照井竜「魔法少女だと?」 (214)

・仮面ライダーアクセルと魔法少女まどか☆マギカのクロスSSです

・SS投稿は初めてです

・クロスSSといっても内容はシリアスの欠片もありません

・投稿ペースはなるべく早めを心掛けますが遅くなる事もあるかもしれませんのでご容赦ください

・何かあったらゴルゴムか乾巧かディケイドのせいです(嘘)


では、よろしくお願い致します。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1354623737

———風都警察署超常犯罪捜査課

照井「さて、今日はこれぐらいにして切り上げるか」

刃野「分かりました、お疲れ様です。しかし最近はドーパントの事件もなくて暇ですね〜」

真倉「まあ組織も壊滅して大分経ちましたからね。さすがにガイアメモリの数も減ってきているんじゃないですかね」

照井「二人とも何を言っている。確かに一時期と比べればガイアメモリを使った犯罪は減ってきたが依然、ガイアメモリを使った犯罪は発生し続けている。完全にガイアメモリを根絶するまで俺たちの戦いは終わらないという事を忘れない事だ」

刃野「そうですね。また、濡れ衣を着せられたり、ドーパントに撃たれるのは勘弁ですわ」

真倉「でも、いつも緊張しっぱなしじゃ体が持ちませんよ。たまにはリラックスしないと」

刃野「お前はいつもリラックスしすぎなんだよ」ポカッ

真倉「痛って〜、何も叩く事ないじゃないですか」ゴソッ

照井「(やれやれ)ん?真倉刑事、何か落としたぞ。何だこれは?魔法少女まどか☆マギカ?」

真倉「今、話題のアニメですよ。タイトルは可愛らしいけど、これが中々馬鹿に出来ないくらい凝ったストーリーでしてね。もう、何十回も見ていますけど最後は感動しますよ」

刃野「それがなんで今ここにあるんだよ」

真倉「いや〜最近、事件もないし暇だからココで見ようと思って・・・」

刃野「お前、どうも静かだと思ったら勤務中にこんなの見てたのか!?」

真倉「ちょ、こんなのって言い方はないでしょ!!見てもない癖に!!」

刃野「やかましい!大体いい歳した男がアニメなんか見てて恥ずかしくないのか」

真倉「いい歳した男がアニメ見て何が悪いんですか!!課長からも何言ってくださいよ」

照井「人の趣味にとやかく言うつもりはないが勤務中に見ているのは感心しないな」

真倉「そんな課長まで・・・そうだ、課長も一度見てください!!そうすれば俺が勤務中にも見たくなる俺の気持ちが分かりますから!!」

照井「俺が!?」

刃野「お前な、その理屈はおかしいぞ」

真倉「冴えない刑事は黙っていてください!!俺は今、課長と話しているんです!!」

刃野「なんだと!!この日和見主義者!!」

ギャーギャーワーワー

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———
——

—照井宅—

照井「なんとか二人を落ち着かせたが真倉の押しに負けて結局見る羽目になってしまった・・・」

照井「以前の俺なら激昂して叩き返していたところだが俺もまるくなったな・・・」シミジミ

照井「まあ全12話ならそんなに時間も掛からないし、幸い所長は町内会の旅行でしばらくいない」

照井「もし所長や左達に見ている事がばれたら何を言われるか分かったものではないからな」ジンノトマクラニハコノコトハナイショニシトケトイッテオイタ

照井「では早速、見てみるとしよう」

—1話—

照井「いきなり廃墟で戦っているぞ。というかあのデカイのはなんだ?」

『はあ〜夢落ち?』

『まどかはあたしの嫁になるのだ』

『家族や友達が大切なら何が起きても自分を変えようなどと思わない事ね』

照井「このピンク髪の子が主人公のまどかで青髪が親友の美樹さやか、緑髪が志筑仁美、そして夢にも出てきた転校生の暁美ほむらか」

照井「アニメは詳しくないがどのアニメもあんな角ばった顔をしていたり、髪の色はカラフルなのが普通なのか?」

照井「あと目玉焼きの焼き加減云々で生徒に愚痴を言って情けなくならんのか、この教師は」

『私たち悪い夢でも見ているのかな』

照井「なんだこれは?気味の悪い。ドーパンドでもここまで気色悪いのは中々いないぞ」

『ちょっと一仕事片づけちゃっていいかしら』

照井「ふむ、これが魔法少女か。若干動きに無駄があるが見事な戦いぶりだ」

照井「いくら俺でもマスケット銃をあんな風に扱う事は出来ん」

照井「しかし、最近の中学生は発育が良いと聞くが所長より凄いな」

『僕と契約して、魔法少女になって欲しいんだ』

照井「これで1話は終わりか。最初だからなんとも言えんがOPは悪ないな」

照井「では次を見るか」

とりあえず今日はここまで
本当は3話まで続けたかったけど中々上手くいかんね
投稿量はこれぐらいで良いのだろうか


プリキュアの人かと思ったら初めてなのね

キャラの影響受けてくシリーズは大抵面白そうなので期待

また照井が弄ばれていると思ったら同じ人かwwwwww

2号ライダーに対して1号ライダーより早く知りたいと思うくらい平成2期2号ライダーは面白いし、カッコいい。

アルティメイタムでも期待しても良いのかなぁ……出番。

>>10
ウィザードOPの予告映像見ればわかるけどアクセルは出番あるっぽいけど…

>>11
なでしこがアクセルの上に乗ってたな。

ただ翔太郎とフィリップの顔出しが無いからアクセルも照井出さずに戦う可能性大、セリフも無いかも。

それでも見に行くけどさ。

四つんばいになった状態で女子高生に跨られたままアクセル全開だもんな
離婚の危機だな

作業用BGMにGフォースマーチ聞いてたらVSシリーズゴジラ全部見たくなったり、小説版仮面ライダー読んだりで投稿が遅れましたが続きを投稿します

—2話—

〜マミとキュゥべぇから魔法少女についての説明〜

照井「なるほど、人々に希望を与える魔法少女と絶望を与える魔女」

照井「その魔女を打ち倒すのが魔法少女の役割であり、魔法少女は契約を交わす際にキュゥべぇからどんな願い事でも1つ叶えてもらえる」

照井「そしてキュゥべぇと契約するとソウルジャムと呼ばれる宝石が作られ、魔女と戦う使命が課され常に死と隣り合わせの状態になるか」」

照井「・・・・」

照井「どう考えてもデメリットの方が大きくないか?」

照井「無論、俺は願いなんか叶えてもらえなくても悪を倒す為、風都の平和を守る為に死ぬ迄戦い続ける覚悟はある」シヌキハナイガ

照井「だが、そんな宿命をどこにでもいる女子中学生が背負えるとは思えん。願いを叶えてやるからガイアメモリ使って風都の平和を守れと言われてもやりたがる人間など中々いまい」アクヨウスルレンチュウノホウガオオソウダ

照井「それにこの白いの、キュウべえといったか?どうにも胡散臭いな。まだ何か隠しているような気がするぞ」

〜廃ビル〜

照井「魔女の口づけか。無差別に人を自殺させたりや殺人事件を人知れず引き起こすとは想像以上に魔女というのは危険だな」

マミ『未来の後輩に、あんまり格好悪いとこ見せられないものね』

マミ『ティロ・フィナーレッ!』チュドーン

マミ『これがグリーフシード。魔女の卵よ』

マミ『これで消耗した私の魔力も元通り。前に話した魔女退治の見返りっていうのが、これ』

照井「魔法少女が争ってまで手にいれたがるグリーフシードか。消耗した魔力を回復する為とはいえ何ともやりきれんな」

照井「だが、そんな状況にも関わらずマミさんは今まで人知れず魔女と戦い続け、今回みたいに人々を助けてきた。中学生ならまだ他に色々やりたい事もあるのにも関わらずにだ」

照井「まどかとさやかを魔法少女に勧誘するのは正直どうかと思ったがマミさんの誰かを助けたいという気持ちは本物のようだ」

照井「頑張れマミさん。風都を守る仮面ライダーとして俺も応援するぞ」グッ

照井「ふふふ。娘を見守る父親とはこういう気分なのだろうな。もし娘が生まれたらマミと名付けていいか今度、所長に聞いてみよう」

照井「しかし、こうして見ると必殺技を叫ぶというのも悪くないな。今度、俺も叫んでみるか」ソレマデニワザノナマエヲカンガエテオコウ

照井「ところで次回予告に写っていたジェイ○ン見たいなのはなんなんだ?」

—3話—

マミ『でもね、ちゃんと選択の余地のある子には、キチンと考えたうえで決めてほしいの』

マミ『美樹さん、あなたは彼に夢を叶えてほしいの?それとも、彼の夢を叶えた恩人になりたいの?』

マミ『ごめんね。でも今のうちに言っておかないと。そこを履き違えたまま先に進んだら、あなたきっと後悔するから』

照井「上条とは冒頭でさやかがお見舞いに行っていた男子の事か。ここで名前を出す辺り、ただの病気や怪我というわけでもなさそうだな」

照井「誰かの為に願いを使う事が悪いとは思わないが事が事だ、半端な気持ちで契約したら、それこそ目も当てられん状況にならないとも限らないしな」

まどか『私って鈍くさいし、何の取り柄もないし』

照井「鈍くさいかどうかはともかく、まどかも十分可愛いと思うのだがこの世界ではそうじゃないのか?」

照井「マミさんみたいになれたら幸せという気持ちは俺も同じだがな」

ほむら『貴女は無関係な一般人を危険に巻き込んでいる』

マミ『自分より強い相手は邪魔者ってわけ?いじめられっ子の発想ね』

照井「グリーフシードのせいで彼女達が俺達みたいにお互いを助け合うのが難しいというのは分かったが、このほむらというのは何を企んでいるんだ?」

照井「まどかに契約されると困るみたいだが本当に魔法少女が増えると取り分が減って困るからというだけなのか」

照井「それだけじゃないような気がするが・・・」

『参ったなぁ。まだまだちゃんと先輩ぶってなきゃいけないのになぁ。やっぱり私ダメな子だ……』

照井「ダメなもんか!!家族を失い、誰にも頼れないという悲惨な境遇にも関わらず君は平和の為に命を懸けて一人で戦ってきた!!しかもマミさんは俺と違って誰かに殺されたわけじゃない、不運な交通事故で家族を失ったんだ。」

照井「殺されたなら敵を討てば気持ちの整理がつくかもしれんが、マミさんはそうじゃない。きっとどうする事も出来ない憤りを感じたはずだ」

照井「だがマミさんはもう一人じゃない!!まどかやさやかという支えてくれる仲間がいる!!」

照井「いや・・・もう一人ここにいる!!」

照井「クソッ!!出来るなら俺も加わって助けてやりたいがTVの中に入ることはできん。なら、せめて・・・」

\アクセル!!/

照井「変・・・身ッ!!」

照井「仮面ライダーになって応援するぞ!!さあ、振り切るぜ!!」

マミ『体が軽い。こんな幸せな気持ちで戦うなんて初めて』

マミ『もう何も怖くない』

マミ『せっかくのとこ悪いけど、一気に決めさせて…もらうわよ』

照井「いけぇぇぇ——ッ!!マミさん!!今こそ君の悲しみを振り切る時だぁぁぁぁぁぁ——!!」(応援旗代わりにエンジンブレードを振り回し中)

マミ『ティロ・フィナーレ!!』

シャルロッテ『アーン』

『グシャ・・・』

照井「え?」

ほむら『目に焼き付けておきなさい。魔法少女になるって、そういうことよ』

さやか『返せよ。それは…それは…マミさんのものだ!返せって言ってるだろ!マミさんに!』

ほむら『そうよ。これは魔法少女のためのもの。貴女達には、触る資格なんてない』

照井「う、う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

照井「マミさんが死んだ!?嘘だ!?なんであの流れでマミさんが死ぬんだ!!普通、逆だろ!!」

照井「そもそも自分よりでかい化け物に頭を噛まれたぐらいで死ぬなんておかしいぞ!!」

照井「それに貴方達には触る資格がないだと!?この女、まどかやさやかの気持ちも知らずによくも・・・、許さん!!そこを動くな!!俺が絶望に叩き落としてやる!!」ゴツン(TVにぶつかる音)

照井「く、クソ!!大切なものを二度と失わないと俺は誓ったのに・・・」

照井「何故俺はTVに入る事すら出来ないんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ビートルフォン(入れるわけねーだろ)

今日はここまで。蜂蜜酒飲んで寝ます

>>9>>10
類似したSSがあるなんて私聞いてない!!(予想はしてたけどね)
とりあえずこれを終わらせるまでは見ないけど、内容がダブってたらどうしよ

>>11>>12>>13
顔出しは無理でもせめて声だけはオリジナルキャストだといいなと思ってますけど、どうなんでしょうね

こんな時間ですけど投下します

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———
——

—魔女の結界?—

マミ「ティロ・フィナーレ!!」

さやか「やった!」

シャルロッテ「アーン」

マミ「え?」

倒したと思った敵に虚をつかれたマミ。あまりに一瞬の出来事に動く事すら出来ず、自分に迫りくる魔女をただ見る事しか出来なかった。

マミ(ああ、私死んじゃうんだ・・・)

その場にいた誰もが最悪の結末を予想した。

が、そ の 時 不 思 議 な 事 が 起 こ っ た

\ジェット!!/

チュド——————ン!!

マミまどかさやか「!?」

???「どうやら間に合ったみたいだな・・・」

マミ「あなたは一体・・・」

アクセル「俺は仮面ライダーアクセル。君を助けに来た」

マミ「私を?それよりどうやって結界に・・・」

アクセル「すまないが質問は後だ、まずはあいつを片付ける。君はまどかとさやかを頼む」

シャルロッテ「ダレダオマエー!!」

アクセル「さあ、振り切るぜ!!」

シャルロッテ「オマエカラクッテヤル」

アクセル「遅い!!」

\アクセル!!マキシマムドライブ/

アクセル「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!アクセルグランツァァァァァァァァァァーーーーー!!」

ドカ————————————————ン!!

まどか「す、すごい・・・」

さやか「本当に倒しちゃった」

マミ「あの本当にありがとうございます。もし、あなたが来なかったらと思うと私・・・」ガクガク

さやか「マミさん・・・」

マミ「ごめんね鹿目さん、美樹さん。こんな便りにならない先輩で・・・。やっぱり私はダメな子ね」

アクセル「ダメなんかじゃないさ」

マミ「え?」

アクセル「君は今までたった一人で人々を守るために魔女と戦ってきた。それは誰にでも出来る事じゃない」

マミ「でも、私は二人を危険な目に・・・」

アクセル「Nobody’s Perfect・・・完璧な人間なんていない。お互いを支え合って生きていけるのが人だ。これからは俺も見滝原を守る為に一緒に戦おう」

マミ「は、はい!!ありがとうございます」ダキツキ

アクセル「やれやれ参ったな」

さやか「おお〜!正に白馬の王子って感じですね」

まどか「いいな〜」

マミ「も、もう///からかわないでよ」カオマッカ

一同「HAHAHAHAHA」

QB(わけがわからないよ)

————
———
——

—照井宅—

照井「ハッ!?」

照井「・・・・」

照井「夢か・・・」

照井「結局、あの後、次を見る気になれず寝てしまったんだっけ・・・」

照井「・・・・出勤するか」

————
———
——

———風都警察署超常犯罪捜査課

真倉「おはようございま〜す。いや〜すいません、目覚ましが故障してたみたいで・・・って部屋の雰囲気、暗!!」

刃野「あ〜真倉、あっち見てみろ・・・」

真倉「あっち?課長の席を見てどうする、って課長!?」

照井「・・・・」ズーン

刃野「俺が来たときからずっとあの調子でマミさんがどうとかブツブツ言っているんだよ」

真倉(ああ成程、三話まで見たのね。しかし、予想していたとはいえ課長がここまでハマるとはねぇ)

刃野「昨日、お前が課長に貸したアニメでああなったわけでもないだろうし・・・」

真倉(刃さん、それが原因です)

刃野「どうしたもんかね〜」

トゥルルルル

刃野「おっ、こんな朝から電話とは久しぶりだな。はい、こちら超常犯罪捜査課・・・」

照井(ああマミさん、すまない。俺がTVに入れなかったばかりに・・・)

刃野「何!?前に風都タワーを占拠した仮面ライダーが町で暴れてる!?」

照井・真倉「!?」

刃野「分かった、すぐ行く!!」

ガチャ

刃野「課長・・・」

照井「ああ、二人ともすぐに現場にいくぞ・・・」

今回はここまで。一回毎の投稿量を増やしてみましたがどうでしょうか?
次にやりたいクロスネタの構想が固まってきたから早く終わらせたいけど遅筆のせいで中々話が進まない
それと最初にも言いましたがこのSSはシリアス成分0です
TVと映画を全部見た人なら町で暴れている仮面ライダーの正体は察しがつくかも・・・

いきなりですけど投稿します

—風都市街地—

エターナル「ははは!!哀れな箱庭の住人たちよ、地獄を楽しみな!!」

刃野「おいおい、半信半疑で来てみたけど・・・」

真倉「仮面ライダーが倒したはずなのになんで・・・」

照井(2人の言うとおり、あの時、左達が倒したはず。いくらNAVERといえど跡形も無く吹っ飛べば復活など出来ん筈だが・・・。まさか地獄から舞い戻ってきたとでもいうのか?いや今はそれより・・・)

照井「二人は市民を安全な所へ避難させるんだ。あいつは俺が何とかする」

真倉「えええ!?いくら課長でも無茶ですよ!!ここは仮面ライダーが来るのを待った方が・・・」

照井「そんな悠長な事を言っていられる状況か!!いいから行け!!これは命令だ!!」

真倉「でも・・・」

刃野「分かりました。ただ、絶対に死なないでくださいよ?」

照井「ふっ、忘れたか刃野刑事?俺は不死身だ(それにまだ、まどマギを見終わってないからな。こんな所で死ぬ訳にはイカン)」

刃野「そうでしたね。じゃあ、ここはお任せします。行くぞ刃野!!」グイッ

真倉「わ、分かりました」タッタッタ・・・

エターナル「あいつらの言う通り探偵共を待っていた方が良かったんじゃないか?アクセルメモリの持ち主よ。それとも俺に勝てるとでも思っているのか?」

照井「ああ、倒す。倒して見せる!!」

\アクセル!!/

照井「変・・・身ッ!!」

アクセル「左達からお前の過去の事は聞いている・・・だが、どんな事情があろうと風都の平和を乱す奴は俺が許さん!!いくぞ!!」

エターナル「ふん、少し遊んでやろう・・・」ジャキッ

アクセル「フンッ!!」

エターナル「グッ!?」

アクセル(ん、随分あっさりくらったたな?だが奴は百戦練磨の傭兵だ。何か企んでいるかもしれん。確実に攻めていこう)

———
——

—数分後—

エターナル「な、中々やるじゃないか・・・」ボロボロ

アクセル(おかしい・・・直接、奴と戦った事があるわけじゃないが、いくらなんでも弱すぎる。こいつは本当に大道克己なのか?)

ブロロロロロ

ダブル(翔太郎)「風都タワーを占拠した仮面ライダーが暴れてるって聞いて駆けつけてみたが」

ダブル(フィリップ)『まさか本当に彼だったとはね・・・』

アクセル「むっ!?遅いぞ、左!!フィリップ!!」

ダブル(翔太郎)「ああ、悪い。だが、あの様子だと俺達の出番はないようだな」

ダブル(フィリップ)『ああ、そのようだ。照井竜、君の実力を見くびっているわけじゃないがよく一人で彼をあそこまで追い詰めたね』

アクセル「ああ、その事なんだが様子が変だ。手ごたえがないというか、見た目はともかく中身は別人みたいというか・・・」

ダブル(翔太郎)「見た目はともかく中身が別人みたい?なんか前にも似たような事があったような・・・」

ダブル(フィリップ)『成程、そういう事か。僕の推理が正しければあのエターナルの正体は・・・』

エターナル?「クソッ!!少し遊びすぎたか・・・。まあいい、これで一気に決着をつけてやる」ジャキ

ダブル(フィリップ)『まずい、彼はマキシマムドライブを発動させる気だ。翔太郎!!』

ダブル(翔太郎)「ああ、そうはさせるか!!」ジャキ

\ルナ!!/\トリガー!!/

ダブル(翔太郎)「これでもくらいな!!」ドキュン!!ドキュン!!

エターナル?「グ、グワァァァァァァァァ!!」シュウウウ・・・

アクセル「ん?奴の姿が変わっていくぞ・・・」

ダブル(フィリップ)『やはり、それがお前の正体か・・・』

ダブル(翔太郎)「その姿!?そういう事かよ」

????「クソォォォォ!!こっちが必殺技を発動しようとしている時に攻撃するなんて卑怯だぞ!!おかげで『このメモリの能力で適当な奴からあの仮面ライダーの記憶を読みとって風都を支配する』っていう完璧な作戦が台無しだ!!」

アクセル「あれは一体どういう事だ?」

ダブル(フィリップ)『あれはダミードーパント。能力はあいつが言ったとおり他者の深層心理からトラウマの人物を探り出して能力を含めて忠実にコピーするという極めて強力な能力だ』

ダブル(翔太郎)「お前が風都に来る前にあのメモリを使ってた奴がいたんだよ。ま、擬態以外は大した事はないドーパントだがな」

ダミードーパント「何だと!?クソォォォォォォォォ!!こうなったらそこの赤い奴の記憶を読みだしてやる!!」

アクセル「俺のトラウマだと・・・まさか!?」

ダブル(フィリップ)『照井竜のトラウマとなると』

ダブル(翔太郎)「井坂深紅郎・・・ウェザーか、だが所詮は偽物野郎だ。ましてや本物を倒してる照井が負けるわけがねえ」

ダミードーパント「余裕こきやがって!!今に後悔させてやるぜ!!変身!!」ドロン!!

ダブル(翔太郎)「ん!?なんだありゃ?」

ダブル(フィリップ)『あれは・・・何故、照井竜の記憶からアレが・・・』

???「どうだ!!こいつの力でお前らを地獄に送ってやるぜ!!」

ダブル(翔太郎)「てっきりウェザーに擬態すると思ってたのになんだ、あのちっこいのは?あれがお前のトラウマなのか?照井・・って、おい!?」

照井「貴様ァ・・・望む所だ!!貴様を倒してマミさんの仇をとってやる!!」タッ!!゙

偽シャルロッテ「えっ!?これがアイツのトラウマな筈なのになんでアイツ全然ビビらねえんだよ!!」

アクセル「トラウマを見せれば誰でも怯むと思ったか!!俺の目の前でその姿に変身した事を公開させてやる!!」ガチャ

\エンジン!!マキシマムドライブ/

アクセル「くらえ!!エースラッシャーァァァァァァァァァァァァァァ!!」

チュド—————————ン!!

偽シャルロッテ(クソ、こんな筈じゃあ。こうなったら・・・)

ダブル(翔太郎)「(あいつが技名を叫ぶなんて珍しいな)ん?倒したと思ったら口からなんか出てきたぞ。照井!!」

偽シャルロッテ「死ねェェェェェェェェェェェェェェェ!!」

アクセル「ふん、貴様がそうくるのは分かっている」ヒョイッ

偽シャルロッテ「何!?どうしてだ!!」

ダブル(フィリップ)『どうしてもなにも照井竜の記憶から読みだしたんだからその事を知っているのは当然だろ?』

ダブル(翔太郎)「考えてみれば当然の事だな。そんな事にも気づかないなんて間抜けにも程があるぜ」

アクセル「いくらメモリが強力でも使い手が馬鹿では宝の持ち腐れと言う事だ。さて、覚悟は出来ているな・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

偽シャルロッテ「畜生ォォォォォォォォ!!こんな所でやられてたまるか!!」

アクセル「往生際の悪い奴だ!!」ガチャ

\トライアル!!/

アクセルT「さあ、振り切るぜ!!」カチッ

偽シャルロッテ「は、速すぎ・・ブゴッ 」

アクセルT「いいか…この蹴りはマミさんのぶんだ…顔面のどこかの骨がへし折れたようだが、それはマミさんがお前の顔をへし折ったと思え・・・。そしてこれもマミさんのぶんだッ!そして次のもマミさんのぶんだ。その次の次のも、その次の次の次のも…その次の
次の次の次のも…次の!次も!マミさんのぶんだあああーッ!これも!これも!これも!これも!これも!これも!これも!これも!これも!」

\トライアル!!マキシマムドライブ!!/

アクセル「7.9秒、それがお前の絶望までのタイムだ! 」

偽シャルロッテ「ぎゃあーーーーーーーーーーーーーーー!!」

ドカ—————————ン!!

照井(マミさん・・・偶然とはいえ君の仇をとる事が出来たぞ。まどかとさやかの事は俺に任せて安らかに眠ってくれ・・・・)ジーン

ダブル(翔太郎)「なに、しんみりしてんだよ照井。それにしてもお前どうしたんだ?急に技名を叫んだりして。それにマミさんって誰の事だよ?お前にそんな名前の知り合いいたか?」

照井「うるさい!!俺に質問するな!!」

ダブル(翔太郎)「おいおい、なにも怒る事ないだろ?」

照井「黙れ!!貴様に俺の何がわかるというんだ!!」ガシッ

ダブル(翔太郎)「黙れって、どうしたんだお前?何かおかしいぞ」

照井「おかしいのはどっちだ!!諦めかけていたマミさんの仇をとれたというのに貴様は・・・」

ダブル(翔太郎)「はあ?何言ってんだお前?」

照井「ええい、貴様とでは話にならん。もういい!!俺は犯人を署に連れていく。お前は事務所に戻って不味いコーヒーでもいれてろ!!」

ブロロロロロ

ダブル(翔太郎)「んだと!?あれから少しは上達したんだぞ!!てっ、あの野郎行っちまったか・・・。まあ、いい。それよりフィリップどうしたんだ?さっきから黙ったままじゃねえか」

ダブル(フィリップ)『ああ、さっきのドーパントが照井竜の記憶を読んであの姿になったのが気になってね』

ダブル(翔太郎)「ん?て事はお前、アレがなんなのか知っているのか?」

ダブル(フィリップ)『勿論、知っている。そして僕の推測が正しければ照井竜の様子が変なんのは・・・』

ダブル(翔太郎)「あ〜、それは事務所に戻ってから聞かせてくれ。今日は色々と疲れた・・・」

ダブル(フィリップ)「了解。それで構わないよ。急を要する事でもないしね」

ダブル(翔太郎)「んじゃ、照井の言うとおり事務所に戻ってコーヒーでも飲むか」

ブロロロロロ

今回はここまで。寝ます。お休みなさい。

少量ですが投下します

—照井宅—

照井「今日は良い一日だった。ドーパントを逮捕できたし、何よりマミさんの仇を取れた。これで心置きなくまどマギの続きを見れる」

照井「という訳で早速続きを見よう」

—4話—

まどか『あたし、あんな死に方、今思い出しただけで息が出来なくなっちゃうの。怖いよ…嫌だよぅ』

さやか『マミさん、本当に優しい人だったんだ。戦う為に、どういう覚悟がいるのか、私達に思い知らせる為に…あの人は…』

照井「戦う為の覚悟・・・。やはり、この年頃の子が背負うには大きすぎる。ましてや、あんな光景を見てしまった後ではな」

キュゥべえ『確かにマミみたいなタイプは珍しかった。普通はちゃんと損得を考えるよ。誰だって報酬は欲しいさ』

照井「そして、こいつだ。マミさんとは長い付き合いだったにも関わらずマミさんが死んでも悲しんでる様子がなかった」

恭介『僕の手はもう二度と動かない。奇跡か、魔法でもない限り治らない』

さやか『奇跡も、魔法も、あるんだよ』

照井「・・・街から出て行ったと思ったらこれか。1話でほむらが攻撃していたのといい怪しすぎるぞ」

———
——


まどか『さやかちゃん…その格好』

さやか『ん?あーはっは、んーまあ何、心境の変化って言うのかな?』

照井「予想していたとはいえ、さやかが魔法少女になった」

さやか『これからも見滝原市の平和は、この魔法少女さやかちゃんが、ガンガン守りまくっちゃいますからね』

照井「師の後を継ぎ、街の平和を守り続けるか・・・。左が聞いたらどんな反応をするやら」

さやか『後悔なんて、あるわけない』

照井「これはフラグというやつか?どうも嫌な予感がする。まあいい、次を見るとしよう」

—5話—

さやか『願い事、見つけたんだもの。命懸けで戦うハメになったって構わないって、そう思えるだけの理由があったの。そう気付くのが遅すぎたって言うのがちょっと悔しいだけでさ。だから引け目なんて感じなくていいんだよ。まどかは魔法少女にならずに済んだって言う、ただそれだけの事なんだから』

さやか『後悔なんて、あるわけない。あたし、今最高に幸せだよ』

照井「命掛けで戦っても構わない理由、さやかの場合は恭介の事だが仮に恭介が他の女と付き合う事になったとしたら・・・・。やはり嫌な予感しかしないな」

杏子『ちょっとちょっと。何やってんのさ、アンタたち?』

照井「4話の最後とさっき覗いていた赤髪の子か。台詞で分かってはいたがやはり魔法少女だったか」

杏子『だからさぁ、4〜5人ばかり食って魔女になるまで待てっての。そうすりゃちゃんとグリーフシードも孕むんだからさ』

照井「・・・!?」

杏子『弱い人間を魔女が食う。その魔女をアタシたちが食う。これが当たり前のルールでしょ、そういう強さの順番なんだから』

照井「いくらグリーフシードの為とはいえなんて奴だ。俺と同じ赤がパーソナルカラーだから期待していたのに女版伊坂深紅郎だったとは・・・」

さやか『誰が…あんたなんかに。あんたみたいな奴がいるから、マミさんは…!!』

照井「負けるなぁぁぁぁぁ!!さやかぁぁぁぁ!!変則的な動きに惑わされず落ち着いて矛先の動きを見るんだ!!」

杏子『言って聞かせてわからねえ、殴ってもわからねえバカとなりゃあ…後は殺しちゃうしかないよねッ!?』

照井「クソッ!!マミさんの時といい俺は見ている事しか出来ないのか!!TVの中に入れさえすれば・・・入れさえすれば」グヌヌ・・・

ほむら『それには及ばないわ』

照井「・・・!?ここで終わりだと!?このままでは気になって寝れん!!続きを見なくては!!」

—6話—

ほむら『私は冷静な人の味方で、無駄な争いをする馬鹿の敵』

ほむら『愚か者が相手なら、私は手段を選ばない』

照井「また、ほむらか。今の所、何を考えているか分からんがさやかが助かっただけ良しとするか」

ほむら『二週間後、この街にワルプルギスの夜が来る』

杏子『ふぅん…。ワルプルギスの夜ね。確かに一人じゃ手強いが、二人がかりなら勝てるかもな』

照井「ワルプルギスの夜?なんだか分からんがただの魔女ではないようだな」

さやか『夕べ逃した使い魔は小物だったけど、それでも人を殺すんだよ?次にあいつが狙うのは、まどかのパパやママかもしれない。たっくんかもしれないんだよ?それでもまどかは平気なの?ほっとこうとする奴を許せるの?』

さやか『私はね、ただ魔女と戦うだけじゃなくて、大切な人を守るためにこの力を望んだの。だから、もし魔女より悪い人間がいれば、私は戦うよ。例えそれが、魔法少女でも』

照井「さやかの言う事は間違ってはいない。俺も同じ理由で力を求めたし、そんな奴を放って置く事は出来ん。だが・・・」

キュゥべえ『今のはマズかったよ、まどか。よりにもよって、友達を放り投げるなんて、どうかしてるよ』

杏子『どういうことだオイ……コイツ死んでるじゃねぇかよッ!』

照井「な、なんだと!?どういうことだ!!」

キュゥべえ『君たち魔法少女が身体をコントロールできるのは、せいぜい100m圏内が限度だからね』

杏子『100メートル?何のことだ、どういう意味だ!?』

キュゥべえ『普段は当然肌身離さず持ち歩いてるんだから、こういう事故は滅多にあることじゃないんだけど』

キュゥべえ『ただの人間と同じ、壊れやすい身体のままで、魔女と戦ってくれなんて、とてもお願い出来ないよ。君たち魔法少女にとって、元の身体なんていうのは、外付けのハードウェアでしかないんだ。君たちの本体としての魂には、魔力をより効率よく運用できる、コンパクトで、安全な姿が与えられているんだ。魔法少女との契約を取り結ぶ、僕の役目はね。君たちの魂を抜き取って、ソウルジェムに変える事なのさ』

杏子『メェは…何てことを…。ふざけんじゃねぇ!!それじゃアタシたち、ゾンビにされたようなもんじゃないか!!』

キュゥべえ『むしろ便利だろう?心臓が破れても、ありったけの血を抜かれても、その身体は魔力で修理すれば、すぐまた動くようになる。ソウルジェムさえ砕かれない限り、君たちは無敵だよ。点だらけの人体よりも、余程戦いでは有利じゃないか』

照井「キュゥべえ・・・!!うさん臭い奴だと思っていたがこれほどまでだったとは・・・。そして、ほむら・・・よくさやかを助けてくれた」

照井「しかし、いよいよ雲行きが怪しくなってきたな。さやかは大丈夫だろうか・・・」

今日はここまで
もう一気に最後まで投下しろよと思うかもしれないけどここまで
しかし、映画見たけどあのオチはひどいな。さすがカブトボーグの脚本書いてた人や

おもしれぇwwww疲れてるときにこれはかなり笑ったわwwwwww

浦○はどうしてもなぁ…まぁそれが彼の持ち味だからしょうがない。

小ネタ満載、照井の影響されっぷりが笑ってしまうwww

>>自分よりでかい化け物に頭を噛まれたぐらいで死ぬなんておかしいぞ
にワラタ、さすが装甲激薄のトライアルで咀嚼されても無事だった照井さんやでぇ

>>1はカブトボーグを知っていたかwww確かに書いてましたな浦沢さんwww

てっきり大道も復活してまどマギを視聴するのかと、どちらかと言ったらおやっさんにまどマギをコメントしてもらいたいが。


あんこちゃんの後に「セルメダル増やさせてからヤミー倒さないと儲からんだろ」とか言ってた初期アンク見ようもんなら大変だな

>>57
浦沢さんがまどマギの脚本書いたらどうなるだろうか・・・

>>58
マミられようが火だるまにされようが後日、何事もなかったかのようにコーヒーを飲んでる人ですから
おかげでNEVERより不死身とか言われる始末

>>59
大道も登場させたいけど、ディケイドとかなら、ともかくWの世界感的に都合よく復活させるはなんかなと思ったんでこんな形になってもうた。
もしエターナルとクロスするなら最後はこんな流れにしたいと思っていたりする

1.紆余曲折の末、魔法少女と協力してワルプルを倒した後、彼らの目の前にQBが現れる

2.最初は「代わりはいくらでもあるし僕を殺そうなんて無駄な事だよ」と余裕綽綽だったけどゾーンメモリで全個体をその場に転送されてから滅茶苦茶焦り、逃げようとしたらアイスエイジとウェザーのコンボで全個体氷漬けにされる

3.大道含むNEVERや魔法少女に全個体を駆逐され、最後の一匹となったQBに対して大道が「お前らの作った魔法少女システムという箱庭より面白いところなんざ、もう本当の地獄しかあるまい」と言いながら容赦なくマキシマムドライブを決めていつもの決めセリフ

>>60
まあ、照井さんに限らず歴代主役ライダーや一部のサブライダーがアンコのヤリ口見たら大変な事になるような


以下、もしも死後、地球の記憶でのんびり過ごしてたW死亡組がまどマギ見たらどうなるのかと妄想してみた

大道の場合:「突然、まどマギを見るぞ」と言ってマリアやNEVERの方々から若干、引かれるけど魔法少女に親近感を感じ(ゾンビ的な意味で)結局、皆ハマる

おやっさんの場合:視聴中はほとんど何も言わないけどQBの正体、目的を知ったあたりでいつものセリフをQBに対して言う

霧彦さん:少女を食い物にするQBに対して嫌悪感出しまくり

井坂先生:「魔女・・・実に興味深いですねぇ。是非、一度じっくり体を観察してみたいものです」ジュルリ

加頭:鉄面皮を装って興味ないフリしてるけど実は興味ありありで誰かが死ぬ度に何かを手から落とす

園咲姉妹:最初は死んだとはいえ、いい歳した男が揃いも揃ってまどマギを視聴してる姿を見てあきれるけど、試しに見てみたらQBは論外だけど魔法少女にはなってみたいと思うようになる

園咲父母:琉兵衛「もし、娘達がQBに騙されて契約したらどうするか?聞かなくては分からんかね?」
     シュラウド「まったくね」

この面子ならワルプルも余裕で凹れそうだから困る

こんなに続きが遅くなったのはスカイリムってゲームの仕業なんだ(主にDLC)
というわけで少ないですが投下します

数時間前

—鳴海探偵事務所—

翔太郎「魔法少女まどか☆マギカ?なんだそれ?」

フィリップ「2011年1月から4月まで放映されたアニメだよ。内容は願いを叶えた代償として「魔法少女」となり人知れず人類の敵と戦う少女たちの・・・」

翔太郎「あー、説明はいい。どうせタイトルからして日曜の朝8時30分からやっているアニメみたいなのだろ?そんなのを照井が見るなんて思えないぜ」

フィリップ「だがダミードーパントが照井竜の記憶を読み取って変身した姿は間違いなく魔法少女まどか☆マギカに出てくる魔女だし、照井竜の反応からして見ているのは間違いない」

翔太郎「というかお前が既に知っている事に驚きなんだが・・・」

フィリップ「以前、アニメに関する情報を検索していて、その時に知ったんだよ。あまりに面白かったから今でも偶に星の記憶やまどマギ専用に買った大型液晶TVで見るぐらいさ」

翔太郎「いつの間にかガレージにTVが置いてあると思ったがアレお前のかよ!!。だが照井やお前がそこまで夢中になるアニメねえ・・」

フィリップ「もし見たいならブルーレイを貸すけど?」

翔太郎「ま、まさか。つ、常にハードボイルドを心掛けている俺が見るわけねえだろ」

フィリップ(そう言いながら風の佐平次を見てハマったのは誰だったか・・)

翔太郎「ん?だが待てよ。俺の入れるコーヒーを不味いと言った照井をからかうには丁度良いかもな」

フィリップ(やれやれ。素直に見たいと言えばいいのに)

翔太郎「よし、善は急げだ。フィリップ、ブルーレイとガレージのTV借りるぜ」

フィリップ「ああ構わないよ。折角だから僕も見ていいかい?」

翔太郎「そりゃお前のだから断る理由はないけどネタバレだけは勘弁してくれよ?」

フィリップ「勿論。僕だってそこまで無粋じゃないよ」

翔太郎「それなら良いけどよ。さて、どうやって照井をからかってやろうか・・・」バタン

フィリップ「・・・・」

フィリップ「さて、僕の予想が正しければ・・・」

———
——

—照井宅—

さやか『騙してたのね。私達を』

キュゥべえ『訊かれなかったからさ。知らなければ知らないままで、何の不都合もないからね』

照井「よくもぬけぬけと・・・。一流の詐欺師は自分の事を詐欺師と思わないらしいがコイツは正にそれだな」

さやか『何でよ。どうして私達をこんな目に…!』

キュゥべえ『戦いの運命を受け入れてまで、君には叶えたい望みがあったんだろう?』

キュゥべえ『それは間違いなく実現したじゃないか』

照井「・・・・・・」イライライライラ

まどか『さやかちゃんは、元の暮らしには戻れないの?』

ほむら『前にも言ったわよね。美樹さやかのことは諦めてって』

まどか『ほむらちゃん、どうしていつも冷たいの?』

ほむら『そうね……きっともう人間じゃないから、かもね』

照井「笑えない冗談だ。だが、ほむらがQBを襲っていた理由がこれで分かったな」

杏子『他人の都合を知りもせず、勝手な願いごとをしたせいで、結局誰もが不幸になった』

杏子『その時心に誓ったんだよ。もう二度と他人のために魔法を使ったりしない、この力は、全て自分のためだけに使い切るって』

杏子『奇跡ってのはタダじゃないんだ。希望を祈れば、それと同じ分だけの絶望が撒き散らされる』

杏子『そうやって差し引きをゼロにして、世の中のバランスは成り立ってるんだよ』

照井「そ、そうだったのか・・・。そうとも知らず俺はなんてひどい事を・・・」

ビートルフォン(でも、一般人を餌にすうのはマズイとちゃうの?)

照井「よく見れば春子に似ている子が悪い子なわけがない」

ビートルフォン(似てねえから。お前の妹とは全く似てないから)

さやか『あんたの事、色々と誤解してた。その事はごめん。謝るよ。』

さやか『でもね、私は人の為に祈った事を後悔してない。そのキモチを嘘にしない為に、後悔だけはしないって決めたの。これからも』

照井「さやか・・・」

仁美『ずっと前から…私…上条恭介君のこと、お慕いしてましたの』

照井「なんだと!?」

仁美 『丸一日だけお待ちしますわ。さやかさんは後悔なさらないよう決めてください。上条君に気持ちを伝えるべきかどうか』

照井「なんて間の悪い時に・・・。今のさやかにそんな事を言ったら・・・」

さやか『あたしね、今日後悔しそうになっちゃった。あの時、仁美を助けなければって。ほんの一瞬だけ思っちゃった。正義の味方失格だよ…。マミさんに顔向け出来ない』

さやか『仁美に恭介を取られちゃうよ…。でも私、何も出来ない。だって私、もう死んでるもん。ゾンビだもん。こんな身体で抱き締めてなんて言えない。キスしてなんて言えないよ…』

照井「だ、だ、大丈夫だ。死体だけど妙に生き生きしている奴もいたし、さやかだって・・・」

ビートルフォン(いや、女子中学生とNEVERを一緒にするなよ)

さやか『あははは、ホントだ。その気になれば痛みなんて…あはは。完全に消しちゃえるんだ』

照井「いやああああああああああああああああああああああああああ!!」

信じられないぐらい短い投下だけどここまで
取り敢えず\エターなる マキシマムドライブ/にならんよう頑張ります

それとドーナツにマヨネーズかけて食べようなんて思ったらダメだな。やっぱ組み合わせは大事だわ

ビーストが魔法少女になっててクソワロタ

照井「魔法少女だと?」
仁藤「そう!私が魔法少女ビースト!(裏声)」

ドラゴンタイムを見た各先輩ライダーの感想

光太郎「4VS1だと!?なんて卑怯な・・・」
M良太郎「喧嘩は1VS1でするもんだぜ!!」
士「流石の俺でもちょっとひくわ」
大樹「士の言う通りだね」
映司「数の暴力はちょっと・・・」

という訳で投下始めます

—8話—

照井「ま、まだだ。まだ大丈夫だ。この後きっと、まどかや杏子にほむらが助けえくれるに違いない」

さやか『今の私はね、魔女を殺す、ただそれしかだけ意味がない石ころなのよ。死んだ身体を動かして生きてるフリをしてるだけ。そんな私の為に、誰が何をしてくれるって言うの?考えるだけ無意味じゃん』

照井「俺がいる!!俺がいるぞ!!頼むさやか、俺に気づいてくれ!!」

ビートルフォン(だから気づく訳ないだろ)

さやか『キュウべえから聞いたわよ。あんた誰よりも才能あるんでしょ?私みたいな苦労をしなくても簡単に魔女をやっつけられるんでしょ?』

まどか『私は…そんな…』

照井「な、な、何を言っているんださやか!?まどかはさやかの事を心配して・・・」

さやか『私の為に何かしようって言うんなら、まず私と同じ立場になってみなさいよ。無理でしょ。当然だよね。ただの同情で人間やめられるわけないもんね?』

まどか『同情なんて…そんな…』

さやか『何でも出来るくせに何もしないあんたの代わりに、あたしがこんな目に遭ってるの。それを棚に上げて、知ったような事言わないで』

照井「なんでだ!!まどかは純粋にさやかの事を心配しているじゃないか!!」

さやか『バカだよ私。何て事言ってんのよ…。もう救いようがないよ…』

照井「待ってくれ!!さやかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

キュゥべえ『美樹さやかの消耗が予想以上に早い。魔力を使うだけでなく、彼女自身が呪いを生み始めた』

杏子『誰のせいだと思ってんのさ』

照井「全くだ!!」

キュゥべえ『このままだと、ワルプルギスの夜が来るより先に、厄介なことになるかもしれない。注意しておいた方がいいよ』

照井「厄介者以外の何者でもない貴様が何を言うか!!」

杏子『それよりも美樹さやかだ。アイツの言ってた厄介ごとってのは何なんだ?』

ほむら『彼女のソウルジェムは、穢れを溜め込み過ぎたのよ』

ほむら『早く浄化しないと、取り返しのつかないことになる』

照井「なっ!?まだ何かあるのか?」

上条『え…じゃあ、今日はどうして?』

仁美『上条君に…お話したいことがありますの』

照井「この恩知らずとワカメドーパントがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ビートルフォン(でもNTRって興奮するよな)

ほむら『そんなに助けられるのが嫌なの?』

さやか『あんた達とは違う魔法少女になる。私はそう決めたんだ。誰かを見捨てるのも、利用するのも、そんな事をする奴らとつるむのも嫌だ。見返りなんていらない。私だけは絶対に自分の為に魔法を使ったりしない』

照井「それで自分が潰れてしまったら元も子も・・・」

ほむら『あなた、死ぬわよ』

さやか『あたしが死ぬとしたら、それは魔女を殺せなくなった時だけだよ。それってつまり用済みって事じゃん。ならいいんだよ。魔女に勝てないあたしなんてこの世界にはいらないよ』

照井「そもそも、さやかみたいな子を戦わせる世界がおかしいんだ!!」

ほむら『これ以上、まどかを悲しませるくらいなら・・・いっそ私がこの手で今すぐ殺してあげるわ・・・美樹さやか』

照井「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

杏子『オイ、さっさと逃げろ』

照井「さすが杏子だ!!頼りになるぜ!!やはり俺の新しい妹になっただけの事はあるな」

ビートルフォン(うわぁ・・・)

さやか『ねえ、この世界って守る価値あるの?あたし何の為に戦ってたの?教えてよ。今すぐあんたが教えてよ。でないとあたし・・・』

照井「落ち着けぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!早まるんじゃないぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

まどか『さやかちゃんのためなら・・・いいよ。私、魔法少女に・・・』

照井「って、何してんだ、この淫獣がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

まどか『ひ…ひどいよ、何も殺さなくても』

照井「大丈夫だ、問題ない」

ほむら『貴女を失えば、それを悲しむ人がいるって、どうしてそれに気づかないの!』

ほむら『貴女を守ろうとしてた人はどうなるの!』

照井「ほむらがここまで感情的になるとは・・・まどかの契約を阻止しようとする理由と何か関係が・・・」

キュゥべえ『代わりはいくらでもあるけど、無意味に潰されるのは困るんだよね。勿体ないじゃないか』

照井「キュゥべえがもう一匹だと!?」

キュゥべえ『きゅっぷい・・・』

照井「しかも自分の死体を躊躇う事なく食うとは・・・ほむらが殺すだけ無駄と言ったのはこの為か・・・」

ビートルフォン(ゾーンメモリあれば何とかなるのかな)

キュゥべえ『やっぱりね。何となく察しはついてたけれど、君はこの時間軸の人間じゃないね』

照井「時間軸・・・まさか、ほむらは電王なのか?」

ほむら『お前の正体も企みも、私は全て知ってるわ』

キュゥべえ『なるほどね。だからこんなにしつこく僕の邪魔をするわけだ』

キュゥべえ『そうまでして、鹿目まどかの運命を変えたいのかい?』

ほむら『ええ、絶対にお前の思い通りにはさせない。キュゥべえ……いいえ、インキュベーター』

照井「インキュベーター・・・それが本当の名前か。しかし、こいつの企みとは一体・・・それにまどかの運命を変える?」

さやか『確かに私は何人か救いもしたけどさ、だけどその分、心には恨みや妬みが溜まって。一番大切な友達さえ傷付けて』

照井「世の中に完璧な人間なんているもんか!!左を見ろ!!ハーフボイルドだなんだ言われてるが、それでも仮面ライダーとして風都を守ってきたんだぞ!!」

さやか『誰かの幸せを祈った分、他の誰かを呪わずにはいられない。私達魔法少女って、そう言う仕組みだったんだね』

さやか『あたしって、ほんとバカ』

杏子『さやかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』

照井「さやかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

ゴゴゴゴゴ……

照井「・・・」( ゜Д゜)ポカーン

照井「ど、どういうことだ!?さやかが魔女に!?どういう事なんだ!!まさか、これがほむらの言っていた・・・」

キュゥべえ『この国では、成長途中の女性のことを、少女って呼ぶんだろう? 』

キュゥべえ『だったら、やがて魔女になる君たちのことは、魔法少女と呼ぶべきだよね』

照井「魔法少女が・・・魔女になる・・・だと!?」

照井「これでは気になって眠れん!次ッ!」

—9話—

杏子『どうなってるんだよ、あの魔女は何なんだよ?』

ほむら『かつて美樹さやかだった者よ。貴女も、見届けたんでしょう?』

照井「そ、そんなバカな・・・」

ほむら『彼女のソウルジェムは、グリーフシードに変化した後、魔女を生んで消滅したわ』

まどか『え・・・嘘・・・だよね』

照井「そ、そうだ・・・嘘に決まっているッ!」

ほむら『事実よ。それがソウルジェムの、最後の秘密』

ほむら『この宝石が濁りきって黒く染まる時、私達はグリーフシードになり、魔女として生まれ変わる』

ほむら『それが、魔法少女になった者の、逃れられない運命』

照井「魔法少女の運命・・・」

まどか『そんな…どうして…?さやかちゃん、魔女から人を守りたいって、正義の味方になりたいって、そう思って魔法少女になったんだよ?なのに・・・』

ほむら『その祈りに見合うだけの呪いを、背負い込んだまでのこと』

ほむら『あの子は誰かを救った分だけ、これからは誰かを祟りながら生きていく』

照井「そんなふざけた話があるか!あれか!?俺達、仮面ライダーに喧嘩を売っているのかッ!?」

キュゥべえ『入っていいかい? 話があるんだ』

まどか『生きてたのね』

照井「こいつ・・・」

〜キュゥべぇから自分達の目的について説明中〜

照井「・・・・・大体、分かった」

照井「貴様等インキュベーダーが自分達の都合だけで彼女たちを利用していた事、つまり・・・」

照井「井坂と同類だという事がなぁッ!!」カチッ

\アクセル!!/

照井「変・・・身ッ!!」

アクセル「倒しても次から次へと湧いてくるらしいが、そんな事知るかッ!!貴様等の体が尽きるまで俺が絶望に叩き落としてくれるッ!!行くぞ!インキュベーダーァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」ゴツン

ビートルフォン(だからTVには入れないって)

アクセル「おのれTV・・・貴様もインキュベーダーに加担するというのか!?」

杏子『コイツのソウルジェムを取り戻す方法は?』

キュゥべえ『僕の知る限りでは、無いね』

アクセル「という事は方法があるという事か?絶望を希望に変える。そんな方法が・・・」

キュゥべえ『生憎だが、助言のしようがないよ』

杏子『いらねぇよ。誰が…テメェの手助けなんか、借りるもんか』

アクセル「すまない杏子、俺がTVに入れないばかりに・・・だが、お前のような妹がいる事を誇りに思うぞ」

ビートルフォン(もうダメかもしれない・・・)

仁美『後でお見舞いに行くべきでしょうか。・・・でも私が行っていいのか』

仁美『今ちょっと、さやかさんとはお話しづらいんですが』

アクセル「・・・・・だろうな。だが、その必要はない。なぜなら」カチッ

\トライアル!!/

アクセルT「貴様は今、ここで死ぬからだ!!」カチッ

アクセルT「さぁ、振り切・・・」

ビートルフォン(まずい・・・)サッ

アクセルT「うおっ!?ビートルフォンが足を引っかけた!?貴様、何故邪魔をするッ!!」

ビートルフォン(TV壊したら所長が騒ぐからに決まってんだろjk)

アクセルT「さては、あのワカメドーパントに・・・」

ビートルフォン(馬鹿!!んな訳ないだろ!!というか俺は早乙女先生か詢子さん以外、眼中にねぇよ)

アクセルT「おのれ、姑息な真似を・・・って、しまった!!マキシマムドライブスイッチ押してから10秒過ぎてしまった」

ビートルフォン(なんとか凌げたか)

アクセルT「ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ反動が!!久しぶりの反動がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

照井「」チーン

照井「こ、これが・・・さやかを救えなかった・・・俺への・・・罰なのか・・・」

杏子『昨日の今日で、のんきに学校なんて行ってる場合かよ』

照井「杏子ッ!!」ガタッ

ビートルフォン(げっ、もう復活しやがった)

杏子『ちょっと話があるんだ。顔貸してくれる?』

杏子『アイツは魔女になっちまったけど、友達の声ぐらいは覚えてるかもしれない。呼びかけたら、人間だった頃の記憶を取り戻すかもしれない。それができるとしたら、たぶん、アンタだ』

まどか『うまくいくかな?』

杏子『わかんねぇよそんなの。わかんないからやるんだよ。もしかして、あの魔女を真っ二つにしてやったらさ、中からグリーフシードの代わりに、さやかのソウルジェムがポロッと落ちてくるとかさ』

杏子『そういうもんじゃん?最後に愛と勇気が勝つストーリー、ってのは』

照井「そうだな」

杏子『アタシだって、考えてみたらそういうのに憧れて魔法少女になったんだよね』

杏子『すっかり忘れてたけど、さやかはそれを思い出させてくれた』

照井「杏子・・・よし、ならば」カチッ

\アクセル!!/

アクセル「今日は俺とお前でダブルライダーだ!!さぁ兄妹で仲良く振り切るぜッ!!」

杏子『付き合いきれねぇってんなら、無理強いはしない。結構、危ない橋を渡るわけだしね』

杏子『アタシも、絶対何があっても守ってやる、なんて約束はできねぇし」』

アクセル「安心しろ、俺が見守っているぞ!!」

ビートルフォン(だから・・・いや、もういい)

まどか『ほむらちゃんも、手伝ってくれないかな?』

杏子『アイツはそういうタマじゃないよ』

アクセル「ほむらめ・・・あれだけまどかを悲しませたくないと言っておきながら何故まどかを助けん・・・」

杏子『まあ利害の一致っていうか。お互い一人じゃ倒せない奴と戦うためにつるんでるだけさ』

アクセル「まあ、ほむらがいなくても杏子がいるから問題ないか・・・」

杏子『あと何日かしたら、この街にワルプルギスの夜が来る』

まどか『ワルプルギス?』

杏子『超弩級の大物魔女だ。アタシもアイツも、たぶん一人じゃ倒せない。だから共同戦線っていうか、まあ要するにそういう仲なのさ』

アクセル「超弩級の大物魔女か・・・だが、どれほど強かろうと仮面ライダーが揃えば・・・」

ビートルフォン(自分だけならまだしも勝手に先輩後輩を巻き込むなよ)

まどか『さやかちゃん。やめて。お願い、思い出して。こんなこと、さやかちゃんだって嫌だったはずだよ。さやかちゃん、正義の味方になるんでしょ?ねえお願い、元のさやかちゃんに戻って!』

杏子『聞き分けがねぇにも、程があるぜ、さやか!』

アクセル「頑張れぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!杏子ぉぉぉぉぉ!!まどかぁぁぁ!!TVに入れない俺の代わりにさやかを救ってくれぇぇぇッ!」

まどか『さやかちゃん・・・おねがいだから・・・』

杏子『さやかっ!!』

アクセル「止めてくれぇぇぇぇぇぇぇ頼む、さやかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ元に戻ってくれぇぇぇぇぇぇぇ!!」

杏子『頼むよ神様、こんな人生だったんだ。せめて一度ぐらい、幸せな夢を見させて』

アクセル「そうだ!!アンノウンでも何でも良い!!俺の妹を助けてやってくれぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

杏子『その子を頼む。アタシのバカに付き合わせちまった』

アクセル「へ?」

杏子『ただ一つだけ、守りたいものを最後まで守り通せばいい』

アクセル「そ、その通りだが何をいきなり・・・」

杏子『心配すんなよさやか。一人ぼっちは…寂しいもんな。いいよ、一緒にいてやるよ。さやか』

アクセル「おい、まさか・・・止めろぉぉぉぉ杏子ぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉッ!!何故そこで諦めるんだ!!諦めんなよぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!」

ビートルフォン(まあ、ここで助かるならマミさんもさやかも助かっているよな。脚本的に考えて)

———
——


アクセル「あ・・・あ・・・」

アクセル「お、俺は・・・また助ける事が出来なかった・・・」

アクセル「また妹を失ってしまった・・・」

ほむら『佐倉杏子には、本当に美樹さやかを救える望みがあったの?』

キュゥべえ『まさか、そんなの不可能に決まってるじゃないか』

ほむら『なら、どうしてあの子を止めなかった』

キュゥべえ『もちろん、無駄な犠牲だったら止めただろうさ。でも今回、彼女の脱落には、大きな意味があったからね』

アクセル「は?意味だと」ワナワナ

キュゥべえ『この街を守るためには、まどかが魔法少女になるしかない訳だ』

アクセル「こ、この腐れ淫獣がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」ブンッ

TV(解せぬ・・)グシャ

ビートルフォン(あ〜あ、とうとうやりやがった。もう知〜らね)

アクセル「はぁはぁ・・・忌々しい生モノめ、思い知ったか!!」

アクセル「だが、杏子はもう・・・・」

アクセル「・・・・」

アクセル「寝るか・・・」

翌日

—風都警察署超常犯罪捜査課—

真倉「おはようございま〜す。いや〜今日は遅刻せずに済んだ・・・って、また部屋の雰囲気が暗い!!」

刃野「よう真倉」

真倉「あ、刃さん。おはようございます。で、この暗い雰囲気は一体・・・」

刃野「昨日と同じだよ」

真倉「昨日と同じって・・・」

照井「・・・・」ズーン

真倉「課長!?」

刃野(また、俺が来たときからずっとあの調子なんだよ。なんか、また妹を助けられなかったとかどうのって)ヒソヒソ

真倉(またって確か課長のご家族はもう・・・)ヒソヒソ

刃野(そうだ。しかも課長の家族に杏子なんて子はいないはずだし、どういう事なんだか・・・)ヒソヒソ

真倉(ああ、そういう事ね・・・しかし課長もペース早いなぁ。もう9話まで見終わるなんて)

刃野「昨日も朝は暗かったけどドーパント逮捕したら元に戻ってたから安心したのに・・・」

真倉(というか皆、やれ、まどっちだ、ほむほむだ、マミさんだ、さやかちゃんだ、杏子ちゃんだの騒いでいるけど一番可愛いのはキュゥべえだろ。憎さ余って可愛さ100倍というか・・・)

刃野「明日、本庁からの視察があるのに、課長大丈夫かなぁ・・・」

刃野(でも今の課長にそんな事言ったら間違いなくぶん殴られるし、しばらく黙っておこうっと)

トゥルルルル

刃野「やれやれ、また課長がこんな時に電話か・・。はい、こちら超常犯罪捜査課・・・」

照井(何故だ、何故俺はTVに入れない・・・鏡の世界に入れる仮面ライダーがいるんだ。TVに入れる仮面ライダーがいたって良いのに・・・)

刃野「何!?ドーパントが町で暴れてる!?」

真倉「!?」

刃野「分かった、すぐ行く!!」

ガチャ

刃野「課長!」

照井「ん?どうした刃野刑事?そんなに慌てて・・・」

刃野「どうした?じゃないですよ!今、街でドーパントが暴れていると通報がありました!」

照井「な、なに!?よし、2人も現場に急行するぞ!!」

真倉(大丈夫かなぁ・・・)

———
——


—風都市街地—

\サイクロン!!マキシマムドライブ!!/\ヒート!!マキシマムドライブ!!/\ルナ!!マキシマムドライブ!!/\ジョーカー!!マキシマムドライブ!!/

CJX「「ビッカーチャージブレイクッ!!」」

ドーパント「ぎゃああああああああああああああああああああああ」

ドカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!

CJX(翔太郎)「ふぅ・・・中々、手怖い奴だったな」

CJX(フィリップ)『ああ、CJXにならなければちょっと危なかったね』

ブロロロロロロ

CJX(フィリップ)『おや?あれは・・・』

CJX(翔太郎)「照井達か・・」

刃野「お?もう仮面ライダーが倒していたか」

真倉「やっぱ頼りになるなぁ」

照井(早く帰ってまどマギを見たい・・・)

刃野「ご苦労様です。いや〜さすがですね、もうドーパントを倒しているなんて」

CJX(翔太郎)「なに、大した事はねぇよ。それに刃さんだってこんなに早く来てくれたし警察に手渡す手間が省けたぜ」

真倉「で、この女性が・・・」

CJX(フィリップ)『ああ、彼女は青音(あおね)サヤカ。お察しの通り、今回のガイアメモリ使用者だ。』

照井(な、さやかだと!?)

真倉「ふ〜ん、女性ねぇ・・・気のせいかドーパントになる人って女性の方が多くないですかね?」

刃野「馬鹿野郎、そんなのどうでも良いだろ。それよりこいつを署まで連行するぞ」

真倉「はいはい、分かってますって。課長はどうされます?」

照井「俺は彼からもう少し詳しい話を聞くから2人は先に戻っていてくれ」

刃野「分かりました。それでは先に戻っています」

ブロロロロロ

照井「さて、今回は2人に借りを・・・」

CJX(翔太郎)「照井!!昨日は本当にすまなかった!!何も知らなかったとはいえ俺は・・・」

照井「い、いきなりどうした?何故謝る?」

CJX(フィリップ)『それについては僕から説明しよう。実は昨日・・・』

———
——


昨日

—鳴海探偵事務所地下ガレージ—

翔太郎「そんじゃ再生ボタンを・・」ポチッ

フィリップ(最初の予想。まずは何の期待もせずに見始める)

〜1話〜

翔太郎「まだ1話とはいえ、今の所は何の変哲もない魔法少女アニメだな」

フィリップ(予想その2。無難な感想を言う)

〜2話〜

翔太郎「マミさん・・・」

フィリップ(予想その3。巴マミにハードボイルドを感じる)

〜3話〜

翔太郎「マミさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

フィリップ(予想その4。例のシーンを見て絶叫)

〜4話〜

翔太郎「街の平和を守るか・・・良し!!今日から俺達とさやかちゃんでトリプルライダーだ!!」

フィリップ(予想その5。美樹さやかに自分と似たものを感じる)

フィリップ(ここまで全部予想通り。というか何故、僕まで・・・)

———
——


CJX(フィリップ)『という事があったのさ』

照井「そうか、左達も見始めたのか・・・」

CJX(フィリップ)『僕は既に全部、視聴済みだけどね』

CJX(翔太郎)「今ならお前の気持ち、痛い程分かる!!マミさんの仇を取ってくれたお前には感謝してもしきれねぇ・・・」

照井「気にするな、左。誰にだって間違いの1つや2つはある。それに・・・」

CJX(翔太郎)「それに?」

照井「俺達がマミさんの事を忘れない限り、マミさんは俺達の中で生き続けている。俺はマミさんの意思と共にこれからも風都を守っていくつもりだ」

CJX(翔太郎)「照井、お前って奴は・・・・」

CJX(フィリップ)(照井竜がここまでハマっていたとは・・・予想以上に重傷だ)

CJX(翔太郎)「なら俺達もマミさんの意思を継いださやかちゃんみたいに風都の平和をガンガン守りまくるぜ!!」

CJX(フィリップ)(俺達か・・・別に風都の平和を守る事には全く異存ないけどね)

CJX(翔太郎)「とまぁ、それは良いとして・・・」

照井「ん?どうした?」

CJX(翔太郎)「いや、さっきのドーパントに変身していた女、青音サヤカの事なんだがな。性格がひん曲がっているというか・・・」

照井「性格?」

CJX(翔太郎)「ああ。何でも今回、ドーパントになったのは幼馴染の男を親友の女に取られてヤケクソになったのが原因らしいんだ」

照井「!!」

CJX(翔太郎)「本人曰く、今の幼馴染があるのは自分の御陰なのになんであんな女を選んだのよ!!だそうだ」

照井(それじゃあ、まるで・・・)

CJX(翔太郎)「挙げ句に使っていたメモリはマーメイド。地面や壁をまるで水面で泳ぐように移動するドーパントなんだが・・・あの様子だと自分を人魚姫なんかと思っていたんだろうよ」

照井(さやかじゃないか・・・)

CJX(翔太郎)「たくっ、どうして素直に祝福出来ないのかねぇ」

照井「!?」

CJX(翔太郎)「というか好きなら好きって言えば良いのに何で言わないんだ?というか、どう考えても自業自得だろ?それなのにドーパントになって暴れるとか傍迷惑にも程があるぜ」

照井「貴様ァ・・・」イライラ

CJX(フィリップ)『(マズイ、照井竜が出してる雰囲気から察するに恐らく彼は・・・)翔太郎、それ以上は・・・』

CJX(翔太郎)「そんな性格だから男から見向きもされないんだよ。本当、女ってのは理解しかね・・・」

照井「この馬鹿ちんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ドカッ

CJX(翔太郎)「うぉ!?いきなり何しやがる!!」

照井「うるさい!!折角、貴様を見直したというのに・・・・」

CJX(翔太郎)「だ・か・ら、なんで急にそうなるんだよ!!」

照井「やはり貴様では話にならん!!帰って読みづらい事故報告書でも書いてるんだな!!」

ブロロロロロロ

CJX(翔太郎)「ああ!?あれは昔、おやっさんがやっていたのを真似てだな・・って、行っちまいやがったか」

CJX(フィリップ)(鳴海壮吉はローマ字じゃなくて数ヶ国を駆使して報告書を作成していたけどね」

CJX(フィリップ)『あ、ああ・・・(事務所に精神安定剤はあっただろうか)』

———
——


夕方

—風都警察署超常犯罪捜査課—

照井「(よし時間だ)2人共、悪いが今日はこれで上がらせてもらう」

刃野「(凄え・・・あれだけの時間で仕事全部終わらせたよ、この人)分かりました」

真倉「(そこまでして続きが見たいですか、課長・・・)お疲れ様です」

照井(さて、帰って早速続きを・・・)

照井(・・・・しまった)

照井(家のTVが壊れていたのを忘れてた)

照井(・・・・・)

照井(この際だ、左達の所で見るか・・・)

照井(昼間はあんな事をしてしまったが、冷静に思い返してみれば左は4話までしか見ていないみたいだし、左がああ思っても仕方あるまい・・・)

照井(まずは左に謝ろう。そしてプレイヤーとTVを貸してもらうか・・・・)

———
——


—鳴海探偵事務所—

照井「左いるか?昼間の事についてだが・・・」

翔太郎「」チーン

照井「ひ、左!?どうした何があった!?まさかドーパントの精神攻撃を・・・」

フィリップ「違うよ、照井竜。彼は何もされていない」

照井「フィリップ・・・一体、左に何があったというんだ?」

フィリップ「魔法少女まどか☆マギカを9話まで見た。朝の君と同じさ」

照井「成程、そういう事か・・・」

翔太郎「オサナイコロハヒーローニユメミテタ・・・」

照井「左・・・」

翔太郎「ヨワイヒトビトヲマモリタイナンテネ・・・」

照井「しかっりしろ!!」

翔太郎「!!」

照井「命ある限り戦い続ける・・・それが仮面ライダーだろ!!ここで諦めたら彼女達はどうなる!!」

翔太郎「だが、さやかちゃんに杏子はもう・・・」

照井「まだ、彼女達が死んだと決まった訳ではない!!杏子も言っていただろ!!」

杏子『あの魔女を真っ二つにしてやったらさ、中からグリーフシードの代わりに、さやかのソウルジェムがポロッと落ちてくるとかさ』

翔太郎「照井・・・」

照井「例え杏子が助からなくてもさやかが助かっている可能性だってあるはずだ!!なのにお前が諦めてどうする!!」

翔太郎「・・・お前の言う通りだぜ。俺とした事が一番大事な事を忘れるなんて・・・また、お前に借りが出来たな」

照井「気にするな。それより9話まで見たとか言ったな。ちょうど俺も同じ所まで見ていたんだが続きを見ないか?家のTVがちょっと調子悪くてな・・・」

翔太郎「ああ、構わないぜ!!そんじゃ早速、地下ガレージに行くか!!」

照井「地下ガレージ?」

翔太郎「ああ、フィリップが大型液晶TVを買ったんだよ。お前もきっと大画面の迫力に驚くぜ?」

照井「ほぉ・・・それは楽しみだ」

翔太郎「そういうわけだからよフィリップ、また使わせてももらうぜ?」

フィリップ「あ、ああ・・・構わないよ」

翔太郎「よっしゃあ!!行こうぜ照井!!俺達の希望を掴みに!!」ガチャ

照井「おう!!」バタン・・・

フィリップ「・・・・」

フィリップ(不味い、不味すぎる。今の2人にあんなものを見せたら・・・)

フィリップ「・・・・」

フィリップ(父さん母さん姉さん達・・・どうか僕にみんなの加護を・・・)

ミック(あのフィリップが神頼み!?全く、あの馬鹿共が・・)

という訳で今日はここまで

今後の展開としては10話→11話→12話→締めの話になると思います。とりあえず後2回ぐらいで完結を目指しますが投稿は若干おくれるかもしれません
(全部skyrimがいけないんや。PS3でもDLC配信とか・・・折角、箱版買ったのに・・・)

早く終わらせて次に集中したところ。では、また。

すいません>>107で脱字がありましたので訂正します。
今までも誤字脱字が多いのもゴルゴムの仕業に違いない(断定)


CJX(翔太郎)「まぁ良いか。そんじゃ帰ろうぜフィリップ。早く事務所に戻って見滝原で一番可愛いさやかちゃんの活躍をみないとな」

CJX(フィリップ)『あ、ああ・・・(事務所に精神安定剤はあっただろうか)』

———
——


夕方

—風都警察署超常犯罪捜査課—

照井「(よし時間だ)2人共、悪いが今日はこれで上がらせてもらう」

刃野「(凄え・・・あれだけの時間で仕事全部終わらせたよ、この人)分かりました」

真倉「(そこまでして続きが見たいですか、課長・・・)お疲れ様です」

照井(さて、帰って早速続きを・・・)

照井(・・・・しまった)

仮面ライダー バトライド・ウォーにダブル、アクセル、スカル、エターナルの風都ライダー全員参戦決定!!と聞いて
本当、ダブルは優遇されてるねぇ・・・

では早速、投稿します

—鳴海探偵事務所地下ガレージ—

照井「これはまた随分でかいな」

翔太郎「だろ?このサイズに慣れてしまうと、もう小さいサイズじゃ満足出来ねえよ」

フィリップ「買ったのは僕だけどね」

照井「確かに家のとは大違いだ。今度のボーナスが出たら俺も買ってみるか」

翔太郎「さてと雑談はこれぐらいにしてよ、そろそろ見ようぜ」

照井「そうするか」

—10話—

ほむら『あ、あの…あ、暁美…ほ、ほむらです…その、ええと…どうか、よろしく、お願いします・・・』

翔太郎・照井「・・・・・」

翔太郎・照井「・・・え?」

翔太郎・照井「えええええええええええええええええええええええええええええええ!?」

翔太郎「これがほむほむ!?嘘だろ!?見た目といい性格といい、完全に別人じゃねぇか!!」

照井「ん?今ほむほむと言ったが、その犬みたいな呼び方はなんだ?」

フィリップ「まどマギファンが使う、暁美ほむらのニックネームだよ」

照井「成程。まだ俺の知らない領域があったのか・・・」

翔太郎「その上、準備体操だけど貧血起こすぐらい病弱だわ、長期入院してたせいで勉強も出来ない。なにもかもが正反対ときた。だが・・・」

翔太郎「クールビューティを体現したようなクーほむも良いけどよ、俺はメガほむの方が好みだな」

照井「その気持ち分かるぞ。この小動物的な雰囲気がなんともいえん」

フィリップ(僕はクーほむの方が好きだけどな)

マミ『間一髪、ってところね』

照井「マミさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんッ!!」

翔太郎「まさか、またマミさんに会えるなんてよぉ・・・これも照井がマミさんの仇を取ってくれたおかげかもな」

まどか『いきなり秘密がバレちゃったね。クラスのみんなには、内緒だよ』

翔太郎「OPで既に見てるが、実際にまどかが魔女と戦っている所を見ると改めて待った甲斐があるってもんだよな」

照井「だな。それと今思ったんだが、さっき、まどかが言った台詞を今度、俺達も使ってみるというのはどうだ?」

翔太郎「それは良い考えだな。今以上に風都の人々から仮面ライダーが愛されるようになる事、間違いなしだぜ!!」

フィリップ(頭、痛くなってきた・・・)

まどか『じゃ、いってくるね』

ほむら『えっ・・・そんな・・・巴さん、死んじゃったのに・・・』

照井・翔太郎「マミさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんッ!!」

照井「何故だッ!!また、マミさんに会えたのになんで・・・」

翔太郎「クソッ!!俺達、仮面ライダーが見ている事しか出来ないなんて・・・」

照井「あれがワルプルギスの夜・・・まさか1話冒頭の夢に出ていた奴だったとはな」

まどか『だからだよ。もうワルプルギスの夜を止められるのは、私だけしかいないから』

ほむら『無理よ!一人だけであんなのに勝てっこない!鹿目さんまで死んじゃうよ?』

まどか『それでも、私は魔法少女だから。みんなのこと、守らなきゃいけないから』

翔太郎「まどか、すまねぇ・・・俺達が不甲斐無いばかりに・・・」

まどか『さよなら。ほむらちゃん。元気でね』

ほむら『いや!行かないで・・・鹿目さぁぁぁん!!』

照井「だが、君のその想い、意思は俺達が継いでみせる」

翔太郎「ああ。そして必ず仇はとってやるぜ!!必ずな!!」

フィリップ(どうやってだい?)

ほむら『私は・・・。私は、鹿目さんとの出会いをやり直したい。彼女に守られる私じゃなくて、彼女を守る私になりたい』

キュウべえ『契約は成立だ。君の祈りは、エントロピーを凌駕した。さあ、解き放ってごらん。その新しい力を!』

翔太郎「何がエントロピーを凌駕した!だ。この下種野郎が・・・こいつの顔を見る度、ぶん殴りたくなるぜ」

照井「同感だ。こいつを見ていると自分自身を抑えられなくなる」

ほむら『はっ?ここは・・・。私、まだ退院してない・・・。はっ!?夢じゃ、ない・・・』

和子『はーい。それじゃあ自己紹介いってみよ』

ほむら『暁美ほむらです。よろしくお願いします』

翔太郎「ど、どういう事だ!?転校初日に戻っているぞ!?」

フィリップ「魔法少女となったと同時に時間を遡ったんだよ。時間逆行。これが暁美ほむらの能力さ」

照井「なんと・・まさかカブトと同じ力を持っていたとは・・・」

マミ『うーん、時間停止ねぇ。確かにすごいけれど、使い方が問題よね』

翔太郎「マジかよ・・・」

照井「仮面ライダーでも時間を止めるとなると確かブレイドぐらいしかいなかったはず・・・」

翔太郎「こりゃ俺達でも勝てるかどうか分からねぇな・・・」

ほむら『どうしたの?ねぇ、鹿目さん?しっかりして!』

まどか『どうして?アアア—ッ』

照井・翔太郎「まどかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

フィリップ(このシーンでこの反応・・・やはり不味い)

さやか『あのさあ、キュウべえがそんな嘘ついて、一体何の得があるわけ?』

ほむら『それは・・・』

さやか『私達に妙な事吹き込んで仲間割れでもさせたいの?』

翔太郎「さやかちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんッ!!また会えて嬉しいぜ!!って何でほむほむの事疑っているんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

照井「落ち着け、左!!この時点で、ほむらはまだ完全にインキュベーダーの企みを把握していないんだ。さやかが疑うのも仕方があるまい」

翔太郎「だけどよぉ・・・」

照井「お前の気持ちは分かる。だが、さやかならきっとほむほむの事を信じるはずだ」

翔太郎「・・・・そうだな」

フィリップ(照井竜、頼むからそれ以上は・・・)

さやか『はあ、どっちにしろ私この子とチーム組むの反対だわ。まどかやマミさんは飛び道具だから平気だろうけど、いきなり目の前で爆発とか、ちょっと勘弁して欲しいんだよね。何度巻き込まれそうになった事か』

照井「それは感心しないな。人間、頭噛まれようが火達磨にされるぐらいでは死なんぞ」

翔太郎「いや、それはお前だけだ」

杏子『テメェ、一体何なんだ?さやかに何しやがったッ!!』

翔太郎「サヤカガマタマジョニ・・・」チーン

照井「左ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!しっかりしろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」ユサユサ

マミ『ソウルジェムが魔女を産むなら、みんな死ぬしかないじゃない!』

照井「キョウコ・・・」チーン

フィリップ「やはり、こうなったか・・・このまま気絶してくれると有難いんだけど・・・」

まどか『嫌だぁ〜・・・もう嫌だよ、こんなの・・・』

照井・翔太郎「おのれインキュベーダァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」ガタッ!!

フィリップ(!?・・憎しみの感情で復活とは・・・憎しみこそが強さを与えるって母さんが言っていたけど今なら分かる気がする)

ほむら『そう・・・。ねぇ・・・私たち、このまま二人で、怪物になって…こんな世界、何もかもメチャクチャにしちゃおっか?嫌なことも、悲しいことも、全部無かったことにしちゃえるぐらい、壊して、壊して、壊しまくってさ・・・。それはそれで、良いと思わない?』

翔太郎「ほむほむ!?何言ってい・・・」

まどか『さっきのは嘘。1個だけ取っておいたんだ』

照井「!?」

まどか『キュゥべえに騙される前のバカな私を、助けてあげてくれないかな?』

ほむら『約束するわ。絶対にあなたを救ってみせる。何度繰り返すことになっても、必ずあなたを守ってみせる!』

翔太郎「馬鹿な訳ないだろ!!」

照井「そうだ!!まどかは何も悪くない!!」

まどか『ほむらちゃん、やっと名前で呼んでくれたね。嬉しい・・・な』

ほむら『はっ・・・ぅ、ぐっ・・・うぅ・・・うう゛ううううう゛うう゛うう゛う!!」

翔太郎「・・・・・」ゴゴゴゴ

照井「・・・・・」ゴゴゴゴ

フィリップ(なんて殺気だ・・今の2人なら間違いなく“憎しみのW”になれるだろうね)

キュウべえ『本当にもの凄かったね、変身したまどかは。彼女なら、最強の魔法少女になるだろうと予測していたけれど・・・まさかあのワルプルギスの夜を、一撃で倒すとはね』

ほむら『その結果どうなるかも、見越した上だったの』

キュウべえ『遅かれ早かれ、結末は一緒だよ。彼女は最強の魔法少女として、最大の敵を倒してしまったんだ』

キュウべえ『もちろん後は、最悪の魔女になるしかない。今のまどかなら、おそらく十日かそこいらで、この星を壊滅させてしまうんじゃないかな?ま、後は君たち人類の問題だ。僕らのエネルギー回収ノルマは、おおむね達成できたしね』

翔太郎「この野郎!!8話で、長い目で見れば、これは君たちにとっても、得になる取引のはずだよ?とか言っておいてコレかよ!!」

照井「ワルプルギスの夜も許せんが、やはり、まずは貴様だ!!インキュベーダー!!俺がこの手で八つ裂きにしてくれる!!」ガシッ!!

フィリップ「お、落ち着いてくれ照井竜!!TVが壊れる!!」

ほむら『繰り返す。私は何度でも繰り返す』

ほむら『同じ時間を何度も巡り、たった一つの出口を探る。あなたを、絶望の運命から救い出す道を』

ほむら『あなたの……あなたの為なら私は永遠の迷路に閉じ込められても構わない・・・!』


照井「こういう事だったのか、魔法少女まどか☆マギカとは・・・」

翔太郎「まどかと交わした約束を果たす為にたった1人で戦い続けてきたほむらの物語だったんだな」

照井・翔太郎「・・・・」

翔太郎「自分の為ではない誰かの為に戦う・・・」

照井「ほむらも仮面ライダーだったという事か」

翔太郎「ほむらだけじゃねぇ。まどか、マミさん、杏子、さやかちゃん・・・皆、誰かの為に戦っていたんだ」

照井「そうだな・・・」

フィリップ(なんとか10話を乗り切った・・・だが、ここからが正念場だ)

—11話—

キュゥべえ『ひょっとしてまどかは、君が同じ時間を繰り返す毎に、強力な魔法少女になっていったんじゃないのかい』

照井「なんだと!?」

キュゥべえ『君が繰り返してきた時間——その中で循環した因果の全てが、巡り巡って、鹿目まどかに繋がってしまったんだ』

キュゥべえ『お手柄だよ、ほむら。君がまどかを最強の魔女に育ててくれたんだ』

翔太郎「そもそも、てめえ等が何もしなければこんな事にはならなかっただろうが・・・」

アナウンサー『12日より行方が分からなくなっていた市立見滝原中学校2年生の美樹さやかさんが本日未明、市内のホテルで遺体となって発見されました』

照井・翔太郎「( Д)」

フィリップ(とうとう、なんの反応もしなくなったか。このまま大人しく・・・)

キュゥべえ『寧ろ僕らは、人類が家畜を扱うよりも、ずっと君たちに対して譲歩しているよ?』

翔太郎「ああ!?譲歩だと?」

照井「何の罪もない彼女達を騙し、絶望させておきながらよくもぬけぬけと・・・」

フィリップ(してくれなかったか)

まどか『もうやめて…!みんな、みんな信じてたの。信じてたのに裏切られたの』

キュゥべえ『彼女たちを裏切ったのは僕たちではなく、寧ろ自分自身の祈りだよ』

キュゥべえ『どんな希望も、それが条理にそぐわないものである限り、必ず何らかの歪みを生み出すことになる』

キュゥべえ『やがてそこから災厄が生じるのは当然の節理だ』

キュゥべえ『そんな当たり前の結末を裏切りだと言うなら、そもそも、願い事なんてすること自体が間違いなのさ』

照井「存在自体が間違っている貴様にそんな事を言われる筋合いはない!!」

まどか『もしも…あなたたちがこの星に来てなかったら』

キュゥべえ『君たちは今でも、裸で洞穴(ほらあな)に住んでたんじゃないかな』

翔太郎「この野郎・・・」

和子『信じてあげるしかないわね。今まどかちゃんに必要なのは、気持ちを整理する時間だろうから、しばらくは待ってあげないと』

詢子『キツいなぁ、何もできねぇのって』

照井「ああ、全くだ」

翔太郎「だが、TVに入れない俺達に出来る事といったらそれぐらいしかないしな」

まどか『街中が危ないの?』

ほむら『今までの魔女と違って、コイツは結界に隠れて身を守る必要なんてない。ただ一度具現しただけでも、何千人という人が犠牲になるわ』

翔太郎「そんなにか!?」

ほむら『相変わらず普通の人には見えないから、被害は地震とか竜巻とか、そういった大災害として誤解されるだけ』

まどか『なら、絶対にやっつけなきゃダメだよね』

照井「だが、ほむほむ1人では・・・」

まどか『杏子ちゃんも、死んじゃって…戦える魔法少女は、もうほむらちゃんだけしか残ってない。だったら・・・!』

ほむら『・・・私ね、未来から来たんだよ。何度も何度もまどかと出会って、それと同じ回数だけ、あなたが死ぬところを見てきたの』

ほむら『どうすればあなたが助かるのか、どうすれば運命を変えられるのか、その答えだけを探して、何度も始めからやり直して』

翔太郎「・・・・すぐ近くでこんな子が今まで必至に1人で戦っていたのに」

照井「俺達は周りから仮面ライダーと呼ばれる事に良い気になって全く気付かずにいた・・・」

ほむら『あなたを救う。それが私の最初の気持ち。今となっては…たった一つだけ最後に残った、道しるべ』

ほむら『わからなくてもいい。何も伝わらなくてもいい。それでもどうか、お願いだから、あなたを私に守らせて』

翔太郎「クソッ!!見ているだけで子供1人助けられない・・・何が仮面ライダーだ!!」

照井「今まで浮かれていた自分の馬鹿さ加減が嫌になる・・・」

キュゥべえ『何度でも性懲りもなく、この無意味な連鎖を繰り返すんだろうね』

照井「性懲りもなく!?無意味だと!?」

キュゥべえ『何もかもが無駄だった、と——決してまどかの運命を変えられないと確信したその瞬間に、暁美ほむらは絶望に負けて、グリーフシードへと変わるだろう』

ワルプルギスの夜『キャハハハハハハハハハ!キャハハハハハハハハハ!』

照井「がんばれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!ほむほむ!!がんばるんだぁぁぁぁぁぁぁ!!」

翔太郎「行けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぇ!!」

ほむら『どうして?…どうしてなの?何度やっても、アイツに勝てないッ』

照井「ま、まずいぞ・・・このままではほむほむが・・・」

ほむら『繰り返せば…それだけまどかの因果が増える。私のやってきたこと、結局・・・』

翔太郎「もう我慢出来ねぇ!!フィリップッ!!照井ッ!!」

照井「ああ、ほむほむを助けに行くぞ!!」

フィリップ「いや助けるってどうやって・・・」

照井「決まっている!!TVに入ってだ!!」

フィリップ「まだ、そんな事を言っているのかい?無理に決まっているじゃないか」

翔太郎「・・・フィリップ、お前がそんなに薄情だったなんて・・・・もういい!!俺達だけで行く!!」ガチャ

\ジョーカー!!/

\アクセル!!/

翔太郎「変身ッ!!」

照井「変・・・身ッ!!」

フィリップ「変身までして2人とも正気かい!?」

ジョーカー「正気に決まってんだろ!!」

アクセル「俺達が今までTVに入れなかったのは彼女達を助けたいという気持ちが足りなかったに違いない!!だが、今なら・・・」

フィリップ「気持ちがあろうとなかろうと無理なものは無理だ!!」

アクセル「そんな道理、振り切ってくれるッ!!」

フィリップ「や、止めてくれ!!TVが壊れる!!」ガバッ

ジョーカー「フィリップ!!お前、TVとほむほむ、どっちが大事だと思っているんだ!!」グググク・・・

フィリップ「どっちって・・・そもそも、その2つを比較する事自体がどうかしているよ!!」ググググ・・・

アクセル「見損なったぞ、フィリップ!!貴様、それでも仮面ライダーか!!」ググググ・・・

フィリップ「2人ともいい加減に落ち着きたまえッ!!」

ギャーギャーワーワー

まどか『もういい。もういいんだよ、ほむらちゃん』

ジョーカー「まどか!?」

アクセル「一体何を・・・」

フィリップ(助かった・・・)

—12話—

まどか『ほむらちゃん、ごめんね。私、魔法少女になる』

翔太郎「なんだって!?自分が何を言っているのか分かってんのかよ!!」

まどか『私、やっとわかったの。叶えたい願いごと見つけたの。だからそのために、この命を使うね』

照井「最終的には魔女になってしまうのだぞ!!それに命を使うだと!?」

キュゥべえ『さあ、鹿目まどか——その魂を代価にして、君は何を願う?』

まどか『全ての魔女を、生まれる前に消し去りたい。全ての宇宙、過去と未来の全ての魔女を、この手で』

照井・翔太郎「!?」

キュゥべえ『その祈りは——そんな祈りが叶うとすれば、それは時間干渉なんてレベルじゃない!』

キュゥべえ『因果律そのものに対する反逆だ!』

照井「こいつがここまで狼狽えるとは・・・」

キュゥべえ『——君は、本当に神になるつもりかい?』

翔太郎「か、神!?まどかが!?」

マミ『鹿目さん。それがどんなに恐ろしい願いかわかっているの?』

マミ『未来と過去と、全ての時間で、あなたは永遠に戦い続けることになるのよ』

マミ『そうなればきっと、あなたはあなたという個体を保てなくなる』

マミ『死ぬなんて生易しいものじゃない。未来永劫に終わりなく、魔女を滅ぼす概念として、この宇宙に固定されてしまうわ』

翔太郎「え、永遠に!?」

照井「概念として宇宙に固定される!?」

杏子『いいんじゃねぇの。やれるもんならやってみなよ』

杏子『戦う理由、見つけたんだろ?逃げないって自分で決めたんだろ?なら仕方ないじゃん。後はもう、とことん突っ走るしかねぇんだからさ』

照井「何を言っているんだ杏子!?全然、良くないぞッ!!」

マミ『あなたは希望を叶えるんじゃない。あなた自身が希望になるのよ。私達、全ての希望に』

翔太郎「頼む!!マミさんッ!!杏子ッ!!2人ともまどかを止めてくれぇぇぇぇぇぇ!!ていうか、なんで、さやかちゃんがいねぇんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

フィリップ(流石、翔太郎・・・そこに突っ込むか)

まどか『ううん。大丈夫』

まどか『私の願いは、全ての魔女を消し去ること』

まどか『本当にそれが叶ったんだとしたら、私だって、もう絶望する必要なんて、ない!!』

照井・翔太郎「まどか・・・・」

キュゥべえ『これで君の人生は——始まりも、終わりもなくなった』

キュゥべえ『この世界に生きた証も、その記憶も、もう何処にも残されていない。 君という存在は、一つ上の領域にシフトして、ただの概念に成り果ててしまった』

キュゥべえ『もう誰も君を認識できないし、君もまた、誰にも干渉できない』

翔太郎「そんな・・・」ガックシ

ほむら『これがまどかの望んだ結末だって言うの?こんな終わり方で、まどかは報われるの!?冗談じゃないわ!!』

照井「その通りだ!!なぜ、まどかみたいな子が・・・」

まどか『ううん。違うよ、ほむらちゃん』

まどか『今の私にはね、過去と未来の全てが見えるの。かつてあった宇宙も、いつかあり得るかもしれない宇宙も、みんな』

まどか『だからね、全部わかったよ。いくつもの時間で、ほむらちゃんが、私のためにがんばってくれたこと、何もかも』

翔太郎「それって、つまり・・・」

まどか『ほむらちゃん、ありがとう』

まどか『あなたは私の、最高の友達だったんだね』

照井「最高の友達か・・・だが、折角ほむほむの気持ちが伝わったとしても・・・」

まどか『これからの私はね、いつでもどこにでもいるの。だから見えなくても聞こえなくても、私はほむらちゃんの傍にいるよ』

ほむら『まどかは・・・それでもいいの?私はあなたを忘れちゃうのに?まどかのこと、もう二度と感じ取ることさえできなくなっちゃうのに!?』

翔太郎「肝心のまどかがいなくなったら意味が・・・」

まどか『ううん。諦めるのはまだ早いよ。ほむらちゃんはこんな場所まで付いて来てくれたんだもん』

まどか『ごめんね。私、みんなを迎えに行かないと』

まどか『いつかまた、もう一度ほむらちゃんとも会えるから。それまでは、ほんのちょっとだけお別れだね』

ほむら『まどかあぁぁぁッ!!』

照井・翔太郎「まどかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

さやか『・・・何か、手間かけさせちゃったね』

まどか『ううん。こっちこそごめん』

翔太郎「さやかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!良かった無事だ・・・」

さやか『そうだよ。私はただ、もう一度、アイツの演奏が聴きたかっただけなんだ。あのヴァイオリンを、もっともっと大勢の人に聴いてほしかった』

さやか『それを思い出せただけで、十分だよ。もう何の後悔もない』

さやか『まあ、そりゃ…ちょっぴり悔しいけどさ。仁美じゃ仕方ないや。恭介にはもったいないくらいいい子だし・・・幸せになって・・・くれるよね』

翔太郎「え?」

まどか『じゃ、行こっか』

さやか『うん』

翔太郎「行くってどこに・・・」

杏子『ん・・・さやかは?オイ、さやかはどうした?』

マミ『行ってしまったわ・・・円環の理に導かれて』

マミ『美樹さん…さっきのあの一撃に、全ての力を使ってしまったのね』

翔太郎「」ナンデサヤカダケ

照井「左ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」ユサユサ

フィリップ(正直、脚本家の所に殴り込みに行かないか不安だったけど気絶するだけで済んだか)

杏子『バカ・・・やっと友達になれたのに』

マミ『それが魔法少女の運命よ。この力を手に入れた時からわかっていたはずでしょう』

マミ『希望を求めた因果が、この世に呪いをもたらす前に、私達はああやって、消え去るしかないのよ』

照井「(良かった・・・杏子は無事だ)消え去る?そうか、まどかの祈りによって変わったのか」

ほむら『まどか・・・』

マミ『暁美さん・・・?まどかって・・・」

杏子『誰だよ?』

照井「だが、ほむほむ以外は誰もまどかの事を覚えていない、か・・・」

タツヤ『まどか、まどかぁ!』

ほむら『うん、そうだね。そっくりだよ』

照井「!?」

詢子『たまにね。すっごく懐かしい響きだなって思うことがあるんだよね・・・。まどか・・・』

ほむら『そうですか』

照井「タツヤが覚えているから母親も、と思ったが・・・」

詢子『お?そのリボン、すごくかわいいね。アタシの好みにド直球だわぁ。ちょっとビックリしたくらい』

ほむら『差し上げましょうか?』

詢子『あははは、こんなおばさんには似合わないって。まあ娘とかいたら?付けさせたかもしれないね』

照井「そうだな・・・・きっと似合っているだろうな」

キュゥべえ『人間の感情エネルギーを収集する方法としては、確かに魅力的だ』

キュゥべえ『そんな上手い方法があるなら、僕たちインキュベーターの戦略も、もっと違ったものになっただろうね』

照井「まどかがいなくなったのに何故こい・・・」

翔太郎「なんでコイツだけのうのうと生きているんだよッ!!おかしいだろッ!!」ガバッ

フィリップ(まさか、あの状態から復活するとは・・・流石、父さんの精神攻撃から立ち直っただけの事はある)

キュゥべえ『やっぱり理解できないなあ、人間の価値観は』

照井「貴様なんぞに理解なんかしてもらう必要はない!!」

翔太郎「全くだ!!俺達がTVに入れないのを良い事に好き放題やりやがって!!」

フィリップ(まだ言ってる・・・)

ほむら『たとえ、魔女が生まれなくなった世界でも、それで人の世の呪いが消え失せるわけではない』

ほむら『世界の歪みは形を変えて、今も闇の底から人々を狙っている』

ほむら『悲しみと憎しみばかりを繰り返す、救いようのない世界だけれど・・・だとしてもここは、かつてあの子が守ろうとした場所なんだ』

ほむら『・・・それを、覚えてる。決して、忘れたりしない……だから私は、戦い続ける』

照井「これで終わりか・・・」

翔太郎「だが、なんだろうな・・・このモヤモヤとした気持ち・・・」

照井「ああ、どうにもスッキリしないな」

フィリップ「まぁ気持ちは分かるよ」

翔太郎「さやか・・・何も出来ず見ているだけでゴメンな・・・とりあえずまどかと円環の理でゆっくり休んでくれよ」

照井(ほむほむ、マミさん、そして杏子・・・本当にすまない。だが、これからもどうか希望を捨てずに頑張ってくれ・・・)

照井「しかし、結局ほむほむはこれで満足したんだろうか?」

翔太郎「どうなんだろうな?最後の台詞を聞く限りは一応納得していたみたいな感じだったが・・・」

照井「俺は到底、納得出来ないがな。諸悪の根源であるインキュベーダーが健在なのが何より許せん」

翔太郎「確かにそうだけどよ、フィリップの言う通り俺達はTVに入れないし、どうする事も出来ないんだよな」

照井「・・・・やりきれんな」

翔太郎「本当にな」

照井・翔太郎「はぁ・・・」

フィリップ(これはしばらく後を引きそうだな・・・念の為、外伝の事は教えないで良かったよ。もし教えたいたらと思うとゾッとするね)

照井「さて今日は所長も帰ってくる日だし、そろそろ帰るか・・・」

翔太郎「そうか・・・おつかれさん」

照井「お前もな。では、これにて失礼する」ガチャ

翔太郎「おお、またな」

バタン

翔太郎「・・・悪いがフィリップ、俺も疲れたから先に休ませてもらうぜ」

フィリップ「分かった、ゆっくり休んでくれ」

翔太郎「ああ、そうさせてもうらうぜ。じゃあ、また明日な」ガチャ

バタン

フィリップ「はぁ・・・一時はどうなるかと思ったけど、なんとか何事もなく終わったか」

ミック(おつかれさん)

フィリップ「しかし、2人があそこまで夢中になるとは思わなかったよ」

ミック(あんな奴等にミュージアムを壊滅させられたと知ったら皆なんて思うやら・・・)

フィリップ「だが、これでもう一安心だ。という訳で僕も今日は休むとしよう」ガチャ

バタン

ミック(・・・・・)

ミック(どうだろう・・・まだ、一波乱起こりそうな気がする)

———
——

はい、なんとか12話まで終わりました

最初はこのまま最後まで書いてから投稿しようかなと思ったりしたけど、とりあえずここで一区切りする事にしました
しかし改めてみると酷い内容だ・・・

では、また

乙!!

まどポのEXシナリオのオチで発狂とかそんなか?
まあ、外伝漫画2作にも触れて欲しかったけど・・・・まあ、場合によっては照井が借りてきちゃうんだろな。

さあ!まどポのマミ、さやか、杏子の魔女化ルートをやらせろください!

さやかはなんで2つも魔女化ルートがあるんだ…

どっちも原作より酷い…


思ったより長くなりそうなんで途中まで投下します

翌日

—鳴海探偵事務所—

翔太郎「はぁ・・・」ボケー

亜樹子「もう・・・旅行から帰ってきて、折角お土産も買ってきたというのに翔太郎君はこの有り様。いくら以前と比べてドーパント犯罪が減っているからとはいえ気が緩みすぎじゃないの?」

翔太郎「あー・・・そうだな」

亜樹子「全く・・・竜君といい、翔太郎君といい、一体どうしちゃったのよ」

フィリップ「照井竜もこんな感じなのかい?」

亜樹子「そうよ。愛する妻が戻ってきたというのに・・・」

フィリップ(やはり、すぐには立ち直れないか)

亜樹子「寝言で杏子とか言っていたから最初は浮気しているのかと思ったけど、そんな事をしている様には見えないぐらい我心ここに在らずっていう感じだったし・・・フィリップ君、何か心当たりない?」

フィリップ「いや、特に何も・・・(魔法少女まどか☆マギカを見て、2人はこうなったなんて言ったら、間違いなく亜樹ちゃんの怒りがマキシマムドライブするだろうから、ここは黙っておこう)」

亜樹子「そっか・・・でも、2人がこんな状態になるなんて只事じゃないと思うんだけどなぁ・・・」

フィリップ「(亜樹ちゃん鋭いね)そのうち、いつもの2人に戻るさだろうし、そこまで心配する事はないんじゃないかな?2人の事は亜樹ちゃんも良く知っているだろ?」

亜樹子「それは知っているけど・・・」

フィリップ「今までドーパント犯罪で2人共大変だったろうし、偶にはこうやって気を休めるのも良いと思うけどな?」

亜樹子「うーん・・・それにしては気が緩み過ぎているような」

フィリップ「時が経てば、そのうち元に戻るさ」

亜樹子「そういうもんかな」

—風都警察署超常犯罪捜査課—

照井「はぁ・・・・」ボケー

刃野「おい真倉。お前どうして課長がああなったか知っているか?」

真倉「僕が知っている訳ないでしょ。確かに昨日の朝はボーッとしてましたけど帰る時は普通に元気でしたし・・・(まぁ恐らくまどマギを見たんだろうけど、いくらなんでもハマりすぎでしょ)」

刃野「たくっ・・・今日、本庁から視察の人が来るっていうのに・・・」

トゥルルルル

刃野「ああ、もう!!どうして、こういう時に限って電話が・・・はい、こちら超常犯罪捜査課・・・」ガチャ

照井(なんか、もう)

刃野「なにッ!?・・・」

照井(全てがどうでも良くなってきたというか)

刃野「分かった。すぐ行く」ガチャ

真倉「事件ですか?」

刃野「ああ。またドーパントが街で暴れているらしい」

真倉「またですか。なんで、こうも同じ時間帯に事件が起こるんですかねぇ・・・朝ぐらいゆっくりしたいですよ」

刃野「知るかよ。文句言うならドーパントにでも言うんだな。それより・・・課長ッ!!」

照井「・・・・」ボケー

真倉「課長ッ!!聞こえてますかッ?」

照井「杏子・・・」ボケー

真倉「こりゃダメっすね」

刃野「仕方ない。こうなったら引っ張ってでも行くぞ!!真倉そっちを持て」

真倉「はいはい、分かりました(やれやれ、こんな事になるんなら課長にまどマギを貸すんじゃなかったよ)」

キャー
ニゲロー
ワーワー

ドーパント「わーはっはっは!!逃げろ!!怯えろ!!竦め!!よくも今まで俺をキモイだのなんだの馬鹿にしてくれたな!!俺を怒らせたらどうなるか思い知らせてやるぜ!!」

ブロロロロロロ

真倉「こりゃ酷い・・・」

刃野「ドーパントの野郎、好き放題暴れやがって」

照井「はぁ・・・・」ボケー

刃野「現場に連れてくれば元に戻ると思ったが・・・」

真倉「こうなったら仮面ライダーになんとかしてもらうしかないですね」

刃野「馬鹿野郎!!そんな悠長な事言ってる暇ないだろ!!」

真倉「でも俺達だけじゃ無理ですよ」

刃野「だからってお前な・・・ん?」

ブロロロロロロ

亜樹子「あ、刃野刑事に真倉刑事!!それに竜君!!」

翔太郎「・・・」ボケー

刃野「ああ、誰かと思ったら君達か。ここは危ないから早く逃げた方が良いぞ」

亜樹子「逃げたほうが良いって・・・刃野刑事達はどうするんですか?」

刃野「俺と真倉でアイツを何とかする。仮面ライダーもすぐには来れないみたいだしな」

真倉「え?刃さん本気ですか!?無茶ですよ!!」

刃野「無茶だろうがアイツをこれ以上放って置く訳にはいかんだろ!!」

亜樹子「(もう来ているんだけね。とりあえず・・・)ちょっと待った!!ここは翔太郎君が時間を稼ぐから2人は避難誘導を!!」

刃野「おいおい・・・いくらなんでもそれは出来ないよ」

亜樹子「何言ってんのよ。翔太郎君が今までどれだけのドーパント事件に関わってきたと思っているの?これぐらいどうって事ないわよ!!」

刃野「そりゃ、“いつもの”翔太郎ならな。悪いがどう見ても気が抜けてる今の翔太郎には任せられんよ」

亜樹子「こ、これは・・・そう、明鏡止水の境地よ」

刃野「はぁ?明鏡止水の境地?」

亜希子「そう、今の翔太郎君は一見、ボケーッとしているように見えるかもしれないけどそれは静止している水のように怒りや憎しみと言った邪まな心が一切なく、とぉぉぉぉぉっても落ち着いているからなのよ」

刃野「いや、どう見てもただボケーッとしているようにしか・・・」

真倉「刃さん!!ここは探偵達に任せて俺達は市民を安全な所に避難させましょう!!」

刃野「お前、そんな事言って単にそっちの方が安全だから・・・」

真倉「何言っているんですか!!逃げ惑う市民を見捨てる気ですか!!」

刃野「行くって・・課長はどうすんだよ?」

真倉「探偵達がいるし大丈夫しょ。というか課長はちょっとやそっとじゃ死なないし問題無いですって」

刃野「問題無いって仮も自分の上司を・・・」

真倉「良いからゴチャゴチャ言わないで行きますよ!!」グイッ

刃野「ちょっ・・いきなり引っ張るな!!あ〜もう・・・こうなったら仕方がない。そっちは任すけど、くれぐれも無茶はしないでくれよ」ズルズル

亜樹子「分かってますって!!」

真倉「そんじゃ、後は頼みましたぁぁぁぁぁ!!」

タッタッタッタッタ・・・

亜樹子「行ったか・・・良し!!これで心置きなく戦えるわね!!という訳で2人共!!」

照井・翔太郎「・・・・」ボケー

亜樹子「ちょっと、いつまでそうしているのよ!!早く変身しなさいよ!!」

翔太郎「だとさ」

照井「そうか・・・」

亜樹子「アンタ達いい加減にしなさいよ!!いつまでそうしている気!?」

ドーパント「何か騒がしいと思ったら、まだ、こんな所に馬鹿共がいたのか」

亜樹子「あ、やばい・・・」

ドーパント「どうやら、まだ俺の恐ろしさが分からないみたいだな・・・なら見せてやるぜ!!このメモリの力をな!!」

亜樹子「何をする気よ!!」

ドーパント「こうするんだよ!!出でよ!!我、嫁達!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・

亜樹子「きゃっ!!」

シュウウウウウ

まどか「・・・・」

さやか「・・・・」

ほむら「・・・・」

マミ「・・・・」

杏子「・・・・」

亜樹子「ええええええええええ?いきなり女の子が現れた!?しかも何あのメルヘンチックな格好!?」

照井・翔太郎「!?」

ドーパント「どうだ!!見たか!!これがこのメモリの力だ!!」

亜樹子「見たか!!って・・・何が起こったのよ」

フィリップ「成程。そういう事か」

亜樹子「フィリップ君!?何時の間に・・・」

フィリップ「今、エクストリームメモリに乗って来たんだよ。それより、あのメモリが何なのか分かったよ」

亜樹子「え?本当?」

フィリップ「ああ、奴のメモリはIMAGINAION。自分のイメージを現実世界に具現化する事が出来るメモリさ」

亜樹子「じゃあ、あの女の子達はアイツがイメージした女の子なの?」

フィリップ「正確に言うとイメージしたアニメのキャラクラターを具現化したといった所かな?」

イマジネーションドーパント「その通り!!良く分かったな!!」

亜樹子「え?アニメのキャラクター?一体、何のアニメのキャラクターな・・・」

翔太郎「さやかちゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」

亜樹子「うわっ!?いきなり元気になった!?というか、さやかちゃんって誰?」

翔太郎「良かった・・・円環の理から帰って来れたんだな!!」

亜樹子「円環の理?ちょっと翔太郎君、いきなりどうしちゃったの?」

照井「さやかだけではない!!ほむほむ、マミさん、杏子・・・それにまどかもいるぞ!!」

亜樹子「竜君まで・・・あれ?というか杏子って名前どこかで聞いたような気が・・・あーーーーー!!もしかして竜君が寝言で呼んでいたのって・・・」

フィリップ(まずい・・・)

亜樹子「あの子達の事!?ハッ・・・もしや2人の様子が変だった原因って」

フィリップ「(これはもう覚悟するしかないか)お察しの通り、あの女の子達が出てくるアニメが原因だよ」

亜樹子「・・・・・・」

フィリップ「亜樹ちゃん?」

亜樹子「・・・・・ぁ」

フィリップ「あ?」

亜樹子「アホかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

フィリップ「!?」

翔太郎「ああ!?亜樹子!!今なんて言った!?」

亜樹子「アホって言ったのよ!!いい歳した男2人がアニメ如きにそこまで影響されているとか・・・これがアホじゃなきゃ何なのよ!!」

フィリップ(ぐうの音も出ないぐらい正論だね)

照井「いくら所長でもその発言が聞き逃せんな。そもそも俺達がアニメに夢中になって何の問題があるんだ?」

翔太郎「俺達は誰にも迷惑かけていないし、お前にそんな事を言われる筋合いはねぇぜ!!」

イマジネーションドーパント「そいつ等の言う通りだ!!何でもかんでも勝手な思い込みでもの言いやがって!!これだから3次元の女は嫌いなんだ!!」

亜樹子「人を散々、心配させておいて何言ってんのよ!!そもそも、なんでドーパンドまで話に加わってんのよ!!」

イマジネーションドーパント「加わったら悪いか!!」

亜樹子「うっさい!!あんたはすっこんでなさい!!私は今、翔太郎君と竜君と話しているの!!」

イマジネーションドーパント「なんだとぉ!?この女!!さっきの発言といい、一体何様のつもりだ!!二度とそんな事が言えなくなるようにしてやる!!行くぞぉぉぉぉ!!我、嫁達よぉぉぉぉ!!」

まどか・さやか・ほむら・マミ・杏子「はぁ〜い」

亜樹子「こ、今度は何をする気よ」

フィリップ「我・・・」

翔太郎「嫁達って」

照井「杏子達に何をさせる気だ?」

申し訳ないが、眠くなってきたから今日はここまで
中途半端でごめんね

>>154>>155
どんな内容か、私気になります

>>172
アバレキラー「俺が悪者なわけないしな」

>>173

ローズマリー「貴方は」
草加「こっち側だろう?」

ニチアサ外道トリオ……

今日で絶対、終わらせたる
それと今回の投稿内容はかなりアレな展開となっています。そういうのが嫌な人はまわれ右して戻る事をお勧めします(今更かもしれませんが)
では始めます

マジネーションドーパント『ふぅ〜・・・疲れたぜ。これで終わりだぜ!実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりだったんだけどよぉー・・・本当は話のネタなんか無かったが厚意を無駄にするわけには行かないから流行りのネタで挑んでみたぜ。というわけで以下、俺の嫁達からみんなへのメッセージだ!』

まどか『みんな、見てくれてありがとう。ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!』

さやか『いやーありがと!私のかわいさは二十分に伝わったかな?』

マミ『見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・』

杏子『見てくれありがとな!正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!』

ほむら『・・・ありがと』ファサ

イマジネーションドーパント『では・・・』

まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、イマジネーションドーパント『皆、ありがとうございました!』

まどか、さやか、マミ、京子、ほむら『って、なんで俺くんが!?改めまして、ありがとうございました!』

〜終〜

イマジネーションドーパント「どうだ!!見たか!!」

フィリップ・亜樹子「(  ゜Д゜)」ポカーン

照井・翔太郎「・・・・」

イマジネーションドーパント「ふっふっふ・・・あまりの凄さに驚いて声も出ないようだな」

亜樹子「・・・・ええ、本当その通りよ」

フィリップ「イタい、イタすぎる。何故、衆人環境であんな真似が出来るんだ?僕には理解できない」

亜樹子「イタいというか純粋に気持ち悪いわ。いくら翔太郎君や竜君でもあそこまで酷くは・・・」

照井「そうか、ああいう愛し方もあるという事か。勉強になるな」

翔太郎「ただ暴れるだけしか能の無いドーパントだと思ってたが中々やるぜ」

フィリップ・亜樹子「」

イマジネーションドーパント「ほぉ、これが分かるとは・・・お前等もやるな」

亜樹子「なにドーパントと意気投合してんのよ!!とっと変身して倒しなさい!!」

翔太郎「はぁ!?アイツと戦うって、つまり、さやかちゃん達と戦うって事か?そんな事出来る訳ねぇだろ!!」

照井「所長!!君は俺にその手で妹を倒せと言うのか!?」

亜樹子「あ・の・ね。あれはアイツのイメージなのよ!?本物じゃないの!!というか妹ってどういう事よ!!」

フィリップ「亜樹ちゃんの言う通りだ。あれはあのドーパントのイメージが具現化しただけの偽物、いわば人形だ。倒しても何の問題も・・・」

翔太郎「フィリップ・・・お前の口からそんな台詞は聞きたくなかったぜ」

照井「例え偽物だろうが人形だろうが彼女達が現にこうして目の前にいるのだぞ!?それを倒せとは・・・」

イマジネーションドーパント「お前等、何を勘違いしているのか知らんが俺は嫁達を戦わせるつもりなんてないぞ?キュウべぇじゃ、あるまいし・・・そもそも、こんな可愛い子を戦わせるとか常識的に考えてありえんだろ」

照井「全くだ」

翔太郎「本当にな」

樹子「アンタ等ねぇ・・・」

イマジネーションドーパント「それに、もし嫁達に何かあったら夜のお楽しみが台無しになるじゃないか」

照井「は?」

翔太郎「おい、今アイツ何て言った?」

亜樹子「よ、夜のお楽しみって、アンタまさか・・・」

イマジネーションドーパント「お前が想像している通りだよ。あえて言うならR-18って所かな?」

フィリップ「な、何て奴だ・・・今まで色んなメモリ犯罪者を見てきたが、色んな意味でここまで酷いのは初めてだ」

亜樹子「私、気分が悪くなってきた・・・」

イマジネーションドーパント「けっ、どいつもこいつも似たような事ばかり言いやがって・・・人を愛する事がそんなに悪い事かよ」

亜樹子「別に悪くないわよ。ただアニメのキャラにそこまで惚れ込むのが、どうかしているって言っているのよ!!」

イマジネーションドーパント「ふん!!別にお前等なんかに理解してもらえるなんて最初から思って・・・」

翔太郎「おい、お前!!それ以上、その薄汚い口を開くんじゃねえ!!」

フィリップ「翔太郎!?」

照井「よくも杏子達を貴様の汚らわしい欲望の捌け口にしてくれたな!!」

亜樹子「竜君!?」

翔太郎「フィリップ、さっきは悪かったな。だが、もう大丈夫だ。いくぜ!!」ガチャ

フィリップ「わ、分かった」ガチャ

\サイクロン!!/\ジョーカー!!/

翔太郎・フィリップ「変身ッ!!」

照井「所長、今まで色々とすまなかった。奴を一刻も早く倒さなければならないというのに・・・」

亜樹子「(急にいつもの竜君に戻った)別に良いわよ。それより早く・・・」

照井「ああ」ガチャ

\アクセル!!/

照井「変・・・身ッ!!」

イマジネーションドーパント「な!?お前等が仮面ライダーだったのか」

ダブル(翔太郎)「そういう事だ。観念しやがれ!!」

アクセル「よくも杏子・・・俺の妹に対して破廉恥な真似をしてくれたな!!覚悟しろッ!!」

ダブル(フィリップ)(若干、動機が不純だが・・・)

亜樹子(戦う気になってくれただけマシなのかな?)

イマジネーションドーパント「おのれ、このままでは・・・」

杏子「ちょっと、そこの赤いの。さっきから何、勝手に人を妹呼ばわりしてるわけ?」

アクセル「杏子・・・確かに俺は君が苦しんでいる時、何も出来なかったが・・・」

杏子「アタシの兄はこいつだけだ。アンタなんかの妹じゃないよ」

イマジネーションドーパント「お、おお!!杏子、お前・・・」ホロリ

アクセル「ウソダ・・・キョウコガアンナヤツニ」チーン

ダブル(翔太郎)「て、照井!?杏子、何言っているんだ!!こいつがどれだけお前を心配したと・・・」

さやか「そんなの知らないわよ。つか、アンタ、さっき私の事をちゃん付けで呼んでいたけど馴れ馴れしく呼ばないでくれる?」

ダブル(翔太郎)「さやかちゃん!?」

まどか「見た目もちょっと怪しいというか変だしね。そんな人達にちゃん付けで呼ばれるのは止めて欲しいかな?って」

ダブル(翔太郎)「へ、変!?怪しい!?」グサッ

ほむら「まどかの言う通りね。あの見た目は変を通り越してダサ過ぎるわ」

ダブル(翔太郎)「だ、ださい!?」グサッ

マミ「そもそも、あんなに優しいお兄ちゃんを攻撃しようなんて許せないわ。もし、お兄ちゃんを傷つけるというなら私が相手になるわよ?」ジャキッ

ダブル(翔太郎)「」チーン

ダブル(フィリップ)『翔太郎!!しっかりしてくれ!』

イマジネーションドーパント「どうやら勝負あったようだな」

亜樹子「ちょっと、アンタ達何やってんのよ!?しっかりしなさい!!」

イマジネーションドーパント「では止めと行くか。と、その前に・・・我が嫁達よ、これ以上ここにいるのは危険だから先に戻っていろ」

まどか「うん、分かった」シュウウウ・・・

ほむら「お言葉に甘えてそうさせてもらうわ」シュウウウ・・・

マミ「でも無茶だけはしないでね」シュウウウ・・・

さやか「あんな奴等に負けないでよ?」シュウウウ・・・

杏子「もし負けたら只じゃおかねぇからな」シュウウウ・・・

イマジネーションドーパント「愛しい奴らめ・・・だが安心しろ、俺は負けん!!というわけで出でよ!!ドーパント軍団よ!!」

ドーパント軍団「ヒャッハァァァァァァァァァァァ!!」

亜樹子「嘘!?あれ全部、今まで倒してきたドーパントじゃないのよ」

ダブル(フィリップ)『このままでは・・・翔太郎!!』

ダブル(翔太郎)「ゼツボウガ」

亜樹子「竜君!!」

アクセル「オレタチノゴールダ」

イマジネーションドーパント「今が好機!!さぁ仮面ライダーを倒すのだ!!」

ドーパント軍団「覚悟しろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ダブル(フィリップ)『くっ・・・ここまでか』

亜樹子「そんな・・・」

イマジネーションドーパント「ハーハッハッハ!!見たか!!イタさは強さだぜ!!」

\スキャニングチャージ!!/

イマジネーションドーパント「ん?なんだ?」

???「セイヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

妄想ドーパント軍団「ぎゃあああああああああああああああああ!!」

ドカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!

亜樹子「え?」

\ブレストキャノン!!セルバースト!!/

???「ブレストキャノンシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥト!!」

妄想ドーパント軍団「うわあああああああああああああああああ!!」

ドカァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!

ダブル(フィリップ)『君達は・・・』

???「お久しぶりです。翔太郎さん、フィリップさん」

ダブル(フィリップ)『君はオーズ・・・火野映司』

???「なんとか間に合ったな」

亜樹子「アンタ、確か結婚式の時の・・・」

ダブル(フィリップ)『どうして、ここに?』

オーズ「俺はここの近くに用事あって、折角だから翔太郎さん達に会おうと思って来たんですけど、そしたら偶然、後藤さんと会って・・・」

バース「その後、こっちで騒ぎが起こっているようだから火野と一緒に駆け付けたというというわけだ」

亜樹子「アンタはなんで風都に?」

バース「俺は本庁からの命令で超常犯罪捜査課の視察に来たんだ」

ダブル(フィリップ)『そういう事だったのか』

イマジネーションドーパント「クソォォォォォォォォォォォォォ!!何だお前等!?後少しで仮面ライダーを倒せたというのに・・・許さんぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

オーズ「またドーパントが現れた?」

バース「どうなってんだ?」

ダブル(フィリップ)『あれが奴の能力なんだ。イマジネーションドーパントを倒さない限りいくらでも現れてくる』

オーズ「それなら、あのドーパント達は俺達がなんとかします!!」

バース「その間に2人はアイツを!!」

ダブル(フィリップ)『2人共・・・すまない』

オーズ「気にしないでください。前にも言ったでしょ?仮面ライダーは・・・」

ダブル(翔太郎)「助け合いでしょ!!だろ?」

ダブル(フィリップ)『翔太郎!!』

ダブル(翔太郎)「映司、悪いがアイツ等は任せたぜ」

アクセル「後藤刑事、来てもらって申し訳ないが奴等を頼んだ」

オーズ「任せてください!!」

バース「行くぞ火野!!」

オーズ「ハイ!!」

ダッダッダッダ・・・・

ダブル(翔太郎)「頼りになる後輩達だな」

アクセル「ああ、後輩達が頑張っているんだ。俺達が頑張らない理由はあるまい」

ダブル(翔太郎)「それによくよく考えて見れば、さやかちゃん達の様子もなんか変だったしな」

アクセル「恐らく、あのドーパントに洗脳されてたのだろう・・・全く忌々しい奴だ」

亜樹子「いや、だから・・・」

ダブル(フィリップ)(亜樹ちゃん、2人もやる気を出した事だし、ここは黙っておこう)

亜樹子(そうだね)

ダブル(翔太郎)「さぁ、覚悟しやがれ!!この変態野郎が!!」

アクセル「貴様を倒し杏子達を助けだしてみせる!!」

イマジネーションドーパント「ふざけんな!!折角、イマジネーションメモリという希望を手にしたのに、こんな所で負けてたまるかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ダブル(翔太郎)「そうかい。だが悪いが一気に決めさせてもらうぜ!!」

\ヒート!!/\トリガー!!/

ダブル(翔太郎)「フィリップ!!このままマキシマムドライブだ!!」

ダブル(フィリップ)『了解だ!!』

\トリガー!!マキシマムドライブ!!/

ダブル(フィリップ)『トリガーエクスプロー・・・』

ダブル(翔太郎)「ティロ・フィナーレ!!」

ちゅどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!

イマジネーションドーパント「うお!?危ね」

ダブル(翔太郎)「クソッ!!避けやがったか」

ダブル(フィリップ)『翔太郎、今のは?』

ダブル(翔太郎)「決まってんだろ!!マミさんのティロ・フィナーレだよ」

アクセル「あんな豆鉄砲がティロ・フィナーレだと!?貴様はマミさんを侮辱しているのか!!」

ダブル(翔太郎)「ああ!?飛び道具がない、お前が何言ってやがる!!」

アクセル「馬鹿め!!忘れたか?俺にはこれがあるという事を・・・来い、ガンナーA!!」

ダブル(翔太郎)「しまった、照井にはアレがあったか」

イマジネーションドーパント「なんだか、やばそうだな。ここは逃げ・・・」

亜樹子「アンタ達、真面目にやりなさい!!ドーパントが逃げようとしているでしょうが!!」

ダブル(翔太郎)「ッ!?野郎、逃がすか!!」

\ルナ!!/\トリガー!!/

ドキュン!!ドキュン!!

イマジネーションドーパント「クッ、これでは・・・」

ダブル(フィリップ)『照井竜!!今のうちにとどめを!!』

アクセル「分かった!!喰らえ!!これが本当のティロ・フィナーレだぁぁぁぁぁ!!」

イマジネーションドーパント「クソォォォォォォォォォォォォォォォ!!こんな奴等に負けるなんて・・・」

ドバァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!

ダブル(翔太郎)「ふぅ・・・何とかなったな」

アクセル「ああ、これで杏子達も元に戻るだろう」

亜樹子「全く、コイツ等は・・・ん?あのドーパントだった男の様子が・・・」

イマジネーションドーパントだった男「もうお終いだ・・・あのメモリが無かったら・・・俺は・・・」

ピキピキ

ダブル(フィリップ)『!?』

映司「やりましたね、翔太郎さん・・って、何これ!?」

後藤「体中から紫色のヒビが出ているぞ。一体何が・・・」

ダブル(翔太郎)「分からねぇ・・・」

アクセル「いつも通り、メモリブレイクしたと思ったんだが・・・」

???「おい!!アンタ達、何やってんだ!!」

亜樹子「え?何って・・・ドーパントを退治してたんだけど」

???「ドーパント?なんだよ、それ?それよりこのままじゃファントムが生まれるぞ!!」

ダブル(翔太郎)「は?ファントムだ?」

ダブル(フィリップ)『すまないがファントムとは?』

???「説明は後だ!!まずはこの人を助けるのが先だ」カチッ

\ドライバーオン!!プリーズ!! シャバドゥビタッチヘーンシーン!! シャバドゥビタッチヘーンシーン!!/

亜樹子「!?」

アクセル「あれは・・・ベルトか?」

???「変身ッ!!」

\フレイム!!プリーズ!!ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!!/

火野(随分、賑やかなベルトだなぁ)

後藤(お前にだけは言われたくない)

???「さぁ、これを付けて」

イマジネーションドーパントだった男「あ・・・お前は・・・」

???「安心してくれ。アンタを絶望させたりなんかさせない」

\エンゲージ!!プリーズ!!/

亜樹子「嘘!?男の中に入った!?」

ダブル(翔太郎)「そんな馬鹿な・・・」

—アンダーワールド—

\チョーイイネ!キックストライク!!サイコー!!/

???「ハァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

ファントム「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」

チュドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!

???「ふぃ〜・・・なんとか間に合ったな。ん?これは・・・」

———
——


???「よっと」

亜樹子「あ、出てきた」

翔太郎「お前、一体何者なんだ?」

???「俺か?俺は操真晴人。ただのおっせかいな魔法使いさ」

照井「魔法使いだと!?」ガタッ

火野「魔法って・・・おとぎ話なんかで出てくる、あの魔法?」

後藤「この時代に魔法使いとは・・・俄かには信じられんな」

晴人「俺にそんな事言われてもな」

フィリップ「ともかく、ここで立ち話もなんだし、もし良ければ事務所で詳しい話を聞かせてくれないか?」

晴人「ああ、別に構わないぜ」

翔太郎「良し、そんじゃ事務所に戻るとするか」

見ている人がいるか分からないけど、ちょっと中断します

投稿を再開します

—鳴海探偵事務所—

フィリップ「強力な魔力を持ち、且つ絶望の種を抱えた人間”ゲート”を絶望させる事で生まれる怪物“ファントム”か。実に興味深い」

亜樹子「で、アンタはファントムを生み出す可能性のあるゲートを守る為に戦っているって事?」

晴人「そういう事」

後藤「そして、さっきのドーパントだった男はゲートであり、俺達が奴の心の支えであったガイアメモリを破壊してしまった事で危うくファントムが生まれる所だった」

映司「知らなかったとはいえ、俺達のせいでファントムが生まれそうだったなんて・・・」

晴人「まぁ話を聞けばあのゲートもガイアメモリとかいうの使って暴れていたみたいだしな。それにアンタ達はファントムの事を・・・」

翔太郎「クソォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!俺達がインキュベーダーみたいに人を絶望させる所だっただと!?」

照井「あいつと同類になる所だったとは・・・おのれインキュベーダーめ、どこまでも舐めた真似をしてくれる」

晴人「インキュベーダー?いやゲートを絶望させようとしているのはファントムと言う奴等で・・・」

照井「だが、お前は俺達の知らない所で今までインキュベーダーと戦っていてくれたんだな」

翔太郎「ありがとよ!!」

晴人「え?あ、うん・・・」

映司(なんか、さっきから翔太郎さん達どこか様子がおかしくないですか?)ヒソヒソ

後藤(ああ、なんか会話が噛みあってないというか・・・そもそもインキュベーダ—とはなんだ?)ヒソヒソ

亜樹子(流石に・・・)

フィリップ(アニメに影響されて、あんな風になったなんて口が裂けても言えないよ)

晴人「しかし、さっきのアンダーワールドであんな事が起こるなんてな」

フィリップ「あんな事?」

晴人「ああ。ファントムを倒したら指輪が落ちていたんだ」

映司「いつもは落ちてないんですか?」

晴人「落ちてないな。いきなりサンタクロースが出てきて指輪をくれた事はあったけど、こんなケースは初めてだ」

後藤「(そっちの方がよっぽど変だと思うが)それはどんな指輪なんだ?」

晴人「これだ」

映司「確かに変わった指輪だな。女の子の顔が彫られているなんて」

後藤「それにこのウサギと猫を足したみたい奴は何だ?」

晴人「俺もさっぱり分からん。試しに使ってみたが何も起こらないし・・・」

亜樹子(ねぇ、あの彫られた女の子って、もしかして・・・)ヒソヒソ

フィリップ(間違いない。あれは・・・)ヒソヒソ

翔太郎「さ、さやかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

照井「貴様ァ!!杏子達に何をしたッ!!」

翔太郎「返答しだいじゃ、タダじゃおかねぇぞッ!!」

晴人「いや、だから俺は何も知らないって!!(さっきからなんなの、この人達・・・)」

亜樹子「ちょっと翔太郎君も竜君も落ち着いて!!」

ギャーギャーワーワー

映司「やっぱり、いつもと比べて翔太郎さん達おかしいですよ。一体どうしちゃったんです?」

後藤「火野の言う通りだ。照井刑事があそこまで情緒不安定になるなんて何かあったとしか思えない」

フィリップ「いや、それはその・・・」

翔太郎「待てよ?さっき、こいつ指輪を使ってアンダーワールドとか言う所に入ったみたいだが、これを使えば・・・」

照井「ッ!!まさか、お前は俺達の無念を知っていたからこの指輪を・・・」

翔太郎「そういう事か・・やっぱり、お前良い奴だったんだな!!」

照井「さっきはすまなかった。俺とした事がなんて早とちりを・・・」

晴人(もう、好きにしてくれ)

翔太郎「粋な後輩の意思を無駄にしない為にも・・・照井!!」

照井「ああ、行こう!!彼女達を助けに!!」

バタン・・・

映司「行っちゃった」

後藤「彼女達を救いに行くとか言っていたがなんの事だ?」

亜樹子「あの馬鹿共・・・地下ガレージなんかに行ってどうするつもりよ」

フィリップ「地下ガレージ、まさか・・・」

晴人「ん?どうかしたのか?」

フィリップ「みんな!!すまないが一緒に地下ガレージに来てくれないか?」

映司「別に良いですけど・・・」

後藤「何か分かったんですか?」

フィリップ「説明は後だ!!とにかく来てくれ!!」

亜樹子「なんか嫌な予感がする」

—鳴海探偵事務所地下ガレージ—

映司「あれ?誰もいない」

後藤「地下には、ここ以外の部屋はないのか?」

亜樹子「ここだけよ。リボルギャリ—はあるから外には出ていないみたいだけど」

晴人「それじゃあ、あの2人はどこにいったんだ?」

フィリップ「恐らく2人は・・・」

翔太郎『フィリップ!!聞こえるか?』

フィリップ「翔太郎!?今、どこに?」

翔太郎『悪いが今はそれどころじゃねぇ。とにかく変身だ!!』

亜樹子「翔太郎君達から?今、どこにいるって?」

フィリップ「それは分からないが、とにかく変身してくれと言っていた」

映司「変身?何があったんですか?」

フィリップ「それも教えてくれなかった。でも・・・」ガチャ

晴人「ベルトが現れた?」

フィリップ「変身すれば分かると思うし、ちょっと行って・・・」バタン

晴人「おいおい・・・いきなり倒れたけど大丈夫か?」

映司「大丈夫です。翔太郎さん達は変身の方法が少し変わっているだけで、いつもこんな感じですよ」

晴人「随分、変わった変身だな」

後藤「それで俺達はどうする?」

亜希子「とりあえずフィリップ君が戻ってくるのを待ちましょう」

———
——

ダブル(フィリップ)『さて、翔太郎の言う通り、変身したわけだが・・・』

シャルロッテ「キシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

さやか「いきなり男の人が空から落ちてきたと思ったら」

まどか「急に風が吹いて気づいた時には姿が変わってたけど」

マミ「一体、何が・・・」

QB「訳が分からないよ」

ダブル(フィリップ)『これはどういう事か説明してもらえるかい?』

ダブル(翔太郎)「別に大した事じゃねぇよ」

数分前

翔太郎「この指輪を使えば・・・」

照井「TVの中に入れるというわけか」

ビートルフォン(とうとう頭がイカレたか)

翔太郎「確かこうやって・・・」

\サヤカエンゲージ!!プリーズ!!/

翔太郎「お?上手くいったみた・・・」シュン

ビートルフォン(ッ!?嘘だろ・・・いきなり消えた?)

照井「おお!!やはり奇跡も魔法も存在してたんだな」

ビートルフォン(そんなアホな)

照井「では俺も行くとしよう」

\キョウコエンゲージ!!プリーズ!!/

照井「これでようやく杏子を・・・」

———
——

—魔女の結界—

マミ「ティロ・フィナーレ!!」

さやか「やった!」

シャルロッテ「アーン」

マミ「え?」

まどか・さやか「!?」

QB(これでまどか達は僕と契約する以外助かる方法は・・・)

翔太郎・照井「のわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

ゴツン!!

シャルロッテ「?」イテッ

マミ「え?」

まどか「いきなり男の人達が空から落ちてきた!?」

さやか「何あれ?どうなってんの?」

翔太郎「イテテテ・・・照井、大丈夫か?」

照井「なんとかな。どうやら何かがクッション代わりになったようだが・・・」

まどか「誰だか知らないけど早くそこから逃げてください!!」

翔太郎「ッ!?おい、照井見ろよ!!」

照井「どうやら俺達はついにTVの中に入れたようだな」

さやか「そこにいると危険です!!」

翔太郎「ん?危険って何が・・・」

シャルロッテ「キシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」イテエナ!コノヤロー!!

翔太郎・照井「・・・・・」

マミ「いけない、このままじゃ・・」

翔太郎・照井「お前ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

まどか・さやか・マミ「!?」

翔太郎「よくも“また”マミさんを殺そうとしてくれたな!!」

マミ(え?またってどういう事?)

照井「だが、こうして俺達がTVの中に入った以上、貴様の好きにはさせんぞッ!!」

まどか(TVの中?)

さやか(この人達、何言ってんの?)

翔太郎「フィリップ!!聞こえるか?」

フィリップ『翔太郎!?今、どこに?』

翔太郎「悪いが今はそれどころじゃねぇ。とにかく変身だ!!」

マミ「変身?」

まどか「もしかして、あの人達も魔法少女なのかな?」

さやか「いや、どう見てもあの人達は男でしょ」

翔太郎「お?サイクロンメモリが現れたな。照井、準備は良いか?」ガチャ

照井「問題ない。行くぞ!!」ガチャ

\サイクロン!!/\ジョーカー!!/

翔太郎「変身ッ!!」

\アクセル!!/

照井「変・・・身ッ!!」

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