘をつきました。

QB「明後日のいつなら大丈夫なんだい?」

まどか「え?えーと明後日のこの時間なら」


勿論適当でしたが、キュゥべえとマミは何やら顔を見合わせてヒソヒソと相談を始めました。

マミ「分かったわ。それじゃあ鹿目さん、明後日一緒に会館に行きましょうね。待ち合わせはここのファミレスでいいわよね?」ニコ

まどか「・・・・」

ほむら「じゃあ明後日また会おうね!」

まどか「・・・うん」

マミ「そうそう、メールアドレス交換しとこっか」ニコ

まどか「・・・」


気力を使い果たしたまどかはマミの言う通りにメールアドレスと電話番号を交換し、ふらふらと家に帰りました。

―まどかルーム―


まどか(どうしよう、ママに相談しようかな)

まどか(でももし大事になって、宗教の人達が大勢家に押し寄せてきたら・・・)


昼間の強引な勧誘、まどかの意思をほとんど無視して車でどこかへ連れて行こうとした3人を思い出し、まどかは身震いしました。


まどか(それに、もし私がママに言ったらほむらちゃんはどうなるんだろう・・・)

まどか(何かの責任を取らされてとか、あるのかな。だったら私のせい?)


たたでさえ臆病なまどかです。

未知なものに対する恐怖で嫌な妄想ばかりが膨らみます。

まどか(宗教ってお金とか払わなきゃいけないのかな・・・)

まどか(って!入るわけじゃないのに!何を考えてるの!)ピロリロリーン

まどか「ほむらちゃんからメールだ・・・」


ほむら『明後日楽しみにしてるね!実はね、今日ビデオ上映会があってね、鹿目さんに見せたかったから連絡したんだ!その上映会っていうのは~』


最後まで読まずにまどかはメールを閉じました。


まどか(ほむらちゃんどうして・・・会えるの楽しみにしてたんだよ?)ウッ・・グズ・・


まどかは久しぶりに会うはずだった友達とこんな形で再開した事実に遅くまで泣きました。

―翌日―


まどか「さやかちゃん、実はね」

さやか「うんうん何でも聞いてくれたまへ!はは~ん、まさか恋の相談ですかな!?そっかーついにまどかも~」


結局家族に打ち明けられなかったまどかは一番仲のいい友達に相談することにしました。

最初はふざけていたさやかでしたが、まどかが話しだすと、さやかの表情は次第に変わりました。

真剣な表情でうんうんと聞いてくれるさやかにほっとしたのか、気が付くとまどかは泣いていました。

さやか(こういうのズバっと断るの下手そうだもんねーまどか。でもこんなに大人しい子を3人がかりで許せない!大体ほむらを使って騙して連れてこさせたようなもんじゃん!)

さやか「そっか、大変だったねまどか。偉い偉い」

まどか「うん」グズ・・・

さやか「それにしてもほむらがねー」

まどか「うん」グズグズ

さやか「まあその宗教の事は任せて!あたしがなんとかするから!」

まどか「え、どうするの?い、嫌だよさやかちゃんまで巻き込むの」

さやか「ははは、あんたは大げさなんだからー。まぁまぁ!任せて任せて!」


さやかは特に深く考えずにそう言いました。

まどか「あの、さやかちゃん」

さやか「なにさ」

まどか「ほむらちゃんを助けることって出来ないかな・・・?」

さやか(話を聞いてる感じだとほむらのヤツその宗教に首までどっぷり浸かってるみたいだし・・・)

さやか(ごめんまどか、あんたを助けるので精一杯かも)

―翌日の昼頃・ファミレス―


まどか(・・・いた)

ほむら「あ!鹿目さーん!」手フリフリ


待ち合わせよりも早く来たつもりでしたが既に3人は揃っていました。


ほむら「こんにちは!」ニコ

まどか「う、うん」

ほむら「それじゃあ行こっか!」

まどか「え、座らないの?」

ほむら「でも時間が勿体無いs」

さやか「あれれー!!まどかにほむらじゃん!?すごい偶然!?何してんの!?」

ほむら「!?」

マミ「!?」

QB「!?」

さやか「なんつってー!嘘嘘!まどかと一緒に来たの!」


さやかはわざわざまどかよりも少し遅れて店に入り、3人の後ろにひっそり回りこんで店の中の人達全員に聞こえるほど大きい声で話かけました。

3人がかりと聞いていたので、終始さやかのペースに持って行くため、最初のインパクトが大切だと思ったのです。

さやか「いやー!いやいやー!実はあたしまどかから話聞いちゃって!あ、ほむら、そっち座っていい!?いいよね!?どもども!こんちはー!」

マミ「え、ええ」

ほむら「え、えーと」

さやか「あたしだよー!忘れちゃったの?」

ほむら「・・美樹さん?」

さやか「そうそうそう!イエーイ久しぶりー!!」ホラ、ハイタッチ

ほむら「は、はぁw・・」ヒキ

さやか「ノリ悪ッ!!はいそちらさんも!!」ホラ、ハイタッチ

マミ 「え?え?」

さやか「ノリ悪ゥー!!駄目じゃないですかもー!!何やってんですかー!!」

マミ「はぁ・・?」ヒキ・・

ほむら「あ、あはは・・」

ほむら「・・・」

マミ「・・・」

QB「・・・」

マミ「・・えっと、鹿目さんの友達?」

さやか「あ、はいそーでーす!あ、まどか!皆の分のジュース頼んでくれる!?」ハイオカネ

マミ「え、いえ別に!」

さやか「いーんすよいーんすよ!あたしが奢ります!ほらまどか!早く行って!」

まどか「う、うん」

さやか「何でもいいからね!?」


さやかはまどかに席を立たせ、注文に行かせました。

マミ「ジュース、ごめんなさいね。本当にいいの?」

さやか「いーんですいんーです!金持ちですんであたし!」ニヤニヤ

ほむら「・・・」シーン

マミ「・・・」シーン

QB「・・・」シーン

ほむら「久しぶりだね美樹さん」アハハ・・

さやか「ねー!?ほむらあんたアレね!?見ないうちにちょっと美人になった!?なってない!?どっち!?」

ほむら「は、はい?」

マミ「あなたはそのー」

さやか「美樹さやかです!」

マミ「美樹さんは鹿目さんの友t」

さやか「嫌だなー!さやかでいいですよ!あたしらの仲じゃないですかー!」アッハッハ

マミ「・・・」ヒキ・・・

さやか「ってあたしまだ名前聞いてませんでしたね!お名前は!?」

マミ「巴マミよ、よろしくね」

さやか「じゃあよろしくお願いします!マミさんでいいですか!?」アクシュ

マミ「ええ・・」アクシュ

さやか「どもども!」手ブンブン

マミ「・・・」プラプラ



明らかに「こいつうぜぇ」という顔をマミがしました。

さやかの狙い通りです。

やはりまどかのような大人しい子を狙って宗教に勧誘するような人間達は、さやかのような人種がどうも苦手なようでした。

なので思い切り空気の読めないバカキャラを演じたのです。

まぁほとんど素でしたが。

マミ「あ、あの美樹さん声が大きいのね・・w」

さやか「元気だけが取り得ですんでねー!!」

マミ「ふふふ・・・」

さやか「いやいやー!まどかからじっくり聞きましたよー!実は皆さんがやってる顕○会に興味持っちゃって!」

マミ「興味を?」

ほむら「!・・・」


ほむらとマミの表情が少し明るくなりました。

同時にようやくまどかが戻り、さやかの隣に座りました。


さやか「なんか色々凄いですよね!?日本が近いうちに滅ぶとか・・・でも確かに最近地震とか凄いですもんね!・・・超信憑性あるというか!」

ほむら「うんうん!そうなの!」

さやか「で、そーゆーのから助かるには、顕○会に入らなきゃ駄目なんですよね?じゃあもう皆顕○会入らないとヤバイってことじゃないですか!」

マミ 「ふふ。そうね。鹿目さんから色々聞いたみたいね」ニコ

さやか「はい!あたしめちゃくちゃ興味持っちゃって!で・・・気になることがあるんですけど、聞いても大丈夫ですか!?」

マミ「ふふ。なんでもどうぞ」

さやか「いえ、どうしてまどかを勧誘してるんですか?この子全然宗教に興味ないですよ?嫌がってるの分かりませんでした?」


さやかは今までとは打って代わって睨むようにマミとほむらに言いました。

空気が変わったのは誰の目から見ても明らかでした。

さやか「どうして?」

まどか「・・・」

ほむら「え、でも・・・そんな事ないよね鹿目さん」

まどか「・・・」

さやか「ホントは嫌だったんでしょまどか」

まどか「・・・うん」

さやか「ほらぁ!」

マミ 「美樹さん」

さやか「はい?」

マミ「私達のしてることは勧誘じゃなくて折伏って言うのよ」

さやか(その話は今どーでもいいでしょ!)

さやか(まぁ一応聞いとこ)

さやか「なんですかそれ?勧誘とどう違うんですか?」

マミ「折伏と勧誘は全然違うわ。折伏は修行のひとつで・・・」

さやか「それじゃその、折伏ってヤツで、ああいう人らも勧誘してみてくださいよ!出来ますよね!?はいどうぞ!」


さやかは店の奥にいる暴走族風の特攻服を付けてるガラの悪そうな集団を指さします。


マミ「・・・」


マミ「ああいう人達には出来ないのよ」

ほむら「折伏は悪い人達にしちゃいけないんだよ」

さやか(ひど!見た目で悪い人って決め付けるなよ!いやあたしもだけど!)

さやか「えー!だってそれおかしいじゃないですか?神様って平等なものでしょ!ああいう人らも入信させるのが筋じゃないんですか?嫌がってるまどかよりもそっち優先したらいいじゃないですかー!」

マミ「美樹さんが語ってる神様像は間違ったイメージの神様なの。御本尊様は、まず善良な人から先に幸せにしないといけないと言ってるのよ」

さやか(なんだー、よーするに人選んでるんじゃん)

ほむら「だから、ヤクザや犯罪者の人を入信させるのは駄目なんだよ」

マミ「それが決まりなの」

さやか(へーへー)

マミ「それに、これは私達とご縁がある人に広めていかなきゃ駄目なの」

さやか「?」

ほむら「美樹さんに分かりやすく言えば、知り合いから広めて行って、入信させようって感じです」

マミ「ほら、私と鹿目さんはご縁があって会うことが出来たでしょう?」

さやか(都合がいいな随分。ご縁っつーかあんたらが呼び出したんじゃん)


さやか「そうなんですかーなるほど、ふむふむ」

マミ「だからどうしても鹿目さんには入信してほしいのよ」

さやか「だってさ、まどか!」

まどか「え!?」

さやか「いやいやなんかそーゆーことらしいよ。どーする?」

まどか「え?え?」オロオロ

さやか「あはは。でも入りたくないんでしょ?」

まどか「う、うん」

さやか「ですってよ!」

マミ「・・・・」

ほむら「美樹さんは今幸せ?」

さやか「え!?超幸せですけど!?」

ほむら「・・・何か悩み事とかはないの?」

さやか「え、ないです」ジシンマンマン

マミ「じゃあ不安な事は?勉強や、家族の事や将来の事は?」

さやか「全然ないですねー」ソクトウ

マミ「本当に?少しくr」

さやか「あたしが悩み持ってそうに見えます?」タハハ

マミ「・・・」

ほむら「・・・」

さやか「まぁとにかく!まどかがやりたくないって言うなら仕方ないじゃないですか。本人がやりたくないって言うんだから!これ以上無理強いできないでしょ?」

QB「・・・無理強いはしないけれど、でも出来れば入ってほしいんだよね」

さやか(無理強いしてるじゃん。てかどうでもいいけどあたしは勧誘しないのかよ!なんかムカつく!)

ほむら「鹿目さん、試しに入信してみて。それから考えてみない?」ニコ

マミ「決して悪いものではないから。ね?」ニコ

まどか「・・・」

さやか(めちゃくちゃ食い下がるなぁ・・・ちょっとまずいかも)


QB「そうだね、一度、とりあえず会館に行ってみようよ。そのために今日来たんだしね」


さやか「あ!あたしが代わりに行っていいですかそれ!?」

マミ「!?」

ほむら「!?」

QB「!?」

まどか「!?」


その場にいた全員が「マジで!?」という顔をしました。

さやか(だってしょうがないじゃん。この人らを今後まどかに近づけさせないためにはこうするしかないって!あー!こんなの計画のウチじゃなかったのに!まーでも大丈夫でしょ多分。腹くくった!)


さやか「いや最初に言ったじゃないですか!あたし興味あるって!全然興味ないまどかよりもあたしが行ってもいいでしょ?」

まどか「さやかちゃん!?」ゴニョゴニョ

さやか「大丈夫だから任せて!」ゴニョゴニョ


キュゥべえとマミが何やらヒソヒソと話を始めました。

数分後。


マミ「えと、じゃあ、行く?」

さやか(何で疑問系?てか待たせすぎ)

さやか「はい。じゃあまどかは先帰っててー、あんた興味ないんでしょ?」

まどか「さやかちゃん・・・」

さやか「大丈夫大丈夫!なんかあったらすぐ逃げるから!」グッ!

マミ 「!・・・」ムッ

ほむら「」イライラ

さやか(こえー)


車に乗ると、さやかはを聞かれてもいないのにスイーツ話(作り話)を絶え間なく話し続けました。

ほむらとマミとキュウべえは引きつりながらその話を聞きます。

車内の中ではさやか以外まともに喋る人はいませんでした。

というより喋ろうとしてもさやかが別の話題を振り、相手に隙を与えません。

とにかく自分のペースを維持したのかったのです。

―その頃―


仁美「顕○会・・・と」カタカタカタカタ


仁美「『カルト教団か』『オウムよりも危険かも?』、『創価○会と対立』『被害者の会』・・・」

仁美「所詮ネットでの情報でしかありませんけれど・・・でも過去に信者が暴力事件を起こしたり犯罪行為をした事実がるのも事実ですわ」

仁美「少々まずいかも知れませんわよさやかさん。無茶をしてなければいいのですけど・・・」

―会館―


さやか(うわーまぁまぁ人いるけど)


ゾロゾロ・・・・


さやか(なんか皆さえない顔してるなー。特に男の人。ストレス溜まってるみたいな暗い顔。ホントに幸せになってんのこの人ら?・・・) 


飽くまでさやかの目にはそう見えました。


マミ「それじゃあ入る前にここに名前と住所書いてくれる?」


一枚の札のようなものをさやかに渡すマミ。


さやか「は?」

ほむら「あのね、形式上でね、ご本尊様を見るにはこれが書かなきゃ駄目なんだよ。ホントに変な意味じゃなくてね」

さやか(信じると思う?それ・・・)

さやか「え?あたし住所ないですよ?」

マミ 「は?」

ほむら「・・・」

さやか「住所ありませんもんあたし、どうします?」

ほむら「み、美樹さん、住所ないってことはないでしょ・・・」

さやか「いやいやホント。でも別にいいっしょ。これ書かなくても」


そのまま手前のドアの中に入ろうとすると、手を掴んではいらせまいとするマミ。

マミ「なら名前くらい書きなさい」

さやか「えー、やですよめんどくさい」

マミ「あなたいい加減にしてよ・・・」

さやか「何がですか?」

マミ「もういいわ」

さやか「何が?意味が分かりませんよ?」

マミ「あなた出てってちょうだい」

さやか「え?せっかく来たのに?」

マミ「もう二度とこないで」

さやか「ちょwwwww連れてきたのそっちでしょwwwwていうか送ってよwwww」

マミ「・・・」イライラ

ほむら「・・・」オロオロ

帰りの車内の中、さやかはマミが目の前にいるのにも関わらずほむらに、まどかが本当にほむらを心配していること、この宗教をやめるよう熱く説得しました。

ほむらは思うところがあったのか、黙ってさやかの話を聞いていました(マミは何か喚いていましたがさやかは聞きませんでした)

ファミレスまで送られ、車内を下りると、ほむらを乗せたまま車は行ってしまいました。

後でネットで知った話なのですが、あの時もしさやかが大人しく名前と住所を書いていたら、強制的に顕○会に入信したことになり、ほむらと同じ信者になっていたということです。

えー、誰かが言ったとおり、これは実際の出来事を元に作ったSSです。

さやか役は>>1の妹で、同時めちゃくちゃギャルっぽい子で明るくバカでした。今もですが。

まどか役は妹と一番仲の良い友達で今でも仲良しです。

仁美役は>>1です。>>1は特に何もしてません。ホントにネット調べるだけで「やべーな・・」とかつぶやいていただけです



ほむら役の子はどうなったの?

>>159
気になった妹がその子(ほむら役)の学校の知り合いに聞いたところ、皆その子を避けてるようです。

どうも学校の人間やクラスの人間も勧誘しまくったせいで、ひとりぼっちになってしまったとか。

先生の間でもその勧誘が問題になったらしく、じきじきによって指導しようとしたものの、まるで言う事を聞かなかったとか。

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