両津「希望の船エスポワールだと!?」(318)

遠藤「そうだ・・・その船でのギャンブルに勝ち残れば両津さんがウチに抱えている借金は帳消しだ」

両津「乗る!乗るぞ!ぜひわしを乗せてくれ!」

中川「ちょっと先輩、それ胡散臭すぎますよ!もし負けたらどうなる・・・」

両津「だまれ中川!男が負けた時の事など考えるんじゃない!」

遠藤「じゃあ、1ヵ月後の午後11時に晴海埠頭に来てくれ・・・ククク、両津さんならきっと勝てるさ・・・」

両津「当たり前だ!」

両津「いやー!やったな!これで借金の無い綺麗な身になれるぞ!」

麗子「何勝つ前提で話しているのよ・・・ それくらい熱心に私達の借金も返して欲しいわね」

両津「ちゃんと月1000円ずつ返済してるじゃないか!」

麗子「それで返し終わるまで何百年かかると思ってるの!」

両津「ま、まぁ、いずれ一発当てて返済してやるから待ってろ!それよりお前ら!部長にこの事は言うんじゃねえぞ!特に麗子だ!
   言ったらぶっ飛ばすからな!」

コツ

中川「先輩、後ろ後ろ!」


両津「そんなものに引っかかるか中川!あの中年オヤジはまだ会議のはずだ!『わしが大原だ!』なんて言って早矢にセクハラしてたりな!ハッハッハ・・・」

部長「楽しそうな話をしてるね両津君」 ギュウ~

両津「ぶ、部長~~~!!すみません、すみません、イタタタタタタ!!!・・・耳がちぎれるかと思ったよ、全く・・・」

部長「それで、このバカは朝から何の話をしていたんだ」

両津「そ、それはですね、東電の原発問d 麗子「ギャンブルで借金を返すだそうです」

両津「こら麗子!このおしゃべり女め!お前なんかフランス料理でも食って感想をブログに書いてればいいんだ!」

麗子「痛いわね!何するのよ!」

チーン

両津「うおっ!お、お前、男の一番大事なところを・・・なんて女だ・・・」

前も立ってなかったっけ?

>>11 俺は初めて

部長「両津!お前また懲りずにギャンブルを!」

両津「すっすみません部長!ただ、帝愛の人たちがですね・・・」

部長「言い訳はいい!・・・ん?帝愛だと?」

両津「帝愛グループのエスポワールっていう船です 部長知ってるんですか?」


部長「そ、そうか、帝愛か・・・ まぁ、双方の合意でお前の借金が無くなるというなら越したことは無いしな 
    特別に許可してやろう 出張扱いにしてやる」 プルプル

両津「いいんですか!?流石部長!上司の鏡!こんなおじいちゃんを持った大介くんは幸せですねまったく!」

部長「下らんおべんちゃらはいいからさっさとパトロールに行って来い!」

両津「はい!では本官、東京一千万市民を守るためにパトロールに行って参ります!」 ダッ

最後まで書き溜めあるの?

>>14 途中までだから書きながらやってる

部長「プ・・・プププ・・・」

中川「いいんですか部長?帝愛のギャンブル船は毎回多くの参加者が行方不明になってるっていう噂ですよ もし先輩が負けたら・・・」

部長「ギャンブルで負けた者は当分帰ってこないらしいじゃないか」 ニコニコ

中川(凄く爽やかな笑顔だ・・・)

部長「この数10年間、どんなにわしが実績を挙げても必ず一人の男がその実績を打ち消してマイナスにまでしてきた・・・
    遂にそんな彼ともお別れなわけだ 分かるね中川くん」 ニコニコ

中川「先輩が負ける前提で話してますね」

部長「エスポワールで開催されるギャンブルは知能を使ったサバイバルらしいからな。
   いくら両津がギャンブルに強いと言っても精々サイコロ程度のものだろ あんな脳ミソ筋肉男が勝てる訳が無い」ハッハッハ

中川「部長が辛辣だ」

黒服が両津取り押さえられる気がしない・・・

~当日~

両津「では男一匹・両津勘吉!一世一代の大勝負に行って参ります!」

中川「先輩、無理はしないでくださいね・・・」

部長「何を言うんだ中川!男たるものドーンと一発大きく張らねば!なぁ両津くん!
    あ、これは餞別だ。わしだと思って大事にしてくれたまえ」 (500円)

両津「お金なんて要りませんよ部長!」

部長「いいからいいから 大きく勝負するんだぞ じゃあな」

両津「は、はい・・・行ってきます・・・」

小ズルイ両津なら限定ジャンケンも・・・!シワつけ等で乗り切れるはず・・・!
だが原作組がいるかどうか・・!それが問題・・!大問題・・・!

部長「中川・麗子くん」

麗子・中川「はい」 (やっぱり何だかんだ言って先輩のことが心配なのかな?素直じゃないなあ・・・)

部長「今日はわしの奢りで朝まで飲むぞ 寺井と戸塚も呼べ」

中川(ひどすぎる)


~午後11時 晴海埠頭~
両津「ここが晴海埠頭か 結構広いな・・・ 」

黒服A「失礼ですが・・・両津・・・両津勘吉様ですか?」

両津「おう、そうだけどあんた誰?」

黒服A「私エスポワールの案内人でございます」(なんでコイツ警官の服装なんだ?)

両津「おーこんな時間にご苦労さんだな とっとと船まで案内してくれ」

黒服A「その前にちょっと失礼・・・」

両津「お、おい何をするんだ!」

まあピストル所持してたらアカンわな


制服のホルスターから拳銃を発見する黒服
黒服B「ま、まさか本物の警官とは・・・」

黒服A「両津様、あいすいませんが武器の類は船の中には持ち込めませんのでこちらで預からせていただきます」

両津「それは警官の魂だ!どうしても持っていくというならわしの屍を超えていけ!」

黒服A「・・・そうとなると両津様の参加は取り消されますが・・・」

両津「そうか ちょっときみたちあっちの隅で話そうじゃないか」

黒服A&B「え?」

ボカズコ!ドコ!ガンガン!
黒服A&B「特例としてけ、拳銃の所持を認めましゅ・・・」

両津「うむ、話の通じる人で良かったよ」

両津の熱い説得

~ホール内~

黒服「これから皆様に軍資金の貸付を行います。貸付の限度は1000万、但し30歳以上の方の限度は500万となっております
    (中略)借りた額の4割ほど上乗せして返していただければ結構というリーズナブルな金利となっております」

ざわ・・・ざわ・・・ 4ワリノリソクダト?

石田「待てこら・・・」 

両津「はい先生!意見があります!」

黒服「・・・何でしょう」

両津「30歳以上の限度が低いのはおかしいと思います!我々中年世代が必死に働いたからこそ今の日本があるのであって現代の頭スッカラカンな若者より冷遇されるのは理不尽だ!」

(そっちかよ!)

借金億単位で抱えてる中年の言葉はやっぱパねぇっスよ

黒服「いやしかしこれは決まりで・・・」

両津「その理屈では納得いきません!私(わたくし)は最後まで戦いますぞ!」

黒服「規則に従えないなら船を降りてもらいます」

両津「う・・・ 全くお上のする事はいつもこれだぜ」

両津「う~む、ギャンブラーにとって金は寿命だからな 何とか1000万借りたいものだ・・・ しょうがない、奥の手を使うか」

両津「なぁ、そこのきみ、本官と協力しようじゃないか」

船井「は?」

両津「いやいや、きみの目が勝負師の目をしていたからね、本官がきみと組んであげる」

船井(何やコイツ・・・ さっきも喚いてたしアホなんか?まぁそういうアホの方が狩りやすいかもな・・・)

船井「いいで・・・ あんさんも只者じゃ無さそうや・・・ オレは船井や よろしくな」

両津「船井くんだね!本官は両津勘吉だ よろしく」

~~~

石田「100万だっ・・・!くそ野郎っ・・・!」

吉田 100万!沢村 100万!・・・

船井「くくく・・・どいつもこいつも何をやるかわからんちゅうのにアホやないk・・・」

両津「船井や 1000万」

Eカードになったら奴隷側選ばなそう・・・「ワシは皇帝だ!」って感じだもんな・・


と見せかけオッズ10倍であっさり目がくらむなww両さんならwww


船井「おい両津さんなにやっとんねん!オレが船井や!」

両津「何言うてんねんわしが船井やで!関西人バカにしたらあきまへん!」

船井「ふざけるのも大概にせぇ!」

両津「わしが船井だ なっ?」 カチャ

船井「ぼ・・・ぼくが両津です・・・」

両津「ワハハ やはり勝つのは智略走り他人出し抜ける者よ」

金借りるために乗っ取りやがった・・・!やはり・・・!天賦の才能・・・!


でも借金帳消し時大丈夫なん?(・ω・)

両津「お・・・いかにも悪者面をしてきた男が出てきたぞ」

利根川「こんばんは わたくし・・・今日皆様のギャンブルのお手伝い このホールのホールマスターを仰せつかっております 利根川といいます」

両津「ファ~ 話が長くなりそうだ きのうも本田と徹夜で飲んでたからなぁ 少し寝るか・・・」

~~~

利根川「以上で私の説明の全てを終わらせていただきます」

両津「グオォォォォ・・・グオォォォォ・・・」

カイジ「おい、おっちゃん 起きろ!」

両津「ん・・・なんだてめぇ・・・ 本官の眠りを邪魔するとはいい度胸だな・・・」

おお、カイジもいたか

カイジ「イビキがうるさいんだよ!ルールも聞かないでまったくいい神経してるぜ」

両津「何!?そういうことなら早く起こせよまったく!」

両津「丁度いい、お前がルールを教えてくれよ」

カイジ「何で俺が・・・」

両津「頼むよ」カチャッ

カイジ「よ、喜んで・・・」

両津「うーん人間話し合いが大事だね」

>「拳銃を所持している・・!ヤクザか・・!?それとも893・・!
どうして俺はいつも・・!損な役回りばっか・・!」

限定ジャンケン ルール
各プレイヤーに星3つとグーチョキパーが描かれたカード4枚ずつが渡される
ゲーム終了までにカードを全て使いきり星3つ以上を維持していたら生き残り

カイジ「という訳だ」

両津「最近のギャンブルは複雑だな アホほどゲームを複雑にしたがるんだ まったく」

両津「ん?そしたらこの金はどう使うんだ?まったくジャンケンに関係がねえぞ」

カイジ「それはみんな疑問に思ってるみたいだぜ・・・」

オイ!カネハドウツカウンダ゙!マケタトキドウナルンダ!コタエロ!ワーワー!

利根川「Fuck you!ぶち殺すぞ・・・ゴミどもが・・・!」

両津「まったく利根川先生の言うとおりだ!少しは自分で考えたらどうなんだ!ゴミどもが!」

星とカードを金で取引するわけだな・・・!
あらかじめ星買っといて後半星少なくてピンチの奴に売るだけとかもいいな・・・!

両津は30~60巻くらいのノリで考えてる


カイジ「いつの間に演説台に上がってやがる・・・!」

両津「ねぇ利根川先生!最近の若いモンは主体性が無くて困っちゃいますよねえ!」

利根川「う、うむ」

両津「おや、利根川先生、このスーツはもしやアルマーニがこの前発表した・・・?
   いや~さすが利根川先生お目が高い!やはりエリートコースを歩んできた人は違いますね!」

利根川「そ、そうか?」

両津「おやおや、この時計もオメガの一級品じゃないですか!」

両津「いや~素晴らしいセンスだ利根川先生!アルマーニの渋さに極まって、まさに大人の男って感じですね!」

利根川「ま、まぁ、時計選びには自信があるんだ フフフ」

両津「ところで、この金はどうやって使うんですかい?」ヒソヒソ

鉄骨渡りとか間違いなくダッシュで渡り切るだろうな
騙し合いはどうかわからんけど、単純に精神力を問われるゲームなら負ける場面が想像できない

>>69

カゼガフイテルゾ~!!!
両津「なに!?じゃあ走り抜ける!」だなwww


利根川「・・・それは自分で考えてもら」

両津「おや?この靴はフェラガモですかい?いや~黒の光沢が職人芸ですね!」

利根川「お、分かるか?結構高かったんだ」

両津「で、金はどう使うんですか?」

利根川「あぁ、まぁ星を買ったりカードを買ったり 色々できるな」

両津「なるほど」

利根川「ハッ!?今私は何を!?」

両津「やはりわしは詐欺でも食っていけそうだね」

でも両さんの焼き土下座は想像出来る不思議

限定ジャンケン開始

両津「うーむこの星を無くしたらお終いか」

両津「それにこの金・・・ このゲーム・・・単純に見えてその実相当複雑なマネーゲーム・・・!」

両津「なんてな」

両津「まぁとりあえず勝負師の勘で勝負してみるかな」

両津「おーいそこのきみー・・・ってお前白鳥麗次じゃないか!?」

白鳥「げっスーパー貧乏人!なんでお前がここに!」

両津「それはこっちのセリフだ!何で金持ちのお前がここにいるんだよ!」

白鳥「そ、それはまた父さんの会社が不況の煽りを受けて・・・試しに闇金融でお金を借りたらいつのまにか3倍くらいになってて・・・ゴニョゴニョ」

両津「けっ 金持ちは前の生活に戻りたがるから厄介だぜ」

白鳥「お前はずっと底辺のまんまだもんな」

両津「うるせえ!」

白鳥「そんなことより両津、協力しようじゃないか!」

両津「あ?協力だと?何でわしがお前と――」

白鳥「だってこの星を3つ無くしたら負けなんだろ!?とても一人じゃ現状維持なんて出来ないよ!」

両津「あのなぁ、男がそんな事で――」

――その時両津に電撃走る――!!

両津「ん、待てよ?現状維持?そうか、星を現状維持すれば勝ち、つまり全部あいこにすればお互い生き残れるぞ白鳥!」

白鳥「すごい!天才だな両津!早速やろう!」

両津「ワハハ よく言われるよ 利子が付く前にとっとと終わらせるぞ」

だが勝って騙して星を売る・・・!結局儲けようとする奴が出る・・・!
だからその前に俺は先駆者となる・・・!敗者になる前に・・!


なんですよね~

白鳥「9戦目まであっという間に終わったな」

両津「わしにかかればこんなもんよ」

白鳥「あと3回とっとと終わらせようぜ」

両津・白鳥「チェック・セット・オープン!」

白鳥 グー
両津 パー

白鳥「え?」

おおっと両さんは騙す側か


両津「ああすまん白鳥!間違えた!次はわしがこれ(パー)出すからお前はチョキを出せ!」

白鳥「あ、あぁ・・・」

両津「手前上、星は持っていくぞ」

両津・白鳥「チェック・セット・オープン!」

白鳥 チョキ
両津 グー

白鳥「おい両津!!」

両津「バカめ白鳥!わしを信じるとはな!ワハハやっぱりお前は甘ちゃんよ」

白鳥「両津ぅ~~!」 ぐにゃ~

両津「これで星5個とチョキ1枚か もう金もいらんな 次勝負すればわしは生き残りだ」

その時、10年振りに両津の左脳が活動を開始した!!

両津「それにしても利根川のおっさんは何て言ってたんだっけ?」

両津「確か金で星とカードが買えるとか・・・あっ!つまり星を売れば金が手に入るということか!?」

両津「これは金儲けの匂いがするぞ!」

両津「何とかして星を仕入れなければな」

両津「まず今の市場の状況を整理しよう」

両津「今の所別室に送られたのは8人、つまり24個の星が余っているわけだ」

両津「普通に考えればこの星がみんなに行き渡って残りは全員は生き残れるはず、つまり今星の価値は暴落している」

両津「だがそれではあっけなさ過ぎる きっと船側が星の買取を始めるだろう」

両津「今の内に星を買い占めなければ・・・!」 ダッ

せめて星4つ残してチョキで勝っても負けても生き残れるのに・・・

カード無くなると売ったり勝ったりの取引も出来んかったっけ?
(星3つで生き残れても)


北見「これで3人で星13個でカード0枚か そろそろカードの買占めでも始めるかな」

取り巻き二人「流石です北見さん!」

両津「おいそこのロン毛で頭がパーそうなきみ!星が余っていないかい?本官が買い取ってあげよう」

北見「あぁ?何だアンタ 星なんか余ってねえよ あっち行ってろ!」

両津「あぁなんだその態度は!?本官が親切にも星を引き取ってやろうって言ってるのに人の親切を無駄にする気か!?」 クワッ

北見「ぜ、是非とも買い取っていただきたいです・・・」

両津「よし、星2つで100万円な ほら」

てか銃持ち込めたのか

今回は眼力で星を奪ったって事で

両津「あとほら、きみ達も残ってる星を出しなさい」

取り巻き二人「は、はい・・・」

北見と取り巻き二人 上の階へ

両津 星9個 カード1枚(チョキ) 所持金800万


両津「むぅ、予想通り船が星の買占めを始めやがった」

両津「今の星の相場は一つ400万円か・・・ とても手が出せないな」

両津「とりあえず便所にでも行って考えるか」

両津「おっさっきの少年じゃないか 起こしてくれてありがとな」

カイジ「お、おっちゃん・・・いや、別に・・・」(星9個!?)

両津「おっきみはまだ星2個か」

古畑「カイジさん、この人誰ですか?」

カイジ「いや、さっき話しただけの人だ・・・」

両津「なんだぁつれないね まぁがんばりたまえよハッハッハ」

古畑「行っちゃいましたね・・・何だったんだろうあの人」

カイジ「ほっとけ古畑 それよりグーの買占めを続けるぞ」

>>124
両さんの熱い説得が黒服に通じたんだよ

>>27」←熱い説得シーン

両津(わしの地獄耳をなめるなよ・・・買占めか、どうやら金の匂いがするな)

両津(どうやらあの個室で会談しているようだ)

個室の上の壁に張り付く両津

~~~

安藤「じゃあ行ってまいります」

カイジ「おいっ・・・!出るときいちいち断ったりなんかするなっ・・・!人に見られたらどうする?無言で行って無言で戻って来い・・・!」

両津(むふふ、買占めか いい事聞いたな)

買占め
チョキがあまり使われていないという現状からカイジが考えた、
グーを他プレイヤーから買占めゲームの後半一気に星を稼ごうという戦略

黒服「この男はトイレにカードを破棄したっ・・・!」

黒服「カード破棄は重罪・・・!繰り返す・・・!カード破棄は即別室行きだ・・・!」

両津「まったく どこにもイカサマ野郎があらわれるな」

両津「ふむ、買占めをするには仲間が必要だな」

しっかしなんでトイレでカード捨てたのわかるんだ?監視カメラでもついてんの・・・


あー全員の手持ちデータちゃんとしてるのか

両津「誰か知り合いは・・・おい!お前!板池じゃないか!」

板池「え?両津先輩?」

両津「どうしてこんなところに・・・いや大体分かる、キャッチセールスも断れないその極端に気弱な性格でついつい闇金の融資も断れずに借金が膨らんでしまったんだろ!」

板池「ええ!どうしてそこまで!・・・ってなんでそんな説明的な口調なんですか?」

両津「そんなことはどうでもいい!ちなみに初登場は43巻だ!板池、わしに協力しろ!どうせお前今ピンチだろ!」

板池「そうなんですよお、皆にカード押し付けられて・・・カードが30枚もあるのに星が1個しかないんです」

両津「何!?でかした板池!カードの内訳を見せろ!」

パー 16枚 チョキ14枚

両津「なんだこりゃ グーがねえぞ」

板池「グーは太った眼鏡の人が持って行っちゃいました」

両津(多分あのカイジってやつの仲間だな)

両津「ようし ここで待ってろ板池 わしはチョキとパーを交換してくる」

板池「え?え?訳が分かりませんよ」

両津「いいからここで待ってろ」

~~

両津「いやあ世の中にはいい人がいるもんだ チョキを全部パーにしてきたぞ」

やらないのに気弱だからさんざん専門道具買わされるアイツか

板池「な、何をしたんだろう・・・」

板池「それで?パーを集めてどうするんですか?」

両津「なぁにグーを買い占めてる連中がいてな それでわしらがパーを集めればやつらの星を奪えるってわけよ ワハハ」

板池「凄いですね先輩!」

両津「ワハハハ ピカソ・リョーツと呼びなさい」

両津「それで、動き出すタイミングだが、奴らがある程度星を集めてからにしよう」

両津「そしたら出回るチョキも少なくなるからな」

板池「やっぱり両津先輩は頼りになるなぁ!」

金も星も集めても・・・たった一つのカードを処分できなかったようだな・・・

~~数10分後~~
両津「そろそろ動くか」

しかし・・・その時には既に場は・・・膠着・・・
誰かにカードを知られているという疑心暗鬼に塗れ・・・勝負をする者はいなくなっていた・・・!

船井「ええ加減にせいっ・・・!このまま勝負が進まないっていうのはアホやぞ・・・!」

船井「そこで俺に提案がある・・・!一度皆のカードを集めて配り直すんや・・・!」

カイジ・両津「あの野郎・・・!」

しかし戦う相手がいなくなってはしょうがない
カイジ、両津はこれを渋々承諾

船井「何枚や?カイジ・・・ おどれらの枚数・・・?」

カイジ「3人で・・・ 69枚っ・・・!」

ざわ・・・ざわ・・・

船井「な・・・ これもこの配り直しの効用の一つや・・・」

船井「身を潜めて機を窺う悪党・・・ 強欲な狸もこのカード公表という取り決め 煙が燻り出してくれる」

船井「それで?両津・・・さん方は何枚や・・・?」

両津「30枚」

両津「強欲な狸ですまなかったな」ジロッ

船井「え・・・い、いやそんなことはありまへん 賢い戦略でっせ!いや~見習いたいな~!」

まあ元は強欲なんじゃなくて気弱な板池が溜めてたんだけどな

船井「これでグー52枚、パー58枚の・・・いや待て、これはおかしいで チョキの数だけ電光掲示板の数と一致せえへん」

カイジ「何?」

船井「電光掲示板は15枚を指しているのにチョキは11枚しかあらへん 誰かカードを隠し持つ男・・・X(エックス)がおるんやないか・・・!?」

カイジ(確か・・・ゲームの最初、カードをトイレに破棄して別室送りになった男がいた)

カイジ(となると足りないカードはあいつの破棄した分・・・ この船井の勘違い・・・裏を取れる・・・!)

両津「確かゲームの最初にトイレにカードを捨てた奴がいただろ そいつがそのセックスじゃねえか?」

カイジ(おいいいいいぃぃぃ)

両さんwwwwセックスwwwwクソワロタwwwwwwwww

船井「じゃあ、皆にカードを配るで」

船井「そっちが1枚・・・そして両津さんらが30枚・・・そしてカイジさんらが69枚・・・ これで・・・終いっ・・・!」

カイジ達のカードを投げ捨てる船井

両津「うわっひどいことをするやつがいるもんだ」

板池「せんぱ~い どうするんですか~?」

両津「落ち着け板池!今わしらのカードの内訳はチョキ8枚、グー18枚、パー11枚だ!」

両津「つまりあの買占めグループが残りのチョキを持っている確率は98.7%!パーで勝負を挑めば負けは無いぞ!行って来い板池!」

なぜ板池に任せた・・・!両さんだと作戦がバレるからか・・・!
だが板池だけには・・・!アイツだけには任せちゃいけなかった・・・!


板池「こういう時の計算は速いですね先輩!」

高田「おいそこの人! 俺とやろうぜ!」

板池「え?あはい、やりましょう」

両津「さすが板池だ どんどん人が集まってくる」

船井「おい待て!そいつは買占め組の一人やで!つまり何を出せば勝てるか知って・・・」

両津「おいおい面白いことを言うね 僕らが・・・なんだって?」ゴリゴリ

船井「い、いえ、あの・・・ いつも街を守ってくださってありがとうございます・・・ なんて」

両津「うむうむ、感心な心がけだね」ポンポン


船井(こうしちゃおられん・・・早くオレも動かんと・・・!)

こうしてフロア内は一時的に元の活気を取り戻した

結果、両津たちは残りのチョキ8枚を使い5勝3分 2人の星の合計は15個となった

両津「うーむ、次はどうしようか」

ザワザワ

カイジ「イカサマだっ・・・!この男はイカサマをしているっ・・・!」

カイジ「お前は配り直しの時にグーとチョキに印を付けて配った・・・!そして今お前の最後の手持ちカードはグー!・・・違うか・・・?」

(中略)

カイジ「お前は配り直しの時にグーとチョキに印を付けて配った・・・!そして今お前の最後の手持ちカードはグー!・・・違うか・・・?」

船井「貴様っ・・・!ふざけるなっ・・・!」

船井「あんな奴ほっといて行こうでメガネ」

メガネ「・・・」プイッ

船井「!?」

船井孤立・・・ 破綻・・・ その戦略・・・!

船井(マズい事になったで・・・ 今オレの手持ちカードは1枚・・・ そして今カードを持っているのはあのメガネと警官のグループとカイジのグループのみ!)

メガネ「・・・」プイッワロタ


カイジ(あのメガネさえいなくなれば この場に残るのは俺たちと両津たちと船井のみ・・・!)

カイジ「よし、じゃあ俺が3つのカードを裏に並べてお前が一つ選ぶ これでイカサマの入る余地は無い どうだ?」

メガネ「・・・コク」

こうしてメガネもそのカードを失う・・・!

船井(しまった!)

両津「うーんよくわからねえけどカードを持ってるのはあのカイジってやつとさっき勢いよく叫んでた関西人だけっぽいな」

両津「ふむ・・・ここから金を巻き上げるには・・・」


ネタバレ
最終的に船井として金借りてるから、船井の代わりに両津が落ちるってオチ

―――その時両津に悪魔的閃きが舞い降りた・・・!―――

両津「まずはカードを集めないとな」

カイジ「!?あのおっちゃん船井と戦う気だ!」

カイジ「待て!おっちゃん!」

両津「あ~?」

カイジ「船井は星8個、いまさら星1個を取られても痛くも痒くも無い!」(この警官は1回の勝負で星を何個でも賭けていいという裏ルールを知らない・・・!)

カイジ「ここに俺たちの総所持金、800万がある」

カイジ「これを受け取って・・・ ゲームから抜けてくれないか・・・?」(まだ・・・まだだ・・・!俺が船井と星4個賭けの勝負をすればまだ生き残りの可能性がある・・・!)

両津「お前・・・ あの船井って奴に因縁があるみたいだな」

カイジ「あぁ・・・ 俺は2回もあの男に裏切られた」

両津「そうか・・・ でもお前も3人で星5つしかないようだが、どうするんだ?」

カイジ「・・・」

両津「策があるって訳かい」

両津「・・・分かったよ 男の勝負に余計な邪魔はいらねえもんな」

カイジ「・・・すまねぇ」

両津「なーに いいってことよ」

BGM:葛飾ラプソディー

両津「残りのカードも貰っといてやるよ」

両津「どうせお前らこの後船井と一戦して、残りは引き分け消耗するつもりだろ?」

両津「本官が代わりにやっといてやる」

カイジ「くっ・・・!すまない・・・!すまない・・・!」(暖けぇ・・・ 人の優しさが暖けぇ・・・!)

ボロ・・・ボロ・・・

パー以外のカードを全て両津に渡すカイジ

両津「よーし 船井くんとやら 本官と勝負しよう!」

カイジ・安藤・古畑「!?」

カイジ「お、おい!おっちゃん!さっき約束したろ!」

両津「はて、約束・・・?本官記憶力が悪くてね 覚えてないなあ」

カイジ「ぐおっ・・・!こんなオヤジを信じた・・・ 俺がバカだった・・・!」くね・・・くね・・・

船井「ク・・・ククク・・・ええで・・・(助かった・・・あのカイジとかいうガキに星を搾り取られる所だったわ)」

両津「星は3つ賭けでいいぞ!」

カイジ・船井「」

板池「えー!?星って何個も賭けれるんですか!?」

両津「いやなに あのカイジって奴が生き残るには、星の複数賭けしかないからな 本官の洞察力が瞬時に見抜いてしまったよ」

板池「で、でも、この勝負勝てるとは」

両津「え?さっきカイジが言ってたじゃないか 今船井はグーだって あの目は本気だった」

両津「というわけだ船井くん カイジ達が生き残るには最低でも星4つだからな 割りと好条件だと思うぞ」

船井(クソ・・・ まぁ確かにカイジらは星4個か5個は要求してくる筈やからな・・・ まだマシか・・・)

船井「ええやろ その条件、飲んだで」

こうして両津は船井と戦い・・・星3つを得た・・・!
両津・板池:星18個 カード沢山 所持金 1700万

板池「凄い星の数ですね両津先輩! 早く引き分けでカードを消耗しましょう!」

両津「何を言っとるんだ!宝の山じゃないか!」

板池「え?」

両津「ちょっと待ってろ」

両津「あー、あー、只今マイクのテスト中 只今マイクのテスト中」

皆(なんだあれ・・・)

両津「えーどうもどうも、両津商店です」

両津「今ホールにいる皆さま方は星とカードが足らず・・・ 右往左往している状態だと思いますが」

両津「このまま皆さまが別室に行くというのはあまりに忍びない・・・ 何とか助けたい・・・ 何とか救いたい・・・と」

両津「当商店で検討を重ねた結果・・・ 今回は特例として我々のカードと星を販売いたします・・・!」

ざわ・・・ざわ・・・

両津「カードはランダムに一枚50万円、星は一つ600万円で販売したいと思います」

プレイヤーA「おい!ふざけんな!足元見やがって!金の亡者め!」

両津「きみは暴言吐いたから代金2倍ね」

プレイヤーA「」

結果的にこれがヒット ずば抜けた商才であった

こうして両津たちは最終的に 星を9個とカードを全て売り捌いた

利根川「フフ・・・ こんにちわ 4時間が経過し 今、限定ジャンケン その全てが終了しました」

両津「わははは!金だ金だ!!」

板池「星が全部売れなかったのが残念でしたね」

両津「まぁ少し高めに値段を設定したからな」

両津「だがこのあとわしの考えでは星の売買タイムがある筈だ そこで売れるだろう」

板池「先輩が何だか賢く見えます」

両津「何だとこの野郎!」

板池の分もちゃんと残すだろうか~

黒服「あの・・・両津様 少しよろしいでしょうか」

両津「あ~?わしに何か売りつけようっていうのならお門違いだぞ」

黒服「いえそうではなく・・・ 少し胸ポケットを拝見させて頂きます」

両津「胸ポケット?別に何も・・・ !?!?!?!?!?!?」

両津「あ・・・あ・・・これは・・・!!!」

板池「チョキのカードだ・・・!」

両津「白鳥との勝負の時にここに入れておいたのを忘れていた・・・!」

黒服「というわけですので 別室に・・・」

両津「が・・が・・・が・・・ がちょ~~~~ん」

板池「完全に灰になってますね」

鉄骨は余裕だろうな

暴れるの?拳銃持ってるけどさすがに暴れないよね?

両津「板池!後で帰るからわしの金と星を受け取れ!」

板池「あ、はい」

こうして両津は別室に運ばれた・・・!

両津「全くわしはいつも最後でミスをやらかしちまうなぁ」

黒服「・・・パスポート」

両津「え?パスポートがどうしたんだ?」

黒服「パスポートを出せ・・・!」

>>200
両さんにとって心理戦も騙し合いも精神的なんちゃらも関係ないだろうな
まさに子供の時やった平均台状態wwww

地下のチンチロリンももう得意分野そうだ

両津「ああ、寮に忘れてきちまったよ 身体検査もされなかったし」

黒服「・・・もういい、脱げ」

両津「え?脱げって?なにあんたそういう趣味があるの?わしには理解できないな・・・」

黒服「いいから脱げ!」

両津「おいおいSMプレイかよ あんたとんでもない変態だな・・・」

黒服「そいつの服を脱がせろ!」

両津を無理やり抑える黒服たち

両津「てめぇーっ 何すんだこの野郎!」

ドカ!バコ!ズコ!

万が一落ちても地面にめり込むだけだからな あの人は

両津「ふんっ まったく男に欲情するとは恥を知れ」

黒服「・・・」(やべぇこいつどうしよう)

黒服「じゃああの、服を着たままでも結構ですので次の部屋に進んでいただけますか・・・」

両津「するってぇと今度は着衣プレイか・・・?」

黒服(こいつには焼き印も無理だろう・・・ とっとと檻まで進んでもらおう)

両津「ん・・・なんかコゲ臭えな BBQでもやってんのか 船内でBBQとは金持ちの考えることはわからんぜ」

檻内

両津「うわっなんだこりゃ 裸の男ばっかりじゃねえか!」

両津「よく見たら白鳥麗次もいるな」

白鳥「ふふふ・・・僕は金持ち・・・ 今日は代官山のフランス料理屋に行くのさ・・・」

両津「うーん 壊れてるね」

両津「おーい!ここから出せ!こんなの耐えられんぞ!」

ドンドンドン!

黒服A「こ、鋼鉄のドアが歪んでる・・・」

黒服B「恐ろしいバカ力ですね」

岡林「来なよ・・・そこの・・・」(何でコイツ服着てるんだ?)

両津「ん?わしか?」

岡林「あんたも助かる見込みありのわけありなんだろ・・・ 来なっ」

岡林「ここが特等席・・・ 救われる者の席・・・!」

両津「そ、そうか まあがんばってくれ」(うむ・・・最近暖かくなったからなあ こういうのが増えたもんだ)

カイジ「お、おっちゃん・・・!」

両津「お、カイジくんじゃないか そうかきみも別室に落ちたかねハッハッハ」

カイジ「あんたの裏切りのせいだろ・・・!」ボロ・・・ボロ・・・

古畑「うぅ・・・カイジさんなんかに着いていくんじゃなかった・・・」

安藤「カイジ・・・殺す・・・」ボソボソ

両津「ワハハハ まぁこれも人生経験の一つだ これから何をやるかは知らないが共に頑張ろうじゃないか」

カイジ「どの口がそれを・・・!」ボロ・・・ボロ・・・

岡林「しっ・・・! 始まるぞ・・・!」

両津「ん・・・ストリップでも始まるのか・・・?」

そして始まる利根川の演説

岡林の仲間「あの!星で別室に落ちた人を助けることって・・・?」

利根川「どうぞご自由に・・・」

岡林「やったっ・・・!」

両津「何だと!そんな制度があったとは・・・!」

カイジ「でも俺にはっ・・・ 関係ないっ・・・!」ボロ・・・ボロ・・・

両津「よしっ・・・!板池・・・!わしを助けろ・・・!」

板池「なんだ別室の人も助けられるのかぁ よし両津先輩を助けよう」

両津「いいぞ板池!早くこのむさ苦しい所から出してくれ!」

ホシダ!ウッテクレ!!

板池「うっちょっと駄目ですよこれは両津先輩の・・・!」

プレイヤーA「400万!400万でどうだ!」

板池「いや、だから、あの・・・」

プレイヤーA「分かった!じゃあ450万!450万だ!」

板池「え、いや、その」

プレイヤーA「よーし交換成立だ!」

プレイヤーA「おーいみんな!この人が星ひとつ450万で売ってくれるぞー!」

ナニ!?オイオレニモウッテクレ!オレニモ!

両津「板池ぇええええええええええええ!!!!!」キーン

岡林(凄いな・・・ 防音ガラスにヒビが入ったぞ・・・)

板池「あぁ~星が全部売れちゃった・・・」

こうして両津・・・最後の生き残りの道・・・途絶える・・・!

両津「板池っ・・・!きさまっ・・・!それでも・・・人間かっ・・・?」

岡林「ククク・・・当然当然 あいつに捨てられるのは当然 これは至極当然の結果」

岡林「人間感情は一時 決断は結局実利に流れる 空手では救われるわけが無い 当たり前のこと・・・」

カイジ(ただ単にあの板池ってやつが流されたせいだと思うが・・・)


岡林「利しかないのだ・・・! この世で本当に欲しい物や席を手に入れようとしたら 結局これはもう金しかない・・・!」

捨て台詞を残し立ち去る岡林

カイジ(くっ・・・!あの男・・・!)

カイジ(・・・!?待てよ・・・?金・・・!?)

カイジ(あの男・・・手元には700万程度しか持っていなかった・・・)

カイジ(とても星3つには届かない・・・ とするとあの男もしや身体の一部に高価な貴金属でも抱えているんじゃないだろうか・・・?)

カイジ(そう・・・例えばあの背中の絆創膏の裏とかに・・・)

カイジ(岡林・・・ 止めなければ・・・!)

両津「てめぇっー!わしをバカにしてんのかっー!」


岡林「利しかないのだ・・・! この世で本当に欲しい物や席を手に入れようとしたら 結局これはもう金しかない・・・!」

捨て台詞を残し立ち去る岡林

カイジ(くっ・・・!あの男・・・!)

カイジ(・・・!?待てよ・・・?金・・・!?)

カイジ(あの男・・・手元には700万程度しか持っていなかった・・・)

カイジ(とても星3つには届かない・・・ とするとあの男・・・もしや身体の一部に高価な貴金属でも抱えているんじゃないだろうか・・・?)

カイジ(そう・・・例えばあの背中の絆創膏の裏とかに・・・)

カイジ(岡林・・・ 止めなければ・・・!)

両津「てめぇっー!わしをバカにしてんのかっー!」


岡林「利しかないのだ・・・! この世で本当に欲しい物や席を手に入れようとしたら 結局これはもう金しかない・・・!」

捨て台詞を残し立ち去る岡林

カイジ(くっ・・・!あの男・・・!)

カイジ(・・・!?待てよ・・・?金・・・!?)

カイジ(あの男・・・手元には700万程度しか持っていなかった・・・)

カイジ(とても星3つには届かない・・・ とするとあの男・・・もしや身体の一部に高価な貴金属でも抱えているんじゃないだろうか・・・?)

カイジ(そう・・・例えばあの背中の絆創膏の裏とかに・・・)

カイジ(岡林・・・ 止めなければ・・・!)

両津「てめぇっー!わしをバカにしてんのかっー!」

岡林「利しかにゃいぃのぉおおら・・・! このぉおお世れ本当に欲しいぃ物や席を手に入れようとしたら 結局これはんもぉ゛お゛お゛ぉぉ金しかにゃいぃのぉおお・・・!」

捨て台詞を残し立ち去る岡林

カイジ(くっ・・・!ぁあああ あぉのぉおお男・・・!)

カイジ(・・・!?待てよお゛お゛お゛ぉ・・・?金・・・!?)

カイジ(ぁあああ あぉのぉおお男・・・手元には700万程度しか持っていぃにゃかったのぉおお・・・)

カイジ(とても星3ちゅには届かにゃいぃのぉおお・・・ としゅるのぉおおとぁあああ あぉのぉおお男・・・もしや身体のぉおお一部に高価にゃ貴金属れも抱えてへぇええぇ゙いぃるんに゛ゃにゃいぃらろうか・・・?)

カイジ(そう・・・例えばぁあああ あぉのぉおお背中のぉおお絆創膏のぉおお裏とかに・・・)

カイジ(岡林・・・ 止めにゃければ・・・!)

両津「てめぇっー!わしをバカ!バカ!まんこ!!にしてぇぇぇぇ゛んのぉおおかっー!」

カイジ「両さん・・・! だがナイスだ・・・!」

ズコバコバコボコ

岡林「勘弁してくれー!」

黒服「こら!やめろ!うわっ!」ドン!

黒服「まるで嵐のような男だ・・・」

カイジ(ち、近づけない・・・!)

コロコロ・・・

カイジ(こ、これはあいつの絆創膏!俺の予想が正しければ裏に・・・)

カイジ(あ、あった!ダイヤのイヤリング!ありがとう・・・両さん・・・!)

両津「てめぇー!顔上げろコラ!」バコバコバコ

岡林「ひ、ひぃ!」

~~~

両津の怒りが収まるのはその数分後の事であった

黒服「うわこりゃ酷いな・・・ 医務室に連れて行くか・・・?」

岡林だったもの「・・・」

両津「まったくこの船はああいうやつばっかりなのか?」

カイジ「両さん・・・!ありがとな・・・!」

両津「ん?カイジくんは裸の男が殴られるのを見るのが好きな変態だったのか」

カイジ「おいっ・・・!これを見ろっ・・・!」

岡林の仲間「・・・?・・・あぁぁ・・・!」

カイジ「さぁ救えっ・・・! この宝石に1500万以上の価値があるなら 救わざるをえまいっ・・・!」

カイジ「さっさと救えっ・・・! ゴミども・・・!」

岡林の仲間「うう・・・!」

岡林たちのグループは仕方なくカイジを指名
カイジがどさくさにまぎれて掠めた宝石は2000万の価値があった 救わざるをえないー

両津「そんな・・・そんな逆転劇があるなんて・・・!」

両津「ていうかそれわしのイヤリングだろ・・・!わしの・・・!うぅ・・・!」ボロ・・・ボロ・・・!

両津「わしにも取り分をくださいよ・・・!取り分・・・!取り分・・・!取り分をくださいよ・・・!」

カイジ(最後までクズだったな)

こうして・・・両津たちの長い夜・・・ 凶器と策略と暴力が交差する 4時間余が終わった
乗り込んだ参加者103人のうち 36名が限定ジャンケン及びその他の売買でも星三つに至らず エスポワールに呑み込まれ消えた

ここから先は悲惨の一語

希望の船の巻  完

絶望の城!の巻

両津「おいもう10時間は走ってるぞ いったいどこに向かっているんだこの船は」

石田「・・・あなたよくそんなに元気でいられますね・・・」エグッエグッ

両津「何を泣いているんだ ただ借金分働くっていうだけなのに」

石田「・・・何も知らないんですか・・・?」

石田「借金分労働させるっていうのは建前で廃人になるまで働かさせられるそうですよ」

石田「もしくは売春させられるそうです・・・」

両津「何 わしらは男だぞ まったく金持ちはコアな変態が多いぜ」

両津「ん?ということはこの船は人身売買をしてるんじゃないか!犯罪だぞ!」

石田「今更気づいたんですか!?パスポート破かれたでしょう!?」

両津「いやなに パスポートを寮に忘れてな ハッハッハ」

石田(・・・ダメだこの人は)

両津「だが帝愛がこんな犯罪に手を染めているということは」

石田「はい」

両津「借金は返さなくて良いということだ」

石田「そりゃそうですけど・・・今から他の国に連れ去られるって言うのに今更借金なんか・・・」

両津「そうとわかりゃこれからは帝愛で金を借り放題じゃないか!」

両津「ひゃっほう!人生はバラ色だね!」

白鳥「相変わらずアホな事を言ってるな・・・ スーパー貧乏人・・・」

両津「なんだ白鳥じゃねえか 結局別室に来たのか」

白鳥「そのおっさんの言うとおりだ・・・ 別室にきた人間はほとんど廃人同然になるらしいよ・・・ ふふ・・・ははは・・・」

両津「うーん白鳥は使い物にならねえな」

「返す」っていう概念が元から無いのにこの男なーに言ってんだかwwww

両津「まぁいいや そうとなれば船から脱出するか」

石田「どこからですか・・・?四方から閉じ込められてますよ・・・?」

両津「いやまぁお前 出るって言ったら普通にドアから・・・ふんっ・・・!ぬお・・・!うおおお!」ガコン!

石田「こ、鋼鉄製のドアをこじ開けた・・・ ゴリラかこの人は・・・?」

両津「ちょっくら船長に話付けてくらぁ」

ドタドタドタ ウワ!ナニヲスル!ヤメ・・・ガンガンガン!

両津「おら船長はここかぁ!?」バン!

兵藤「・・・誰かね こんな時間に・・・」

利根川「おっ・・・お前は・・・!(会長・・・こいつです 私が先ほど話した両津という男)ヒソヒソ」

兵藤「おぉきみが両津くんかね! いやぁ利根川が噂していたよ」

両津「え?いやぁわしってどこ行っても噂になっちゃうね ワハハ」

兵藤「確かゴリラがそのまま成長して警官になったようだとか言っておった」

両津「貴様ら殺す!」カチャ

兵藤「まぁまぁ落ち着きたまえ 私はきみを非常に評価しているんだ」

両津「え?そ、そう?」


兵藤「あの行動力、そして考えを実際に実現する行動力・・・!きみは命を捨てられる人間だ・・・!」

兵藤「近頃の若者は・・・命を大事にしすぎている・・・!」

両津「わしはもう若者っていうよりオヤジだけどな・・・ その年になると自分より若い人間は全員若者か?」

兵藤「命は・・・・・・一つしかないから・・・・・大切にせよ・・・と人は言う・・・!親も教師も牧師も・・・果てはミュージシャンまであらゆる人間がそういう・・・
    ククク・・・だから・・・ダメなのだっ・・・!命はもっと・・・粗末に扱うべきなのだっ・・・!
    命は・・・生命は・・・・・・丁寧に扱いすぎると澱み腐る・・・!
    最近の連中は みんなもうやりすぎ・・・・・・自分を大切にしすぎた・・・・
    その結果・・・機会をつかめず・・・ズルズル後退しながら・・・・腐っていくのだ・・・・!」

両津「何言ってるんだこのじいさん もう先は長くねえな」

両さんバッサリだな


いいぞもっとやれ

兵藤「というわけだ・・・ 両津くん、我々の元で働かないかね・・・?」

両津「な・・・何を言ってるんだ!ダメに決まってるだろう!お前らみんな逮捕だ!」

兵藤「逮捕か・・・ククク、出来るものなら・・・な」

両津「な・・・何を・・・」

兵藤「そんなことよりだ、両津くん 金が好きなんだろう・・・?」

兵藤「帝愛に入ったら月給1000万を約束しよう さらに働きに応じてプラスする」

両津「いっいっせ・・・!いや、ダメだ両津、わしは警察官だぞ!正義を・・・」

兵藤「ボーナスは1回5000万円だ」

両津「何なりと指示してください兵藤さま!」

利根川「この変わり身の早さ・・・ 大物だ」

兵藤「これで帝愛は安泰だ」

両津(あくまで潜入捜査、潜入捜査だ!・・・それにしてもこの会社に本気で就職したくなってきたな)

こうして帝愛の一員となった両津は メキメキと帝愛の中で頭角を表していった!

両津「おう!お前、人様に金を借りて返さねえとはいい度胸してるじゃねえか!」

債務者「ひ!ひぃ!で、でも十日で一割の利息なんて酷いですよ・・・」

スチャッ サングラスをかける両津

~そして乗せる側へ~


ブチョーは?みんなは?

両津「あのね、おたくが納得してサインしたわけでしょ?この書類に」

債務者「そ、それはそうですけど・・・」

両津「じゃあ約束は守らないとね兄ちゃん 払えないっていうのなら他の物で払ってもらうぜ」

両津「おっこれなんかいいじゃねえか まどか☆マギカのBD-BOXだ これで利子分にしてやるよ」

債務者「そっそれだけは勘弁してください!それはとらのあな限定のBD収納BOXが・・・!」

両津「じゃあな!また来るぜ!今度はちゃんと元金も返せよ!」

債務者「うぅ・・・ 鬼だ・・・」

黒服「さすが両津さんだ 頼りになるぜ」

両津「ワハハ 債務者は生かさず殺さず 兵藤社長の名言よ」

そしてエスポワールから3ヵ月後

両津「おい利根川!足立区の集金が遅れているぞ!早くしろ!だから支持待ち人間は困るんだ!」

利根川「・・・は!すみません!直ちに・・・!」

両津「兵藤!中川コンツェルンとの協定関係は結べたのか!?」

兵藤「まだです・・・!すみません・・・!」

両津「『親戚の両津だ』と言えと言っただろう!まったく!電話を貸せ!わしがやる!」

白鳥「両津!警察の強制捜査が来たぞ!どうする!」

両津「HDDを金庫に隠せ!契約書類をシュレッダーに掛けろ!」

石田「両さん、この裏金はどこに!?」

両津「社長室の隠し金庫だ!」

両津「まったくお前らわしがいないと何も出来ないのか!?」

両津は生き生きしてるな~

利根川「会長、ご相談が・・・」

両津「ん、なんだ?」

利根川「近頃債務者への取立てが厳しすぎるようです・・・ どんどん債務者が行方不明に・・・」

両津「地の果てまでも追い詰めろ!何も出なくなるまで搾り取るんだ!」

兵藤「あいつ、儂より遥かに酷いな」

ちょwww兵藤までwwwじじいこき使うなwwww

利根川「もう、付いていけません・・・」

兵藤「しかし・・・あいつを止められる人間なんているのか・・・?」

白鳥「両津を止められる人間・・・」

白鳥「一人知ってる」

~~~

両津「いや~ビルの屋上から見下ろす下界は最高だね」

両津「毎日交番で道案内してたのがバカみたいだねまったく」

部長「お前は道案内なんてしていなかっただろうが」

両津「そうそう、わしは道案内なんて・・・・・・・・部長!?」

部長「ずいぶん楽しくやっているようだね両津くん」

中川「先輩・・・まさか帝愛の会長になるとは・・・」

部長「まさか警察官が闇金のボスになるとは・・・ 覚悟はいいだろうな両津?」

両津「ちょっと待って下さい!私(わたくし)はですね!帝愛の潜入捜査をしていたのです!」

利根川・兵藤「!?」

???「バカモーン!バカモーン!よし喉の調子はいいぞ!」

そもそも消えてくれることを期待して送り出したのはゴニョゴニョ

部長「何だと?」

両津「ほら見てくださいこの資料!この会社、人身売買に拷問に賭博にやり放題ですよ!」

兵藤「そ、それは・・・帝愛の極秘資料・・・!」

部長「む・・・これは・・・!中川!急いで本庁に連絡しろ!」

中川「はい!」

両津「その他にもですね!ほらここに裏金!」

利根川「それは自分で隠し・・・」

両津「黙れ悪人め!」ドン

利根川「ウボァ」

両津「というわけで部長!早くこいつらを逮捕してください!」

部長「う、うむ・・・ 何か癪に落ちないが・・・」

利根川・兵藤「両津~~~!」

~~~~

両津「というわけで両津勘吉!派出所に戻ってまいりました!」ビシッ

麗子「また賑やかになるわねぇ」

中川「部長もなんだかんだいって寂しがっていましたよ」

両津「あの部長が?意外と部長も人間味があるじゃねえか」

両津「そういえば部長遅いじゃねえか とっくに着いてるはずだろ?」

中川「あぁ部長はなんか気になることがあるとかで銀行に行ってますよ」

汁はすするだけ啜ってピンチになったらあとはポイッ・・!だッ・・・・!
マッチポンプ・・・!圧倒的マッチポンプ・・・!
戦いの後は金も残らない・・・!(両津が全部せしめた的な意味で)


両津「銀行・・・?・・・しまった!」

両津(帝愛の儲けをわしの口座に振り込んでいたんだった!)

数10分後

ズドーン!!!!

中川「うわっ!」

軍服姿で機関銃を乱射する部長「両津!!!!!!!!!両津のゴミ野郎はどこにいる!!!!???」ズガガガガ

中川「地下帝国に1050年働きに行きました!」




保守してくれた方ありがと
今度は鉄骨とEカードを舞台に書きたいと思います

乙乙
やっぱ両さんだわ

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