P「アイドル達の食事マナー」 (63)

P「律子ー、昼飯一緒に食わないか?」

律子「いいですよ」

P「律子は自分で弁当作ってるのか?」

律子「ええ、まあ」

P「さてと…いただきまーす」

律子「いただきます」

P「んー…律子は問題ないな」

律子「はい?何がです?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1387696883

P「ん、いやー…この前真と飯食いに行ったんだけどさ」

P「その時、あいつかけ箸してたんだよ。昔のマンガみたいに豪快に」

律子「それは…公になる前でよかったですね」

P「ああ、それで気になってな。他のアイドル達も調べてみたんだよ」

律子「へえ…それで」

P「割とちゃんとしてる奴が多かったかな。やよいとか伊織とか」

律子「やよいはしっかりしてますし、伊織もお嬢様だからその辺の教育もしっかり行き届いてるんでしょうね」

P「逆に酷かったのが千早や雪歩だな」

律子「意外ですね。二人はもっとしっかりしてるかと」

P「ところがどっこいそうもいかなかったんだよ」

律子「あ、あずささんと亜美はどうでした?プロデュースする身として少し心配なので…」

P「ああ、あずささんは大丈夫だった。亜美真美は刺し箸してたな。まあ注意しておいたけど」

律子「あー…なんかやりそうですね…。注意ありがとうございます」

P「というか律子は知らなかったのか?一緒に食事する機会もあったろ」

律子「あんまりそういうことは気にしませんでしたね」

P「そうなのか。マメな律子がな…」

律子「すみません…私も気を付けておきます…」

P「ああ、それはお互いにな」

P「それで、一応マナーが悪い奴とその内容をメモしておいたんだ」

P「それがこれだ」


真:かけ箸

春香:OK

貴音:OK

雪歩:渡し箸、そら箸

響:OK

真美:刺し箸←亜美も

あずささん:OK

やよい:OK

千早:舐り箸

美希:探り箸、迷い箸

伊織:OK


律子「すごいですね…食事マナーというか箸のマナーですけど…」

P「あ。まあ、俺もそこまでマナーに詳しいわけじゃないし、小さいころに俺や俺の兄弟が婆ちゃんに言われたことをな」

律子「このそら箸ってなんです?」

P「食べようとして取ったものを戻すことだよ」

律子「なるほど…。聞かせてくれませんか?その時のこと」

P「ああ、いいぞ」

P「まずは…さっき話したけど、真。あいつは凄かったよ。かめはめ波とか出すんじゃないかと思うくらい豪快だった」

-------------

真「プロデューサー!これすっごく美味しいですね!」カッカッカッカッ

P「あ、ああ…。真、米粒!米粒飛んでるぞ!」

真「え?」カッカッカカカッカカッ

P「ええい!食うのを一旦止めろ!」

真「はい…なんですか?」

P「真…お前がしてるそれはマナー違反なんだぞ」

真「え?何がです?」

P「かけ箸だよ。茶碗に口付けてカッカッってするやつ」

真「そうだったんですか…昔から父さんに『ご飯は豪快に食べろ』って言われてたから…」

P「ちょっともうお父さーん!」

-------------

律子「これは…うわぁ…」

P「他のも聞くか?」

律子「はい、お願いします」

P「次は雪歩だな。その時は貴音も一緒だったんだけど…。鍋を食いにいってな」

-------------

貴音「雪歩、まだまだたくさんありますよ」

雪歩「そうですね。でもお肉は少し控えておかないと…」ヒョイッ

雪歩「あ、お肉…す、すみません!戻しちゃいますね!」

貴音「雪歩!」キッ

雪歩「ひぃ!」

貴音「一度取ったものを戻してはなりませんよ」

P「そうだぞ。そら箸っていう立派なマナー違反だ」

雪歩「そ、そうだったんですか…ごめんなさい…。私、食べるの止める…」

P「さっきの肉は!?」



雪歩「だって…もうこれ以上みんなを不快にさせられないよ!」カチャ

P「雪歩、肉!」

雪歩「だって…だって…何度…何度もやって!」

貴音「萩原雪歩…どうやらあなたには、まなぁ以前に欠けているものがあるようですね」

P「肉ぅ…!」

雪歩「え、し、四条さん…?」

貴音「それは覚悟です…。最後までしっかり食べるという覚悟をお持ちなさい」

雪歩「う…う…私だって自分なりに!」

P「あ、いいとこなのに悪いけど…さっき置いた箸、渡し箸な。マナー違反」

雪歩「え…はい…すみません…」

-------------

律子「貴音の手助けがあってよかったですね」

P「ああ、響にも助けてもらったな。そういえば。あれも助かった」

P「あの時は真美と一緒だったな」

-------------

真美「これひびきんが作ったの?食べていい?」

P「お?なんだなんだ?」

響「大学芋!自分が作ったんだ!プロデューサーもどう?」

P「いただこう」

真美「いただきまーす」ズブ

響・P「あ…」

響「こーら真美!いくら大学芋が取りにくいからって刺しちゃダメだぞ!」

P「そうだ、刺し箸はマナー違反だぞ」

真美「え、そうなの?亜美もやってるよ?」

P「双海家の常識で語るんじゃあない!」

響「一般常識で考えてほしいぞ…」

真美「そんなこと言ってぇー、実はひびきんもできないんじゃないの?」

響「ん?」ヒョイッ

真美「すんませんっした!」

-------------

律子「でもこれだと響のが分からないじゃないですか」

P「え?」

律子「だから、響も他のマナー違反をしてるかもしれないじゃないですか」

P「ああ、その後響と飯食った時に確認したけど大丈夫だったぞ」

律子「そうなんですか…」

P「普段完璧完璧言ってたけど本当に完璧だったな」

律子「見直しました、響のファンになります」

P「今までファンじゃなかったのか!なんでや響ちゃん可愛いやろ!って響が言ってた」

律子「自分で言うとか…幻滅しました、響のファン辞めます」

P「短いファン人生だったな」

律子「それで…なんでしたっけ?千早が舐り箸だなんて…」

P「ああ、面白かったぞ」

律子「面白い?」

-------------

千早「これ…我那覇さんが作ったの?」

響「そう!大学芋!この前作った時、千早が食べてないって聞いたから」

千早「へぇ…一ついただくわね」

P「俺もまたいいか?」

響「うん!」

千早「うーん…美味しいわね」

響「ホント!?千早に喜んでもらえてよかったさー」

千早「とても美味しいかったわ」チュパチュパ

響・P「あ…」

響「千早ぁ…」

P「千早がまさかそんな…」

響「千早が舐り箸だなんてぇ…」

P「ねえええええぶりいいいいいいいいひめえええええええええ」

P「舐めとる…わああたああしいいはあああああああいまあああああああ」

千早「歌をバカにするのは止めて下さいプロデューサー!なんなんですか二人そろって」

響「千早が舐り箸をしてたからね」

P「そうだよ。マナー違反なんだよ!」

千早「マナー違反…ですか…?」

P「ああ。箸をペロペロするやつな」

千早「そ、そうだったんですか…以後気を付けます」

-------------

律子「で、何が面白かったんです?」

P「舐り姫って面白かっただろ?」

律子「いえ、全然」

P「ええっ!?」

P「まあこの時には気を付けるって言ってたけど、一昨日一緒に飯食った時直ってなかったな」

律子「クセになってしまえば矯正には時間がかかりますからね」

P「あんな姿絶対ファンには見せられないよ」

律子「そうですね。グルメロケとか無くてよかったですね」

P「自分で作ったの食べてるだろ。やよいとか春香とかは」

律子「その二人でよかったですね」

P「真だったら終わってた」

律子「大丈夫です。真もそこそこ可愛いですから。まあ一番可愛いのはボクですけど」

P「そういえばなんで律子はさっきからネタ被せてくるんだ?ハマってるのか?」

律子「まあ、敵のことも少し知っておこうと」

P「そうか」

律子「あとは美希だけですね」

P「ああ、美希も大変だった」

律子「何がですか?」

P「くっ付いてきて」

律子「ああ、そっち…」

P「美希の時は伊織も一緒でな」

-------------

美希「んー…どれ食べよっかなー」

伊織「迷い箸させてんじゃないわよ!」

P「おお、よく知ってるな」

伊織「当り前よ!一般教養だわ!」

美希「マヨイバシ?なにそれ?」

伊織「さっきみたいに料理の上で箸をふらふらさせることよ」

P「そうだぞ!マナー違反マナー違反」


美希「ミキ、マナーとかよくわかんないな。デコちゃんは分かるの?」

伊織「当然よ」

美希「へー、すごいの」

伊織「アンタねぇ…。でも…他の嫌い箸はしてないみたいね…」

美希「んー、煮卵煮卵…」

伊織「前言撤回。探り箸もダメよ」

美希「サグリバシ!?何それ!?」

P「さすがいおりん」

伊織「好きな物だけ…とか、食べたい物だけ…とかを探って取り出すことよ」

美希「えー!ダメなの?」

P「ダメだな」

美希「じゃあ食べたい物を探す時はどうすればいいの?」

伊織「我慢して、バランスよく取り分けるのよ」

P「ほら、いっぱい取っちゃえば食べたいのも入るじゃん」

伊織「取り過ぎるのもダメ」

P「すいません…」

-------------

律子「プロデューサーもダメじゃないですか!」

P「うん…俺、取り分け過ぎるのダメだなんて知らなかったよ…」

律子「まあ、早めに見つけられてよかったですね」

P「ああ、迅速に対処していかないとな」

律子「はい!」

-------------
-------------

冬馬「最近、765プロの連中の食事の仕方が綺麗だって噂だぜ」

北斗「へぇ…綺麗に食べる女の子ってイイよね」

翔太「冬馬君、しっかり765プロのことも調べてるんだね」

冬馬「バカっ、そんなんじゃねぇよ」

翔太「ボク達も真似してみようか。ね、クロちゃん」

黒井「フン、765プロの連中の真似だとぉ…?くだらん…」クッチャクッチャ

冬馬「」

北斗「」

翔太「」

冬馬「オッサンだけでも765プロの真似した方がいいかもしれねぇな」

北斗「正直…もうついて行けませんよ…」

翔太「そうだね…」

黒井「む、なんだと言うのだ」クッチャクッチャ

黒井「お前達…私をコケにするというのか!」

黒井「ええい!貴様ら等もう必要ない!」

木星「クチャラーが社長の事務所なんてこっちから願い下げだよ!!」


このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年01月19日 (日) 06:28:55   ID: DOZhyLvB

>>5から>>7にかけての流れが...
指示語の使い方おかしいよ

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom