女騎士「道が二手に分かれてる・・・仕方ない、隊を分けよう」(215)

 左ルート         右ルート
○←女騎士       ●←!!???
●←イケメン
●←イケメン

右ルート
右「よーし女騎士様のために頑張って探索するぞ!」

左ルート
イケメンA「女騎士さん、あいつあっちいったしいいじゃないですか?」
女騎士「お、おいっ!こんなところでする気か!?」
イケメンB「早くしないとあいつ戻ってきちゃいますよ?」
女騎士「し、仕方ないな…///」
イケメンA「ほら、さっさと鎧脱いで…」
イケメンB「相変わらずいい身体をしてますね、女騎士さん♪」
女騎士「…///」

右ルート
右「こっちの道は険しいな…左は急斜面で一歩間違えれば森へずり落ちてしまうし…右も登るにはすこし急すぎる…」
右「この狭い足場を進んでいくのはきついか…?でも魔物はいないようだし、もう少し探索してみよう!」

左ルート
イケメンA「ほら、さっさと下脱がしてくださいよ、女騎士さん?」
女騎士「わ、わかったよ…」ガチャガチャ…
イケメンB「俺もよろしくね、女騎士さん♪」
女騎士「も、もうこんなに…///」
イケメンA「あんたのエロい身体後ろからずっと眺めてりゃこうなっちゃいますよ♪」
女騎士「///」

左ルート
イケメンA「ほら、さっさと下脱がしてくださいよ、女騎士さん?」
女騎士「わ、わかったよ…」ガチャガチャ…
イケメンB「俺もよろしくね、女騎士さん♪」
女騎士「も、もうこんなに…///」
俺「あんたのエロい身体後ろからずっと眺めてりゃこうなっちゃいますよ♪」
女騎士「///」

右ルート
右「この吊り橋…かなり古い…おそらく古代文明時代のころのもの…」
右「かなり奥地まで来てるんじゃないか…?だけど魔物の気配はない…」
右「この探索隊が組まれた意味は…?ギルドの魔物捜索じゃなかったのか!?」

左ルート
女騎士「…///」シコシコ
イケメンA「言わなくてもわかってんじゃないですか、いい子ですねぇ♪」
イケメンB「こっちの手も休めないでよ?」
女騎士「わ、わかってる…///」シコシコ
イケメンA「やっぱ女騎士さんの手コキ最高だよw」

右ルート
右「しまった!橋が!崩れる!」ダッシュ
右「はぁはぁ…橋が落ちてしまった…老朽化してたのかな…」
右「参ったな…どうやって合流しよう?地図は渡されてはいたけど頼りにならない…」
右「あ、あっちの方に道があるな、回り道になるだろうけど仕方ないな…」

左ルート
女騎士「んっ…んっ…」ジュプジュプ
イケメンB「そうそう…大分上手くなったじゃんwフェラw」
イケメンA「おい、次俺に貸せよ?手コキじゃ我慢できねぇよw」
イケメンB「わかってるってw」
女騎士「ん…ん…」ジュプジュプ

右ルート
右「うぅ…これ合流できるのかなぁ…わかんないよぉ…」グスッ
右「でも…道なりに進むしか無いよなぁ…」グスッ
右「一応ここまでは地図通りだけど…」

左ルート
イケメンB「そうそう、そうやって…四つん這いになって…」
女騎士「…///」
イケメンA「じゃあ今度は俺のねw」
イケメンB「じゃあ先にいただくわ♪」ズプ
女騎士「っ///」
イケメン「ほら、しゃぶれって、あんま声出すなよ?右に見つかるかもよ?」
女騎士「…///」コクコク

右ルート
右「あれ…見覚えのある道に出た…」
右「さっきの道に戻れたんだ!よかったぁ…」
右「もう少し行けばさっきの分かれ道だな!」

左ルート
イケメンB「相変わらずいいしまりだ!」パンパンパン
女騎士「ぅっ…ぅっ…///」
イケメンA「もっとしっかりしゃぶれって」グイッ
女騎士「っっ…///」
イケメンB「はぁはぁ…イきそうだ…」パンパンパン
イケメンA「俺もうちょい時間かかるかも…w」
女騎士「ん…ん…///」

右ルート
右「はぁ…はぁ…疲れたぁ…」
右「もうちょっとかぁ…」

左ルート
イケメンB「っっ…!!」ドクドク…
女騎士「んっ!」ビクンッ…
イケメンA「はぁはぁ…、おい、右戻ってきてるぞ…」
女騎士「えっ…!?」
イケメンA「さっさと服と鎧着ろ!」ガサガサ…
女騎士「う、うん…」ガサガサ…

右「いま戻りました!」
女騎士「ご苦労」
イケメンA「おっせーんだよチビ!」
右「す、すみませんっ…」
イケメンB「そんなんだから昇格できねぇんだよなw」
女騎士「こら、やめんか。右ルートはどうだった?」
右「えっと…右ルートは潰れてしまいました…橋が老朽化していて壊れてしまって…」
イケメンA「何壊してんだよw」
右「渡っていたら壊れてしまって…」
女騎士「ではこちらの道を征くしか無いのだな」
右「左ルートはどうでしたか?」

女騎士「い、いや…」
イケメンA「…」ニヤニヤ
右「?」
女騎士「探索が進んでなくてな…とりあえず今から向かおうと思う」
右「…そうなんですか」キョトン
イケメンB「おめーが戻って来んのが早すぎなんだよ」
女騎士「…」
右「…?」

女騎士「なるほど…古代文明…」
イケメンA「おいおい、敵対ギルドの魔物探しだろ?なんで古代文明が出てくる?」
右「わかりません…ただ、敵対ギルドなんて本当に存在するのでしょうか?」
女騎士「どういうことだ?」
右「もっと別の目的があるような…」
イケメンB「考えすぎだろwたまたまギルドがこっちに逃げてきて、こっちに文明跡があるだけじゃないのか?w」
右「んー…きっとそうですよね♪」

イケメンA「くぅ…疲れた…確かにココら辺はかなり古いな…」
イケメンB「とりあえずココら辺で野宿の準備しようぜ」
右「そうですね…ここから街に降りるには日が暮れてしまう…」
女騎士「そうだな…じゃあ座れるような木と、燃やせる木を集めよう」
イケメンA「じゃあ女騎士さん、あっち行きましょう」
イケメンB「右、そっち頼んだぞ」
右「わかりました♪」
女騎士「…」

イケメンA「おいさっきは俺イけてないんだけど?w」

女騎士「す、すまない…」

イケメンB「後ろ見ててやるからさっさとヤれよw」

イケメンA「早く脱げよwわかってんだろw」

女騎士「…///」ガチャガチャ…


右「この木は…使えそうにないや…これは…いけるかな?」

イケメンA「そういやさっきBがヤってたんだっけw」

イケメンB「先に使わせてもらうって言ったじゃんよw」

イケメンA「ちょい気持ち悪いけどしゃーないなwほら、女騎士さん、そこの木にもたれかかって…ケツつきだして…」

女騎士「こうか…///」

イケメンA「わかってんじゃんwじゃあ頂きます♪」ズプ…

女騎士「ぅぅ…///」ビク

イケメンB「やっぱきもちいだろ?w」

イケメンA「最高w」



右「まだ足りないかなぁ…」

右「騎士団はいったいどういう意図でぼくたちをこの地によこしたんだろう…」

右「ギルドは小規模で…その様子見って勝手に思い込んでたけど…」

右「もしかしたら…」



イケメンA「はぁ…はぁ…」パンパンパン…

女騎士「ん…ん…」ビク…

イケメンB「おい、あんま時間かけんなよw右戻ってくんぞw」

イケメンA「わかってるってw」

イケメンA「くっ…!!」ドクドク…

女騎士「ぁぁんっ…!!」

イケメンA「はぁ…はぁ…」ズプ…

イケメンB「満足したかよ?w」

イケメンA「おうw」



右「考え過ぎはよくないな…これくらい集めればいいかな♪」

―焚き木…椅子用の木を集め終えて―

女騎士「つ、疲れた…」

右「お疲れ様です、指揮大変ですもんね」

イケメンA「お前がわけわかんないトラブル起こすからなぁ?」

右「す、すみません…」

女騎士「気にするな、右」

イケメンB「女騎士さんには明日も頑張ってもらわないといけませんからね?」ニヤニヤ

女騎士「…///」

―しばらくして―

右「スースー…」

イケメンA「女騎士さん、右寝てますよ?w」

女騎士「そうだな…」

イケメンA「ここでしてもバレませんよね…?w」

女騎士「え…?」

イケメンA「今日は俺の番ですしw俺の言うこと聞いてくださいよ」

女騎士「…わかったよ…」スルスル…

イケメンA「最初の頃より随分聞き分けがよくなりましたねぇ?w」

出かけます

イケメンA「俺の親父の昇格が決まって…弱み握った頃は抵抗しまくりだったのにね…?」

女騎士「…」

イケメンA「ここ数ヶ月ずっと俺に犯されてるもんねw」

女騎士「…」

イケメンA「お陰で俺も助かってるけど…w」

女騎士「…」

イケメンA「股開いてよ、入れれ無いじゃんw」

女騎士「…」スッ

―翌日―

イケメンB「昨日ヤったのか?」

イケメンA「当たり前だろw俺の番なんだからw」

イケメンB「そりゃそうだけど、お前も元気だなw」

右「今日はさらに奥へ行くのですか?」

女騎士「ああ…そのつもりだ」

右「昨日の夜…どこからか視線を感じるようでした…これ以上は危険なのでは…?」

イケメンA「お、起きてたのかよお前!?」

右「いえ、そんなはっきり意識なかったですけど…」

イケメンB「しっかり寝ねーからチビなんだよお前はw」

右「あはは、そうですね…」ガックシ

女騎士「…」

女騎士「しかし騎士団の命令だ…逆らうわけにもいかん」

イケメンA「そうだぞチビ、なんならお前が騎士団に反論してくれるのか?w」

右「え…それは…」

イケメンB「なんの考えもなしに、憶測だけで物事語ってんじゃねーよw」

右「…すみません」シュン

女騎士「古代遺跡か…」

イケメンA「足跡があるな…」

イケメンB「最近のだ…人の出入りがあったらしい…」

右「…」

女騎士「とりあえずあたりを探索しよう」

イケメンB「じゃあ今日は俺が女騎士さんと動くよ…なぁ?wA?w」

イケメンA「おうw」

右「じゃあぼくはこっちを」
イケメンB「

>>70
最後ミス


イケメンB「そこの茂みに入ろうか?女騎士さん?」

女騎士「…あぁ…」



右「やっぱり視線を感じます」

イケメンA「お前が視線を感じるってことは相手もチビなのかな?」

右「やめてくださいよAさん;」

イケメンA「ケケケ」

右「こ、これ、Aさん見てください!」

イケメンA「あ?」

右「これ…人の足跡じゃない…」

イケメンA「犬かなんかだろw」

右「犬の足跡じゃない…偶蹄類ですよ…でも二足歩行する偶蹄類がいますか…?」

イケメンA「は?」

右「足あとの歩き方が完全に二足歩行です…」

イケメンA「それは誰かが牛を抱っこして…」

右「しかもそれがいくつもあるんですよ!」

イケメンA「それはみんなで牛を抱っこして…」

   「ぎゃああああ!!!」

右「!?」

イケメンA「!?」

イケメンA「お、女騎士さん!?」

右「イケメンBさん!」

イケメンB「う…う…」ボロボロ…

魔物「グオオオオ!!!」

右「あ、危ない!!」ダッシュ

魔物B「グオオオオオ!!!」

右「うわっ!!」

イケメンA「おいっ!右っ!」ダッシュ

魔物B「グオオオオ!!!」スカッ

右「た…助かりました…Aさん」ホッ

イケメンA「チッ…助けるつもりなかったがよ!」

魔物「グオオオオ!!!」グサッ

イケメンB「うぐぅ!!あああああ!!…」ガクガク…

イケメンA「見るな、右!」

右「っっ!」

イケメンA「Bは無理だ!とりあえず逃げよう!」ダッシュ

右「女騎士さんは…」ダダダダ…

イケメンA「わからん…だがBと一緒にいたのにあそこにいなかったってことは…」ダダダダ…

右「女騎士さんも同じように今逃げてる可能性がありますね…」ダダダダ…

イケメンA「いいか、とりあえずさきのことは考えるな!ダッシュで来た道戻るぞ!」ダダダダ…

右「はいっ!」ダダダダ…

イケメンA「…はぁはぁ…はぁはぁ…」

右「はぁはぁ…」

イケメンA(訓練サボりまくってたからな…体力が落ちに落ちてやがる…)

右「なんとか逃げ切りましたね…」

イケメンA「お、おう…」

右「でも、もう日が沈んじゃいます…」

イケメンA「…これは女騎士さんの捜索は明日以降になる…しかも魔物も二匹ばかじゃないはず…」

右「大変なことになりました…」

イケメンA「狼煙を上げて支部に連絡しよう。赤の狼煙を上げれば本部にも連絡がいって応援が来るはずだ!」

右「順当に行けば明後日には応援が…来るといいですね」

イケメンA「は?どういうことだ?」

右「おそらく来ませんよ」

イケメンA「なんでそう言い切れる?!」

右「騎士団からの任務命令と全く別なんですよ!?」

イケメンA「かもしれないが…」

右「当初の任務は、この森に逃げ込んだ敵対ギルドの魔物の捜索です!
ですが奴らは明らかに逃げ込んだんじゃなくここに生息している!」

イケメンA「騎士団が1匹と間違えたんだろ!」

右「もし逃げ込んだ姿を確認したなら、他に何匹もいるのだから目撃情報が1件なわけがない!」

イケメンA「何が言いたい…」ギリ…

右「騎士団にハメられたと言いたいんです!」

イケメンA「つまり…任務命令は真っ赤なウソで、実際は俺達をここに追いやりたかったと?」

イケメンA「おもしろい推測だな!チビ!探偵にでもなったつもりか?」

右「そんなこと言ってる場合じゃありませんよ!もし当たってたら大変なことになります!」

イケメンA「だから大変なことになってんだろうが!」

右「このあたりには他にも古代遺跡があります…ぼくたちの来た道の道中にもありました…」

右「囲まれてるんですよ…ぼくたち…遺跡に!」

イケメンA「…」

イケメンA「大体、俺らをこんな地に追いやって何になる?」

右「わかりませんよ…そんなこと…ただ噂じゃ…ぼくたちの前にも1部隊か2部隊、それもぼくたちぐらいの小隊でどこかに遠征に行かされてるとか…」

右「関係あるのかないのかわかりませんが、怪しいことは確かです…」

イケメンA「…とりあえず…明日の朝行動しよう…今日はもう疲れた…」

右「…ねぇ、Aさん、昨日の夜…何してたんです…?」

イケメンA「…な…に…?」

右「昨日…ぼくの横で…女騎士さんと話してたじゃないですか…」

イケメンA「…起きてたのかよ…」

右「起きてたって言ったじゃないですか?」

イケメンA「どこまで見たんだよ…」

右「全部…?」

イケメンA「んで…それがなんだよ?」

右「女騎士さんは行方不明、Bさんは死んだ…ぼくたち二人になっちゃいましたよ?」

右「寂しくないんですか?ぼくは寂しいなぁ…」

イケメンA「な、なにいってんだよ…?」

右「あは…Aさんは寂しくないんですか…?」サスサス…

イケメンA「よ、寄るな!」

右「冷たいな…そんなこと言わないでくださいよ…今二人なんですよ?」

右「二人きりなんですよ?ここを離れて…どこへ行くんですか?」クス…

イケメンA「くっ…!」

右「ぼくが癒してあげますよ♪Aさん…」カチャカチャ…

イケメンA「か、勝手に脱がすな…」

右「とかいって…抵抗しないんですね?」クス

イケメンA「く…」グッタリ

右「わぁ…これで毎日女騎士さんと遊んでたんですね…女騎士さんずるーい♪」サスサス

イケメンA(疲れて動けねぇ…)

右「Aさん…キスしましょ♪」チュ…

イケメンA「ん…ん…」チュ…

イケメンA「はぁ…はぁ…右…やめろって…」

右「…♪」シコシコ…

右「Aさん毎晩元気なんでしょう?だったらしっかり処理しなきゃ♪」シコシコ…

イケメンA「くっ…はぁはぁ…や、やめ…」

右「熱くなってきたぁ…」

イケメンA「くっ…あぁっ…ぅっ!」ドクドク…

右「あは…出てる出てる…」クスクス

イケメンA「はぁ…はぁ…」

右「いつも馬鹿にしてるぼくに…イかされちゃいましたね♪」ペロ…

イケメンA(気持ち…よかった…)

イケメンA(駄目だ…忘れよう…こんなのにハマっちゃダメだ…)

右「今度は口でしてあげましょうか…?」クスクス

イケメンA「…!だ、だめだって…!」

イケメンA「はぁ…はぁ…俺…やめろって…」

俺「…♪」シコシコ…

俺「Aさん毎晩元気なんでしょう?だったらしっかり処理しなきゃ♪」シコシコ…

イケメンA「くっ…はぁはぁ…や、やめ…」

俺「熱くなってきたぁ…」

イケメンA「くっ…あぁっ…ぅっ!」ドクドク…

俺「あは…出てる出てる…」クスクス

イケメンA「はぁ…はぁ…」

俺「いつも馬鹿にしてるぼくに…イかされちゃいましたね♪」ペロ…

イケメンA(気持ち…よかった…)

イケメンA(駄目だ…忘れよう…こんなのにハマっちゃダメだ…)

俺「今度は口でしてあげましょうか…?」クスクス

イケメンA「…!だ、だめだって…!」



イケメンA「はぁはぁ…」

右「きもひいれすかぁ?」チュパチュパ

イケメンA「あ、あぁ…」

右「ずいぶんすなおになってきまひたれ♪」チュパチュパ…

イケメンA「女騎士より…気持ちい…はぁはぁ…」

右「ぼくに浮気しちゃいまふかぁ?」チュパチュパ…



イケメンA「はぁはぁ…」

俺「きもひいれすかぁ?」チュパチュパ

イケメンA「あ、あぁ…」

俺「ずいぶんすなおになってきまひたれ♪」チュパチュパ…

イケメンA「女騎士より…気持ちい…はぁはぁ…」

俺「ぼくに浮気しちゃいまふかぁ?」チュパチュパ…

イケメンA「くっ…はぁはぁ…っ…」ビクッ

右「ここ弱いんれふね…?」チュパチュパ…

イケメンA「うっっ…!」ドクドクッ…

右「んーんっ…!」ゴク…

イケメンA「はぁはぁ…」

右「あは…Aさん最近ヤりすぎなんじゃないですか…?薄いですよぉ?」クスクス…

イケメンA「チッ…ほっとけっ…」

右「じゃあ今日は寝ましょうか…おやすみなさい、Aさん♪」

―翌日

右「だから狼煙は無駄だって言…」

イケメンA「やってみなきゃわかんねーだろうが!」

狼煙「モワモワ」

右「それで…どうします?」

イケメンA「戻るか…探すか…」

右「ぼくは女騎士さんを探すべきだと思います。どうせ二人の戦力じゃ戻れないでしょうし」

イケメンA「まぁ…昨日の魔物を見た限り、正面衝突は避けたいな」

右「とりあえず茂みの中を通って昨日の…Bさんが殺された場所に戻りましょう…」ショボン

イケメンA「…おう」

―古代遺跡

右「うっ…」

イケメンA「すごい血だ…が、Bの死体がない…」

右「えっ?」

イケメンA「魔物に食い散らかされた…わけでもなさそうだな…肉片が転がっているわけでもない…」

右「じゃ、じゃあ…」

イケメンA「女騎士さんが戻ってきて救出したのか…敵に連れ去られたのか…」

右「わからない…けど…もし前者だったら…」

イケメンA「女騎士さんは生きてる…!」

右「とりあえず…あたりを探索してみましょう」

イケメンA「あぁ…もしかしたらBも生きてるかもしれないしな…」

右「できるだけ物音をたてないように移動しましょう」

イケメンA「あぁ…そういえば大雑把だが地図があったな…」

右「そうですね…ないよりはマシです…それを見て動きましょう」

―数時間後…

イケメンA「お、おい…一周しちまったぞ…!?」

右「かなり丁寧に捜索したのに…」

イケメンA「女騎士さんはかなり遠くへ逃げたか…それとも…」

右「あの遺跡の中か…ですね…」

右「…」

イケメンA「無理だ…この人数で突入は…」

右「人がいないなら仕方ありません…イチかバチかで来た道を引き返しましょう…」

右「ただぼくたちがそうだったように…相手も今朝からぼくたちを捜索している可能性がありますが…」

イケメンA「やれやれ…ずっと茂み道か…」

右「捜索令が出されているのであれば…もう朝昼関係なく危険が伴います…今から行きましょう」

イケメンA「それもそうだな…すぐ動こう…」

   「グオオオオオオオオ…」

「グオオオオオオオオ…」
           「グオオオオオオオオ…」

右「まずいですね…魔物が騒がしくなって来ました…」

イケメンA「急ごう、右!」

―来た道を引き返す二人…

イケメンA「はぁはぁ…生きた心地がしねぇ…すぐ横で魔物の足音が聞こえる…」ガタガタ…

右「だ、大丈夫ですよ…きっと生きて帰れます…」ガタガタ…

イケメンA「お前朝と言ってることが違うじゃねぇかよ…」ガタガタ…

右「考え方は時とともに変わるものですよ…Aさん…」ガタガタ…

イケメンA「はぁ…お前も震えてんじゃねーか…」ガタガタ…

右「…もうすぐ狼煙を上げた場所です…狼煙は敵にも目印を与えてしまうから気をつけないと―…」

イケメンA「どうした…?右…?」

右「女騎士さん…!」

イケメンA「なんだって…!?」

女騎士「お、おまえたち…」

イケメンA「ボロボロじゃないですか…でも無事でよかった…」

右「本当に…あの時どうしたんですか?!」

女騎士「あの時は…魔物の足音が聞こえたから私は隠れたんだ。だがもう一匹の影に気づかずにBが…」

女騎士「助けようとはしたんだが、二匹相手ではどうしようもなく…しかたなく逃げ延びた…」

右「…てことはBさんは一緒じゃないんですか…?」

女騎士「情けない話だ…置き去りにする形になってしまった…」

イケメンA「Bの死体は…あそこにはなかった…」

女騎士「え…?」

イケメンA「食われた跡もない…意識を取り戻したBがどこかに避難したのか…?」

イケメンA「いや…あの時確実にBは死んでいた…」

右「持ち去られたようですね、死体…」

イケメンA「何の目的で…」

女騎士「何の話をしているのかわからないが…あの狼煙はいつあげたんだ…?私は数時間前からここにいるが…援軍が来ないぞ?」

イケメンA「そ、そんな…」

右「…」

女騎士「いったいなにが起きているんだ…?」

右「とにかく…自力で…戻るしか無いということですよ…」

右「行きましょう…」

イケメンA「あ、ああ…」

女騎士「はは…すまないな…こんな時私が指揮を取らないといけないのに…」

右「大丈夫です、みんなで生きて帰りましょう…」

女騎士「ああ…」

イケメンA「おう…」

魔物「グオオオオオオオオ!!!」

女騎士「!」

右「行きましょう…」

イケメンA「あ、ああ…」

女騎士「はは…すまないな…こんな時私が指揮を取らないといけないのに…」

右「大丈夫です、みんなで生きて帰りましょう…」

女騎士「ああ…」

イケメンA「おう…」

俺「グオオオオオオオオ!!!」

女騎士「!」

右「まずい…逃げ…」

イケメンA「B…?」

女騎士「え…?」

イケメンA「Bなのか…」

右「な…何言って…」

イケメンA「Bは昔の遠征で…右目の上と右腕に傷があるんだ…そ、そっくりじゃねーか!」

イケメンA「お前…どうして…」

魔物「グオオオオオオオオ!!!」

右「Aさんっ!」ドン

スカッ

女騎士「に、逃げるぞ!」ダッ

魔物「ウグググ…」

イケメンA「あれはBだ…あれはBだ…どうして…なんで…」

右「それが本当なら…騎士団がぼくたちをこの地によこした理由がわかりましたね…」

女騎士「魔物の実用性の検査と…材料の調達か…」

右「…」コク…

イケメンA「なんだよそれ…冗談じゃねぇ…」

イケメンA「冗談じゃねぇよぉ…」

右「ほんとに…冗談じゃない…」

女騎士「…これじゃあ…騎士団に戻っても証拠隠滅のために殺されるのがオチか…」

女騎士「全く…いつの時代も組織の圧力とは恐ろしい…はは…」

右「そうでもありません…帝都に戻って…民にこの事実を知らせましょう!」

女騎士「誰がそんな話信じるか…」

右「あの魔物を殺して持ち帰るんです…そしてぼくたちの傷を見てもらえば反乱分子を作ることくらいはできます」

右「他にも騎士団は大義を振りかざし、汚い仕事をこなしています。殺されるのを覚悟して暴露していけば…」

女騎士「…2つの問題点があるな…」

女騎士「1つは…父が騎士団の上層部であるAが私達についてくれるのか…2つ目は…」

魔物「ウグググ…グオオオオオオオオオオオ!!!」

女騎士「あれをどうするか…」

右「1つ目の問題はすぐ解決しますよ?」

女騎士「……そうだな」

右「ねぇAさん?」

イケメンA「な、なんだよ…?」

右「Aさんは誰の味方なの?」サスサス…

イケメンA「ば、馬鹿!この状況で!正気か!?」

右「正気ですよ?Aさん、協力してくれますよね…?」

右「もう女騎士に脅しは効かないし、なにより…」

右「女騎士にあなたたちに従順でいろと命令したのはぼくなんですから」

イケメンA「は…?」

右「だからずっと知ってたんですよ?Aさんのこと…何ヶ月も前からの女騎士さんへの行動もね♪」

右「目的はありません、ただ調子にのってるAさんを弄びたかったので♪」

イケメンA「……」

右「こんなことになって、こんな風に役に立つなんて思いませんでしたけど…もし騎士団側につくのであれば…」

右「ぼくとの関係もありますし♪女騎士への仕打ちもある…昇格は無理でしょうねぇ♪」

イケメンA「ずっと嘲笑ってたってことか…」

右「Aさんもぼくを馬鹿にしてた…お互い様じゃないですか…ぼくはAさんが大嫌いだったんですよ♪」

右「親のコネを振りかざして…歪んだ人間性です」

右「だからぼくも女騎士さんを取り込んで…歪んだ罰を与えようとしたんですけど―…」

右「とりあえず今はいいです…答えを聞くのはBさんを殺してからにしましょうか」

女騎士「魔物は…どうするんだ…?」

右「真っ向からの勝負では勝てそうにないですね…」

右「Aさんには生き残ってもらわないといけない…女騎士さんはAさんの弱み…ぼくもAさんの弱み…」

右「ということで誰も死ねません…」

イケメンA「お、俺が囮役をやるよ…」

女騎士「…」

右「…」

イケメンA「俺なら…Bは怖くない…」

女騎士「それでいこう…」

右「じゃあ…おねがいします、Aさん」

イケメンA「あぁ…」

イケメンA「わかった」

女騎士「では、Aは先程の魔物をここまでおびき寄せる」

女騎士「それを私と右とで奇襲をかけて殺す」

女騎士「こんなつまらない作戦しか作れないな…現状では…」

右「かまいませんよ…駄目で元々…勝てたとしても降りられるかもわからないんですから…」

イケメンA「じゃあ行ってくる…」

   「グオオオオオオオオオオオ!!!」

女騎士「本当にAが私達につくと思うか?」

右「どういうことです?」

女騎士「彼と私達をつないでいるのは、彼の汚点…弱点による関係だけだ」

女騎士「右はさっき歪んだ罰といったが…まさしく私達の関係性は歪んでいる」

右「裏切るかもしれないということですか?」

女騎士「わからないが私には…」

魔物「グオオオオオオオオ!!!」

イケメンA「はぁはぁ…はぁはぁ…」

右「来ました…」

女騎士「一撃で勝たないと負ける」

右「ぼくは後ろから心臓を…」

女騎士「私は首を切り落とそう」

魔物「グオオオオオオ!!!」

女騎士「今だ!!」

イケメンA「おいB、そこの木の影…左右に一人ずつだ」

右「途中まではよかったのに…」クス

女騎士「…」フッ…

魔物「グオオオオオオオ!!」ズサァ、ズサァ

右「うぐ…ぐ…」バタッ

女騎士「くっ…はぁ…はぁ…」バタッ

魔物「グオオオオオオオ!!!」ズサァ

イケメンA「ぐあああっ…!!」バタッ

右「馬鹿な真似を…はぁはぁ…」

イケメンA「お互い様じゃないかよぉ…右ぃ…」

右「騎士団転覆も狙えたのに…」

イケメンA「はぁはぁ…本気で転覆狙うんなら…真っ当な手段使うんだったなぁ…」

イケメンA「お前の小さな手じゃ…二人の人生狂わすのが精一杯だったんだよ…」ガクッ

右「馬鹿な人だ…だから…嫌いだったんだ…」ガクッ

女騎士「歪んだ手段じゃ歪んだ結末しか生み出せない…」

女騎士「君たちも…騎士団もな…」

魔物「グオオオオ…!!」

女騎士「お前を殺して、お前らの死体を村まで下ろす…」フラフラ…

女騎士「道が二手に分かれてる…諦めるか…戦うか…勝てるかどうか分からんが…戦ってやろう!B!来い!」

魔物「グオオオオオオオオ!!!」

―…数時間後

村人「これはこれは…数日前に森に入った探索隊の騎士団の方々!!」

女騎士「はぁ…はぁ…騎士団には連絡しないでくれ…」

村人「ひどい傷です!手当しないと!」

女騎士「それより…この3つの死体を…帝都の情報屋に送りつけてくれ…」

村人「え…!?」

女騎士「頼む…今すぐだ…」

村人「わ、わかりました…輸送機関に連絡して送らせます…」

―…数日後、帝都にて

「えらい騒ぎだ…どうしたんだ?」

「今日の新聞読んだかよ?」

「今日の新聞?」

「いいから読めって!ほら!」

「号外…騎士団の影…!?」

「なんと森の奥の古代遺跡で化物の開発をやってたんだってよ」

「まじかよ…」

「おかげで非難轟々。税金の使い道は主にそこだったって話だ。それを払ってる当の本人の俺らが知らないんだから怖い話だぜ?」

「そんな恐ろしいことをしてたんだな…なんのために?」

「さあな…しばらくこの騒ぎは続くだろうよ、けど…そのうち騎士団中心の国政も変わるんじゃねぇか?」

「それはありがたい隣国と戦争ばっかしてたら国が持たないよ」

「発端は内部告発らしい。しかし政治家は騎士団の息がかかった奴らばかりだ…誰が告発したんだろうな?」

「さぁなぁ…けど、無理矢理クーデターを起こすのより、個人のそういう行動がえらく波紋するもんなんだよな案外」

その年、騎士団は転覆し自治組織も新たな組織へと代わり、国が変わりましたとさ。
めでたしめでたし。

女騎士は妊娠してないの?

>>202
女騎士は転覆の翌年に川に落ちて死にました

右の年齢性別は?

>>204
15前後を想定して書いてました
声変わり前で、女騎士との明確な関係は右が女騎士を誘惑してものにしたのです

結局右はホモなの
それともただAを潰すための演技?

では女騎士が誘惑される話はよ

>>209
右はバイです
ただAを誘惑した時のはAを丸め込めるための1つの要素を作るための演技です

>>210
それはまた後日書きます

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