許嫁「なにを大きくしてるんですか?」(136)

男「だって…」

許嫁「本当に最低ですね。この変態は」

男「この状況でたたないほうがおかしいだろ!」

許嫁「いやらしい目で見ないでください」

男「い、許嫁ェ…」ハアハア

許嫁「少しでも触れたらすぐにこの家から出ていきますから」

男(生殺しだ…)

許嫁「では、お先にあがりますので」ザバッ

男「!」

許嫁「…何をジロジロ見てるんですの?」

男「ご、ごめん」サッ

許嫁「あーあ、なんでこの私がよりによってこんな男と結婚式なんてしなくちゃならないのかしら」

男「…」

許嫁「学校にも仲のいい男性はたくさんいますのに」

男「…」

許嫁「は~」

男「……ごめんな」

許嫁「謝ったら済むとでも?」

男「…今日はもう寝るよ」

許嫁「待ちなさい」

結婚式てなんだよ

許嫁「どこにいくのかしら」

男「へ、部屋に…」

許嫁「何回言わせますの?」

男「でも…」

許嫁「次いやなことを言ったら今後口を聞いてあげませんから」

男「…はい」



許嫁「zzz」

男「…慣れないし寝れねえ」ハア

許嫁「ん…」

男「…やばい…理性が…」

男「あ、一度部屋で寝て朝早くここに戻ってくれば…」

男「…」コソコソ



男「よし、目覚ましかけたし寝るか」ニコニコ

ダダダダダダダダダダ

男「!?」

バン!

許嫁「」ハーッハーッ

男「ひぃ…」

許嫁「なにをしてますの?」

男「…ちょっと」

許嫁「ちょっとなんですの?」

男「ごめん」

許嫁「どうしていやがることをするんですの?」

男「いや、そういうつもりじゃ」

許嫁「変態な上に性悪とは最低ですね」

男「だって寝れないんだよ…です」

許嫁「どうして?」

男「いや許嫁が隣で寝てたら…」

許嫁「…」

男「…」

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   /  '" `i i .ノノ-' ', !  i    「  ';::::::::::::`、

許嫁「もう遅いしはやくお布団にはいりましょう。ここが寝やすいなら私もここで寝てあげます」

男「え…」

許嫁「なにをなさってるんです?はやく私の布団を持ってきてください」

男「…はいはい」ハア



許嫁「zzz」

男「解決になってねえ」



男「ちょっと寝れたな」

男「おーい、許嫁」ユサユサ

許嫁「んー、あ、おはようござ…なにを大きくしてるんですか?」

男「ちが、これは!」

許嫁「毎朝毎朝よくもまあそんなに」

男「…つーか、許嫁だってエロいじゃん」

許嫁「…………は?」

男「ずいぶん男の体にくわし……あ」

許嫁「最低ですね…」ウル

男「ちょ、ごめ…」

許嫁「フン」スタスタ

男「お、おーい許嫁?朝飯だぞー」ガチャッ

許嫁「!」ゴシゴシ

男「あ…さ、さっきはごめん。どうかしてた」

許嫁「…」プイッ

男「あの、朝飯テーブルの上に置いとくからな」

許嫁「ちょ!」

男「?」

許嫁「…ご飯は一緒に食べるって言いつけましたよね?」

男「いやなんか怒ってたし」

許嫁「言い訳ばかりですねこのデリゼロ野郎は」

男「い、一緒に食べよう許嫁!」

男「…」モグモグ

許嫁「…」モソモソ

男(気まずいんだが)

男「そいえば来週のテストどーだ?」

許嫁「食事中くらい静かに出来ませんの?」

男「すいません…」

許嫁「テスト…」ソワソワ

男「?」

~学校

男「ふー、眠い」

友「最近毎日言ってるな」

男「夜眠れねーんだよ」

友「なんだ。悩みでもあんのか」

男「そんな感じだ」

友「夜眠れなければ学校で寝ればいいじゃない」

男「バカ、授業中寝てたら学費出してくれてる親に申し訳ねえだろ」

友「せ、正論…」

男「うーし、頑張るか」

~休み時間~

友「で、出た~休み時間寝たふり奴」チョンチョン

男「zzz」グオー

友「つまんね」

許嫁「…」ジーッ

イケメン「許嫁さーん、どったん?」

CHARA「話聞いてる?wwww」

許嫁「え、ええ」

~放課後~

友「うっしゃー!終わった!男!部活行くぞオラ」

男「今日から部活停止期間だ」

友「知ってるよちくしょー!」

男「おとなしく帰って勉強しろ」

友「おい、わかってんだろうな?今回も俺に勉強教えろよ?」

男「偉そうだなおい。まあ土日な」

友「アザーーー!」

CHARA「お~~いwwwおとこ~~www」

男「おうCHARA」

CHARA「おっす~w勉強会すんの~?w」

男「うん。友と土日に」

CHARA「俺も仲間にいれてほしいんだけど~www数学まじわかんね~www」

男「いいよ別に」

CHARA「あざw」

友「お前来るとうるせえんだよな」

CHARA「ひどwww」

~帰り道~

許嫁「…」テクテク

男「…」スタスタ

男(まだおこってんのかな…怖いんだが)ハア

許嫁「なんですか?ジロジロ見て」

男「いあ、なんでもない……っす」

許嫁「ねえ」

男「は、い…」

許嫁「あなた、友君とずいぶん仲良しなのね?」

男「まあ付き合い長いし…」

許嫁「ふーん」

男(興味ねーなら聞くなよ)

許嫁「あなた、私になにか言うことないの?」

男「言うこと?」

許嫁「ぐ、具体的には何かに誘ったり…」

男「?ごめん、なんだっけ?」

許嫁「なにかあるでしょう!」ドニチトカ!

男「ひっ」ビクッ

許嫁「……あなた、その反応やめてくれる?」

男「ご、ごめん…」

許嫁「やめなさいって言ってるでしょ!」

男「お、怒るなよ…」

許嫁「あなた、なんなの?友君とか女さんとは仲良さそうにしてるのに」

男(女さんとは消しゴム拾ったときくらいしか会話してねーぞ…)

許嫁「なんで私には怯えてばかりなの?」

男「…」

許嫁「私、あなたの婚約者なのに…」

男「うん…」

許嫁「……ひどい」ウル

男「あああ泣くな泣くな!」

許嫁「泣かないわよこの変態!」ゴシゴシ

男「とりあえず家に帰って話そう、な?」

許嫁「…………仕方ないわね」ゴシゴシ

~家~

許嫁「で、なにか言うことかありますよね」

男「…………」

許嫁「…ど、土日とかに…」

男「!!あ、ああ勉強会のことか!?」

許嫁「さっきからそう言ってるでしょう」

男「(言ってねーだろ)一緒に勉強するか?」

許嫁「こほん。してあげてもいいです」

男「うし、じゃあやろうな」

許嫁「は、はい!」

男「んじゃ風呂洗ってくるわ」スタスタ

許嫁「ふふっ」ニヤニヤ

~風呂~

男「ふいー、今日は一人で入れってお達しだ」ザバー

男「ふー、一人だと気が楽だぜ」

男「許嫁と入るとほんとやばいからな…」

男「…」ムクムク

男「…た、たまには抜かないとな」シコシコ

許嫁「失礼します」ガチャッ

男「うわあああああああ!!」ザバッ

許嫁「……何事ですか?」

男「き、今日は一人で入るんじゃなかったの?」

許嫁「またそういういやなことを言って怒らせるんですか?」

男「んなことないけど…」

許嫁「まあいいですわ、失礼します」チャプ

男「ちょっと待て!!」

許嫁「うるさいですねほんと…」ザブッ

男「出るから!湯船から俺が出るから入ってくんな!」

許嫁「狭いですね…」ピトッ

男「ああああ……」

許嫁「な、なにかお尻にあたってるんですが…」

男「£▲∀■○◇※」ムクムク

許嫁「ど、どんどん大きくなってますよ…」

男「い、許嫁…ちょ…」

許嫁「手が邪魔です。私の前に回してください。触ったら怒りますよ」

男「」フヨッ

許嫁「触ったら怒りますよ!」

男「な、なにがなんだか…やわらかい…」ハアハア

男「許嫁ぇぇぇ……」ハアハアハアハア

許嫁「ちょっと…息が荒いです…」

男「ハアハア」スリスリ

許嫁「ひんっ!な、なにをなすりつけてるんで……ぴっ!?」

男「フヒヒ」サワサワ

許嫁「ちょ、キャラが壊れて……ここまでは望んでないですわ!」バシッ!!

男「ブフォ!」

許嫁「目をさましなさい」バシッ!バシッ!

男「」

許嫁「き、気絶してしまいましたね…」ハアハア

許嫁「…」

許嫁「ちょっとだけ…」コスコス

許嫁「わっ…かた…」コスコス

~男の部屋~

男「ん…?俺の部屋………?」

許嫁「ようやく目をさましましたかこの変態は」

男「え……?」

許嫁「…」

男「…」

男「夢だよな?あれは夢なんだよな。よかったあ」ホッ

許嫁「また叩かれたいんですか?」ギロ

男「………ごめん!!なんか俺!!いやとにかくごめんなさい!!」ドゲザ

許嫁「…まあ私も迂闊でしたわ。こんな変態野郎に近付くなんて」

男「そ、そうだ!お前みたいなのにあんなことされたら男ならみんなああなるわ!」

許嫁「図に乗って人のせいにするんですか」

男「ほんとうにすみませんでした」フカブカ

許嫁「今度からはああならないようにもう少し鍛練しないとですね」

男「また風呂に入ってくんの?!」

許嫁「……なにか?」

男「なんでもないっす」

許嫁「よろしい。今日のオイタを考えたら私たちの間にルールを明文化したほうがよさそうですね」

男「返す言葉もありません」

許嫁「まず一条。書記、メモりなさい」

男「sir,yes sir」

許嫁「その1、一緒にお風呂に入るときには男君から私には触らない」

許嫁「その2、昼休みも私をご飯に誘うこと」

許嫁「その3、部活が終わる時間はちゃんとメールで教えること」

許嫁「その4、私に怯えないこと」

許嫁「その5、友君と私、同じように接すること」

許嫁「その6~」ウンタラカンタラ

男(ちょっとかわいいなこいつ)

恥ずかしいです!

ハアハア

就寝時

許嫁「ねえ、男君」

男「ん?」

許嫁「私たち、いつ結婚するのかしら」

男「さあ…」

許嫁「真剣に考えてください。鳥肌がたちますけど」

男「やっぱ俺が働いてからになるのかな」

許嫁「あなたみたいな甲斐性なしが私を養えるのかしら」

男「せいぜい頑張るよ」

許嫁「結婚しないで済むかもしれませんから頑張らなくてもいいですよ」

男「けっ。さっさと寝ろ。明日は勉強会だぞ」

許嫁「命令しないでください。おやすみなさい」モゾモゾ

男「くっつくな」

せやな
落としたってください
ごめんよ

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